インターンの成功は事前の準備で決まる! 充実させるコツを徹底解説

この記事のアドバイザー

  • 北浦 ひより

    大学時代は、サッカー部のマネージャーとして選手のサポートに取り組む。選手に加えて、監督やコ… 続きを読む

  • 加藤 大智

    大学時代は、特別支援学校・小学校でイベントの企画・運営をするボランティアに注力。教職課程を… 続きを読む

  • 塩田 健斗

    大学卒業後、ポートに新卒入社。メディア広告の営業とマーケティング職としてファーストキャリア… 続きを読む

コラムの目次

  1. インターンは準備次第で得られる学びが変わる
  2. 必要な準備は3段階に分けて考えるとわかりやすい
  3. ①インターンにエントリーする前の準備
  4. 企業研究をする
  5. 志望動機を作成する
  6. 参加目的を考える
  7. プログラムやインターンの形式を確認する
  8. 就活用のメールアドレスを作る
  9. ②インターンへの参加が決まったらする準備
  10. 自己紹介を作る
  11. 複数の質問を考える
  12. オンラインの場合:通信環境を整える
  13. ③インターン前日までにする準備
  14. 持ち物を確認する
  15. 企業の場所とアクセスを確認する
  16. インターンの充実には参加目的が欠かせない! よくある4つの目的
  17. ①本選考を有利に進めるため
  18. ②企業への理解を深めるため
  19. ③自分の適性を知るため
  20. ④就活本格化前の肩慣らしにするため
  21. インターンの事前準備についてよくある質問に回答!
  22. 事前の準備を怠らずに実りあるインターンにしよう

インターンは準備次第で得られる学びが変わる

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。大学4年生になって就活が本格化する前に、インターンシップに行っておこうと考える学生は多いですよね。そのような学生から

「インターンに向けて、どんな準備をしたらいいですか?」
「いつまでに準備をしておけばいいのかわかりません。」

という相談を受けることが増えてきました。インターンを充実したものにするには、事前の準備をしっかりしておくことが欠かせません。準備を疎かにしてしまうと、良い学びが得られないままインターンが終わってしまうことも。

とはいえ、初めてインターンに参加する学生は特に、どんな準備をすればいいのかわからない人もいますよね。この記事では、インターンで絶対に必要なものからやっておくと役立つ準備まで、インターンまでの期間を段階ごとに分けて詳しく解説していきます。

これを読めば余裕をもってインターンに参加できるようになること間違いなしです。ぜひ参考にしてみてください。

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必要な準備は3段階に分けて考えるとわかりやすい

一口にインターンの準備と言ってもさまざまな準備があるので、どれをいつまでに準備したらいいのかわからなくなりますよね。インターン当日までにしておく準備は「エントリーする前」「参加が決まってから」「インターン前日まで」の3段階に分けて考えると、段階に応じた適切な準備ができるようになります。

一度に慌てて準備するのではなく、自分が今どの段階にいるのかを確認して、それに合わせた準備をしていきましょう。

①インターンにエントリーする前の準備

まずはインターンにエントリーする前の準備から確認していきましょう。インターンの種類によっては、エントリーするだけで参加が確定するものもあれば、エントリー後に選考があり、通過しなければ参加できないものもあります。

選考があるインターンでは、ここの段階の準備をきちんとしておかなければ、「選考を通過できず参加すらできない」といったことも充分考えられます。そのようなことを避けるためにも、一つずつ詳しく確認していきましょう。

インターンの面接についてはこちらを参考にしてみましょう。

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企業研究をする

まずは事前にインターンを開催する企業の情報を前もって調べておきましょう。主に見ておきたい項目はこちらです。

企業研究で見ておきたい項目
  • 事業内容
  • 経営方針
  • 業界知識

会社のホームページ(HP)やパンフレットにもよく書いてあるものばかりです。少し調べれば誰でも知ることができる分、これらを知っておかなければ、「本当にうちに興味があるのかな」と疑問に思われてしまうかもしれません

また、インターンによってはその業界の知識が必要になる場合もよくあります。事前に業界用語なども頭に入れておくと良いですね。

また、企業によっては、公言されてはいないものの実質インターンが就活の0次選考という位置づけになっている場合もあります。その場合は、志望動機や自己PRで入社への熱意や意欲をより強く示す必要があるので、企業研究をさらに踏み込んでおこなわなければなりません。ではさらにどこを調べるといいのか、併せてお伝えしますね。

