「趣味は映画鑑賞」でちゃんと語れる? よく聞かれる質問と例文5選

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  • 上村 京久

    幼稚園から高校まで野球を打ち込み、所属大学野球大会で優勝。4番ピッチャーとしてMVPを獲得… 続きを読む

  • 乾 花穂子

    大学時代は300人が在籍するESSという英語サークルに所属し、その1部門であるディスカッシ… 続きを読む

  • 塩田 健斗

    大学卒業後、ポートに新卒入社。メディア広告の営業とマーケティング職としてファーストキャリア… 続きを読む

コラムの目次

  1. 趣味欄にとりあえずで「映画鑑賞」と書いてしまうのは危険!
  2. 評価に関係ある? 面接官が「趣味」を聞く理由
  3. ①学生の緊張をほぐすため
  4. ➁学生の人柄を知るため
  5. 趣味「映画鑑賞」のポジティブな印象
  6. 知性がある
  7. 表現力・感受性の豊かさがある
  8. ストレス耐性がある
  9. ひとこと付け加えよう! 履歴書の趣味欄の例
  10. 例①自己PRにつなげる
  11. 例②興味関心のあるジャンルを伝える
  12. 例③映画を見る頻度や手段を追記する
  13. ちゃんと答えられる? 面接前に準備しておくべき4つの回答
  14. ①どれくらい映画を見ているのか
  15. ②映画鑑賞に興味を持った理由
  16. ③好きな映画とその理由
  17. ④映画を見て変わったこと
  18. 映画鑑賞が趣味だと面接で伝える際の注意点
  19. ①誰にでも伝わる表現をする
  20. ②結論ファーストで伝える
  21. ③映画から学んだこと・感じたことを中心に伝える
  22. ④ネガティブな印象になる言葉は避ける
  23. 趣味を「映画鑑賞」だと答える際の例文5つ
  24. 例文①好きなジャンルから興味関心を伝える
  25. 例文②映画を通じて歴史を学んでいる
  26. 例文③登場人物からさまざまな価値観を知る
  27. 例文④映画を通じて考え方が変わった
  28. 例文⑤感受性をアピールする
  29. 「映画鑑賞」を趣味として伝えたい学生からよくある質問に回答!
  30. 「映画鑑賞」の趣味で好印象を残そう!

趣味欄にとりあえずで「映画鑑賞」と書いてしまうのは危険!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「履歴書に趣味は映画鑑賞と書いても良いですか?」
「趣味が映画鑑賞の場合、面接で何を聞かれるのですか?」

という質問をよく聞きます。映画鑑賞が趣味な人は多いですが、就活の場合は「なんとなく」で書いてしまうとあとから後悔してしまうかもしれません。履歴書に映画鑑賞を趣味として書くのであれば、面接で聞かれることも考えて用意しておく必要があるでしょう。

この記事では、履歴書の趣味欄の書き方から、面接で答えられるようにしておくべき内容まで紹介していきます。そもそもなぜ「趣味」を企業側が知りたいのかも説明するので、その意図を踏まえてこの記事を読みながら対策していきましょう。

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評価に関係ある? 面接官が「趣味」を聞く理由

結論からお伝えすると、基本的には「趣味」は選考での評価に影響はありません。もちろん、面接官と趣味が合えばその後の面接でも良い影響があることは確かですが、それ以外の場合に悪い影響があるわけではありません。

それでは、なぜ履歴書や面接で「趣味」を聞かれるのか。理由は2つあります。趣味に関する受け答えの対策をする前に、まずは面接官の意図を知っておきましょう。

①学生の緊張をほぐすため

基本的には、面接官は就活生の緊張をほぐすためのアイスブレイクとして「趣味」という答えやすい話題を質問する場合が多いです。就活生が緊張していたままでは、相手の人柄や価値観を引き出しきれない可能性があるからです。

この場合、単なる話題作りのため評価には影響しません。そのため、そこまで難しく考えずに話して、自分の緊張をほぐすことに役立てましょう。あまり緊張しすぎずに、率直に答えたほうが面接官の印象にも残るかもしれませんよ

