【例文9選】困難を乗り越えた経験の回答方法! 好評価のコツを解説

この記事のアドバイザー

  • 上村 京久

    幼稚園から高校まで野球を打ち込み、所属大学野球大会で優勝。4番ピッチャーとしてMVPを獲得… 続きを読む

  • 北浦 ひより

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  • 吉川 智也

    大学卒業後、2010年にマイナビに入社。300社以上の採用支援をしてきた経験をもとに、各大… 続きを読む

  • 塩田 健斗

    大学卒業後、ポートに新卒入社。メディア広告の営業とマーケティング職としてファーストキャリア… 続きを読む

コラムの目次

  1. 困難を乗り越えた経験は具体的な経験と得たスキルのアピールが重要!
  2. 企業の狙いは? 困難を乗り越えた経験を聞く意図を把握しよう
  3. 熱心に努力した経験を確認したい
  4. 目標達成に向けて努力できるかを確認したい
  5. 困難に対しての対処法を確認したい
  6. ストレス耐性を知りたい
  7. アピール方法を知ろう!困難を乗り越えた経験のエピソードを考え方
  8. 外部環境要因の困難
  9. 人間関係要因の困難
  10. 自己設定した目標の困難
  11. 6項目を確認! 困難を乗り越えた経験をアピールするときの基本構成
  12. ①困難を乗り越えた経験の概要
  13. ②状況や発生した困難
  14. ③困難を乗り越えるための対処法
  15. ④行動した結果
  16. ⑤経験から学んだこと
  17. ⑥学んだことを企業でどう活かすか
  18. 困ったときは例文をチェック! エピソード別の困難を乗り越えた経験
  19. 部活で困難を乗り越えた経験
  20. アルバイトで困難を乗り越えた経験
  21. ゼミで困難を乗り越えた経験
  22. サークルで困難を乗り越えた経験
  23. 留学で困難を乗り越えた経験
  24. インターンで困難を乗り越えた経験
  25. 趣味で困難を乗り越えた経験
  26. 1人旅で困難を乗り越えた経験
  27. 大学受験で困難を乗り越えた経験
  28. 「困難を乗り越えた経験」で避けるべき3つのアピールを解説!
  29. ①身内の不幸話
  30. ②失恋経験などの個人的な内容
  31. ③目標のレベルが低い困難
  32. 困難を乗り越えた経験がない場合の4つの対処法を理解しておこう
  33. ①大なり小なり困難に立ち向かった経験を思い出す
  34. ②挫折した経験を探す
  35. ③一生懸命努力した経験を探す
  36. ④自己分析を通じて経験を振り返る
  37. 困難を乗り越えた経験をアピールして選考を有利に進めよう

困難を乗り越えた経験は具体的な経験と得たスキルのアピールが重要!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「困難を乗り越えた経験を聞かれた時、どのように答えたらいいですか? 」
「他の学生と差別化を図るにはどうしたらいいですか? 」

といった質問を受けます。具体的な経験がなかったり、企業側がもとめている困難の度合いがわからなかったりすると焦りますよね。

企業側は学生がどのような人物であるかを判断する1つの材料として質問しています。ただ苦労した経験を伝えるだけでは単なる愚痴になってしまい、自分をアピールするチャンスを逃してしまうでしょう。困難を乗り越えた経験を聞かれたときは、自分をアピールする貴重なチャンスです。自身の魅力や強みがきちんと伝わるよう対策を立てましょう。

この記事では、困難を乗り越えた経験を伝える際にアピールできるスキルや伝え方について詳しくお伝えします。「具体的なエピソードを考えるのが苦手」「上手く自己アピールにつなげられない」と悩んでいる学生の皆さんの役に立てればと思います。

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企業の狙いは? 困難を乗り越えた経験を聞く意図を把握しよう


就活生

人に自慢できるほどの困難を乗り越えた経験がありません。


キャリア
アドバイザー

もしかして、困難のレベルが高ければいいと思っていませんか?


就活生

え? 違うんですか?


キャリア
アドバイザー

必ずしも困難のレベルが高ければいいとは限りませんよ。注目するべきポイントは、企業が困難を乗り越えた経験を聞く意図を把握することです。

エントリーシート(ES)や面接で困難を乗り越えた経験を聞かれると「私には人に自慢できるほどの経験がない」「今まで困難を感じたことがない」と焦ってしまうこともあるでしょう。しかし、必ずしも企業側が誰もが驚くようなエピソードを期待しているわけではありません。

まずは企業が困難を乗り越えた経験を聞く意図を把握しましょう。企業の意図を正しく理解することで具体的なエピソードを組み立てやすくなります。

熱心に努力した経験を確認したい

企業は困難を乗り越えた経験を質問することで、「熱心に努力できる人材か」「目標に向かって頑張れる人材か」を確認しています。

仕事をしていると数多くの困難や課題にぶつかります。困難や課題にぶつかるたびに目を逸らしたり、逃げていたりしていては会社の利益にもならず、自分自身の成長もつながらないでしょう。熱心に努力できるかどうかは、業種や職種にかかわらず働くうえで重要なポイントです。

