人と話す仕事17選! 人と話せる仕事に活かせる資格一覧つき

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  • 川﨑 瑛久

    新卒で人材企業に入社し、不動産業界や建設業界を中心とした中途採用支援を担当。その後、「学生… 続きを読む

  • 辻 華菜子

    大学時代は、東日本大震災をきっかけに発足したボランティアサークルに所属。毎年、東北の小学校… 続きを読む

  • 吉川 智也

    大学卒業後、2010年にマイナビに入社。300社以上の採用支援をしてきた経験をもとに、各大… 続きを読む

コラムの目次

  1. 「人と話すのが好き」を仕事に活かそう
  2. 人と話す仕事が向いている人の特徴
  3. 誰とでも分け隔てなく話せる
  4. 人の話を聞くのも好き
  5. 感情をコントロールできる
  6. 一人でいるより人といるのが好き
  7. 人と話す仕事のメリット
  8. 自分らしさを活かして活躍できる
  9. 対話から仕事を生み出すやりがいを実感できる
  10. コミュニケーションスキルを磨くことができる
  11. 人と話す仕事のデメリット
  12. 相手の負の感情に影響されやすい
  13. 共感疲労を起こすことがある
  14. ストレスが重なってしまうことがある
  15. 意外と多彩! 人と話す仕事17選
  16. ①営業職
  17. ②飲食店スタッフ
  18. ③販売員
  19. ④看護師
  20. ⑤教員
  21. ⑥塾講師
  22. ⑦保育士
  23. ⑧美容師
  24. ⑨介護士
  25. ⑩ホテルマン
  26. ⑪カウンセラー
  27. ⑫芸能・マスコミ関係
  28. ⑬就職・転職エージェント
  29. ⑭ウェディングプランナー
  30. ⑮コールセンター
  31. ⑯ツアーガイド
  32. ⑰キャビンアテンダント
  33. 高収入をもとめる人におすすめ! 人と話す仕事3つ
  34. 大学教授
  35. アナウンサー
  36. 就職・転職エージェント
  37. 土日休みを希望する人におすすめ! 人と話す仕事3つ
  38. 教員
  39. メーカー営業
  40. 銀行や市役所の窓口
  41. 人と話す仕事に活かせる資格
  42. 心理学検定
  43. コミュニケーション検定
  44. サービス接遇検定
  45. 自分にぴったりの人と話す仕事を見つけよう

「人と話すのが好き」を仕事に活かそう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「人と話すのが好きな人にはどんな仕事が向いていますか?」

就活に励む学生からこのような声をよく聞きます。人と話すことが好きという強みはどんな仕事にも活かせますが、専門的な知識やスキルではないだけに、うまく活かせる仕事を見つけられずに悩む人が多いようです。

そこでこの記事では、人と話す仕事のメリット・デメリットや、代表的な仕事を紹介します。販売やサービス業のイメージがある人と話す仕事でも、土日休みや高収入を狙うことが可能です。活かせる資格も紹介するので、ぜひ就活に役立ててくださいね。

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人と話す仕事が向いている人の特徴


就活生

自分には人と話す仕事が向いていると思うんです。


キャリアアドバイザー

それはいいですね!ただ、就活では自分から見ても相手から見ても強みといえる特徴をアピールするのがポイントです。


就活生

人と話すのが好き、というだけでは弱いということですね……。


キャリアアドバイザー

まずは人と話す仕事が向いている人の特徴を知り、自分の強みが本当に人と話すことなのかを確かめましょう。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

誰とでも分け隔てなく話せる

偏見や先入観を持たず誰とでも分け隔てなく話せる人は、人と話す仕事に向いています。

人と話す仕事に就けば、年齢・性別・外見・価値観など、あらゆる要素が異なる人たちと関係性を築いていかなければなりません。「自分と考えが違うから」「年齢が離れすぎていて話が合わないから」などの理由で交流を避けてしまえば良好な関係性を築けないため、誰とでも分け隔てなく話せる能力が必須です

また、誰とでも分け隔てなく話せる人は、相手によって態度を変えないのも大きな強みです。気が合う人と苦手な人、お得意様と一見顧客など、どんな相手でも平等に接するため周りから信頼を得やすい傾向にあります。

人の話を聞くのも好き

「会話は言葉のキャッチボール」と言われるように、一方的に話すのが好きなだけでは強みといえません。自分の話を相手に聞いてもらうだけでなく、相手の話を聞くのも好きな人が人と話す仕事に向いています

