職種16選|夜勤の仕事を狙うなら将来から逆算した選び方が最重要!
この記事に登場するアドバイザー
見極め方が重要! 数ある夜勤の仕事から自分に合う仕事を見つけ出そう
夜勤の仕事が気になっている人から、このような相談をよくもらいます。夜勤の仕事に就いたことがなければ、どんな仕事があるのかのもわかりませんし、仕事の実態もつかめないですよね。
まずは夜勤の仕事について理解を深めることが大切です。夜勤の仕事のメリットやデメリット、仕事の種類などをチェックしていけば、自分に合う夜勤の仕事が具体的に見えてきます。そうなれば、自分が理想とする夜勤の仕事に就くことができますよ。
この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えつつ、夜勤の仕事のメリット・デメリットや向いている人・苦手に感じやすい人、おすすめの夜勤の仕事まで解説します。あなたに合った夜勤の仕事を見つける方法も紹介しているので、一緒にあなたにぴったりの夜勤の仕事を見つけましょう。
そもそも自分に向いてる仕事を知りたいという場合にはこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてくださいね。
職種80選|「向いてる仕事がわからない」は2軸の適職分析で克服!
そもそも「夜勤」とは? まずは概要から理解しよう
そもそも「夜勤」とは? まずは概要から理解しよう
夜勤とはその名の通り、一般的に夜間に労働する仕事形態です。明確な定義としては、労働基準法にて深夜労働と呼ばれる「22時〜5時まで」の時間帯の仕事を指します。
YONEDA YUKI
夜勤が発生する仕事には、24時間稼働が必要なコンビニや工場、ホテルなどが挙げられますね!
ここからは、日勤と夜勤の違いや夜勤の仕事のメリット・デメリットなどを解説していくので、どんな特徴があるのかしっかりチェックしておきましょう。
「日勤」と「夜勤」の違いは?
日勤と夜勤の大きな違いは働く時間にあり、とくに夜勤は割増賃金を受け取れるといった違いもあります。
一般的に日勤は午前中から夕方まで働く勤務形態を指すのに対し、夜勤は勤務時間が深夜0時をまたぐような夜の時間帯に働く勤務形態を指します。たとえば、8時から17時まで働くのが日勤、21時~5時まで働くのが夜勤のようなイメージですね。
夜勤の勤務時間は勤務先や職種によって変わってきますが、法律上は22時〜5時までの勤務が深夜労働と定められていますよ。
HONDA YURIKA
22時〜5時の時間帯に勤務した場合、日勤の25%以上の賃金を受け取ることができるのも日勤と夜勤の大きな違いです。
夜勤(夜間勤務)
24時間稼働する業種・職種において夜間の時間帯に労働する勤務形態を指す。労働基準法第61条により「午後10時から午前5時まで」が深夜労働と定義されている
夜勤の働き方は夜勤専属とシフト制の2種類が主流!
夜勤専属とシフト制の違い
- 夜勤専属:夜勤専門の働き方
- シフト制:日勤と夜勤が混在している働き方
MATSUSHITA KENTO
実は夜勤の働き方には「夜勤専属」と「シフト制」の2種類があります。どちらの働き方が自分にマッチしているのか、ここでチェックしておきましょう!
夜勤専属はその名の通り、日勤の仕事はせずに夜勤のみの勤務形態になります。すべての勤務が夜勤になるので、給料が高くなりやすいのが特徴ですね。夜勤を選ぶ理由が割増賃金にあるなら、夜勤専属の働き方が合っているかもしれません。
シフト制は、シフトが組まれて日勤と夜勤を交代しながら働く形式。たとえば8時〜17時勤務と17時〜8時勤務を交互にわけて勤務する場合があります。夜勤だけでなく日勤でも働きたいのであれば、このシフト制がマッチしていますよ。
夜勤の仕事に就くメリット・デメリット
夜勤の仕事を目指すうえで必ず知っておきたいのが、仕事に就くうえでのメリットとデメリット。ミスマッチに気づかないまま夜勤の仕事に就いてしまうのを避けるためにも、ここで仕事の特徴をしっかりと理解しておくことが重要です。
メリット
夜勤の仕事のメリット
- 賃金が高くなりやすい
- 日勤よりも就職しやすい
- 日中を有効活用できる
夜勤の仕事の大きなメリットとしては、先ほども説明した賃金の高さがまず挙げられます。日勤に比べて25%以上の割増がされるので、日勤で同じ時間働くよりも高い賃金を受け取ることができます。
また、夜勤の仕事は求人に対して比較的応募数が少なく、未経験からチャレンジできる仕事が多いこともメリットとして挙げられます。
YONEDA YUKI
ほかにも、昼間の時間を有意義に使えるのも夜勤の仕事の特徴の1つ。市役所や銀行など、平日の昼間しか営業していないところへも休みを取らずに行けるのは嬉しいポイントですよね。
デメリット
夜勤の仕事のデメリット
- 体力的に辛い仕事もある
- 体調管理が難しい
- 家族や友人と活動時間が合わせにくい
夜勤の仕事は、デスクワークだけでなく体を使う仕事も多いです。体力面でハードに感じたり、シフトで勤務時間がバラバラになることで生活リズムが乱れ、体調管理が難しくなることも。
日中に寝て夜起きるという生活から、上手く眠れず睡眠不足に陥りやすいといったデメリットがあることも事実です。
HONDA YURIKA
たとえば、若いときは体力があって十分対応できたけど、年齢を重ねるごとに体力的に仕事を続けるのが難しくなった……というのは、実は夜勤の仕事ではよくある悩みなのです。それに日中は学校に行ったり、仕事をしていたりする人が多いので、友人や家族と活動時間が合わせにくい点も不便に感じるかもしれません。
Adviser Comment アドバイザーからのコメント
YONEDA YUKI 米田 有希
夜勤の仕事には通勤や仕事環境などのメリットもある!
