理系学生対象のインターンは絶対に参加すべし! 志望動機例文4選

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  • 酒井 栞里

    大学ではアメフト部のマネージャーとして、練習やチームの運営をサポート。この経験を通して、自… 続きを読む

  • 乾 花穂子

    大学時代は300人が在籍するESSという英語サークルに所属し、その1部門であるディスカッシ… 続きを読む

  • 吉川 智也

    大学卒業後、2010年にマイナビに入社。300社以上の採用支援をしてきた経験をもとに、各大… 続きを読む

コラムの目次

  1. 理系学生はインターンに参加しておくとメリットがたくさん
  2. 学校の勉強で忙しくてもインターンは行くべき?
  3. 理系学生がインターンシップに参加する5つのメリット
  4. ①早期選考に参加できる
  5. ②視野が広がる場合がある
  6. ③研究の新しい切り口を見つけられる
  7. ④身につけておくべきスキルが明確化する
  8. ⑤研究モードから就活モードに切り替わりやすい
  9. 理系学生は知っておくべき! 理系インターンシップの特徴
  10. 理系学生を対象としたインターンを開催する企業は多い
  11. 大学推薦で参加できるインターンがある
  12. 理系学生におすすめのインターンシップの3つの探し方
  13. ①自分の研究内容に関する企業で探してみる
  14. ➁研究室の先輩に聞いてみる
  15. ③理系学生に特化したインターン情報が掲載されている就活サイトを利用する
  16. 時期・期間別! 理系学生におすすめのインターンシップ
  17. 時期:就活前年の夏のサマーインターンシップ(7~9月頃)
  18. 期間:長期実習型インターンシップ
  19. 職種別! 理系学生におすすめのインターンシップ4選
  20. ITエンジニア職
  21. メーカー系研究職
  22. MR(医薬情報担当者)
  23. コンサルタント
  24. 理系学生がインターンで魅力的な志望動機を伝える際の流れ
  25. 結論から伝える
  26. インターンを受けようとしたきっかけを伝える
  27. インターンの目標を伝える
  28. 理系学生におすすめの職種の志望動機を知っておこう
  29. 例文①ITエンジニア職
  30. 例文②メーカー系研究職
  31. 例文③MR(医薬情報担当者)
  32. 例文④コンサルタント
  33. 理系の学科ならどんなインターンシップでも対象になる?
  34. 魅力的な志望動機を作成して理系のインターンに参加しよう

理系学生はインターンに参加しておくとメリットがたくさん

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。インターンシップ(インターン)への参加を検討している理系学生から

「理系学生がインターンに参加するメリットはあるのでしょうか?」
「理系のインターンの選考を突破しやすくなるコツを教えてください」

といった声が寄せられています。理系学生は​​研究や授業など忙しい合間を縫ってまでインターンに参加するべきなのか疑問ですよね。ただ、理系学生こそインターンに参加しておくとメリットが多いのです。

この記事では理系学生がインターンシップに参加するメリットや理系インターンシップの特徴、おすすめのインターンシップの探し方を紹介しつつ、インターンの選考を突破しやすくなる志望動機の作成方法も例文付きで解説します。

インターンへの参加を検討している理系学生はぜひご覧ください。

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学校の勉強で忙しくてもインターンは行くべき?


就活生

忙しすぎてインターンに参加する気が起きません…。


キャリアアドバイザー

なるほど…。ただ、理系の学生はインターンに参加した方が後々得をしやすいですよ!

研究や授業が忙しく、アルバイトをする時間を確保するので精一杯な学生もいるのではないでしょうか。インターンはよほど有益でなければ、参加したくないかもしれません。

ただ、理系の学生にとってインターンは就活を有利に進めるターニングポイントになるでしょう。インターンに参加することで現場で実務経験を積めたり、他大学の学生と就活や研究について意見交換できたりとメリットが多いですね。

そのため、学校の勉強で忙しくてもインターンに参加してみるのをおすすめします。

理系学生がインターンシップに参加する5つのメリット

理系の学生の中には研究の忙しさの中でインターンに参加するメリットがわからない方もいますよね。しかし、メリットを把握すると、インターンに参加しないことがもったいない理由が理解できるかもしれません。ここでは、理系学生がインターンシップに参加するメリットを5つ解説します。

