「企業選びの軸」回答例40選! 適切な答え方で説得力を持たせよう

この記事のアドバイザー

  • 鴨川 未奈

    大学時代は、短期留学や長期インターン、塾講師と五つ星ホテルでのアルバイト、ダンスサークルで… 続きを読む

  • 加藤 大智

    大学時代は、特別支援学校・小学校でイベントの企画・運営をするボランティアに注力。教職課程を… 続きを読む

  • 塩田 健斗

    大学卒業後、ポートに新卒入社。メディア広告の営業とマーケティング職としてファーストキャリア… 続きを読む

コラムの目次

  1. 就活を始める前に企業選びの軸を決めよう
  2. 就活で企業選びの軸を定めるべき3つの理由
  3. ①就活を効率良く進められる
  4. ②選考で聞かれることがある
  5. ③入社後のミスマッチを防げる
  6. 企業選びは大きく分けて2パターン
  7. Can:自分ができること
  8. Will:自分がやりたいこと
  9. 自己分析で企業選びの軸を決めるときの手法
  10. まずはcanから考える
  11. 自分史を作る
  12. モチベーションが上がるポイントを考える
  13. 理想の自分から逆算して考える
  14. 面接で企業選びの軸を聞かれる2つの理由
  15. ①入社後のミスマッチを防ぎたい
  16. ②入社後、長く働けるかが知りたい
  17. 企業選びの軸を答える3ステップ
  18. ①結論を答える
  19. ②エピソードを交えて理由を述べる
  20. ③入社後のビジョンを語る
  21. 企業選びの軸を聞かれたときの回答例40選
  22. 社風
  23. 自分の能力を活かせる
  24. やりがい
  25. 人の魅力、チームワーク
  26. 成長
  27. 社会貢献
  28. 働きやすさ
  29. 影響力が大きい
  30. ものづくり
  31. グローバル
  32. 企業選びの軸を聞かれたときのNG回答例
  33. 好きな企業、興味がある企業
  34. 雇用条件がいい企業
  35. 企業選びの軸があれば入社後のミスマッチを防げる

就活を始める前に企業選びの軸を決めよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活を始めたばかりの学生から、

「就活を始めたいけど、何から手をつけていいのかわからない」
「数が多すぎて自分に合う企業が見つけられない」

といった悩みが多く寄せられています。就活ではやるべきことが多いため、何を優先して取り組めばいいのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。

しかし、やみくもに就活を進めては、行き詰まったり、失敗したりするリスクが高くなってしまいます。そのため、就活を始める前にまず企業選びの軸を決めることがおすすめです。

この記事では、企業選びの軸の決め方やそのメリット、面接で聞かれたときの答え方を例文付きで解説します。

就活で企業選びの軸を定めるべき3つの理由

企業選びの軸がそもそもどういったものなのか知らない人もいるかもしれません。企業選びの軸とは、すなわち選考を受ける企業を決めるための自分なりの基準です。

たとえば「挑戦が評価される環境であること」を企業選びの軸にした場合、独自の評価制度を取り入れている企業や、チャレンジすることを良しとする社風の企業などが選考先の候補になります。

こうした企業選びの軸を持つことは就活で欠かせません。その理由を3つ解説するので、具体的な軸を考える前に前提として押さえておきましょう。

企業選びの軸と似ていますが、企業を選ぶ基準についてはこちらで解説していますよ。

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①就活を効率良く進められる

企業選びについて自分なりの一つの基準を定めることで、就活を効率よく進められます。基準に沿った業界・企業だけを選択肢に入れていけば、自分の希望に合った企業を見つけやすくなり、結果として効率的な就活につながります

逆に企業選びの軸を定めずに探す場合は、どの業界・企業を選べばいいのかわからないまま片っ端から探すことになり、膨大な時間と労力を消費してしまうでしょう。


キャリアアドバイザー

企業選びに時間がかかりすぎてしまっては、自己分析や企業研究、ES・履歴書作成にかけられる時間が減ってしまいます。その結果、準備不足で選考に落ちる可能性も高くなりますよ。

②選考で聞かれることがある

企業選びの軸は選考で聞かれることがあります。就活で重視している軸がしっかりと定まっていれば、なぜその業界・企業を選んだのか、入社してから何をしたいのかという熱意をアピールできるでしょう

一方、企業選びの軸を決めずに選考に臨んだ場合は、その業界・企業を選んだ根拠を明確にしにくいという問題が発生します。

どういった理由でその企業を選び、そこで何を実現したいのかといった話に説得力を持たせることが難しくなってしまうでしょう。


キャリアアドバイザー

また企業選びの軸は志望動機や自己PRにも通ずるものがあります。企業選びの軸が定まっていれば、数ある企業の中からその企業を選んだ理由や、入社後に活かせる自分の強みなどを自信を持って答えられるはずです。

③入社後のミスマッチを防げる

自分の定めた軸に沿って就活を進めれば、入社後のミスマッチ防止にもつながります。社風や雇用条件、環境といったように自分の求める条件に合った企業を選んでいるので、入社後も理想に近い働き方を実現できるでしょう

逆に企業選びの軸を決めず「有名な企業だから」「知人に勧められたから」などの理由で企業を選べばどうなるでしょうか。たまたま自分に合う企業に巡り合うこともあるかもしれませんが、たいていの場合は入社してから自分に合わないことに気づき、後悔することになるはずです。

キャリアアドバイザーコメント

鴨川 未奈プロフィール

自分で決めた感覚がないと早期退職につながる可能性も

エントリーする企業を知名度や企業規模だけで決めてしまうのは、よくありがちな例ですね。選考スピードの早い大手企業はエントリー締め切りが早く、履歴書やESなど書類での足切りもおこなわれます。

周りが応募しているから、両親が勧めるから、とりあえず大企業なら格好いいなど流されやすい人は注意が必要です。自分で決めた軸で選考企業を見極めないとただ不合格通知だけが増え、その後の選考へのメンタル面での影響も考えられます。

さらに、自分で決めた感覚がないので入社後も思っていたのと違う、自分に合わないなどと早期退職につながる可能性も考えられます。自分でしっかりと考えて決めた企業選びの軸なら、知名度に惑わされず、入社後も存分に力を発揮できるでしょう。

選考時・入社後も含めて企業選びの軸というのは非常に大切なのです。

あなたは大丈夫?
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企業選びは大きく分けて2パターン

企業選びの軸を決めるためには、そもそも企業選びにはどのような方法があるのかを理解する必要があります。雇用条件や勤務地といったように細かく分ければさまざまな方法がありますが、大まかに分けると企業選びの方法は2パターンです。

人によってどちらの方法が合っているかは異なるため、自分の状況に適した方法を選び、企業選びの軸を決める上での参考にしてください。

Can:自分ができること

自分ができることをもとに企業を選ぶ方法です。以下のような考え方のことを言います。


就活生

調整力が自分の強みだからチームで取り組む仕事をしたい!


就活生

プログラミングが得意だからIT企業に就職しようかな。

この方法のメリットとしては、自分の強みを活かせる企業を見つけやすく、その強みを選考でアピールしやすいことが挙げられます。得意なことや強みが活かせる企業を探すと数が絞りやすくなるため、企業選びも効率的に進められるでしょう

また、できることは成果につながりやすい点も大きなメリットです。たとえ初めはやりたいことではなかったとしても、成果が出ることでやりたいことに変わる可能性も十分に考えられます。

Will:自分がやりたいこと

自分がやりたいことをもとに企業を選ぶ方法です。以下の考え方が当てはまります。


就活生

上下関係が苦手なので風通しのいい企業で働きたい。


就活生

さまざまな国の人と交流したいので海外営業職に就きたい!

