後悔したくない…就活をやめたい気持ちとの向き合い方・対処法を紹介

この記事のアドバイザー

  • 酒井 栞里

    大学ではアメフト部のマネージャーとして、練習やチームの運営をサポート。この経験を通して、自… 続きを読む

  • 上原 正嵩

    大学では、カンボジアなど途上国の学力水準を向上させる学生団体を大学内で設立・運営。副代表を… 続きを読む

  • 鴨川 未奈

    大学時代は、短期留学や長期インターン、塾講師と五つ星ホテルでのアルバイト、ダンスサークルで… 続きを読む

コラムの目次

  1. 就活をやめたくてモヤモヤしている人は多い
  2. 就活をやめたい人が考えるべき4つの視点
  3. 就活をやめることで解決するのか
  4. 大学卒業後の進路はどうするのか
  5. 新卒カードを捨ててもいいのか
  6. 家族がどう思うか
  7. まずはやめたい理由を整理しよう
  8. ①無い内定が続いているため
  9. ②第一志望に落ちたため
  10. ③就活の忙しさを苦痛に感じているため
  11. ④部活やサークルと両立できないため
  12. ⑤社会人になりたくないため
  13. ⑥親や周囲の期待から逃げたいため
  14. ⑦何をやってもうまくいかないため
  15. ⑧就活にお金がかかりすぎるため
  16. 就活をやめたらどうなる? その後の6つの進路を客観視してみよう
  17. ①就職浪人・留年をする
  18. ②大学院に進学・転籍する
  19. ③派遣社員やアルバイトで働く
  20. ④起業をする
  21. ⑤フリーランスになる
  22. ⑥インターンで働く
  23. 新卒カードを捨てることのデメリットも理解しよう
  24. 勢いで就活をやめた人が後悔した話を見てみよう
  25. やめたあとの進路を考えておらず後悔した
  26. 新卒は一生に一度だと改めて気付いて後悔した
  27. 結果が出る前に諦めてやめたので後悔した
  28. 就活は家族への影響も重要! 迷ったときにやるべき3つの行動
  29. 家族への影響を考えてみる
  30. 家族の反応を想像してみる
  31. 家族に悩みを打ち明ける
  32. 就活をやめたい理由を見つめなおしてみよう

就活をやめたくてモヤモヤしている人は多い

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「就活をやめたいけど、本当にやめていいのかわからない」
「諦めたと周りに思われたくない」
「就活をやめて別の生き方をしてみたいので、やめたあとの選択肢を知りたい」

選考が本格化する時期になると、このような疑問や不安を抱える就活生を見かけることがあります。なかなか思うように就活が進まず、もうやめたいと悩む人は少なくありません。

就活中、周囲の内定獲得の話を聞いて焦ったり、そもそも就職したい企業が見つからずもやもやしたり、いくつもの壁にぶち当たるものです。勢いですべてを投げだしたい気持ちもわかりますが、やめて後悔しないようにぜひ一度考え直して欲しいことがあります。

就活をやめた場合の良い面と悪い面、やめたあとの進路、やめたいと思ったときにやるべきことなど順番に解説するので、落ち着いて一緒に確認していきましょう。

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就活をやめたい人が考えるべき4つの視点

就活をやめることで、今あなたが抱えているもやもやの感情や悩みは解決できるのでしょうか。就活をやめると、新卒採用という一生に一度の機会を利用できなくなります。いきなりやめるのではなく、次の4つの視点から自分自身に問いかけて、自分の置かれた状況を整理してみましょう。

就活をやめることで解決するのか

まずは、就活をやめることで今の悩みが本当になくなるのか、今抱えている課題が解決するのか、一度立ち止まって考えてみましょう。

就活をやめれば一時的に開放感は得られるかもしれませんが、代わりの卒業後の進路や生き方を考えなくてはなりません。就活をやめることでかえって悩みが増えてしまう人もいることを理解しましょう。


キャリアアドバイザー

やめるしか方法がないのか、自分は何に対してつらいと感じているのか理由を見極め、気持ちの整理をしましょう。

大学卒業後の進路はどうするのか

就活をやめる前に、大学卒業後の生活を具体的に想像してみてください。多くの場合、就活をやめたあとも何かしらの形で自分自身で生活費を稼いで働いていく必要があります。

就職活動で仕事を探す必要がなくなったとしても、結局その後は職を探す必要に迫られて、結局今より苦しくなってしまう場合もあるでしょう

就活をやめて卒業したら大学院へ行くのか、フリーランスになるのか、アルバイトをするのかなど選択肢はさまざまです。


キャリアアドバイザー

就活をやめることで本当にやりたいことができるのかどうか、進路についてもう一度考えてみましょう。

新卒カードを捨ててもいいのか

新卒入社の機会は人生でたったの一度きり。新卒採用と近しい考え方で第二新卒や若手採用もありますが、両者は似て非なるものです。また、新卒入社と中途入社では会社がおこなう研修内容や指導の仕方、会社から求められるスキルも大きく異なります。