求める人物像を調べる

まずは企業の求める人物像を調べておきましょう。求める人物像がわかれば、それに沿った自己PRをすることができます。たとえば行動力やチャレンジ精神などが求められている企業に対して「堅実さが強みです」とアピールするのでは、企業に自分を魅力的に感じてもらうことは難しいですよね。

求める人物像は企業の採用サイトなどで知ることができます。もし見つからないときは、企業理念や経営方針などから想像してみると良いでしょう。たとえば「革新」「成長」などの言葉を理念に入れている企業は、常に新しいことに挑戦し続ける人を求めているのではないかと考えることができますね。

社風や企業の雰囲気も調べる

社風や企業の雰囲気は企業の内部で形成されるものなので、事前に掴んでおくのは少し難しく感じる人もいるかもしれませんね。しかし、企業理念などからある程度想像したり、口コミで調べるなどしてある程度の社風や雰囲気をつかんでおくことをおすすめします。

たとえば「人々の生活によろこびを」を理念として掲げている会社があったとします。ここから、「ホスピタリティにあふれる人たちが多くいる」「おだやかな環境」「前向きな明るい環境」などが想像できるのではないでしょうか。

社風が理解できれば、自分は企業にマッチした人柄であるというアピールができますし、企業選びにも役立ちます。社風や雰囲気は、その企業が自分と合っているかを判断するための指標の一つになるからです。そのためにもぜひ事前に把握しておきましょう。

社風についてはこちらの記事で理解を深めましょう。

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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

志望動機を作成する

インターンの選考では、就活と同じく志望動機も必ず聞かれます。選考突破のためにしっかりと練り込んでおきましょう。ここで押さえておきたいのは、インターンの志望動機では「その企業を志望している理由」よりも「目的意識や参加意欲」が求められることが多いということ

就活がまだ本格化していない時期ですし、インターンの時点では「その企業に就職したい」とまでは考えていない人がほとんどでしょう。企業もそのあたりはわかっているので「そのインターンに参加する理由」を重要視する傾向があります。

インターンの志望動機の作り方については、こちらの記事で一から詳しく解説してあります。この記事を読みながら、志望動機を準備してみてください。

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履歴書の提出を求められる場合もありますよ。こちらの記事ではインターンで提出する履歴書の書き方について詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。

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面接でされがちな質問の回答も考える

志望動機と同じように、インターンの選考でも、自己PRやガクチカなどを問われることが多くあります。志望動機を考えるときに、併せてこちらも考えておくようにしましょう。

面接でされがちな質問
  • このインターンを志望した理由を教えてください。
  • 自己PRをしてください。
  • 学生時代に力を入れたことは何ですか?
  • アルバイトやゼミで取り組んでいることは何ですか?

学生の中には「自己PRやガクチカなんて作ったことがない……」という人も多くいますよね。そんな人はまず自己分析から始めてみましょう。自分の過去の経験を振り返って、得意なことや苦手なことなどを把握しましょう。得意なことが自分の強みになります。さらに、どのような場面で強みが発揮できたのか、企業でどう活かせそうかをまとめることで、大まかな自己PRが完成しますよ。

自己分析をするにはこちらの記事を読んでみてください。過去の経験を振り返る方法をいくつか紹介しています。

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得意なことの見つけ方はこちらの記事でも紹介していますよ。

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自分の強みがわかったら、次はこちらの記事を参考にしながらインターン用の自己PRを作ってみましょう。

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証明写真も忘れずに!

インターンでも履歴書やエントリーシート(ES)には自分の顔写真が必要になる場合がほとんどです。エントリー締め切り直前に慌てないように、早いうちに用意しておきましょう。

写真を撮るときは、証明写真ボックスではなく、写真館やスタジオで撮ってもらうことをおすすめします。特に就活生の証明写真を撮り慣れているようなスタジオだと、就活用のメイクを教えてくれたり、髪型にアドバイスをくれたりするところもあります。

そのため就活生用のプランがあるお店を選ぶと良いですね。最近は就活サイトやインターネットで応募することもよくあるので、撮影後は写真のデータも忘れずにもらうようにしましょう。

証明写真を撮るときにおすすめの髪型についてはこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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撮った写真はデータ化して保存しておくと、就活本番にも使えて便利ですよ。