この方法のメリットとしては、入社当初は満足感を得られやすいことが挙げられます。やりたいことができる企業を選ぶため、入社して自分のやりたいことを実現できたことに楽しさを感じられるでしょう

一方で「やりたいこと=自分の能力を発揮できるとは限らない」という落とし穴も潜んでいます。やりたいことが実現できたのに成果が出ず、いつのまにかやりたいことではなくなっていたパターンも珍しくありません。

どんなにやりたいことでも、適性がなければ企業には採用してもらうことは難しいでしょう。「will」でうまくいかない場合は「can」に変えて企業を選ぶことをおすすめします。

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自己分析で企業選びの軸を決めるときの手法

企業選びの軸を定める重要性については理解できたものの、具体的にどうやって決めればいいのかわからない人もいるかもしれません。そのような場合は「自己分析」から企業選びの軸を探していくのがおすすめです。

ここでは企業選びの軸を決めるための、おすすめの自己分析方法をいくつか紹介します。以下の方法を参考に、自分に合うような企業選びの軸を考えてみてください。

まずはcanから考える

まずはcan(自分ができること)から考えることがおすすめです。仕事に直接かかわるスキルだけではなく「意見をまとめるのが得意」「忍耐力がある」など、小さなことでもいいので自分の持っている強みを考えてみてください。

can(自分ができること)の例
  • 対人折衝力がある
  • ビジネス会話ができるくらい英語ができる
  • プレゼンテーション能力がある
  • 柔軟に対応することが得意

一見仕事には役立ちそうにない強みであっても、仕事と関連づけてアピールできる場合があります。canをもとに、その強みを活かせる業界・企業を探していけば、自分の能力を最大限発揮できる企業に巡り会えるはずです

また、canが自分でわからない場合は、他人の意見を参考にするのも効果的な方法です。家族や友人、キャリアアドバイザーなどの意見は、自分のcanを明らかにするための大きな手がかりとなるでしょう。

自分史を作る

自分史を作り、これまでの人生を振り返る方法も効果的です。小学校、中学校、高校、大学というような段階で区切り、それぞれの時期で起きた出来事を書き出していきましょう。

その中から、たとえば「楽しんだこと」「大変だったこと」「悩んだこと」を抜き出して並べてみてください。そこから、今まで気づかなかった自分の魅力や強みなどの傾向を見つけることができます

自分史を使った自己分析の仕方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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モチベーションが上がるポイントを考える

自分がいきいきと活躍できる環境を知りたいなら、モチベーショングラフも1つの方法です。

これまでの人生を振り返り、自分はどんなときにモチベーションが上がるのか、なぜモチベーションが上がったのかを明らかにする自己分析で、自分の考え方や価値観を理解することにつながります。

モチベーションが高かったとき、低かったときの状況を当時の感情を思い出しながら振り返ってみましょう

自分が好む環境や適している環境がわかるため、たとえば競争が激しい時にこそモチベーション高く取り組めたといった傾向が分かった場合は「成果主義的な企業」が一つの候補となりえますよね。

モチベーショングラフの詳細はこちらの記事でも解説しています。

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理想の自分から逆算して考える

就活は自分の理想の就職先を探すための活動ですから、不満の少ないキャリアを送るためには、企業選びの軸を理想の自分から逆算して考えることも効果的です。

「自分は社会人として何をしたいのか」「将来はどんな姿になっていたいのか」を考えてみてください。理想の自分は近い将来、遠い将来どちらでも構いません。

たとえば「将来は独立し、起業家として活躍したい」と考えているのであれば、「若いうちから裁量のある仕事ができる」「チャレンジしやすい社風」などが企業選びの軸の候補になるでしょう。

このように理想という最終目標から逆算して考えることで、今の自分に必要な要素やすべきことを明らかにできます。こちらの記事を参考に、将来の自分像を考えてみてくださいね。

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OB・OGの話を聞くのも効果的

自己分析のためには、OB・OG訪問などで実際に会社で働く人たちの話を聞くのも効果的です。自分と似た価値観を持っている人や理想のキャリアプランを送っている人の話を聞くことは、自己分析を進めるうえでの大きなヒントとなります

話を聞く際は、企業に何を求め、どんなこだわりを持って就活に臨んでいたのかを質問してみるのがおすすめです。企業選びの軸は人それぞれ異なるためそのまま真似するのは得策ではありませんが、決め方の参考にはなります。


キャリアアドバイザー

話を聞いたうえで働いてみたいと思った企業、逆に働きたくないと思った企業があれば、なぜ自分はそのように感じたのかを考えてみましょう。

OB・OB訪問を活用すれば生の情報が手に入ります。具体的なコツはこちらの記事をどうぞ。

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キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗プロフィール

できること、やりたいことがわからなければ苦手なことから考えてみる

自分ができることが見つけられない、やりたいことが絞れないという人もいることでしょう。その場合は、逆から考えてみるのも有効です。膨大な業種・職種がある中でやみくもにエントリー企業を選んでいくよりは、効率的で納得感がある方法ですよ。

具体的には、強み・弱みの「弱み」の部分にフォーカスして考えます。たとえば「初対面の人と話すことが得意ではない」人は営業職そのものを避ける傾向がありますが、初対面だと緊張するが人と話すこと自体は好きなタイプ、大勢のグループは苦手だけど1対1なら平気なタイプなど細分化できます。

営業職といっても新規開拓、ルートセールス、インサイドセールス、法人営業など多岐に渡るので、興味のある働き方・企業も出てくるかもしれませんね。

営業職の種類や適性についてはこちらの記事を参考にしてください。

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面接で企業選びの軸を聞かれる2つの理由

面接での回答を考える前に、企業がなぜ「企業選びの軸」について質問するのかを正しく理解しておきましょう。企業の意図を知っておくことで、企業選びの軸で何をアピールすればいいのかがわかります。

意図を理解しないままでは、企業が重視しているポイントに沿った回答をするのは難しいため、何のために質問され、どのような点を評価しているのかを理解しておくことが大切です。

①入社後のミスマッチを防ぎたい

企業が面接で企業選びの軸を質問するのは、入社後のミスマッチを防ぐためです。学生が企業に対して何を求め、入社後に何をやりたがっているのかを知ることで、自社の求める人物像に合っているのか見極めることができます。

企業としても、すぐ辞められてしまうようなことは避けたいと考えているので、企業選びの軸を質問して自社との相性を確かめているのです


キャリアアドバイザー

逆に企業選びの軸がきちんと定まっていないと、相性が良くないと判断され、選考で落とされる可能性が高くなりますよ。

②入社後、長く働けるかが知りたい

入社後のミスマッチを防ぐ目的に加え、その学生が長く企業に貢献してくれる人材かどうかを見極める目的もあります。

採用活動ではただ優秀な人材だけを集めればいいわけではありませんから、入社後はどの仕事で、どのように貢献してくれるのかを企業は知りたがっているのです

そのため企業選びの軸を伝える際は「自分の企業選びの軸とマッチしたから志望した」だけではなく、入社後に自分がどのように企業に貢献していけるのかを伝える必要があります。


キャリアアドバイザー

なりたい姿や入社後にやりたいことなど、具体的な将来のビジョンを持っていることをアピールできれば「この学生は企業に長く貢献してくれそう」と面接官に印象づけられるでしょう。

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企業選びの軸を答える3ステップ

面接で企業選びの軸を答えるときは、以下の3ステップを心掛けてください。

軸そのものは魅力的だったとしても、伝え方によってはアピールにつながらない回答になることも考えられるため、注意すべき点をきちんと把握したうえで回答を考えることが大切です。

まだ回答が完成していない人は以下のポイントを踏まえて考え、既に完成している人は自分の回答がポイントをきちんと押さえているか確かめてみてくださいね。

①結論を答える

面接でのあらゆる質問に共通して言えることですが、企業選びの軸を答える際も、まずは結論から答えることを心掛けてください。

結論を最初に述べることで「今から◯◯についての話をします」という宣言になり、聞き手は話の内容を理解しやすくなります

反対に結論を話の最後にしてしまうと、何の話なのか理解してもらえない場合があり、結果として聞き手をイライラさせることにもつながりかねません。そうなると高評価を得るのは難しくなるため、面接での受け答えは常に結論ファーストを心掛けましょう。

②エピソードを交えて理由を述べる

何を企業選びの軸にしているのかを伝えたあとは、それを裏付けるエピソードを伝える必要があります。具体的なエピソードがなければ「私は◯◯を企業選びの軸にしています」と言われても根拠がなく、回答に説得力はありません。

