履歴書の職歴欄はアルバイトを書いてOK! パターン別書き方例7選

この記事のアドバイザー

履歴書の職歴でアルバイト経験を一番魅力的に書く方法

目次

  1. 履歴書の職歴欄にアルバイトを書く際の基本をテンプレを参考に理解しよう!
  2. 履歴書を書く前に要チェック! 「職歴」に関しての基礎知識
  3. 今までしてきた仕事の経歴を意味する「職歴」
  4. アルバイト経験も職歴には書ける
  5. 正社員経歴と違い長く続けたアルバイトでも職歴に書く決まりはない
  6. 履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書くうえで覚えておきたいこと
  7. あえてアルバイト経験を書いたことを不安視される可能性がある
  8. アルバイト経験を書くなら情報を並べるだけでなくアピールにつなげる
  9. 面接ではほぼ確実に職歴にアルバイトを書いた理由を聞かれる 
  10. 基本を押さえよう! 履歴書の職歴欄を書くときの5つのポイント
  11. 職歴欄を空欄にするのは避ける
  12. 学歴も高校入学以降から忘れずに記入する
  13. 職歴は雇用形態まで明記する
  14. 企業名・部署・職種は正式名称で記入する
  15. 「入社」「退職」を記入する
  16. パターン別の記入例7選! 職歴としてのアルバイトの書き方をマスターしよう
  17. ①基本的なアルバイト経歴の書き方
  18. ②1つのアルバイトを長く続けていた場合 
  19. ③短期間のアルバイトが多い場合 
  20. ④多数のアルバイトを経験している場合 
  21. ⑤同時期に複数のアルバイトを掛け持ちしていた場合
  22. ⑥正社員歴+アルバイト歴を書く場合
  23. ⑦登録制のアルバイトを書く場合
  24. 職歴にアルバイトを書くなら+αのアピールを添えてマイナス印象をカバーしよう! 
  25. 職歴にアルバイトを書く際に活用したい履歴書の活用法3選!
  26. 職歴|アルバイトを書くときは仕事内容を添えて能力をアピール!
  27. 自己PR|アルバイト経験から得たスキルを書いて意欲的な姿勢をアピール! 
  28. 志望動機|スキルを入社後にどう活かしたいかを書いて成長性をアピール! 
  29. 職務経歴書で差をつける! 選考通過を後押しするテクニック4選
  30. ①職歴|志望企業での仕事と共通する職務は必ず記載
  31. ②仕事内容|簡単に実績も添える
  32. ③実績|数値をふまえた具体的な成果をアピール
  33. ④自己PR|成果を出すためにした努力を伝える
  34. 履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書く際のポイントを押さえて選考突破しよう! 

履歴書の職歴欄にアルバイトを書く際の基本をテンプレを参考に理解しよう!

履歴書の職歴にアルバイトを書く時に抱きがちな悩み

履歴書の職歴にアルバイト経験を書いていいのか悩んでいる人から、よくこんな相談をもらいます。正社員として働いた経験がなかったり、アルバイトでスキルを身に付けたことをアピールしたい場合、どうすれば良いのか悩んでしまいますよね。

基本的には、履歴書の職歴にアルバイト経験を書くこと自体は問題ありません。ただ多くの人が正社員の経歴を書くところにアルバイトの経歴を書くので、企業から「どうしてだろう?」と不安や疑問を抱かれる可能性はあります。

大切なのは、アルバイトの職歴をただの情報にせず、アピールにつなげることです。この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えて履歴書の職歴にアルバイト経験を書くときのポイントや、実際の書き方を解説します。一緒にコツを押さえて就活を一歩前進させましょう。

履歴書を書く前に要チェック! 「職歴」に関しての基礎知識

履歴書を書く前に、そもそも職歴が何かをあなたは正しく理解できているでしょうか? 職歴についての理解が深まっていない状態では、的外れなことを書いてしまったり、社会人としてのマナーについて不安を抱かれる可能性があります。