営業職や飲食スタッフ、販売員など、人と話す仕事すべてに共通して言えるのは、相手のニーズを汲み取るためのヒアリング力が不可欠だということです。言動と表情から相手の考えを読み取れなければ、優秀な営業マンにも販売員にもなれません。


キャリアアドバイザー

うまく相手の話を引き出したり、ただ話を聞くだけでなく共感して信頼関係を築いたりできる人には、人と話す仕事が向いています。

こちらの記事では人の話を聞く職業を紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

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感情をコントロールできる

人と話す仕事では、ときに理不尽なクレームを入れられたり、心ないことを言われたりする場合があります。嫌なことがあれば誰しもカッとなってしまいがちですが、そうしたときでも冷静に感情をコントロールできる人は、人と話す仕事に向いています。感情が安定していれば顧客からはもちろん、同僚からも信頼を得られます。

ただし、怒りやストレスを溜めこんでしまう人は要注意。その場ではうまくコントロールできたとしても、少しずつ積み重なっていき、ある日突然爆発する可能性があります。


キャリアアドバイザー

怒りやストレスを無理矢理抑えつけてコントロールするのではなく、うまく昇華してコントロールできる人こそ、人と話す仕事に向いているといえます。

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就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

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一人でいるより人といるのが好き

一人の時間より人と一緒に過ごす時間のほうが好きな人も、人と話す仕事に向いています。

人と話すのが好きという自覚がなかったとしても、人と一緒に過ごす時間が好きなのであれば、交流が苦ではないということです。人との交流をメインとする仕事で、実力を発揮できるはずです。

反対に一人の時間が好きな人は、人と話す仕事にはあまり向いていないかもしれません。業務のほとんどの時間を人との交流が占めるため、仕事を苦痛に感じてしまい、早期退職につながる可能性があります。その場合はプログラマーやデザイナーなど比較的人との交流が少なく、黙々と作業に集中できるような仕事を選びましょう。

キャリアアドバイザーコメント

辻 華菜子プロフィール

人と話す仕事を軸に仕事選びをしてもOK

就職活動を始めると、どのような企業・職種を選べば良いか悩むこともありますよね。そのような人は「人と話すことが好き」ということを仕事選びの中心にして就活をする方法も選択肢のひとつです。

黙々と一人で作業をする仕事に苦手意識がある人もいるのではないでしょうか。そのような人が、人と話す機会が少ない仕事に就職すると、ミスマッチになってしまいストレスを抱えながら仕事をせざるを得なくなってしまいます。そのため、自分の特徴にあっている仕事を選ぶこと

自分が重視するポイントの優先順位をきちんと決めよう

「人と話す仕事」を軸に就活をしても問題ないですが、仕事の内容を第一優先にすべきかは人によって異なるため注意が必要です。人と話すことが好きであっても、組織風土や一緒に働く人の特徴をより重視している人もいますよね。そのような人が仕事内容だけで就活を進めてしまうと、就職後にミスマッチとなりますよね。

組織風土や企業理念、福利厚生などさまざまな条件を総合的に考えたうえで、「人と話す仕事」を最重要視するかどうかを決めましょう。

人と話す仕事のメリット

では、人と話す仕事にはどんなメリットがあるのか、人と話す仕事ならではのメリットを見ていきましょう。

自分らしさを活かして活躍できる

一番のメリットは、「人と話すのが好き」という自分らしさをそのまま仕事に活かせることです。

どんなに待遇がいい仕事でも、思うように自分らしさを発揮できない仕事は精神的に苦しくなりがちです。待遇が良ければ生活には不自由しないかもしれませんが、生きがいを感じられない可能性もあります。

長く健康的に働いていくためには、満足できる待遇面であることと、自分らしさを活かして活躍できることの両方を満たす仕事を見つける必要があります。その重要な条件の一つである「自分らしさを活かせる」点を満たせるのが人と話す仕事のメリットです

対話から仕事を生み出すやりがいを実感できる

人と話す仕事には、やりがいを実感しやすいメリットがあります。研究職や開発職のような顧客と接する機会の少ない仕事は自分の成果が見えにくい傾向にありますが、人と話す仕事では顧客の反応という目に見える形で成果を得られます。

人と話す仕事で実感できる成果の例
  • 顧客と信頼関係を築いたことで契約につなげられた
  • 顧客から直接感謝の言葉を伝えられた
  • 最初は頑なだった相手が徐々に心を開いて信頼関係が築けた

このように、自分の出した成果や他人からの評価を認識しやすい点が、やりがいを感じられるポイントです。やりがいを実感できれば働く意義が明確になり、日々のモチベーション向上につながります。