説得力のない回答では、面接官はあなたが入社後に活躍する姿をイメージできませんから「なぜその企業選びの軸にしたのか」が理解できるようなエピソードを伝えましょう。

企業選びの軸と結び付くエピソード例
  • 挑戦が評価される→バイトリーダーとして社員に近い裁量を与えられたことで意欲的に取り組むことができ売り上げに貢献した
  • 地道な努力を評価する→部活のマネージャーとして徹し、部員から感謝の言葉を述べられたことがうれしかった

エピソードに具体性を持たせるコツは、自分の感情や考えを交えながら話すことです。過去の出来事を淡々と話しても、それが本当にあなたが経験した出来事なのか面接官にはわからないため、当時の自分が何を考えどのように感じたのかを詳しく伝えるようにしてください。

③入社後のビジョンを語る

最後に、入社後どんな仕事をしたいのか、どのような形で企業に貢献していきたいのかを伝えましょう。

入社後のビジョンは当然その企業で実現できるものでなければならないため、企業選びの軸は、自分が企業に求める条件と企業が求める人物像がマッチしたものを選ぶ必要があります

企業研究で他の企業との違いをきちんと理解し「なぜ数ある企業の中でこの企業を選んだのか」を面接で説明できるように準備しておいてください。


キャリアアドバイザー

今後のビジョンまで語ることで、入社や働くことに対しての熱意をアピールすることにつながりますよ。

企業選びの軸を聞かれたときの回答例40選

企業の社風や人間関係、環境といったタイプごとに企業選びの軸40選を紹介します。これまでに紹介してきた企業選びの軸の選び方や答え方を踏まえ、自分なりの回答を考えてみてください。

志望する業界・企業について入念に研究したうえで、ほかの人とは違う自分ならではの回答に仕上げていきましょう。回答が完成したあとは、面接官に深掘りされることを想定し、深掘り質問への回答も考えておくと安心です。

社風

社風とは簡単に言うと企業の伝統や文化のことです。企業は面接において、学生の性格や価値観が自社の社風と合うかどうかを重視しているため、社風は企業選びの軸を考えるうえで有力な候補の一つになります。

社風を軸として伝える場合は、「社風に共感しました」だけで終わらないことが大切です。どこが自分と合っているのか、なぜその社風の企業で働きたいのか、などを詳しく伝えましょう

社風の例
  • 挑戦がきちんと評価される
  • 意思決定が早い
  • 実力主義
  • お客様第一
  • 風通しが良い
  • 職場の人間関係を大切にしている
  • 新しいことにも果敢にチャレンジする
  • 過去のやり方にこだわりすぎない
  • 仕事とプライベートが分けられている
  • 新入社員でも社長に直接意見できる

例文①挑戦が評価される

例文

私は「挑戦が評価される」を企業選びの軸にしています。大学時代にカフェのアルバイトで、客席回転率を上げるための効率的な配膳方法や、常連客を増やすための接客方法などを提案した結果、時給を上げてもらったことがありました。

自分の挑戦が昇給という形で評価されたことがとても嬉しく、仕事を続けるモチベーションの向上につながったため、企業を選ぶ際も挑戦が評価される環境かどうかを重視しています。

そのため私は、独自の社内ポイント制度や表彰制度などでモチベーションが維持できる環境が整っている御社を志望しました。

挑戦が評価される環境を軸にしている理由が明確になっていますね。「昇給がモチベーションの向上につながった」というエピソードから、ただ単に給料の高い企業で働きたいと考えているわけではないことがわかります

例文②意思決定が早い

例文

私は「意思決定が早い」を企業選びの軸にしています。私が大学時代に所属していたゼミでは、何を決めるにしても全員で話し合って決めることを重視しており、時間ばかりかかって一向に作業に取りかかれないことが多々ありました。

もちろん話し合いで決めることは大切なのですが、意思決定に時間がかかりすぎてしまっては仕事の効率性は上がりませんし、企業が成長するための障害となってしまいます。

そのため私は、明確なリーダーが存在し、トップダウンでスピーディに意思決定している御社を志望しました。

過去の経験を引き合いに出すことで、意思決定が遅いことの弊害がよくわかります。志望する企業の社風に触れている点も高評価です

例文③実力主義

例文

私は「実力主義」を企業選びの軸にしています。会社で働くうえで年上の人を敬うのは大切なことだと思うのですが、年齢によって給料が決まったり、勤続年数によって評価が変わったりするのは不公平だと考えています。

年齢や勤務年数にかかわらず、実力のある者が正しく評価される環境のほうが、従業員も高いモチベーションを持って働けると考え、「実力主義」を企業選びの軸にしました。

中でも御社には、新入社員であっても実績を残せば3~5年で経営幹部になれる制度があり、若いうちから結果を残したいという私の考えに合っていると思います。

「年齢や勤続年数で評価が変わるのは不公平」という考えを述べることで、実力主義を軸にしている理由が明確になっていますね。また、企業で導入されている制度を例に挙げることで、この企業でなければならないという熱意も伝わります。

例文④お客様目線を大切にしている

例文

私は「お客様目線を大切にしている」を企業選びの軸にしています。ある飲食店で食事をした際、無愛想なうえに食器類を荒々しく扱う店員に接客され、もうこの店には二度と来たくないと思った経験がありました。

この経験から、自分が社会に出た際は常に相手のことを気遣い、お客様を第一に考えられる人間でありたいと考えるようになりました。

就活を進めるうえでさまざまな企業に出会う中でも「お客様第一主義」を理念とし、消費者はもちろん、販売先や仕入先の人間など、企業にかかわるさまざまなお客様を大切にしていることに共感を覚え、私も御社の一員として働きたいと思いました。

経営理念を含めることで、この企業を選んだ理由がわかりやすくなっています。入社熱意に加え、企業研究を入念におこなっていることのアピールにもなるでしょう。

例文⑤風通しが良い

例文

私は「風通しが良い職場」を企業選びの軸にしています。大学時代に所属していた野球サークルでは上下関係が厳しく、先輩の指示には明らかに間違っていることでも黙って従わなければなりませんでした。

私が4年生になったときは下級生でも意見が出しやすい環境を整えることに努めましたが、もっと早く取り組んでいれば、より強いチームになっていたのではないかと今でも後悔しています。

この経験から、年下の人間が意見を出せないような職場ではチームとして成長していくのは難しいと強く感じたため、年齢や勤続年数にかかわらず、魅力的な意見は積極的に採用している御社を志望しました。

風通しの良さには、「意見をぶつけ合える」「必要最低限の上下関係」といった意味があります。見方によっては曖昧な表現でもあるため、どういった風通しの良さを重視しているのかを詳しく話しましょう

例文⑥人とのふれあいを大切にしている

例文

私は「人とのふれあいを大切にしている」を企業選びの軸にしています。以前の私は他人に迷惑をかけることを避けるべく、どんな問題も人を頼らずに一人で解決しようとする傾向がありました。しかし、建築設計の授業でチームを組んだ際、人と協力しながら問題に取り組んだほうが遥かに効率がいいことに気づき、それ以来企業選びでも人とのふれあいを大切にしていることを重視しています。

特に、御社では社員旅行やスポーツ大会を設けるなど、良好な人間関係を築くための取り組みを積極的におこなっているため、周りの人と協力しながら働くには最高の職場環境だと考え御社を志望しました。

過去の経験談から、なぜ企業選びで人とのふれあいを重視しているのかがよくわかります

ただ単に人間関係を重視していると話しても説得力に欠けるため、「なぜ人間関係を重視しているのか」「どのような環境で働きたいのか」を具体的に話すようにしましょう。

自分に合った社風を知りたい人にはこちらの記事もおすすめです。

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自分の能力を活かせる

自分の持っている能力やスキルをもとに選考先を選ぶのも効果的な方法です。能力やスキルが適切に活かせる環境であれば、自分と企業の特徴が合う可能性は高まりますし、面接でも高い評価につながります

ただし、自分の能力やスキルを活かせることを軸として伝える場合は、ただの自慢話に終わらないよう注意が必要です。それらがどこでどのように活かせるのかを具体的に伝え、自分が会社に貢献できる人材だということを印象づけましょう。