もちろん、企業側にもインターンをおこなうメリットがあります。こちらの記事でメリットを把握しておくと、企業側が学生に何を求めているのかが見えてくるでしょう。

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①早期選考に参加できる

「インターンシップに参加すると就活が有利になる」と耳にしたことがある学生もいるのではないでしょうか。特に理系学生の場合は有利になる可能性が高いでしょう。

早めに優秀な学生を囲い込むため、選考解禁前から選考目的でインターンを開催している企業は年々増加傾向にあります。インターンに参加することで早期選考に参加できたり、一次選考が免除されたりするかもしれません

とくに専門的なスキルを持つ理系学生は企業から即戦力と期待されているため、選考に直結する可能性は大いにあります。


キャリアアドバイザー

とくに専門的なスキルを持つ理系学生は企業から即戦力と期待されているため、選考に直結する可能性は大いにあります。


キャリアアドバイザー

企業によってはインターンシップに参加することが新卒採用の参加条件になっている企業もありますね。

②視野が広がる場合がある

専攻している分野の専門性を活かした就職先を考えている理系の学生もいますよね。ただ、最初から選択肢を狭めて就活してしまうのはもったいないかもしれません。

インターンに参加して視野を広げましょう。理系のインターンでは業界や職種が幅広く、参加するだけでも他の業界や職種への理解が深まり、選択肢は広がりやすいです。

近年はコンサルタントなど論理的思考力や数理処理能力を必要とする文系職種でも理系学生のニーズが高まっています。自分の可能性を広げて、適職に出会うためにもインターンへの参加を検討してみてはどうでしょうか。

③研究の新しい切り口を見つけられる

インターンに参加すると、他大学の学生とのコミュニティができやすい傾向があります。参加者の理系学生の中には就活中でも研究に注力している学生も多いでしょう。

インターン後に他大学の学生と異なった考え方を共有することで、研究テーマや仮説の設定などから新しい視点を獲得できる機会になるかもしれませんね

④身につけておくべきスキルが明確化する

応募先企業で求められるスキルが把握できれば、就活で有利に働くでしょう。

たとえば、システムエンジニアの実務を経験すると、プログラミングスキルだけではなく、クライアントの要望を汲み取る能力やプログラマーへの指示を出す能力が必要だとわかります。実務経験を積むことで実際に必要なスキルを感じられるのです

志望職種の社員が身につけているスキルは実務で役立つ可能性が高いため、選考でアピールしてみてはどうでしょうか。


キャリアアドバイザー

志望職種の社員が身につけているスキルは実務で役立つ可能性が高いため、選考でアピールしてみてはどうでしょうか。

⑤研究モードから就活モードに切り替わりやすい

理系学生は研究やレポートで忙しい傾向があります。理系学生の周りも研究に集中している学生が多く、なかなか就活モードになりにくい環境かもしれません。

その結果、スタートが遅れて志望する企業への内定を逃してしまう可能性があります。

インターンに参加することで周りの学生の就活意識の高さに影響されて、就活に対して程良い危機感を持つことができることもあります

就活モードに早めに入り、選考を有利に進めるためにインターンに参加してみるのをおすすめします。


キャリアアドバイザー

就活モードに早めに入り、選考を有利に進めるためにインターンに参加してみるのをおすすめします。

キャリアアドバイザーコメント

吉川 智也プロフィール

インターンシップならではのメリットは大きい

就活ではたくさんの情報が手に入り、周囲からもさまざまな話を聞く機会があると思います。しかし、ただ「知っている」ことと「体験すること」はまったくの別物です。

理系に限った職種のインターンシップでは、長期的に現場へ配属され将来像がイメージできるかもしれませんし、就職か進学か迷っている人にとっては、やりたい方向性がはっきりして、進学の必要性が明確になることもあるでしょう。理系職種と関連性の薄い、たとえば営業職だったとしても、「働くこと」そのものを体感できますから、意識が変わるのは確かなはずです。
インターンでも時給制の給与は出るかもしれませんが、時給制でアルバイトをしているときの時間の切り売りとはまた違った感覚が得られるかと思います。周りの社会人の姿を見るだけでも、必ずプラスになると思いますよ。