熱心に努力した経験がある人材であれば、「困難な仕事でも真摯に向き合い熱心に取り組んでくれるだろう」と期待が持てるでしょう

目標達成に向けて努力できるかを確認したい

企業は困難を乗り越えた経験を質問することで、「目標を立てて努力できるか」「目標達成に向けて貪欲に取り組めるか」を確認しています。

どのような業種や職種でも、目標を持って仕事をします。たとえば営業職であれば売上目標がありますが、売上に直接関係ない職種でもクオリティの向上や納期などの目標が定められています。

目標を達成するためには、上司や先輩に教えを乞うだけでなく自ら考えて学ぶ努力をすることも大切です。質の高いパフォーマンスを発揮するためにも、きちんと目標を立てて努力できるかどうかは大切なポイントになります

困難に対しての対処法を確認したい

企業は困難を乗り越えた経験を質問することで、「困難に直面したときにどのような思考を持ち、対処するのか」を確認しています。人間の考え方や特性は困難に直面したときに表れます。

たとえば自力で解決するため、1人で情報を収集してまとめる人もいれば、周囲を巻き込んで困難を乗り越える人もいるでしょう。自力で解決する人と周囲を巻き込んで乗り越える人とでどちらが優れているかはありませんが、学生が持つ考え方や特性が企業とマッチングするかを確認するためには効果的な質問です

対処法をチェックすることで人間性や思考プロセスを見ている

困難を乗り越えた経験を聞く意図の4つ目は、対処法をチェックすることで人間性や思考プロセスを見るためです。

仕事をしている中で困難や問題を乗り越えなければならない場面もあるでしょう。面接官は困難を乗り越えた経験を通し、入社後どのように働いてくれるかをイメージしているとも言えます。

たとえば困難に直面した際、乗り越えるために努力するか、諦めて逃げてしまうかは人によって異なります。ほかにも乗り越えるための努力や創意工夫も人によって違いがあり、その人の人間性や思考プロセスを読み取ることができるでしょう

ストレス耐性を知りたい

社会人になったらどんな仕事でも責任感を持って取り組む必要があり、業務量による影響だけでなく、身体的、精神的なストレスを感じることもあるでしょう。

たとえば、新入社員の頃は慣れない仕事と覚えなければいけないものが多く苦労もするでしょうが、仕事に慣れた後も段階ごとにより高い目標に向かって努力しなければならないため、常に何かしらのストレスを感じてしまうことあるでしょう。

そのため、企業は困難を乗り越えた経験を通じ、仕事上でストレスを感じた際にどのように乗り越えられる人物であるかを判断したいとかんがえています

ストレス耐性を聞かれた際の回答のコツはこちらを参考にしてみてください。

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キャリアアドバイザーコメント

吉川 智也プロフィール

もっとも企業が知りたいのは「困難に対しての対処法」

何のストレスもなく、好環境、好状況、好条件下では、誰もが自らの長所やスキルを存分に発揮して成果を上げることができるでしょう。しかし、職場ではそういう恵まれた状況や楽しいことばかりではありません。予想外のアクシデントやトラブルが生じたり、難題に遭遇することも少なくありません。

また現状の自分のスキルより高いレベルの仕事にチャレンジする際、壁にぶつかることもあるでしょう。そのようなときどのように対処して乗り越えるかを確認するために、企業は「困難を乗り越えた経験」を質問するのです。

「困難を乗り越えた経験」を通じてさまざまなことを見極めている

企業は「困難を乗り越えた経験」の質問を通じて学生の個性や自社とのマッチ度、今後の成長可能性など、多くのことを知る手掛かりにもしています。たとえ同じ内容の困難な状況であったとしても、乗り越え方は人それぞれ違います。対処法の根底には、スキルや人間性など以外にも、仕事への姿勢、意欲、価値観、信念、物事の受けとめ方などもあるはずです。

このように、企業は質問を通じてさまざまな角度から学生を見ているので、入念な準備が必要ですよ。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
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アピール方法を知ろう!困難を乗り越えた経験のエピソードを考え方

困難を乗り越えた経験を問う質問では、どんな苦労経験があったのかを伝えるだけではアピール不足です。困難を乗り越えた経験からどのような経験を得たのか、具体的にアピールできるよう組み立てれば、単なる苦労話ではなく立派な自己アピールの場になるでしょう。

困難を乗り越えた経験のエピソードからどのようなスキルをアピールできるかを整理するためには、次のように種類分けしてみましょう。

  • 外部環境要因の困難
  • 人間関係要因の困難
  • 自己設定した目標の困難

種類分けすることでアピールできるスキルと具体的なエピソードをつなげやすくなります。

外部環境要因の困難

外部環境要因の困難とは、自分で立てた目標に対する困難ではなく、アクシデントやトラブルによる困難のことを指します。たとえば「部活の大会前に怪我をしてしまった」なども外部環境要因の困難にあたるでしょう。

社会人になると外部環境要因の困難に直面することも多々あります。たとえば景気動向や社会の意識変化、流行なども外部環境に該当し、自らの力ではなかなかコントロールすることができません