コミュニケーションスキルを磨くことができる

仕事を通してコミュニケーションスキルを磨けるのも大きなメリットです。

多様な人たちとの交流を続けていくことで、人との信頼関係の築き方や、失敗したときの対処法を学べます。コミュニケーションスキルが向上すれば仕事で成果を出しやすくなるうえ、日常生活でもスキルが役立ちます。


キャリアアドバイザー

人とのコミュニケーションは仕事上だけでなく、日常生活のあらゆる場面で必要となるものです。

家族関係や友人関係、恋愛においても仕事で培ったスキルを有効に活用できます。

コミュニケーション力を効果的にアピールするための言い換え表現はこちらの記事で解説しています。

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あなたが受けない方がいい職業を確認しておこう

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

人と話す仕事のデメリット


就活生

人と話す仕事って良いですね!


キャリアアドバイザー

そうですね。ただ、デメリットもありますよ。

ミスマッチを起こさないためにも、人と話す仕事のデメリットも押さえておきましょう。

人と話す仕事には多くのメリットがある一方で、当然デメリットもあります。メリットだけでなくデメリットもきちんと理解し、選考に進む企業を決める前に、本当に自分に合った仕事なのかを確かめておきましょう。

相手の負の感情に影響されやすい

人と話す仕事では相手の負の感情に触れる機会が多く、無意識のうちに影響されがちです。

人の感情は自分にも伝染すると言われており、このことを心理学では”情動感染”という心の現象として定義しています。人が笑っているのを見て自分も楽しくなるポジティブな効果に加え、人が泣いているのを見て自分も悲しくなるネガティブな効果も情動感染の代表例です。

人と話す仕事では、相手のさまざまな感情に触れる機会が多いため、情動感染してしまいやすい傾向にあります


キャリアアドバイザー

自分の感情だけでなく、相手の感情にも影響されやすいのが、人と話す仕事のデメリットです。

共感疲労を起こすことがある

相手の負の感情に触れ、その感情を自分のものとして受け取ってしまえば疲労はさらに大きくなります。これが”共感疲労”と呼ばれる心の現象です。

相手の感情を受け取ることなく「相手は悲しんでいる」と客観的に理解できれば問題はありませんが、共感のあまり感情的にひきずられてしまうのは危険です。自分まで相手の負の感情に巻き込まれ、疲労に対処できなくなってしまいます。

相手の気持ちがわかる能力は大きな長所ですが、かえってそれが重大なリスクになるケースもあるときちんと理解することが大切です


キャリアアドバイザー

相手は相手、自分は自分と切り分けて捉えることで、共感疲労はある程度回避できます。

ストレスが重なってしまうことがある

出会う人が多ければ多いほど、情動感染や共感疲労のリスクは高まります。人と話す仕事では人との交流は避けられないため、どうしてもストレスが重なりがちなのがデメリットです。多くの人と交流できるのがやりがいである一方で、交流の多さが人と話す仕事の難しさといえます。

そこで重要となるのがストレスへの対処ですが、ストレス耐性やマネジメント能力は一種の才能です。仕事で溜まったストレスをうまく解消できる人でなければ、人と話す仕事を長く続けるのは難しいといえます。


キャリアアドバイザー

たとえストレスを感じにくい人であっても、少なからずストレスはあります。

自分なりのストレスの解消方法を見つけましょう。

キャリアアドバイザーコメント

川﨑 瑛久プロフィール

人と話すことがメインの仕事ではなくても、デメリットが当てはまる可能性もある

人と話す機会が多い仕事は、紹介されているデメリットに当てはまる可能性がたしかに高いです。しかし、人と話すことがメインではない仕事であっても、デメリットが当てはまる可能性は十分にあります。そのため、紹介されているデメリットがどのくらい許容できるのかを考えることが重要なポイントです。

たとえば、人と話すイメージがない事務職であっても、社内の人とコミュニケーションが発生します。また、電話応対などで社外とのコミュニケーションが発生する可能性もありますよね。そのときに、デメリットにあるようなストレスなどが少なければ問題がないのか、あるいは少しでもストレスを避けたいのかは人によって異なりますよね。もしストレスがかかることを避けたいのであれば、組織風土やクライアントの特徴なども詳しく調べなければなりません。

紹介されているデメリットを自分が避けたいのか許容できるのかを考えてから、人と話す仕事に就職するかどうか決めましょうね。

意外と多彩! 人と話す仕事17選

人と話す仕事17選
  1. 営業職
  2. 飲食店スタッフ
  3. 販売員
  4. 看護師
  5. 教員
  6. 塾講師
  7. 保育士
  8. 美容師
  9. 介護士
  10. ホテルマン
  11. カウンセラー
  12. 芸能・マスコミ関係
  13. 就職・転職エージェント
  14. ウェディングプランナー
  15. コールセンター
  16. ツアーガイド
  17. キャビンアテンダント

