「第二新卒はやばい」は信じる必要ナシ|企業の本音を知って行動開始

「第二新卒はやばい」は信じる必要ナシ|企業の本音を知って行動開始

この記事に登場するアドバイザー

「第二新卒はやばい」と言われる理由を押さえてベストな選択を見極めよう!

「第二新卒はやばい」と聞いた人が抱きやすい悩み

第二新卒として転職活動をすることを考えている人から、よくこんな相談を受けます。転職はとても大きな決断。そこに「第二新卒はやばい」なんてマイナスな言葉が聞こえてこようものなら、不安な気持ちは増すばかりですよね。

結論から言えば、「第二新卒はやばい」という言葉に極度な不安を持つ必要はありません。確かに第二新卒としての就活は厳しい一面があるのも事実ですが、しっかりと対策をすれば選考を突破して希望のキャリアをつかむことはできます。

この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えつつ、企業が第二新卒の就活生に抱きがちなマイナスイメージやその払拭方法、そして第二新卒ならではの就活の進め方まで解説していきます。

もし第二新卒としての転職を選ぶのであれば、それは今後のキャリアプランにかかわる大きな選択になります。ここでしっかりと情報をチェックしておきましょう。

前提から確認! そもそも第二新卒とは?

松下 建都

MATSUSHITA KENTO

一般的に第二新卒とは「学校を卒業後、企業に入社してから1〜3年で退職をしたり、転職を考えている人」を指します。

第二新卒は新卒で入社した会社を早い段階で辞めていたり、即戦力となるようなスキルを持っている場合が少ないことから、企業に「この人は会社で十分に活躍してくれるのだろうか」という不安を抱かれやすく、新卒に比べて就職へのハードルが高い傾向があります。

一方で、若手としての成長性をアピールできるのが第二新卒の強み。それに新卒に比べれば社会人経験もあるので、その経験を通じて得た社会人の基礎知識やビジネスマナーも人によっては押し出せます。新卒と社会人経験者の両方の良い面も併せ持つのが第二新卒といえますね。

第二新卒

明確な期間などの決まりはないものの、一般的には「学校を卒業後、企業に入社してから1〜3年で退職をしたり、転職を考えている人」を指す

新卒・既卒との違い

就活をしていると、第二新卒のほかに新卒既卒といった言葉をよく目にしますよね。それぞれ意味する内容が違うので、自分の今の状況がどれに当てはまるのかをきちんと把握しておくことが大切です

新卒は一般的には「今年度中に学校を卒業する見込みで、卒業後就職予定の学生」を指します。ただ、入社後の職場内でも「今年度中に学校を卒業し新しく入社した人」を新卒と呼んでいる人も多いですね。

一方で既卒にはいつまでを既卒と呼ぶのかという明確な基準がなく、「卒業後就職しておらず一度も正社員として働いた経験がない人」を指します。ただし、いつまでも既卒として扱うのではなく、卒業後3年までと期限を設定している企業が多いです。

新卒

一般的には「今年度中に学校を卒業する見込みで、卒業後就職予定の学生」を指す。在学生だけでなく、入社後の職場内でも「今年度中に学校を卒業し新しく入社した人」を新卒と呼ぶこともある

既卒

明確な基準はないが、学校を卒業後就職しておらず、一度も正社員として働いた経験がない人を指す。一般的には卒業後3年以内を既卒として扱う場合が多い

既卒についてもっと詳しく調べておきたい場合はこちらの記事の解説が参考になりますよ。
既卒とは? 新卒との違いから既卒者が就活で成功するコツを徹底解説

既卒が実際どれくらい就職しているのか、リアルな就職実態など踏み込んだ内容までチェックしたいならこちらの記事がおすすめです。
既卒でも就職活動を成功させる方法|すべき行動がわかるロードマップ

第二新卒の割合

厚生労働省から公表されている「新規学卒者就職率と就職後3年以内離職率|厚生労働省」によると、2010年以降、毎年約3割の人が新卒で入社した企業を辞めている現状があります。

毎年一定数の新卒が辞めていく一方で、近年の少子化によって若手人材が不足していることも事実。そこで注目されているのが、新卒と同等のポテンシャルを持つ第二新卒です。最近の就活市場は第二新卒にとって追い風が吹いている状況ともいえますね。

米田 有希

YONEDA YUKI

第二新卒として転職をするなら、メリットやデメリットを把握して慎重に判断をする必要がありますが、就活市場ではこういった動きがあることはぜひ覚えておきましょう。

第二新卒の基礎知識についてもっと詳しくチェックしておきたいなら、こちらの記事も合わせて確認しておきましょう。
第二新卒とは? 対象期間と市場価値を知りベストな選択を見極めよう

焦って判断は厳禁! 第二新卒の就活実態を踏まえて行動の軸を立てよう

実態を踏まえた的確な対策をして希望をつかもう!