しかし、「景気が悪くなったから売上が下がっても仕方がない」と外部環境のせいにして仕事を投げ出すことはできませんよね。たとえ自分の力が及ばない環境下であっても仕事と向き合わなければいけません。

忍耐力や適応力をアピール

外部環境要因の困難に関するエピソードでは、忍耐力や適応力をアピールしましょう。

仕事では理不尽な状況でも問題を乗り越えなければいけないことがたくさんあります。外部環境要因の困難を乗り越えるためには、厳しい環境でも諦めずに立ち向かうための忍耐力と、いかにして問題を解決できるか分析する適応力が必要です

外部環境要因の困難に関するエピソードを組み立てる際は、忍耐力と適応力をアピールできるように内容を整理してみましょう。

忍耐力をアピールするコツはこちらも参考にしてみてください。

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人間関係要因の困難

人間関係要因の困難とは、周囲とのコミュニケーションや人間関係に関する困難のことを指します。たとえば「グループの意見をまとめるのに苦労した」なども人間関係要因の困難にあたります。

会社は組織であり、人によって成り立っています。どんな仕事でも自分1人でおこなうことはなく、同僚や上司、顧客などさまざまな人とのつながりによって組織や企業は成り立っているのです。人と人とがつながりながら仕事をしているからこそ、人間関係が要因の困難に直面することも多々あるでしょう。

コミュニケーションスキルや統率力をアピール

人間関係要因の困難に関するエピソードでは、コミュニケーションスキルや統率力をアピールしましょう。

どんな仕事も人と人とのつながりのうえで成り立っています。時には意見がぶつかったり、自分の意図が相手に伝わらなかったりして仕事が上手く進まないこともあるでしょう。人間関係要因の困難を乗り越えるためには、周囲の人を巻き込みながら問題解決につなげるコミュニケーション力や統率力が必要です

人間関係要因の困難に関するエピソードを組み立てる際は、コミュニケーションスキルと統率力をアピールできるように内容を整理してみましょう。

コミュニケーションスキルをアピールする方法はこちらを参考にしてみてください。

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自己設定した目標の困難

自己設定した目標の困難とは、自分のスキルが足りないことで直面した挫折のことを指します。たとえば「サッカーの強豪校でレギュラーとして活躍していたが、大学の部活では自分よりも強い選手が多く、レギュラーになれなかった」なども自己設定した目標の困難にあたります。

自己設定した目標の困難の大きなポイントは、「自分の経験やスキルが足りないことで挫折したけれど、より高い目標を持って努力する」ことです。いくら大きな挫折をしていても、すぐに達成できるような目標では困難の度合いも小さくなってしまいます。挫折の大きさだけでなく、どれほど難しい目標を自分に課したかにも注目してみましょう。

やり抜く力や推進力をアピール

自己設定した目標の困難に関するエピソードでは、やり抜く力や推進力をアピールしましょう。

社会人になると自分より優れた人と出会うことがたくさんあります。たとえば営業成績が高い人やホスピタリティやサービスに優れた人、効率よく業務を進められる人など自分にはないスキルを持った人に劣等感を感じ、中には「自分には無理だ」と諦めてしまう人もいるでしょう。

しかし、自ら高い目標を課し、目標達成に向けてひたむきに努力した経験があれば、どんな難題でもやり抜く力や推進力を持っていることのアピールになります。自己設定した目標の困難に関するエピソードを組み立てる際は、やる抜く力と推進力をアピールできるように内容を整理してみましょう。

キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗プロフィール

アピールできるスキルを自分の強みとリンクさせることが大切です

困難な状況を乗り越えた経験をアピールするときは、長所や強みをどのように発揮して対処してきたかを、具体的なエピソードとともに話を組み立てて伝えましょう。ほかにも自分だけのオリジナルの「魅力」を伝えていくことも大切です。

学生の中には同じ強みやエピソードが重なることを避けるために、それぞれの質問に対して異なる強みをアピールする人もいますが、あまりあれもこれも多くの長所や強みを盛り込み過ぎると、どんな人物なのかわかりづらくなってしまいます。だからといって、すべての質問をまったく同じ強みやエピソードにする必要はありませんが、それぞれ何を問われているのかを理解したうえで、アピールポイントに一貫性を持たせることが大事です。

たとえば長所が柔軟性だとすれば、自己PRでは臨機応変な対応力を、困難な状況を乗り越えた経験では多くの可能性を試したという具合に、「柔軟性」の表現を変えることで一貫性を持たせることが可能です。

6項目を確認! 困難を乗り越えた経験をアピールするときの基本構成

困難を乗り越えた経験をアピールする際は、いかに苦労したかを伝えるだけでは高評価につながりません。企業は学生の苦労話を聞きたいのではなく、入社後どのように活躍してくれる人材なのかを的確に見極めるために苦労を乗り越えた経験を質問しているのです。

自分の強みやスキルを効果的に伝えるためには、基本構成をきちんと立ててみましょう。どんなに壮大なエピソードでも、話の筋が通っていないと相手に伝わりにくくなってしまいます。