ここからは人と話す仕事の代表例を紹介します。人と話す仕事とひと口に言っても、多種多様な仕事があります。それぞれの具体的な業務内容を知り、自分の強みを活かせそうな仕事を見つけましょう。

①営業職

営業は自社のサービスや商品を顧客に提案し、購入・契約につなげる仕事です。基本的にどの業界・企業にも存在することから、コミュニケーションスキルに長けた学生に就職先として選ばれやすい傾向にあります。

対象とする顧客によって個人営業と法人営業という違いがあるように、同じ営業といっても業界・企業によって特徴は異なります。自分の仕事が成果につながった場合は大きな達成感を得られる一方で、ノルマの負担や対人関係のストレスなど、大変な点も多い仕事です。

営業職の主な業務内容
  • アプローチ先の検討
  • 営業活動
  • スケジュールの調整
  • 各部門との連携
  • アフターフォロー

営業職の志望動機の書き方や例文はこちらの記事で解説しています。

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②飲食店スタッフ

飲食店で接客に携わる仕事です。業態や店舗によって業務内容は異なりますが、顧客の案内→注文→料理提供→清算→席の片付けというのが基本的な流れ。顧客が増えれば当然仕事も増えるため、複数の作業を同時進行するマルチタスク能力が求められます。

店舗によっては顧客と雑談をするような機会は少ないかもしれませんが、スタッフに対する評価は店の評価に直結します。正しい言葉遣いや立ち振る舞いはもちろん、相手の感情や考えを汲み取る傾聴力も必要です。

飲食店スタッフの主な業務内容
  • 顧客の案内
  • 注文
  • 料理提供
  • 清算
  • 席の片付け
  • 仕込み
  • 調理

③販売員

店舗で接客し、商品を販売する仕事です。販売員として取り扱う商品は、家電やアパレル、コスメなど多岐にわたります。取り扱う商品の特性によって客層は異なるため、客層に合わせた販売業務をしなければならない点が販売員のやりがいです。

また、顧客の行動や心理をイメージしながら、商品のレイアウトを決めていくのも販売員ならではの面白さです。現場目線だけでなく経営者目線でも働けるので、将来的には管理職へのキャリアアップをイメージできます。

販売員の主な業務内容
  • 顧客の案内
  • レジ打ち
  • 商品の包装
  • 商品の品出し
  • 在庫管理
  • 清掃
  • レイアウト決め

販売職のやりがいや志望動機の作り方は、この記事で詳しく解説しています。

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④看護師

医師の診察にもとづき、病気やケガなどで不自由な生活を送る患者をサポートする仕事です。勤務時間が変則的かつ不規則なため、肉体的にも精神的にも体力が必要な仕事ですが、苦しむ人をそばで支えられるのは看護師ならではのやりがいです。人の役に立っていることを実感しやすい仕事といえます。

看護師といえば病院に勤務するイメージがあると思いますが、近年は行政機関や社会福祉施設で活躍するケースが多く見られます。高齢化や健康志向の高まりなどもあり、将来的にも安定した需要を見込める仕事です。

看護師の主な業務内容
  • 問診
  • 点滴、注射
  • 検温、脈拍数、血圧測定
  • 与薬
  • 食事、排尿介助

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⑤教員

小学校・中学校・高校などの先生として、子どもの教育に携わる教員の仕事も、人と話す仕事といえます

自分の行動や教えが、子どもたちの人格形成に大きな影響を与える責任の重い仕事ですが、将来性豊かな子どもたちの成長を間近に見られる点は、他の仕事にはないやりがいです。子どもだけでなく、保護者の心配に応えるコミュニケーション力も必要です。

教員の主な業務内容
  • 教科指導(授業)
  • 指導計画の作成
  • 授業の準備
  • 学習評価
  • 学級経営
  • 生徒指導、進路指導
  • 部活動

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⑥塾講師

主に小学生〜高校生を対象とし、学校の授業の補習やテスト対策、受験対策などをサポートする仕事です。学校の授業以上に生徒一人ひとりに寄り添ったサポートが必要となるため、生徒が抱える問題やニーズをうまく汲み取り、適切なアドバイスをする能力が求められます。

