座談会質問20選! 企業理解が一気に深まる聞き方やNG例も一挙紹介

この記事のアドバイザー

  • 上村 京久

    幼稚園から高校まで野球を打ち込み、所属大学野球大会で優勝。4番ピッチャーとしてMVPを獲得… 続きを読む

  • 吉川 智也

    大学卒業後、2010年にマイナビに入社。300社以上の採用支援をしてきた経験をもとに、各大… 続きを読む

  • 吉田 実遊

    大学時代はイベントなどを運営する学生団体の代表を務めた。マインドチェンジと工夫で誰でも活躍… 続きを読む

コラムの目次

  1. 座談会で積極的に質問して企業研究を加速させよう
  2. 就活における座談会とは?
  3. 企業理解が一気に深まる! 座談会で質問する3つのメリット
  4. ①リアルな企業の求める人物像がわかる
  5. ➁より実態に近い企業の雰囲気や社風に触れられる
  6. ③採用担当者に覚えてもらえる
  7. 選考に影響する可能性も……絶対守りたい質問ルール
  8. 決まった質問の流れやマナーを押さえる
  9. 自分ばかり発言しないようにする
  10. 就活の座談会でよくある質問例20選
  11. 業務や事業内容、業界の方向性
  12. 社風や雰囲気
  13. 求める人物・人材
  14. 社員の性格や企業への思い
  15. 座談会でのNG質問
  16. 調べればわかることを質問する
  17. 説明会と同じことを聞く
  18. 聞いてもOK? 聞き方に工夫が必要な質問
  19. 残業に関して聞きたい
  20. 福利厚生に関して聞きたい
  21. 研修制度に関して聞きたい
  22. 仕事で辛いこと・辞めたくなる瞬間を聞きたい
  23. 質問がない・したくない就活生はどうすればいい?
  24. 質問がない学生は質問例をアレンジしよう
  25. 質問したくない…聞くだけというのも選択肢のうちの一つ
  26. 質問しなくてもその後の選考通過率には影響しない 
  27. 就活のスタートとして座談会に参加して積極的に質問しよう

座談会の質問20選!企業理解が深まる聞き方やNG例も解説!

座談会で積極的に質問して企業研究を加速させよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「座談会での質問が思いつかない」
「座談会に参加したいけど質問する勇気がない」
「座談会で自分では質問せずに他の人の質問を聞くだけでいいですか」

就活の座談会に参加する際に、こういった悩みを抱えている就活生が多くいます。説明会や面接と比較するとカジュアルなイメージがあるとはいえ、普段接する機会の少ない社会人とかかわることに緊張してしまいますよね。参加するからにはしっかりと準備したうえで参加して、質問してみることをおすすめします。

この記事では、座談会に参加する際に質問例などを紹介。また、座談会で自ら質問しないのはありなのか、その際に合否に影響するのかなどといったよくある疑問も解説しますので、ぜひ参考にしながら読み進めてみてください。

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就活における座談会とは?

座談会は、就活生が実際に働く社員と交流できる機会です。説明会や面接と比較すると、カジュアルな雰囲気で企業と双方向のコミュニケーションを取ることができる場と言えるでしょう。

しかし、企業も少なからず選考の一環として座談会を開催しています。思ったことをそのまま発言してしまったり、マナーを知らずに参加してしまうと、選考通過率に影響することも考えられます。

まずは座談会への理解を深めたい人はこちらの記事でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

企業理解が一気に深まる! 座談会で質問する3つのメリット


就活生

説明会で質問するのにわざわざ座談会で質問する意味なんてありますか?


キャリアアドバイザー

もちろんありますよ。座談会だからこそ聞ける内容もあります。まずはメリットを押さえましょう。

座談会の質問に関しては、「思いつかない」「質問するのに勇気がいる」といった心配をしている就活生も多くいます。

また、質問して下手に目立つことで選考通過率に悪い影響をもたらすことを懸念している就活生も多いのではないでしょうか。

ここでは、座談会で質問するメリットを整理しましょう。

①リアルな企業の求める人物像がわかる

社員の生の話を聞くことで、企業の求める人物像を知ることができます。インターネットで調べることができる企業の情報や説明会など、どちらかといえば企業からの一方通行のコミュニーケーションと比較するとより深く企業の求める人物像を知ることができます

自ら質問することで、想定していた返答との乖離にも気づくことができ、自分がどの程度企業の求める人物像とマッチしているかを知ることができます。

また、「なんとんなく入社してみたい」と漠然と思っていた企業の求める人物像を実際に社員の口から聞くことで、何気ない違和感を感じて、入社後のミスマッチを避けるこができる可能性もあります。



