キャリアの明確化で
マッチ度の高い企業に内定

医療・福祉業界/調剤薬局チェーン企業内定
4年制大学理工学部電気電子工学科
Uさん

Uさん(4年制大学卒業予定)

新しいものを作り上げたい思いが強く「新しいことにチャレンジできる企業」を探すも、「ここだ!」という企業に出会えずにいた。

今回は、内定者Uさんに、キャリアパーク!就職エージェントをどのように活用していたのかをお聞きしました。

理工学部に所属し、就活を始めた当初はIT業界を中心に見ていたUさん。新しいことに挑戦している企業を探すのに苦戦していましたが、エージェントを活用することで医療業界でICT事業に参入している企業の内定を獲得しました。

「理系の就活が上手くいっていない」
「自分とマッチする企業が見つからない」
「キャリアパーク!就職エージェントってどんなところ?」

という就活生は、ぜひUさんのキャリアパーク!就職エージェントの活用法を参考にしてみてください。

新しいことに取り組んでいる企業を見つけるのが難しかった


▲就活の電車移動中に解いていた例題集。黒いファイルにはWeb説明会の内容をまとめていた。

どのような学生生活を送っていましたか?

大学1年生の頃からプログラミングに取り組んでいます。自分で使うものを作った方が意欲が上がると思い、学校で与えられた課題ではなく、自分のやりたい言語を独学でプログラムしていました。

例えば、プログラミング言語のひとつであるVBAを使い、筋トレマクロというツールを作りました。筋トレした回数を入力することで、消費カロリーのほかカロリーを1番燃焼した部分を表示させるプログラムです。他には、塾講師のアルバイトで生徒の名前を入力すると成績が表示されるプログラムも作りました。

エージェントを利用する前はどのように就活を進めていましたか?

大学3年生の時に、学校が紹介するインターンシップに参加しました。そこでIT系のインターンに参加して自分のやりたいことが固まっていきました。

新しいものを作り上げていきたい思いが強かったのですが、本当に新しいことに取り組んでいる企業を見つけるのが難しかったです。日常的な業務だけではなく、新しいシステムを構築している企業を探していたので見つけるのが大変でした。

エージェントを利用する前に何社の選考を受けていましたか?

5社くらいです。

SEなどの専門職を目指していたと思うのですが、通常の就活と異なる点はありましたか?

グループワークの選考がなかった点は楽でした。一方、エンジニア職は中途採用者が多いので、その中で「どのように経験豊富な人達のスキルを補うか」を考えることが大変でした。

人間性も見てくれるアドバイザーの人柄がエージェント利用の決め手

エージェントを利用したきっかけについて教えてください

選考を受けていくうちに不安を感じることがあって、友達だけではなく他の人の意見をもらいたくて利用しようと思いました。

初回の面談で利用を継続しようと思った決め手は何でしたか?

アドバイザーの吉田さんの人柄です。自分の今の状況をしっかり認識してくれて、同じ状況に立とうとしてくれました。面談では、自分の今までの生い立ちや、どういう企業を探しているのか? 何が出来るのか? を聞かれました。「就活に関することだけではなく、自分の人間性も見てくれているんだな」と感じたので、力をお借りしようと思いました。

アドバイザーの吉田さんからはどのようなサポートを受けましたか?

企業を紹介してもらうだけでなく、選考を振り返って「こんな会社もあるけどうどうかな?」と提案をもらうこともありました。面接対策もしていただき、一次・二次面接対策では「こういうことが聞かれるよ」とアドバイスをいただきました。

三次面接以降は実際に自分が話すことを聞いてもらい、内容をブラッシュアップしていきました。「どうやって答えるか」よりも、その企業が何を求めているのかを2人で考えていました。

医療とITを繋げる企業は自分だけではたどり着けなかった

エージェントを利用する中で志望する業界や企業に変化はありましたか?

