就活に困ったときの相談先11選! 相手の見つけ方も徹底解説

この記事のアドバイザー

  • 上村 京久

    幼稚園から高校まで野球を打ち込み、所属大学野球大会で優勝。4番ピッチャーとしてMVPを獲得… 続きを読む

  • 北浦 ひより

    大学時代は、サッカー部のマネージャーとして選手のサポートに取り組む。選手に加えて、監督やコ… 続きを読む

  • 吉川 智也

    大学卒業後、2010年にマイナビに入社。300社以上の採用支援をしてきた経験をもとに、各大… 続きを読む

コラムの目次

  1. 就活は個人戦ではない! 困ったら積極的に相談しよう
  2. そもそも就活で相談をするメリットとは?
  3. つらさや大変さを減らせる
  4. 客観的な自分の立ち位置を知ることができる
  5. 現状を言語化する機会になる
  6. 手持ちの情報が増える
  7. こんな人は要チェック! ぜひ相談してほしい人の特徴
  8. ①就活がわからない人
  9. ②ライバルに差を付けたい人
  10. ③選考対策のブラッシュアップをしたい人
  11. ④1人での就活に疲れてしまった人
  12. 悩みを話したいけど……就活の相談相手はどこで見つける?
  13. 身近な人に相談する
  14. 対人での就活相談サービスを使う
  15. アプリやチャットサービスを活用する
  16. 就活で困ったときの相談先11選
  17. まずは身近なところに相談してみよう!
  18. 1人での就活に疲れた…誰かと一緒に走りたい!
  19. この情報って合ってる? 質の良い情報収集がしたい!
  20. ライバルはどうしてる? 同じような悩みを持つ人と語らいたい!
  21. 相談する際の注意点
  22. 情報を鵜吞みにしすぎない
  23. 得た情報は自分の言葉でまとめる
  24. 考え方が異なる人もいると理解する
  25. 就活で困ったときは誰かに相談してみよう!

就活は個人戦ではない! 困ったら積極的に相談しよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

「就活ってまず何から始めたら良いですか?」
「もう全然就活がうまくいかなくて疲れてきました……」

このように、就活への悩みを抱えた学生からの相談がよくあります。そのたびに学生の悩みに合わせてアドバイスをするのですが、学生の中にはそもそも就活の相談を誰にもできずにいる人や、誰に相談していいかわからない人もいるのではないでしょうか。

就活は初めてのことが多く、その分大変なことも多いでしょう。しかし、就活は1人だけで進めるものではありません。困ったときは遠慮なく誰かに相談しても良いのです。

この記事では、就活で悩んだり困ったりしたときに誰かに相談をするメリットから、シチュエーション別で相談すべき相手について解説します。困ったときは1人で抱え込まずに、この記事を参考に適当な相手に相談してみてくださいね。

そもそも就活で相談をするメリットとは?

就活とは自分の将来を決めること。自分で決断することが大切と考え、人へ相談していいのか迷う学生もいるのではないでしょうか。

しかし案外、人に相談することによってつらさや大変さが緩和されたり、道が拓けたりすることもよくあるものです。まずは就活において人に相談をすることのメリットを知っていきましょう。

つらさや大変さを減らせる

就活だけに限らず、何か嫌なことやつらいことがあったときは人に相談したくなりますよね。就活も同じで、人に相談することでそのつらさや大変さを緩和することができます。

就活は全員がうまく進められるものではありません。精神的にも体力的にもつらいと感じることもあるでしょう。そんなときに、そのつらさを1人で抱え込んでしまっては身体に不調をきたしてしまう恐れもあります。相談をすることでそのつらさを緩和し、また前向きに就活を始めるきっかけを作れます。

就活がつらい学生はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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客観的な自分の立ち位置を知ることができる

就活においては自己分析が非常に重要です。自己分析を通して自分のことを理解したうえで、自分に合う企業選びや効果的なアピールをしますよね。しかし案外自分のことは自分より他人のほうがよくわかっていることもよくあるものです

たとえば自分の良いところや強みなどは、謙遜してしまい自分では見つけられない人もいるかもしれません。そういったときに、第三者からの意見をもらうことで、自分では気付けなかった自分の魅力に気づくことができます。