第二新卒の就活は新卒に比べ難しくなる傾向があるものの、「第二新卒はやばい」という言葉に極度な不安を抱く必要はありません。第二新卒としてしっかりと対策をすることで、希望のキャリアをつかむことができます

ただ、転職に向けて焦ってしまうとどうしても視野が狭くなりがちですが、「選べる道は第二新卒としての転職しかない」ということは決してありません。大切なのは情報を集めて選べる選択肢を知り、自分に合った後悔のない道を見極めることですよ。

この先の内容で、今の自分にはどんな選択肢があるのか、今後どのようにキャリアを積んでいくかを見つけるための手掛かりについて解説します。焦って決めてしまうことはせず、冷静に判断し迅速に行動していきましょう。

第二新卒の就活についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。併せて参考にしてみてくださいね。
「第二新卒はやめとけ」は無責任な意見! 軸づくりのための必須対策

第二新卒ってやばい? 今の第二新卒のリアルな実態とは

今の第二新卒のリアルな実態
本田 百合香

HONDA YURIKA

ここからは第二新卒の就活の実態や、「第二新卒やばい」と言われる具体的な理由を解説していきます。

前にも解説したとおり、対策をすれば第二新卒でも希望のキャリアをつかむことができます。しかし「やばい」と言われるのには理由があり、難しい面があるのも事実。

第二新卒としての転職を決断するまえに、まずは越えなければならない壁を事前に理解しておきましょう。

転職に対する不安が大きくてなかなか動き出せない……そんなときは、こちらの記事を参考にしてみてください。あなたの不安を解消するヒントが見つかるはずです。
転職の不安を完全解消する15の方法|漠然とした不安の正体を解明!

①新卒に比べ応募できる求人が少ない

松下 建都

MATSUSHITA KENTO

第二新卒としての転職活動を始めると、新卒時に比べて応募できる職種が少なかったり、条件が厳しく感じるときがあるのではないでしょうか。

多くの企業の人員確保は新卒採用を基準としています。新卒からある程度の人員を確保する分、中途採用は人員補充や強化のための必要最低限の募集であることが多いのです

しかし、最近は若手人材を欲している企業も多いことから、新卒や即戦力となる中途採用だけでなく、第二新卒に向けて間口を広げた募集も増えています。企業のニーズに応じた第二新卒向けの求人サイトもありますよ。

こういった状況だからこそ、第二新卒ならではの強みを活かせば希望のキャリアは必ず掴めます。詳しくはこの先の内容で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

②新卒時の就活に比べ選考突破が難しい

中途採用枠ではスキルのある即戦力な人がもとめられがち。第二新卒として転職活動をしている時点ではまだそれが備わっていないケースが多く、集まった求職者の中に経験者がいれば、そちらを採用したいと思う企業も多いでしょう。

米田 有希

YONEDA YUKI

新卒枠でエントリーができたとしても、比較されるのは新卒の就活生。新卒採用を優先する企業も多いことから、応募はできても勝ち抜くことの難易度は高くなるわけです。

では第二新卒は圧倒的に不利なのかといえば、そういうわけでもありません。第二新卒には第二新卒ならではの良さがあるので、そこをしっかりと押し出せるよう対策をすることが重要ですよ

③新卒入社にこだわりのある企業もある

本田 百合香

HONDA YURIKA

「就業経験がなく社風を受け入れやすい」「一斉に教育ができる」などのメリットから、多くの企業は新卒採用をメインに人員を確保しています。

「新卒であるか」が重視されやすいという事実は確かにあります。企業からすれば、それだけ新卒を採用するメリットは大きいのです。

とはいえ、新卒には新卒のアピールポイントがあるように、第二新卒には第二新卒のアピールポイントがあります。第二新卒であるあなたを必要としている企業にしっかりと魅力をアピールできれば、希望のキャリアはつかめますよ。

④転職前よりも条件が下がる可能性がある

松下 建都

MATSUSHITA KENTO

第二新卒として転職をすることで給料が下がってしまったり、大手企業への入社は難しくなる場合があります。

前の職場では評価されて昇給していたとしても、勤続年数の少ない第二新卒は新卒と同等に扱われる傾向にあり、転職後に給料が下がってしまう可能性があります

また、初任給の高い大手企業は新卒スキルのある経験者を採用することが多く、第二新卒としては狭き門となります。

しかし大手企業では第二新卒の採用実績はゼロなのかというと、決してそういうわけではありません。転職をするならしっかりと対策をしたうえでチャレンジしてみるのもおすすめですよ。