職歴とは何なのか、基礎知識を改めてここで確認してみましょう。

今までしてきた仕事の経歴を意味する「職歴」

職歴とは、職務経歴を省略した言葉です。その名の通り、今まで就いた職業の経歴を表します。

採用担当者は多くの場合履歴書の職歴欄を見て、応募者がこれまでの仕事でどんなスキルを身に付けたのか、どんな実績があるのかを確認しています

米田 有希

米田 有希

採用担当者は、その人の職歴を知ることで入社後にどんな活躍をしてくれるのか、どの程度の成長を見込めるのかを判断している場合が多いですよ。

職歴
  • 「職務経歴」を省略した言葉。今まで就いた職業の経歴を表す

アルバイト経験も職歴には書ける

アルバイト経験を職歴として書くことはできます。ただ、正社員としての職歴を書くのが一般的なので、アピールにはなりにくいことは覚えておきましょう

ただ、一概にイメージダウンになるとは言い切れません。場合によってはアルバイトを書くことでアピールにつなげられたり、イメージダウンをカバーできる可能性もありますよ。

アルバイト経験を書いてもイメージダウンになりにくい場合
  • 長期間意欲的に取り組んでいた場合
  • 志望企業にアピールできる経験やスキルが身に付いた場合
  • 前職を退職してからの空白期間が多い場合
松下 建都

松下 建都

アルバイト経験を書くときは、それが本当にあなたの経歴を魅力的に見せてくれるかどうかを考えてみましょう。書類選考突破の可能性を上げるために、少しでもイメージダウンを防ぐための工夫は必要ですよ。

大学を卒業後、正社員として働いていない人のことを「既卒」と言います。既卒の就活に役立つ情報はこちらの記事にあるので、併せて参考にしてみてください。

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本田 百合香

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志望企業に関連性のあるアルバイト経歴はアピールにつなげやすい!

たとえば飲食店でアルバイトをしており、その経験を活かして飲食関係の業界に進んだり、チェーンなど同じグループの会社に応募するのであれば、現場経験やアルバイトの視点を持っていることをアピールできます。

また、そのほかにも販売員としてのアルバイト経験があり、それを活かして小売店に応募をするなど、同業種にチャレンジする場合には職歴にアルバイトの経歴を書いてもイメージダウンにはならない可能性があります。なかにはアルバイトでも営業職に挑戦できる職種もあり、その実績を評価してもらえるケースも考えられます。

志望する企業や職種に深く関係のあるアルバイト経歴をアピールすることで、好印象につなげられる可能性は十分にありますよ。

正社員経歴と違い長く続けたアルバイトでも職歴に書く決まりはない

履歴書にはルールがあり、正社員の経歴は省略せずにすべて職歴として正しく書かなければいけません。一方でアルバイトの経歴は、どんなに長く働いていたとしても書かなければいけないという決まりはありません

松下 建都

松下 建都

ただ、アルバイトを長く続けていたとして、それを書かなかった場合はそれだけ経歴に空白期間ができます。その空白期間が気になるなら、アルバイト経験を職歴として書くのも選択肢の一つです。

履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書くうえで覚えておきたいこと

履歴書の職歴欄にアルバイト経歴を書くとどうなる?

履歴書の職歴欄にアルバイトだけを書くことはあまり一般的ではありません。一概には言えませんが、企業によっては「アルバイト経験以外に書けることはないのだろうか」と、経歴について不安に感じる可能性もあります。

ここからは、履歴書の職歴欄にアルバイトの経歴を書くときに覚えておきたいことを解説します。しっかりと確認し、具体的にはどんな対策が必要なのかを知りましょう。

あえてアルバイト経験を書いたことを不安視される可能性がある

●アルバイトをしていた理由を納得感をもって伝えられるようにしよう!

職歴には基本的に正社員経験を書くもの。あえてアルバイトの経歴を書いたのはなぜか、どんな事情があるのか面接官に疑問に思われたり、不安視される可能性があることは覚えておきましょう。

大切なのはアルバイトをしていた理由や、履歴書に書いた理由をきちんと答えられるようにしておくことです。そこに納得感があるかどうか、アピールにつなげられるかどうかがあなたの印象を決めるカギですよ。

米田 有希

米田 有希

アルバイトの経歴をアピールするなら、身に付いたスキルや仕事内容の説明を取り入れることが大切です。この先の内容で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

アルバイト経験を書くなら情報を並べるだけでなくアピールにつなげる

●仕事内容や身についたスキルについて一言添えよう! 