就活生①

積極的に仕事に取り組む姿勢がある人を求めていると説明会では説明していたけど、その中でも失敗を恐れずにチャレンジするタフな人材を求めているんだな。



就活生➁

ホームページではワークライフバランスを大事にしていると書いてあるけど、実際にはプライベートを重視せずに働く人材が活躍してそうだな。

➁より実態に近い企業の雰囲気や社風に触れられる

面接や説明会と比較すると、座談会は聞きたいことを聞ける雰囲気だと言えるでしょう。打ち解けた雰囲気であることで、実際の社員からの話も形式的なものではなく、本音を聞くことができる可能性も高くなります

座談会の場であれば、面接では聞きづらいことも聞くことができる雰囲気になる可能性が高いと言えます。特に、先輩社員への個人的な質問は、面接や説明会と比較するとしやすいと言えるでしょう。

  • ◯◯さんが入社を決めた理由は何ですか?
  • ◯◯さんが入社前と入社後でイメージが変わったことはありますか?

たとえば、上記のような質問は、面接で聞く前に座談会で聞いておくことで、自身の就職活動をより有意義に進められる可能性も高まるのではないでしょうか。

社風について理解したい人は以下の記事を参考にしてください。社風に関する質問を練るヒントにもなりますよ。

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入社後に後悔しないためにも、社風の理解はとても大切です。今回の記事ではキャリアアドバイザーが、なぜ社風を理解することが大切かを解説した上で、社風を把握するための切り口や方法を紹介していきます。業界ごとの社風の傾向も紹介しているので、自分に合った企業探しの参考にしてみてください。

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あなたが受けない方がいい職業を診断しよう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

③採用担当者に覚えてもらえる

座談会に参加する社員は、選考に関与している可能性もあります。当然、座談会で好印象を抱いてもらうことで、選考に際して一歩リードできる可能性もあります

座談会のマナーを押さえたうえで、積極的に企業の社員とコミュニケーションをとることで、社員と密接にコミュニケーションを取っていくきっかけを作ることができるかもしませんね。

また、人事担当者が鋭い質問をした就活生を覚えてくれるパターンもありますよ。

キャリアアドバイザーコメント

吉川 智也プロフィール

座談会で面接の練習ができる

座談会で自ら質問するメリットは面接の練習ができることです。企業に質問する経験を座談会でしておくことで、本番の面接の時の緊張度を下げやすくなります。面接と比べて座談会は選考に与える影響度が低いので、基本ルールを抑えたら勇気を出して質問してみましょう。

座談会でしか聞けない質問は、「なぜ他社でなく御社に入社しようと思ったのですか」といった社員の考えを問う質問です。学生によっては面接で緊張すると自分に意識がむきすぎて、社員の人柄や社風まで読み取る余裕がなくなる人もいます。

面接よりリラックスした雰囲気の座談会では気持ちの余裕がうまれやすいものです。社員の人柄などが分かる質問がおすすめですよ。

選考に影響する可能性も……絶対守りたい質問ルール

座談会は面接などと比較するとフランクに聞きたいことを聞ける場であると解説してきました。しかしながら前述の通りもちろん企業も選考の一環として意図を持って座談会を開催しています。

座談会での質問や振る舞いが、選考通過率に影響する可能性も少なからずあります。

しっかりとマナーを押さえた聞き方を工夫した上で質問することができると好印象です。

決まった質問の流れやマナーを押さえる

座談会の質問の流れはどのような形式であれ、ある程度は決まっています。緊張して忘れがちなのは挙手した後、お礼と自分の名前をいうことです。氏名を言わないと失礼な印象をあたえたり、唐突感を与えることがあるので忘れずにいうようにしましょう。

また、質問はいきなり本題に入るのではなく、質問の意図や自分の考えを付け加えると自分の求めている回答を得られやすくなります

自分ばかり発言しないようにする

説明会などと違ってよりカジュアルな空気が流れていることから、自分の聞きたいことを矢継ぎ早に聞いてしまって他の人の質問機会を奪ってしまうことは避けたいですよね。

自己主張が強すぎると、入社しても協調性がないのではないかと思われてしまう可能性があります。しっかりと他の就活生の話も聞いている姿勢を見せることで、入社後に一緒に働くイメージがわきやすいと言えるでしょう