「自分の能力を活かせる」の例
  • 裁量のある仕事ができる
  • 自分の経験が活かせる
  • 英語力が活かせる
  • ゼミで学んだことが活かせる
  • 特定の資格を活かせる
  • コミュニケーション能力を活かせる
  • マネジメント能力を活かせる
  • プレゼンテーション能力を活かせる
  • 協調性を活かせる
  • 概念化能力を活かせる

例文①裁量のある仕事ができる

例文

私は「裁量のある仕事ができる」を企業選びの軸にしています。大学時代にしていた家庭教師のアルバイトでは、指導マニュアルに従ってもうまくいかないことのほうが多く、生徒の性格や家庭環境に合わせて工夫しながら教える必要がありました。

この経験から何事も常にルールやマニュアルに従えばいいわけではなく、時には自分なりに工夫することの大切さを知り、それ以来企業選びでも「裁量のある仕事ができる」をしています。そのため、結果を残せば若いうちからでも裁量のある仕事ができる御社を志望しました。

裁量のある仕事とは、すなわち責任のある仕事や自由度の高い仕事のことです。責任のある仕事を任されたいと伝えることで、向上心の高さやチャレンジ精神をアピールできるでしょう

自己PRとして行動力をアピールするときのコツはこちらの記事を参考にしてください。

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例文②自分の経験が活かせる

例文

私は「自分の経験が活かせる」を企業選びの軸にしています。私は将来システムエンジニアになりたいと考えており、大学では「横スクロールアクションゲームアプリ」の開発を通し、エンジニアとして必要な知識や技術が身につきました。

また、コールセンターのアルバイトでは、さまざまな悩みを抱える人と関わったことでコミュニケーション能力や問題解決力が身につきました。

「クライアントの根本的な課題を解決するシステム開発」をモットーとしている御社であれば、自分の経験を最大限活かせると思い志望しました。

経験の内容が具体的です。自分のスキルや経験を企業選びの軸としてアピールする場合は、それらを会社でどのように活かせるのかを伝えましょう

例文③英語力が活かせる

例文

私は「英語力が活かせる」を企業選びの軸にしています。私が大学時代にアルバイトとして働いていたカフェは観光客の外国人がとても多く、英語を話す人とのかかわりを通して自然と英語力が身につき、さらに海外に住む人から直接それぞれの事情や文化を聞く楽しさを知りました。

この経験から将来は外国人とも多くかかわるような仕事をしたいと考えるようになり、英語力が活かせることを企業選びの軸にしています。

中でも、近年東南アジアでの事業拡大に力を入れて取り組んでいる御社であれば、営業として私の英語力とコミュニケーション能力が活かせると考え、入社を志望しました。

「東南アジアにおける事業の営業として英語力を活かせる」と伝えることで、面接官はあなたが入社後に活躍するイメージを持ちやすくなります。企業選びの軸を伝えて終わりではなく、この企業を選んだ理由や仕事での活かし方まで話すことが大切です

就活で英語力を武器にする方法はこちらの記事で解説しています。

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例文④ゼミで学んだことが活かせる

例文

私は「ゼミで学んだことが活かせる」を企業選びの軸にしています。大学のゼミで防災・減災について研究した経験から、災害はいずれ起こるものとして考え、被害を少しでも減らすことを目的にした”減災”への取り組みを積極的におこなう企業に興味を持ちました。

中でも御社は災害時に街のライフラインになることを目指し、帰宅困難者に対して水道水やトイレ、災害情報の提供など、減災への取り組みに力を入れているため、私がゼミで学んだ知識を活かし貢献できると考えています。

ゼミでの研究内容が簡潔に述べられているので、企業選びの軸に選んだ理由が明確です。研究内容についてさらに深堀りするような質問をされることも想定しておきましょう

やりがい

やりがいは志望動機などにも使える便利な言葉ですが、見方によっては抽象的な言葉とも言えます。そのためやりがいを軸として伝える場合は、何にやりがいを感じるのか、なぜそのやりがいを仕事に求めているのかを明確にしてください

また「やりがいのない仕事はやらないのか」などと少し意地悪な質問をされることも考えられます。自分の希望以外の仕事をやらなければならなくなった場合、どのように対処するかについても答えられるよう準備しておきましょう。

やりがいの例
  • 努力が目に見える形で現れる
  • 人の喜びに貢献できる
  • 人の心を動かす
  • 達成感が得られる
  • 人を幸せにできる
  • 人の成長を手助けできる
  • 若手でも新規事業に携わるチャンスがある
  • 自分が成長できる
  • 興味のある仕事ができる
  • お礼や感謝の言葉をもらえる

例文①努力の成果が形になる

例文

私は「努力の成果が形になる」を企業選びの軸にしています。私は中学生の頃からアプリ開発に熱心に取り組み、コンテストにも積極的に参加していたのですが、何度参加しても表彰されることはありませんでした。

なかなか周りに評価してもらえないことでアプリ開発が嫌になった時期もあったのですが、大学に入ってからようやく、自分で開発した勉強記録アプリがコンテストで賞を受賞しました。そのことをきっかけに、モチベーションを保つためには「努力の成果が形になる」ことが重要だと気づきました。

もちろん努力が常に報われるとは限りませんが、高いモチベーションを維持して働くためにも、努力を目に見える形で評価してもらえる制度が充実していることを基準に企業を選んでいます。

過去の経験談から「努力の成果が形になる」を企業選びの軸に選んだ理由がよくわかります。また、それが仕事にどのような影響を及ぼすのかについて言及していることもポイントです

例文②顧客の喜びに貢献できる

例文

私は「顧客の喜びに貢献できる」を企業選びの軸にしています。大学時代は飲食店のアルバイトを経験し、自分の接客がお客様の幸せに貢献できることにやりがいを感じ、社会に出てからも顧客の喜びに貢献できるような仕事をしたいと考えるようになりました。

数ある企業の中で御社を選んだのは、「真心をこめてお客さまへ最高の製品を提供する」という顧客のことを常に考える経営理念に共感したためです。営業職として顧客に魅力的な提案をするだけではなく、喜びに貢献できるような営業を心掛けて働きたいと思います。

「営業職として」と述べることで、入社後のビジョンが明確です。企業選びの軸を伝える際は、入社後のビジョンも合わせて伝えると相手はあなたの活躍をイメージしやすくなります。

例文③人の心を動かす

例文

私は「人の心を動かす」を企業選びの軸にしています。大学時代にゼミで自主映画を製作して観客50人程度の上映会を開催した際、映画を観終わった人たちから「元気をもらえる映画だった」「共感した」といったお褒めの言葉をいただき、将来は人の心を動かすような仕事をしたいと考えるようになりました。

そのため私は、人々に楽しんでもらえるようなサービスを提供するアミューズメント業界を志望し、中でも「お客様が心躍るようなサービスを提供する」を理念としている御社を志望しました。

「人の心を動かす」という企業選びの軸は、場合によっては浅はかな軸と捉えられる可能性があります。「誰の心を動かしたいのか」「他の業界ではダメなのか」といった深堀り質問に答えられるようにしてください

例文④達成感がある

例文

私は「達成感がある」を企業選びの軸にしています。私は営業職に興味があり、大学3年の頃にIT企業のインターンシップに参加しました。始めの頃は右も左も分からず先輩社員に頼ってばかりでしたが、約3ヵ月経った頃にようやく契約を一人で取ることができました。

たった1件の契約ではまだまだ十分ではないのですが、自分で契約を取れたことに達成感を覚え、そのことがきっかけで達成感が仕事のモチベーションに大きな影響を及ぼすことを知りました。

御社では個々の能力を目標を設定することで、仕事に達成感や満足感を得られる風土ができていると伺っています。御社であれば私が求める達成感に加えて、さらに自分の成長にもつながると思い志望しました。

企業選びで達成感を重視している理由が明確です。また、企業の風土に触れることで、自分の軸と企業の求める人物像がマッチしていることのアピールにつながっています

例文⑤人を幸せにできる

例文

私は「人を幸せにできる」を就活の軸にしています。民間企業も公務員も人の幸福に貢献するという点では違いはありませんが、中でも市役所職員は、人々の生活や地域の発展のためには欠かせない仕事だと思います。