アルバイト経歴を書く時、ただ情報として並べていては「他に書ける経歴がないのかな」という企業側の不安をカバーできません。

アルバイトの経歴を書いた履歴書で書類選考突破を目指すなら、採用担当者の目に留まる、ぱっと見でもわかるアピールを添えましょう

詳しい書き方はこの先の内容で画像つきで解説しています。そちらもぜひ確認してみてくださいね。

本田 百合香

本田 百合香

内定へと駒を進めるためには、まず書類選考の突破が必要ですよね。履歴書の時点でも気を抜かず、抜かりない対策が必須ですよ。

面接ではほぼ確実に職歴にアルバイトを書いた理由を聞かれる 

●職歴に関する想定質問には確実に対策しておこう! 

書類選考を通過できたとしても気は抜けません。履歴書に職歴としてアルバイトの経歴を書いた場合、面接ではほぼ確実に職歴について質問をされるので、しっかりと対策を固めておきましょう。

特にあらかじめ聞かれると想定できる質問には、面接官が納得できるはっきりとした回答を用意しておいてくださいね

面接で想定される質問
  • 「職歴がアルバイトしかないのはなぜですか? 」
  • 「これまで長い間アルバイトをしていたのはなぜですか? 」
  • 「これらのアルバイトをしていて身に付いたものはなんですか? 」  
  • 「短期間にアルバイトを変えている理由はなんですか? 」

松下 建都

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ネガティブな理由でアルバイトをしていた場合は前向きな表現に言い換えよう

職歴に書いたアルバイト経験について聞いた際に、「仕事をしたくなかった」「就活が嫌になった」などのネガティブな回答をする人を採用しようと考える企業はなかなかありませんよね。もしそんなネガティブな理由から就職をしなかったとしたら、その理由はできるだけポジティブなものに変換して伝える必要があります。

たとえば職歴にアルバイトしかないことを問われた場合であれば 「挑戦していることがあり、その時間を確保するために時間のコントロールが効くアルバイトを選んだ」 のように伝えてみると、面接官の心象が変わるかもしれません。

アルバイトといえど、その経験自体はしっかりと働いていたことを示すアピール材料の1つと捉えて、それを選んだのには前向きな理由があること、着実に仕事をこなしていたということを伝えるのが大切です。

基本を押さえよう! 履歴書の職歴欄を書くときの5つのポイント

履歴書の職歴欄を書くときの大前提

履歴書には、社会人としての最低限のマナーが身に付いているかどうかも現れるため、企業もしっかりとチェックしています。ただ情報を伝えるだけでなく、しっかりとマナーに沿った書類が書けることをアピールするのも、印象アップを狙ううえでは大切ですよ。

ここからは、履歴書の職歴欄を書くうえで意識しておきたいポイントについて解説していきます。

職歴欄を空欄にするのは避ける

履歴書の職歴欄を空欄にするのは避けましょう。社会人としての基礎知識が身に付いていないと思われ、イメージダウンにつながってしまうかもしれません応募者が多い企業だと、履歴書に不備があるだけで「書類不備」ということで不採用とされてしまう可能性もありますよ

本田 百合香

本田 百合香

履歴書はできる限り埋めた方が印象が良くなります。ただ、本当に書けるようなことがないときは「なし」としっかり書いておきましょう。

米田 有希

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「職歴なし」の場合は仕事をしていなかった理由を深掘りしよう

職歴なしと履歴書に記載している場合、面接官も「どういった理由があってのことだろう」と疑問に思うので、ほぼ確実に質問されるでしょう。少しでも印象アップを狙うなら、その選択をした背景を伝えることが大切です。

どういった理由があってその選択をして、職歴がない期間はなにをしていたのか、具体的に掘り下げておけば面接で深掘りされても焦らず対応することができますし、面接官も納得できる回答も作れるので、少なくともマイナスイメージが残ってしまうことは避けられるでしょう。

ほかにも日本全国や世界各国を旅していたなど、通常の会社員では体験できないことをしていたというインパクトのある経歴であれば、入社後のイノベーションに期待をしてもらえる可能性もあります。