こうした実態があるからこそ、「第二新卒はやめとけ」と言われることもあるかもしれません。ではどうすればいいのか? 具体的な対策についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、合わせて確認しておくのがおすすめです。
「第二新卒はやめとけ」は無責任な意見! 軸づくりのための必須対策

企業の本音をチェック! 企業が抱きがちな第二新卒への印象

企業が抱きがちな第二新卒への印象
米田 有希

YONEDA YUKI

第二新卒に対して企業が抱く印象は、やはり新卒とは違います。第二新卒として転職対策をするなら、まず企業が第二新卒にどんな先入観を持っているのかを知っておきましょう。

企業が第二新卒に抱く印象を知っておくことで、どんな対策をするべきか方向性が見えてきます。ここからは企業が第二新卒に対して持っているマイナスイメージと、それを払拭するためのポイントを解説していきます。内定を勝ち取るために、ここは確実に対策をしましょう。

①「すぐに辞めてしまいそう」

●長期的なキャリアビジョンを伝えよう!

第二新卒として転職するために、前の会社を入社後短期間で辞めている場合、「会社を辞めることに対するハードルが低いのでは?」と考えてしまう企業もあるでしょう。企業側も少なくないコストを採用活動にかけているので、長く活躍してくれる人を雇いたいのが本音なのです。

そんなマイナスイメージを払拭するために、この先長く働いていく意思があること、将来の具体的なキャリアビジョンがあることを伝えましょう

志望企業で活躍している自分の姿を共有することで、そこで働いていく覚悟や熱意が伝わりますよ。

キャリアビジョンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。
キャリアビジョンとは? 10例文つきで解説する作成の極意!

②「前職と同じ理由で辞めてしまうかも」

●退職理由と志望理由は明確に伝えよう!

前の仕事を辞めた理由や目的がはっきりしていないと、企業は「うちの会社もまた同じような理由で辞めてしまうのでは」と不安になってしまいます。この不安を解消するには、前の仕事を辞めた理由と、志望企業では前職で感じていた不満をしっかりと解消したうえで働けることを伝えましょう

「この企業でなら自分の目的を叶えられる!」と感じた理由をふまえて伝えることで、より説得力のある退職理由にすることができます。面接官にも好印象を残しやすくなるので、退職理由志望理由は明確にしておきましょう。

③「働くことへの意欲が低そう」

●自ら課題を見つけて解決の努力をしたエピソードを伝えよう!

前の仕事を早いうちに辞めてしまうということは、働くことへの意欲がなく、嫌なことがあればすぐに辞めてしまうような人なのでは? と思われてしまう可能性があります。

意欲がなければ本人の成長にはつながりませんし、生産性も下がってしまうかもしれません。企業としては、そんな人をわざわざ採用しようとは思いませんよね。

そんな企業の懸念を払拭するには、前の職場で自ら課題を見つけ、解決をするための努力をしたというエピソードを伝えるのが良いですよ。エピソードは些細なものであったり、失敗談でも構いません。そのときに発揮した行動力や課題発見力、どんな学びを得たのかを具体的に伝えましょう。

Adviser Comment アドバイザーからのコメント

米田 有希

YONEDA YUKI 米田 有希

第二新卒が抱かれやすい不安を理解したうえで対策をすることが大切!

第二新卒として就活をする以上は、まず日本の企業自体が新卒採用に重きを置いている傾向があるため、どうしても不利になりがちな事実があることは要チェック。また、前職を早いうちに退職した経歴から、今後も早期退職の可能性が0とは言えない人に重要な仕事を任せて良いのか? といった不安を抱かれる可能性があることも忘れてはいけません。

ただし、近年はその傾向も薄れつつあります。特に働き方の多様化や終身雇用制度の崩壊などの影響で、企業側も第二新卒に対して悪いイメージは持っていない可能性があります。

また、採用・教育するには思った以上にコストがかかるものです。社会人経験があればそのコストを軽くできるので、第二新卒を積極採用したいと考える企業も中にはあるでしょう。

悪い面だけじゃない! 企業が第二新卒を採用する4つの大きなメリット

企業が第二新卒を採用する4つのメリット

第二新卒には不利なことが多いように見えますが、実は企業側としても第二新卒を採用するメリットはあります。また、一見マイナスに思える要素も、アピールの仕方を工夫すればプラスに印象付けることができるので、対策次第で十分選考突破は狙えるのです。