上記で紹介した以外にも夜勤の仕事に就くメリットはたくさんありますよ。
たとえば、通勤の便利さが挙げられます。夜勤の仕事の場合、通勤時間に電車や道路が混雑していないことが多く、快適に通勤できます。これだけでもストレスや疲労は軽減できますよね。
また、夜間の仕事に従事している時間帯はほとんどの人が寝ているので、比較的静かな環境で仕事ができます。騒音がほとんどなく集中して作業に取り組めるため、効率的に仕事を進めやすいのも嬉しいポイントですね。
夜勤の仕事を目指すなら確認必須! 向いている人・苦手に感じやすい人の特徴
夜勤の仕事を目指すうえでぜひ確認しておいてほしいのが、向いている人・苦手に感じやすい人の特徴です。これらを理解しておかないと、いざ夜勤の仕事に就いたのは良いものの、やっぱり合わないかも……と入社後にミスマッチに気づいてしまう可能性も。
向いている人・苦手と感じる人の特徴を理解していれば、自分に合う夜勤の仕事も見つけやすくなるので、しっかりとチェックしておきましょう。
夜勤の仕事に向いている人
夜勤の仕事に向いている人
- 日中より夜の方が活動的な人
- 収入を増やしたい人
- 夜勤の仕事で活かせる資格を持っている人
- 体力に自信がある人
夜勤の仕事に向いている人の特徴としては、「日中より夜の方が活動的な人」「体力に自信がある人」の2つが大きな要素としてまず挙げられます。これらの特徴に当てはまるようであれば、夜勤の仕事に就いた後も長く働ける可能性が高いですよ。
ただ当てはまらなかったからといって夜勤の仕事に向いていないわけではありません。一つの指標としてチェックしてみてくださいね。
日中より夜の方が活動的な人
日中より夜の方が活動的な人が夜勤の仕事に向いている理由
- 集中できる時間帯と仕事の時間が重なり良いパフォーマンスを発揮できるから
- 自分に合った生活リズムで過ごせるから
生活リズムは人それぞれなので、人によっては夜に活動する方が好き、もしくは得意という人もいるでしょう。そのような人は夜勤の仕事に向いていますよ。
自分が集中できる時間帯と仕事の時間が重なるので、良いパフォーマンスを発揮できたり、効率的に仕事を進めたりできます。日勤と違い朝の早い時間に無理に起きる必要もありません。夜に合わせた生活リズムで快適に過ごすことができるようになります。
MATSUSHITA KENTO
自分が活躍できる環境を見極めるのはとても大切です。朝がどうしても苦手なら夜勤の仕事に就くのも一つの手ですよ。
収入を増やしたい人
収入を増やしたい人が夜勤の仕事に向いている理由
- 深夜労働による割増賃金を受け取れるから
- 深夜残業によって高い給与をもらうこともできるから
先ほど解説したように、22時から5時までの深夜労働では通常の賃金よりも25%高い給与を受け取ることができます。日勤と同じ時間働いた場合よりも高い給与が受け取れるのはとても魅力的ですよね。
YONEDA YUKI
たとえば、日勤のアルバイトの時給が1,000円であれば、深夜労働の時給は1,250円となり、通常よりも多く賃金を受け取れますよ!
また、1日8時間の勤務を超えて残業する場合、さらに25%賃金が上がり、深夜の残業手当は日勤の1.5倍になることも。夜勤は2交代制による勤務時間が長い仕事も多いので、残業手当によってさらに高い給与を受け取ることもできるのです。
夜勤の仕事で活かせる資格を持っている人
資格を持っている人が夜勤の仕事に向いている理由
- 夜勤の仕事には資格が必要な仕事も多いから
- 資格を活かして選考を有利に進められるから
夜勤の仕事には未経験から始められる仕事だけでなく、資格がもとめられるような仕事もたくさんあります。
夜勤の仕事に活かせる資格を持っていれば、選考でも大きなアピールにつながり、夜勤の仕事に就ける確率が高くなります。有効活用できそうな資格を持っているのであれば、活かさない手はありませんよ。
たとえば、以下のような職種は資格がなければ仕事に就くことができません。
資格がもとめられる夜勤の仕事
- 看護師
- 介護士
- 工事現場の施工管理者
HONDA YURIKA
資格を活かして経験を積めば、さらなるキャリアアップも狙えますよ。資格が活かせる夜勤の仕事がないか、ぜひチェックしてみてくださいね。
体力に自信がある人
体力に自信がある人が夜勤の仕事に向いている理由
- 不規則な環境でも適応して働けるから
- 自分の体を使った仕事が多い傾向にあるから
夜勤の仕事は働く時間が不規則な傾向にあります。そのせいで生活リズムが崩れやすかったり、睡眠時間を確保しづらかったりします。そういった不規則な環境でも働けるようなタフな体力を持つ人は、夜勤の仕事で活躍できる可能性を秘めているといえますよ。
また、夜勤の仕事には工場や工事現場の仕事など、体を使った仕事が多いのも事実。職種の傾向として体力がもとめられるケースが多いことは覚えておきましょう。
MATSUSHITA KENTO
ただし、夜勤の仕事の中にも体力を問われない仕事ももちろんあります。体力に自信がないけど夜勤の仕事に就きたいという人は、デスクワークを選んでみるといいかもしれませんね。
夜勤の仕事が苦手に感じやすい人
夜勤の仕事が苦手に感じやすい人
- プライベート優先で仕事をしたい人
- 体力や健康に不安がある人
次に、夜勤の仕事を苦手に感じやすい人の特徴を理解していきましょう。あなたが夜勤の仕事に就いたとして、ミスマッチを感じずに働いていけるかを確かめる大切な判断材料になります。当てはまるかどうか1つずチェックしてみてくださいね。
YONEDA YUKI
ただ、当てはまったからといって必ずしも夜勤の仕事に就いていけないわけではありません。仮に当てはまったとしても、夜勤の仕事で活躍できる可能性は十分にありますよ。
だからこそ、ここでは自分は向いているのかということだけでなく、夜勤の仕事とはどのような要素をもつ仕事なのか、基礎的な部分を理解するためにもチェックしておきましょう。
プライベート優先で仕事をしたい人
プライベート優先で仕事をしたい人が夜勤の仕事を苦手に感じやすい理由
