目次
- 職業訓練校とは? 基礎知識と活用法をチェックして就活を有利に進めよう
- 職業訓練校に関する4つの基礎知識をチェック
- 職業訓練校について
- 職業訓練校での訓練内容
- 職業訓練を受ける条件
- 職業訓練校で受け取れる手当や給付金
- 職業訓練校に入るなら覚えておきたい3つのこと
- ①職業訓練校は学校ではなく技能を身に付ける場所
- ②職業訓練校に入るには選考を突破する必要がある
- ③修了しても必ず就職できるわけではない
- 技能が身に付くだけじゃない! 職業訓練校の4つのメリット
- ①基本的に無料で受講できる
- ②失業保険の受給手続きが簡単になる
- ③失業手当の受給期間が延長されるケースがある
- ④就職活動にかかわるサポートも受けられる
- 目指したい未来から逆算した選び方が職業訓練校を最大限に活用するカギ!
- どんなことを学べる? 職業訓練校のコース一覧を紹介
- ①Web制作コース
- ②プログラミングコース
- ③事務系職種コース
- ④CADコース
- ⑤建設業に関連するコース
- ⑥医療・介護などに関連するコース
- ⑦理容や美容に関連するコース
- コース選びに悩んでいる人必見! 自分に合う職業訓練校を見極める4ステップ
- ステップ①興味関心や得意な分野から身に付けたいスキルを考える
- ステップ②身に付けたいスキルが学べるコースがあるか探してみる
- ステップ③ハローワークで希望するコースについて相談する
- ステップ④受講期間や通う距離など希望の条件を絞る
- 手続きの方法を解説! 職業訓練を受講するまでの流れ
- ①ハローワークで求職を申し込む
- ②コースを選んで職業訓練に申し込む
- ③書類選考や面接を受ける
- ④職業訓練校の入学手続きをおこなう
- 事前に知っておきたい職業訓練に入るうえでの注意点
- コースによっては失業期間が長くなる
- 自分の好きなタイミングで入校できるわけではない
- 金銭面で生活が苦しくなることもある
- 職業訓練校を最大限に活用してスキルが活かせる仕事に就こう!
職業訓練校とは? 基礎知識と活用法をチェックして就活を有利に進めよう
職業訓練校について調べている人から、このような相談をよく受けます。名前は聞いたことがあるけど、実際の中身についてはよくわからないといった人は実はとても多いです。
まず覚えておきたいのは、スキルを身に付けて活躍していきたいという思いがあるなら、職業訓練校はあなたにとってとても頼もしい味方になってくれるということです。
さまざまな講座が用意されていて、自分が求めているスキルに合った講座を受講できますし、就職活動のサポートも受けられるとても便利な施設なのです。
この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えながら、職業訓練校に関しての基礎知識から受講できる講座の紹介、受講の流れまで徹底解説します。職業訓練校をうまく活用して目指す将来へ近づいていくためにも、ぜひ最後まで確認してくださいね。
職業訓練校に関する4つの基礎知識をチェック
そもそも職業訓練校とはどんなところなのか? 入るための条件はあるのか? など、気になることはたくさんありますよね。
ここからは、職業訓練校についてまず押さえておきたい4つの基礎知識を解説していきます。職業訓練校に入る条件や受けられるプログラム内容まで解説していくので、うまく活用していくためにもしっかりとチェックしていきましょう。
職業訓練校について
職業訓練校とは、失業中や休職中の人が新たに仕事に就けるよう、スキルを身に付けられる職業訓練施設を指します。
国や地方自治体が主体となって運営しており、厚生労働省が職業訓練についての情報をまとめたハロートレーニングQ&A! によると、年間約26万人が職業訓練校を利用しています。
なかには自治体が民間の学校に委託して職業訓練をおこなっているところもあり、新たな知識やスキルを身に付けて就職を有利に進めたい、選べる選択肢の幅を広げたいと考えているなら、ぜひ活用していきましょう。
- 仕事を探している人を対象とした公的な職業訓練を実施する施設を指し、キャリアアップや希望する就職を実現するために必要な職業スキルや知識を習得できるサービス
職業訓練校での訓練内容
職業訓練校で受けられる訓練は公共職業訓練と求職者支援訓練の2種類があります。それぞれ訓練を受けられる対象者や訓練期間が異なっており、まずはその違いを押さえることが大切です。
それぞれの詳しい内容を解説していくので、自分はどちらの条件に当てはまっているか確認してみてくださいね。
公共職業訓練
公共職業訓練は主に国や自治体が運営しています。対象者に合わせて4種類にわかれていて、訓練期間や費用が発生するなどそれぞれに違いがありますよ。
離職者を対象とした離職者訓練は、主に雇用保険を受給している人が対象となって、テキスト代が発生する以外は基本無料で受講が可能です。在職者と学卒者を対象とした在職者訓練と学卒者訓練というものもあって、こちらは有料ですが「離職した」という状況でなくとも職業訓練を受けることができます。
障害のある人を対象としている障害者訓練も無料で受講が可能です。国や自治体が運営している訓練だけでなく、民間が運営している訓練を受けられるので、講座の選択肢が広がるのも特徴の一つです。
松下 建都
- 労働者の生活を安定させることを目的に、仕事を失ってしまった人や教育訓練を受ける人たちに対して、給付金を支給する制度