➁学生の人柄を知るため

アイスブレイクという意図に加えて、趣味に対する打ち込み方や考え方から就活生の人柄を知るという目的がある場合もあります。

自社の社員と照らし合わせて似た要素があるかという点から、人柄を把握するためのヒントとして役立てているのです。趣味が似ている社員の仕事ぶりと合わせて考えて、入社後をイメージしていることもあります

面接では、限られた時間のなかから就活生の人柄や価値観を知る必要があります。そのため、答えやすい質問からその人への理解を深めようとしています。

こちらの記事では、面接での趣味の伝え方について例文とともに詳しく解説しています。趣味や特技選びに迷っている学生や伝え方に不安がある学生はぜひ参考にしてみてください。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
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趣味「映画鑑賞」のポジティブな印象


就活生

映画鑑賞の趣味って、好印象になりますか?


キャリアアドバイザー

もちろん伝え方次第ですが、ポジティブな印象を得ることもできますよ。どういう良い印象を得られるのか一緒に見ていきましょう。

趣味も評価に影響する可能性があると考えると、少しでも良い印象を残したいですよね。まずは、映画鑑賞でどのようなポジティブな印象を残せるかを知っておきましょう。

知性がある

映画を通じて、さまざまな国の価値観や歴史を知ることができるため、知識の幅が広がります。そのため、映画鑑賞が趣味だと伝えると、知性があるという印象を残すことができるでしょう。

社会人になってからは、年上もしくは目上の人と話す機会が大幅に増えるはずです。話題に困らないような教養を映画から身に付けられているとアピールできれば、面接官は入社後の活躍もイメージできるでしょう

表現力・感受性の豊かさがある

映画にはさまざまなキャラクターが登場します。それぞれのキャラクターの気持ちに共感していることを伝えられれば、感受性の豊かさが表現できます。

また、映画などの物語から受け取り手ごとに感じることは違います。自分がその映画を見てどのように感じたのかをうまく言語化して伝えられれば、表現力の豊かさもアピールできるかもしれません

ストレス耐性がある

映画鑑賞という趣味でストレスを発散できていることがアピールできれば、ストレス耐性があることを印象付けられます。たとえば、「コメディ映画を見ることでリフレッシュしています」などと伝える方法があります。

入社して初めての業務ばかりだとストレスも溜まってしまします。このストレスに上手く対処できることをアピールできれば、面接官も「長く働いて自社に貢献してくれそう」というイメージを持つことができるでしょう

キャリアアドバイザーコメント

上村 京久プロフィール

映画鑑賞が趣味だと伝えると博識な印象になる

趣味が映画鑑賞の人は「博識」な印象がありますね。映画が好きな人はストーリーだけではなく制作方法や原作など背景にも興味を持つ人が多く、幅広い知識を持っているのではなないでしょうか。たとえば映像の知識やキャストに詳しかったり、歴史ヒストリーを遡って調べたりするなど、情報収集能力に長けている人もよくいますね。

映画の知識は「雑談力」につながることも

上述にもありますが、映画が好きな人は話題が豊富で、幅広い年齢層の人と会話をすることができ、近年注目されている「雑談力」にもつながるのではないでしょうか。雑談力とは仕事の話以外の話題でコミュニケーションを図り、リラックス効果や親密性を上げるものです。

営業トークなどでも使えるかもしれませんね。実際に面接官と映画の趣味が一致し、話が盛り上がりリラックスして面接試験を受けることができた学生もいましたよ。

趣味が映画の学生は、自分なりの考えや説明を示すことで、採用担当者からポジティブな印象を得られると思いますよ。

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ひとこと付け加えよう! 履歴書の趣味欄の例

「映画鑑賞」という趣味は、多くの就活生が書きます。そのため、ただ映画鑑賞と記載するだけでは、採用担当者の印象に残ることはできません。

趣味欄は、単語だけでなく補足をひとこと付け加えるとより印象的になります。面接にもつながる書き方をすることがポイントです。いくつか例と合わせて紹介するので、自分はどのように面接につなげるか考えながら読んでみてください。

履歴書の「趣味・特技」の書き方を解説している記事もあるので、参考にしてみてくださいね。

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例①自己PRにつなげる

知性や感受性、ストレス耐性をアピールすることで面接の際の自己PRにつなげることもできます。下記の例文を参考に、アピールしたい内容と趣味とを関連付けて考えてみてくださいね。