就活をやめたいからという理由で、人生に一度の「新卒」というブランドを捨ててしまっていいのか、もう一度考えてみましょう。


キャリアアドバイザー

新卒でない人は既卒扱いとなるため、社会人としての経験を持っている人たちと同じ土俵で選考を進めることになります。

家族がどう思うか

就活は学生1人の力ではできません。家族が大学の学費や生活費を出してくれたり、実家に住んでいて身の回りのことをサポートしてもらったりしているからこそ、今就活に集中できている人も多いはずです。

すべて一人で決断するのではなく、支えてくれている家族が就活をやめることに対してどう受けとめるのか想像してみましょう。もちろん自分の人生なので、最後に判断するのは自分自身です。ですが、家族の協力があってこそ就活の場に臨めていることも事実です

家族が就活をやめることについてどう受け止めるのか、就活をやめる前に相談するよう検討してみてください。


キャリアアドバイザー

中には、せっかく大学の学費を払ったのに就活をやめてしまうのは勿体ないと否定的に考える家族もいるかもしれません。反対されるケースもあるかもしれませんが、まずは直接話し合いをしましょう。

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まずはやめたい理由を整理しよう

なぜ自分が就活をやめたいと感じているのか、根本の原因を突き止めるのが大切です。やめたい理由を明確にすることで、本当にとるべきアクションが明確になります。

やめたい理由をうやむやにした状態で意思決定をしてしまうと、本当に解決すべき悩みや課題が解決できない可能性が高いです。ここではよくある「就活をやめたい理由」を8つの視点から紹介します。

①無い内定が続いているため

就活生

まだどこからも内定をもらえていないよ……。

無い内定(NNT)とは、まだ会社から内定をもらえていないことを指します。SNSや掲示板などで自虐的に使われることが多い言葉です。2024年卒の内定率は、株式会社ディスコの調査によると2023年7月1日の段階で86.0%という結果でした。

つまり、大学4年生の7月時点で8割以上の学生はすでに内定をもらっていることになります。周囲が内定をもらっているのにまったく内定が出ていない状況は、精神的に苦しいものです。無い内定のつらさから、就活そのものから解放されたいと願うようになり、就活をやめたいと考えているのかもしれません。

無い内定について詳しくはこちらの記事でも解説しています。

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②第一志望に落ちたため

就活生

就活開始前から絶対に入社したいと心に決めている会社の選考に落ちた……。

日本の就活市場を客観視してみると、就職先を探している学生数よりも、求人募集をかけている企業数のほうが多い現状です。就活を継続していれば、自分が知らない企業に出会えるチャンスが必ずあります

しかし、いざ実際にはりきって選考に臨んだものの第一志望の会社に落ちてしまったら、落胆するのも無理はありません。就活生によっては、就活そのものへの意欲をすべてなくしてしまう場合もあるでしょう。

③就活の忙しさを苦痛に感じているため

就活生

ESの提出に面接に、忙しすぎてもう就活やめたいよ……。

就活を始めてから内定をもらうまでに数十社以上受けることも少なくないため、体力的にも精神的にも消耗し、やめたいと考えるケースもあります。就活に関するタスクが多すぎて疲れてしまった結果、就活をやめたいと思う人もいるはずです。

就活以外にも卒業論文の準備、教員免許の取得を考えているなど、大学生のうちにやりたいことと就活を同時並行する場合も、忙しさから疲れが溜まるケースもありますよね

もし「就活がしんどいな…」と感じているのであれば、こちらの記事も参考にしてみてください。

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④部活やサークルと両立できないため

就活生

所属する軽音サークルの夏ライブにどうしても出たいけど就活も忙しいしどうしよう……。

部活やサークル、アルバイトに加え就活も重なるため、それぞれのバランスを取りながら就活に臨むことが難しく、両立ができないくらいなら就活をやめたいと考えるケースもあるでしょう。社会人になったら仕事の時間が増えて自分のやりたいことができなくなってしまうケースは少なくありません。