次は困難を乗り越えた経験をアピールするときの基本構成について詳しく解説しますので是非参考にしてみてください。

①困難を乗り越えた経験の概要

まずは困難を乗り越えた経験の概要をつかみましょう。たとえば「部活で怪我をして大会に出場できなかった」というエピソードの場合は、「野球部で地区予選を控えていたが、怪我によって出場できなかった」とまとめるだけで十分です。

「どのような状況で怪我をしたか」「どれだけ大怪我をしたか」などはエピソードで伝えるべき内容から外れるため削除します。大怪我をした場合、いかに大変だったかをアピールしたくなりますが、質問の本題は「困難を乗り越えた経験」なので「困難を乗り越えるためにどのような努力をしたか」をメインに持ってくるようにしましょう。

また、概要を一言でまとめることで、聞き手もエピソードの内容をつかみやすくなります。反対に導入部分が複雑になってしまうと肝心の内容への興味が薄れてしまう可能性があるため、なるべく簡潔にまとめるように気をつけましょう。

②状況や発生した困難

次に状況や発生した困難について触れます。状況や発生した困難を伝える際は、困難の原因が他人にあるという伝え方は控えましょう。

たとえば「コーチと仲のいいメンバーがレギュラーに選ばれ、自分が外された」などという伝え方は他人のせいにしているように聞こえてしまいますよね。他人のせいにするような伝え方では、「仕事でトラブルが起きた際も他人のせいにするのでは? 」とマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

状況や発生した困難に触れる際は、どのような状況下で起きた問題なのかを客観的に整理しましょう。さらに状況をどう受け止め、気持ちを切り替えたかを加えることで人間性や思考性を伝えることができます。

③困難を乗り越えるための対処法

困難を乗り越えるための対処法では、具体的にどのような行動を取ったのかを伝えましょう。自分の強みやスキルをアピールするためには、「頑張った」「努力した」などの抽象的な表現は避け、具体的な行動や思考について掘り下げることが大切です。

たとえば「部活のレギュラーを獲得するために頑張った」ことを伝える場合、「毎日朝6時から1人で自主練習をしていた」「後輩からも積極的にアドバイスをもらい、バッティングフォームの改善に努めた」など具体的な努力を伝えましょう。

具体的な努力を伝えることで、「1人でコツコツ努力ができる人間」「自己成長のためにプライドを捨てられる人間」など人間性の強みについてもアピールできます

④行動した結果

困難を乗り越えるための対処法の次は、行動によってどのような結果が出たのかを伝えましょう。ただ頑張っただけでなく、きちんと結果につながっているかどうかも大切なポイントです

部活にて、たとえ目標としてしていたレギュラーになれなかったとしても、「努力が認められ、応援団の団長を任された」などの結果があれば、聞き手にもそれだけ努力したのだということが伝わりますよね。

⑤経験から学んだこと

困難を乗り越えた経験をアピールするときは、努力した経験から学んだことも伝えましょう。困難に直面し、乗り越えた経験から学んだ自分の改善点や心掛けるべきことなどを加えることで、成長意欲が高い人間であることをアピールできます

たとえば「ひたむきに頑張る大切さを学んだ」「周囲と協力し合う大切さを学んだ」など、結果だけでなく過程からも学びを得られるのは社会人にとっても必要なスキルです。

⑥学んだことを企業でどう活かすか

最後は学んだことを企業でどう活かすのかで締めましょう。困難を乗り越えた経験談だけでは苦労話で終わってしまいますが、「学んだことを企業でどう活かすか」を加えることで仕事へのモチベーションや熱意をアピールできます。

企業はエントリーシートや面接を通じて、「入社後、どのように活躍してくれる人材なのか」を判断します。企業に入社後のあなたの活躍をイメージしてもらえるように困難を乗り越えた経験の活かし方と入社後の取り組み方を具体的に伝えましょう

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。 さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

困ったときは例文をチェック! エピソード別の困難を乗り越えた経験

ここからは実際にESや面接で困難を乗り越えた経験を聞かれた際に使える例文を紹介します。困難を乗り越えた経験をアピールするときの基本構成がきちんと押さえられているかどうかもチェックしてみましょう。

部活で困難を乗り越えた経験

部活には日々の練習や目標達成など困難を乗り越えた経験に必要な要素がたくさんあります。大学生活でしか経験できないものも多く、好印象を与えやすいエピソードとも言えるでしょう。

例文①

例文

野球部の部長として活動している中で、部員と意見が食い違いチームの雰囲気を悪くしてしまったことです。

原因は、地区予選突破という目標を達成するために私が独断で練習メニューを組んでいたことでした。勝つためにはより厳しい練習をしなければならないと思い、部員の希望や意見も聞かずに推し進めたことで部員との距離が離れてしまいました。

私は部員とのコミュニケーション不足を解消するため、部員全員が参加する全体会議を週1回開催し、相手の意見を受け入れながらブラッシュアップできるよう会話を重ねました。

