予想外の提案をきっかけに
心から行きたい
企業を見つけた

建設業界/施工管理職内定
福岡リゾートアンドスポーツ専門学校スポーツビジネス科
Iさん

福岡リゾートアンドスポーツ専門学校スポーツビジネス科 Iさん

Iさん(福岡リゾートアンドスポーツ専門学校スポーツビジネス科)

周囲よりも遅いスタートを切るうえで、面接対策やエントリーシート(ES)の作成をサポートしてくれる人の存在が欲しいと感じてエージェントに登録

「正直なところ、就活を始めた頃の自分の希望がかなったかと言えばそうではありません。アドバイザーさんに教えてもらわなければ出会わなかった職種だったので、自分でも予想していなかった結果だとは感じます。それでも、今ではこれが自分にとってベストな道だったと思えますね」

福岡リゾートアンドスポーツ専門学校スポーツビジネス科に通うIさんは、就活になかなか熱が入らないなか、周囲の人が進路を決めていくのを目の当たりにしてエージェントの利用を決意。結果として、本人さえ「想定外」と語る道へ進むことが決まりました。

しかし、それは妥協の結果ではありません。Iさんがどのようにしてエージェントを活用し、どのようにして本当の理想をつかむに至ったのか。その経緯を聞きました。

エージェントとの出会いは偶然。危機感に後押しされて就活を開始

エージェントを利用しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

もとはと言えば、インターネットで就活の進め方を調べていたのがきっかけでした。偶然キャリアパーク就職エージェントの広告を見かけて「試しにやってみるか」というくらいの気持ちで利用したのが始まりです。

そもそも就活のスタートを切るのが周囲よりも遅く、そのうえ就活というものへの苦手意識も強かったんですよね。行動を渋っているうちにいつの間にか3年生の3月頃になっていて、周りを見れば早期選考を終えている人や、面接・インターンシップに臨んでいる人ばかり。さすがに危機感を抱いているタイミングでもありました。

アドバイザーと初めて話したときはどのような印象を抱きましたか?

まず気さくな人だな、と思いましたね。何を話しても親身になって聞いてくれて、心強く思いました。

「できれば夏頃には就職先を決めたい」と話したのですが、「それなら、5月中に内定をとろう!」と言われたのも印象的でした。相談をしたのは3月頃だったので、長く見積もっても3カ月弱で内定を獲得する計算になりますよね。かなり早いなと思って驚きました(笑)。

ただ、アドバイザーさんと話しているうちに「この人にお願いしたら、何となく実現できそうな気がする」と思えたのです。

アドバイザーさんと初めて話したときにはぼんやりと「イベント企画の仕事がしたい」と思っていたので、そういった漠然とした希望も伝えていました。

イベント企画の仕事というと、実際の内定先とは職種が大きく違いますよね。

そうですね。その点に関しては、今振り返っても我ながら意外な進路を選んだなと思います(笑)。ただ、イベント企画と施工管理には共通点もあるんですよね。それを教えてくれたのもアドバイザーさんでした。

結果として内定をもらった企業は当初の希望とはかけ離れたところですが、面接を受ける頃には「絶対にこの企業から内定をもらいたい!」という強い意思を持てるくらい志望度が高かったです。だからこそ、納得感のある状態で就活を終えられたなと思います。

想像もしていなかった未来。転換点は「本当になりたい自分」の発見にあった

当初と志望職種が変わったのには、どのような背景があるのでしょうか。

アドバイザーさんとの自己分析です。特に「なぜイベント企画がしたいのか」というところはかなりしっかり深掘りしてもらった覚えがあります。とにかく「なぜ」を重ねていって、自分の奥の奥にある希望を見出していったようなイメージでしょうか。

たとえばなぜイベント企画なのかを問われたときに「誰かを支える仕事がしたい」と伝えたのですが、そこへさらに「それはなぜ?」と問われました。自分のなかにあった答えは「多くの人に影響を与えられると思うから」。その結果、より多くの人に影響を与えられるし、多くの人を支えられる施工管理はどうか、という提案をしてもらったのです。