就活をしなければならないと頭で理解していても、学生の間に部活やサークルに打ち込んでおきたい人もいるかもしれませんね

⑤社会人になりたくないため


就活生

社会に出て働きたくない……。

大学生活では、アルバイトをすれば一定のお金が手に入り勉強の合間の時間は自由に使うことができます。しかし、社会人になれば朝早く通勤して満員電車にもまれながら出勤したり、仕事のために長時間拘束されたりと生活スタイルが一変します。

「満員電車や残業、週5日働き続けるといったマイナスなイメージを持っている社会人になりたくない」ことを理由にやめたいと感じている人も多いのではないでしょうか

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⑥親や周囲の期待から逃げたいため


就活生

内定はすでにあるのですが、大手じゃないので親があまり承諾に前向きに賛成していないんです……。

内定をもらっていたとしても企業規模によっては内定承諾を家族が許してくれないケースもあるかもしれません。周囲の人が自分よりも大手や人気な会社から内定をもらっているプレッシャーから、就活をやめる区切りがつけられず就活を続けている場合もあるでしょう

前提として就活で大切なことは、企業の規模や知名度ではなく自分に合った企業に入社することですが、いわゆる「大手病」にかかってしまい、知名度に頼った就活を進めてしまう学生も少なくはないのが現実です。

自分が大手病にかかっているかどうか、こちらの記事で判断しましょう。

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⑦何をやってもうまくいかないため

就活生

ESも面接もグループワークもうまくいかない……どうしたら良いんだろう……。

就活は長期に渡るため、スランプになってしまうとなかなか抜け出せませんよね。不合格になってしまい、自分の人間性まで否定されたと感じてしまう就活生も多くいるでしょう。

ネガティブな気持ちのまま就活をしても、面接がうまくいかなくなってしまったり本来持っている魅力を発揮できなかったりと、悪循環に陥ってしまいます。何もかも思い通りにいかないと、最終的に「もう就活そのものを終わらせたい」と感じてしまう学生も多いでしょう。

内定がもらえない人の特徴や対処法を知りたい人はこちらもチェックしてみてくださいね。

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⑧就活にお金がかかりすぎるため


就活生

就活って意外とお金がかかるんですね。上京したかったのですが、金銭的にもうやめようかな……。

ディスコがおこなった「キャリタス就活2023 学生モニター調査結果(2023年10月発行)」によると、2024年卒者の就活にかかった費用の平均は、約8.5万円となりました。地元から県外の就職を希望する場合は、交通費をはじめ宿泊費や食費などがかかり、想像より高額になることもあります。自分で就活資金を稼ごうとしても、アルバイト時間の確保が難しく困っている人もいるかもしれませんね。

以下の記事では就活に有利なバイトを解説していますよ。

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自己分析ツールはもう試しましたでしょうか。就活では自己分析が重要です。中途半端に自己分析を終わらせてしまうと、入社後のイメージギャップから早期退職につながってしまいます。

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キャリアアドバイザーコメント

上原 正嵩プロフィール

志望企業に落ちても「中途採用がある」と考えると気が楽になるかも

第一志望の企業など、入社したいと思えるほど魅力的な企業に落ちてしまった場合、気持ちを切り替えるのはなかなか難しいですよね。そのようなときはその企業に入社するチャンスはもうないと思いがちですが、そんなことはありませんよ。新卒採用で不採用になってしまっても、数年後に中途採用で再挑戦が可能です。

再チャレンジするためにまずは置かれた場所で咲けるようにしよう

もちろん中途採用であれば必ず入社できるというわけではありませんし、中には新卒採用しかおこなっていない企業もあります。しかし、企業によっては新卒採用よりも中途採用に力を入れていることもありますし、学生の頃よりも成長した姿を見せることができればチャンスはあるといえます。また、ポテンシャルを基準とする新卒採用と異なり、中途採用はスキルや業界知識を重視します。将来行きたい企業が定まっていれば、同じ業界や職種に就職して経験を積むことで、中途採用で有利になるでしょう。

また実際に社会人経験を積むと、仕事に対する価値観が変化することもあるもの。まったく異なる企業に魅力を感じる可能性もあります。今就職そのものを諦めてしまうよりも、数年後に再チャレンジするという目標をもち、その近道となるような企業に入社するという選択肢もあると思考を変えてみるのも良いでしょう。

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就活をやめたらどうなる? その後の6つの進路を客観視してみよう