その結果、私が1人で考えた練習メニューよりも効果的なメニューを作り上げることができ、チームの雰囲気も改善されました。

私はこの経験から周囲の意見に耳を傾けるだけでなく、お互いに意見を出し合いながらより良いものを作り上げる大切さを学びました。貴社でも周囲を巻き込みながら新しいことに挑戦できる人材として活躍していきたいです。


キャリア
アドバイザー

困難を乗り越えるまでの努力だけでなく、自分の問題点を冷静に分析できているところがいいですね。自分を客観視するスキルもアピールできるでしょう。

アルバイトで困難を乗り越えた経験

アルバイトはよりビジネスに近い経験のため、社会人になってからも活かせる経験や学びがあるかもしれませんね。すぐに困難を乗り越えた経験が思いつかない場合は、心掛けていたことや気をつけていたことにも注目してみましょう

例文②

例文

飲食店でのアルバイトで、指導を任せられていた新人スタッフが早期退職してしまったことです。

しっかり仕事を覚えて欲しいという気持ちから、事務的な指導になってしまいコミュニケーション不足を招いたことが原因でした。それからは業務の指導だけでなく、休憩時間や仕事終わりに雑談をしたり、相談に乗ったりするなど、信頼できる関係性作りを心掛けました。

結果、質問や相談しやすい雰囲気ができ、3人の新人スタッフを一人前になるまでの指導に携われました。貴社でも積極的なコミュニケーションを心掛け、社内だけでなく顧客とも信頼関係を築いていきたいです。


キャリア
アドバイザー

コミュニケーションスキルは多くの企業でもとめられるスキルです。ただ指導するだけでなく、信頼関係を築くまでに至ったことは大きなアピールポイントになるでしょう。

ゼミで困難を乗り越えた経験

ゼミは学生にとっての本分であり、学びが多い場でもあります。時には目標達成に向けて周囲と協力し合いながら努力しなければならない場面もあるでしょう。自分の強みやスキルだけでなく、大学で学んできたことをアピールするチャンスでもあります

例文③

例文

ゼミの児童ボランティアで子どもたちと打ち解けられなかったことです。

児童ボランティアでは学童保育のスタッフとして小学生のお世話をしていました。私は子どもが好きだと思っていたので、子どもたちとの距離が縮まらなかったときはとてもショックでした。

子どもたちと打ち解けられなかった原因は、早く仲良くなりたいと焦ってしまい、子どもたちの話に耳を傾けられなかったことです。自分本位になっていたことを改め、「これをしよう」ではなく「子どもたち何がしたいか」を大切にするように心掛けました。

すると子どもたちの考えやもとめているものがわかるようになり、信頼関係が築けるようになりました。この経験を通じ、相手を尊重する大切さを学びました。

貴社に入社後は、この経験を活かして顧客と信頼関係を築ける販売員として活躍したいです。


キャリア
アドバイザー

積極的な発信力も大切ですが、円滑なコミュニケーションを取るためには「傾聴力」も重要です。相手に寄り添えるスキルをアピールしましょう。

サークルで困難を乗り越えた経験

サークルも大学生活ならではの経験の1つです。サークル活動内で発生した困難はもちろん、サークルの存続危機やサークルで参加したイベントやボランティアに関する困難もあるでしょう。いろいろな角度から困難を乗り越えた経験がないか探してみてくださいね。

例文④

例文

学園祭の模擬店で前年度よりも多い売上目標を掲げたことです。

私が所属するサークルは毎年学園祭で模擬店を出店しており、その年は私が売上管理を担当することになりました。前年度の売上を考慮し、目標売上を40万円に設定しました。これは前年度よりも10万円多い目標設定のため、例年以上に創意工夫を凝らす必要がありました。

私は各SNSで模擬店専用のアカウントを作成し、模擬店や学園祭に関する情報を毎日更新しました。情報をアップするだけでなく、興味を持ってもらうような画像や動画の編集にもこだわりました。ほかにもサークルのメンバーにも協力してもらい、個人のアカウントからも情報を拡散してより多くの人の目にとまるようにしました。

その結果、目標売上の40万円を達成することができました。この経験から、高い目標に向けて努力する大切さを学びました。

貴社に入社後は、現状に満足せず、常に高い意識を持ちながら活躍していきたいです。


キャリア
アドバイザー

具体的な数字が入っているのがいいですね。エピソードを組み立てるときは、具体的な数字を入れるように意識しましょう。

留学で困難を乗り越えた経験

留学経験がある場合は、留学先での困難を乗り越えた経験を取り入れてみましょう。留学経験は誰にでもある経験ではないため、ほかの学生との差別化にもつながります。留学で困難を乗り越えた経験を話す際は、語学力のアピールも忘れずに

例文⑤

例文

語学力が足りず、周囲とコミュニケーションが取れなかったことです。

私は大学を休学し、オーストラリアに留学しました。語学には自信がありましたが、語学学校では留学生同士の会話になかなか入れず、自分の語学力の低さにショックを受けました。