求職者支援訓練
求職者支援訓練は、主に雇用保険を受給できない人が訓練を受けられます。たとえば、主婦や就職せずに学校を卒業した人などが当てはまります。受給期間が終わってしまって、現在は受給できなくなった人も該当しますよ。
求職者支援訓練では、2カ月〜6カ月の訓練を無料で受けられるのが特徴です。基礎コースと実践コースに分かれており、厚生労働大臣から認定を受けた民間の教育機関が訓練を実施しています。
職業訓練を受ける条件
- ハローワークに求職の申し込みをしている
- ハローワークから職業訓練が必要と認められている
- 労働の意思と能力がある
- 以前の職業訓練終了から1年以上経過している
職業訓練を受けるにはまずハローワークで申し込みをして、それから選考を受けるのが一般的なプロセスです。筆記試験だけの場合もあれば、選ぶコースによって面接試験を設けているケースもあります。
加えてもし以前職業訓練を受けたことがあるなら、それから1年以上経過しているか、という点も条件に入ってきますよ。
米田 有希
ただし個別の事情や選ぶコースによっては、1年と期間を空けることなく連続受講できる例外的なパターンもあるので、まずは一度最寄りのハローワークにいって確認するのがおすめです。
正社員を目指して職業訓練校に通いたいと考えているのであれば、こちらの記事も参考にしてみてください。正社員登用を狙うルートや対策が詳しく解説されていますよ。
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職業訓練校で受け取れる手当や給付金
職業訓練校では一定の要件を満たすことで、手当や給付金を受け取ることができます。働いて生活費を稼ぐのが難しい人でも、不安なく受講できるように配慮がされているのです。
公共職業訓練の場合は、一定の条件を満たすと以下の手当が受け取れますよ。
- 受講手当:受講1日当たり500円(上限)が支給される
- 通所手当:職業訓練校までの交通費が支給される
- 寄宿手当:家族と別居して寄宿する場合に支給される
求職者支援訓練の場合は、受講手当として月10万円を受け取ることができます。給付金の受け取りには支給要件が設定されているので、それぞれの受付窓口などでしっかりと確認しておきましょう。
- 本人収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月30万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 訓練実施日すべてに出席する(やむを得ない理由は除く)
- 世帯の中で同時に給付金を受給して訓練を受けている者がいない
- 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けていない
- 過去6年以内に、職業訓練受講給付金の支給を受けていない
職業訓練校に入るなら覚えておきたい3つのこと
ここまで解説したように、職業訓練校はスキルを身に付けたい人にとってはとても魅力的なサービスが用意されています。
手当や給付金ももらえるので、有効活用したいと考えるのは当然ですよね。ただ、実際に利用するうえでは、サービスの概要だけでなく他にも知っておくべきことがありますよ。
ここからは、職業訓練校に入る前に覚えておきたい3つのことを解説します。職業訓練校に入る前にしっかりチェックしていきましょう。
①職業訓練校は学校ではなく技能を身に付ける場所
職業訓練校は学校のように授業を受けられる場所と思うかもしれませんが、そうではありません。職業訓練校の目的は、受講する人がスキルを身に付けて、理想とする職業に就職することです。
そのため、受講にあたっては「しっかりと勉強してスキルを身に付けるんだ」という自発的な姿勢が求められます。
松下 建都
目指す将来に向けてスキルを身に付ける場と心得て、時間を有効活用していきましょう。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
職業訓練校では、スキルを身に付けることはもちろんですが、就職活動へ積極的に取り組む姿勢も重要です。
というのも、どれだけスキルを身に付けたとしても、その後の就活は自分自身の力で取り組んでいかなければなりません。そのため、専門的なスキルを学ぶだけでなく、履歴書の書き方や面接対策など、就活に必要なスキルも忘れずに磨いていく必要があるのです。
実際に職業訓練校では、キャリアカウンセリングや就職支援の授業も提供されているので、自分次第で就活に向けた勉強をすることもできます。このように、ゴールに向けた積極的な取り組みによって、職業訓練校での学びを最大限に活かすことができ、理想の就職につながっていくということは覚えておいてくださいね。
②職業訓練校に入るには選考を突破する必要がある
職業訓練校で訓練を受けるには面接や筆記試験などの選考を突破する必要があります。
選考が設けられている理由は、より就職意欲の高い人に受講してほしいという思いがあるからです。就職意欲の高い人であれば、スキルや資格取得を目指して真面目に取り組みますよね。
そのようなやる気のある人にこそ受講してほしいと考えているからこそ、職業訓練校側もその点を選考でしっかりと見極めているのです。
本田 百合香
職業訓練校の選考では、本当に就職意欲があるのかという点をよく見られます。選考を突破する方法については、後ほど詳しく解説していきますね。
③修了しても必ず就職できるわけではない