- 昼間の時間帯の予定を合わせづらいから
- 平日休みの仕事も多いので休日の予定を合わせづらいから
HONDA YURIKA
家族や友人との交流など、プライベートを優先したい人にとっては、夜勤の仕事の勤務形態を不便に感じやすいかもしれません。
夜勤が終わるのは日勤の人が働いている昼間の時間帯。もしあなたの周囲の友人や家族が日勤で働いているなら、会う時間を合わせるのも一苦労かもしれません。
それに夜勤の仕事は土日休みではなく、シフト制で平日が休みになることも多いです。そうなると仕事終わりの時間を合わせることだけでなく、休日の予定を合わせづらい可能性もあります。
プライベートを大切のするのであれば、黙々とできる仕事もおすすめですよ。こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
黙々とできる仕事20選|求人の探し方から適職を見極めるコツを伝授
体力や健康に不安がある人
体力や健康に不安がある人が夜勤の仕事を苦手に感じやすい理由
- 生活リズムが崩れてしまい体調を崩しやすいから
- 健康を害してしまう恐れがあるから
MATSUSHITA KENTO
メリットのところでも解説したように、夜勤の仕事は体を使った仕事が多くあります。「体力に自信がない」「体調を崩しやすい」など、体力面に不安がある人は苦手に感じやすいかもしれません。
それにシフト制で勤務時間がバラバラになると生活リズムが乱れてしまい、体調を崩してしまうことも。病気を患っていたり、体調が悪くなったりしやすい人は、夜勤の仕事によって健康を害してしまうかもしれないので注意が必要です。
それでも夜勤の仕事を目指したいのであれば、生活リズムを整える意識を持つことが重要です。「寝る時間と起きる時間を決めてリズムを整える」「休憩時は仮眠をとる」など、自己管理を徹底すれば健康へのリスクを減らせますよ。
夜勤の仕事ってきつい? よくある5つの疑問の真相を徹底解説
YONEDA YUKI
夜勤の仕事はきついって聞くけど本当かな? このような不安を感じてしまうこともありますよね。
上記のような疑問だけでなく、多くの人が夜勤の仕事へ抱いている疑問が5つあります。これらの疑問をすべて解消して、夜勤の仕事に就いた後のイメージを膨らませるのが大切ですよ。
ここからは夜勤の仕事へのイメージと、そのイメージに対する真相を解説していきます。しっかりとチェックして不安を払拭した状態で、夜勤の仕事を探していきましょう。
「肉体労働ばかりできつそう」
●肉体労働の仕事だけでなくデスクワークの仕事もある!
肉体労働が不安な人が夜勤の仕事を選ぶためのコツ
- 座ったまま仕事ができるデスクワークを選ぶ
- しっかりと休息が取れる残業が少ない仕事を選ぶ
夜勤の仕事は、体を使った仕事が多いのも事実。ただし、職種によってはデスクワークの仕事などもあるので、体力に自信がない人でも夜勤の仕事を選ぶのは問題ありませんよ。
たとえば、コールセンターやエンジニアなどの職種は座ったまま仕事ができます。求人を探す際は「夜勤の仕事 デスクワーク」「夜勤 デスク仕事」などを条件に検索すれば、デスクワークの仕事を見つけられます。
肉体労働の夜勤の仕事はシフト制で業務の時間が決められていることも多く、残業が少ない仕事も多くあります。体を使う分、怪我や体調不良を起こさないような配慮がされているのです。休息がしっかりとれるのも、夜勤の仕事の特徴といえますよ。
「長期的に働けなさそう」
●長期的に働くには生活リズムを整えるのがカギ!
長期的に夜勤の仕事を続けるためのコツ
- 寝る時間と起きる時間を固定して生活リズムを作る
- 夜勤途中に仮眠をとるなど睡眠時間を確保する
HONDA YURIKA
夜勤の仕事を続けるのが難しくなるケースはさまざまです。たとえば、生活リズムが整えられない、加齢による体力的な問題、プライベートを優先したいなど理由は個人によって変わってきます。
ただ、そのなかでも生活リズムを整えられず働けなくなる人は多いです。だからこそ、生活リズムをしっかりと管理できれば夜勤の仕事でも長期的に働ける可能性が高くなりますよ。「寝る時間と起きる時間を固定してリズムを作る」「夜勤途中に仮眠をとる」など、睡眠を大切にした生活習慣を送るのが大切です。
それに、社員の健康面を考慮して休みをしっかりと確保してくれる会社も中にはあります。その点もふまえて、自分に合った夜勤の仕事を探すことが大切ですよ。
「仕事を続けていると病気になりそう」
●健康を害さないためにも規則正しい生活リズムを整えるのが重要!
夜勤の仕事を続けながら健康でいるためのコツ
- 規則正しい生活リズムを整える
- 夜勤の回数や時間帯を調整してもらえる仕事を選ぶ
夜勤の仕事は日勤の人に比べて健康的なリスクを抱えているのは事実です。たとえば、以下のような健康的なリスクがあるといわれています。
夜勤の仕事で起こりうる健康リスク
- 睡眠障害になる可能性がある
- 自律神経の乱れから感情が不安定になる
これらのリスクを下げるには、睡眠をしっかりとり、規則正しい生活リズムを整えることが大切です。シフト制であれば、夜勤の回数や時間帯を調整してもらえることも。夜勤の仕事を選ぶ際は、健康のことも考えたうえで仕事を選んでいきましょう。
「正社員で働ける仕事が少なそう」
●夜勤の仕事でも正社員で働ける仕事はたくさんある!
夜勤の仕事で正社員を目指せる理由
- 工場勤務や看護師など正社員の募集も多くされている
- 求人情報から正社員の募集かどうか判断できる
MATSUSHITA KENTO
夜勤の仕事はアルバイトやパートのような時給制の仕事が多いですが、正社員の募集もたくさんおこなわれていますよ。
24時間体制の工場勤務や看護師、介護士といった毎日のように夜間業務が発生する仕事では、正社員の募集が多い傾向にあります。求人情報から正社員の募集かどうかは判断できるので、正社員を目指している人は、しっかりとチェックして応募するようにしましょう。
「スキルを活かせる仕事がなさそう」
●選び方次第ではスキルを活かせる仕事もある!