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参加目的を考える

インターンに参加する際は参加目的をしっかりと持つことがもっとも重要になります。先ほどもお伝えした通り、企業は学生の「目的意識や参加意欲」を重要視しているからです。選考通過のためだけではなく、就活に向けてインターンを有意義なものにするためにも参加目的を持つことは欠かせません。

とはいえ、どんな目的を持てばいいのか、具体的に考えられないという人もいますよね。そんな人は、このあとで目的の立て方について詳しく説明してありますので、そちらを読んでみてください。

プログラムやインターンの形式を確認する

企業によっておこなうインターンの形式はさまざま。会社説明会のようなものもあれば、参加者でグループワーク(GW)をおこなうものも、実際の仕事を体験するものもあります。形式を把握できれば、企業がインターンを開催する意図について想像できるでしょう。企業の意図がわかれば、それに沿った目的や志望動機を考えることができますよね。

就活用のメールアドレスを作る

就活が本格化するとさまざまな企業とメールでやりとりをする機会が増えます。選考の案内や合否連絡など、重要な連絡がほとんどなので、見落とすことがないように就活用のアドレスを持っておくことをおすすめしています。インターンに参加すると、そのあとも企業と連絡を取り続ける可能性もありますし、就活の本格化に向けて先に就活用のアドレスを作っておきましょう。

このときに注意したいことは、大学内で使っているアドレスをそのまま使用するか、Gmailなどのフリーアドレスで作成すること。「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」などのキャリアメールは、受信できるメールの容量が小さいので就活用アドレスには向いていません。また、アドレスを作成する際は、フルネームや大学名を入れておくと、企業側にも分かりやすいですよ。

以下の記事ではインターンに参加する際のメールの書き方や返信する際のマナーを紹介しているため、参考にしてくださいね。

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英語を用いるインターンにも興味のある学生はこちらの記事を参考にしましょう。インターンの具体的な内容や応募する際の注意点について解説しています。

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キャリアアドバイザーコメント

加藤 大智プロフィール

アプリや手帳を使って進捗管理を忘れずに

当然ですが、エントリーには締切日があります。締切日当日に慌てることがないように、逆算をして余裕を持って計画を立てましょう。頭の中で管理をするのではなく、アプリ、手書きの手帳やエクセルシートなど可視化できるツールを使ってTo Doリストと全体のスケジュールを毎日見直すことが大切です。

また、その際にやりがちなのが「なんとなく」でTo Doリストを作ること。社風の理解や志望動機の作成は数分で終わるものではありません。作成のために何の情報が必要かどうかを自分の中で1つずつ分解させながら計画を立てていきましょう。

②インターンへの参加が決まったらする準備

選考を通過し、インターンへの参加が決まった時点でしておきたい準備について解説しますね。インターンのタイプや、実際のインターンの様子を想像しながら準備を進めると良いですよ。

自己紹介を作る

インターンが始まるときに必ずといっていいほど求められるのが自己紹介です。自分の第一印象は自己紹介で決まることも多いので、当日に慌てて考えるのではなく、事前に用意しておきましょう。

その際、強く印象付けようとして突飛な内容をあえて言う必要はありません。自分の基本情報や、大学で学んできたこと、サークルや部活動など、興味を持ってもらえるようなエピソードを話すようにしましょう。好印象を与えたい人は、自分のキャッチコピーを作ってみるのも良いですね。

自己紹介がうまく思いつかない人はこちらの記事を参考にしてみましょう。

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好印象を与える挨拶のコツはこちらで紹介しています。

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キャッチコピーを作ってみたいという人はぜひこちらを読んでみてください。

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複数の質問を考える

インターン中はその企業の社員と話をする機会もあります。企業によってはどこかのタイミングで質問の時間を設けていることも。企業について詳しく知ることができるチャンスですから、せっかくの質問の機会を有効に使わないのはもったいないですよね。

また、質問をするということはそれだけ企業に興味関心があると考えることもできます。特に選考に直結しているインターンでは、質問をすることで自分をアピールするようにしましょう。

とはいえ、質問をしようとしても、その場で考えるのは難しいものです。事前の企業研究の段階で、気になった点やもっと知りたいところを見つけておくようにしましょう。

このとき、気になった点などから自分なりの仮説を立てて質問すると、さらに意欲や熱意をアピールできます。「企業理念から○○な雰囲気の会社だと考えておりますが、実際の社風はどのようなものでしょうか」などと、自分の考えを交えながら質問するようにしましょう。企業理解も進みやすくなりますよ。