職業訓練は訓練を受け終えたからといって、就職が確約されているわけではないことは覚えておきましょう。訓練後は一般的な就職活動と同じように、企業の選考を受け突破していく必要があります。
また、職業訓練はあくまで訓練なので、履歴書に書くような就業経験には含まれないので注意が必要です。
米田 有希
ただ、職業訓練を受けることで新しいスキルや資格を身に付けた状態で選考に臨めます。就職活動の際は、職業訓練で学んだこと、スキルや資格を身に付けたことによる専門性などを存分にアピールしていきましょう。
技能が身に付くだけじゃない! 職業訓練校の4つのメリット
職業訓練校に入るにあたってどんなメリットがあるかは気になるところですよね。実際に講座を受講してスキルを身に付けられるだけでなく、他にもたくさんのメリットがありますよ。
ここからは、職業訓練校に入る4つのメリットについて解説していきます。職業訓練校をうまく活用していくためにも、しっかりとチェックしていきましょう。
①基本的に無料で受講できる
- 専門学校やスクールに通うことなく無料でスキルが身に付けられる
- ただ無料で受けられないケースもあるので条件確認は必須
職業訓練校はコースにもよりますが、基本的に無料で通うことができます。国や自治体が運営する訓練校だけでなく、民間の施設も無料です。専門学校やスクールなどに通う必要がなく、無料で自分のスキルを高められるのは大きなメリットですよね。
ただ在職者や学卒者の職業訓練は有料になるので、自分が無料で受けられる条件に当てはまっているか、しっかりとチェックしておきましょう。
松下 建都
受講は無料ですが、テキスト代は自費になります。完全に無料で通えるわけではない点は覚えておいてくださいね。
②失業保険の受給手続きが簡単になる
- 失業認定日にハローワークに出向く必要がなくなる
- 求職活動実績の提出も必要なくなるので手間が減る
一般的に失業保険の給付を受けるには、毎月の失業認定日にハローワークへ出向き、手続きをおこなわなくてはいけません。
しかし、職業訓練を受けている場合は、訓練を受けている時間帯と手続きの時間がかぶっているため、別の日にハローワークに出向く必要はなく職業訓練校に通うついでに受付ができます。
また失業保険の申請に必要な、求職活動実績と呼ばれる就職活動の実績をまとめた書類の提出も必要なくなります。
本田 百合香
ハローワークに出向く必要もなくなり、書類作成の手間もなくなるのは大きなメリットといえますよね。
- 正式名称は雇用保険と言い、離職し給与を得られない状況でも生活できるよう、また再就職に向けての支援として、一定の条件を満たすことで給付を受けられる制度
③失業手当の受給期間が延長されるケースがある
- 職業訓練を受けることで失業手当を受け取れる期間が延長される場合がある
- 自己都合で退職した場合は職業訓練が始まるタイミングから給付が受けられる
職業訓練を受けている間は、失業手当の受給期間が延長されるというのも職業訓練校のメリットの1つです。本来の失業手当の受給期間を超えたとしても訓練期間中は失業手当を受け取り続けることができます。金銭面でのサポートも受けられるのはとても助かりますよね。
ただ、条件によっては途中で手当の受け取りが終了してしまう人もいます。詳しい条件についてはハローワークの担当者に確認してみましょう。
また、自己都合で退職した場合、一般的には失業手当を受け取るまでに2カ月間の待機期間が必要となります。ただ、公共職業訓練を受講する場合は給付制限がなくなり、職業訓練が始まったタイミングから失業手当を受け取ることが可能です。
- 失業保険で得られる給付手当。離職し給与を得られない状況でも生活できるよう、また再就職に向けての支援として、一定の条件を満たすことで給付を受けられる手当
④就職活動にかかわるサポートも受けられる
- 履歴書の書き方や面接対策などのサポートが受けられる
- 個別面談では職業訓練後の進路相談までできる
職業訓練校では、ただスキルや資格を身に付けられるだけでなく、訓練の中で就職活動に関するサポートもしてもらえますよ。具体的には、以下のようなサポートを受けられます。
- 履歴書やエントリーシート(ES)の書き方
- 面接の対策方法
- 自己分析のやり方
- 個別面談にて悩みや不安の相談
職業訓練校の最終目標は、スキルを身に付けて就職してもらうことだからこそ、上記のような手厚いサポートも用意されているのです。
松下 建都
個別面談では進路相談もできますよ。あなたの目指す方向性と実際の就職市場を照らし合わせたアドバイスがもらえるので、マッチする就職先を見つけ出すことができます。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
職業訓練校では、模擬面接や面接対策の授業がおこなわれることがあります。実際の面接の流れやポイントを学びながら、自身の強みをアピールする方法や回答の準備などの対策ができますよ。学べる具体的な内容としては、身だしなみや適切な服装、あいさつや態度、自己紹介の方法、適切な言葉遣いについてなどです。
模擬面接の際には、キャリアアドバイザーや就職支援担当が面接官役を務め、受講生が面接を受ける形で実施されます。模擬面接後には、アドバイスやフィードバックがもらえるので、本番に向けての課題、改善点を理解して、万全な状態で選考に臨めるようになるのです。
目指したい未来から逆算した選び方が職業訓練校を最大限に活用するカギ!