特に◯◯市ではアプリを活用した子育て支援策など、人々の生活を豊かにするための先進的な取り組みを実施していると知り、ここでなら人を幸せにできる仕事に携われると考えました。

地域発展のために先進的な取り組みを◯◯市が中心となって実施していることが強く印象に残り、私もその一員として働きたいと思いました。

「人を幸せにできる」という軸はどの仕事にも共通して言えるため、なぜその仕事でなければならないのかをきちんと説明できるように回答を考える必要があります

例文⑥人の成長を手助けできる

例文

私は「人の成長を手助けできる」を企業選びの軸にしています。大学時代に経験した家庭教師のアルバイトでは、生徒の成績が思うように伸びず気分が落ち込むこともよくありましたが、色々と試行錯誤しながら生徒の成長を手助けすることにとてもやりがいを感じました。

私が教育業界を志望するのは、教育を通して生徒の成長を手助けしたいからです。全生徒一律ではなく、一人ひとりの生徒ときちんと向き合うことを教育理念としている御社で、生徒が人間的に成長していく手助けをしたいと考えています。

仕事に対する価値観がよくわかる回答です。教育理念を交えて伝えることで、「なぜこの企業でなくてはならないのか」という理由もわかりやすいですね

例文⑦若手でも新規事業に携わるチャンスがある

例文

私は「若手でも新規事業に携わるチャンスがある」を企業選びの軸にしています。既存事業と新規事業、どちらも企業の成長にとって重要であることには変わりませんが、前例がないことへの挑戦や、成果が出たときの達成感は新規事業ならではのやりがいだと思います。

御社では若手社員が多く活躍しており、さらに社員なら誰でも新規事業を提案できる制度を導入するなど、入社してすぐにでも新規事業に携わるチャンスがあるため、私の企業選びの軸に最も適している企業だと感じました。

チャレンジ精神の高さがうかがえる回答です。既存事業との違いについて触れている点も好印象です

人の魅力、チームワーク

仕事でかかわる人や職場の人間関係など「人」を企業選びの軸にすることも1つの方法です。長く働いていくためには職場の人と良好な関係を築くことが非常に大切ですから、人を軸にすれば自分に合った企業を見つけやすくなるでしょう。

ただし、人を軸として伝える場合は消極的と捉えられてしまわないよう注意してください。「協調性がない」「苦手な人とはうまく付き合えない人」などと低評価につながる可能性があるため、こんな人となら自分の能力が最大限発揮できるといったように、ポジティブな考えにつなげてアピールしましょう。

「人の魅力」「チームワーク」の例
  • チームワークを大切にしている
  • 従業員それぞれが自分の仕事に誇りを持っている
  • 少数精鋭である
  • 従業員の人柄が良い
  • 尊敬できる上司の元で働ける
  • 女性が多い職場
  • 経営幹部との距離が近い職場
  • 大きな目標を持った同僚と一緒に働きたい
  • さまざまな国の人が混在する職場
  • 多くの人とかかわる仕事

例文①チームワークを大切にしている

例文

私は「チームワークを大切にしている」を企業選びの軸にしています。大学時代は建築学科に所属しており、授業では建物の設計や模型製作を複数人で協力し合うグループワークがよくありました。

初めの頃はグループワークに慣れておらず、全員で同じ作業に取り組むという方法を採っていたのですが、なかなか作業効率が上がらなかったため、試しに役割を分担してみることにしました。

それぞれの得意分野ごとに役割を分担したところ、今までよりも遥かに作業効率が上がり、この経験からチームワークの大切さを知りました。
チームで作業に取り組むことで効率化が図れるほか、弱みを補い合うことで個人にも良い影響を及ぼすことを学んだため、3〜5人のチームで仕事をフォローし合う「ユニット制度」を取り入れるなど、チームワークを大切にしている御社を志望しました。

チームワークは業種にかかわらず必要な能力であるため、企業選びの軸でも効果的なアピールとなります。企業の社風や社内制度を例に挙げるなど、その企業でなければならない理由をきちんと伝えましょう

自己PRとして協調性をアピールしたい学生はこちらの記事も参考にしてください。

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例文②自分の仕事に誇りを持っている

例文

私は「自分の仕事に誇りを持っている」を企業選びの軸にしています。仕事を長く続けるためには給与や休日数といった条件面も大切ですが、「自分の仕事に誇りを持てるか」というのも同じくらい大切なことだと私は考えています。

御社のインターンシップで社員の方々に仕事のやりがいについて話を伺った際「仕事の成果を正しく評価してもらえることが嬉しい」「社会に貢献していることを実感できる」など、多くの人が自分の仕事に誇りを持っていることが強く印象に残りました。

この会社であれば私も自分の仕事に誇りを持ち、長い間貢献していけると確信したため、御社を志望しました。

インターンシップに明確な目的を持って参加したことがわかり、入社意欲の高さがうかがえます。また、社員から聞いた話を引き合いに出している点も好印象です。

例文③少数精鋭である

例文

私は「少数精鋭である」を企業選びの軸に、若いうちから責任や裁量の大きい仕事を要求される環境で働きたいと考えています。少数精鋭を重視しているのは、大学の授業やゼミでグループワークに何度も参加するうちに、人数が増えれば増えるほどサボる人が増え、逆に人数が少ないほど一人ひとりが熱心に作業に取り組むことに気づいたためです。

また、人数が少なければ自分の仕事ぶりをきちんと評価してもらいやすいうえ、他の従業員とも深い関係性になれる点が少数精鋭の大きなメリットだと思います。

そのため私は、わずか10人程度のメンバーで数十億円の売り上げを出すなど、一人ひとりが高いパフォーマンスを発揮している御社を志望しました。

「少数精鋭」を企業選びの軸にしている理由やそのメリットが具体的に述べられています。逆に少数精鋭のデメリットを聞かれたときの回答を準備しておくと安心です

例文④従業員の人柄

例文

私は「従業員の人柄」を企業選びの軸にしています。社会に出てからは個人で仕事をするよりも、周りの人と協力し合いながら仕事をすることのほうが遥かに多いため、従業員と自分の性格が合うかどうかを企業選びで重視しています。

御社の従業員は誰もが他人の意見を尊重し、時には相手に譲歩する強さを持っていることをインターンシップでのかかわりを通して気づきました。この環境であれば、自分の考えを伝えつつ、お互いの意見を尊重しながら働いていけると思ったため、御社を志望しました。

人柄を企業選びの軸として伝える場合は、ただ「優しい人たちと一緒に働きたい」と伝えても高評価にはつながらないため、人柄の良さが仕事にどのような影響を及ぼすのかを具体的に伝えるのがポイントです

成長

「成長できる環境」という軸は他人ありきの考え方なため、企業選びの軸としては少しアピールに欠けますが、伝え方によってはキャリアアップへの熱意や向上心の高さをアピールできます。

「企業の教育制度が充実しているから成長できる」という理由だけでは効果的なアピールにはならないため、なぜその企業でならないのか、どのように成長していきたいのかなどを具体的に伝えてください。きちんとしたビジョンを持っていることが伝われば、企業選びの軸としての説得力を高められます

「成長」の例
  • 挑戦しやすい環境がある
  • スキルを高められる
  • 常に新しい技術に触れられる
  • 新規事業に携われる
  • 独自のキャリアプラン制度がある
  • 新しい知識が身に付く
  • 資格取得支援制度が充実している
  • 会社の目標が明確である
  • 上司が部下を育てる意識が強い
  • 自分で考えさせる文化がある

例文①挑戦しやすい環境がある

例文

私は「挑戦しやすい環境がある」を企業選びの軸にしています。大学時代に所属していたゼミでは企業のマーケティング活動について学び、市場を取り巻く環境が目まぐるしく変化する現代では、変化に対し臨機応変な対応を取ることの大切さを学びました。