そもそも就活は自分以外の第三者から評価されるものです。自分だけの理解で就活を進めるより、他人からの意見も交えたほうがより多角的に自分を理解できるのではないでしょうか。


キャリアアドバイザー

面接などでは「あなたは周りからどのような人間だと言われますか?」といった質問をされることもあります。このような質問への対策としても、客観的な立ち位置を理解しておくと良いですね。

自己分析と合わせて他己分析をしてみると新しい発見があるかもしれませんよ。

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現状を言語化する機会になる

相談をするときは「なぜ自分がつらいのか」を相手に理解してもらおうとするため、自分の考えを組み立て言語化しますよね。現在どのような状況なのか、理想とのギャップはどれくらいあるのか、自分の考えなどを整理して言葉に落とし込みます

これは実は就活においても大切なことのひとつです。なぜその企業を志望しているのか、自分の考えを整理して言語化し、相手にわかりやすく伝える必要がありますね。誰かに相談をすることで、この力が鍛えられるということです。

手持ちの情報が増える

就活をうまく進めるのには情報がカギを握ります。相手にもよりますが、人に相談をすることで有効な情報が得られる可能性があります

多くの人は会社説明会などのオフィシャルな場での情報収集はもちろん、口コミサイトやSNSなどからも情報を集めようとするのではないでしょうか。しかし情報を集めすぎると、それが真実なのかどうかがわからなくなることもありますよね。ときには矛盾した情報を目にすることもあるでしょう。

そのようなときに、信頼できる相手に相談をすることで情報の真偽がわかったり、最新の情報を得られたりすることがあります。

キャリアアドバイザーコメント

上村 京久プロフィール

1人で悩む時間はもったいない! ぜひ周りの人を頼ってみて

大学生にとって、就活では初めての経験で戸惑いや不安はつきものです。しかしネガティブな感情をひきずったまま就活をしてしまうと、自分に自信が持てず面接などでアピールが弱くなってしまう傾向があります。就活で不安や迷いが生じたときに1人で悶々と考え込んでしまうと、時間だけが過ぎてしまいストレスにもつながりやすいです。

上述でもあるように、人は誰かに話を聞いてもらうことでつらさや大変さを減らすことができるものです。また、考え方をポジティブに切り換えられる場合も多く、支援した学生の中には「3日間悩んでいたけれど、1時間の相談でクリアになりました。もっと早く相談すれば良かった」と話していましたよ。

就活は時間に追われながら動くことも多いため、悩んでいる時間は少しもったいないです。就活で迷いや不安が生じたら、ぜひ自分の信頼できる人や安心できる人に積極的に相談してみてくださいね。

こんな人は要チェック! ぜひ相談してほしい人の特徴

とはいえ、もちろん就活は自分の将来を自分で決めるもの。人によっては相談をすることにより、周囲の意見が判断を鈍らせるという人もいるでしょう。

ここからは、1人で抱え込まずに誰かにぜひ相談をしてみてほしい人の特徴を解説します。当てはまる人は誰かに悩みを打ち明けることを検討してみてくださいね。

①就活がわからない人

就活生

就活ってどうしたらいいのかそもそもわからないです……。

就活は誰しも初めての経験であり、わからないことが多いのが普通です。やることが多いというイメージしか持てていなかったり、やるべきことはわかっているもののそのやり方がわからないなど人によってわからないことはさまざま。しかしこの漠然とした「わからない」はいくつかのジャンルに分けることができます。

そもそもやり方がわからない


就活生

就活ってまず何から始めたら良いんですか?

「やるべきことはたくさんある」とはなんとなく理解できているものの、実際に何からどのように手を付ければ良いかわからない人は多いのではないでしょうか。それが気の重さにつながり、うまく行動に移せておらず困っている人もいるでしょう。

やるべきことがわからない中で、なんとなくの知識でやみくもに行動に移すのは少し危険です。自分のやるべきことを導いてくれる人に相談をし、共に就活を走ったほうが効率的に就活を進められるでしょう

自分に合った企業がわからない


就活生

いろんな企業を見てみたのですが、どれが自分に合っているのかわからなくて……。

自己分析や企業研究など、就活でまずやるべきことには手を付けたものの、企業選びがうまく進まない人もいるでしょう。特に就活準備を始めたばかりだと、自分がどのような仕事がやりたくてどのような仕事が合っているのかをうまく理解できないこともあるもの。