勉強として学んできた語学とコミュニケーションを取るための語学は大きく異なることを実感し、積極的にコミュニケーションを取るよう心掛けました。最初は自分の考えや気持ちを上手く表現できませんでしたが、失敗を恐れずに発言することで英語力を伸ばすことができました。

留学終了時には英語で議論を交わせるまでになりました。この経験から失敗を恐れずにチャレンジする大切さを学びました。

貴社でもチャレンジ精神を大切にし、新しいことにも臆せず挑戦し続けたいです。


キャリア
アドバイザー

語学力だけでなく、チャレンジ精神や向上心もアピールできていますね。どちらも仕事をするうえで大切なポイントです。

インターンで困難を乗り越えた経験

インターンは具体的な仕事に触れられる貴重な経験です。インターンでの困難を乗り越えた経験は入社後にも経験する可能性があり、より入社後の働く姿をイメージしやすくなるでしょう。特に志望する企業でインターンを経験している場合は取り入れてみましょう。

例文⑥

例文

貴社でのインターンでミスを連発してしまったことです。

以前貴社のインターンに参加させていただき、先輩に仕事を教えていただきました。初めてのインターンということもあり、何度もミスをしてとても落ち込みました。

同じミスを繰り返さないようにメモを取り、繰り返し読み返していましたが、確認することに気がいってしまい自分で考えて行動できていないことに気づきました。

ミスを1つずつ確認するのではなく、業務の流れに沿って確認することで全体像を理解できるようになりました。その結果、自分で考えながら行動できるようになりミスを減らすことができました。

入社後もこの経験を活かし、物事を冷静に判断し自分で考えながら業務に取り組みたいと思っています。


キャリア
アドバイザー

ミスへの対応力は社会人にとっても大切なスキルです。ミスを減らせたという結果はもちろん、ミスしたことを受け止めてすぐに改善できる精神力もポイントになります。

趣味で困難を乗り越えた経験

学生生活で困難を乗り越えた経験がない場合は、趣味に着目してみるのもいいでしょう。趣味での困難を乗り越えた経験は仕事とつながりづらいかもしれませんが、どのように仕事に活かすのかを明確にすることで仕事との関連づけられます

例文⑦

例文

趣味のハンドメイドで顧客から厳しいお言葉をもらったことです。

私は趣味でアクセサリーをハンドメイドしており、それをインターネットで販売しています。顧客に喜んでもらえることがやりがいでしたが、ある日リピーターの顧客から「前よりもクオリティが落ちていた」と厳しいお言葉をもらいました。

私は商品が売れていくにつれ、商品のクオリティよりもスピード重視になってしまっていました。それからはアクセサリーの質を見直したり、顧客のニーズに応えられるよう流行を分析したりするようにしました。

その結果、厳しいお言葉をいただいた顧客からオーダーメイドのご依頼をいただけるようになりました。この経験から初心を忘れず、顧客に喜んでもらえる仕事をする大切さを学びました。

貴社に入社後はこの経験を活かし、顧客の期待以上の仕事ができる人材を目指したいです。


キャリア
アドバイザー

厳しい言葉をもらっても真摯に受け止め、改善できる芯の強さを感じられますね。誠実な人間性だけでなく、高いストレス耐性も読み取れるでしょう。

1人旅で困難を乗り越えた経験

旅行には新たな発見や学びがたくさんあります。特に1人旅ではあらゆるトラブルやアクシデントも自分1人で乗り越えなければいけないため、困難な経験も数多くあるでしょう。行動力はもちろん、問題の処理能力や忍耐力などをアピールするチャンスでもあります

例文⑧

例文

ヒッチハイクで本州を縦断したことです。

私は大学2年生の夏休みに1人でヒッチハイクをして本州を縦断しました。乗せてくれる車が見つからず、5時間も同じ場所で立っていることもありました。雨の日は特に大変でしたが、自分で立てた目標を達成するため粘り強く車を探しました。

立って待つだけでは時間がかかるため、ガソリンスタンドに「給油に来た顧客にヒッチハイクの交渉をさせて欲しい」とお願いし、直接交渉させてもらいました。全部で50台以上も断られましたが、諦めずに続けたことで本州横断を成し遂げることができました。この経験から諦めない大切さと達成したときの喜びを学びました。

貴社に入社後はこの経験を活かし、困難に直面しても粘り強く努力しながら目標達成を目指していきたいです。


キャリア
アドバイザー

目標達成に向けたひたむきな努力が伝わってくるエピソードですね。行動力と逆境にも負けない忍耐強もアピールできています。

大学受験で困難を乗り越えた経験

大学受験は誰もが経験しているため、考えやすいエピソードの1つです。しかし、多くの人が経験しているため、ほかの人と重複しやすいエピソードでもあります。差別化を図るためには大学入学後に達成したことや表彰された経験なども取り入れましょう

例文⑨

例文

第一志望の大学に落ちたことです。

私は第一志望の大学に入学するため、高校2年生から毎日5時間以上勉強しました。しかし実力不足で不合格に。第二志望であった○○大学に入学しました。

第一志望の大学に落ちたことはショックでしたが、今できることを最大限頑張ってみようとレポートや論文に取り組んだ結果、学内の論文賞で優秀賞を受賞しました。この経験から、どんな状況でもひたむきに努力する大切さを学びました。