企業が時代の流れに取り残されないためには、それまでの伝統や固定観念だけにとらわれず、日々挑戦し続けることが重要だと思います。そのため私は、失敗を単純な悪と捉えず、成功に向けてどんどんと挑戦できる社風の御社を志望しました。

新しいことや苦手なことに挑戦する姿勢は面接でも大きなアピールとなります。深堀りされることを想定し、「入社後どんなことに挑戦したいか」を具体的に答えられるようにしておくと安心です。

例文②スキルを高められる

例文

私は「スキルを高められる」を企業選びの軸にしています。私は従来の半導体よりも高い電圧、大きな電流に耐えられる”パワー半導体”に大きな将来性を感じており、パワー半導体を使った新製品や技術の開発に取り組みたいと考えています。

大学のゼミでは、超省エネを実現する究極のパワー半導体デバイスの研究に努めました。パワー半導体分野において国内トップのシェアを誇る御社であれば、大学の研究で身に付けた知識とスキルを最大限活かし、さらに自分の能力を高めていけると思います。

自分が持っているスキルと将来的なビジョンを話すことで、なぜその仕事を選んだのかが明確になります。また、ゼミでの研究内容から、どんな知識を持っているのかがわかります。

例文③常に新しい技術に触れられる

例文

私は「常に新しい技術に触れられる」を企業選びの軸にしています。大学時代、あまりにも退屈すぎてアパレルショップでのアルバイトを辞めてしまった経験から、暇すぎる仕事や刺激のない仕事は長続きしないことを学びました。

仕事のモチベーションや向上心を保つためには、同じことの繰り返しのような仕事だけではなく、刺激のある仕事にかかわることもときには必要であると考えています。

そのため私は、WiFiや5G通信、IoTなどの新しい技術が次々と生まれる通信業界を志望し、中でも、独自の視点と先進性で通信業界をリードし続けている御社を志望しました。

新しい知識や技術を学ぼうとする姿勢がうかがえます。「独自の視点と先進性で通信業界をリードし続けている」と具体的に話しているため、その企業を選んだ理由も明確です。

キャリアアドバイザーコメント

加藤 大智プロフィール

あなたの成長が企業にどんなメリットをもたらすのかまで伝えよう

企業、特に株式会社は利益を追求するものです。「あなたの成長が企業にどんなメリットをもたらし利益につながるか」まで伝えるようにしましょう。

学生が「成長できる環境」を求めることは当然のことでしょうし、企業側も入社後は成長してほしいと思っています。しかし「成長したい」という言葉だけではあなたを採用する理由にはなりづらいでしょう。

一つ一つの質問に覚悟や決意を上乗せできると「企業活動がわかっている」「働く覚悟があるな」とほかの学生より評価してもらえるはずです。自分がどのように貢献していくのかをアピールできるかが「自分本位でなく企業をわかっている学生だ」と合否の分かれ目になるかもしれません。

社会貢献

社会に貢献できるような仕事をしたいという考えは立派ですが、面接で単に「社会貢献を企業選びの軸にしています」と伝えても高評価にはつながりません。

なぜなら社会貢献は企業の最優先事項ではないため、面接官にも「社会貢献をしたいのなら、慈善団体に就職すればいいのでは」と思われてしまう可能性があるからです。

そのため社会貢献を軸として伝える場合は、社会への貢献が企業の利益にもつながるといった方向性で伝える必要があります。「社会全体に貢献したい」という漠然とした軸ではなく、社会の誰を対象に、どうやって貢献したいのかを具体的に伝えるようにしてください。

「社会貢献」の例
  • 社会の役に立てる
  • 社会貢献につながる
  • サステナブルな活動に取り組んでいる
  • ボランティア活動を促進している

例文①社会の役に立てる

例文

私は「社会の役に立てる」を企業選びの軸にしています。社会に役立つというのはどの仕事にも共通して言えることですが、中でも銀行員は、日常生活には欠かせない「お金」を取り扱う点で、特に社会への影響力が高い仕事だと思います。

大学のゼミで各金融機関の政策や理念について学んだ際、御行が「社会の持続的な発展に積極的に貢献する」ことを行動指針に掲げていることを知り、感銘を受けました。御行に入社し、一人ひとりの顧客に向き合うことはもちろん、社会全体の利益について考えられるような銀行員を目指したいと思います。

「社会の役に立てる」だけでは漠然とした軸になってしまうので、なぜこの仕事を選んだのか、どのような形で社会の役に立ちたいのかを具体的に伝えることが大切です

例文②社会貢献につながる

例文

私は「社会貢献につながる」を企業選びの軸にしています。環境に配慮した取り組みに力を入れる企業に投資する”ESG投資”が注目されているように、さまざまな社会問題が渦巻く現代で企業が成長していくためには、自社や顧客の利益だけではなく、社会全体の利益を考える必要があると思います。

社会貢献につながる取り組みが企業の成長、さらには働く従業員の利益にもつながると考えているため、GPIFが選定するすべてのESG指数の構成銘柄に3年連続で選出されるなど、社会問題解決に向けた取り組みで継続して結果を残している御社を志望しました。

社会貢献という抽象的で、ほかの就活生もよく使うフレーズに対して社会的な流れの分析を加えることで説得力を持たせています。ここに自身の経験が加わればよりよいアピールになるでしょう

例文③サステナブルな活動に取り組んでいる

例文

私は「サステナブルな活動に取り組んでいる」を企業選びの軸にしています。貧困問題や環境問題解決のための開発目標「SDGs」が注目されている現代では、SDGsの達成に取り組むことで企業のイメージが向上し、自社や顧客の利益につながることはもちろん、従業員の利益やモチベーション向上にもつながると考えています。

自分が生涯にわたって働く企業に将来性と安定性がなければ、長い間豊かな生活を送ることはできないため、再生PET生地で商品を作ったり、水資源の消費を抑えた商品の研究をしたりと、長期的な視点を持った取り組みに注力している御社を志望しました。

「サステナブルな活動に取り組んでいるから」だけでは企業を選んだ理由としてはアピールに欠けるため、企業や自分にとってどのような利益があるのかを伝えるように心掛けてください

働きやすさ

給与や残業時間などの「働きやすさ」は企業選びでほとんどの人が重視するポイントですが、軸として伝える場合は注意が必要です。単に「有給休暇取得率が高いから」「勤務形態が選べるから」と伝えても、企業に貢献したいという熱意が読み取れません。

そのため、働きやすいことが自分にどう影響し、どのような形で会社に貢献していけるのかを伝えるようにしてください。「ワークライフバランスが図れれば、健康なまま長く会社に貢献していける」といったように、働きやすさを自分や企業のメリットにつなげることが大切です。

「働きやすさ」の例
  • 出産後も働ける
  • ワークライフバランスが図れる
  • 従業員を大切にしている
  • 長く健康的に働ける
  • 男性の育児休暇取得率が高い
  • 柔軟な勤務形態
  • 悩みを相談しやすい環境が整っている
  • 社内制度が充実している
  • 従業員満足度が高い
  • キャリアプランが選べる

例文①出産後も働ける

例文

私は「出産後も働ける」を企業選びの軸にしています。法律では妊娠を理由にした不利益な取り扱いは禁止されていますが、残念ながら、妊娠を理由に解雇や不当な扱いをする「マタニティーハラスメント」は世間でも未だに話題に上がっています。

私は出産したあとも継続して働きたいと考えており、マタハラによって自分のキャリアアップを阻害されたくないため、子育て中社員の座談会開催や社内保育所の設置など、育児と仕事の両立支援に積極的に取り組む御社を志望しました。

自身のライフイベントをしっかり見据えたうえでの主張なので、「しっかり腰を据えて働いてくれる」といった印象が持たれる例文ですね。キャリアアップの意思も同時に伝えられており、バランスの良い例文といえるでしょう

例文②ワークライフバランスが図れる

例文

私は「ワークライフバランスが図れる」を企業選びの軸にしています。私はOB・OG訪問やインターンシップ参加を通じ、働く社会人の方々に「仕事を長く続けるコツ」を常々質問してきました。質問の答えからわかったことは、長く活躍している社会人は仕事だけではなく、プライベートも充実しているということです。