そのような人も、ぜひ相談をしてみるべきです。実際に社会で働く人に相談をしてみることで、仕事や働くことへのイメージが膨らみやすくなります。また相手によっては自分に合った企業を紹介してくれることもありますよ。

就活がわからない人は、こちらの記事も参考にしてみると良いでしょう。

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②ライバルに差を付けたい人


就活生

次の選考、絶対突破したいので、ライバルから一歩抜きんでるような差別化を図りたいです!

選考が進むと、その分ライバルのレベルも上がってきます。特に第一志望群や人気企業だと、選考突破に向けてライバルに差を付けたいという人もいますよね。

そのようなときは、あまり多くの人が知り得ないような情報や、インターネット上に流れるものではなく生の情報を手に入れ回答に盛り込むことが大切です。その企業で働く先輩や社会人経験の長い大人に相談してみることで、質が高くかつ信頼度の高い情報が得られますよ。

③選考対策のブラッシュアップをしたい人


就活生

一次面接突破しました! 二次面接に向けてさらに回答を高めなきゃ!

選考を突破できても、同じ内容で次の選考を突破するのは少し難しいです。ライバルのレベルも上がる分、さらなる選考突破にはアピール内容のブラッシュアップが欠かせません。

とはいえ、自分の力だけでブラッシュアップを重ねるのも限度があります。人の力を借りて、第三者の目線でアピール内容に意見をもらったり、より鮮度の高い情報を仕入れることでその回答をさらに精度の高いものにできるでしょう

④1人での就活に疲れてしまった人

就活生

もう全然就活うまくいかなくて……。1人で進めるのはもうしんどいです。

就活は自分の思うように進まないこともよくあるもの。そして1人で就活を進めていた結果、想像以上の不合格通知に精神が疲れ切ってしまった人もいるでしょう。

そんな人はまず誰かにそのつらさや悩みを吐き出してみましょう。きっと心が少しは軽くなるはずです。

また就活は1人きりで走るものではありません。周りには同じ状況の学生も多くいますし、一緒に就活を走ってくれる人もいます。共に就活に取り組む仲間を見つけるためにも、ぜひ一度誰かに相談してみましょう。

スキマ時間3分で自己分析を完璧にしよう

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね

そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけあなたの強み・弱みが簡単にわかります

無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。

こんな人に「自己分析ツール」はおすすめ!
・自分の強み・弱みが分からない人
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人

就活のさまざまな悩みの解決方法はこちらの記事でも解説していますよ。

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悩みを話したいけど……就活の相談相手はどこで見つける?


就活生

誰かにこの悩みを話してみようかな……。でも、どこで相談相手を見つけたら良いんだろう。

ここまで読んで、このように考えた人もいるかもしれません。いざ誰かに相談してみようとしても、誰に相談すれば良いかがわからなければうまく行動に移せませんよね。悩みの相談相手は大きく3つに分けられるので、自分に合った相談方法を考えてみてください。

身近な人に相談する

身近な人はこれまであなたと接してきた時間が多いはず。その分、あなたのことをよく知っているので、悩みへの寄り添い方やあなたという人をきちんと理解している人が多いのではないでしょうか

また大学のキャリアセンターならば、人によってはあなたと同じような境遇や悩みを抱えている学生もよく見てきた人もいるはずです。学生が就活でぶつかる悩みを知っているので、良き理解者として話を聞いてくれたり助言をしてくれたりするでしょう。

対人での就活相談サービスを使う

就活相談サービスは、就活に特化した相談ができます。そのため、相談に対して返ってくる回答も、就活をスムーズに進めるにあたり役立つものばかりでしょう

また対人でのサービスであるため、わからないことや悩みも相談しやすいのに加えて人の温かさを感じられ、安心しやすいのではないでしょうか。

アプリやチャットサービスを活用する

アプリやチャットサービスは、疲れたときや困ったときにすぐ相談を投げかけることができます。悩みをためこまずにいられるため、ストレスがたまりにくいのではないでしょうか。