貴社に入社後は、この経験を活かしてどの配属でも全力で業務に取り組んでいきたいです。


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アドバイザー

大学受験のために勉強するのは学生の本分です。困難を乗り越えた経験では大学受験の先にある困難にも注目してみましょう。

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北浦 ひよりプロフィール

「困難を乗り越えた経験」もほかの質問と同じように回答しよう

内容が「困難な状況を乗り越えた話」だからといって、ほかの質問への答え方と異なる話し方や態度を示す必要はありません。終始口角を上げたさわやかな笑顔で、面接官としっかりアイコンタクトを取りながら、ハキハキとした明るい声で話すことが大事です。緊張するとつい早口になりがちですが、あまりに早口だと何を言っているのか聞き取りにくい場合もあるので、聞き取りやすいペースで話すように心掛けましょう。

一方で、面接官と視線を合わせずにうつむき加減でボソボソと話すと、自信がなさそうに見えてしまいます。その状態では、話の内容がどんなにすばらしく事実であったとしても、面接での態度と困難な状況を乗り越えた積極的な姿勢との間に矛盾を感じ、面接官から「嘘をついているのではないか」と疑念を抱かれる可能性があります。

面接は誰でも緊張するものです。上手に完璧に話そうと意識するとさらに緊張が高まってしまいます。特に緊張しやすい人は、模擬面接で場数を踏み、自信をつけて本番に備えましょう。また、その際に話し方や表情、姿勢もチェックしてもらうといいでしょう。

「困難を乗り越えた経験」で避けるべき3つのアピールを解説!

困難を乗り越えた経験で重要なのは「困難を乗り越えた経験によって何を学んだか」「困難を乗り越えた経験を入社後、どのように活かせるか」の2点です。質問する意図を正しく理解していないとマイナスな印象を持たれる可能性があるので注意しましょう。

特に気をつけるべきエピソードは以下の3つです。

  • 身内の不幸話
  • 失恋などの個人的な内容
  • 目標のレベルが低い困難

次は避けるべき3つの困難を乗り越えた経験について詳しく解説します。

①身内の不幸話

困難を乗り越えた経験で身内の不幸話をする学生もいますが、採用担当者が反応に困ってしまうため避けた方が無難です。

自分自信に要因のあるエピソードを選ぶことで、課題点や改善点、困難を乗り越えた経験によって得られた学びなどを具体的に挙げやすくなります

自己PRが思いつかない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ

自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます

そこで紹介したいのが「Chat GPT 自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけ裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

 実際にChat GPTが作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。 さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。
例文のような自己PRの作成方法を見てみる

②失恋経験などの個人的な内容

失恋経験などもその人にとっては困難を乗り越えた経験かもしれませんが、個人的な内容のためビジネスと関連づけにくいため避けた方がいいでしょう。

失恋経験以外にも恋人とのエピソードや家族とのプライベートな問題なども個人的な内容にあてはまるため注意が必要です。企業によっては仕事とプライベートの区別ができていないと思われる可能性もあるでしょう

③目標のレベルが低い困難

目標のレベルが低い困難なエピソードは、目標意識が低いと判断される可能性があるため避けた方がいいでしょう。

たとえば「ゼミの大事な発表に遅刻した」「仕事の覚えが悪く、アルバイト先の店長に叱られた」などの困難は、少し気をつければ改善できる範囲のものであるため、能力が低い印象を与えてしまいます。

困難を乗り越えた経験を考える際は、熱心に取り組んで失敗した経験や努力しなければ成し遂げられない高い目標がないか振り返ってみましょう

困難を乗り越えた経験がない場合の4つの対処法を理解しておこう


就活生

ESや面接で言えるような困難を乗り越えた経験がないときはどうすればいいでしょうか。


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アドバイザー

困難に対するレベルは人によって異なります。大切なのは経験を通じてあなたがどのように感じたのか、学んだのかを伝えることです。困難の大きさにとらわれず、まずは大変だったことや辛かったことを言語化してみましょう。

困難を乗り越えた経験がない場合は、多角的視点を持つことが大切です。ESや面接のためのエピソードを用意しようとすると、ほかの学生よりもすごい経験を語らなければいけない気になってしまいがちですが、重要なのは経験を通じてあなたが感じ取ったものです。

次は困難を乗り越えた経験がない場合の4つの対処法について詳しく解説します。

①大なり小なり困難に立ち向かった経験を思い出す

人は大なり小なり困難に立ち向かった経験を持っているものです。「困難」というと壮大な壁を思い浮かべてしまうかもしれませんが、「大変だったこと」「難しかったこと」と置き換えてみたらどうでしょうか。

困難を乗り越えた経験を問う質問で大切なのは、その経験から何を得て学んだのかです。大きな困難でなくても、自分自身に影響を与えるような学びや発見があればESや面接で伝えるエピソードとして十分でしょう