プライベートの時間を有効的に使い、日々の疲れやストレスをうまく昇華させることが仕事を長く続ける秘訣だとわかったため、私は「ワークライフバランスが図れる」を軸に企業を選んでいます。

特に御社のインターンシップに参加したとき、活気のある職場の雰囲気がとても印象に残ったため、御社であればワークライフバランスをうまく図りながら貢献していけると考えています。

ワークライフバランスというとプライベートを充実させることばかりに気を取られがちですが、この例文では「プライベートを充実させることで企業に貢献したい」という熱意がよく伝わります

例文③従業員を大切にしている

例文

私は「従業員を大切にしていること」を企業選びの軸にしています。定年まで働き続けるには、自分に合った仕事を選ぶことと従業員を大切にしている企業を選ぶことが重要だと思います。

顧客だけではなく従業員も大切にしている企業であれば、長く健康的に働けますし、従業員としても会社から大切にされている分「この会社に貢献したい」という意欲が高まると思います。

そのため私は、ランチ代を月4,000円支給する食券制度や、パートナーの誕生日に食事代の14,000円を支給するバースデイ制度など、従業員のことを気遣うユニークな制度を多く取り入れている御社を志望しました。

従業員を大切にすることがどんな恩恵につながるのかを述べることで、受動的ではなく、会社に貢献したいという能動的な意志が読み取れます

例文④長く健康的に働ける

例文

私は「長く健康的に働ける環境」を企業選びの軸にしています。企業に貢献するためには結果を出すことは大切ですが、まずはきちんと自分の体調を管理し、長期間に渡って働くことが企業に最も貢献できる方法だと私は考えています。

数ある企業の中で御社を志望したのは、保健スタッフによる定期的な個別面談やノー残業デーの導入など、従業員の健康を気遣う取り組みに力を入れているためです。

もちろん会社の取り組みばかりに頼りすぎず、自分でも日頃から健康のことを気遣い、20年30年と長期間に渡って御社に貢献していきたいと思います。

「長く健康的に働ける環境」という企業選びの軸は、場合によってはネガティブな表現にも捉えられる可能性があるため、健康を維持することで会社に貢献したいという気持ちを伝えることが大切です

影響力が大きい

影響力の大きさを軸として伝える場合は、自分自身が影響力の大きい仕事をしたいのか、それとも社会への影響力が大きい仕事をしたいのかをはっきりさせる必要があります。

たとえば、道路や橋を造るインフラ事業は社会への影響力が大きい仕事ですが、事業にかかわる人の数は膨大なため、個人が社会に及ぼす影響は微々たるものです。

このように「影響力が大きい仕事」と一口に言ってもそのニュアンスは大きく異なるため、自分にとって大きい仕事、影響力のある仕事とはどのようなものなのか明確にしたうえで答えなければなりません。自分が重視しているポイントや、やりたいことを具体的に話すよう心がけてください。

「影響力が大きい」の例
  • 正しい情報を世の中に伝える
  • 社会に良い影響を与えられる
  • 公益性が高い
  • 人の生活に影響を与える

例文①正しい情報を世の中に伝える

例文

私は「正しい情報を世の中に伝える」を企業選びの軸にしています。近年はSNSの普及によって誰もが気軽に情報を発信できる社会になっていますが、発信される情報が増えた分、フェイクニュースの数も増えています。

たとえばコロナウイルスが日本に広がり始めた当初「トイレットペーパーは中国で製造・輸入しているため、これから不足する」というTwitterの書き込みを信じて多くの人がトイレットペーパーを買い求め、全国的な品薄になったことがありました。

このように間違った情報が大問題に発展し、企業や個人の信頼低下につながることもあるため、私は「正しい情報を世の中に伝える」を企業選びの軸にしています。正しい情報を伝えることが企業の利益、従業員の利益につながると考え、放送局の中でも特に信頼性を重視している御社を志望しました。

エピソードが具体的なため、正しい情報を世の中に伝えることの大切さがよくわかります。「正しい情報を伝えたい」だけではなく、企業や従業員の利益に関連させて話していることもポイントです。

例文②社会に良い影響を与えられる

例文

私は「社会に良い影響を与えられる」を企業選びの軸にしています。私は「せっかく働くのなら、多くの人に役立つような仕事をしたい」という考えを持っており、どういった仕事がそれに当てはまるのかを常日頃から考えていました。

さまざまな業界・職種について研究した結果、たどり着いたのがシステムエンジニアです。たとえば、商品を売る仕事ではその商品を購入してくれた人にしか影響を与えられませんが、システムエンジニアとして、あらゆる人が利用するようなシステムを開発すればより広範囲の人に影響を与えられると思います。

そのため、国や自治体、医療機関といった公益性の高い団体に対してのITシステムに特に強みがある御社を志望しました。

商品を売る仕事という比較対象を引き合いに出すことで、「なぜシステムエンジニアなのか」が明確です。その企業ならではの強みについても触れているため、企業を選んだ理由もよくわかります

例文③公益性が高い

例文

私は「公益性が高い」を就活の軸にしています。大学時代は福祉施設でアルバイトをしていたため高齢者と接する機会が多かったのですが、これだけ少子高齢化が続く社会の中で高齢者が元気で暮らせているのは、公的な支援制度が充実しているためだとアルバイトを通して強く感じました。

民間企業でも間接的には社会貢献をしていますが、それを直接仕事で実感できるのは公共事業や公共サービスを提供する機構ならではの特徴だと思います。

そのため私は、国民全員が恩恵を受けられるような公益性が高い事業を取り扱う御機構を志望しました。

民間企業と公的機関の違いについて言及することで、「なぜ民間企業ではダメなのか」がよくわかります。きっかけとなったエピソードも具体的です。

ものづくり

「ものづくり」のように特定の業界を企業選びの軸として挙げることも可能です。特定の業界を軸にする場合は、「なぜその業界を選んだのか」「その業界で何を成し遂げたいのか」といった内容を盛り込んでください。

また、ものづくりに関わる企業は膨大に存在するため、ほかの企業との差別化を図る必要があります。面接官に「その仕事は他の企業でもできますよね」と突っ込まれないよう、自分のやりたいことがその企業でしかできないと考える理由をきちんと伝えましょう。

「ものづくり」の例
  • 人の暮らしを豊かにできる
  • 新しい価値を提供している
  • 日本のものづくりを世界に広める
  • 経済活動を物理的に支える

例文①人の暮らしを豊かにできる

例文

私は「人の暮らしを豊かにできる」を企業選びの軸にしています。誰かの生活を支えているのはどの仕事にも共通して言えることですが、安心して豊かな生活を送るため、特に大きな役割を果たしているのが社会インフラ事業だと思います。

道路や上下水道、送電網などの社会インフラは私たちの日常生活には不可欠ですし、経済活動を支える基盤としても社会インフラは欠かせません。

多くの人の利益につながる社会インフラを提供することが、人の暮らしを豊かにすることにつながると考えているため、私は他社にはない総合的なソリューションを提供し続ける御社を志望しました。

入社への熱意と社会貢献への意欲がアピールできています。社会インフラの重要性について詳しく述べていることもポイントです。

例文②新しい価値を提供している

例文

私は「新しい価値を提供している」を企業選びの軸にしています。なぜなら新しい価値を提供することで他社との差別化を図ることができ、企業の長期的な利益、さらには従業員の利益や仕事に対するモチベーション向上にもつながるからです。

中でも、私が興味を持ったのが医療機器です。医療サービスのデジタル化が進み、オンラインやリモートでのサービス提供の重要性が高まっている現代では、今後さらに新しい価値を生み出す医療機器が求められるようになると思います。

そのため私は、医療機器事業に乗り出してからわずか数年しか経っていないのにもかかわらず、一躍上位メーカーに肩を並べる売上高を上げるなど、目覚ましい成長を遂げる御社を志望しました。

業界の今後について自分の考えを述べることで、しっかりとした将来のビジョンを持っていることがわかります。企業の動向について語っている点も評価のポイントです

例文③日本のものづくりを世界に広める

例文

私は「日本のものづくりを世界に広める」を企業選びの軸にしています。世界に誇れるような技術はたくさん存在しますが、その中でも特に興味を持ったのが日本の電化製品です。近年は中国や韓国をはじめアジアの家電市場が目覚ましい成長を遂げていますが、安全性と品質の高さは日本の電化製品ならではの強みだと思います。