理系に含まれる数学科の就活生もまた、インターンに参加することで就活をスムーズにスタートすることができます。数学科の就活に役立つ知識はこちらの記事で解説していますよ。

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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

理系学生は知っておくべき! 理系インターンシップの特徴

理系のインターンの特徴を把握しておくと他の学生よりも先手をうつことができ、参加したときに企業から高評価を得られる可能性もあります。ここでは、理系インターンシップの特徴や知っておくべき前提を解説します。

理系学生を対象としたインターンを開催する企業は多い

理系学生は研究や実習で多忙なため、就活の準備が遅れる傾向があります。そのため、理系学生を対象としたインターンは開催時期をずらして実施される場合が多いです

理系職に限らずさまざまな業界で、論理的思考力や数理処理能力に優れた学生が求められています。理系学生はとくに論理的思考力や問題解決能力に優れている傾向があり、優秀な理系学生を採用したい企業は多く存在するのです。

理系学生を対象としたインターンを開催する企業が多い業界
  • 金融業界
  • メーカー業界
  • IT業界

メーカー業界について詳しく知りたい人はこちらの記事もチェックしておきましょう。

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IT業界についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。IT業界に就職するまでのロードマップについても紹介しています。

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大学推薦で参加できるインターンがある

大学と学校が連携していれば、理系学生用のインターンの推薦枠がありますね。通常なら選考を突破する必要があるインターンにも選考なしで参加できるかもしれません。そのため、キャリアセンターで推薦枠の確認をしたり、教授に相談したりしましょう。


キャリアアドバイザー

推薦枠は学校の代表としての信頼があり、インターンの結果次第では採用に結びつく可能性が高いですね。少しでも興味がある場合は受けてみるのをおすすめします。

理系学生におすすめのインターンシップの3つの探し方

理系学生におすすめのインターンシップの3つの探し方
  1. 自分の研究内容に関する企業で探してみる
  2. 研究室の先輩に聞いてみる
  3. 理系学生に特化したインターン情報が掲載されている就活サイトを利用する

自分の研究内容に合った企業のインターンの探し方がわからなかったり、受けたいインターンシップ自体が見つからなかったりする学生もいるのではないでしょうか。ここでは、理系学生におすすめのインターンシップの探し方を3つ解説します。自分の状況に近い探し方を試してみてくださいね。

①自分の研究内容に関する企業で探してみる

自分の専攻を活かして就活することが決まっている学生もいますよね。その際は自分の研究内容に関する企業を探してみましょう。

研究内容に類似した業界・職種で検索をかけたり、キャリアセンターで情報を探したりしてみるのをおすすめします。特にキャリアセンターは掲載数自体は少ないものの、大学が学生に向けて紹介しているインターン情報のため、信頼できるでしょう。


キャリアアドバイザー

インターンを受けたい企業が決まったら、企業の公式HPから応募してみてはどうでしょうか。

➁研究室の先輩に聞いてみる

研究内容と類似した業界に進みたい学生は、研究室の先輩に参加したインターンや内定先のインターン情報について聞いてみましょう。

研究室の先輩はすでに就活を終えている場合が多いですよね。同じ専攻内容の先輩が受けた企業のインターンでは同等の能力があれば、自分も重宝される可能性が高いでしょう。内定に直結したインターンなど他からは得られない情報を獲得できるかもしれません。


キャリアアドバイザー

インターンに参加していない先輩も内定先から「後輩をインターンに誘ってほしい」と頼まれている場合もあります。学科の先輩など人脈をフルに利用して探してみてはどうでしょうか。

③理系学生に特化したインターン情報が掲載されている就活サイトを利用する

現時点では明確に志望する業界・企業・職種が決まっていない学生もいるのではないでしょうか。理系学生に特化した就活サイトを利用しましょう。理系特化型就活サイトにはインターンに関する情報も記載されています。