就活をやめることは決して悪いことではありません。しかし、漠然とした不安や選考の疲れから未来を定めずにやめてしまうと後悔する可能性が高いです。就活をやめる前に、やめたらどんな進路を歩むことになるのか、具体的な進路パターンを確認してみましょう。先のことを客観視したうえで、本当にやめるべきか冷静に見直すのが大切です。

①就職浪人・留年をする

就活をやめたあと、就職浪人または留年という選択肢があります。就職浪人は留年と異なり、学費がかからないので経済的な負担は少なく済みます。デメリットとしては既卒扱いとなる可能性が高く「第二新卒」として就職活動をするケースが多くなる点です。

就職浪人となった場合、アルバイトをして生活費を稼ぐケースがほとんどですが、きちんと前年の反省を活かして2度目の就活に臨まなければ就活を先送りにしても結果は変わりません

留年の場合は、卒業を先延ばしすることができるため、丸1年間新卒カードを手放すことなく猶予の時間を得ることができます。しかし、留年した点を懸念視する企業があるケースにも注意が必要になりますし、学費がネックになる点も覚えておきましょう。

就職浪人については次の記事で詳しく紹介しています。

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②大学院に進学・転籍する

大学院に進学する方法や別の学部に転籍することも就活をやめたあとの選択肢の一つです。進学・転籍することで、数年後に新卒として就活を開始することができます。

大学院へ進学すれば院卒というカードが手に入りますし、転籍をすれば今までの学部で学んだことにプラスして別の専門分野の知識を身につけられます


キャリアアドバイザー

どの場合にも進学・転籍をするには数年分の学費が発生します。就活をやめたいからといって安易に進学の道へ進むと、途中で苦しくなってしまう可能性もあるのでよく考えて決めましょう。

③派遣社員やアルバイトで働く

就活をやめて卒業したあとは、派遣社員やアルバイトとして働いていく道もあります。進学するよりもお金の負担が少なく、非正規雇用として働くことで、自分に合った仕事を見つけられるチャンスも増えるでしょう。

また、入り口はアルバイトなどの非正規雇用だったとしても、仕事をがんばっている姿が評価され、正社員雇用に切り替えてもらえる可能性もゼロではありません。

ただし、派遣社員やアルバイトは正社員と比べ賃金が低く、契約を途中で打ち切られてしまうというリスクがある点は理解しておきましょう。派遣社員・アルバイトは、あくまで一時的な進路に留めておいた方がいいかもしれません。福利厚生や安定性も踏まえて、派遣やアルバイトへの進路は慎重に考えましょう。

④起業をする

就活をやめてからの進路として、起業(自身の法人を作る)が挙げられます。社会人として働いたことがなくても大学生のうちから起業をする人はいます。ただし憧れや勢いで起業する前に、次のような準備も必要だと理解しておく必要があります。

起業に必要な準備例
  • 資金集め(法人化に伴う費用、売上があがるまでの生活費など)
  • 事業計画
  • 取引先の開拓、営業活動
  • 早期マネタイズできるか
  • リスク

学生起業で成功する人もいますが、就活以上に複雑で難しいチャレンジとなることを受け止め、覚悟をもたなくてはなりません。就活をやめて起業するか迷った場合は、書籍などで起業について調べてみたり、先輩起業家などから実際の話を聞いたりして判断することをおすすめします。

⑤フリーランスになる

起業ではなくフリーランスとして働くのも1つの方法です。起業とは異なり、法人の準備資金などの必要がなく、税務署に開業届を出せば自分の身1つで仕事を始めることができます。

フリーランスの仕事はクラウドソーシングなどで比較的探しやすく、非正規のフリーターよりも稼げる場合もあります。

起業するのと同様に次のような準備が必要となるので、理解しておきましょう。

フリーランスになるための準備例
  • 資金集め(自分で仕事を獲得するまでの生活費)
  • 事業計画
  • 案件獲得
  • 仕事の管理、進行
  • 税務関係の手続き
  • 健康保険や国民年金の手続き

フリーランスは、これらの事務手続きをすべて1人でおこなわなければなりません。学生時代のアルバイトとは異なり、雇用契約ではなく業務委託(委任・準委任)契約を結ぶなど、法的な知識も必須です。フリーランスなら自由で楽しそうといったイメージだけで判断しないよう注意が必要です。


