縁の下の力持ちを自己PRするには?向いている仕事や例文を紹介

この記事のアドバイザー

  • 塩田 健斗

    大学卒業後、ポートに新卒入社。メディア広告の営業とマーケティング職としてファーストキャリア… 続きを読む

  • 戸田 開

    大学卒業後、大手民間教育企業に入社。外資系生命保険会社の営業を経験した後、 ポートに入社

コラムの目次

  1. 縁の下の力持ちとは陰で他人のために努力すること
  2. 縁の下の力持ちを発揮できる仕事を見極めよう
  3. サポートが中心の仕事で強みを発揮できる
  4. 積極的な行動や売り込みが必要な仕事は向かない
  5. 縁の下の力持ちをアピールする3つのポイント
  6. ①結論ファーストで述べる
  7. ②具体的な経験を伝える
  8. ③仕事での再現性を伝える
  9. 縁の下の力持ちをアピールする例文
  10. 例文①具体的な行動をアピール
  11. 例文②裏方に徹した経験
  12. 例文③工夫したことを伝える
  13. NG例文①仕事をこなしただけ
  14. NG例文②ネガティブな要素を盛り込む
  15. NG例文③縁の下の力持ちをうまく使えていない
  16. 縁の下の力持ちをアピールしたい学生からよくある質問に回答!
  17. 縁の下の力持ちは適性のある企業を見極めてアピールしよう

縁の下の力持ちとは陰で他人のために努力すること

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「縁の下の力持ちは自己PRに向いていますか?」
「縁の下の力持ちのアピール方法がわかりません」

という声を多く聞きます。 目立つタイプではないけど、チームのために一生懸命頑張る人物像が浮かびますね。一方で、聞こえが良く、汎用性の高い言葉だけに、縁の下の力持ちを強みとしているのか、どんな環境でもその強いを発揮できるのかの裏付けをしっかりアピールする必要があります。

この記事では縁の下の力持ちをアピールする際のポイントを例文をまじえつつ解説します。

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縁の下の力持ちを発揮できる仕事を見極めよう

縁の下の力持ちが強みの人は、どのような仕事で発揮できるのかを見極めることが大切です。なぜなら、強みが発揮できない企業に就職しても長続きしない恐れがあり、選考段階でも「自社には合わない」という判断をされる可能性が高いからです。

縁の下の力持ちという強みが企業にマッチすれば「就活生が自社に入社後活躍してくれそう、成長しそう」と思ってもらえる可能性が高いです。では、縁の下の力持ちという強みは、どのような仕事で評価されるのでしょうか。

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 実際にChat GPTが作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。 さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

サポートが中心の仕事で強みを発揮できる

縁の下の力持ちという強みを発揮できるのは、事務職などのサポートが中心の仕事です。特にバックオフィス系で強みが発揮されます。バックオフィス系の仕事には、以下のような職種があります。これらの職種は、まさに企業全体を支える縁の下の力持ちの集団です。これらの職種を募集している企業であれば、縁の下の力持ちのアピールが採用にプラスに働くでしょう。

バックオフィス系の職種
  • 経理
  • 広報
  • 総務
  • 人事
  • 法務
  • 知財
  • IR

事務職についてはこちらの記事でイメージを膨らませてくださいね。

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また、事務系の仕事以外にも、チーム力が重視される企業でも評価されやすいです。縁の下の力持ちの人は、持ち前のサポート力でチームを円滑にまわす役割も果たします。周囲に気づかれないような気配りや努力ができる人材は、チームに1人は必要です。

縁の下の力持ちの人が自身の資質を活かせる、いわば生活を陰から支えるような仕事が多い企業としては、重電メーカーが挙げられます。重電メーカーについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

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積極的な行動や売り込みが必要な仕事は向かない

反対に、縁の下の力持ちは、積極的な行動や売り込みが必要な仕事はあまり向きません。縁の下の力持ちが強みという場合、サポート力はとても高いですが、自分から積極的に行動したり集団を率いたりすることは苦手な人が多いとみられがちです。どちらかというと、主体性やリーダーシップがある人を「支えたい」という気持ちが強いと言えるため、現段階では求める人物像ではないと判断されやすいでしょう。