ここからは、企業が第二新卒を採用するメリットについて解説していきます。内容をしっかりと把握し、第二新卒であることの強みを押し出した対策を進めていきましょう。

①将来性を期待できる

本田 百合香

HONDA YURIKA

第二新卒を採用する企業においては、スキルや経験でなくその人の人柄や素養などの潜在能力に期待して採用をする「ポテンシャル採用」を実施しているケースが多いです。

新卒ではないもののまだ社会経験の少ない第二新卒は、これまでの経験よりも将来性を期待して採用される場合が多くあります

他の企業のカラーに染まっていないからこその企業文化の受け入れやすさや、それによる育成のしやすさは、企業にとっては魅力的な要素なのです。

ポテンシャル採用

スキルや経験ではなく、人柄や素養などの潜在能力を重視した採用方法

②教育コストが削減できる

第二新卒は若手であっても就業経験があるため、名刺交換の方法や言葉遣い、個人情報の扱い方など、社会人としての基礎教育は一通り身に付いている場合が多く、企業目線でいえば教育コストを削減できます

松下 建都

MATSUSHITA KENTO

即戦力ではなくとも実践的な業務を早いうちから教えることができるので、企業としても大きなメリットになるのです。

③マッチ度の高い人材の確保ができる

米田 有希

YONEDA YUKI

第二新卒は一度入社した企業を辞める選択をした経験があるからこそ、自分にとって大切なものが新卒に比べ明確になっている可能性が高いのです。

第二新卒の中には、新卒でほかの企業に入社したものの、マッチ度が低く転職の選択をした若手もいます。そういった人はしっかりと転職の軸を持っている場合が多いので、採用する企業としてもよりマッチ度の高い人材を見極めやすくなります

また、自分にとってマッチ度の高い企業とわかっていれば、それだけ入社に対する熱も上がるもの。熱意のある若手は入社後の成長も期待できるので、企業としては採用のメリットが大きいといえますね。

④入社時期が柔軟に調整できる

本田 百合香

HONDA YURIKA

新卒は「卒業してから入社」と入社時期が決まっているため、人手が欲しいので来月から働いてほしい、ということはできません。ただ第二新卒は入社までの期間が短いので、双方の都合の良いタイミングで入社してもらうことができるのです。

中途採用をする企業は人員補充や強化の目的である場合も多いので、内定から入社までの期間はあまり長くない方が良いでしょう。そんなとき、第二新卒は新卒と同等なポテンシャルを持ちながら通年採用ができる人材のため、企業にとっても採用メリットがあるのです

Adviser Comment アドバイザーからのコメント

本田 百合香

HONDA YURIKA 本田 百合香

内定後のスケジュールもしっかり管理しよう!

法律上では退職を申し出るのは二週間前で良いとされていますが、在職しながらの転職となる場合、たとえ若手であったとしても引き継ぎ業務や取引先との挨拶など、社会人として最低限のマナーを守る必要があります。

そのため、まず転職先がいつからきて欲しいのか? いつまで待てるのかを確認しましょう。また、現在の職場が繁忙期なのか、閑散期なのかを事前に把握しておくことでスムーズな転職も可能です。

トラブルなく円満に退社するためにも、退職に向けての準備には先んじて着手しておくことが大切です。

今本当に転職する? 迷ったときは4つの「Q」で考えよう!

転職のタイミングを見極める4つのQ

前の内容で解説したとおり、第二新卒としての転職には良い面もあれば悪い面もあります。中には「転職したいけど、今するべきなのかな」と不安に思っている人もいるかもしれませんね。

転職のタイミングに迷ったときは、自分の中にしっかりとした「転職の軸」があるかどうかで決めてみましょう。

ここからは、転職の軸が立てられているかが簡単にわかる4つの質問を用意しました。今が転職のタイミングか悩んでいる人は、流れに沿ってチェックしていきながら、今が転職のタイミングなのか確認していきしょう。

Q1.退職したい理由をはっきり説明できる?

転職活動において一番重要なのが、退職の理由です。これが自分でもはっきりしていないと、転職をするとしても次はどんな企業を選べば良いのかがわからなくなってしまい、ミスマッチの原因になってしまう可能性があります

また、退職をしたい理由がはっきりと説明できない場合、本当はそこまで退職を必要としていない可能性もあります。なぜ今の職場を離れたいと思うのか、しっかり自分と向き合って考えてみてください。

退職理由の例

  • 職場の個人主義な雰囲気が自分に合わない
  • 残業が多すぎてプライベートの時間を確保できない

Q2.転職した結果どんな自分になってるかイメージできる?