こちらの記事では、就活の基本的なマナーなどを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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キャリアアドバイザーコメント

吉田 実遊プロフィール

簡潔に伝えることを意識しよう

「座談会で守りたい質問ルール」でとくに強調したいポイントは、簡潔に分かりやすく伝えることです。座談会は時間が限られています。自分のほかにも質問したい学生がいるため、要点をまとめて話しましょう。話を要約して伝えられたら「理路整然と話せる人材」と好印象につながりやすいですよ。

姿勢・目線・表情も気を付けよう

ほかに気をつけたいポイントは、姿勢・目線・笑顔です。背筋は伸ばしましょう。目線はあちこちそらさないように担当者の目を見て話しを聞きます。「興味のある企業の社員の方と話せてうれしい」ことを伝えるためにも、笑顔でお礼やあいさつをするよう心がけましょうね。

あなたが受けない方がいい職業を確認しておこう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

就活の座談会でよくある質問例20選

ここからは、座談会でよくある質問例をカテゴリー別に紹介していきます。自分の知りたいことを照らしあわせながら参考にしてみてくださいね。

業務や事業内容、業界の方向性

働くイメージをより持たせたい就活生におすすめなのが、業務や事業内容についての質問です。自分が目指している部署や職種の社員がいると、より踏み込んだ質問をするといいでしょう

また、業界の方向性も実際に業界に身を置いている社員だからこその生の課題や展望を聞けることがあります。自分で下調べしたうえで、意見を求められるといいでしょう。

業務や事業内容についての質問
  • 具体的な業務内容を教えてください
  • 日々の業務で意識していることを教えてください
  • 仕事で特に大変なことは何ですか
  • 仕事のやりがいを教えてください
  • 仕事の1日の流れを教えてください
  • 業界の現状の課題を教えてください
  • 業界内でこれだけは負けない強みは何だと思いますか

事業内容については以下の記事が詳しいので、自分なりの質問をつくるヒントにしてくださいね。

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事業内容とは|企業研究や選考対策への活用方法を事例付きで解説

事業内容とは「その企業がおこなっている仕事内容」です。これを正しく理解をすることで就活を有利に進めることができますよ。 この記事では事業・業務・職務内容の違い、就活への活かし方などをキャリアアドバイザーが解説します。 図解や動画も参考にしてくださいね。

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社風や雰囲気

カジュアルな座談会だからこそ、より実態に即した社風や企業の雰囲気を聞くことができます。直接的に「社風や雰囲気はどうですか」と聞くのもいいですが、コミュニケーションの方法や上限関係など切り口に工夫することで、自分の求める回答を得られます

年齢によっても感じ方は異なりますし、部署によって雰囲気が異なる点は注意したいところです。

社風や企業の雰囲気についての質問
  • 社風や雰囲気をどのように感じていますか
  • 他部署間でのコミュニケーションはありますか
  • 社員間の交流はどのようなものがありますか
  • 上司や先輩との関係性はどのようなものですか
  • 女性でも働きやすい職場だと思いますか

社風について詳しく知りたい人は以下の記事を読んでみてくださいね。

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社風を科学しよう! 自分に合った企業が見つかる分析方法を徹底解説

入社後に後悔しないためにも、社風の理解はとても大切です。今回の記事ではキャリアアドバイザーが、なぜ社風を理解することが大切かを解説した上で、社風を把握するための切り口や方法を紹介していきます。業界ごとの社風の傾向も紹介しているので、自分に合った企業探しの参考にしてみてください。

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求める人物・人材

座談会で質問するメリットでも挙げましたが、積極的にしたい質問の一つです。社内の雰囲気がわかるだけでなくて、ここで得られた回答を自己PRや志望動機に盛り込めると選考通過率が格段にアップするはずです

ポイントは、実際に働いている人や活躍している人について聞くことでより具体的な回答を得ることです。ホームページのほか説明会の内容を踏まえたより踏み込んだ質問をできるといいですね。

実際に働いている人や活躍している人についての質問
  • 活躍している社員の特徴は何ですか
  • 一緒に働きたい新卒社員はどのような人ですか
  • 入社後に必要となるスキルはありますか
  • 御社ホームページでは「信頼できる人」を求める人材と紹介していますが、具体的にはどのような信頼できる人が活躍されていますか

社員の性格や企業への思い

社員個人の性格や思いから、企業が大切にするものや魅力がわかることもあります。あまり個人的なことを聞くのも失礼にあたるので気を付けたところですが、その場の空気によって踏み込んだ思いを聞けることもあります。