例えば自ら取引先に商品やサービスを売り込む営業職では、縁の下の力持ちのサポート性はあまり必要とされず、積極的に前に出て結果を残すことが求められます。自分が能力を発揮できる場所を選ぶことで、自然と力が伸び活躍の幅も広げることができるでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

戸田 開

積極性が求められる職種ではネガティブに受け取られる可能性が高い

「縁の下の力持ち」とそのまま聞いて持つポジティブな印象は「全体の動向を見ることができる」「利他的」「チームワークがありそう」「ムードメーカーになってくれそう」というように、集団の中で強みを活かせそうなものが多いです。

しかし、「主体性(積極性)がない」「プレーヤーとしては活躍できなそう」というように、営業・接客などの個人の積極性が求められる職種ではネガティブに捉えられる可能性が高いです。

こちらの記事では、面接官に評価されやすい長所を紹介しています。面接官が求める能力を知りたい就活生は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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自己PRが思いつかない人は、大手内定者の回答を参考にしよう

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縁の下の力持ちをアピールする3つのポイント

縁の下の力持ちをアピールする際、ただ「私は縁の下の力持ちです」と言うだけはNGです。これだけでは信ぴょう性がなく、本当に縁の下の力持ちかどうかわかりませんよね。自己PRでは自分の人柄について知ってもらい、企業で活躍する人物だということをアピールする必要があります。そこでここからは、効果的にアピールするためのポイントを3つ紹介していきます。

①結論ファーストで述べる

縁の下の力持ちをアピールする場合は、最初に「どのような縁の下の力持ちなのか」を提示する必要があります。縁の下の力持ちとアピールしても、面接官によってイメージする強みや印象は違います。そのため、最初にどんな強みなのかを具体的に伝えておく必要があるのです。

最初に縁の下の力持ちという強みについて明確にしておくことで、その後に続くエピソードなどを面接官が理解しやすくなります。強みがあやふやなままエピソードを話しても、面接官に納得感を与えることは難しいです。結論から先に話すことは、相手にわかりやすく伝えるという意味でも大切になるので、面接で質問に答える際は常に心がけましょう。

具体例
  • サポートすることにやりがいを感じる
  • 地味な作業でも真剣に取り組める
  • チームを支えるために努力できる

自己PRでの書き出しのコツはこちらの記事でも詳しく解説しています。

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②具体的な経験を伝える

縁の下の力持ちであることをアピールするには、それが本当であることを証明しなければなりません。そのためにも、過去に縁の下の力持ちを発揮した具体的なエピソードを伝える必要があります。いつ、どのような状況で、どのように縁の下の力持ちを発揮したのかを伝えましょう

このように背景を詳しく伝えることで、面接官がイメージしやすくなります。いくらすごいことをしても、それが相手に伝わらなかったら意味がありませんよね。自己PRもそれと同じで、いくら自分の良さをアピールしようとしても、面接官に伝わらなかったら意味がないのです。面接官にわかりやすく伝えることを意識しましょう。

具体的な経験が思いつかない人はこちらの記事も読んでみると良いですよ。

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③仕事での再現性を伝える

自己PRで最も大切なのが、面接官に「入社したら活躍してくれそう」と思ってもらうことです。そのためにも、企業でも強みが活かせるという再現性を自己PRに盛り込む必要があります。縁の下の力持ちは聞こえがいい言葉だけに再現性を疑われるがちな言葉です。

どう仕事に活かすのか、どう役立てるのか、どのように活躍するのかを具体的にアピールする必要があります。効果的にアピールするには、企業の業務内容や経営理念などを研究してみてください。企業自体が業界の縁の下の力持ち的な立ち位置であれば、相性のよさがアピールできますね。また、職種や仕事内容と縁の下の力持ちとの親和性が高ければ、実際にどんな働き方をするのか提示してもいいでしょう。 

キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗プロフィール

仕事での再現性を提示するためにはビジネスモデルの理解が必要

仕事での再現性を提示するためには、まずは志望企業のビジネスモデルを理解しましょう。どんな仕事をして、どうやって結果を出して、どう活躍できるのか? これを見据えた上で、自分の長所や強みの中からアウトプットすることが大切です。例えば、とにかく積極的に行動をして契約を取ってくるような営業職を志望しているのに、自分のアピールした長所が「細かい作業が得意」などであれば再現性はないですよね。