業務内容は教員とあまり大きな違いはありませんが、就職先の選択肢が多い点や、教員よりも指導の裁量が大きい点が塾講師ならではの特徴です。就職先の選択肢が多いおかげで、自分の希望に沿った企業を探しやすいのも魅力です。

塾講師の主な業務内容
  • 学習指導
  • 授業の準備
  • 学習評価
  • 進路相談、受験指導
  • 保護者との面談
  • 運営にかかわる事務全般

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⑦保育士

主に0歳~小学校入学までの子どもを対象とし、保護者に代わって生活を支援するのが保育士の仕事です

満3歳からを対象とする幼稚園と違って、生まれて間もない乳児を預かることもあるため、非常に重い責任が問われます。子どもや保護者とコミュニケーションをとる力だけでなく、育児に関する正しい知識はもちろん、子どもの変化を敏感に察知する能力や、臨機応変な対応力が必要です。

保育士の活躍の場は保育所のほか、児童養護施設、知的障害児施設、知的障害児通園施設、児童厚生施設などがあります。活躍の場は多いため、今後ますます少子化が進んでも需要がなくなることはないと考えられます。

保育士の主な業務内容
  • 子どもの健康管理
  • 着替えや食事、トイレのサポート
  • 生活習慣の指導
  • 道具の使い方指導
  • 保護者へのサポート
  • 運営にかかわる事務全般

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⑧美容師

美容師はカットやカラーリングなど、髪の毛の施術をおこなう仕事です。基本的には髪の毛の施術がメインですが、メイクやネイルなどに関する知識・技術を持っていると、携われる仕事の幅がさらに広がります。

業務を通じて顧客と直接コミュニケーションをとれる点が美容師のやりがいであり、大変なところでもあります。難しい注文に対応したりクレームに対処したりするのは大変ですが、多種多様な価値観を持つ人たちとの会話は、自分の知識や活動の幅を広げることにつながるはずです。

美容師の主な業務内容
  • 顧客の髪の毛のカット、セット、カラーリング
  • アシスタントへの指導
  • スタイリストのサポート
  • 顧客の送迎
  • 電話対応
  • 集客活動

美容師の業務内容や志望動機の書き方はこちらの記事で解説しています。

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⑨介護士

介護士は、病院や特別養護老人ホームなどの施設、もしくは在宅で支援を必要とする利用者の自宅に出向いて介助をおこないます。介護に関する正しい知識と技術に加え、利用者一人ひとりに合ったケアを見出す能力や、身体的・精神的体力が求められます。

利用者本人だけでなく、その家族とも深い関係性を築けるのが介護士ならではの魅力です。人の悩みを解決したり、人の役に立っていることを実感したりするのが好きな人に向いています。

介護士の主な業務内容
  • 配膳、食事介助
  • 排泄介助
  • 入浴介助
  • レクリエーション
  • 介護記録の作成
  • 利用者の送迎

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⑩ホテルマン

ホテルマンは、ホテルに関するあらゆる業務に携わるサービススタッフです。一般的にホテルマンというと、フロントの受付や荷物を運んでくれるスタッフのイメージが強いと思いますが、ホテルで活躍するすべてのスタッフがホテルマンと呼ばれます。

たとえば、レストランで料理を作るシェフや、客室の清掃を担当するスタッフなどもすべてホテルマンです。繁忙期には激務になる点や、時に理不尽なクレームもある点など、苦労が絶えることはない仕事ですが、顧客のニーズを先読みし、ホスピタリティを実践できるのはホテルマンならではのやりがいといえます。

ホテルマンの主な業務内容
  • フロント業務
  • 客室までの案内
  • 観光の案内、移動手段の手配
  • 客室の清掃
  • レストランサービス

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⑪カウンセラー

カウンセラーは、心理学の専門知識と技術を活かし、顧客が抱える悩み解決の手助けをします。誰もが抱える心の問題を扱うカウンセラーは幅広い分野で需要があり、活躍の場も多岐にわたります。

最もイメージしやすい病院や診療所などの医療施設はもちろん、学校をはじめとした教育施設や福祉関連施設、一般企業でも活躍するケースが多く見られます。顧客の悩みをじっくりと聞き取りながら、客観性と専門性を保ち、的確なアドバイスをおこなうスキルが求められます。

カウンセラーの主な業務内容
  • カウンセリング
  • 顧客との信頼関係形成
  • 心理的側面に関するテストや調査

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⑫芸能・マスコミ関係

テレビをはじめとする放送業界、新聞を発行する新聞業界、雑誌・書籍を出版する出版業界、広告を発信する広告業界では、日常生活ではなかなか会うことのできないタレントや著名人とも話すことができる仕事です。