キャリアアドバイザー

人によって得られる収入は異なるため、稼げるか稼げないかはその人次第となる点にも注意が必要です。

⑥インターンで働く

就活をやめたあと、有償インターンに応募して働くという選択肢もあります。有償インターンで働いたあと、運良くそのまま内定をもらえるケースもあるでしょう。

ただし、有償インターンの求人自体が少ないことや、必ずしも内定につながるわけではないことは注意しなくてはなりません。インターンはあくまでも社会人体験となるため、内定が欲しいのであれば真正面から就活に臨んだ方が良いでしょう

就職とインターンを結び付けたいのであれば、おすすめは長期インターンへの参加です。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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鴨川 未奈プロフィール

企業やフリーランスを選ぶ際は必ずデメリットにも目を向けよう

働き方が自由になってきた今、大学卒業後すぐに起業やフリーランスを選択肢に入れる人も多いでしょう。しかし、社会人経験がない状態で起業したりフリーランスを選択するデメリットもあります。

まず、仕事をするための案件を獲得する難易度が高いことです。起業やフリーランスになると、新規開拓の営業を自分1人でおこない案件を獲得しなければなりません。方法としてはテレアポや訪問開拓、クラウドソーシングサービスやSNSでの受注が挙げられますが、ある程度の実績やスキルがないと案件の獲得まで至らないことが多いです。

起業やフリーランスは自由度が高く華やかに見えますが、実は泥臭くコツコツと小さなことを積み重ねていくことになります。そういった大変な面もあると理解しておくことが必要ですね。

新卒カードを捨てることのデメリットも理解しよう


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卒業してアルバイトで働いていれば、社会人としてスキルを身につけられるんじゃないですか?


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アルバイトや派遣社員などは、新卒者のように長い研修期間を設けていない場合が多いので、社会人の基礎的スキルやマナーを十分に学べないまま成果を求められることもあるんですよ。

新卒であれば、社会人としての経験は求められません。多くの企業は入社後1~2か月ほどの研修期間を設けられます。新卒ならではの同期のつながりや、学びの機会を逃してしまうデメリットも理解したうえで、就活をやめるかどうか再検討してください。

勢いで就活をやめた人が後悔した話を見てみよう

ここからは勢いで就活をやめてしまった人が、実際どういった点に後悔しているのか確認してみましょう。つい感情的になって就活をやめた結果、取り返しにならない状態にならないよう、冷静に先輩の体験談から学ぶのがおすすめです。

やめたあとの進路を考えておらず後悔した

就活をやめてからの進路をきちんと考えないまま就活に終止符を打ったため、後悔するパターンです。何も調べず、準備せずにやめたことで、予想していた未来と大きくかけ離れた生活を強いられて苦労している人も多くいます。

仕事について悩み、選択する場面は就活をやめたあともずっと続きます。進路を考えておらず行き当たりばったりの生活を始めてしまうと抜け出すのに苦労する場合もあります。派遣やアルバイトで働くことも方法ですが、新卒入社の人と働くことになれば負い目を感じてそれがストレスとなることもあるでしょう。


キャリアアドバイザー

一度きりの新卒入社のチャンスを捨て、進路についてきちんと考えないまま安易に決断することは後悔を生む要因となってしまいます。

新卒は一生に一度だと改めて気付いて後悔した

新卒として採用される機会が一生に一度の貴重なものだと、改めて気付いて後悔するパターンです。進学や転籍、留年をしない限り新卒として入社できるのは人生で1回きりとなります。

新卒のならではのメリット
  • 社会人経験が問われない
  • 新卒ならではの集団研修や同期との出会いがある
  • 新卒採用しか実施していない企業がある

自分では納得して就活をやめたつもりでも、周囲から「なぜ新卒のチャンスを捨てたの?」と問われる場面もあるかもしれません。その事実と向き合うための覚悟があるのか、それだけ貴重なタイミングと理解したうえで就活をやめるのかどうか考えることが大切です

働き方が多様化してきているのは事実ですが、日本はまだまだ新卒一括採用の文化が根強いです。未経験の新卒をじっくり育てていくのが当たり前という、企業の考え方も理解しておきましょう。

結果が出る前に諦めてやめたので後悔した

就活をやめた人の中でも、最後までやり切らずに諦めてやめたことで後悔しているケースです。面接をして手応えがなかったから落ちたに違いないと決めつけてしまったり、自分で120%やりきったと言えないまま諦めたりした場合、結果として後悔する人が多いようです。

「ひょっとしたら受かっていて入社できたかも…」とあとから考えても、確かめることは永遠にできません。結果が出る前に諦めた人は、そのあともずっと「やめなければ良かった」という後悔の念を抱えながら生きていくことになります

やって後悔するよりも、やらなくて後悔する方が後悔の度合いは大きくなり記憶に残るものです。もし胸をはってやりきったと言い切る自信がない人は、就活をやめないほうがいいでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

酒井 栞里プロフィール

就職をやめたからといってすべてが楽になるわけではない!