職業訓練校で提供しているコースでは、デザインを学べたりプログラミングを学べたりと、さまざまなコースが用意されています。そのため、なんとなく「職業訓練校にいこう」と思っているだけでは自分が望むコースを選べないかもしれません。
だからこそ、まずは目指したい未来のために必要なスキルや知識はなにか、そして受けられるコースにはどんなものがあるのかをしっかりと把握して、あなたにとって最適なコースを見極めていくことがとても大切です。
本田 百合香
こういった事前リサーチをしっかりとしておけば、「自分が思っていた訓練と違うかも……」と後悔してしまうことも避けられますよ。
多種多様なコースの中からあなたが求めるスキルに合ったコースを見つけ、しっかりとスキルを身に付けた状態で就活に臨めるよう、ここからは具体的なコースの種類から選び方まで解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
どんなことを学べる? 職業訓練校のコース一覧を紹介
職業訓練ではどんな講座が用意されていて、どんなスキルを身に付けられるのでしょうか? 自分が学びたいと思える講座が準備されているのか、身に付けたいスキルと併せて見ていきましょう。
ここからは、実際に受けることができる職業訓練校のコースを7つの分野に分けて解説していきます。自分が身に付けたいスキルに合った講座を選ぶことができれば、就活を有利に進めることもできるので、しっかりとチェックしていきましょう。
①Web制作コース
Web制作コースでは、Web制作をおこなうためのWebデザインやソフトウェアの使い方などを学ぶことができます。具体的には、Adobe社が提供しているソフトであるPhotoshopやIllustratorなどの知識やWebページ作成のためのデザインスキル、コーディングの技術を学びます。
昨今の就活市場ではIT人材の不足から需要が高まっていることもあり、ITスキルを身に付けたいと申し込みが多い人気のコースです。Web制作コースでは以下のような職種を目指せますよ。
- Webデザイナー:WebサイトのデザインやコーディングなどをおこないきれいなWebサイトを制作する仕事
- Webディレクター:Webサイトに関わる人たちをまとめ、プロジェクトが円滑に進むように監督する仕事
- Webエンジニア:Web上で利用されるシステム・アプリケーションなどの設計や開発をする仕事
米田 有希
コースによっては以下のような資格取得を目指せますよ。職業訓練校によって取得を目指している資格も変わってくるので、事前にどんな資格が取得できるのか確認しましょう。
②プログラミングコース
プログラミングコースでは、プログラミング言語やシステムの開発にかかわるスキルを学べます。IT技術の発展によりプログラミングができる人材の需要は高まっているので、しっかりとスキルが身に付けられれば就活にも有利になりやすいですよ。
職業訓練校ではコンピューターの基礎から教えてくれるので、知識やスキルがないからといって受講をあきらめる必要はありません。講座の中では基礎的な学習から始め、最終的にはアプリの開発ができるような高度なスキルを身に付けられるコースもあります。
- プログラマー:Webサイトやアプリケーションなどのシステム開発の中でもプログラミングを担当する仕事
- Webエンジニア:Web上で利用されるシステム・アプリケーションなどの設計や開発をする仕事
③事務系職種コース
事務系職種のコースではMicrosoft社のExcelやWordなどのパソコンスキル全般が学べます。ビジネスで使える実践的なスキルを学ぶコースから、パソコンを触ったことがない初心者向きのコースまでと選べる選択肢はさまざまあります。
また、経理関係の仕事を目指したのであれば、簿記や会計などのコースも用意されています。事務の中でも自分がどんな仕事に就きたいのか、よく考えてコースを選んでみてくださいね。コースを受講した場合に目指せる職種は以下の通りです。
- 一般事務:書類の作成やデータ入力、電話対応など社内のさまざまな事務作業を担当する仕事
- 営業事務:営業担当者のサポート役として電話やメール対応、見積書の作成などをおこなう仕事
- 経理事務:経理分野の事務作業に特化し、出入金の管理や伝票の仕分け、帳簿の作成などを担当する仕事
松下 建都