職歴がない場合の書き方や、その際の注意点はこちらの記事でも詳しく解説していますよ。

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学歴も高校入学以降から忘れずに記入する

履歴書の学歴の書き方

履歴書を書くときは、学歴も忘れずに記入しましょう。企業はあなたのこれまでの学歴を見て、どんなことに興味があったのか、何を学んできたのか、どの程度の能力があるのかをある程度判断している場合があります

特に大学に通っていた場合は、学部や学科もしっかりと正式名称で記入しておきましょう

職歴は雇用形態まで明記する

アルバイト経歴の書き方

アルバイトの経歴を書くときは、それがアルバイトとして働いていたものであることがわかるように記入しましょう

アルバイトとして働いていたことが明記されていない場合、正社員として働いていたとみなされます。面接の場で「実は正社員じゃなくてアルバイトなんです」と伝えると、少なからず印象が下がってしまう可能性もあります。

米田 有希

米田 有希

正社員として働いた経歴があるかどうかは、雇用保険などからそのうちわかってしまうこと。後からばれてしまうと経歴詐称として処分が課される場合もあるので、明記することは忘れないでくださいね。

企業名・部署・職種は正式名称で記入する

企業名・部署・職種は正式名称で記入する

それまで働いていた企業やアルバイト先については、企業名、部署、職種を正式名称で記入しましょう。

略称で書いてしまうと、今まであなたが何をしていたのかが採用担当者に伝わりません。もし志望企業へのアピールになる仕事をしていたとしても、ぱっと見たときにわからなければ意味がなくなってしまう可能性があります。

松下 建都

松下 建都

履歴書は公的な書類になるため、そもそも正式名称で記入するのが基本ということも覚えておきましょう。

「入社」「退職」を記入する

「入社」「退職」を記入する

それまで働いていた企業やアルバイト先を書くときは、入社した時期や退職した時期、まだ働いているなら在職中であることがわかるように書きましょう。

基本的なマナーなのはもちろん、企業はあなたがどれくらいの期間1つの仕事を続けていたのかを見て、将来的に長く仕事を続けていける見込みがあるのかどうかを判断している場合があります

本田 百合香

本田 百合香

長い間意欲を持って取り組んでいたアルバイトがあれば、ここでアピールをすることで好印象を狙える可能性がありますよ。

パターン別の記入例7選! 職歴としてのアルバイトの書き方をマスターしよう

履歴書を書くにしても、正社員経験はあるか、アルバイトはどれくらいしていたかによって書き方は違ってきます。

ここからは、パターン別の7つの記入例を画像つきで紹介していきます。あなたの経歴はどの書き方が良いのかを確認し、好印象に映りやすい履歴書を作りましょう。

①基本的なアルバイト経歴の書き方

基本的なアルバイト経歴の書き方

まずは基本的なアルバイト経歴の書き方から確認しましょうアルバイトの経歴を書くときは、企業名、部署(職種)名に続けて、1~2行程度で仕事内容や身に付けたスキルを書いておくのがおすすめです

米田 有希

米田 有希

手書きの場合は、文字はていねいに書いてくださいね。字を書くのが得意でなくても、ていねいに書こうとした気持ちはしっかりと採用担当者に伝わります。

②1つのアルバイトを長く続けていた場合 

1つのアルバイトを長く続けていた場合

志望企業に応募するまで、1つのアルバイトを長く続けていた場合は、身に付けたスキルや実績、仕事内容を記載しておくのがおすすめです。あまり長くなりすぎると読みにくくなってしまうので、2~4行程度を基準にすると良いでしょう。

松下 建都

松下 建都

この時点ではアピールしたいことを書くのではなく、身に付けたスキルや実績、仕事内容についての事実だけを書いてくださいね。

③短期間のアルバイトが多い場合 

短期間のアルバイトが多い場合

志望企業に応募するまでにアルバイトを短期間で乗り換えたり、単発バイトをしていた経験がある場合は、できるだけ長く続けていたものをピックアップして記入するのがおすすめです

すべてのアルバイトを正確に書かなければいけない決まりはありません。もし1カ月未満など短期間だけしていたアルバイトを書いてしまうと、早期離職の可能性があると不安に思われてしまう可能性があります。アルバイト経験を書く際は続けていた期間も含め検討しましょう。