視点①仕事内容

事前の企業研究で、事業内容についてはすでに知っていますよね。でも、その企業で働く人が実際にどんな仕事をしているかはわかりません。たとえば、小売業の企業だとしても、実際にお客様に商品を販売することだけが仕事ではありません。仕入れを担当している人もいれば、在庫の管理をおこなう人もいます。

その企業で実際におこなわれる仕事にはどのようなものがあるか、具体的に把握しておきましょう。そうすることで、業界内の部署や仕事の種類を知ることができるのに加えて、この企業でこの仕事がしたいというように、自分の将来のイメージを膨らませることもできます。

質問例
  • 販売部のほかに、御社にはどのような部署がありますか?
  • 実際にされている仕事の内容をお聞きしたいです。
  • 働き方を具体的に知りたいので、一日の流れを教えてください。

視点②社風や雰囲気

企業によっては、アットホームな雰囲気の企業もあれば、実力主義の企業もあるなど、その雰囲気はさまざま。自分が企業で働くうえで、仕事内容はもちろんですが働く環境や雰囲気も大切にしたいですよね。社風や雰囲気を把握することで、自分とその企業が合っているか、判断するための材料にしましょう。

質問例
  • 御社は○○な社風と想像しておりますが、御社はどのような社風ですか?
  • 皆さんはつらつとしている印象ですが、社員の方々に共通の特徴はありますか?
  • やはり経理部ですから、部署の雰囲気は緊張感のある雰囲気でしょうか?

視点③やりがい

実際の社員が、働くうえで何が楽しいか、どんなことをやりがいに感じているかも聞いておきたいところ。自分がその企業に就職し、働いている姿を想像しやすくなります。また、やりがいなどプラスの質問だけでなく、入社前とのギャップや、大変なことなどについてもたずねてみることをおすすめします。

ただし、やりがいや楽しさ、入社前とのギャップなどの受け止め方は人ぞれぞれです。鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考程度に留めておきましょう。

質問例
  • その仕事におけるやりがいは何ですか?
  • 仕事をしていて楽しいと感じるときと、つらいと感じるときはどんなときでしょうか?
  • 実際に働いてみて、入社後に感じたギャップはありましたか?

視点④求められるスキル

その企業に入社するにあたって、必要になるスキルを事前に把握しておきましょう。どんな人材を求めているのかを知っておけば、それに沿った自己PRや志望動機を作ることができます。

また、募集要項には書いていないものの「実際に働いてみるとこんなスキルがあると良かった」など社員だからこそ感じることもあるかもしれませんね。

ここでは「なぜそのスキルを求めているのか」まで踏み込んだ質問をしても良いでしょう。たとえば、コミュニケーション能力を求めている企業があったとしても、実際に求めているスキルは「人と分け隔てなく話せる」「必要な情報だけを正確に伝えられる」などさまざま。企業がそのスキルを求める理由がわかれば、企業へどう貢献できるのか、より具体的にアピールできますよ。

質問例
  • 御社で働く上で求められるスキルは何でしょうか?
  • 早くから活躍できる社員にはどのような特徴がありますか?
  • 募集要項には求める人物像が〇〇と書かれていますが、それはなぜですか?

事前に質問するタイミングも考えておこう

プログラムの中で質問をする時間が設けられているならその時間に質問ができますが、企業によっては質問ができる時間が明確に示されていないこともあります。また、特にGW形式のインターンでは、ワークに熱中するがあまり質問をしそびれてしまうことも。

事前にスケジュール表を確認して、質問ができそうなタイミングを考えてからインターンに臨むようにしましょう。また、質問の時間が多く取れなさそうな場合は、先に質問に優先順位を付けておくと良いですね。

インターンですると良い質問については、こちらの記事のほうがより詳しいです。併せて読んでみると良いですよ。

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インターン期間中は質問することで会社の実情を知れる絶好の機会なので、事前に質問をまとめておきましょう。 この記事では、インターンで使える質問や注意点、質問の仕方などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、充実したインターンにしてくださいね。

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キャリアアドバイザーコメント

北浦 ひよりプロフィール

いきなり完璧な質問を作ろうとしないこと!