事務職の正社員求人数はそう多くはなく、中途市場においては未経験は採用されにくい傾向にあります。だからこそ職業訓練校でスキルを身に付けることで、事務職に就ける確率を上げることができますよ。
④CADコース
CADコースでは、建設業の設計に用いられるCAD(Computer Aided Design)を学べます。CADとは設計図をパソコンで作成できるようにしたソフトのことで、そのCADを使って建築や電気設備の設計図を書くのがCADオペレーターという仕事です。
コースの中では、CADの操作スキルはもちろんのこと、建築や機械に関する知識も深められますよ。目指せる具体的な職業は以下の通りです。
- CADオペレーター:設計者やデザイナーの指示を受けてCADを用いて構造物の図面を製作する仕事
- 設計補助:設計者からの指示に従って図面や資料の作成などを担当する仕事
本田 百合香
CADの中でも建築や機械、3Dなど学べる内容がコースごとに分かれています。自分が目指す業界に合わせてコースを選ぶようにしてくださいね。
⑤建設業に関連するコース
建設業界に関連したスキルも職業訓練校で学ぶことが可能です。建設業界は資格を求められる仕事が多いので、それらの資格取得に向けたコースが多く用意されていますよ。具体的には「建設機械の運転技術」や「測量」などのコースがあります。
建設業といっても仕事はさまざまなので、自分が建設業の中でもどんな仕事に就きたいか考えたうえでコースを選ぶようにすることが大切です。建設業界に関連するコースで目指せる職種は以下の通りです。
- 造園技師:一般家庭の庭の整備や公共施設の緑化整備などの庭園をきれいに整える仕事
- 重機オペレーター:工事現場や工場で使われるさまざまな重機を操作して作業を効率化する仕事
- 測量士:構造物の設計に必要な土地の位置や形状などの情報を正確に測定して図面化する仕事
- 施工管理技士:建設現場において工事のスケジュールや安全を管理する現場を監督する仕事
米田 有希
建設業界はスキルを身に付けることができれば長く活躍できる仕事が多いです。一生モノのスキルを身に付けたいのであれば、建設業界のコースを選ぶのもおすすめですよ。
⑥医療・介護などに関連するコース
職業訓練校には、医療や介護などの資格取得を目指したコースも用意されていますよ。たとえば、以下のような資格の取得を目指せます。
- 看護師:医師の治療のサポートや患者のケアを担当する仕事
- 社会福祉士:福祉サービスを必要とする人の相談に乗り、相談者の自立に向けた助言や指導などをおこなう仕事
- 介護福祉士:介護が必要な人やその家族に対して生活援助や指導などをおこなう仕事
- 保育士:乳児から小学校入学までの幼児を預かり教育をおこなう仕事
講座の中では座学だけでなく、実際に病院や介護施設に出向いて研修もおこなうので、実践的なスキルを学べます。未経験者から受講できるのはもちろんのこと、幅広い年齢層の人が受講しているので、同じ目標を持った人たちと一緒に資格取得を目指せます。
松下 建都
看護師や介護士などはスキルを活かして長く働くことができるので、職業訓練校の中でもおすすめのコースですよ。
⑦理容や美容に関連するコース
職業訓練校には、理容や美容のスキルが身に付けられるコースもあります。具体的には以下のような職種を目指せるコースが用意されています。
- 理容師:カットや顔そりなどで顧客が要望するような髪型に整える仕事
- ネイリスト:顧客の爪を手入れしたり、デザインすることで指先を美しく見せる仕事
- アロマセラピスト:アロマに関する専門的な知識を用いて顧客の心身を癒したり治療したりする仕事
- エステティシャン:エステに関する専門知識を用いて、人の皮膚を美化し、体型を整える施術をおこなう仕事
- フィットネストレーナー:スポーツジムやフィットネスクラブなどでトレーニングの技術を指導する仕事
地域やコースによりますが、上記の職種に関連する資格の取得も目指せるので、手に職を付けて活躍したいのであればぴったりのコースといえますね。
本田 百合香
一方で、スキルを身に付けるには時間がかかる職種が多く、受講期間が長めに設定されているコースも多いです。資格取得までしっかりと学びきれる自信があるかも含めて確認しておきましょう。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