夜勤の仕事でもスキルを身につけられる理由
- インフラエンジニアや翻訳の仕事などスキルをもとめられる仕事もある
- 資格取得でキャリアアップを狙うこともできる
夜勤の仕事はスキルを活かせる仕事がないのではと心配する人もいるかもしれませんね。確かに夜勤の仕事はルーティンワークがメインの業務が多いので、なかには自分のスキルを活かせない仕事もあります。
ただ、夜勤の仕事のなかでもインフラエンジニアや翻訳の仕事など、スキルを活かせる仕事やスキルを身につけて活躍できる職種は多くあります。
また、努力は必要になりますが資格を取得してキャリアアップを目指すことも十分可能です。
YONEDA YUKI
最初からあきらめてしまう前に、まずは夜勤の求人を覗いてみて、自分のスキルが活かせる仕事がないか探してみてくださいね。
業界・職種問わず豊富にある! 第二新卒・既卒におすすめな夜勤の仕事16選
第二新卒・既卒におすすめな夜勤の仕事16選
具体的に夜勤の仕事にはどんなものがあるのか? 一番気になるのはそこですよね。結論から言えば夜勤の仕事は業界・職種問わず豊富にあります。だからこそ、自分に合う夜勤の仕事を見つけるために、まずはここで具体的な職種例をチェックしておきましょう。
ここからはおすすめな夜勤の仕事を16個紹介していきます。仕事の内容から向いている人の特徴まで解説していくので、自分に合う夜勤の仕事を選ぶための参考にしてみてくださいね。
①コールセンター
コールセンターに向いている人
- コミュニケーションを通じて誰かをサポートしたい人
- イレギュラー対応ではなくマニュアルを基準とした仕事をしたい人
- 精神的にストレスのかかることがあっても気持ちの切り替えが早い人
夜勤ができる仕事としてまず挙げられるのはコールセンターのスタッフです。多くの場合24時間対応の営業形態になるので、伴って夜勤スタッフが必要になります。夜勤の仕事の募集でも多く見かける仕事ですね。
企業によって携帯電話に関することや通販商品の問い合わせなど、扱う相談内容は変わりますが、どの企業においても対応マニュアルが準備されているケースがほとんど。人と会話することに苦手意識が無かったり、デスクワークがしたい人にはうってつけの職種ですね。
HONDA YURIKA
夜勤であれば問い合わせの件数も多くないので、日勤よりも余裕を持って仕事ができることも。ただ顧客のトラブルやクレームに対応しなければいけないなど、精神的にストレスを感じやすい業務が発生する可能性があることは理解しておきましょう。
②病院の夜間受付・医療事務
病院の夜間受付・医療事務に向いている人
- 普段から人とコミュニケーションを取ることにストレスを感じない人
- 黙々と事務的な作業をすることが得意な人
- 書類整理や資料作成などで褒められた経験がある人
夜間対応の病院での受付や事務なども夜間の仕事として挙げられます。主に電話対応、急患の受付や資料作成、簡単な会計業務などの仕事を担当します。仕事は決まった流れがあるので、その決まりに沿って業務をこなしていきます。
デスクワークなので、パソコンスキルがあれば資格がなくても採用してもらいやすい職種です。事務や受付の経験があって、夜勤の仕事を考えている人にとってはぴったりの職種ですね。
MATSUSHITA KENTO
病院という性質上、丁寧な書類作成をもとめられやすい仕事になります。細かい作業が得意ではないという人は苦手意識を感じてしまうかもしれません。
③看護師
看護師に向いている人
- 命を扱う職業だからこそ自らの仕事に責任をもって取り組める人
- 周りをよく見ていて「気が利くね」と言われることが多い人
- 体力に自信があって立ち仕事でも十分に対応できる人
YONEDA YUKI
看護師の夜勤は、夜勤と日勤が混ざるシフト制と夜勤専従のどちらでも働ける仕事です。看護師資格が必要になりますが、その分スキルを活かした働き方が可能です。
看護師はもともと給与が高いことに加えて、夜勤専従になると割増賃金でさらに給与が上がるので、待遇が良い傾向にあります。また、夜間は日中よりも勤務する人が少ないので、人間関係に悩まされるケースも少なくなりやすいです。
ただし、看護師は体力を使う仕事なので、夜勤で働き続けると体への負担も大きくなります。夜勤専従を選ぶ際は、自分の体のことを考えたうえで選ぶようにしてくださいね。
④介護士
介護士に向いている人
- 介護を通じて人の生活を支えたいと強く思える人
- 対人コミュニケーションが得意で相手の気持ちに寄り添い気配りができる人
- 人の体を支えることもあるため体力や力に自信のある人
介護施設では緊急時の対応に備えて、夜間に働く介護士もいます。夜間勤務の介護士は、シフト制と夜勤専従どちらの募集もあるので、自分で働く時間を選ぶことができますよ。
看護師と同じように夜勤専従になれば収入が上がります。ただし、利用者のサポートやケアなどをおこなううえでは、体力を使うハードな面もあることは覚えておきましょう。
HONDA YURIKA
資格がない場合は、介護士の補助業務として夜間の仕事に就く道もあります。清掃や使用した機器の消毒などが主な業務です。介護の資格取得を目指しながら職業経験を積めるので、介護の仕事でキャリアアップを目指していきたい人におすすめですね。
⑤ホテルスタッフ
ホテルスタッフに向いている人
- ホテルを利用する人のことを思って丁寧に業務に取り組める人
- 利用者のマニュアル外の要望にも柔軟に対応できる人
- チームプレイの仕事が多いからこそ協調性を持って業務に取り組める人
ホテルスタッフも夜勤の仕事の1つ。仕事内容は日勤とほぼ変わらず、顧客が快適に過ごせるようフロント対応や客室対応をおこないます。大勢のスタッフと仕事をするので、チームで協力して仕事を進めていくことがもとめられます。
資格などは必要なく、未経験の募集も多いので夜勤の仕事の中でも比較的目指しやすい職業です。
夜勤ならホテルの利用者は寝ている時間になるので、日勤に比べると顧客対応の時間が少なくなり、余裕を持って働きやすいのもメリットの1つといえます。
⑥コンビニや飲食店のスタッフ業務
コンビニや飲食店のスタッフ業務に向いている人