本田 百合香

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自己都合ですぐに辞めてしまったアルバイトは書かない方が無難

1カ月未満で辞めてしまっているなど、長続きせず短期間でアルバイトを退職している場合、やはり履歴書を見る側からすると印象は悪くなってしまいます。

アルバイト先が倒産してしまったなど、自分の力ではどうすることもできないケースの場合は記載しても問題はないですが、単純に仕事が嫌になってしまった、問題を起こしたなどの理由ですぐに辞めたという場合は、記載は避けておくのが無難です。

ただ次のアルバイトがすぐに決まっているのであれば、空白期間が長引くよりは働く意欲があるととらえられる可能性もありますよ。

④多数のアルバイトを経験している場合 

もしこれまでにたくさんのアルバイトを経験しているなら、それをすべて書いてしまうと職歴欄に収まらない場合があります。

多くても3つ程度に絞り、応募先の企業と同じような職種のものや入社後に役立つスキルを身に付けたもの、長く続けていたものをピックアップして書きましょう

米田 有希

米田 有希

多くのアルバイト経歴を書くと「短期間で辞めてアルバイトを転々としていたのかも」と不安を抱かれてしまうかもしれません。入社後も長続きしないのでは、と懸念されてしまいかねないので、記入するものはアピールしやすいものに限定しましょう。

⑤同時期に複数のアルバイトを掛け持ちしていた場合

同時期に複数のアルバイトを掛け持ちしていた場合

アルバイトの掛け持ちをしていた場合の書き方について厳密な決まりはありませんが、おすすめは1社につき1行でまとめる書き方です。すっきりとして見やすくなりますよ。

松下 建都

松下 建都

下の行に仕事内容などを書いてもごちゃごちゃとした印象になりにくいので、採用担当者に効果的にアピールしやすくなります。

⑥正社員歴+アルバイト歴を書く場合

正社員歴+アルバイト歴を書く場合

過去に正社員として働いていた経歴があるなら、それを忘れずに記入しましょう

正社員として働いてから志望企業に応募するまでにブランクがある場合は、アルバイト経歴を書くことで空白期間を埋めることができます。アルバイト先での経験が入社後に役立つなら、アピールにもなりますよ。

本田 百合香

本田 百合香

正社員として働いた経験があるうえでアルバイトの経歴を書くときは、それぞれが正社員だったのかアルバイトだったのかがわかるように、最後に(正社員)(アルバイト)と明記しておきましょう。

⑦登録制のアルバイトを書く場合

登録制のアルバイトを書く場合

派遣のような登録制のアルバイトをしていた場合は、実際に働いていた派遣先の企業ではなく、登録した派遣元の企業名を書きましょう

仕事内容は派遣先によって違うので、主に取り組んでいた仕事を書くのがおすすめです。そのなかで身に付いたスキルがあれば、それも一緒に書いておくとアピールにつながりますよ。

米田 有希

米田 有希

多くの登録制アルバイトは単発のものが多いです。たくさんの企業を経験した分、ほかの人にはない柔軟性や視野の広さをアピールできる場合があります。

職歴にアルバイトを書くなら+αのアピールを添えてマイナス印象をカバーしよう! 

職務経歴書でスキルや実績をアピールして印象アップ!

履歴書の職歴は、これまであなたがしてきた仕事を伝えてどんな能力を持っているのかを伝えるものです。任せられる仕事の幅が広かったり、責任ある仕事をしていた経歴があれば、それだけでもアピールになります。

一方、アルバイトの経歴は、そこに書くだけでアピールになるようなものはなかなかありません。採用担当者も「わざわざアルバイトの経歴を書くのはどうしてだろう」「何か問題があるのかな」と不安に思うこともあるでしょう。

そんなマイナスなイメージをカバーするには、職歴の書き方を工夫するのはもちろん、職務経歴書を添えてさらに詳しくアピールしたり、自己PRや志望動機の項目でもしっかりとアルバイト経歴についてのアピールをすることが効果的ですよ

職歴にアルバイトを書く際に活用したい履歴書の活用法3選!