たとえ素晴らしい長所や強みだったとしても、その仕事に結び付かないものであればそれは評価されにくいです。しっかりとビジネスモデルを理解した上で自分の強みや長所をアピールしましょう。

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 実際にChat GPTが作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。 さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

縁の下の力持ちをアピールする例文

ここまで、縁の下の力持ちをアピールする際のポイントについて紹介してきました。作成の流れについては理解できたと思うので、次にアピールポイントに沿って作成された例文を見ていきましょう。

例文①具体的な行動をアピール

私は縁の下の力持ちとして、チームのための努力を続けることができます。大学時代はサッカー部のマネージャーを務めていました。ユニフォームの洗濯やドリンクの補充、練習用具の準備や片付けといった通常業務に加え、自身で試合でのスコアや各選手の活躍を記録したノートを付けました。ノートを取るのは大変でしたが、監督にデータ管理がしやすいと褒めてもらえ、実際にレギュラーメンバーの選定や練習内容の改善に役立ったようでした。御社でも自身でできることを見つけ、誰かに見られなくても努力して、チームの力を高めたいと考えています。

縁の下の力持ちはチームの中でも重要な要素の1つです。チームでの役割についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗プロフィール

「どのような縁の下の力持ちなのか」を定義づけることが大切

この例文の良い点は「言い換えができている」点です。「縁の下の力持ち」といっても漠然としたイメージになってしまうため、「縁の下の力持ち=○○」を定義づけてあげることが重要です。この例文では「縁の下の力持ち=チームのための努力が出来る」と言い換えができていますので、イメージが沸きやすいです。

実際にマネージャーという「チームのために努力をする」強みを伝えやすいエピソードになっているため、一貫性が感じられます。ノートをどのように工夫して取ったのかなどの具体性があるとイメージが沸きやすく、どんな努力ができるのかが分かるので評価がしやすいです。

例文②裏方に徹した経験

私の強みは、縁の下の力持ちとして裏方でも全力でやり遂げるところです。私は大学2年生の時に学園祭の実行委員として、ステージイベントを担当しました。イベントの出演者を募ることから当日のスケジュール管理などをおこない、裏方として力を尽くしました。中でも大変だったのは当日の時間管理です。司会者や音響と連携を取りながら、タイムテーブルに遅れが出ないように調整しました。

その結果、ステージイベントはスムーズに進み、予定通りに終了することができました。無事にイベントが成功したことで、達成感を味わうことができました。御社でも、縁の下の力持ちという強みを活かしてどんな仕事もやり遂げます。

この例文では、ステージイベントで当日の時間管理をした経験を元に縁の下の力持ちをアピールしています。時間管理はお客さんには見えませんが、イベント成功の鍵を握る大切な仕事です。就活生自身もそれを理解しており、裏方として全力を出し切ったことをアピールしています。

例文③工夫したことを伝える

私の強みは、人目につかない仕事でも真剣に取り組める縁の下の力持ちなところです。私は学生時代、レストランの洗い場でアルバイトをしていました。レストランウェディングの予約が入ったことがあったのですが、次々と洗い物が運ばれてきて洗い場はとても混乱しました。
私はこの時、常に補充が必要なグラスや取り皿を優先して洗うように工夫していたのですが、後日ホールの先輩から「〇〇がいる日は常にグラスや皿が補充されて困らない」と言われました。御社に入社後も、裏方の業務でもよく考えて工夫しながら仕事を進めていきます。

この例文では、洗い場での経験を元に縁の下の力持ちであることをアピールしています。洗い場自体も、飲食店の縁の下の力持ち的な仕事と言えますね。印象的な出来事として、レストランウエディングで忙しかった日のことを取り上げています。

自分で考えて工夫しながら仕事をしていたという内容が、真剣に取り組むというアピールを裏付けています。また、先輩に褒められたことを盛り込むことで、第三者からも評価される仕事をしていたことがわかります。

NG例文①仕事をこなしただけ

例文

私は縁の下の力持ちで、自己犠牲によってチームの役に立つことができます。大学時代はバスケ部のマネージャーをしており、チームのサポートに努めました。自分はプレーする人間ではないからこそ、その他のことを一生懸命にやろうと考え、監督に何をすべきか聞き、指示された通りに懸命に働きました。