「退職したい理由は完璧!」という場合、次に確認したいのは転職をした結果です。転職先で自分はどんなふうに働いているのか、これまでの職場で働き続けた自分と違った自分をイメージできるでしょうか

鮮明なイメージが持てなかったり、これまでの自分とそんなに変わらないときは、転職に踏み切る前に「転職をしてどんなふうになりたいのか」「今と何を変えたいのか」をもう一度ゆっくりと考えてみてくださいね。

自分の将来像の例

  • メリハリのある働き方をして仕事もプライベートも充実している
  • 大きな裁量のある環境で積極的に発信し自分のアイディアを形にする

Q3.「なりたい自分」になれる環境を説明できる?

「転職後の自分がイメージできた!」というときは、次にその自分になるにはどんな環境が必要なのかを考えてみましょう。これを説明できれば、次に選ぶべき企業像がはっきりとしてきます

業務内容や職場環境、チームで協力するのか個人で業績を積み上げていくのかなど、小さなことでも構わないので具体的にイメージしてみましょう。

「なりたい自分」になれる環境の例

  • 部署内はもちろん他部署とも連携して会社全体で協力して目標達成できる環境
  • 一人黙々と仕事ができ自分の成果と向き合いながら成長していける環境

Q4.今の職場ではその環境を実現するのは無理?

「なりたい自分に近づける環境も具体的にイメージできた!」と思えたなら、最後にその環境を実現するのは今の会社では無理なのか、改めて考えてみてください。

転職したいと思う理由は人間関係や業務内容などさまざまあるでしょうが、中には上司への相談、部署の異動などで解決できることもあります。どうしても今の職場では叶えられないという場合は、今が転職に踏み切るタイミングとして思い切って決断するのも良いかもしれませんね

今の職場で実現可能な環境かどうかの考え方

  • 部署異動をして仕事内容が変われば不満が解決されるかも
  • そもそも企業の風土が合わないので今の職場での実現はできないな

転職は大きな決断になるからこそ、ベストなタイミングを見極めたいものですよね。こちらの記事では転職のタイミングを計る方法をじっくり解説しているので、ぜひチェックしておきましょう。
転職のベストタイミングを選ぶための3要素とは? 避ける時期も紹介

転職するならまずは4ステップ自己分析で行動の「軸」を定めよう

行動の「軸」を定める自己分析4ステップ

転職をすると決意したなら、まずすべきなのが自己分析。ここで改めて自分が転職する意味を考え、次に選ぶべき企業がどんな場所なのかを明らかにすると、行動の軸も立てやすくなります。

松下 建都

MATSUSHITA KENTO

新卒のときに自己分析をして、就活の軸を作った人もいますよね。そこで考えてみてほしいのは、「今でも同じ軸を持ち続けているのかどうか」です。

実際に仕事をしているうちに、意外なことを楽しいと感じられたり、新しい自分を見つけたなんてことはありませんでしたか? 新卒のときから価値観が変わっていないか、この機会にゆっくりと自分の内面を見つめてください。

第二新卒としての転職のカギは、いかに自分の経験や感じたことを深く掘り下げられるかにありますよ。

①今抱えている問題を洗い出し退職理由を整理する

まず、今の職場での悩みや、転職したいと感じる瞬間はいつなのか、それは今の職場ではどうしても解決できないことなのかを考えてみましょう。これは上の4つのQでも見つけられるので、ぜひ活用してみてください。

転職を迷う人が抱えがちな問題の具体例

  • 残業が多い
  • 今の仕事にやりがいを感じられない
  • 仕事を長く続けていく未来が見えない

②仕事をするうえで大切だと思うことを3つ書き出す

次に、退職理由をもとに仕事をするうえで大切にしたいことを考えてみましょう。やりがい、職場環境、待遇など、人によって大切なものはさまざまですよね。

3つ書き出したら、優先順位を決めましょう。この段階でしっかりと考えておくことで、企業選びの基準が明確になります転職の軸と言える大切な部分なので、面接で聞かれてもはっきりと答えられるようにしておきましょうね。

仕事をするうえで大切にしていることの具体例

  • プライベートを充実させたい
  • 好きなことを仕事にしたい
  • 人と接する仕事がしたい

③今自分が持っている強みや身についたスキルを書き出す

今自分にアピールできる強みやスキルがないかどうかも、しっかりと確認しておきましょう。また、問題を解決したなどの成功体験も面接のときのアピールポイントになります。

スキルといっても、難しく考える必要はありません。仕事を通してできるようになったことや、得意になったことであればそれはあなたの強みになります。

強みやスキルの具体例

  • コミュニケーション能力が上がった
  • 情報を早く、わかりやすく伝えるスキルが身についた
  • 課題を見つけることが得意になった

④強みを活かし志望企業でどう活躍したいか考える

自分の強みが見つかったら、次にそれを活かしてどんなふうに働きたいかを考えてみましょう。転職の軸に絡めながら、自分が入社後働いている姿を想像してみると言葉にしやすくなりますよ。