また、相談相手も同年代や同じ悩みを抱えていた人が多いです。同じ目線で語らえるため、気軽に相談ができるのに加えてつらいのは自分だけではないことを実感できるかもしれませんね

就活でのSNSの活用方法はこちらの記事を参考にしてくださいね。

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キャリアアドバイザーコメント

吉川 智也プロフィール

いきなりの相談に躊躇してしまう人は身近な人への相談から始めよう

いきなり自分のことを他人へ相談するのは「緊張しそう」など抵抗感のある人は、まず身近な人へ相談してみると良いでしょう。同じ時間や同じ空間を過ごしてきた身近な人は、安心感もあり話しやすく、相談することで気持ちが落ち着いたり整理できたりする場合が多くあります。また自分のことをよく知っている人なので、長所など自分の良い部分の自己理解についてアドバイスをもらえることもあるでしょう。

客観的な意見がほしい人は対人での相談サービスの利用がおすすめ

また専門家からの視点で「客観的に自分のことを見てほしい」「具体的なアドバイスや評価がほしい」といった人には「対人での就職相談サービス」がおすすめです。自分にはなかった視点でのアドバイスから大きな気づきが得られるでしょう。特に企業選びや面接対策など就活に特化した相談では有益なアドバイスが得られると思いますよ。

気軽に・手軽に相談したい人はアプリなどを使ってみよう

逆に、身近な人や対面での相談について「緊張しそう」「悩んでいることを知られたくない」と思う人は、「アプリやオープンチャット」がおすすめです。時間と場所を気にせず、思い立ったらすぐに相談できることがメリットでもあり、お互いに顔も見えないことで本音が話しやすくなるかもしれませんね。相手の都合を考えたり、予約を取る手間もないため、気軽に誰かと会話をしたいと思う人は利用すると良いでしょう。

相談の方法はそれぞれあるため、特徴を見極めて自分に合ったものを利用するようにしてください。

就活で困ったときの相談先11選

それではここからは具体的な相談先を11個紹介していきます。学生によくある悩み別に相談すべき相手を分けているので、自分の悩みと向き合いながら相談相手を選んでみてくださいね。

まずは身近なところに相談してみよう!

身近な人は、相談相手を選ばずに気軽に相談をもちかけることができます。相手は自分の生活をよく見知った存在であることが多いので、身構えすぎずフラットに話すことができるのではないでしょうか。「とりあえず誰かに相談してみたい」などという人におすすめですね

キャリアセンター

大学のキャリアセンターには、キャリアカウンセラーが常駐しています。キャリアカウンセラーは就職支援の専門家であるのに加え、同じ大学内にいるため学生の部活やサークル、授業などについても理解があります。そのため、就活そのものの相談はもちろん、大学生活との両立についての相談にも乗ってくれるかもしれませんよ

また大学によっては、企業から大学に向けて求人がきていることもあります。そのような企業を紹介してくれることもあるでしょう。加えて大学の職員であるため、相談に乗ったり企業を紹介することで生まれる利益などは特にありません。この点も安心して相談ができる理由の一つになるのではないでしょうか。

ハローワーク

  • ハローワーク:公共職業安定所といい、就職や転職を目指す人に向けて職業紹介をしたり求職相談に乗ったりしている

ハローワークと聞くと、一度社会人を経験した求職者が行くところなのではないかと考えている人もいるかもしれません。しかし、ハローワークには「新卒応援ハローワーク」という、新卒者の就職に特化したものもあります。個別相談はもちろん、相談会などのイベントも開催しています。

公的機関であるため、キャリアセンター同様に企業紹介から利益が発生することはありません。安心して利用できますね。ただし、あくまでも企業紹介がメインになるので、就活に関するノウハウを得ることは難しいかもしれません。

家族

もっとも身近な存在である家族も相談相手の選択肢のひとつです。生まれたときからあなたを見ている親は、案外誰よりもあなたについて理解が深かったりします

就活に疲れたときは弱音を吐いてみましょう。一緒に悩んでくれたり、温かい言葉をかけてくれるはずです。また選択に悩んだときは相談してみましょう。あなたのことを理解したうえで、客観的な意見を述べてくれることもあるはずですよ。

1人での就活に疲れた…誰かと一緒に走りたい!

