目次
- 仕事が終わらない理由は人によってさまざま! 原因を把握して対処法を考えよう
- 仕事が終わらないと悩んでいるあなたに知っておいてほしい2つのこと
- 「仕事が終わらない」と悩んでいる人は意外と多い
- 仕事が終わらない原因は必ずしも自分にあるとは限らない
- さまざまな悪影響あり! 仕事が終わらない状況が続くことのデメリット4つ
- ①仕事全体の質が下がる
- ②上司からの評価が下がる可能性がある
- ③プライベートの時間が減る
- ④体調不良に陥る可能性がある
- 仕事が終わらないのはなぜ? 11個の原因とそれぞれの対処法を解説!
- ①社会に出たばかりの新人で仕事に慣れていない
- ②計画性がなく漫然と仕事に取り組んでいる
- ③業務の流れを把握しておらず無駄な作業が発生している
- ④理想が高く一つひとつの仕事に時間をかけすぎている
- ⑤責任感が強く自分一人で仕事を抱え込んでいる
- ⑥不明点や問題点が発生する度に手が止まっている
- ⑦自分のキャパシティを超えても仕事を引き受けている
- ⑧そもそも時間内に終わらない業務量を任されている
- ⑨物理的な作業環境が整っておらず効率が落ちている
- ⑩職場の雰囲気が悪く適切な情報共有ができていない
- ⑪体調管理が整っていないせいで集中できない
- 仕事が終わらないという悩みを解決するにはまずは原因を究明することが重要!
- 要チェック! 仕事が終わらない原因を分析する3ステップ
- ステップ①現状を正確かつ客観的に把握する
- ステップ②現状から原因を洗い出す
- ステップ③原因を細分化して整理・解析する
- すぐにでも実践できる! 仕事を早く終わらせるためのコツ3つ
- ①ツールなどを駆使して常に効率性を意識する
- ②仕事が早い人を参考にする
- ③こまめに休憩をとってメリハリをつける
- 早めの行動が肝心! どうしても仕事が終わらない場合の3つの対処法
- ①上司に相談する
- ②部署異動や配置転換を申し出る
- ③転職を検討する
- 要注意! 仕事が終わらないと悩んだときに避けた方が良いこと
- 「仕事が終わらないのは自分のせいだ」と思い込んで自分を責める
- 「仕事が終わらないのは周りのせいだ」と決めつけて行動を起こさない
- 仕事が終わらない場合はいったん立ち止まって原因を究明しよう!
仕事が終わらない理由は人によってさまざま! 原因を把握して対処法を考えよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの今井です。
仕事が終わらないと悩んでいる人から、このような相談を受けることがあります。
仕事が終わらない日々が続くと、焦りやプレッシャーから体力的にも、精神的にも追い詰められてしまいますよね。この状況から早く脱却したい……。そう思う気持ちはとてもよくわかります。
仕事が終わらない理由は、人によってさまざまです。仕事が終わらない現状を打破するためには原因を正しく把握し、適切な対処法を考えることが重要です。
この記事では仕事が終わらない原因とその対処法について解説していきます。仕事が終わらない現状を打破するためにも、一緒に原因を究明して対処法を考えていきましょう。
仕事が終わらないと悩んでいるあなたに知っておいてほしい2つのこと
仕事が終わらない日々が続くと、一人で悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。仕事は人生において大きなウェイトを占めるため、仕事が終わらない状況は放置せずに、早めに手を打つ必要があります。
ただ、何が原因でどのように対処すれば良いのかを考える前に、まずは2つの前提を押さえておきましょう。
これから紹介する前提を知っておくことで、仕事が終わらないことに対する不安が和らぎ、前向きな気持ちになれますよ。
「仕事が終わらない」と悩んでいる人は意外と多い
仕事が終わらない日々が続くと、ついつい一人で悩んでしまいますよね。しかし、そのことで悩んでいるのは、あなただけではありません。実は、「仕事が終わらない」と悩んでいる人は意外と多くいます。
実際、スタッフサービスが正社員で働く300人の男女を対象におこなった意識調査によると、47.5%の人が「定時に帰れていない」と回答しています。
もちろん人によって悩みの深さは違いますが、多くの人が仕事が終わらない不安や悩みを抱えているのです。「仕事が終わらずに悩んでいるのは自分だけではない」という事実はまず押さえておきましょう。
仕事が終わらない原因は必ずしも自分にあるとは限らない
「仕事が終わらないのは、自分の能力が不足しているからだ」と思い込んでしまう人もいるかもしれません。しかし、仕事が終わらないのは必ずしも自分に原因があるとは限らないのです。
仕事が終わらない理由は人によって異なり、さまざまな原因が考えられます。ちょっとした工夫で改善されるケースもあれば、自分ではどうしようもない、会社や職場の環境そのものに原因があるケースもあります。
少なくとも、原因を究明する前から「能力が不足しているから」と決めつけて、自分を責めるのは避けましょう。
本田 百合香
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