そのため私は「信頼や愛着を感じてもらえる高品質な製品を世界中に届ける」という理念を掲げる御社で、海外営業担当として日本のものづくりを世界に広めていきたいと考えています。

この例文では、入社後にやりたいこと、企業の理念をしっかり理解していることを伝えています。具体的にどうやって世界に広めていくつもりなのか質問されたときに、きちんと答えられるよう回答を用意しておくと安心です。

グローバル

「グローバル」もまた「社会貢献」「影響力が大きい」などと同様に抽象的な軸なので、面接では自分の考えを具体的に述べる必要があります。

「英語が得意だからグローバルに働きたい」というような安易な考えに留まらず、どういった理由でグローバルに働きたいと考え、そこでどのような活躍ができるのかという部分まで掘り下げて答えるようにしましょう

また、外国人従業員が多く働いている会社は国内にも数多く存在します。「外国の文化に触れたいのなら、海外ではなく外国人の多い職場でいいのでは?」と聞かれることも考えられるため、海外事業と国内事業の違いを説明できるようにしてください。

「グローバル」の例
  • 海外事業に携われる
  • 海外で活躍できる
  • 日本から世界へ発信できる
  • さまざまな国の人と関われる
  • 世界に貢献する

例文①海外事業に携われる

例文

私は「海外事業に携われる」を企業選びの軸にしています。大学時代にイギリス留学していたとき、インターンシップで旅行代理店の仕事を経験したのですが、自分が想像していたよりも日本は旅行先として人気がありませんでした。

日本のアニメや漫画はイギリスでも人気があるのですが、旅行先としては「英語が通じない」「物価が高い」といったイメージから選ばれにくいようです。

そのため私は、日本国外での事業拠点拡大と海外ネットワークの充実を目指す御社の事業を通じ、日本の魅力や、観光客向けの支援が充実していることなどを伝えていきたいと思います。

入社後にやりたいことが明確な回答です。海外事業に携われることを企業選びの軸にする場合は「なぜ国内事業ではダメなのか」「何をやりたいのか」を具体的に伝える必要があります

例文②海外で活躍できる

例文

私は「海外で活躍できる」を企業選びの軸にしています。幼少期を過ごしたインドネシアでさまざまな民族の文化に触れる楽しさを知り、将来は、海外で現地の文化や慣習に触れられるような仕事をしたいと考えるようになりました。

日本の文化と現地の文化を組み合わせた商品は、国内向けの商品にはない付加価値を生み出せると考えているので、海外で働くことは大きなやりがいがあると思います。

中でも、海外への商品展開や海外ブランドの買収、従業員の語学力向上のための教育プログラム制度など、グローバル化に対応するための取り組みに注力している御社を志望しました。

「海外で活躍できる」というのは非常に便利な企業選びの軸ですが、非常に抽象度の高い軸でもあります。「なぜ国内ではダメなのか」「海外で何をしたいのか」といった質問にきちんと答えられるようにしてください

例文③日本から世界へ発信できる

例文

私は「日本から世界へ発信できる」を企業選びの軸にしています。私はさまざまな料理に挑戦することを趣味にしており、さまざまな国の食文化に触れる中で、日本の調味料、とりわけ醤油のこだわりに対して感銘を受けました。

濃口醤油や淡口醤油といった豊富な種類に加え、料理や調理方法によって使う醤油が異なるなど、これほどまで醤油にこだわり、高品質で美味しい醤油が多く存在するのは日本ならではの特徴だと思います。

日本では料理に醤油を使うことは一般的ですが、海外では料理に醤油を使わない国も多いため、日本の醤油の魅力をもっと世界の人に知ってもらいたいと思い、醤油市場で圧倒的シェアを誇る御社を志望しました。

「醤油の魅力を世界に発信したい」という企業選びの軸と、その企業ならではの強みが一致しています。入社後にやりたいことが明確であることも高評価につながりやすいポイントです

グローバルな企業を目指す場合、TOEICで高得点を取得しておくと選考で有利になる可能性があります。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

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企業選びの軸を聞かれたときのNG回答例

企業選びの軸を聞かれたときに効果的なアピールへとつなげるためには、まずは注意すべきポイントやNG回答について正しく理解しておく必要があります。

アピールのはずがむしろマイナス評価になってしまわないよう、どんな回答だと印象が良くないのか知っておきましょう。

また、軸が決まったからといっても満足してはいけません。企業選びの軸を面接できちんと説明できてこそ高評価につながるため、選び方だけではなく、回答の仕方にも注意してください。

好きな企業、興味がある企業

「好きな企業」「興味がある企業」といった軸は、自分が選考先を考える際の軸としては問題ありませんが、面接で質問されたときの回答としては不適切です。

例文

・食べることが好きだから食品業界を選んだ
・アプリ開発に興味があるからIT企業を選んだ

好き・興味があるという気持ちだけでは浅はかだと思われてしまいます。このような軸は、その業界・企業でなければならないという説得力に欠けるため、入社への熱意も面接官に伝えられません

そのため「好きな企業」「興味がある企業」を軸として伝える場合は、好き・興味があるというきっかけだけに留まらず、数ある企業の中でなぜその企業を選んだのか、なぜほかの仕事ではダメなのかという部分まで掘り下げてください。

雇用条件がいい企業

給与や残業時間などの雇用条件も、多くの人が企業選びで重視するポイントだと思いますが、企業選びの軸として面接で伝えるのはNGです。

例文

・給与が高い
・残業時間が少ない

仕事そのものに関心がないように捉えられるだけでなく、将来的なビジョンを持っていないと判断されてしまいます。その結果、「他に良い条件の企業があれば、すぐ辞められてしまう」と面接官に思われ、採用してもらえる可能性が低くなるでしょう。

そのため雇用条件を企業選びの軸として伝える場合は、ストレートに伝えるのではなく、雇用条件が良ければどんなメリットがあるのか、という部分まで掘り下げて伝えるようにしてくださいね。

面接では使わない方が良いNGワードがあります。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

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キャリアアドバイザーコメント

加藤 大智プロフィール

待遇・条件面に関することは選考が進んでから話そう

労働条件を真っ先に挙げてしまうのはあまり印象が良いとは言えません。企業は人なり、はもちろんそうなのですが、社員が企業側に何か提供できなければ単なるわがままで権利主張しているだけに思われてしまうからです。育児休暇、昇給昇格など、気になる点は選考が進んでから話すのが賢明だと思います。

「人事担当者が魅力的だったから」と話す学生も見られますが、それだけでは軸として不十分です。社員を軸として挙げる場合には、OB・OG訪問やインターンなど多くの社員とかかわった経験がないと説得力が生まれにくいでしょう。

仕事内容や発揮できる得意分野など、学生側のアピールポイントから企業選びの軸が伝えられると、自己理解ができていることも併せてアピールできますよ。

企業選びの軸があれば入社後のミスマッチを防げる

就活の効率化、入社後のミスマッチのリスク軽減には企業選びの軸が欠かせません。「考えるのが面倒くさい」と感じる人もいるかもしれませんが、企業選びの軸をきちんと定めてから就活を進めることがゴールへの一番の近道です。

まずは自己分析をして、自分が仕事に何を求めているのか明確化しましょう。まずはcan(自分ができること)から考えて、自分のモチベーションの上がることや将来なりたい自分をリストアップすることがおすすめです。自分なりの軸を定めれば、効率的に就活を進めていけますよ。

36の質問に答えるだけで、自己分析しよう

内定を勝ち取るには、自己分析が必須です。自己分析を疎かにしていると、選考で説得力のある回答ができず、自己理解の甘さを人事に見透かされます。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My anaytics」です。36の質問に答えるだけであなたの強み・弱み、それに基づく適職が診断できます。

ぜひ活用して自己分析をサクッと終わらせ、就活で内定を勝ち取りましょう。

記事の監修責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

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