就活サイトはインターンの掲載数が多いため、自分の基準に沿ったインターン先を見つけられる可能性は高いですね。そのため、以下の理系特化型就活サイトを活用するのをおすすめします。

おすすめの理系特化型就活サイト
  • 理系ナビ:理系に特化したインターンシップ情報が掲載されている。特にメーカーや金融、IT、コンサル業界の企業の掲載数が多い。
  • アカリク:理系大学院に特化したインターンシップ情報が手に入る。特にエンジニアや研究者のインターン情報が掲載されている。

あなたが受けない方がいい職業を診断しよう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

時期・期間別! 理系学生におすすめのインターンシップ

忙しい合間を縫って参加したインターンシップで有益な情報が得られなかったり、実務経験を積めなかったりして労力を無駄にしたくないですよね。そこで理系学生におすすめのインターンシップの時期や期間を解説します。

時期:就活前年の夏のサマーインターンシップ(7~9月頃)

就活が本格化する前年の夏休みの時期は比較的余裕がありますよね。そこで他の季節のインターンシップに比べて、掲載件数が最も多いサマーインターンシップに参加するのをおすすめします

実際、理系ナビ2023の「就活ガイド」によると、理系の学生がインターンシップに参加した時期は7〜9月頃が71%でした。

学生が集まりやすいため、インターンシップを開催してる優良企業が多いかもしれません。そのため、就活前年の夏のサマーインターンシップに参加してみてはどうでしょうか。

期間:長期実習型インターンシップ

参加するメリットが最も大きいのは実務型の長期インターンシップでしょう。

インターンシップの種類と実施内容
  • 1day:企業の説明会・グループワーク・座談会など
  • 短期(1〜2週間程度):職場見学・ワークショップなど
  • 長期(1ヶ月以上):実務型

長期インターンシップは1dayや短期とは異なり、採用に直結しやすいです。少人数に絞って実施しており、社員の一人として実際の業務から入社後に活躍できる人材かを判断していますね。特にベンチャー企業では成果によってはそのまま内定がもらえるかもしれません。

実際の職場で現役社員とともに業務に取り組める場合が多いため、リアルな職場の雰囲気を感じられたり、社員との接点を作ったりできるのです。


キャリアアドバイザー

また、通年での長期インターンシップを募集しますね。数ヶ月単位での参加が前提となるため、スケジュールの調整は難しいですが、就活でアピールできる実績を獲得できるかもしれませんね。

長期インターンシップを成功させる方法について詳しく知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。

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なんとなく参加はNG! 長期インターンで就活を成功させる方法

インターンの種類とそれぞれの特徴

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キャリアアドバイザーコメント

酒井 栞里プロフィール

少しでも期間の長いインターンシップに参加すべき

理系学生の中には、研究などの兼ね合いで長期インターンは難しいという人もいるかもしれませんね。そういった場合は、可能であれば1dayよりも少しでも期間の長いインターンシップに参加するとかかわれる社員の数も増えますし、実際に外へ出て活動をしたり、測定や検査をする、契約をとってくるなどといった先輩社員と同じ動きをすることも叶いやすくなります。

どうしても3年次~4年次の前半で調整がつかない場合は、内定がでてから参加することで内定者研修にプラスオンの学びを得ることもできます。周りと比較して落ち込むことのないように、また研究室の活動に支障がでないように調整しましょう。1dayはほぼ会社説明会と同じという企業も多いですから、もしインターンシップに参加できるのならそれ以外の活動もあると、社会人になる前の準備ともなりそうですね。

職種別! 理系学生におすすめのインターンシップ4選

「理系のインターンシップではどんな職種を体験できるのか?」と思った学生もいますよね。理系の専門職の他にも、理系学生を受け入れているインターシップはあります。そこで理系学生におすすめの職種のインターンシップを解説します。特に理系の職種以外に興味がある学生は参考にしてみてください。

ITエンジニア職

職種や働き方が豊富にあるのがITエンジニア職の特徴ですね。インターンを実施しているITエンジニア職は以下の通りになります。

インターンを実施しているITエンジニア職の例
  • SE:システムの提案から設計、構築まで幅広い業務に関わる職種。インターンではコーディングをおこなったり、会社のシステム構築に携われたりする場合もある。
  • データサイエンティスト:ビッグデータから分析した知見をビジネスに役立てる職種。インターンではデータを使用して傾向を掴んだり、マーケティング戦略を立案したりする。