書類選考通過に導く履歴書の使い方

アルバイト経験を履歴書の職歴に書くなら、ただの事実として記載するだけでなく、その経験をいかにアピールにつなげていくかが重要です。そこでここからは、アルバイト経験を職歴欄に加えて、履歴書全体を活かしてアピールにつなげていく方法を解説します。

アルバイト経歴によるマイナスイメージをカバーし書類選考を通過するためにも、ここでしっかりと履歴書で魅力をアピールする方法を確認してくださいね。

職歴|アルバイトを書くときは仕事内容を添えて能力をアピール!

職歴には、簡単に仕事内容を添えることでこれまでしていた仕事の幅広さ、仕事を任されていた実績を伝えましょう

新人教育などをしていればマネジメント経験のアピールになりますし、管理業務を任されていればそれだけ仕事にまじめに取り組み、信頼されていた証明にもなります。

本田 百合香

本田 百合香

もし業務について書ききれないことがあれば、「詳細は職務経歴書に記載します」などの文言を添えて職務経歴書へ誘導しましょう。

松下 建都

キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる

マネジメント経験や管理業務に携わった経験はアピールになりやすい

ほかのアルバイトをまとめるポジションやシフト管理などの管理業務を任されていた場合は、アピールにつなげやすくなります。

現場のコントロール能力や新人教育、慣れてきたアルバイトに教育を任せ、トラブルや悩みに関しては自分が引き受けていたなど、新人だけでなく中間層の育成にもかかわっていたことをアピールするのも1つの手です。

具体例でいえば、営業職であればアポイントを取るコールセンターのアルバイトでのアポイント率、訪問販売での成約率などをアピールすることで、営業職においての下地があることを面接官に伝えることができます。

また、コールセンターであれば相談や苦情窓口対応などをおこなった経験を持つ人もいるかもしれません。その場合、対応力の高さを強みとしてアピールできる場合もあります。志望企業に刺さりそうな経験があるなら、積極的に押し出していきましょう。

自己PR|アルバイト経験から得たスキルを書いて意欲的な姿勢をアピール! 

履歴書の自己PRでは、アルバイトをしていたなかで得たスキルを書きましょう。アルバイトで積極的なスキル習得を目指して努力した姿勢は、必ず企業にも評価されます。入社後も同じように意欲的に働くイメージを持ってもらいやすくなりますよ

本田 百合香

本田 百合香

とはいえ自己PRなので、あなたが入社後どれだけ企業に貢献できるかをアピールするのが目的です。スキルはできるだけ入社後に役立つものを書いてくださいね。

自己PR欄の書き方例

私はこれまで従事していたコンビニエンスストアでのアルバイトを通し、常に顧客目線に立った対応のできるコミュニケーション能力を身に付けました。

「また来たい」と思っていただけるよう、常に笑顔や言葉選び、同じ目線に立った対応をすることを心掛けていたこの経験は、御社での営業の仕事にも必ず活かせるものと考えています。

志望動機|スキルを入社後にどう活かしたいかを書いて成長性をアピール! 

志望動機の項目には、身に付けたスキルを具体的にはどのように活かしたいかを書きましょう。志望企業に入社できた場合について考え、あなたがどのように活躍しているのかをできるだけ細かくイメージしてみるのがコツです

米田 有希

米田 有希

あくまで志望動機なので、あなたがその企業で働きたいと思ったきっかけとスキルに関連性を持たせることを意識してみてくださいね。

志望動機の書き方例

私が御社を志望したのは、「お客様の笑顔第一」の社訓に共感を覚えたためです。私はこれまでの試食販売のアルバイトで常に顧客の満足度向上を追求していたので、その経験を活かして仕事ができると思いました。

御社での営業の仕事を通し、顧客の目線に立ったコミュニケーションを取り、かかわった人に笑顔と満足をお届けしたいと思っています。

職務経歴書で差をつける! 選考通過を後押しするテクニック4選

選考通過を後押しする職務経歴書テクニック4選

履歴書に記入できる情報は、必要最低限のものです。仕事内容やそこで得た経験、スキルについては、職務経歴書に詳しく記入しましょう。

書類選考を通過するには、この職務経歴書を駆使してどれだけ魅力を伝えられるかがカギとなります。ここで採用担当者の印象に残るような、あなたの魅力を最大限に伝えられる書き方を身に付けて書類選考を通過しましょう。