ほかにも、新卒で就職せずに起業やフリーランス、アルバイトを選んだことで収入が安定せずに後悔している人もいます。

起業やフリーランスの道は簡単ではなく、軌道に乗っても毎月安定した収入があるとも限りません。実際に、新卒で就職せずにフリーランスから始めた人で、なかなか案件を獲得できずに毎月の収入が数万円となり生活ができないと困っている人もいます。実家に住んでいたり周囲からの金銭的なサポートがあればいいですが、一人暮らしで誰も頼れない状況だと日常生活すらままならないのでつらいですよね。

また「若いからいつでも再就職できる」と楽観的に考え新卒で就職しなかったものの、結局既卒採用で内定がもらえずアルバイトで食いつなぐこととなり、後悔している人もいます。

就活・就職をしたくないのなら、リスクを考えた早めの準備がマスト

お金の余裕は心の余裕にもつながります。このような後悔を減らすためには、まずは1年は生活できるほどの貯金をしたり、学生のうちからスキルの習得や人脈づくりに取り組むことが大切です。「就職をしなくても後悔しないか」「しばらくは収入がなくても生活できるか」と改めて考えてみてください。そのうえで、就職をせずに収入を安定させることが難しそうなら、就活を継続するのもひとつの手といえるでしょう。

就活は家族への影響も重要! 迷ったときにやるべき3つの行動

就活をやめるかどうか考える際、家族への影響を考えることも重要です。「どうせ反対されるから」「話しても無駄だから」と考える気持ちもわかりますが、就活をやめる決断をする前に、家族に報告をするようにしましょう。

就活をやめると、経済的な理由などで家族に負担をかけてしまうこともあり得ます。就活をやめる前に、皆さんにとってほしい行動を、具体的に3つお伝えします。

家族への影響を考えてみる

もし就職をしなかった場合、非正規社員としてしばらく働くのか、インターンシップに参加するのか、学校に通うのかなど、道はいくつかあります。しかし、収入を得るにしても自活できるほどの金額を本当に確保できますか。留学や進学を選ぶ際は、家族の援助が必要となる可能性もあります。

就職をしない生き方を選択した場合、経済的な負担や心配などの精神的な負担もかける可能性が高い点を押さえておきましょう。



キャリアアドバイザー

自分事ではなく、家族にどういった影響があるか理解してから、今後の人生を選択してください。

家族の反応を想像してみる

事実、大学卒業を目の前に新卒採用を貴重な機会と考えている人は多いでしょう。周りの多くの大学生が新卒として入社するにもかかわらず、周囲と違う生き方をすることに不安を抱いたり、疑問に思ったりネガティブな反応をするかもしれません

就活をやめたいという考えで頭がいっぱいのときこそ、一度深呼吸して、家族がどんなリアクションをするか考えてみると良いでしょう。繰り返しになりますが、自分自身が経済的に自立していなければ、就活をやめたあとは家族の支えが必要になります。独りよがりにならないよう、注意が必要です。

家族に悩みを打ち明ける

家族一人ひとりの働く価値観は異なるため、必ずしも皆さんの意見と一致するとは限りません。しかし、家族は皆さんを小さい頃からずっと見てきた存在ですし、相談することで家族ならではのアドバイスをくれる場合もあります

アドバイスをもらえなくても、家族に話を聞いてもらえるだけで気持ちが楽になるかもしれませんし、あっさり「やめてもいいよ」と言われることで、逆に就活のやる気が出てくる可能性もあるでしょう。対面でじっくり話すことが難しくても、LINEや電話などでできるだけ事前に相談を持ちかけてみてください。


キャリアアドバイザー

どうしても家族に話しづらければ、就活エージェントのキャリアアドバイザーや、大学の学生課などを頼ってくださいね。

就活をやめたい理由を見つめなおしてみよう

就活をやめたい気持ちでいっぱいになり、不安な日が続いているかもしれません。しかし、就活をやめたからといってすべてが解決するわけではないことも理解しておいてください。

まずは「なぜ就活をやめたいと思ったのか」を紙に書き出すなどして、自分の心と向き合うことが大切です。後悔のない選択をするためにもやめた後の生き方ややめることのメリットとデメリットを正しく受け止め、理解しておくと良いでしょう。

記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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