設計職をあきらめない。
面談のなかで見つけた
希望をかなえる選択肢

メーカー/設計・開発職内定
東京電機大学未来科学部
Wさん

メーカー/設計・開発職内定 東京電機大学未来科学部 Wさん

Wさん(東京電機大学未来科学部)

大学4年の7月に就活を再開。行きたいと思える企業の少なさに愕然としていたところ、偶然かかってきた電話をきっかけにエージェントに登録

「軸に合う企業がまだこんなにあったのか、と驚きました」。

そう語るWさんは、大学3年で志望企業に落ちてから、院へ進学することを目指していました。しかし院試に失敗してしまい、4年の7月から本格的に就活を再開したものの、「設計職に就きたい」という明確な希望をかなえられる企業はわずか4社。なかなか希望に合う企業が見つからずに悩んでいました。

そんなときかかってきた1本の電話に出たことで、エージェントの利用を決意します。設計職という難易度の高い企業の内定をおよそ1カ月で獲得したWさんがどのようにエージェントを活用し、就活を進めたのか。その道のりを聞きました。

想像以上に高かった就活の壁

就活を始められたのはいつからですか。

本格的に就活を開始したのは大学4年の7月からです。とはいっても、それまで一切就活をしなかったわけではありません。大学3年の3月まではほかの学生同様に就活を進めていました。そのときからずっと持ち続けている一番大きな就活軸は「設計職であること」。大学での経験から、設計こそが自分の得意分野だと確信していたのです。

しかし、第一志望だった某メーカーは不合格。それからは、院に進んで学びを深めてから就活に再チャレンジしようと心に決め、院試の対策に奔走していました。結果が発表される大学4年の6月、不合格の通知を受け取ったときはかなり落ち込みましたね。それでもなんとか気持ちを立て直し、就活を再開させました。

その時期から就活となると、焦りもあったと思います。どのように就活を進めたのですか。

8月までは自己流で進めていました。学内のセミナーに参加したり、大手就活サイトの求人を見て応募したりと、エージェント以外の媒体で企業探しをしていましたね。

しかし、すぐに大きな課題に直面することになります。それは、行きたいと思える企業があまりにも少ないこと。もともと「設計職であること」「メーカーであること」「ユーザーと距離の近い製品を作っていること」の3つを軸に企業探しをしていましたが、この軸に合致する企業が4社しか見つからなかったのです。これは流石に自分でもまずいと感じていましたね。

▲Wさんが就活中に使っていたグッズ
▲Wさんが就活中に使っていたグッズ。基本的にPCで管理していた

利用のきっかけは「事故」。初回の面談でエージェントへのマイナスな印象が一変した

設計職となると新卒の採用は少ないですし、難易度も高いですよね。

そうなんです。3カ月くまなく探して4社だったので、どうすれば良いんだと頭を抱えていました。そんな状況を大きく変えたのが、キャリアパーク就職エージェントからの電話。

普段はかかってきた電話に不用意に出ることはありません。でもそのときはついうっかり出てしまったんです。いわば「事故」みたいなものですね(笑)。あれよあれよという間に面談の予約を取ってしまったので、まあものは試しだと受けてみることにしました。

偶然だったのですね! (笑)利用してみた感想が気になります。

初めて担当のアドバイザーさんと面談した際は、こちらの考えや希望を尊重してくださる姿勢に感動しました。正直エージェント=強引に話を進めようとしてくる、というイメージが強かったのですが、アドバイザーさんはこちらの話を遮ることなくすべてじっくり聞いてくれて、一通り話を聞いたあとも「ほかにはないですか?」と声をかけてくれたんです。これは丁寧だな、信頼できるなと思いましたね。

さらに驚いたのは紹介数の多さです。初回面談の後にいくつか企業を紹介してもらったのですが、どれも自分の軸にぴったりな企業ばかり。「条件に合う企業がまだこんなにあったのか!」とびっくりして、これは利用してみる価値はあるな、と思ったのです。