年齢が近い社員の場合は、選考のことや入社前後のことを聞くのもおすすめです。実際に自分が考えている企業像とのギャップをなくすことにつながりますよ。

選考のことや入社前後についての質問
  • 入社を決めた理由は何ですか
  • 入社前と入社後でイメージが変わったことはありますか
  • 入社前にやりたかったことはありますか、また、現在それをできていますか
  • 企業にビジョンで特に魅力に感じているところはありますか

以下の記事は面接の逆質問集ですが、座談会の質問でも参考になるので、目を通してみてください。

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面接で質問はありますかと聞かれた際は、入社後の取り組みなど前向きな質問で意欲をアピールをしましょう。 この記事では意図・面接別の逆質問例、避けるべき質問などをキャリアアドバイザーが解説します。 逆質問は事前に考えておき面接官から高評価を得ましょう!

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座談会でのNG質問

就活生の中には「悪気なくフランクに聞き過ぎてしまったかも」などと後から後悔する人もいます。ここでは、座談会では聞くことを避けた方がいいNG質問例を解説します。

調べればわかることを質問する

コミュニケーションを取ろうとして、アイスブレイク的な意味合いで、本当はわかっていることをあえて聞くという就活生もいるかもしれません。

プライベートな場であればそういったこともコミュニケーション手段のうちの一つかもしれませんが、少なからず選考にかかわってくるような座談会でのコミュケーションにおいては、自走できない・自分で成長できなそうな印象を抱かれる可能性もあるため避けた方が無難といえるでしょう。採用ページや企業ページには目を通しておきましょう。

説明会と同じことを聞く

話を聞いていないという印象を抱かれる可能性があります。聞きたいことがないという就活生は、説明会での内容を発展させた質問をするのがおすすめです。

例1

・説明会で、業務内容に関しての説明があった
→先ほどご説明いただいた◯◯という業務内容に関してですが、就職までにどのようなスキルを身につけておくことが就職後のその業務に役立つでしょうか。

例2

・説明会で、社内の研修制度に関しての説明があった
→先ほどご説明いただいた◯◯という研修制度に関してですが、△△さんはこの制度からどのような学びがありましたか?

また、事前に準備していた質問が説明会での内容とかぶってしまった時に臨機応変に対応するために、質問を複数用意しておくと良いですよ

聞いてもOK? 聞き方に工夫が必要な質問

聞きたいことをそのままストレートに聞きすぎるのではなく、クッション言葉や前置き、遠回しな表現を使うことをおすすめします。

ここでは、聞き方に工夫が必要な質問と質問の仕方の例を解説します。

残業に関して聞きたい

就活生にとっては非常に気になることの一つですが、あまりに直接的に聞きすぎると「ほかに関心がないのか」「積極的に働く気持ちがなさそうだな」といった印象を持たれることもあります。以下の例を参考にしながら聞き方に工夫してみましょう。

OKな聞き方
  • 仕事にしっかり取り組むためにワークライフバランスを重視したいと考えているのですが、御社では充実していますか。
  • 出勤から退勤までの平均的な一日のスケジュールを教えてください。

福利厚生に関して聞きたい

働く上で福利厚生が充実しているかも気になることの一つ。ただし、企業にとっては、要である業務や事業に魅力を感じてもらって入社してもらった方がいいですよね

「福利厚生は何ですか」などといった聞き方をすると、「提供されることばかり気にしているな」と印象を与えかねません。こちらも聞き方に工夫しましょう。

OKな聞き方
  • もし御社に入社させて頂けたら、ぜひ長く働かせて頂きたいと考えているのですが、◯◯という制度はどのように活用していらっしゃる先輩方が多いでしょうか。
  • 福利厚生が充実していると伺いましたが、どのような制度をよく使っていますか。

福利厚生については以下の記事が詳しいので、まずは福利厚生の理解を深めてから質問を検討しましょう。

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研修制度に関して聞きたい

聞き方が直接的すぎると、「会社に育てもらう」という発想が垣間見えてしまうかもしれません。選考においては、あくまでも「自分で成長する」というイメージを抱いてもらえる方が無難といえるでしょう

OKな聞き方
  • 早くスキルアップしていきたいと考えているのですが、〇〇さんは御社の△△という制度をご活用されましたか。
  • 入社すぐに活躍することを目指しており、研修制度を企業選びの軸にすえているのですが、どのような研修がありますか。