上記以外にも、ホテル旅行業関連などのコースもあります。旅行、添乗、ガイド、ホテル、観光自治体など観光業界に興味があり、受講後には観光業界に関連する就職を希望する人が受講対象です。旅行会社、ツアーコンダクター、通訳ガイド、ホテル、航空会社、鉄道会社、インバウンド関連事業者などの職種が目指せますよ。
コースの内容としては、観光地理、旅行業のための知識習得、ツアーの企画などの実技、インバウンドに関連した知識など、幅広い知識や技術を学ぶことができ、観光業界で活躍するために必要な知識や技術を身につけられます。
ほかにも、実際の業務に即した実習や研修が実施されることも。実際のホテルや旅行会社との提携によるインターンシップ・現場体験など、実践的な学びを得て、仕事へのイメージを膨らませることができますよ。
コース選びに悩んでいる人必見! 自分に合う職業訓練校を見極める4ステップ
ここからは、コース選びに悩むことがないよう、自分に合う職業訓練校を見極める4ステップについて解説していきます。自分の状況と照らし合わせながら確認し、もっとも適した職業訓練校の活用法を見つけていきましょう。
米田 有希
職業訓練校を最大限に活用するには、自分に合うコースや学校選びが欠かせませんよ。あなた自身の環境や状況に合わせて職業訓練校を選ぶのが大切です。
ステップ①興味関心や得意な分野から身に付けたいスキルを考える
職業訓練校に入りたい理由はなんでしょうか? 「今後のキャリアのためにスキルアップしたい」「就業経験がないから何かスキル身に付けたい」など理由はさまざまあると思います。
ただ、スキルを身に付けたいという漠然とした目的では、自分にどんな職業訓練校のコースが合うか見極めることは難しいです。
だからこそ、自分が興味のある分野から身に付けたいスキルは何なのか考えることがとても大切です。たとえば、以下のような流れから自分が必要だと感じるスキルを見つけていくのがおすすめですよ。
- パソコンをいじるのが好き→開発に少しでも興味がある→エンジニアコースが合っているかも
- 誰かをサポートするのが好き→人を支える仕事に興味がある→介護士コースが合っているかも
松下 建都
気になる分野であれば学習へのモチベーションも維持しやすいので、勉強で挫折することも少なくなります。職業訓練でしっかりとスキルを身に付けるためにも、自分に合う分野をまずは見つけましょう。
ステップ②身に付けたいスキルが学べるコースがあるか探してみる
次に、ステップ①で選んだスキルが学べるコースが実際に開講されているか調べてみましょう。「〇〇(地域名)職業訓練」などで検索すると、その特定の地域で受けられる職業訓練についてチェックできます。
調べてみて希望するコースが見つからなかった場合は、検索範囲を広げてみて該当しそうなコースがないか目星をつけておきましょう。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
職業訓練校のコース情報を収集するうえでは、やはり信頼性の高い国や自治体が発信している情報をまずはチェックするのがおすすめです。厚生労働省や自治体の公式Webサイトを訪れ、訓練校やコースに関する情報を探してみましょう。入学条件、授業料、募集要項などの情報も合わせてチェックしてみてくださいね。
加えて、地域の職業相談機関や雇用サービスセンター、ハローワークでも、職業訓練校に関する情報を手に入れることができます。またハローワークなどの専門機関に相談することで、自分の目指す職業に合ったコースや学校の選び方についてアドバイスを受けることもできますよ。
1つの方法に絞るのではなく、幅広い手段を用いて情報を集めていくことが大切ですよ。
ステップ③ハローワークで希望するコースについて相談する
受講したいコースの目星をつけられた後は、ハローワークの窓口に出向き、希望するコースについて相談してみましょう。ここまで解説した流れてあらかじめ希望するコースを決めておけば、窓口でもスムーズに話を進められますよ。
相談する際は、職業訓練校で学習したいという意欲をしっかりと伝えるようにしましょう。というのも、職業訓練校はハローワークが必要と判断しなければ、申し込みをすることもできないからです。以下のようにしっかりと熱意を伝えて、職業訓練の必要性をアピールしていきましょう。
- 自分は仕事の中で得られたスキルがないので手に職となるようなスキルを身に付けたい
- 具体的にはパソコン作業が得意なのでプログラミングに興味がある
- このコースであれば資格取得も目指せるので可能であれば受講したい