Iさんが実践した「共通点」をキーワードにした自己分析

正直、当時は「施工管理」と聞いてもピンときませんでした。そういう職種があるということ自体知らなかったんですよね。

ただ、アドバイザーさんの話を聞いていると「イベント企画よりも施工管理のほうが合っているかも」と思えるようになったのです。イベント企画よりも多くの人を支えられて、その実感が持てる。そんな仕事に、魅力を感じるようになっていきました。

自己分析によって隠れていた自分の希望に気づいたのですね。でも、大きく志望先を変えるのに迷いはなかったのでしょうか。

迷いがあったのは事実です。ただ、面接を受けてみて企業の人と話していくうちに決心がつきました。面接の際にしっかり自分の話を聞いて、深掘りをしていただいたうえで「自社はIさんに向いてるよ」と言葉をかけてもらったのです。

企業からも歓迎されて、自分からも「ここで働きたい」と心から思える。そんな企業に出会えたのは、アドバイザーさんのおかげだと思っています。自分一人では見出せない進路でした。

結果として当初話していた通り5月のうちに内定をいただき、3カ月弱で就活を終えることができました。

3カ月弱というと、かなりのスピード内定ですね。なぜそんなにも早く内定が獲得できたのでしょうか。

最も大きいのは、面接への不安を払しょくできたことかなと思います。自分から話すのがすごく苦手で不安が大きかったのですが、その分アドバイザーさんがしっかり面接練習をしてくれました。

想定質問に対して言うべきことも決めていましたし、アドバイザーさんとは面談とLINEの両方でやり取りをしていて、例題に対して回答内容をLINEで送り、添削をしてもらうなどしていました。

自分としてもやり切ったと言えるところまで対策をしていたので、最終的には「もう何を聞かれても今まで準備してきたことを言うしかない」と腹をくくってもいましたね。

福岡リゾートアンドスポーツ専門学校スポーツビジネス科 Iさん
▲Iさんが就活中に使っていたグッズ

就活には柔軟な受け入れ姿勢で臨む。「物は試し」精神で取り組もう

これから社会人になりますが、目標などはありますか?

まずはいろいろな資格を取りたいと思っています。これから就職する企業は資格取得のサポートも充実しているので、多くのことを吸収して自分の可能性を広げていきたいです。

新卒として何か一つ大きな実績を作ることも目標の一つにあります。施工管理として実績を残していくことそのものが、多くの人を支えることにもなりますよね。「誰かを支えているんだ」という実感を持ちながら働けたら良いなと思います。

Iさんのように前向きな未来を描ける企業に就職するには、どうすれば良いのでしょうか。

あくまでも私の場合は、という話なのですが、「まあ物は試しだし」というくらいの気軽さでエージェントを使い始めました。そしてそれは、施工管理の仕事を勧められたときも同じ。迷いはあってもとりあえず挑戦してみたからこそ、理想の未来が手に入ったのだと思っています。

自分の希望は大切にするべきですが、そこに固執しすぎないほうが良いのではないでしょうか。「自分の希望と違うのでは?」と思っても、一度柔軟に受け入れて試してみる。そこから見えてくるものがたくさんあるということは、この就活を通して実感しました。

とは言え、一本の軸を持っていることは大切だと思います。最低限「これがしたい」「こういうのが希望」という軸を持ちつつ、あまり硬くなりすぎずに試してみるのが良いと思いますね。

キャリアアドバイザーコメント

松下 建都

松下 建都

試練も喜びも分かち合う就活を

Iさんは、初回の面談で「イベントを作ってみたい」と夢を語ってくれました。一方で「面接が苦手で、受かるか不安……」という悩みも。そこでまずは自己分析を深め、自分の強みや価値観を整理したうえで、視野を広げるために施工管理やIT業界、接客・販売など、幅広い業界の説明会に一緒に参加しました。

並行して面接練習にも何度も取り組み、経験を積むごとに自信もアップ。最終的には第一志望の企業から内定をいただくことができ、Iさんが「やったー!!」と喜んでくれた瞬間は、私も思わず感動してしまいました。

ともに歩んだ道のりが、今でも心に残っています。これからもその想いと行動力で、お仕事を通して多くの人を笑顔にしていってもらえたらと思います。