希望をかなえる道は
一つじゃない。
アドバイザーと見つけた
理想の道程
建築業界/設計職内定
多摩美術大学大学院 美術研究科博士前期課程 絵画専攻油画研究領域
Iさん
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
建築業界/設計職内定
多摩美術大学大学院 美術研究科博士前期課程 絵画専攻油画研究領域
Iさん
Iさん(多摩美術大学大学院 美術研究科博士前期課程 絵画専攻油画研究領域)
大学院1年の冬に一度離れていた就活を再開。自己流での就活に限界を感じ、エージェントに登録
「言いにくいこともはっきり伝えてくれるアドバイザーさんがいたからこそ、理想をかなえることができた」
そう語るIさんは、多摩美術大学に通う大学院生です。
最初は意欲的に就活に取り組んでいたIさんでしたが、キャリアセンターで言われた言葉により努力の方向性を見失い、一度就活を離脱。アーティストを目指す道も考えながらアルバイトに励む日々を過ごします。その後、アーティストとして活動する知人の話をきっかけに再度奮起し、自己流で就活を再開しました。
しかし、自己流での就活は難しいもの。なかなかうまくいかず悩んでいたところ、家族に背中を押されてキャリアパーク就職エージェントの利用を決意します。結果として、一番志望度の高い企業からの内定を獲得しました。
紆余曲折あったなかでも志望度の高い企業から内定を得たIさんがどのように困難を乗り越え、どのように就活を進めたのか、話を聞きました。
大学院1年目の春ごろから就活を始めました。かなり理想的と言われる時期から始められていたので、滑り出しは順調だったと思います。大学のキャリアセンターに何度も通って、少しずつ情報収集を進めていました。当時は就活に対するモチベーションが高く、「早く始めて早く終えよう」と意気込んでいたのです。
状況が一変したのは大学院1年目の夏でした。キャリアセンターの人からガクチカを聞かれ「学部生のときの卒業制作です。制作した作品は優秀作品としても選定頂きました」と答えた際、「それは美大生ならみんなやっていることなので、ガクチカにはなりません」と言われてしまいました。
自分としては「これがガクチカにならないなら何がガクチカになるんだ」と思うくらい一生懸命に取り組んでいたので、大きな衝撃を受けました。そこから「これからどうやって就活に取り組んでいけば良いのか」と深く悩むようになり、しばらく就活から離れてしまったのです。
大学院1年の1月までは、作品製作とアルバイトに力を注いでいました。作品制作以外にガクチカにできることといえば、アルバイトかなと考えたのです。でも、そのアルバイトはとにかく過酷でした。接客業のバイトリーダーのような形で働いていたのですが、従業員は海外の方が多く、言語の壁に頭を悩まされました。そのうえ常に忙しく、クレーム対応もしなければならない……。アルバイトで疲弊し、作品制作にも影響が出てしまうほどでした。
卒業後にそのままアーティストとして活動する道も考えていたので、作品制作が振るわなかったことは自分のなかで大きな悩みの種になりました。しかし深い悩みの底にいるとき、ふとしたきっかけからアーティストとして活動している知人に話を聞く機会を得たのです。
それから3日間ほどその知り合いの家で寝泊まりし、今の生活の様子などじっくりと話を聞くうち、「自分はアーティストとして活動する覚悟が定まっていないな」ということに気付きました。そこで、就活を再開する覚悟を決めたのです。
そこからは、自己流で就活を進めていきました。大手の就活サイトを使いながら月1回説明会に参加し、気になる企業があれば応募してみる、というような形です。今から考えると相当なスローペースですが、当時は就活の進め方をわかっておらず、なんとなくで進めていたのです。
さらには大手企業にばかり応募していたこともあり、なかなか選考が進みませんでした。動画面接まで通ったのに、SPIで落ちてしまったことも。当時はSPIの重要性がわかっておらず、ろくに対策もできていなかったのです。今振り返っても、とてももったいなかったと思いますね。

就活がうまくいかず悩む私を見かねた家族が、エージェントの利用を進めてくれたことがきっかけです。当時は迷走していて、まず自分が何者なのか、将来何をしたいのか、何もわからない状況でした。だからこそ、客観的に意見をくれる存在が欲しいと思っていました。
面談を受ける前は面接のように固い場なのかと思って緊張していましたが、実際受けてみると驚くほどフランク。形式的な会話ではなく、普段友人と話しているようなカジュアルな雰囲気で話をしてくれたので、肩肘張らずに本音で会話ができました。その際に、自分が何をしたいのか、どんな企業を受けるべきなのかを明確にしたいとアドバイザーさんに伝えました。
明確になりましたね。最初の2~3回は自己分析の時間を設けてもらい、幼少期には何が好きだったか、どんなことをしていたかなど人生を根本から振り返りました。自分でも忘れていた経験を思い出すこともあり、かなり自己理解を深められたと思います。そのようにじっくり自己分析を重ねた結果、就活軸として見えてきたのは「企画営業」と「ものづくり」。面談後、アドバイザーさんが軸にぴったりな企業を紹介してくれました。
すると、どの企業も知っていく度に「これ良いな」「やりたいな」と心から思えるように。自分でなんとなく求人を流し見するのではなく、深く企業を理解しているアドバイザーさんから説明をしてもらうことで、今までは気付けなかった企業の魅力に気付くことができました。