芸能・マスコミ関係の仕事の主な役割は、価値のある情報をより多くの人に届けることです。多くの人との対話を通して生み出した仕事が、さらに多くの人の目に触れ、共感や反響が得られる点がやりがいといえます。さまざまな人に出会い、たくさんの感動や喜びを与えたい人に向いている仕事といえます。

芸能・マスコミ関する主な仕事
  • ニュースキャスター
  • アナウンサー
  • タレント
  • 俳優
  • 芸能マネージャー
  • 編集者
  • シナリオライター
  • 雑誌ライター
  • 声優

マスコミ業界の就活に役立つ最新動向はこちらの記事で確認してください。

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⑬就職・転職エージェント

就職・転職エージェントは、企業と学生、もしくは企業と転職者を結びつける仕事です

仕事は人生の多くの時間を費やす、人生を左右するといっても過言ではない重要なものであり、より良い出会いを求めて企業も学生も真剣に採用活動に向き合っています。双方から詳しくニーズを聞き取り、最適なマッチングを提案する就職・転職エージェントは、就職・転職分野に特化した人と話す仕事です。

就職・転職エージェントの主な業務内容
  • 適性診断
  • 個別カウンセリング
  • 求人紹介
  • 履歴書、ESの添削
  • 面接対策

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⑭ウェディングプランナー

ウェディングプランナーは、結婚式をトータルプロデュースする仕事です。予算や日程決め、スタッフ・品物の手配など、新郎新婦の要望を細かく聞きながらアドバイスします。

新郎新婦と密なコミュニケーションを取り、人生で大きな思い出となる結婚式において、最初から最後までプロデュースできるのがこの仕事の醍醐味です。人と話すのが好きということはもちろん、人に喜ばれる仕事がしたい、感動を与えられる仕事がしたいといった人に向いている仕事です。

ウェディングプランナーの主な業務内容
  • ヒアリング、打ち合わせ
  • 結婚式の計画策定
  • スタッフの手配
  • ブーケやケーキなど品物の手配

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⑮コールセンター

コールセンターは、対面でないにせよ、電話を通して顧客と話をする仕事です。近年では電話のほか、メールやチャット、コミュニケーションアプリ、FAQ管理システムなどが活用されています。

コールセンターの仕事は顧客からの問い合わせに対応するインバウンドと、自ら顧客に連絡するアウトバウンドに大別されます。いずれの業務も、顧客のニーズにうまく応えられた際に大きな達成感を得られる点が魅力です。

コールセンターの主な業務内容
  • 問い合わせへの対応
  • クレーム対応
  • 商品の購入手続き
  • 担当者への取り次ぎ
  • 商品の案内
  • 満足度調査

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⑯ツアーガイド

ツアーガイドは、観光ツアーの参加者を案内する仕事です。出迎えから観光地での案内、トラブル対応まで、参加者が安心して旅行を楽しめるようにサポートします。

ツアーガイドの形態は「国内で日本人観光客を案内する」「国内で外国人観光客を案内する」「国外で日本人観光客を案内する」の3つです。

いずれの形態でも、人と話す能力だけでなく、細かな気配りや観光先の知識が求められます。日本語以外の言語を使って案内する場合は高度な語学力も必要です。

ツアーガイドの主な業務内容
  • 参加者の出迎え
  • 観光案内
  • 宿泊施設でのチェックイン補助
  • トラブル対応
  • ツアー計画の打ち合わせ
  • 観光先の情報収集

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⑰キャビンアテンダント

キャビンアテンダントは、航空機のなかで乗客が安全かつ快適に過ごせるよう、さまざまなサービスを提供する仕事です。乗客の出迎えに始まり、機内での案内や機内食の提供など、フライトの始まりから終わりまで、乗客と対話をしながらサポートしていきます。

国内線・国際線にかかわらず、異なる国や地方の人や文化に触れられる点がキャビンアテンダントの魅力です。

キャビンアテンダントの主な業務内容
  • 乗客の出迎え
  • ルールや注意点の説明
  • 離発着時や非常時の機内アナウンス
  • 飲み物や機内食などの提供
  • 安全確認
  • トラブル対応
  • フライトに関する打ち合わせ

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キャリアアドバイザーコメント

吉川 智也プロフィール

「興味があるか」あるいは「実現したいことに役立つか」を軸に人と話す仕事を選ぼう

人と話す仕事が多く選べないと感じている人もいるのではないでしょうか。たしかに、すべて人と話す仕事ですが、それぞれ特徴が異なるため、ポイントを押さえると仕事が選びやすくなりますよ。仕事を選ぶ基準にはいくつかありますが、「興味があるかどうか」あるいは「実現したいことに役立つか」で考えることがおすすめです。