- コミュニケーション能力を活かして気持ちの良い接客ができる人
- 顧客に喜んでもらえるような相手目線の行動ができる人
- さまざまな顧客の要望に合わせた臨機応変な対応ができる人
夜勤の居酒屋やコンビニのスタッフも夜勤の仕事として選べる職種の1つ。コンビニであれば、商品購入のレジ打ちや品出しなどをおこないます。飲食店では料理の注文を取ったり、注文された料理を運んだりする仕事がメインです。
どちらも顧客への接客を求められる仕事ですが、夜間は日中に比べると顧客が少ないので、コミュニケーションをあまりとりたくない人にも向いているといえますよ。
MATSUSHITA KENTO
どちらの仕事も顧客を相手に業務をしていく必要があるので、相手目線で行動できる能力がもとめられますよ。
⑦清掃員
清掃員に向いている人
- 日常的に掃除や整理整頓をするのが好きで仕事に活かしたい人
- 階段の登り降りや中腰での作業なども耐えられる体力がある人
- 掃除した場所がきれいになっていくことにやりがいを感じる人
清掃員は未経験からでも始めやすい夜勤の仕事の1つです。オフィスビルや商業施設、駅など、清掃する現場は多岐にわたります。
掃除や整理整頓などが得意な人は、その経験を活かせる仕事です。個人で仕事を進めることが多いので、コミュニケーションをとる機会も少なく、人間関係に悩まされるケースは少ない傾向にあります。
YONEDA YUKI
年齢や性別、経歴など関係なく採用してくれる企業が多く、専門的なスキルももとめられにくいです。その代わりに、体を使った仕事になるので、体力に自信のある人におすすめの職種です。
⑧工場勤務
工場勤務に向いている人
- 部品製造など丁寧さをもとめられる作業にもじっくり取り組める人
- マニュアルをもとに黙々と作業をこなせる人
- 製品の組み立てや資材の梱包作業などもあるため体力や力に自信のある人
HONDA YURIKA
工場にて食品や製品などを管理したり、製造したりする夜勤の仕事です。求人も数多く出されている仕事なので、夜勤と言えば工場勤務をイメージする人も多いかもしれませんね。
業務内容はライン作業や検査、品質管理など多岐にわたります。ただ、どの業務も基本的にはマニュアルが用意されているので、決められた仕事をこなしていくことがもとめられます。目の前の作業に集中して取り組める人に向いている仕事ですね。
ただし、体を使う仕事ではあるので、体力に自信がある人におすすめの仕事です。また、一人で黙々と作業をする仕事になるので、コミュニケーションをあまりとらずに仕事をしたい人にもおすすめですよ。
⑨軽作業スタッフ
軽作業スタッフに向いている人
- 組み立てや検品など細かい作業にも集中して取り組める人
- 仕分けなどは量が多いためスピーディに作業をすることができる人
- キャリアや経験などに左右されることなく未経験から夜勤の仕事を目指したい人
軽作業では、食品加工や電化製品などの仕分けや組み立て、検品などをおこないます。慣れてしまえば淡々と進められる仕事が多いので、未経験からでも始めやすい夜勤の仕事ですよ。
組み立てや検品など細かい作業が多いので、それらの作業に集中して取り組める力がもとめられます。一定の体力は必要ですが、倉庫内の作業であれば重い荷物を持つことも少ないので、力仕事に自信のない人でも働けます。
ただし、未経験でも始めやすい仕事ということもあり、給与が高い仕事は少ない傾向にあります。逆を言えば、キャリアや学歴などに左右されることなく応募できる仕事なので、未経験から夜勤の仕事に就きたいという人におすすめです。
⑩ドライバー業務(タクシー・トラックなど)
ドライバー業務(タクシー・トラックなど)に向いている人
- 車の運転が好きで昼夜問わず何時間でも運転できる人
- 長時間誰とも関わらず一人でも黙々と作業ができる人
- 長時間の運転でも自分の体調管理をしっかりできる人
トラックやバス、タクシーの運転手も夜間に働くことができる仕事の1つですよ。運転が好きな人や一人で仕事をしたい人にとってはぴったりの仕事ですね。
トラックの運転手は中型または大型免許、バスの運転手は大型免許、タクシーの運転手は第二種の運転免許が必要になります。ただ資格を取得していない場合、取得まで補助してくれる会社もあります。
免許を取得すれば今後も活かせる強みにもなるので、仕事を選ぶ際は免許取得の補助があるかどうかも重要項目としてチェックしておきましょう。
MATSUSHITA KENTO
ただ夜間帯の運転になるので眠気を感じやすいことも。ドライバーを選ぶなら体調管理も大事な仕事であると覚えておきましょう。
⑪土木作業員
土木作業員に向いている人
- 暑さや寒さに強く外での体力仕事に耐えられる人
- 普段から周りに目を向けて状況をしっかりと把握できる人
- ものづくりが好きで機械を操作する仕事に興味がある人
道路工事や鉄道工事など、夜間にしかできない土木工事の作業員も夜勤の仕事として挙げられます。現場監督の指示を受けて材料を運んだり、機械を使って構造物を造っていく仕事です。
基本的にはシフト制で働くことになり、現場によって夜勤の頻度が変わってきます。夜勤の仕事は日勤よりも仕事の難易度が高いため、経験者の募集がほとんど。土木作業員で夜勤の仕事に就きたいなら、まずは日勤から経験を積み、夜勤の仕事を目指していくのがおすすめです。
YONEDA YUKI
体力的に厳しい仕事ですが、その分待遇が良いところも多いです。日払いや週払いにも対応している会社もありますよ。
⑫施工管理
施工管理に向いている人
- 土木の仕事の経験を積んでキャリアアップを目指したい人
- 図面のチェックや提出書類のチェックなど細かい作業が得意な人
- 長い勤務時間や休日出勤にも対応できる体力に自信のある人
土木作業員だけでなく、工事現場をまとめる施工管理の仕事にも夜勤がありますよ。特に鉄道工事はほとんどが夜勤になるので、鉄道系の建設会社に入社できれば夜勤の仕事を経験できるでしょう。
仕事内容は、現場の作業員を管理して構造物の完成を目指していきます。図面のチェックや行政に提出する書類の作成なども施工管理の仕事です。工事の進捗によっては休日出勤や残業なども発生します。