就活生から「質問を作ろうとしてもなかなか出てきません」という質問を受けることがときどきありますが、そういった場合にはまず自分の考えをどんどんアウトプットしていきましょう。

たとえば、その企業に対して魅力に感じた点をどんどん挙げてみてください。仮に「従業員数が少なくてアットホーム」「事業の多角化」「1人ひとりの裁量が大きい」という3点を挙げたとします。そうすると、「限られた人数で多くの事業をするということは、1チームはどれくらいの規模なのだろうか」という疑問が生まれてくるのではないでしょうか。

このように、企業研究の際に目に入ったワードをどんどんアウトプットしたあとにそれらを集約させたものが最終的に「質問」になります。最初から質問を作ろうと難しく考えずに順序立てておこなってみてください。

オンラインの場合:通信環境を整える

最近はオンラインでのインターンも多くなってきています。オンラインでインターンに参加する場合は、事前に通信環境を整えておきましょう。

この場合は光回線やポケットWi-Fiを使うことをおすすめします。マンションなどに備え付けてあるWi-Fiだと、リモートワークなどで使う人が多ければ接続が悪くなってしまうので、できれば個人で持っていると良いでしょう。

通信環境に関する準備はこちらの記事が詳しいです。ぜひ参考にしてみてください。

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あなたが受けない方がいい職業を診断しよう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

③インターン前日までにする準備

最後に、前日までにしておきたい準備について解説します。それまでの準備を完璧にできていても、最後に準備を怠っていては当日になって焦ってしまうことも考えられます。心に余裕をもってインターンに臨むためにも、しっかり確認しましょう。

持ち物を確認する

まずはインターンに必要な持ち物を確認しましょう。忘れ物をしてしまうと、企業側にマイナスのイメージを与えてしまうこともありますし、何より自分自身が慌ててしまい、インターン本番に響いてしまうことも。そんなことにならないように、しっかり準備しておきましょう。

身だしなみ編

インターンでは、事前に企業から服装を指定されることが多いです。指定がなければリクルートスーツで臨むのが無難でしょう。このときに気を付けたいことはこちらです。

リクルートスーツで参加するときに気を付けたいこと
  • スーツ…汚れやしわがないか事前に確認しておく
  • ワイシャツ…色は白、柄やフリルのないシンプルなものを選ぶ
  • 靴…男性は革靴が無難、汚れが目立つなら磨いておく
  • バッグ…床に置いたときに自立するビジネスバッグを選ぶ

ちなみに、インターンや就活で使うべき適切なバッグの選び方はこちらの記事を参考にしてみると良いですよ。

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企業によっては、オフィスカジュアルや私服を指定される場合もあります。特に私服の場合は、企業に合わせた格好をすることが望ましいでしょう。たとえばアパレルの企業には、その企業のアイテムを選んだり、よく着る服を選ぶことで人柄や雰囲気が伝わるような服装にすると良いですね。

オフィスカジュアルについてはこちらの記事で詳しく説明してあります。指定された場合は参考にしてください。

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続いて、インターンに必ず持っていくべきものを紹介します。持ち物も事前に企業から指定されることが多いですが、指定されるもの以外にも準備しておくべきものが多くあります。当日に慌てることがないよう事前に準備しておきましょう。

インターンに必要なもの
  • 筆記用具・メモ帳…当日だけでなく就活にも役立つ
  • スマートフォン…必ず充電は満タンに
  • 腕時計…時間確認やタイムキーピングに便利
  • 受付票…忘れると参加できないことも
  • 少額の現金…もしものために持っておく
  • 通帳やキャッシュカード…お金が発生するインターンでは必須
  • 印鑑…シャチハタはNG
  • クリアファイル…資料の保管に役立つ

時間の確認には時計が欠かせませんが、スマートフォンで確認するのはあまりおすすめしません。腕時計を持っておきましょう。また、企業によってはインターンの受付票を発行しているところもあります。事前に自分でコピーしておく必要がある場合もあるので、確認しておきましょう。

印鑑は交通費が出る場合や個人情報にかかわる契約を結ぶ際に必要になります。シャチハタではなく認印を用意しておきましょう。また、朱肉も一緒に持っておくと安心ですね。

履歴書や受付票など、必要書類を忘れてしまった場合の対処法はこちらの記事で解説しています。

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続いて、持っておくともしものときに役立つ持ち物を紹介します。前もってさまざまな準備をしておけば、何かのハプニングがあっても慌てずに落ち着いて対処ができますよ。