1人での就活に限界感じたときは、共に就活を並走してくれる仲間を見つけましょう。何度も言いますが就活は個人戦ではありません。企業選びから選考対策のブラッシュアップまで、すべて1人でやるよりも誰かと一緒にやった方が心強いはずです。つらいことも嬉しいことも分かち合いながら、団体戦で就活に臨みましょう。

就職エージェント

就職エージェントでは、あなた専任のキャリアアドバイザーが、求人の紹介から選考対策まで幅広くサポートをおこないます。まずは丁寧なヒアリングをおこない、それに基づいてあなたに合った求人を紹介してくれるので、効率良く自分に合った企業と出会うことができますね

また、選考後は企業からのフィードバックを教えてくれることもあります。良かったところや改善点がわかるため、選考対策の方向性がわかりやすいのもメリットのひとつです。

キャリアパーク!就職エージェントでも、学生の就活を支援しています。就活に悩む学生はぜひ利用してみてください。

就職コンシェルジュ

  • 就職コンシェルジュ:学生に対し就活全般の知識やノウハウをレクチャーしてくれるサービス

上記の就職エージェントは企業紹介を主な目的としていますが、就職コンシェルジュは就活全般に関する悩みの解決が主な目的です。アピール内容の添削からブラッシュアップ、模擬面接など、選考対策に幅広く精通しているため、自分1人での対策に行き詰まったときにおすすめですね

コンシェルジュも、就活アドバイザーとして長く活動してきた人たちばかりです。就活のプロともいえるので、安心して相談ができるのではないでしょうか。

お仕事アドバイザー

若年者雇用対策の一環として厚生労働省が運営するお仕事アドバイザーでは、若者の就職や転職の相談に応じています。相談は電話とメール、SNSからすることができ、自分の都合に合わせて相談できるのが特徴です。電話の場合、受付時間が17時以降となっているので、その日の予定が終わったころに落ち着いて相談ができるのも魅力的ですね。

お仕事アドバイザーでは、キャリアコンサルタントが相談に乗り、丁寧なアドバイスをしてくれます。もちろん相談だけではなく、書類選考や面接の対策も一緒におこなうことができます。またハローワーク同様、公的機関であるためコンサルタント側の利益の発生を気にする必要はありません。

この情報って合ってる? 質の良い情報収集がしたい!

情報を集めすぎてその情報の正誤がわかっていなかったり、情報の取捨選択がうまくできていない学生はいませんか。選考では、得た情報をすべて盛り込めば良いというわけではありません。そういった人たちは、しっかりと情報を判別することが大切です。

質の良い情報収集をおこなうには、実際に社会で働く大人にたずねるのがもっとも有効です。現場経験のある社会人だからこそ知り得る情報を得て、選考で採用担当を唸らせましょう。

逆求人型サイト

  • 逆求人型サイト:自己PRなどの情報を登録することで企業側からオファーが届くサービス

自分から企業を選ぶのではなく、企業から声がかかるのが逆求人型サイトの特徴です。企業選びの簡略化としても有効ですが、それに加えてオファーが届いた企業の採用担当とやりとりができることもポイントのひとつです

こういったサイトを使う企業の多くは新卒採用に比較的積極的だといえます。チャットなどで疑問や質問を投げかけると、親身になって話を聞いてくれることが多いです。わからないことや企業のリアルなどは積極的にたずねてみましょう。

逆求人型サイトの例

OB・OG

OBやOGは「実際に就活を経験している」ことが大きなポイントです。またそれに加えて実際に就職をし、社会人としての経験をも積んでいます。就活に関するノウハウはもちろんですが、入社後のことも踏まえたうえでアドバイスをくれるでしょう

特に入社からまもない社員の場合、今と比べて選考のフローがあまり変わっていないことも多く、参考にできる部分も多いのではないでしょうか。

OB・OGとつながるには大学のキャリアセンターをたずねてみるのがもっとも手っ取り早いです。OB・OG訪問専用サイトなどもあるので、そちらも使ってみると良いでしょう。詳しくはこちらの記事で解説していますよ。

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経営者

「経営者に相談をするのなんて気が引ける……」という学生も多いかもしれませんね。しかし、経営者は最終面接など選考が進んだ際には面接官を担うこともあるため、意外と就活生とは近い存在であるといえます。