趣味欄の記入例

映画鑑賞:英語の勉強のために、英語字幕で見ることが多いです。海外の文化を知る機会にもなっています。


キャリアアドバイザー

趣味から英語力という自己PRにつながる内容が伝えられています。また、趣味でも英語力を挙げようとしている点から努力家な印象にもつながりますね。

例②興味関心のあるジャンルを伝える

興味のあるジャンルを伝えることで、より人柄や価値観を伝えやすくなります。下記の例文を参考にして、より自分自身の考え方が伝わる文章を考えてみてください。

趣味欄の記入例

映画鑑賞:特に歴史を描いた作品をよく見ます。映画を通して歴史的事実だけでなく、その時代に生きた人々をイメージすることでより理解が深まります。


キャリアアドバイザー

好きなジャンルだけでなく、なぜ好きなのかも伝えられているため、価値観が伝わります。また、映画から学べる内容を伝えることで、知性がアピールできています。

例③映画を見る頻度や手段を追記する

映画を見る頻度を書くことで、あなたがどれくらい映画が好きなのかを伝えることができます。ただ映画を観る本数を書くだけでは印象に残りづらいので、映画館派なのかホームシアター派なのかを伝えることもおすすめです

趣味欄の記入例

映画鑑賞:週に2本は映画を見ています。映画館で見ることも好きですが、ジャンルや時代を問わず見ることができるので動画配信サービスをよく利用します。


キャリアアドバイザー

頻度や映画を見る手段を書くことで、面接官もイメージしやすく面接のなかでのアイスブレイクとして話題に挙げやすくなるでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

乾 花穂子プロフィール

志望職種との親和性のある書き方もおすすめ

履歴書の趣味欄に「映画鑑賞」と書きたい学生からよく「普通すぎるかなぁ」「地味な印象かな」と相談されますが、自分の映画好きの背景を書くことができれば問題ないと思いますよ。上述の例文のように映画を観る事だけではなく、場所やジャンル、好きな理由など書いてあると、人柄のイメージにもつながるでしょう。

また自分が目指す職種と照らし合わせて、映画好きをアピールする人もいますよ。例えばマーケティングやWeb系の仕事を希望する人が「映画の感想をSNSで発信している」とか旅行会社を目指す人が「映画で使われたロケ地を巡ることが好きです」など、仕事と関連する要素を匂わせてみても、いいかと思います。

面接での質問を想定して履歴書を埋めよう

また履歴書を作成する段階で、面接で何を話したいかを考え書くとよいでしょう。同じジャンルの映画が好きでも、Aさんは「登場人物の生き方が好き」Bさんは「時代背景が好き」と好きなポイントは人それぞれ異なるため、面接で「〇〇って、どういうこと?」と質問されることを予想して記述することをお勧めします。自分が自信を持って話せるワードを盛り込めるといいですね。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。 さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

ちゃんと答えられる? 面接前に準備しておくべき4つの回答


就活生

アイスブレイクの意図が大半なら、そんなに準備しておく必要はありませんよね。


キャリアアドバイザー

アイスブレイクだとしても、答え方に一貫性がなかったり、回答に時間がかかると、あまり良い印象にならないかもしれません。


就活生

聞かれそうな内容は最低限用意して面接に臨んだほうが良いということですね。


キャリアアドバイザー

そのとおりです! 聞かれた際に答えに詰まらないように、これから紹介する質問に対しては回答を用意しておいてくださいね。

履歴書に趣味として映画鑑賞を書いたのに、面接で質問にうまく答えられなければ「適当に書いたのかな」と思われてしまいます。聞かれやすい質問を紹介するので、自分なりの回答を考えながら読んでみてください。

①どれくらい映画を見ているのか

まずは本数や頻度を明確にしておきましょう。どれくらい映画が好きなのかを知るために、聞かれる可能性のある質問です。家で見ることが多いのか、映画館に通っているのかも伝えると、面接官もよりイメージしやすくなりますよ。