建設業界は人手不足なため、未経験からでも施工管理の仕事を募集している会社もあります。経験を積めば、現場を仕切る監督になれる可能性もありますよ。スキルを積んでキャリアアップをしていきたい人にはぴったりの仕事です。
⑬インフラエンジニア
インフラエンジニアに向いている人
- IT分野のスキルを身につけてエンジニアとしてキャリアアップをしたい人
- トラブルが起こっても慌てることなく柔軟な対応ができる人
- 長時間システムを監視する集中力が保てる人
HONDA YURIKA
実はインフラエンジニアには日勤だけでなく夜勤の仕事もあります。ネットワークやサーバーを管理するのが主な仕事で、夜間は保守管理やネットワークの監視をおこないます。
監視するのは24時間サービスを提供しているアプリやサイトなどが該当し、正常に作動しているか定期的にチェックします。もし何かトラブルがあった際に対応するのもインフラエンジニアの仕事になります。
エンジニアと聞くと忙しく高度なスキルがもとめられるように思うかもしれませんが、夜勤の仕事では高度な専門スキルがもとめられるケースは比較的少ないです。
基本的にはマニュアル通りに仕事を進める業務が多いので、エンジニアとしてキャリアを築いていきたい人は、最初の一歩として夜間業務から始めてみるのもおすすめですよ。
⑭警備員
警備員に向いている人
- 警備の仕事を通じて社会貢献をしたいと考えている人
- 長時間立ちっぱなしの仕事であるため体力に自信のある人
- 同じ作業が続いたとしても集中力を切らすことなく取り組める人
施設を見回りする警備員や工事現場の誘導をする交通誘導員も夜勤の仕事の1つ。施設における盗難や事故がないように防止するのがメインの仕事です。
特別なスキルが必要なく、年齢や性別問わず募集がされているので、未経験から夜勤の仕事にチャレンジしたい人におすすめですよ。また、夜間はオフィスに人がいないので、比較的ゆったりと仕事ができることもあります。
MATSUSHITA KENTO
一方で、仕事中は立ちっぱなしなので体力的な疲労を感じやすい仕事でもあります。体力に自信のない人や体調管理が苦手な人はつらく感じてしまうかもしれません。
⑮問い合わせメールの翻訳
問い合わせメールの翻訳に向いている人
- 外国語の翻訳スキルや外国語に関わる資格を持っている人
- 日常的に文章に触れる機会が多く読み書きが得意な人
- 専門的なスキルを活かして夜勤の仕事で働きたい人
YONEDA YUKI
海外からの問い合わせメールを翻訳する仕事にも夜勤があります。英語はもちろんのこと、それ以外の外国語の求人もありますよ。
外国語の翻訳というスキルがもとめられる仕事で、英検の取得やTOEICの点数が応募の条件になっている求人が多いです。その分給与が高い傾向にあるので、外国語のスキルを活かして働いていきたい人にはぴったりの仕事です。
夜勤の場合はシフト制の会社が多いです。生活リズムが崩れやすくなるので、勤務時間や勤務体系が自分の生活スタイルに合うかよく確認して応募するようにしましょう。
⑯電話カウンセリング
電話カウンセリングに向いている人
- 相談者の悩みに寄り添って問題解決をしていきたい人
- 人の話を根気よく聞ける傾聴力のある人
- 人の役に立つ仕事をしたいという情熱を持っている人
人生相談、いじめ相談などカウンセリングの電話対応にも夜勤の仕事がありますよ。さまざまな悩みを持つ相手の相談に乗り、悩みの解決を手伝います。
電話カウンセリングは相手の人生を変えてしまいかねない重要な仕事なので、経験者のカウンセラー募集がほとんどです。資格は臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士など、専門的な資格がもとめられることも。資格が必要ない仕事もありますが、待遇が下がるケースがほとんどです。
MATSUSHITA KENTO
カウンセラーは人とのコミュニケーションが大切な仕事です。相手と対話するのが得意な人に向いてる仕事と言えますね。
Adviser Comment アドバイザーからのコメント
HONDA YURIKA 本田 百合香
適性や興味、ライフスタイルなど総合的な判断が大切!
上記の通り、おすすめできる夜勤の仕事を紹介してきましたが、どんな仕事にも魅力的に見える部分と、地道に取り組む必要があったり、苦労する部分があるものです。
夜勤の仕事を検討する際には、それぞれの仕事のメリット・デメリットを把握し、あなたが仕事にもとめることの優先度や自分の適性、興味、ライフスタイルに合うかどうかを考慮することがとても大切ですよ。
「この仕事に決めた!」という最終的な判断は、全体的なバランスを考えて、本当に夜勤の仕事に就きたいと思えるかどうかを見極めてからにしてくださいね。
将来まで見すえた選び方が「自分に合う夜勤の仕事」の見極めにつながる!
夜勤の仕事を選ぶうえで、外してほしくない重要な視点があります。それは将来まで見すえたうえで、夜勤の仕事を選ぶのが大切だということ。
夜勤の仕事は日勤に比べて待遇の良い仕事が多い反面、体力がもとめられたり、健康面を気にしたりしながら働いていく必要があります。だからこそ、現在だけでなく将来まで考えたうえで、自分に合う夜勤の仕事を見つけていくことが重要です。
ここからは、将来の自分まで考えた夜勤の仕事を見極める方法や仕事の探し方を解説するので、解説する内容をもとに自分に合う夜勤の仕事を見つけていきましょう。
なりたい自分から考える! 自分に合う夜勤の仕事を見極める3ステップ
将来どんな自分になりたいですか? 今どうしたいかの基準で仕事を選ぶのももちろん良いですが、長い目で見て仕事を選ぶのもとても大切です。将来のことまで考えて、自分に合う夜勤の仕事を選んでいきましょう。
ここからは、自分に合う夜勤の仕事を見極めるためのステップを紹介していきます。自分の将来を考えたとき、なりたい自分に近づくためにはどんな夜勤の仕事が適しているのか見極めていきましょう。
Adviser Comment アドバイザーからのコメント
MATSUSHITA KENTO 松下 建都
将来のキャリアやライフスタイルをふまえて選択肢を見極めよう!