これは志望動機や長期的なキャリアビジョンを伝えるときにも大切な要素になるので、しっかりとイメージを固めておいてくださいね

強みを活かした入社後イメージの具体例

  • コミュニケーション能力を活かして誰よりもお客様に寄り添う接客のプロになりたい
  • 情報伝達スキルを活かして仲間と密な連携を取りながら働きたい
  • 課題発見力を活かし顧客の悩みを的確に解決できるエンジニアとして働きたい

Adviser Comment アドバイザーからのコメント

松下 建都

MATSUSHITA KENTO 松下 建都

志望企業での活躍イメージは見える化して膨らませるのがコツ

具体的にその企業でどう活躍したいのか、自分の強みをどうすれば活かせるのかをイメージできないときは、頭に浮かんだ言葉を整理しましょう。紙に書いたり、マインドマップを使うのがおすすめです。そうすることで、あなたの強みや弱みを言葉にできるようになります。

次に、それを志望企業の特徴に当てはめていきましょう。そうすると、その企業が本当に自分にとって強みを活かせる企業なのか? 活かせるのなら何をアピールとして使えるのかを整理できます。そこから掘り下げて、少しずつイメージを膨らませていきましょう。

第二新卒の面接は企業の懸念解消が超重要! 回答のコツを押さえよう

企業の懸念を解消する3つのコツ
米田 有希

YONEDA YUKI

第二新卒としての就活は新卒に比べ難易度が高い傾向にある分、面接官に好印象を持ってもらえるようなコツを押さえた対策をすることが重要です。

ここからは、面接の場で実際に使える好印象を残すためのテクニックを解説していきます。ほんの少しの工夫で印象がグンと良くなるので、短い面接の時間を最大限に有効活用できるよう、ここでしっかり対策をしておきましょう。

①意欲の高さを押し出し企業ニーズに刺さるアピールをする

本田 百合香

HONDA YURIKA

前の内容でも解説したとおり、第二新卒としての採用は企業側も「ポテンシャル採用」を前提にしている場合があります。大切なのは、意欲をアピールすることですよ。

まだ社会人経験の浅い第二新卒に企業が期待するのは、コミュニケーション能力や一緒に働きたいと思える人柄かどうかなどのポテンシャルである場合あります

そのため、第一印象は意欲の高さを前面に押し出すことを意識しましょう。笑顔や聞き取りやすい声量、しっかりと面接官の目を見て話すなど、基本的なことがとても大切ですよ。

②退職理由をポジティブかつ具体的に伝える

松下 建都

MATSUSHITA KENTO

退職理由が人間関係や待遇の悪さなどネガティブな場合は、ポジティブに言い換えましょう。ほんの少し表現を変えるだけで、面接官にプラスな印象を残すことができますよ。

もし自分にまったく落ち度のない退職理由だったとしても、「ここが悪かったから辞めた」のようなマイナスな言葉のまま伝えてしまうと、面接官は「協調性がないのでは?」「職場に多くを求めすぎているのでは?」と不安になってしまいます。

退職理由は、どうしてもネガティブになりがち。だからこそ、それを前向きにとらえて自分の成長につなげようとする姿勢をアピールできれば、面接官にもプラスなイメージを残すことができますよ

退職理由のポジティブ変換

  • 「給料が低い」→仕事の成果が待遇面に配偶される環境で、モチベーションを高く持ちながら仕事がしたい
  • 「人間関係がうまくいかない」→コミュニケーションを取りながらスキルを共有できる環境で働きたい
  • 「労働時間が長い」→効率を重視したメリハリのある環境で働きたい

③入社後に「なりたい自分」を伝える

米田 有希

YONEDA YUKI

入社後にどんなふうに働きたいか、どんな自分になりたいかを伝えて、面接官とそのイメージを共有しましょう。

第二新卒としての就活成功のカギは、企業が抱えている不安を解消すること。そのためにも入社後どんな自分になりたいのかを具体的に伝えて、「入社後のことまでしっかり考えている」とアピールしましょう。

また、どんなふうに働いていきたいかを伝えることで、あなたが入社後に活躍する姿を面接官もイメージしやすくなります。

「確かにこの人ならうちの会社にしっかりと貢献してくれそうだな」と思ってもらうためにも、なりたい自分の姿を共有するのは大切ですよ。

Adviser Comment アドバイザーからのコメント

米田 有希

YONEDA YUKI 米田 有希

企業都合での退職の場合はありのままの事実を伝えよう!