また企業の責任者として「企業に欲しい人材とはどのような人材か」という問いに対しては明確な答えを持っているはずでしょう。どのような人材が求められているのかわかれば、就活において自分が目指す人物像が見えてくるかもしれませんね

特にベンチャー企業や中小企業の経営者は講演会を開催していたり、就活コンサルタントとして積極的に活動している人もいます。気になる人はぜひ調べてみてください。


キャリアアドバイザー

経営者は何かを成し遂げたいという考えのもと会社を経営しています。自分の将来像ややりたいことについてのイメージを膨らませるのにも役立つかもしれませんね。

社長面接でよく聞かれる質問についてはこちらの記事で紹介しています。経営者に相談をする際はこちらの質問をベースにしてみても良いかもしれません。

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気になる経営者が参加している座談会に参加してみるのもおすすめです。

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ライバルはどうしてる? 同じような悩みを持つ人と語らいたい!

就活でつらいのは自分だけではありません。順風満帆に就活を進められる人ばかりではなく、あなたのように悩みを抱えている人も多くいます。そんな仲間と語らうことで、悩みや不安が緩和されることもあるでしょう

誰かに頼りたいわけではないけれども、少し愚痴や悩みを吐露したいという人は、以下の相談先に行ってみてはいかがでしょうか。

オープンチャット

メッセンジャーアプリのLINEでは、オープンチャットの機能があります。「○○卒就活生」などというように、自分と同じ境遇のオープンチャットに参加することで、ほかの就活生と情報交換をしたりつらさや大変さを共有することが可能です。

仲の良い友達だからこそ話しにくい就活の話題も、適度な距離の就活仲間であれば話しやすかったりするものです。また、ほかの就活生のがんばりに鼓舞されてやる気が湧いてくることもあるのではないでしょうか。


キャリアアドバイザー

チャットのタイプや参加者によっては、逆にやる気を損なったりつらさを助長してしまうことも考えられるので注意が必要ですよ。

就活カフェ

近年は都心部や大学付近などに就活生に向けたカフェなどが見受けられるようになってきました。こういったカフェはその名の通り就活専用のカフェなので、集まる人々も就活生や就活に協力する姿勢のある社会人ばかりです。

上記のオープンチャットのようにオンラインでの相談ではなく直接人と語らいたい人にはぜひおすすめですね。社会人が訪れることもあるので、OB・OG訪問のような効果も得られるかもしれません

就活塾

  • 就活塾:ESの添削や模擬面接などの選考対策をおこない、就活を支援する塾

就活塾では、内定を獲得するために必要なスキルなノウハウを会得することができます。塾という名の通り、スキルの会得や対策のために一定のお金がかかるのが特徴です。

基本的には受講するコースと料金が分かれており、学生が自分に合ったコースを選択します。コース内容はエントリーシート(ES)の添削、面接対策、グループディスカッション対策などの選考ステップごと、総合商社、広告、航空などの業界ごとなど塾によってさまざま。

また料金もサポートの程度やレベルに応じて分かれており、自分に合ったコースと料金を選ぶことができます。

お金を払っている以上、就活塾を受講した学生の満足度は高めのようです。たしかにほかの相談先と違いお金はかかりますが、長期的に考えると就活塾に通い志望企業の内定を獲得したほうが良いとも考えられるのではないでしょうか

自分の強み・弱みは、ツールを使えばかんたんにわかります

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね

そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけあなたの強み・弱みが簡単にわかります

無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。

こんな人に「自己分析ツール」はおすすめ!
・自分の強み・弱みが分からない人
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人

相談する際の注意点

就活において、1人きりでがんばりすぎずときには周囲に相談することは非常に大切です。しかしそれと同時に、相談する際は注意してほしいことがいくつかあります。つらさや大変さを緩和するための相談が、逆につらさを助長してしまうことがないように、ひとつずつ確認しておきましょう。