どんな経緯で、どんなスキルを身に付けたいのか、具体的に話すことで自分が希望する職業訓練受講の申し出を受け付けてもらいやすくなりますよ。
ハローワークは職業訓練校への申し込みだけでなく、就活に役立つサービスが豊富に揃っています。サービスを有効活用する方法について以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
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ハローワークとは? 使い方や就活に役立つ8つのサービスを徹底解説
仕事探しにハローワークを使ってみたいけど、利用のハードルが高く感じてしまう人もいますよね。この記事では、そんなあなたのためにハローワークでできることや上手な使い方、初めてハローワークに行くときに必要なものを専門家のアドバイスを交えて解説。私たちと一緒にハローワークについて学んでみましょう。
記事を読む
ステップ④受講期間や通う距離など希望の条件を絞る
ハローワークに相談したうえで職業訓練校の目星がつけられた後は、希望の条件から絞っていきます。絞る際は以下のポイントを学校ごとに比べてみてください。
- 受講する期間はどの程度か
- 自宅から通える距離か
- 自分が希望する職種を目指せるコースか
受講するとなれば、コースによっては1年以上かかることもあったり、なかには平日はほぼ毎日職業訓練校に通わなければならないこともあります。
訓練が始まってから「自分が思っていた授業と違った」「距離が遠くて通うのが辛い……」といった後悔をしないためにも、しっかりと比較して職業訓練校を選びましょう。
米田 有希
職業訓練校に見学へ行き、担当者に話を聞いてみるとギャップを感じにくくなりますよ。交通経路も確認できるので、余裕があれば一度見学に行くのをおすすめします。
手続きの方法を解説! 職業訓練を受講するまでの流れ
自分に合う職業訓練校が見つかった後は、申込みを進めていきます。ただ、職業訓練校は申込みが終わればすぐに受講できるわけではありません。ハローワークによる審査や手続きなどが必要になってきますよ。
ここからは、職業訓練を受講するまでの具体的な流れについて解説していきます。正しい手続きを踏まなければ受講できなくなってしまうので、しっかりチェックして手続きを進めるようにしてくださいね。
①ハローワークで求職を申し込む
- 申し込みの段階からどんなコースが良いのか説明できるようにしておく
- 案内資料をもとに気になるコースの説明会に参加する
まずはハローワークで求職の申し込みをおこないます。職業訓練を受けたいと伝え、どのようなコースを受講したいか伝えしましょう。
職業訓練の窓口では、「なぜ職業訓練を受けたいのか」「受けたい分野は決まっているか」などの質問をされるので、答えられるようにしっかり準備しておいてくださいね。
質問への回答が終わると、ハローワークから応募を受け付けているコースの案内資料をもらえます。その資料の中から興味があるコースを選び、その後、説明会に参加して正式に申し込み手続きを進めていきましょう。
米田 有希
質問への回答が終わると、ハローワークから応募を受け付けているコースの案内資料をもらえます。その資料の中から興味があるコースを選び、その後、説明会に参加して正式に申し込み手続きを進めていきましょう。
②コースを選んで職業訓練に申し込む
- 受講申込書はよく見られるので受ける理由や訓練後の希望はしっかり記入する
- 申し込みの期限が設定されているので期限内に必ず申し込みをおこなう
コースを選んだあとは、職業訓練の受講申込書を作成し、申し込みをおこないます。
受講申込書には履歴書のように自分の写真を貼ったり、職業訓練を受ける理由や訓練後の就職先の希望などを記入します。それぞれのコースには申し込みの期限が設定されているので、期限が過ぎて申し込みできなかったとならないように気を付けてくださいね。
③書類選考や面接を受ける
職業訓練に応募したからといって誰でも受けられるわけではありません。職業訓練を受けるには、書類選考や面接を突破して合格する必要がありますよ。
面接では勉強への意欲と勉強できる環境、職業訓練を受ける理由などをしっかり答えられるように準備しておくことが大切です。
- 職業訓練を受けたいのはなぜですか?
- 前職を退職したのはなぜですか?
- 訓練後はどんな仕事に就きたいですか?