あると便利な持ち物【身だしなみ】
  • ハンカチ・ティッシュ…カバンに1セット入れておこう
  • 洋服クリーナー…スーツのホコリは目立ちやすい
  • 予備のマスク…ゴムが切れることも
  • 手鏡…手早く身だしなみの確認ができる
  • くし…ポケットサイズのくしを用意しておこう
  • 歯磨きセット…昼食後に欠かせない
  • ストッキング…予備で一つ持っておくと安心

インターンの前にトイレなどで身だしなみの確認をしておきたいところ。男性も、身だしなみを整えるためにくしを準備しておくと良いですね。

また、女性の場合は予備のストッキングを持っておくと安心です。コンビニエンスストアでも簡単に購入はできますが、買いに行く時間があるとは限らないので、予備としてカバンにひとつ準備しておきましょう。

あると便利な持ち物【その他の持ち物】
  • ICカード…多めにチャージしておこう
  • モバイルバッテリー…充電を満タンにしておく
  • メガネ…もしものときに役立つ
  • 常備薬…緊張しやすい人、風邪気味の人は持っておくと安心
  • 折りたたみ傘…急な雨でも身だしなみを保てる
  • 名刺入れ…ビジネスの場では必須
  • エコバッグ…資料の持ち帰りに使おう

緊張すると腹痛を起こしやすい人など体調について不安がある場合は、もしものときに対処できるよう薬を常備しておくと安心ですね。また、インターンでは社員から名刺をもらう可能性があります。もらった名刺が折れ曲がったりしないよう、名刺入れを持っておきましょう。

また、配布物がカバンに入りきらないことも考えられるので、小さくまとめられるエコバッグをカバンに入れておくと良いでしょう。

インターンで必要な持ち物に関しては、こちらの記事でより詳しく解説しています。併せて読んでおくと良いですね。

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インターンシップに必要な持ち物一覧|役立つチェックリスト付き

インターンシップに参加するときは持ち物を準備しておくと充実したインターンが過ごせますよ。 この記事では、インターンシップに必要な持ち物をチェックリストを交えキャリアアドバイザーが解説します。 おすすめの持ち物も紹介しますので、有意義な期間にしてくださいね。

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企業の場所とアクセスを確認する

インターンに限ったことではありませんが、遅刻は絶対NGです。事前に企業の最寄り駅や使う路線を確認しておきましょう。最寄り駅から企業までの道順とかかる時間も調べておけば、家を出る時間からスケジュールを組めるので、余裕を持って準備ができますね

また、インターン開始前に受け付け手続きがあったり、何か書類の記入を求められることも考えられます。開始時間の15分ほど前には会場に到着しておくと安心ですね。待ち時間は、事前にほかの参加者と積極的にコミュニケーションをとれるといいですね。緊張がほぐれインターンがスムーズに進みますよ。

おすすめアプリの紹介

企業に行く際は地図アプリを活用しましょう。初めての場所だと、道に迷ってしまうことももよくありますよね。地図アプリを活用すれば、万が一迷ったときにも落ち着いて対処ができます。おすすめの地図アプリをいくつか紹介しますね。

おすすめの地図アプリ

また、企業に行く際に欠かせないのが乗り換え案内アプリ。いつもは使わない沿線に企業があると、乗り換えに少し手間取ってしまうことも考えられます。また、電車が遅延したり運休している場合でもすぐに別ルートを検索できるのも安心ですね。

おすすめの乗り換え案内アプリ

キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗プロフィール

緊急連絡先の確認が必須!


万が一に備えて、当日の緊急連絡先をすぐに確認できる状態にしておきましょう。「受信メールで確認できるから大丈夫」と思っていても慌てているとすぐに探すことが大変な場合もあります。また、スマートフォンを電車に忘れてしまい連絡ができなくなった、というケースも考えられます。メモ帳に手書きで記入をしておくなど万全の準備をすることをおすすめします。

そのほかの注意事項として、特に夏場のインターンは移動中に汗をかくことも予想されます。当然ですが汗対策も忘れないように、パウダーシートなどを用意しておきましょう。

あなたが受けない方がいい職業を確認しておこう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

インターンの充実には参加目的が欠かせない! よくある4つの目的


就活生

どうして、インターンに参加するときは目的意識を持つことが大切なんですか?