夜勤の仕事を選ぶ際には、体力的、健康的な視点から将来の自分を見据えることがとても重要です。というのも、夜勤の仕事は、夜寝て朝起きるという自然なリズムとは逆行するため、生活リズムや睡眠の質に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
健康は人生の基盤であり、将来の幸福と生活の質に直結する重要な要素。夜勤の仕事を選ぶ際には、あなたの健康状態や睡眠への影響は必ずチェックしてくださいね。
また、夜勤の特殊な生活スケジュールにより、社会的な制約や家庭生活への影響などが重なり、仕事の継続が困難になる場合もあります。
将来のキャリアやライフスタイルを考えるうえでも、長期的な持続性は重要な要素となります。夜勤の生活スタイルに適応できるか、それを継続していく意欲や対策を持っているかをよく考えてから判断しましょう。
①将来どんな自分になりたいのか具体的に書き出してみる
まず大切なのは、ゴールとなるなりたい自分を決めることです。とはいっても、なりたい自分がそう簡単に見つからない人もいるでしょう。
そんな人は「なりたい自分像」を具体的に書き出してみるのがおすすめです。頭の中で考えているだけではイメージがぼんやりしてしまうので、紙に書いてみることではっきりとした将来の自分像を描けるようになりますよ。
なりたい自分像の例
- その場で考えるのが苦手なのでルーティンワークな仕事がしたい
- パソコンが好きだからパソコンスキルを活かした仕事がしたい
- 自分の長所である計画力を活かした仕事で働き続けたい
- リーダーとして活躍したいからマネジメント経験を積みたい
HONDA YURIKA
なりたい自分像が見えてくると将来に向けてどんな仕事を目指すべきかわかるので、迷わず仕事を選べるようになりますよ。
②イメージした将来に夜勤の仕事が適しているか考える
YONEDA YUKI
将来がイメージできた後は、夜勤の仕事がその将来に適しているのか考えてみましょう。もしかすると、イメージした将来に合う仕事は、夜勤の仕事ではないかもしれませんよ。
たとえば、チームをまとめる仕事をやりたいとイメージし、マネジメント経験を積みたいと考えたとします。
夜勤の仕事の多くは、ルーティンワークが多く、誰かをまとめるような業務は日勤の仕事に比べて少ないので、日勤の仕事の方がチャンスが多いかもしれません。
逆にルーティンワークが得意で、やることが決まっている仕事をやり続けたいと思うのであれば、夜勤の仕事はぴったり当てはまりますよね。
このように、なりたい自分像に夜勤の仕事が本当に適しているのか今一度考えてみましょう。
③なりたい自分に近づける環境に一番適した夜勤の仕事を考える
HONDA YURIKA
なりたい自分像に夜勤が合っているとわかった後は、どの夜勤の仕事なら将来像に近づけそうかということを考えていきます。
先ほど解説したとおり、夜勤にもさまざまな仕事があります。手に職をつけたいならエンジニアとして夜勤から経験を積むのも良いですし、人と話す仕事で働き続けたいと思うなら、カウンセラーを選ぶのも良いかもしれませんね。
夜勤の仕事を選ぶうえでは待遇や賃金なども大事な要素ですが、将来まで見据えてどんな仕事が適しているかという視点を持ち、もっとも適した夜勤の仕事を見つけるようにしましょう。
夜勤の仕事を見つける際に確認すべき3つのポイント
実際に夜勤の仕事を探してみて、自分に合う仕事が見つかればすぐに応募したくなりますよね。
ただ、応募する求人の内容をしっかりと確認しておかないと、入社してから理想としていた仕事とのギャップを感じ、後悔してしまうかもしれません。それだけは嫌ですよね。
そこで、求人を見つけたときまず確認しておきたい3つのポイントを解説していきます。解説するポイントを参考にして、自分にぴったり合う夜勤の仕事を見つけていきましょう。
①自分のもとめている仕事内容かどうか
チェックしておくべき要素
- 担当する仕事の範囲には何が含まれるか
- やりたい仕事がメインで取り組める求人内容か
まず確認しておきたいのが、応募する求人の仕事内容です。仕事内容を見るのは当たり前に感じるかもしれませんが、どこまでの仕事が担当範囲かという点は確認しておきたいポイントです。
たとえば、病院の医療事務の求人では、仕事内容をよく見てみると経理業務が入っていることがあります。入社してから仕事内容がもとめていたものと違ったとなると、ギャップを感じて辞めてしまう原因にもなります。
MATSUSHITA KENTO
待遇や勤務地だけで仕事を選ぶのではなく、自分がやりたい仕事に合っているかよく確認してくださいね。
②雇用形態が自分のもとめている形態か
チェックしておくべき要素
- 自分がもとめている働き方に合う雇用形態か
- 将来なりたい自分につながる雇用形態か
夜勤の仕事は一時的にもとめられる仕事も多く、その雇用形態はさまざまです。正社員やアルバイトだけでなく、1年契約などの期間を設けて働く契約社員や派遣元に命じられた勤務先で働く派遣勤務などもあります。
自分はどの雇用形態が合っているのか迷ってしまう人は、夜勤の仕事に就く目的をはっきりさせて選ぶのがおすすめです。
たとえば、同じ環境で長く働きたいのであれば正社員が合っていますし、そうではなく一時的にお金を稼ぎたいのであれば、アルバイトでがっつり働くという選択肢もあります。
夜勤の仕事は雇用形態が多様にあるからこそ、将来のなりたい自分につながる雇用形態がどれなのか決めたうえで応募するようにしましょう。
それでも働き方に迷う場合は、いきなり正社員を目指すのではなく、非正規雇用から正社員登用を目指すルートもありますよ。以下の記事で解説しているので参考にしてみてくださいね。
正社員登用とは? リアルな利用実態から状況別の対策リストを大公開
Adviser Comment アドバイザーからのコメント
HONDA YURIKA 本田 百合香
雇用形態が自分のもとめている働き方にマッチしているか慎重に見極めよう!