下記の観点から、具体的に数字で本数を答えられるようにしておいてください。

映画を見る頻度・本数の伝え方
  • 週に〇本
  • 月に〇本
  • 年間〇回映画館に通う

②映画鑑賞に興味を持った理由

「なぜ映画鑑賞が好きなのか」は聞かれやすい内容です。映画鑑賞が趣味になったきっかけのエピソードは用意しておくと良いでしょう。

たとえば、「好きな映画に出会ってその監督の作品を見ている」という理由でも、きっかけのエピソードとしては十分です。面接官は映画鑑賞が好きな理由を知りたいわけではなく、その理由からあなたの価値観を知ろうとしていることを覚えておいてくださいね

③好きな映画とその理由

面接で好きな映画を答えられなければ、履歴書に適当に書いた趣味なのかと思われてしまします。少なくとも1本は好きな理由まで答えられるようにしておきましょう。面接官が見たことのある映画であれば、盛り上がるかもしれませんね。

「好きなシーンがある」「映画に出てくるこのセリフが好き」など好きなポイントを伝えるときは、なぜそれが好きなのかまで答えられるようにしておきましょう。好きなポイントとその理由を明確に伝えられれば、面接官もあなたの価値観を知るきっかけになります

④映画を見て変わったこと

映画ではさまざまな文化や価値観に触れるきっかけになります。映画をただ見て終わりではなく、そこからどんなことを学び、自分がどのように変わったかを伝えられるようにしておきましょう。

面接官は映画から何を学びどのように変わったのかという点から、あなたの感じ方や物事の捉え方を知りたいと考えています。すごく些細な変化でもいいので、考えておきましょう。たとえば、インド映画を見てインドに興味を持ったなどでも構いません。

映画を見て変わったことは、とっさには答えられないかもしれません。そのため、映画のどんな部分が印象に残り、自分の中で何が変わったのかを具体的に言葉にしておきましょう。

映画鑑賞が趣味だと面接で伝える際の注意点

趣味の話題は基本的には評価には影響しない可能性が高いですが、相手にわかりやすく伝えることは重要です。また、趣味を映画鑑賞と伝える就活生は多いので、より自分らしい考え方や価値観を伝えることで差別化する必要があります。

これから紹介する4つの注意点をおさえて、映画鑑賞の趣味を効果的に伝えましょう。

こちらの記事で評価のあがる面接での受け答えの方法を紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

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①誰にでも伝わる表現をする

映画の場合、ストーリーがわからなければそれに対する感想などが伝えきれない可能性があります。そのため、あらすじも簡単に伝えたうえで話すことが大切です。

相手がその映画を見たことがなくても、その映画の良さやあなたが感じたことがきちんと伝わる話し方を意識しましょう。自分が伝えたい内容に対して、どんな情報を一緒に伝えるとわかりやすいかを考えておいてください。

②結論ファーストで伝える

自分の趣味や好きなことの話の場合、「好き」という気持ちだけで話してしまって、長々と語ってしまう人もいます。これは面接のどんな質問でも共通するポイントですが、必ず結論から伝えるようにしましょう。

結論から話すことで、相手に一番伝えたいことが伝わります。長々と話してしまっては、要点が伝わらなくなってしまうので、結論から簡潔に伝えるということは意識してくださいね

③映画から学んだこと・感じたことを中心に伝える

面接官が知りたいのはその映画の内容ではなく、そこから何を学んだり感じたりしたのかです。そのため、「映画が好き」という気持ちだけを押し通すのはやめましょう。なぜなら、面接官が最も知りたい人柄や考え方が伝わらないからです。

映画から学んだことや感じたことを言語化して伝えることで、知性や表現力もアピールできますよ。

④ネガティブな印象になる言葉は避ける

映画鑑賞は、基本的に一人でできる趣味です。そのため、映画鑑賞が好きな理由が「人と話すのが苦手だから」「一人で楽しめるから」という人もいるかもしれません。しかし、そのような理由を伝えてしまうと、ネガティブな印象になりかねません。

映画鑑賞が趣味な人は多くいます。ネガティブな印象になる言葉は避け、純粋に映画鑑賞が好きなポジティブな理由を伝えるようにしましょう

ネガティブな印象になる伝え方の例
  • 人と話すのが苦手なので、静かに過ごせる映画鑑賞が趣味です。
  • 一人で過ごすのが好きなので、映画鑑賞が趣味です。

面接で気を付けたいNGワードについてはこちらで解説していますよ。

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キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗プロフィール

面接官の様子を察しながら話すのも大切

趣味の映画鑑賞を伝える際は、上述でもあるように内容を長く話し過ぎないよう注意しましょう。人は自分の好きな分野について、時間が経つのも忘れるくらい幾らでも話せるかと思いますが、面接の場は簡潔に自分の考えを述べてくださいね。

面接は双方の会話で成り立っているものなので、面接官が自分の話に興味関心を示しているのかも観察するようにしましょう。面接官が相づちやうなずきながら話を聴いているか、深堀するような質問をされるかなど、相手の反応も見ながら述べるとよいです。

面接官が、自分の映画の話しに興味を示さなかったとしても落ちこむ必要はありませんよ。上述にあるように、単なる緊張感をほぐすアイスブレイク的な場合もよくありますので、その場合は簡潔に述べて、次の質問に答えるようにしましょう。

趣味を「映画鑑賞」だと答える際の例文5つ

映画鑑賞の趣味を面接で伝える際のポイントや注意点を踏まえて、例文を紹介していきます。自分が映画鑑賞が好きな理由と照らし合わせて、面接でどのように伝えるのかを考える参考にしてみてください。

例文①好きなジャンルから興味関心を伝える

好きなジャンルから映画鑑賞が好きな理由を伝えたいと考えている人は、下記の例文を参考にしてみてください。

例文

私は映画鑑賞が趣味です。実在した人物の奮闘した人生を描いたヒューマンドラマが好きで、刺激を受けて「自分も頑張ろう」と思えます。

なにかを成し遂げるためにどんな困難に陥っても、努力して成果を残した人生ストーリーから、自分のモチベーションにもなるヒントを得ることができます。また、映画のモデルになった昔の人物が乗り越えた壁と比べると、自分が実際に乗り越えなければいけない壁は些細なものに感じます。

ヒューマンドラマの主人公の人生から、生き方のヒントやモチベーションをもらっています。


キャリアアドバイザー

好きなジャンルと「なぜ好きなのか」が明確に述べられており、映画からポジティブな影響を受けていることがわかります。前向きな性格が伝わる文章なので、入社後も前向きに仕事に取り組むイメージにもつながりますね。

例文②映画を通じて歴史を学んでいる

映画から知識を得ることが好きな人は、下記の例文を参考にしてくださいね。

例文

趣味は映画鑑賞です。映画では、舞台となる時代の背景や、人々の生活、その当時の価値観などが表現されており、歴史的事実だけでなくその時代を深く知ることができます。

ヨーロッパに留学していたこともあり、特に中世ヨーロッパが舞台になっている映画をよく見ます。ヨーロッパでは歴史的建造物が街中のいたるところに残っていたり、古くからの街並みが保存されているため、歴史を知ることで現在のその国や街についての理解も深まります。

歴史的背景からその国の文化をさらに知ることができるため、映画を見ることで価値観を広げています。


キャリアアドバイザー

映画から学んでいることを明確、かつ具体的に伝えられています。また、海外留学の経験も伝えられているため、自己PRにもつなげられる内容になっていますね。

例文③登場人物からさまざまな価値観を知る

価値観を多様化できることが映画鑑賞が好きな理由である人は、下記の例文のように面接で伝えると良いですよ。

例文

私の趣味は映画鑑賞です。特にハリウッド映画が好きです。多国籍国家のアメリカだからこそ、多様性のあるキャラクターがでてくるので、それぞれの考え方を学び、自分の価値観を広げることができるからです。

現代を描いた作品でも、肌の色が違うだけで、その歴史的背景から同じアメリカ人でも価値観が違います。その違いなどを受け入れつつも、葛藤も抱えながら人生を生きているからこそアイデンティティが確立しており、それが個性となっているのだと思います。