企業担当と直接面談。率直な意見をぶつけて価値観のすり合わせができた

選考対策で印象に残っていることはありますか。

やりとりのなかで一番印象的だったのは、細かい疑問点に丁寧に答えてもらったことです。私はいろいろなことが気になるタイプで、次回の選考内容や「求人票にはこう書いてあるけど実際はどうなのか」といった部分をたくさん質問していました。

それに対して、アドバイザーさんは必ず企業に確認したうえで回答してくれたんです。求人票ではわからないような部分を深掘りして聞いてもらえたことは、とても良かったと思います。また企業の面接前には毎回、次の面接で聞かれそうなことを教えてくれました。自分の回答もズレがないか事前にチェックしてくれたので、とてもありがたかったです。

疑問が解消できると安心して面接に臨めますよね。ほかにエージェントを利用して良かったと思う部分はありますか。

企業担当の人と直接お話できたことですね。特に面接前に自分に本当にマッチしている企業なのかすり合わせができたのは大きかったです。

たとえば、当初は「自分や顧客にとって身近な製品を作りたい」という気持ちが強くありました。しかし、これから受けるのはBtoBの製品を作っている企業。軸に合致していない気がしたんですよね。

不安な気持ちを率直にぶつけてみたところ、「これから受ける企業の製品は一つの業界だけでなく、たくさんの業界に価値を提供している。Wさんに身近な商品を提供している企業もたくさんあるよ」といわれて。確かにそれは自分の軸にマッチしているなと納得することができたのです。

アドバイザー・企業担当者から受けた支援

使えるものは全部使う。「粘り」で勝ち取った希望をかなえる道

最終的にはどのように就活を終えましたか。

設計・開発職としてBtoBメーカーに内定をいただきました。「設計がしたい」その思いは譲れないと思っていたので、希望がかなう企業から内定をいただけて本当にうれしかったです。

当初は「自分が普段手に取るものだけが身近な製品だ」という思い込みがあり、それに合致する企業ばかり受けていました。しかしアドバイザーさんとの面談を通じて、一見地味でも生活の根底を支える製品もまた、身近な存在なのだと気づいたのです。

光の当て方を少し変えてもらったことで、やっと自分が本質的に求めているものが何なのか明確にすることができました。

自分一人では持ち得ない視点だったので、仕事へのこだわりをうまく言語化して整理してくれたアドバイザーさんには本当に感謝しています。

最後に、就活生へのメッセージをお願いします。

使えるものは全部使ってほしいなと思いますね。改めて振り返ると、個人的には反省も多い就活でした。就活は情報戦。にもかかわらずなかなか自分から情報を取りに行けず、さらにはエージェントも食わず嫌いしていました。

こういったことが要因で入りたい企業が見つからず、就活が長引いてしまったことは事実だと思います。だからこそ、これから就活をする人には一つの方法にこだわらず、とにかくあらゆる手段を使って早めに情報を取りにいってほしいと思います。

ただ最終的に希望する道を進めたのは、最後の最後まで自分の道を曲げずにやってきたから。最後まで粘って粘って、粘り勝ち。そんな就活でした。これから就活するみなさんも、本当に自分が目指したい道はあきらめないでほしいです。

キャリアアドバイザーコメント

本田 百合香

本田 百合香

あきらめずに何度も立ち上がるあなたを応援します

Wさんと初めてお会いしたのは9月の初め。お悩みを伺ったところ、まだ内定がないとのことでした。すぐにWさんのご希望に合う企業を紹介しつつ、さまざまな企業の説明会に参加して軸をブラッシュアップしていきました。

志望度の高い企業に落ちてしまってもあきらめずに新しい企業様に向き合う姿を見て、心から応援したい、絶対合格させたいと思ったことを覚えています。最後まで努力を続け、無事に志望度の高い企業の内定が決まったときは、本当にうれしい気持ちになりました!

たくさん自分と向き合い将来について考えた時間は、社会人になってからもWさんにとって大きな糧になると思います。Wさんの入社後のご活躍を心から応援しています!