キャリアアドバイザー

目的があれば、それを達成するために行動ができますよね。そうすることで、インターンを通して学びを得られるからです。


就活生

なるほど。でも具体的にどんな目的を持てばいいのかわかりません……


キャリアアドバイザー

インターンに参加する目的は大きく4つあります。自分がインターンに参加したい理由と照らし合わせてみましょう。

先ほど、インターンに参加するときは目的意識をしっかり持つことが重要とお伝えしました。ここからは、どのような目的を持ってインターンに参加すればいいのか、よくある目的を4つ紹介します。自分に合う目的はどれか、読みながら考えてみてくださいね。

①本選考を有利に進めるため

「インターンは採用に直結しません」と言っている企業もよくありますが、実際はインターンに参加しなければ選考に進めない企業や、参加することで選考ステップが免除されたりする企業もよくあります。そのような企業のインターンには、「本選考に有利に進むこと」を目的として参加すると良いでしょう。

しかし、多くの企業が「採用には直結しないと言っているものの学生を評価している」とも言えます。そのため、人事担当に覚えてもらうことで、選考が有利に進む可能性も充分にあり得ます。インターンへ積極的に参加する態度を見せたり、マナーや身だしなみにも注意を払いながら、好印象を得られるように振る舞いましょう。

企業の意図やインターンの傾向

企業としても、インターンをおこなうことで優秀な学生を見極め、囲い込むことで内定につなげたいという意図があります。企業への熱意をアピールするためにも、一歩踏み込んだ企業研究をしておくと良いですね。

インターンを選考の1ステップとして考えている企業は、グループワーク型のインターンをおこなうことがよくあります。事前に企業研究をしっかりしておくことは大切ですが、ワーク中にその知識をひけらかし、過度なアピールをしないように注意しましょう。


キャリアアドバイザー

自分なりの考えを伝えることをスタンスとして、事前に学んだ知識は自分の意見の説得力を上げるのに使うと効果的ですよ。

②企業への理解を深めるため

就活では、企業理解を深めることは欠かせません。企業のことをよく知れば、それだけ具体性のあるアピールをすることができます。情報収集の手段はさまざまなものがありますが、インターンは直接社員に話を聞いたり、実際に働く現場を見たり体験できたりするので、非常に得るものが多いでしょう。

そのため、その企業や、企業そのものではなく業界の理解を深めたいという目的を持って参加するのも良いですね。企業理解が深まるということは、自己PRや志望動機にも深みが出ます。具体的で説得力のあるアピールができますよ。

企業の意図やインターンの傾向

企業は学生に、自社に対する理解が浅いまま応募するのではなく、仕事内容や会社の雰囲気など、企業理解をしっかり深めたうえで応募してほしいという思いがあります。もちろん、会社説明会型のインターンであることも多いですが、グループワークで企業に関するお題が出されたり、実際の仕事を体験することもよくあります。

事前に、自分なりに企業のイメージを固めておくようにしましょう。企業理念などから会社の雰囲気を想像しておき、実際に企業の仕事に触れたり社員と接することで、想像とのギャップをなくすようにすると良いですね。


キャリアアドバイザー

今後OB・OG訪問などをする可能性もあるので、社員の名刺を積極的にもらったりと、社員とうちとけるようにしましょう。

OB・OG訪問についてはこちらの記事を参考にしてください。

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③自分の適性を知るため

まだ自分がどんな業界に興味があるのか、どんな仕事が自分に向いているのかなど、想像だけではわからないことがありますよね。インターンは、実際に仕事を体験したり企業の雰囲気に触れたりすることで、自分と企業や業界との適性を探ることができます。そのような目的で参加するのも良いでしょう。

インターンに参加することで、たとえば「この業界で働きたかったけど、実際に体験してみたら仕事が想像と違った」「企業の雰囲気と合わなかった」と感じることもあるでしょう。入社後のミスマッチを防ぐためにも、事前に仕事に触れられる機会は大切にしたいところです。

企業の意図やインターンの傾向

ミスマッチを事前に防ぎたいという考えは企業も同じです。企業は、人材の採用や教育にそれなりのコストをかけています。入社した学生にはぜひ長く働いて、企業に利益をもたらしてほしいところ。学生がインターンに参加して、企業や自分との適性を理解したうえで応募すれば、ミスマッチや早期離職につながる可能性は大きく下がります。