映画を通じて新しい価値観に触れ、自分の世界を広げることができるので映画鑑賞が好きです。


キャリアアドバイザー

映画から得ているものが明確です。また、キャラクターの価値観の多様性から、「それが個性になっている」と自身の見解も述べられているため、知性も感じられる例文ですね。

例文④映画を通じて考え方が変わった

思い出深い映画がある人は、こちらの例文を参考にして面接で伝えてください。

例文

私は、ある映画を通じて考え方が変わってから映画鑑賞が趣味になりました。ジム・キャリーが主演の「イエスマン」という映画を見て、なんでも「No」と答えていた主人公が、「Yes」と答えるようにしただけで全く違う経験をしており、自分の価値観の殻にこもってしまうと人生の選択肢も狭まってしまうことを学びました。

私も当初の主人公のように、自分の枠から外れた選択はあまりしてきませんでした。しかし、自分の軸をしっかり持つことは重要ですが、そこから外れて挑戦してみることで、新しい経験ができたり価値観を広げることができると学んでからは、ときには「いつもと違う選択」をすることを意識しています。


キャリアアドバイザー

映画から学んだことを伝えるだけでなく、実際に自分が変わった部分まで伝えられています。ここでは「柔軟性」という強みにつなげられる文章になっているので、自己PRにもなっていますね。

例文⑤感受性をアピールする

映画鑑賞を通じて感受性をアピールしようと考えている人は、こちらの例文を参考にしてみてください。

例文

私は、映画鑑賞が好きです。私が映画に感じる魅力は、音と映像による臨場感で、登場人物に感情移入しやすいところです。

さまざまな世界に入り込むことができ空想ではありますが、沢山の人生を体験できます。登場人物に自分を重ね合わせて、「自分ならどうするだろう」と考えながら見ることで、キャラクターの心情を理解しながら見ています。

さまざまな映画の登場人物に感情移入しながら見ることで、人それぞれ考え方や価値観が違うからこそ選択も違い、それぞれの人生を歩んでいるのだと感じられます。


キャリアアドバイザー

「なぜ映画鑑賞が好きなのか」がわかりやすく伝えられています。登場人物に共感できる感受性とともに、自分と重ね合わせて考えらえる想像力や共感力の高さもアピールできる例文です。

また今回の記事は映画鑑賞がテーマですが、同じ芸術分野の趣味としては音楽鑑賞を趣味に挙げる学生も多いです。気になる学生はこちらの記事も合わせてみておきましょう。

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「映画鑑賞」を趣味として伝えたい学生からよくある質問に回答!

就活において映画鑑賞を趣味として伝えていいのかわからなかったり、映画鑑賞の趣味を企業に魅力的に伝える方法が知りたいと考える学生は多くいます。そのような学生からの質問に、キャリアアドバイザーが回答します。

  • 映画鑑賞を趣味として伝えても大丈夫ですか?

    映画鑑賞を趣味として伝えても、基本的に問題はありません。企業が趣味を質問する際は「学生の人柄や価値観を知りたい」といった背景があります。そのため、映画鑑賞の趣味を通して企業に自分の性格を伝えることができれば、企業からよい評価を得ることができるでしょう。

    また、アイスブレイクとして趣味に関する質問をする企業もあります。その際は選考要素はそこまで大きくないため、リラックスして回答した方がその後の面接を進めやすくなるでしょう。

  • 趣味で映画鑑賞を伝える際のコツを教えてください。

    趣味で映画鑑賞を伝える際のコツとして、誰もが理解できる伝え方を意識するとよいでしょう。たとえば特定の映画について話す場合、その映画を見たことがない相手に対しても、映画の魅力や自分の感想を伝える必要があります。また、内容すべてを伝えようとすると話が長くなってしまい、説明がわかりづらくなってしまう場合もあります。

    何の情報を伝えれば相手に理解してもらえるか整理し、伝えたいことを端的に話せるよう準備しておくことが重要です。

「映画鑑賞」の趣味で好印象を残そう!

趣味はアイスブレイクとして緊張をほぐすという目的が主ですが、ポイントや注意点を守って答えることで好印象を残すことも可能です。履歴書に書いた以上、「適当に書いたのかな」と思われないようにしっかりと事前に準備しておくことが大切です。

何事も始めが肝心なので、アイスブレイクで好印象を得ることで面接の良いスタートを切りましょう。

記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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