この2つのうち、興味があるかどうかのほうがイメージが湧きやすいのではないでしょうか。たとえば、保育士や教員、介護士では話す相手が異なりますよね。子どもが好きな人もいれば、年配の人の介護にやりがいを感じる人もいます。就職した後に、やりがいを持ち続けられるかどうかが1つ目の仕事の選び方です。

「実現したいことに役立つか」は、将来的に人と話す仕事の経験が活かせるかどうかで選ぶ方法です。たとえば、将来的に発展途上国の支援に携わりたいと考えている人であれば、教員として教育に携わることで、途上国の教育支援に活かすことができますよね。

このように興味あることや実現したいことを軸に、どのような仕事を選ぶか考えるとスムーズに仕事を選べるようになります。自己分析をして、どのような仕事が良いか考えてみてください。

高収入をもとめる人におすすめ! 人と話す仕事3つ


就活生

人と話す仕事って、高収入は見込めないのかな、というイメージがあります。


キャリアアドバイザー

そんなことはありませんよ。

職種によっては人と話す楽しさがありながら、高収入が狙える場合もあります。

長く続けられる仕事を見つけるためには、自分の性格と強みを活かすという視点だけでなく、給与や福利厚生などの待遇面もきちんと見る必要があります。人と話すのが好きという強みを活かしつつ、高収入が狙える3つの仕事を紹介します。

大学教授

公務員である教員は人と話す仕事の中でもハイレベルな給与が得られる仕事ですが、特に高収入が期待できるのが大学教授です。文部科学省の「国立大学法人 東京大学の役職員の報酬・給与などについて」によると、国立大学の大学教授の平均年収は1198万円です。

大学教授へのルートとしては、大学院で博士号を取得したのち、助教→講師→准教授→教授というようにステップアップしていくのが一般的です。


キャリアアドバイザー

大学教授は専門的な知識を有することや、大学の市場規模そのものが大きいことなどが影響し、収入が高い傾向にあります。

アナウンサー

アナウンサーの仕事のやりがいは、人と話すといっても、自分の声で多くの人に情報を伝えられることです。ときに視聴者の行動や考えを変容させたり、社会を動かしたりできるのは他の仕事にはない魅力です。大学教授と同様に、芸能・マスコミ業界の市場規模そのものが大きいことから、アナウンサーの収入は平均よりも高い傾向にあります。

そんなアナウンサーの平均年収は、テレビ局の中でもキー局か地方局かによって大きく異なり、550万円から1200万円といわれています。

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就職・転職エージェント

就職・転職エージェントも、人と話せる仕事のなかで平均より高い収入を期待できる仕事です。無料でサービスを提供しているエージェントが高収入、というのは少しイメージしづらいかもしれませんが、就職エージェントは企業から紹介手数料をもらって運営されています。

優秀な学生を採用するために企業は紹介手数料を支払うため、実績のある就職エージェントほど年収が高くなるという仕組みです。


キャリアアドバイザー

個人のノルマについては就職エージェントによって異なりますが、営業職や販売職などと同様に、能力が高ければ高いほどその能力に応じた収入を見込めます。

土日休みを希望する人におすすめ! 人と話す仕事3つ


就活生

人と話す仕事というと、土日休みも厳しいというイメージがあります。


キャリアアドバイザー

人と話す仕事は幅広いので、必ずしもそうとは限りませんよ。

公務員や営業職などを中心に土日休みの人と話す仕事もあります。

仕事選びでは、やりがいや待遇面はもちろん、プライベートな時間を確保できるかという視点も欠かせません。「人と話す仕事でありながら、土日はちゃんと休みたい」という人には、以下の仕事がおすすめです。

教員

公立の学校に勤める教員は地方公務員なので、基本的に土日祝は休みです

ただし、体育祭・文化祭といったイベントや、土曜授業が実施される場合には土日でも出勤しなければなりません。また、部活動の顧問を務めている場合も、練習や試合などの関係で土日出勤しなければならないときがあります。

現状、教員の労働環境は過酷だという意見が目立ちますが、働き方改革によって改善傾向にあります。


キャリアアドバイザー

特に負担が大きい部活動の指導時間の見直しや、教員以外の人員を採用する動きがあり、今後はより働きやすい環境になっていくと予想されます。

メーカー営業

自社製品を顧客に提案し、購入・契約へとつなげる仕事がメーカー営業です。

主に企業や官公庁などの法人を顧客とし、事業を展開しています。似たような職種として商社の営業がありますが、商社は自社で製品をつくらず、メーカーと顧客の仲介役を担うのが仕事です。それに対してメーカー営業は自社製品を取り扱うため、特定の分野や製品にこだわりのある人に向いています