ITエンジニア職のインターンでは実務を通じて専門的な知識やスキルが学べるでしょう。一定のITスキルや知識があれば、未経験から参加できる企業が多いですね。

メーカー系研究職

メーカー系の研究職は選考領域や研究テーマとのマッチングが求められるため、参加のハードルはやや高めでしょう。

インターンシップを開催しているメーカー企業の業界一覧
  • 電子部品
  • 自動車
  • 化学
  • 重工
  • 電機
  • 消費財
  • 食品・飲料

インターンシップでは自社の製品を改良したり、研究開発の現場を見学したりしますね。長期インターンシップなら実務経験を積めるため、研究職を目指すうえで大きなアピールになるかもしれません。

また、企業によっては与えられた研究テーマについて研究職の社員と話し合う座談会が設けられています。現役の研究職の社員と自分の研究に対する切り口や視点の違いを把握できるため、自分の研究に活かしてみてはどうでしょうか

研究職について詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

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MR(医薬情報担当者)

MRと聞いてもピンと来ない学生もいるのではないでしょうか。MRとは、自社の薬を患者に処方してもらうために品質・安全性に関する情報を医療関係者に伝える職種ですね。

人体に関することなので、学生だけで病院に訪問する場面はほとんどありませんが、先輩社員と一緒に実務を経験できるため、職種への理解が深まるでしょう


キャリアアドバイザー

MRは理系だけではなく、文系からも人気の職種であるため、インターンからかなりの倍率になることは覚悟しておいてくださいね。

MRについて詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

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コンサルタント

コンサルタントとは、クライアントの課題を分析して、解決策を提示する職種のことです。データ分析力や論理的思考などが求められる職種のため、理系学生の強みを活かして働けるかもしれませんね

インターンの内容の例
  • 会議のための資料や議事録を作成する
  • コンペ方式をケーススタディを通じてチーム間で競争する

上記のように実際の実務を擬似体験でき、先輩社員からフィードバックがもらえるインターンもあります。


キャリアアドバイザー

理系学生なら適正があるかもしれないため、少しでも興味を持った学生はインターンに参加してみましょう。

コンサルタントについて詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

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コンサルならではの志望動機づくりのために知っておきたい4つの要素を紹介します。今回の記事ではキャリアアドバイザーがコンサル業界で求められる人物像を元に、職種別の志望動機例文も紹介するので、コンサル業界を目指す就活生のみなさんは必見です。

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キャリアアドバイザーコメント

酒井 栞里プロフィール

少しでも興味がある分野ならインターンシップに参加してみる

どの方向性に将来進みたいのか、ある程度絞れている人はそれに近しいところで探すのが最も良いでしょう。しかし、少しでも興味があるのなら、多少進みたい方向性とは違っていてもインターンシップに参加してみるのも手です。仮に研究職を目指している人がコンサルのインターンに参加した場合でも、「コンサルに魅力を感じる」「社会人としての心構えができる」「コンサルは志望業界から外す」といった一つの判断基準になりますから、必ずしも無駄にはなりませんよ。

働く人を間近で見られたり、体験してみることのできる貴重な機会なので、志望業界や志望職種と違うところでしか日程が合わなくても、得られるものは大きいです。たとえば自動車業界は、日本を代表する産業の一つですから、これからの社会人基礎力を養ううえで大きくプラスになるのではないでしょうか。他社と比較する際の指針にもなるでしょう。

あなたが受けない方がいい職業を確認しておこう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

理系学生がインターンで魅力的な志望動機を伝える際の流れ

理系の学生は専門的なスキルや研究の実績を持っている分、就活で有利になりやすいです。ただ、どんなに内容が良くても伝え方が悪いと、「きちんとコミュニケーションを取れるのか?」と思われてしまうかもしれません。伝え方で採用を避けられることがないように、理系学生がインターンで魅力的な志望動機を伝える際の流れを覚えておきましょう。

インターンシップの志望動機の作成方法について詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

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インターンシップの志望動機は目的意識が重視されるので、そこを明確にすると魅力的な内容になりますよ。 この記事では、本選考との違い、ポイント、魅力的な伝え方などをキャリアアドバイザーが解説します。 動画や人気業界の例文も参考にして選考を通過してくださいね!