退職理由が自分ではなく企業側にある場合は、無理に理由をこじつけたりポジティブに言い換える必要はありません。

ただし前の企業に対し直接的な批判をすると、あなた自身のイメージがマイナスになってしまいかねません。あくまで事実だけを伝え、そのうえで志望理由や今後どう活躍していきたいのかなど、入社後のビジョンと明確な目標があることを伝えましょう。

面接官も入社後のあなたの活躍ぶりがイメージでき、採用に前向きになってくれる可能性が上がりますよ。

探し方の手段を増やそう! 第二新卒向けの求人を探す3つの方法

第二新卒向けの求人を探す方法
本田 百合香

HONDA YURIKA

第二新卒として就活をするなら、新卒時とはまた違った求人の探し方を理解しておくことが大切です。

第二新卒向けの求人は新卒に比べて少ない傾向にあったり、見つけられたとしても即戦力な人材を求めるレベルの高い中途採用枠であったりと、第二新卒としての就活は新卒時よりも企業選びに時間がかかるケースが多いです。

そういった背景ががあるからこそ、事前に第二新卒向けの求人の探し方をチェックしておくことが大切。ここからは具体的な求人の探し方を3つ解説していくので、うまく活用して自分にぴったりの企業を見つけてくださいね。

①求人サイトで「第二新卒歓迎」で絞って検索する

求人サイトを使うメリット

  • たくさんの求人の中から比較検討できる
  • いつでも気軽に求人を探すことができる
松下 建都

MATSUSHITA KENTO

求人サイトで「第二新卒歓迎」で検索したり、転職専用の求人サイトを使うことで、自分の希望に合った企業を探しやすくなります。

特に第二新卒歓迎の企業はポテンシャル採用を前提としていたり、入社後の教育体制が整っている場合が多いので、未経験の業界や職種へのチャレンジがしやすい企業を見つけやすいでしょう

複数の求人の中から比較検討しながら探しやすいのも魅力の1つなので、まずは求人サイトでどんな募集があるのかを見てみるのも良いですよ。

キャリアチェンジを目指し未経験の職種に挑戦するなら、こちらの記事も合わせて参考にしてみてください。
キャリアチェンジ成功の手引き|基礎知識から選考対策まで一挙公開!

②友人や知人に紹介してもらう

リファラル採用のメリット

  • 自社で働いている社員からの紹介なので企業からの信頼を得やすい
  • 実際にそこで働いている知人を通して事前に企業の雰囲気や企業が求める人物像をリサーチできる
米田 有希

YONEDA YUKI

周りの友人や知人に自分が働いている企業を紹介してもらう「リファラル採用」も選択肢の1つです。

リファラル採用とは、企業に勤めている社員に知人を紹介してもらい採用する制度です。通常の選考よりも企業からの信頼が得やすかったり、そこで実際に働いている知人からの紹介なので、企業の雰囲気を知りやすい、企業が求めている人物像を知りやすいなどのメリットがありますよ

Adviser Comment アドバイザーからのコメント

本田 百合香

HONDA YURIKA 本田 百合香

リファラル採用であっても判断は慎重に

リファラル採用の注意点として、第一にあなたが働きたいと思える企業か? そこで自分のスキルを活かせるのか?  この2つについてよく考えて決断をしましょう。

また、友人や知人からの紹介とはいえ、会社が欲している人物像とマッチしていなければ不採用の可能性も考えられます。

仮に採用されてもミスマッチがあれば双方にとってデメリットになってしまいます。早期退職など紹介者に迷惑をかける事態につながる可能性があるので、判断は慎重にしましょう。

③就職エージェントに相談する

就職エージェントサービスを利用するメリット

  • 非公開求人を紹介してもらえる場合がある
  • 求人紹介から選考対策まで一対一でサポートしてもらえる
本田 百合香

HONDA YURIKA

第二新卒として転職をする場合、就職エージェントサービスに登録して相談をするのも良いでしょう。自分に合った求人の紹介から選考対策まで、充実したサポートを受けられますよ。

就職エージェントに相談することで、自己分析や企業研究、面接対策などに一対一でサポートをしてもらうことができます。また、求人サイトには載っていない非公開求人を紹介してもらえる場合もありますよ。

求人を探す手段としては「ハローワークに相談する」というのも効果的な手段です。ハローワークで受けられるサービスや上手な活用方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ハローワークとは? 使い方や就活に役立つ8つのサービスを徹底解説