キャリアアドバイザー

メーカー営業は土日出勤がまったくないわけではありませんが、業界全体に古くから土日休みの勤務体制が浸透しており、顧客に合わせて土日休みとする企業が多く見られます。

メーカーの職種や志望動機の書き方はこちらの記事で読んでください。

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銀行や市役所の窓口

銀行や市役所など、その組織の顔として現場の最前線に立つ窓口業務では、明るく丁寧な接客に加え、相手が抱える問題を的確に把握し、解決策を提示する能力が求められます。

メーカー営業と同じく、説明会や相談会などの特別なイベントがない限りは、原則土日出勤はありません。仮に出勤となった場合でも代休を取得可能であり、家族や友人とスケジュールを合わせながら、オンオフともに充実させることができます。

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人と話す仕事に活かせる資格

人と話す仕事には、必須条件となる専門的な資格はありませんが、スキルや知識を仕事に活かせる資格はいくつか存在します。アピール材料を増やして自分の価値を高めるためにも、時間に余裕があればぜひ取得に挑戦してみてください。

心理学検定

心理学検定は、大学卒業レベルの心理学の基礎知識・能力を認定する検定試験です。試験問題は、「原理・研究法・歴史」「学習・認知・知覚」「神経・生理」など計10科目から出題され、合格科目数に応じて特1級〜2級の級が認定されます。

合格しても公認心理師や臨床心理士のような専門家を名乗れないため、選考が有利になるわけではありませんが、人と話す際に心理学の知識が役立ちます。試験ではそれほど専門的な知識は問われないため、取得のハードルが低い点が心理学検定の魅力です。

心理学検定の要点
  • 主催団体:一般社団法人日本心理学諸学会連合
  • 資格種類:民間資格
  • 受験資格:学歴、年齢問わず
  • 試験日:毎年7月~8月頃(2023年からは年2回実施の予定)
  • 試験形式:CBT試験(会場のPCを使って解答)

コミュニケーション検定

コミュニケーション検定は、ビジネスシーンで使えるコミュニケーション力が備わっているかを判断する検定試験です。初級と上級の2つの試験区分があり、いずれの試験区分でも社会人に必要な知識を問う問題と、対応力を見極める実技試験が課されます。

実技試験のテーマとなる場面は、来客応対や電話応対、クレーム対応、プレゼンテーションなどさまざまです。あらゆる企業で共通して求められる知識と能力を問う試験なので、取得すれば人と話す仕事以外の就活にも大いに役立ちます。

コミュニケーション検定の要点
  • 主催団体:サーティファイコミュニケーション能力認定委員会
  • 資格種類:民間資格
  • 受験資格:学歴、年齢問わず
  • 試験日:年2回(2022年は2月と7月に実施)
  • 試験形式:リモートWebテスト(カメラ・マイク機能付きのPCとスマートフォンが必要)

サービス接遇検定

サービス接遇検定は、サービス業務に対する心構えや、応対時の態度・振る舞いなどを審査する資格試験です。試験は3級・2級・準1級・1級に分かれており、2級の合格率は約80%と、面接試験が課されない等級であればそれほど難易度は高くありません。

同じ主催団体が実施する試験に秘書検定というよく似たものがありますが、秘書検定は職場での対人関係に特化しているのに対し、サービス接遇検定は顧客との関係性に特化しています。資格を持っていれば、金融業やホテル業、アパレル業といった顧客とのかかわりが深い業界の就活で役立ちます。

サービス接遇検定の要点
  • 主催団体:公益財団法人実務技能検定協会
  • 資格種類:民間資格
  • 受験資格:学歴、年齢問わず
  • 試験日:年2回(2022年は6月と11月に実施)
  • 試験形式:2級と3級は選択問題(マークシート方式)と記述問題、1級は記述問題および面接試験

自分にぴったりの人と話す仕事を見つけよう

人と話す仕事とひと口に言っても、世の中にはさまざまな仕事があります。自己分析で明らかにした強みや価値観と照らし合わせて、自分にぴったりの仕事を探していきましょう。

人と話す仕事は成果を直接感じながら、多くの人と交流できる楽しさがある一方、そのせいで疲労やストレスを感じやすい仕事でもあります。長く健康的に働いていくためには、知識やスキル磨きだけでなく、ストレスとうまく付き合うのがポイントです。

記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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