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結論から伝える


キャリアアドバイザー

〇〇という目的があり、〇〇するために御社のインターンに参加したいです

と簡潔に結論から述べましょう。

最初に結論があるとその後の理由やエピソードの終着点がわかりやすく、話が理解しやすくなります。ただ、結論を後回しにしてしまうと志望した理由が掴みにくいですね。


キャリアアドバイザー

どんなに良い内容を話していても、伝わらなければ評価されません。志望動機だけではなく、面接では結論から話すことを徹底するのをおすすめします。

インターンを受けようとしたきっかけを伝える

きっかけはインターンへの参加に踏み切った根拠となり、志望動機の説得力を高めます。

きっかけの部分に具体的なエピソードを加えて、ボリュームを持たせるべきでしょう。「大学の研究内容に類似していたから」など抽象的な内容では説得力が出ません


就活生

大学では生物学を専攻しており、その際に生物学が創薬に役立つことを知り、御社のインターンに参加したいと思いました。

など深掘りした内容を伝えた方が採用担当者の心を動かす内容になりやすいですね。

インターンの目標を伝える

インターンは参加することが目的ではありません。志望動機では何を学びたいのか、今後の就活でどのように役立てたいのかを伝えましょう。

目的をきちんと伝えるにはインターンの具体的な内容を理解しておくのをおすすめします


就活生

御社のインターンではエンジニアの実務を体験して、自分に足りないスキルを把握したいと思います。

などインターンの内容に自分のやりたいことを結びつけて、インターンの目標を考えてみてください。

目標からは企業への志望度の高さが垣間見えます。理系の学生は能力やスキルがある場合がありますが、社会人からすると学生のスキルには大差はありません。

スキルや能力が多少劣っていても、志望度の高い学生にインターンに参加してもらいたいと思う採用担当者は多いでしょう。そういった学生の方が自社の選考を受けてくれる可能性が高いためですね。

インターンの目標を記載する際のポイントを詳しく知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。

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企業が求める人物像に沿った内容だと尚よし

企業側としては自社に入社したら活躍できそうな学生を見つけるのがインターンシップを実施する目的になります。企業が求める人物像にマッチするかどうかは応募者の志望動機が判断基準になるでしょう。

優秀な学生でも自社のビジョンや環境に適応できなければ、活躍するのは難しいかもしれません。そのため、自社にマッチする学生を優先してインターンシップに参加させる企業も多いですね。企業の求める人物像を把握したうえで志望動機を作成しましょう。

企業が求める人物像を把握する方法
  • 企業の採用サイトを確認する
  • OB・OG訪問で社員の生の声を聞く
  • 企業説明会に参加する

キャリアアドバイザーコメント

乾 花穂子プロフィール

志望動機では理系学生としての強みをアピールする

系学生は文系学生よりも早期に研究室配属となり、早い段階で学ぶ専門分野が決まってきているでしょうから、その専門分野を学ぶにあたり得られた知見や物事の捉え方はぜひアピールしてみてください。

理系に絞って採用をおこなうポジションであれば、専門性のマッチングは非常に武器になります。基礎研究分野ではコツコツと取り組む姿勢が評価されるかもしれませんし、MRなどコミュニケーション能力が大切な仕事では研究室内でのコミュニケーションについて言及してみるのもいいかもしれません。また、理系学生の強みは何といっても論理的思考力です。冗長な文章よりも、端的に結論をまとめたロジカルな文章のほうが好まれることでしょう。