大きな困難でなくてもアピールは可能

大きな困難を経験していなくても、ESや面接でアピールすることは可能です。

たとえば「強豪校でレギュラー争いをしていた」「語学留学に行き、語学力が伸びた」など華々しいエピソードも魅力的ですが、重要なのは自分の強みや経験を通じて学んだことをアピールすることです。

困難の大きさではなく、自分の強みや経験に着目してみましょう。自分の強みを効果的にアピールできるエピソードは何かを考えることで、困難を乗り越えた経験を見つけやすくなります

②挫折した経験を探す

困難を乗り越えた経験というのは、挫折した経験と似ています。「困難」という言葉でイメージしにくい場合は挫折した経験を考えてみましょう。

挫折した経験からエピソードを組み立てる際も、「挫折からどのように立ち上がったのか」「挫折した経験から何を学んだのか」を押さえることが大切です。「失敗した」「上手くいかなかった」といったエピソードでは、単なる挫折した話で終わってしまいます。

挫折した経験から考える場合も基本構成の組み立て方やポイントは同じなので注意しましょう。

挫折経験を魅力的に回答するコツはこちらを参考にしてみてください。

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③一生懸命努力した経験を探す

困難を乗り越えた経験が思い浮かばないときは、一生懸命努力した経験から探してみましょう。一生懸命努力した経験には、「一生懸命努力しなければならない困難」が隠れているはずです。

たとえ良い結果が得られなかったとしても、一生懸命努力したことは立派なアピールポイントになります。

  • 何のために努力をしたのか
  • どのような努力をしたのか
  • 努力したことで何を得たのか

一生懸命努力した経験からエピソードを探す場合、上の3つに注目してみましょう。努力の目的と過程、結果を押さえることでわかりやすくまとめることができます

④自己分析を通じて経験を振り返る

困難を乗り越えた経験や挫折した経験、一生懸命努力した経験などが思い浮かばないときは、自己分析を通じて経験を振り返ってみましょう。

頭の中だけでエピソードを探そうとしてもいろいろな情報が混ざって思いつかないこともあります。自分でも忘れているようなエピソードを思い出すためには、順を追ってていねいに自己分析をすることが大切です。

おすすめの自己分析は、下記の2つです。

  • 自分史
  • モチベーショングラフ

自己分析をする際は、紙に書き出して内容を整理してみましょう。自由に情報を書き加えられるため、考えをまとめやすくなります。

方法①自分史

自分史とは、自分の人生の中で転機となったできごとや考え方が変わったきっかけなどを時系列で書き出した自分年表のことです。自分史を作ることで自身の人生で起こったできごとを客観的に振り返ることができ、自分の価値観や長所、短所と向き合うことができます

自分史には決まったフォーマットはなく自由に作成して構いませんが、自身の人生に起こったできごとを時系列に並べ、おおまかな内容と自分が感じたことを書き加えるとそのときの自分が何を考えていたのかを理解しやすくなるでしょう。

自分史の作り方はこちらを参考にしてみてください。

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就活をするうえで自分史を作成すると、自己分析を効率的に進められます。今回は自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。

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方法②モチベーショングラフ

モチベーショングラフとは、これまで自分が経験したできごとを振り返り、モチベーションの上がり下がりを時系列にまとめたグラフを指します。自分史と似ていますが、モチベーションに注目することで努力した経験や挫折した経験がわかりやすくなっています。

モチベーショングラフは努力や挫折経験を明確化するだけでなく、自分がどのような人間かを客観的に理解するためのツールでもあります。自身の強みや長所をまとめるうえでも活用できるので作ってみましょう。

キャリアアドバイザーコメント

上村 京久プロフィール

困難を乗り越えた経験が思いつかないときは就活エージェントに頼ろう

困難を乗り越えた経験が思いつかなかったり、志望先にどうアピールすればいいかわからない場合は、就活サービスを活用することもおすすめです。就活ではやるべきことがたくさんあり、不安になることもあるでしょう。ひとりで就活を進めるのではなく、目的に応じて複数の就活サービスを利用することで、スムーズに就活を進められますよ。

特に就活エージェントは、企業との日程調整、応募書類の添削、面接対策など就活全般をサポートしてくれます。困難を乗り越えた経験に関しても、過去の経験を引き出しながら、提案やアドバイスをしつつ、一緒に考えてくれるので心強いことでしょう。

就活のプロと話すことで自分では気が付かなった困難を乗り越えた経験が見つかる可能性もあるので、ぜひ積極的に活用していきましょう。

困難を乗り越えた経験をアピールして選考を有利に進めよう

「ESや面接で伝えられるような困難を乗り越えた経験がない」と焦っている学生もいるでしょうが、困難のレベルが高ければ高いほどいいわけではありません。困難を乗り越えた経験を伝える際に重要なのは、困難のレベルではなく、乗り越えるまでのプロセスと経験から学んだことです。

まずは、困難を乗り越えた経験を通じてあなたの強みや人間性をアピールできるように、事前に準備しておきましょう。どのように受け取られるのか、相手の気持ちになって考えながら、今回紹介した方法を参考にして考えてみてくださいね。

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記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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