情報を鵜吞みにしすぎない


就活生

この間就活カフェで会った就活生から、僕が志望する○○社はブラック企業だと言われました……。エントリー辞めておこうかな……。

さまざまな人から情報を得ると、たとえば「○○社はブラックだ」「△△社は学歴フィルターをかけている」などというネガティブな情報を耳にすることもあるでしょう。しかし、こういった主観的な情報は個人の感覚であることも大きいです。すべての情報を鵜呑みにせず、あくまで参考程度に捉えることは心掛けておきましょう。

どうしてもその情報が気になる場合は自ら確かめるようにしましょう。社会人と直接出会えるOB・OG訪問をしたり、会社訪問に出向くなど、多面的に情報を判断することが大切です。

得た情報は自分の言葉でまとめる


就活生

僕の志望する◎◎社はこれから○○という新規事業を始めるらしい! 志望理由に「○○という新規事業を始めることが魅力的だから」と書き込もう!

特に社会人やOB・OGなどに相談してみると、インターネットからは知り得ない生の情報を得ることもできるでしょう。しかし、生の情報であってもただそのまま話すのではなく、自分のアピール内容に盛り込んで話すことを心掛けましょう。

たとえば上記のように、志望企業ではある新規事業を始めるという情報を得たとします。それをそのまま盛り込むのではなく、なぜ魅力的に感じたのか・その企業がその事業をおこなうことにどのような意味があるのかなどを深掘りして考えます。またはその新規事業で自分がどのような活躍ができるかを考えても良いですね。

得た情報についてはその意味や自分にできるかかわり方を自分なりに考えて言語化するようにしましょう。

考え方が異なる人もいると理解する


就活生

この間相談したときに、自分の就活スタイルや志望企業について否定されてしまったのがつらかったなあ。僕の就活間違ってるのかなあ……。

特に同じ就活生に相談をもちかけると、「それは違うのでは?」と自分の言動を否定されることもあるかもしれません。しかし、人はそれぞれ考え方が違いますし、就活においても自分が大切にしていることや就活の軸などは違うでしょう。

そういった否定については、考えが異なる人もいることを踏まえあくまでひとつの意見や感想だと受け止めるのも大切です。与えられた情報や意見が自分にとって必要か不必要か、しっかりと見極めるようにしましょう


キャリアアドバイザー

自分自身ときちんと向き合って出した答えについては、周りから何を言われようとも揺らぐ必要はありません。さまざまな情報を受け入れる柔軟性も大切ですが、自分の考えに自信を持って大きくかまえることも同様に大切ですよ。

キャリアアドバイザーコメント

北浦 ひよりプロフィール

相談相手の相性もある! 相手や方法は限定せずに多くの人に頼ってみよう

人には相性というものがあるため、Aさんにとっては良き相談相手でも、Bさんにとっては「しっくりこない」という場合もあるかもしれません。そのため相談相手や相談方法は限定するのではなく、多くの人やサービス、相談方法を活用して、自分なりの答えを導き出せるようにすることをおすすめします。

志望企業から内定を得られた学生の多くが相談を活用している

志望する企業の内定を得られた学生に就活全般の感想をヒアリングする機会がよくありますが、多くの学生に共通しているのは「誰かに相談している」ことです。就活は企業選び、書類選考、面接と乗り越える壁がいくつもあり厳しいものですが、「1人では乗り越えられなかった」という声がよく聞かれます。

最終的に決断や行動するのは自分だけれども、目標にたどり着くまでの道のりは「誰かに支えてもらいました」という人の方が内定率も高い気がしています。おそらく相談することで悩む時間を削減できたり、自分とは異なる価値観を得られることで成長が見られたりするからではないでしょうか。

人は何かを決断するときには迷いや不安がありますが、特に人生の大きな決断「就職」においては悩みがあって当然かと思います。時には第三者の意見や応援の力をもらって前に進んでも良いのではないでしょうか。相談をうまく活用して、前へ進めることを願っています。

就活で困ったときは誰かに相談してみよう!

就活は自分の将来を決める大切な機会であるため、自分1人で決断しなければと考える人もいることでしょう。しかし、1人で決断することと誰にも頼らないことは違います。

就活は個人戦ではなくチーム戦です。つらいときや1人での就活に限界を感じたときは、積極的に周囲に相談してみましょう。つらさや大変さが和らぐうえに、新しい知見が広がるかもしれませんよ。

あなたが受けないほうがいい業界をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

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記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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