本田 百合香
職業訓練の選考では「訓練を真面目に取り組めそうか」という部分を見ています。真面目に取り組み、スキルを身に付けて就職まで目指すことをアピールできる回答を準備しておきましょう。
- 勉強への意欲や職業訓練を受けたい理由などをしっかり答えられるように準備する
- スキルを身に付けて就職したいという意欲までアピールできると好評価を得やすい
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
職業訓練の面接では自己紹介を求められるケースがほとんど。話す内容を短くまとめて自分の魅力を最大限に伝えていきましょう。またその際には、これまでの経験と職業訓練の関連性にも触れ、なぜその訓練を受けたいのかを説明できるといいでしょう。
上記にプラスして、入校後は訓練にどのように取り組むかや具体的な目標・行動計画が伝えられるように準備することをおすすめします。
たとえば、「○月までに○○の資格取得を目指し、週末には△時間を授業の復習や資格勉強に割り当てる」といった具体的な計画を示すと、意欲的な姿勢が伝わります。さらに、入校後の姿をイメージしやすくするために、将来のキャリア目標や訓練を通じて得たスキルをどのように活かし、社会に貢献したいのかも明確に伝えられるとさらに印象アップにつながりますよ。
これらのポイントを意識して面接に臨むことで、面接突破はグッと近づきます。具体的なエピソードや事例を交えた自己紹介を準備して、自信を持って面接に臨んでくださいね。
④職業訓練校の入学手続きをおこなう
- 説明会の参加は受講したいという意思の表明なので必ず参加する
- 受講開始後も月に一度はハローワークに出向いて給付金の申請をおこなう
選考に合格すると自宅に合格通知書が届きます。その合格通知書を持ってハローワークへ出向き、職業訓練の説明会に参加しましょう。
説明会に参加しなければ受講の意思がないと見なされる可能性があるので、日程をしっかり確認したうえで参加するようにしてくださいね。
説明会では必要書類の提出と職業訓練を受けるにあたっての心構え、就職活動に関する説明を受けます。また、給付を受ける場合には給付に関する説明会への参加も必要ですよ。
米田 有希
受講開始後は月に一度、ハローワークに出向き、給付金の支給申請をおこなう必要があります。忘れずに申請をおこないましょう。
事前に知っておきたい職業訓練に入るうえでの注意点
松下 建都
職業訓練校は利用するメリットがたくさんありますが、人によってはデメリットを感じてしまうことも。事前に注意点を理解しておき、自分が通うべきかの判断をしていきましょう。
ここからは、職業訓練校を利用する際の注意点について解説していきます。職業訓練校を有効活用して、有利に就活を進めていくためにも、ここから解説する内容をしっかりとチェックしてくださいね。
コースによっては失業期間が長くなる
- 受講期間が長期間かかるコースもあるのでその場合失業期間が長くなる
- 失業期間が長くなっても身に付けたいスキルなのか考えるのが大切
職業訓練校は利用するコースによって受講期間が異なるので、失業期間が長くなってしまうケースがあります。コースによっては短くて2カ月、長くて2年かかるようなコースも。
職業訓練校に通っている期間は失業期間扱いになってしまうので、期間が長くなればなるほど、選考では経歴面において企業からの評価が厳しくなる傾向にあります。失業期間が長くなってでも身に付けたいスキルなのか、今一度考えてからコースを選ぶようにしてくださいね。
本田 百合香
失業期間が長くなってしまった場合は、その期間でしっかりと勉強してスキルを身に付けたとアピールしていくのが大切になりますよ。
自分の好きなタイミングで入校できるわけではない
- 職業訓練校は施設やコースによって募集している期間が変わってくる
- 受けたいコースが募集されているかどうかはハローワークに確認が必要
職業訓練校は施設やコースによって募集している期間が変わってきます。そのため、コースの種類を調べてみても、希望するコースが見つからないというケースもあるのです。
また、コースによっては年に1回しか募集をおこなっていないところもあります。4月と10月の開講が多いので、前提として自分が行きたいコースへの応募が今できるのか確認することも欠かせませんよ。
米田 有希
受けたいコースが募集されているかどうかは、ハローワークの担当者に確認してみましょう。コースの開講しやすい時期なども教えてくれますよ。
金銭面で生活が苦しくなることもある
- 失業保険は会社をやめる前の50~80%程度しか受け取れない
- 原則的にはアルバイトもできないので収入が下がりやすい
職業訓練校では先ほど解説したように、失業保険を受け取りながら受講することが可能です。しかし、失業手当では会社に勤めていたときの給与額の50〜80%程度の金額しか受け取れません。
職業訓練校で受講している間は、会社に勤めていたときよりも収入は下がるケースがほとんどであることは覚えておきましょう。
松下 建都
職業訓練を受けている期間は、原則アルバイトでの収入を得ることもできません。申告すれば認められるケースもありますが、受給できる金額から収入を差し引いた金額が給付されたり、支給が先送りになることもあります。
職業訓練校を最大限に活用してスキルが活かせる仕事に就こう!
ここまで、職業訓練校を利用するメリットや自分に合ったコースの選び方、受講までの流れなどを解説してきました。
職業訓練校は失業者が利用するイメージを持っているかもしれませんが、スキルを身に付けたい人なら誰でも利用できます。ただ、受けられるコースはさまざまなので、この記事の内容を参考に自分に合うコースを選ぶようにしてくださいね。
自分に合うコースをしっかりと選ぶことができれば、スキルを身に付けた状態で就職活動に臨めるので、理想とする仕事にも就きやすくなりますよ。職業訓練校を上手く活用して、希望のキャリアを築いていきましょう。
職業訓練を受けられるのは仕事を辞めた人、というイメージがあるかもしれませんが、実はそれだけに限った話ではないわけですね。