ありました。元々はIT業界を見ていたのですが、最終的には医療業界の総合職に内定しました。ゆくゆくは社内のシステム系に進むキャリアを描いているのですが、自分だけではたどり着けなかった企業だと思います。

医療とITを繋げている企業なのですが、新しいことにチャレンジしている点に魅力を感じ、「ここに行きたい!」と思いました。企業のことは知っていたのですが、ICT事業に参入しているという知識はありませんでした。

IT系の職に進もうと思った時に、医療業界を見ることはなさそうですよね

見ないと思います。「IT業界の中で新しいことをする」という方面でしか普通は見れないと思うので、医療業界でICT事業に参入している企業があるんだと驚きました。

選考を受ける企業はどのように決めていきましたか?

最初の段階で吉田さんに紹介されました。3社くらい企業を提示してもらって、その中に内定先が入っていました。

条件よりも自分と企業の理念がマッチしているのかを重視した


面接に毎回着けて行っていた腕時計。華美ではないものを心がけていた。

 Uさんの就活の軸は何でしたか?

新しいことにチャレンジしている企業を重視していました。

Uさんは会社の方針を重視しているように思うのですが、理由は何ですか?

自分がそこで何十年も働くのであれば、企業と同じ方向に進んでいないと続かないと思います。モチベーションを保って仕事に打ち込める企業が自分に合っていると思ったので、条件よりは自分の掲げる理念と、経営理念や社長の意見が合っているかを見ていました。

面接でのアピールポイントはありましたか?

相手に興味を持ってもらうことが1番だと思っていたので、研究内容を話していました。

最終面接では未来(会社で何ができるのか)が見られる

自己PRで「入社後どのように活躍したいか」をアピールされたと思うのですが、具体的な部署を伝えてましたか?

はい。「最初はプログラマーとして経験を積み、◯年以内にエンジニアとして活躍し、最終的に地方エリアを統括できるようなプロジェクトリーダーになりたい」と伝えていました。

明確なキャリアプランがあるんですね

キャリアプランは絶対明確にしておいた方がいいと思います。最終面接では、過去の自分よりも未来(会社で何ができるのか)が見られると思います。特に、エンジニア職はどのように活躍できるのかを明確にした方がいいと感じました。

内定獲得の秘訣は「端的に話すこと」

 Uさんが内定を獲得できた秘訣は何ですか?

自己流なのですが、端的に答えると面接官の反応がすごくよくて手応えを感じました。興味を持ってくれて会話が広がったように思います。もちろん内容も大事なので、興味を持ってくれるような内容を用意するように意識していました。そこからは自分の中でもうまくいった印象しかなくて、負ける気がしなかったです。

どんな質問でも結論から話すことを意識していたんですか?

結論から話して、内容が足りなかったら「どうしてそう考えたのか」を端的に短く言うようにしていました。そうすると面接官から「もう少し詳しく教えてよ」と聞かれるので、興味を持ってくれているんだなと感じました。

面接官が専門外のことも多いと思うのですが、なにか工夫していましたか?

難しい言葉を使わないようにしていました。生物の動静を利用してシステムを構築する研究をしているのですが、小学生でも理解できるような例えを使ってわかりやすく説明していました。

そうすると面接官から「その研究でどういうことがしたいの?」と聞いてもらえるので、そこから話が広がるようにしていました。

コミュニケーション面の戦略があったんですね

新卒は実務力よりもコミュニケーション力が1番大事だと思います。

就活では充実した時間を過ごし人間的にも成長できた


汗拭きシート、折りたたみ傘は必ず持ち歩いていた。雨に備えて替えの靴下と一緒にビニール袋も入れていた。

内定をもらったのはいつ頃ですか?

最初に選考を受けたのが6月中旬くらいで、7月の下旬に内定をもらいました。エージェントで受けた企業が多くなかったので、スピーディーに選考を受けることができました。

内定先への入社の決め手は何でしたか?