仕事で辛いこと・辞めたくなる瞬間を聞きたい

これまで働いたことがない就活生にとっては、ネガティブな部分も気になりますよね。企業もその心配は理解していますが、ネガティブな捉え方をする人と思われるかもしれません

ネガティブな一面も聞きつつ、前向きな答えも一緒に聞けるような質問の仕方がおすすめです。

OKな聞き方
  • 仕事で苦労すること・大変なことはなんですか。また、どのような意識や工夫でそれを乗り越えましたか。

キャリアアドバイザーコメント

上原 正嵩プロフィール

質問が被らないように注意

ほかの注意点は「前に質問した学生と同じことを聞かない」です。「質問は何をどのようにしようか」ということに頭がいっぱいになって、前の学生の質問を聞きもらしてしまう可能性があります。自分の質問について考えつつ、ほかの学生がしている質問にも耳を傾けておきましょうね。

また、質問したい学生が複数いて挙手が被った時「では先に○○さんに質問してもらって、次はあなたにお願いします」となることがあります。○○さんに聞こうと思っていたことを言われてしまうケースも考えられます。

すでに当てられているので質問しないわけにもいきません。「同じことを聞こうと思っていました」と終わらせずに、落ち着いて第2候補だった質問をしましょう。

質問がない・したくない就活生はどうすればいい?


就活生

座談会には参加したいんですが、質問することがありません。


キャリアアドバイザー

それほど志望度が高くない企業だと難しいですよね。また、緊張するといった理由で質問をせずに参加したいと考える学生も多いですよ。

座談会に参加したいけれど、質問が思いつかない・したくない悩む就活生が多くいます。もちろん参加するだけでは可能ですが、せっかくの機会ですので積極的に質問してほしいところ。

一方で、質問をどうしてもしたくない就活生がいるのも事実です。ここでは、そうした学生が座談会前に知っておくと良いことをお伝えしますね。

質問がない学生は質問例をアレンジしよう

まず質問がないという就活生は、ここで紹介されているような質問をある程度模倣してみることをおすすめします。

質問がない学生の中にはオリジナリティのある質問をしなければならないと考える人もいるかもしれません。しかし、質問に独自性を出そうとして突飛な質問をすることで、印象が悪くなってしまうことも考えられます



キャリアアドバイザー

質問例をアレンジすれば、大筋から逸れた質問をしてしまうことも防げるでしょう。

質問したくない…聞くだけというのも選択肢のうちの一つ

結論からお伝えすると、他の人の質問を聞くだけというのも選択肢のうちの一つです。

どうしても「質問する勇気がない・質問するのが怖い」という方は、無理に質問する必要はありません。

一方で、質問したくないからといって座談会に参加しないのは、大きな機会損失といえます。社員からの話や他の就活生の話を相槌を打ちながら聞くなど、違った形で積極的である姿勢を見せられるといいですね

質問しなくてもその後の選考通過率には影響しない 

座談会の場で適切な質問をすることで、プラスの印象になることはもちろんあります。

ただ、「質問しない」ということが選考通過率に悪影響を及ぼす可能性は低いといえるでしょう。座談会で質問しなかったとしても、その後の選考で内定を取ることは可能だと言えるでしょう

キャリアアドバイザーコメント

上村 京久プロフィール

「質問できなかった=悪印象」ではないことを理解しておこう

座談会で自ら質問せずに聞くだけでも問題ありません。質問するのが得意な人もいれば苦手な人もいるからです。得意分野で勝負しましょう。質問しない場合は「ほかの学生の質問で勉強させてもらう」意識で参加すればいいですよ。そういう意識で参加したら、自然と話に興味を持って聞く態度になるからです。

企業からの見え方は、質問しないからといって悪くうつりません。座談会の人数によっては「質問しなくてはいけない空気」が漂う時もありますが、質問したかどうかが選考に直結することはあまりありません。

「私の聞きたいことはほかの学生が聞いてくれました」というような顔をして落ち着いていましょう。

就活のスタートとして座談会に参加して積極的に質問しよう

座談会での質問が選考通過率に影響を及ぼす可能性は高くはないと言えるでしょう。

しかし、マナーを守り、聞き方を工夫したうえで、聞きたいことを積極的に質問してみてください。座談会に参加して質問してみることで就活の雰囲気に慣れることもできるかもしません。

また、座談会でカジュアルに社員の方とコミュニケーションを取ることで、企業研究がよりはかどるはずです。せっかくの機会を最大限生かせるように準備をしましょう。

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就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「My Analytics」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

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記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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