インターンでは、仕事体験や会社の情報を知ってどう感じたか、自分自身をしっかり観察するようにしましょう。たとえば「その業界を志望していたけど向いていない」と感じたり、あまり興味がなかった業界の仕事にやりがいを感じたりするかもしれません。


キャリアアドバイザー

インターンの段階で就活ノートを作り、参加した企業ごとにまとめてみると良いですよ。企業選びのときに振り返ることができるのでおすすめです。

ちなみに就活ノートについてはこちらの記事で詳しく解説しています。気になった人は、事前に就活ノートも準備しておくと良いですね。

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④就活本格化前の肩慣らしにするため

本命企業のインターンや選考の前に、面接練習としてインターンの選考に臨んだり、作った志望動機の質を試すために参加する学生も一定数いるでしょう。そういった人たちは、インターンを腕試しや場慣れにするなどの目的で参加しても良いですね。

企業の意図やインターンの傾向

企業としても、インターンシップをおこなうからには多くの学生に来てもらいたいと考えています。特に事前に選考がないインターンでは、ESの提出を求められない場合もよくあるので、とりあえずでも参加できる可能性が高いでしょう。

「企業研究などの事前準備が不足している」「志望動機が作り込めていない」など、準備が整っていない状況でも、まずはインターンにエントリーすることをおすすめします。ただし、企業やほかの参加者に失礼がないように、インターン当日までに少なくとも最低限のマナーの勉強や業界研究はしておくようにしましょう。


キャリアアドバイザー

インターンではほかの学生とコミュニケーションを取ることも多くあります。同じ目標を持つ仲間と出会えるチャンスなので、事前に就活用のSNSを作っておけば、情報を共有し合ったりすることもできますよ。

ちなみに、インターンの目的に関してはこちらの記事でより詳しく解説しています。ぜひ併せて読んでみてくださいね。

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キャリアアドバイザーコメント

北浦 ひよりプロフィール

インターンに参加することを目的化させないように注意しよう

インターンにエントリーをするだけでも準備をしなければいけないことが多数あり、その都度新しい発見や学びがあるでしょう。しかし、インターンに参加することが最終ゴールになってしまうと、インターンを通じて得たい本来の目的を見失ってしまうおそれもあります。

インターンはあくまでもその目的を叶えるための手段だという意識を忘れないようにして、インターンシップを通じてどんなことを知りたいのか、自分なりに明確にしておきましょう。

その目的は就活生一人一人異なっていて問題ありません。目的を考える際に、ほかの人の考えに左右されないようにすることも大切です。

インターンの事前準備についてよくある質問に回答!

インターンの事前準備について疑問や不安なことがある人もいますよね。ここでは、そのような疑問や悩みをもつ学生からの質問にキャリアアドバイザーが回答していくのでぜひ参考にしてくださいね。

  • インターンに参加する前に必ずすべき準備を教えてください。

    インターンに参加する際の事前準備として、企業についてよく調べておくようにしましょう。事前に理解しておくことで、受け身の姿勢ではなく主体的に自信を持ってインターンに参加できますよ。創業年数や社長の名前、企業の歴史、事業内容など基本情報はホームページなどで開示されていることが大半なので事前に確認しておくようにしてください。

    また、近年はSNSでの発信を積極的におこなっている企業も多くあり、社内の雰囲気を知っておくことも大切です。

  • インターンを充実させるためにしたほうが良い準備は何ですか?

    インターンを充実させるためには、自分自身がインターンで何を得たいのか、目的や目標を明確にすると良いでしょう。そのためには、インターンの内容をよく確認する必要があります。また、あいさつや名刺交換(受け取り)などビジネスマナーの基礎を習得していると実践で活かされるので、事前に学んでおいても良いでしょう。

    インターンはその企業の社員と対話ができる絶好のチャンスでもあるので、すぐに質問できるように質問事項をまとめておくこともおすすめです。

事前の準備を怠らずに実りあるインターンにしよう

インターンは当日に意識が向きがちですが、当日を充実させるには事前の準備をしっかりさせておくことが欠かせません。準備を怠ってしまうと、当日に慌ててしまい心の余裕がなくなったり、そもそもインターンに参加できないことも大いに考えられます。早い段階から順序だてて準備をするようにしましょう。

また、その中でも、事前に目的意識を持つことがもっとも重要です。インターンは、実際の企業やその仕事に触れられる貴重な機会です。目的を持ち、それを達成するように行動することで、インターンを有意義なものにしてくださいね。

記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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