選択肢は転職だけじゃない! 今すぐできる4つのこと

松下 建都

MATSUSHITA KENTO

この記事を見ている人の中には、転職をしない決断をした人もいるかもしれません。職場を変えなくても、環境や仕事内容を変える方法はほかにもあります。

これまで職場で積み上げたキャリアやコミュニティがあるなど、転職が一番良い方法とは言えない場合もあるかもしれません。ここからは、転職をしない決断をした人が今の職場でもできることを紹介していきます。今の自分にどんな選択肢があるのか、ここで改めて確認してみてください。

①上司に悩みを打ち明ける

職場での悩みを解決する手段として、可能であればまずは上司に相談してみるのも良いでしょう。解決に向けて力を貸してくれたり、解決への糸口を一緒に考えてくれるかもしれません。

米田 有希

YONEDA YUKI

自分の悩みを口に出して伝えることで考えが整理され、状況を冷静に判断できるようになることもありますよ。

こんな状況ならこの方法がおすすめ!

  • 上司との距離感が比較的近く相談しやすい環境にあるとき
  • まず何をすれば良いのかがわからず転職しか考えられないとき

②職場内異動を願い出る

転職を考える理由が業務内容にあるときは、異動をすることで解決できる可能性があります。異動ができるとしてもそれが実現するまでには時間がかかることもありますが、転職がベストな選択肢でない場合は検討してみても良いでしょう。

本田 百合香

HONDA YURIKA

異動をすることで周囲の環境も一新されます。人間関係での悩みがある場合も、異動で解決できる可能性がありますよ。

こんな状況ならこの方法がおすすめ!

  • 同じ職場の他部署に自分の希望が叶えられそうなところがある
  • 主に人間関係や業務内容などに悩んでおり会社自体に大きな不満はない

③今の職場でスキルを身につけてから即戦力採用を狙う

同じ業界や職種でのスキルアップを理由に転職を考えている場合は、第二新卒の段階で転職するのも良いですが、今の職場で即戦力となるスキルを身につけておくのも選択肢の1つです

中途採用に求められやすいのは、やはりスキルや経験。それをしっかりと身につけてから転職に挑めば、入社後に即戦力として活躍できます。未経験職種にチャレンジするよりも選択肢が広がり、よりあなたの希望を叶えやすくもなりますよ。

松下 建都

MATSUSHITA KENTO

今の職場でこれ以上専門性を高める道はないか、業績を残す機会やキャリアアップできる可能性はないかを探してみるのも良いですよ。

こんな状況ならこの方法がおすすめ!

  • 転職が現実的じゃない
  • 今の会社で転職先に活かせるような実践的なスキルを積める可能性がある

④副業で好きなことを仕事にする

他にやりたい仕事がある場合は、副業をしてみるのも良いでしょう。仕事量や時間を好きなように調整できるので、挑戦しやすいのではないでしょうか。すでに実践的なスキルが身についている場合は、転職をして企業で一から始めるよりも希望を叶えやすい場合もあります。

米田 有希

YONEDA YUKI

副業のメリットには、収入が増やせる点も挙げられます。軌道に乗ればまた新しい道が見えてくる可能性もあるので、希望のキャリアを実現しやすいかもしれません。

こんな状況ならこの方法がおすすめ!

  • 今からでも仕事を受注できそうな実践的なスキルを持っている
  • 仕事は変えたいけど収入が下がるのに不安がある
  • 自分の好きなことを本業としてやっていけるのか試してみたい

第二新卒はやばくない! 選択肢を知って理想の自分へ向けて前進しよう

第二新卒の実態や就活対策、今転職するべきかを見極める方法など、第二新卒としての転職を考えるときに押さえておきたいポイントを解説してきました。皆さんも、少しずつ自分の希望を叶える道が見えてきたのではないでしょうか。

第二新卒は確かに新卒のころに比べて厳しい面もあります。しかし、「第二新卒はやばい」という言葉を真に受ける程険しい道ではありません。しっかりと対策をすることで、希望のキャリアをつかむことができます。

ただ、選択肢は決して1つではありません。ここで一度冷静に、自分の希望を叶える方法は転職しかないのか考えてみてください。まずは、目の前にある選択肢を知ることから始めてみましょう。

記事の編集責任者
今井 祐大セカンドエージェントG マネージャー

2018年にポートに新卒入社し、新卒紹介事業のリクルーティングアドバイザーを1年経験。その後、事業譲渡を受けたネットワークエンジニアITスクールなどを展開する「ネットビジョンアカデミー」のPMIに就任。2021年2月に新しくリリースされた既卒・第二新卒向け人材紹介サービスの事業責任者に就任し、現職 メッセージを読む

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