自分が本当に働きたい職種であっても、雇用形態が自分のもとめている働き方と合わない場合、結果的に不満を抱える原因になり、早期離職につながる可能性があります。
雇用形態は、働く条件や待遇、労働時間、雇用保険、福利厚生などに大きな影響を与えるもの。たとえば正社員とアルバイトとでは、どうしても待遇に差が出てきてしまいます。
もしあなたが正社員として働くことを前提としていたにもかかわらず、「働きたい会社だから」とアルバイトとして働くことになった場合、経済的な不安定感や、待遇面、キャリアの制約などに不満を感じてしまうかもしれません。
本当に働きたい職種であってもそのような状態では不満やストレスが積もり、長期的には続けられない可能性も。そのような不一致がないように「雇用形態が自分のもとめている働き方か」など条件の見極めは慎重にしてくださいね。
③募集条件に自分が当てはまっているか
チェックしておくべき要素
- 応募条件に自分が当てはまっているか
- 資格や経験などで待遇アップが狙えないか
MATSUSHITA KENTO
夜勤の仕事は未経験歓迎の仕事が多いですが、なかには募集条件が決まっている仕事もあるので注意してくださいね。
夜勤の仕事には資格が応募条件になっているものもあります。たとえば、看護師の仕事に就くなら看護師の国家試験に合格している必要がありますし、土木作業員は経験者のみが採用の場合があります。
せっかく応募しても条件に当てはまっていなければ採用されることはないので、応募条件もしっかりチェックするようにしましょう。
また、必須条件ではなく、歓迎条件が設定されている場合もあります。資格を保有していたり、経験があったりすると賃金がアップするケースもあるので、そちらもチェックするようにしてくださいね。
さまざまな手段を駆使! 自分に合った夜勤の仕事を見つける方法
YONEDA YUKI
夜勤の仕事を見つける方法はたくさんあります。さまざまな手段を使って、自分に合った仕事を見つけていきましょう。
実際に夜勤の仕事はどうやって見つけたらいいのか? これもまた気になる部分ですよね。夜勤の仕事は、インターネットで探すこともできますが、方法はそれだけではありません。自分で見つけ出すだけでなく、相談しながら見つけられるサービスなどもあります。
数ある夜勤の仕事から自分に合った仕事を見つけるためにも、夜勤の求人を探す手段を理解していきましょう。
就職サイトから「深夜・夜勤の仕事」で求人を探す
就職サイトで探すメリット
- さまざまな企業の夜勤の仕事を比較、検討できる
- 条件を絞って仕事を探すこともできる
求人サイトで「深夜・夜勤の仕事」と入力して検索すれば夜勤の仕事を探すことができます。働き方もアルバイトから正社員まで幅広く求人が出ているので、自分がもとめている働き方の求人もチェックできますよ。
また、業界や仕事内容を絞れるサイトも多いので、夜勤の仕事の中でも特定の仕事を見つけることも可能です。
HONDA YURIKA
数多くの会社から求人が出ているので、条件や待遇などを比較しながら探すことができます。自分により合った求人を探しやすい方法といえますね。
就職エージェントを活用して夜勤の仕事について相談してみる
就職エージェントを活用するメリット
- 書類選考、面接対策などのアドバイスをしてくれる
- 話を聞いたうえで自分に合う夜勤の仕事を紹介してくれる
夜勤の仕事を探す方法として、エージェントサービスを活用するのもおすすめです。就職エージェントはこれまで何人もの就職支援をおこなっており、就活に関する専門知識を備えています。
MATSUSHITA KENTO
就職エージェントに相談すれば、仕事の紹介のみならず、どんな夜勤の仕事が自分に合っているかプロの視点からアドバイスがもらえますよ。
ハローワークに相談して求人を見つけてもらう
ハローワークを活用するメリット
- 求人紹介や就活サポートを受けられる
- インターネットサービスから求人を探すこともできる
YONEDA YUKI
ハローワークでも夜勤の求人を探すことができます。ハローワークは全国各地に設置されており、求職者への求人紹介や就活のサポートをしています。
求人サイトと違い、ハローワークの職員が相談に乗りながら仕事を探してくれるうえに、面接の受け方や書類作成のアドバイスなども手伝ってくれます。ハローワークが近隣にある場合は、手厚いサービスを受けられるのでぜひ活用してみてください。
また、ハローワークインターネットサービスに登録すれば、ハローワークで取り扱っている求人をインターネットから探すことも可能ですよ。
ハローワークの詳しい活用方法については以下の記事で解説しています。上手な使い方を理解して就活を有利に進めていきましょう。
ハローワークとは? 使い方や就活に役立つ8つのサービスを徹底解説
友人や知人から夜勤の仕事を紹介してもらう
友人や知人から夜勤の仕事を紹介してもらうメリット
- 事前に情報を聞けるのでミスマッチが起こりにくい
- 友人が満足している会社で働ける可能性が高くなる
夜勤の仕事を探すには、友人や知人から教えてもらう方法もあります。夜勤は人が集まりづらく人手に困っている企業も多いので、夜勤の仕事をしている友人や知人から紹介してもらい、入社することは十分可能です。
友人や知人から仕事に関する情報を聞くこともできるので、入社してからのギャップを感じにくく、ミスマッチを防ぎやすいというメリットもあります。
友人や知人が魅力を感じる会社だからこそ紹介している可能性も高いので、知らない会社の夜勤の仕事に就くよりも安心感がありますよね。
仕事の見極め方を理解して将来の自分につながる夜勤の仕事に就こう!
夜勤の仕事に就きたい人に向けて、おすすめの仕事内容や自分に合った夜勤の仕事の見極め方など、将来まで見すえた夜勤の仕事の選び方について解説してきました。
夜勤の仕事は日勤の仕事よりも待遇が多い仕事もある反面、将来的に長く続けられるかがポイントとなってくるため、なりたい自分に向けてどんな仕事を選ぶのかがとても重要です。
ここまで解説してきた仕事の見極め方を理解できれば、自分が望む将来像に向けた仕事に就くことができますよ。自分の将来を描いてみて、なりたい自分を目指せる夜勤の仕事を見つけましょう。
- 記事の編集責任者
- 今井 祐大セカンドエージェントG マネージャー