「自分のやりたいことは何か」を明確にしたうえで企業を見ることで、イメージがしやすくなったということもあったと思います。正直企業探しなんて自分でもできると言われればその通りなのですが、私としてはアドバイザーさんから企業の特徴を説明してもらえたことはとてもありがたかったですね。
目から鱗だったのは、「やりたいことを実現する方法は一つではない」と気付いたことです。もともと玩具業界に携わりたいと考えていたのですが、人気業界であることもあり、なかなか選考が進みませんでした。そこでアドバイザーさんに教えて頂いたのが、「1社目で玩具業界で活躍するためのスキルを身に付け、その先で玩具に携わる」という道です。
企業探しと言えば玩具の制作を主軸にしているところなど、自分の希望に直結する企業ばかり見ていたので「そんな道もあるのか」と驚きましたし、大きな希望を感じました。就活はやりたい仕事に就くか、あきらめてやりたくない仕事に就くかの2択ではない。「最終的にやりたいことをやるためにどうキャリアを積むか」までを考えれば、いくらでも可能性は広がっていくのだと学びましたね。

最初にお世話になったのは、LINEでの志望動機の添削です。最初は「企画営業の志望動機」と「ものづくりの志望動機」を混ぜて書いてしまっていたのですが、それぞれに特化した形で整えたほうが良いとアドバイスを頂きました。関係がない部分を大胆に削除することで、以前よりずっとわかりやすい志望動機にできたと思います。
一番力を入れたのは模擬面接です。想定質問を事前に渡してもらい、次回までに準備するという形で進めました。もちろん回答は考えてから面談に臨んでいたのですが、想定質問通りに質問が来るわけではありません。思わぬ角度から質問をされると頭が真っ白になってしまい、うまく答えられませんでした。
それでも回数を重ねていくと、次第にどんな質問が来ても落ち着いて受け答えができるように。何なら練習のときのほうが緊張していたくらいです(笑)。模擬面接で鍛えてもらったおかげで、自己応募で選考を進めていた企業からも「落ち着いていますね」と評価してもらえました。
企業の評価しやすい人物像を詳しく教えてもらえたことはありがたかったですね。面接対策をする際、これから受ける企業は「高い学習意欲」「『誰かのため』が原動力になること」を評価するからそこをもっと押し出したほうが良い、と事前にアドバイスして頂きました。本番前に評価ポイントがわかることで、当日は要点を押さえた話ができたと思います。
また、「質問に答える際は語尾を言い切ったほうが良い」というアドバイスも印象に残っています。心配性なこともあり、面接中はつい「~だと思います」と自信なさげに伝えてしまうことが多かったのですが、それを聞いたアドバイザーさんが「ここは強い意思を伝えるべきところだよ。語尾を濁すと逃げるようなイメージになってしまうからやめよう」とはっきり教えてくれたのです。厳しいこともはっきり伝えてくれるアドバイザーさんだからこそ、真に私のことを思ってくれていると感じましたね。
紹介していただいた企業のなかでも一番志望度の高かった、建築系の設計ができる企業に内定を決めました。最終面接の会場は家から少し離れた場所だったので新幹線で受けに行っていたのですが、なんと帰りの新幹線のなかで合格という連絡が来たのです。本当にうれしくて、すぐアドバイザーさんに電話しました。アドバイザーさんも自分のことのように喜んでくれていましたね。
実は自力で内定を獲得していた企業もあったのですが、そこよりもエージェント経由で応募した企業のほうが志望度が高かったので、迷わずお断りしました。ほかにも最終面接まで進んでいた企業がいくつかありましたが、その企業に合格したタイミングですべて断りました。それくらい志望度の高い企業から内定をもらえたことは、本当に幸せなことだったと思います。
ひと言で言うと、自己理解を深められた就活だったと思います。自分はどんな人間で、何をモチベーションとし、この先何をやっていきたいのか。就活を通して、改めて自分というものを深く知れたと思います。
深い自己理解は、卒業制作にも役立ちました。「自分自身について」。これが私の卒業制作のテーマです。自分という人間を赤裸々にさらけ出した本を制作し、展示しました。作品づくりは今後も続けていく予定なのですが、今回作った本は今後の作品づくりにも活かしていこうと考えています。
これから就活を迎える人に私が伝えたいのは、早いうちから人の手を借りてほしいということです。就活では一人で考えていてもどうにもならないことが多いと思います。自力で進められる人は良いのですが、壁にぶつかることがあったら、一人で悩まず客観的な意見をもらえる環境に身を置いたほうが良いです。
私の場合は、そこから自分の可能性が広がっていったと感じます。相談することで、自分では思ってもみなかったキャリアの積み方や職種を知ることができるかもしれません。悩みが多いのが就活なら、発見が多いのもまた就活。後悔のないよう、全力でぶつかってみてほしいです。
キャリアアドバイザーコメント
北浦 ひより
Iさんはとにかく素直で明るく、粘り強さや根性がある学生さんです。どんなに不合格が続いても、がむしゃらに反省と改善を繰り返す姿が印象的でした。
Iさんが希望していたプラモデルの企画はそもそも新卒を採用している企業が少なく、最終的に入社を決めたのは当初の希望とは違った仕事内容の企業ですが、Iさんであれば経験を積んだ先で希望のキャリアが実現できると信じています。
努力家のIさんらしく、入社前には内定先の企業でアルバイトもするそうです。アルバイトを通じて企業への解像度を高めながら、セカンドキャリアでの夢の実現に向けて頑張ってほしいです。Iさんの今後の活躍を応援しています!