理系学生におすすめの職種の志望動機を知っておこう

理系学生におすすめの職種のインターンシップの選考で志望動機を伝える際の例文を4つ用意しました。前述した流れを網羅しているので、ぜひ参考にしてみてください。

例文①ITエンジニア職

例文

顧客の購買意欲をエンジニア観点から掻き立てたいと思い、御社のインターンに参加したいと考えています。私はよくガジェットをネットで購入するのですが、どのサイトのユーザーインターフェースも機能性重視で差別化が図れていないと感じました。独自性のある洗練されたサイトを見つけた際はブックマークしていますが、琴線に触れるサイトをよく作っていたのが御社でした。御社のインターンでは独自性のあるサイトを作成するために、実務を経験して、自分に足りないスキルを把握して補う努力をしたいと思います。


キャリアアドバイザー

インターンに参加したい目的が明確化されており、志望度の高さを感じる内容でした。結論が簡潔に記載されているため、インターンに参加したい理由がわかりやすかったですね。

例文②メーカー系研究職

例文

生活を豊かにする家電開発の現場を見たいという目的があり、研究職の社員と自分の視点の違いを把握するために、御社のインターンに参加したいと考えています。私は大学院で調理家電を開発するための周辺機器の研究をしています。御社の調理家電は余計な機能を取り除き、お求めやすいシンプルな機能にするなど引き算の美学があります。新しい技術の研究ばかりに気を取られている私にはその考え方は目から鱗でした。御社のインターンでは既存の技術をより高めるための研究をするために、研究職の社員さんと自分の視点の違いを把握して、即戦力になる方法を模索したいと思います。


キャリアアドバイザー

具体的なインターンに参加しようと思ったきっかけが志望動機の説得力を高めているでしょう。研究内容との業務の親和性から飲み込みが早そうな印象を受けましたね。

例文③MR(医薬情報担当者)

例文

患者に適切な薬を提供するノウハウを学びたいという目的があり、実務経験を積むために御社のインターンに参加したいと考えています。私は幼少期はアトピーに悩んでいましたが、薬が合わずになかなか完治しませんでした。ただ、人見知りだった私の話をよく聞いてくれる医師と出会い、適切な薬を処方してもらえるようになってからは症状は徐々に改善に向かいました。御社のインターンでは先輩社員に同行し、現場での立ち振る舞いを見て、一人前のMR職になるために必要なことを学びたいと思います。


キャリアアドバイザー

MR職は文系の学生も応募できるため、高倍率になります。ただ、この内容ならインターンで達成したい目的が明確なため、参加させたいと思う採用担当者は多いでしょう。

例文④コンサルタント

例文

課題解決のプロの現場で実務を体験したいという目的があり、プロジェクトから自分なりの解決策を考えられるようになるために、御社のインターンに参加したいと考えています。私の研究室ではある民間企業と提携して研究をおこなっています。ただ、経営がうまくいかない状況が続き、研究が打ち切られる予定でした。その際に戦略系コンサル会社が経営課題を洗い出し、新製品戦略により売上を黒字に転じさせました。研究畑で売上を考えたことがなかった私は鮮やかな課題解決に衝撃を受けました。御社でのインターンでは実際の実務を体験してフィードバックをいただき、課題解決法を発想できるようになりたいと考えています。


キャリアアドバイザー

業務に興味関心があることが伝わる内容でした。きっかけの強さからコンサルタントに求められるツラいことがあっても逃げ出さない忍耐力が感じられましたね。

理系の学科ならどんなインターンシップでも対象になる?

マイナーな学科の学生は自分が理系のインターンシップの対象になるのか不安ですよね。基本的には理系の学科ならインターンシップに参加できます。ただ、対象になってもインターンシップの選考を突破できるかどうかは企業の特徴次第ですね。

製薬会社など未経験者がほとんど採用されない高い専門性を求められる職種は応募できても、エントリーシートの段階で落とされてしまうかもしれません


キャリアアドバイザー

参加できるインターンシップの基準は未経験の状態から採用される可能性があるかどうかでしょう。

魅力的な志望動機を作成して理系のインターンに参加しよう

理系学生はインターンシップに忙しい合間を縫ってでも参加しましょう。選考で有利になったり、研究にも良い影響が出たりとメリット尽くしです。インターンへの参加には魅力的な志望動機を作成する必要があるため、この記事で紹介した流れで作成してみてください。

記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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