経営理念が明確なことです。芯のある理念を掲げていることに誠実な印象を受けました。その中でも、ICT事業への参入や、新しいことに挑戦して結果を出していることが決め手でした。

就活を振り返ってどうでしたか?

就活が大変という友達もいましたし、「就活が辛い」という意見も大学2年生の時から聞いていたのですが、自分の中ではそんなことはなかったです。

色々な企業の説明会に行って新しいことを知れるきっかけになったので、充実した時間を過ごせました。今まで知らなかった色々な業界や企業を見たり、働いている人たちの色々な面を見たりできて、人間的にも成長したと思います。

今後の目標を教えてください

1日でも早く会社に慣れて先輩社員に追いつくことが今の目標です。入社式前の研修で、入社するメンバーと先輩社員でパンフレットを作りました。「みんなすごいな」という印象を受けたので自分も頑張りたいです。

理系の学生は「やれることが限られている」と思わず視野を広く持とう

就活生にアドバイスをお願いします

入社する企業は自分が何十年も働く場所になると思います。条件を見るのも大事だと思いますが「自分とマッチしている人がいるか」「経営理念が自分にマッチしているか」をしっかり見て就活を続けて欲しいと思います。

最後に、理系の学生に向けてアドバイスをお願いします!

理系の学生の中には「自分のやれることが限られている」と思っている人が多いと思うのですが、色々な業界で自分のやってきたことが役立つケースはたくさんあると思います。

そこをしっかり理解して広く視野を持って欲しいです。「自分のやっている勉強が意外な業界でも役に立っている」という情報収集を大学3年生から意識しておくといいと思います。

自分のキャリアを明確にすることでマッチ度の高い企業の内定を獲得できた

Uさんのキャリアパーク!就職エージェントの活用法は次の2つです。

①自分では見つけることができなかった企業を紹介してもらった
②企業が求めることをアドバイザーと言語化した

IT業界を中心に見ていた就活から、エージェントを利用することで医療業界のICT事業に参入している企業に入社を決めたUさん。

IT業界に限らず、Uさんに合った企業を紹介してもらった背景には、自分の生い立ちや将来の方向性も話し合うアドバイザーとの面談がありました。「新しいことにチャレンジしている企業」「モチベーションを上げて働ける企業」というUさんの軸やキャリアプランが明確だったのも、より理想に近い企業に内定した秘訣でしょう。

面接対策では、アドバイザーの吉田さんと一緒に企業が求めることを話し合いました。面接対策では「質問に上手に答えること」がゴールになりがちですが、アドバイザーと二人三脚で進めることで、ワンランク上の対策ができたように思えます。

また、Uさんは端的に話すことで面接官に興味を持ってもらうことを意識していたそうです。研究内容をわかりやすく説明することも、面接官と円滑なコミュニケーションを取る上で大切です。ぜひ、Uさんのコミュニケーション術を面接で役立ててみてくださいね。

Uさん改めて内定おめでとうございます。Uさんの入社後のご活躍を編集部一同応援しています!

※情報はインタビュー当時のものです

キャリアアドバイザーコメント

吉田 実遊

本人が一番納得できる就活にこだわった

初回の面談で「就活全般に関してわからないことや不安なことありますか?」と伺ったときに、就活の細かい所作からUさん自身のキャリアの話までたくさん質問をしていただきました。その前のめりな姿勢と一生懸命さに「Uさんのポテンシャルを100%伝えられる就活と、それを活かしていける企業との出逢いをご支援したいな」と強く思ったのを今でも覚えています。

もともとスキルフルな学生さんなので、合否だけでなく「ご本人が一番納得できる就活」に一緒にこだわりました。就活を楽しめるマインドがあるUさんであれば、内定先でもご活躍されると心から信じています。社会人は大変なこともありますが、ひとつずつできることを積み上げて、成長できるファーストキャリアを築いていってくださいね。いつまでも応援しています!