①職歴|志望企業での仕事と共通する職務は必ず記載

職務経歴書には志望企業と共通する職務を記載

履歴書で省略した仕事内容があれば、職務経歴書の職歴欄に書いておきましょう。またその際に志望企業での仕事と共通するものがあれば、履歴書と内容が被ってしまったとしても必ず書いてくださいね。

松下 建都

松下 建都

職歴は、あなたのこれまでの頑張りを伝える大切な項目です。アルバイトであっても十分にアピールすることはできるので、できるだけ詳しく記入してくださいね。

②仕事内容|簡単に実績も添える

職歴欄に書いた仕事で何らかの実績を挙げた場合は、それも忘れずに記入しておきましょう

任されていた仕事の内容でももちろんアピールはできますが、採用担当者が見たいのはあなたがこれまでどんな努力をし、どんな実績を上げてきたのか。実際の成果を書くことでよりいっそうあなたの能力をアピールすることができますよ。

本田 百合香

本田 百合香

仕事内容が多岐にわたる場合は、志望企業に共通する仕事を優先的に書きましょう。あまりたくさん並べてしまうと採用担当者に響きづらくなる可能性があるので、5つくらいを目安にするのがおすすめです。

③実績|数値をふまえた具体的な成果をアピール

実績欄には、実際にあなたが挙げた実績を簡潔に記載しましょう。この時、数値を出して具体的に伝えることでよりあなたの頑張りが伝わりやすくなりますよ。

実績を上げるためにどんな工夫や努力をしたのかも書くことで、あなたの仕事への向き合い方をアピールすることもできるので、忘れずに記入してくださいね

米田 有希

米田 有希

書きたい実績が複数ある場合は、より大きな実績を残したものや、志望企業に共通する仕事で挙げた実績について優先的に書いてくださいね。

実績欄の書き方例
  • 塾講師のアルバイトで独自の文法習得ブックを作って配布。前年度の生徒よりも同時期のテスト成績が平均79.5点から89.3点まで上昇した
  • 担当している新人教育で顧客への接客態度研修を実施したところ、顧客の声アンケートにて「どこの店舗よりも接客が良い」とのお言葉をいただいた

④自己PR|成果を出すためにした努力を伝える

職務経歴書の自己PRは、履歴書に書いたものをさらに掘り下げたり、実績欄に書いた成果についてより詳しい内容を書きましょう。

実績欄で書ききることのできなかった努力の過程や工夫がある場合は、自己PR欄で書くことがおすすめです

松下 建都

松下 建都

ただ、履歴書の自己PRとそのまま同じことを書くのは避けましょう。内容が魅力的だったとしても、それを企業に伝える意欲があまりないように受け取られてしまう可能性があります。

自己PRの書き方例

私はファミリーレストランでアルバイトをしていたのですが、2年目に新人教育を任されることとなりました。

私が勤務していた店舗は、土地柄ご家族での利用やご高齢のお客様が多かったので、私自身接客の質にはこだわりを持っており、「地域一フレンドリーなファミレス」をスローガンにして新人教育に取り組んでおりました。

特に意欲的に取り組んだのは、月1度の接客研修です。30分ほど時間を取り、改めて接客のルールや対応方法について、ロールプレイングなどをして学ぶ機会を作りました。その結果、お客様からのアンケートに「〇〇店はどの店舗よりも接客が良い」とのお声をいただくことができました。

このお客様ファーストの考え方は、御社での接客業務でも十分に役立つものと考えています。この経験を活かし、いつかは私発信で御社の接客技術向上を目指し邁進していきます。

履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書く際のポイントを押さえて選考突破しよう! 

ここまで、履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書くときの基本的なマナーやパターン別の書き方、押さえるべきポイントについて解説してきました。

履歴書に職歴としてアルバイトを書くのはある程度のリスクをともなうものです。だからこそ、ポイントやコツ、テクニックを駆使して着実に好印象を積み上げていくことが書類選考通過のカギです。

一緒にあなたの魅力を最大限に伝えられる職歴の書き方を学び、選考を一歩前に進めましょう。

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