大変なこともありましたが、チームのためと思うと頑張れ、最後にはチームメイトから感謝の言葉も頂けました。御社でも懸命に働き、チームの役に立つことで活躍を目指したいと考えています。

NG例文は単にマネージャー業務をこなしたことを述べているだけで、縁の下の力持ちのアピールになっていません。マネージャーの仕事は縁の下の力持ちというわけではなく、自身が前に出ておこなうものもあります。

例文の場合は、監督からの指示によって動いていますし、チームメイトから感謝されたところを見ると、前に出る取り組みが多いと伺えます。完全に裏方に徹しているわけではないという点から、そもそもアピールの大前提からずれてしまっているでしょう。

NG例文②ネガティブな要素を盛り込む

NG例文

私の強みは、縁の下の力持ちなところです。目立つことや注目されることが苦手なので、人前に出ることなく自分のペースで進められることが得意です。御社に入社後も影の立役者として活躍たいと考えています。

この例文のNGポイントは「目立つことや注目されることが苦手」と、ネガティブな要素を盛り込んでいるところです。あくまで自己PRですから、自分の強みを売り込むことに集中しましょう。また「人前に出ることなく〜」とありますが、企業の社員となる限り人前に出ることは避けられません。人前に出る必要がない企業以外では、評価されるのが難しいと言えます。

NG例文③縁の下の力持ちをうまく使えていない

NG例文

私の強みは、縁の下の力持ちなところです。率先してチームのメンバーをまとめ、縁の下の力持ちとしてリーダーシップをはかることができます。

この例文では、縁の下の力持ちという言葉を正しくつかえていません。縁の下の力持ちとしてアピールしているのに、「チームのメンバーをまとめる」「リーダーシップ」という言葉に違和感を覚えます。そもそもの意味を間違えると、面接官に学力の面でマイナスの印象を与えるので注意しましょう。

縁の下の力持ちをアピールしたい学生からよくある質問に回答!

就活において縁の下の力持ちがアピールポイントになるのかわからなかったり、企業に魅力的に伝えるにはどのようにアピールしたらいいかわからないと悩む学生は多いです。そのような学生からの質問に、キャリアアドバイザーが回答します。

  • 縁の下の力持ちはアピールポイントになりますか?

    縁の下の力持ちは、適切な企業や職種でアピールすれば、十分評価される強みになります。縁の下の力持ちと聞くと、主体的に目立って活躍するというよりは、サポートが得意な印象を持たれることが多いでしょう。そのため、営業職よりはバックオフィス系の職種の方が評価される傾向にありますよ。バックオフィス系の職種は、たとえば事務、人事、経理、総務などさまざまです。ただ、こういった職種は営業職よりも募集人数が少なく、狭き門になるため注意が必要です。

  • 縁の下の力持ちをアピールする際の注意点を教えてください。

    縁の下の力持ちをアピールする際には、受け身すぎる印象を抱かれないよう注意しましょう。ただ「サポートが得意です」と言っても、主体性がない印象を受けてしまいます。どの仕事でもある程度の主体性はもとめられるため、必要なときは自発的に動くことができる点もアピールするとよいでしょう。

    また、企業によって縁の下の力持ちを魅力的に感じる企業と、そうでない企業があります。たとえば飛び込み営業をするような企業だともとめる人物像が異なる可能性が高いため注意しましょう。

縁の下の力持ちは適性のある企業を見極めてアピールしよう

縁の下の力持ちには「人の気づかない所で他人のために苦労や努力をすることのたとえ」という意味があり、裏方で力を発揮できる就活生に当てはまるであろう強みです。縁の下の力持ちをアピールする際に注意したいのが「企業で活躍するために求められる強みかどうか」という点になります。

自分の強みを見つけるにはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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面接官は、企業で活躍し成長する就活生を採用したいと考えていて、就活生の人柄が自社にマッチしているかどうかを重視します。例えば、リーダーシップを取って積極的に行動する人材を求めている企業では、縁の下の力持ちの就活生はあまり魅力的に見えません。反対に、コツコツとチームのために努力する人材を求める企業には高く評価されるでしょう。このように、志望する企業に対する縁の下の力持ちアピールが、マッチするかどうかを考えることが大切です。

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記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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