仕事が終わらないと悩んでいる場合、目の前の仕事に追われ、タスク管理ができなくなっている可能性があります。最初はコントロールできていたものの、途中からいくつもの仕事が割り込んできて、優先順位や時間配分がわからなってしまうような状態です。
また、そういうときに限って、ほかの社員と比較をしてしまう人もいると思います。仕事が終わらないうえに、タスクの管理ができていないなどと感じてしまうと、精神的に落ち込んでしまうこともありますよね。
仕事が終わらずにマイナス思考に陥ってしまったときは、深呼吸をして周りを見渡し、周囲に助けを求められないか、対応しているタスクの優先順位はあっているのか、自分一人で仕事を抱え込みすぎていないかを考えてみるようにしてくださいね。
さまざまな悪影響あり! 仕事が終わらない状況が続くことのデメリット4つ
繁忙期や予期せぬトラブルが発生したときなど、一時的に「仕事が終わらない」だけであれば、特に問題はないでしょう。
しかし、ほぼ毎日のように残業しているなど、仕事が終わらない状況が続いている場合には、注意が必要ですよ。というのも、仕事が終わらない状況が続くと、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があるからです。
ここからは、仕事が終わらない状況が続くことのデメリットを4つ紹介します。心当たりのあるものがないか、一度確認してみましょう。
①仕事全体の質が下がる
仕事が終わらないと、どうしても焦りが生じてきます。また、人間の集中力には限界があるため、残業によって長時間の作業を続けていると、集中力が低下しがちです。
米田 有希
焦った状態や集中力が低下した状態では、ケアレスミスが発生する確率も高くなり、急いでこなそうとして処理が雑になってしまうことも考えられますよね。
ミスが多発したり処理が雑になったりすれば、再チェックやリカバリーの手間も増え、さらに時間が足りなくなります。このような負のスパイラルに陥ってしまうと、仕事全体の質が徐々に下がっていってしまうことも大いにありえます。
②上司からの評価が下がる可能性がある
「時間内に仕事が終わらなくても、残業をして終わらせれば問題ない」と考える人もいるかもしれません。しかし、過度な残業は上司からの評価が下がる可能性があるため、注意が必要ですよ。
近年は働き方改革の影響もあり、残業に対する規制が強まっています。そのため、全社的に残業時間の削減に取り組む会社も増えており、上司は以前よりも部下の残業時間を厳しく管理する傾向にあります。
そのような状況において、毎日のように残業を繰り返していれば、上司からの評価に響く可能性がありますよ。
松下 建都
自分は頑張って残業しているのに、そのことが原因で上司からの評価が下がってしまっては、仕事に対するモチベーションも下がってしまうかもしれません。
③プライベートの時間が減る
仕事が終わらずに残業をすれば、当然ながら、その分プライベートの時間が減ることになります。プライベートの時間が減れば、趣味に費やせる時間や家族・友人と過ごせる時間も少なくなり、ワークライフバランスを保つのは難しいかもしれません。
私生活を犠牲にしてまで働いていると、「なんのために働いているのだろう? 」といった疑問が生じてしまい、しだいに仕事に対するモチベーションも下がっていく恐れがあります。
米田 有希
そのような状態では、仕事の質が下がっていってしまうことも考えられますよね。ここにもまた、負のスパイラルに陥ってしまう可能性があるわけです。
なんのために働くのかについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
関連記事
なんのために働くのか? 8つの働く意味から見つけ方まで解説!
自分たちは一体なんのために働くのか? 働く意味を見失ってしまうと、仕事としっかりと向き合えなくなってしまいますよね。この記事では、専門家のアドバイスを交えて働く意味やその見つけ方を解説しています。あなたの働く意味について、ここで一度立ち止まって考えてみましょう。
記事を読む
④体調不良に陥る可能性がある
仕事が終わらずに残業を続けていれば、徐々に疲労も溜まっていきます。休日出勤をしたり自宅に持ち帰って仕事をしたりすれば、常に仕事のプレッシャーを抱えることになり、不眠も引き起こしやすくなります。
このような無理を続けていると、体調不良に陥る可能性が高くなります。体調が悪ければ仕事の生産性も下がり、さらに仕事が終わらなくなるという悪循環に陥り、メンタル面での不調を引き起こす危険もあることは覚えておきましょう。
本田 百合香
もし心身を壊してしまうようなことがあれば、回復には長い時間を要します。そうなる前に手を打つことが何よりも大切です。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
仕事が終わらないと、自分のスキルアップのための学習時間が確保できません。そうすると、今の仕事を効率良く進めるためのスキルが獲得できずに、仕事が終わらないという状態から脱せないことも考えられます。
また、目の前の仕事に追われて残業が続くと、疲労が溜まってうまく頭が回らず、生産性が落ちることもあります。そうすると、長い時間を費やしてもあまり成果が上がりません。
仮に転職してスキルや収入を上げようと考えていても、仕事が終わらないと自分の学習時間を確保できず、転職活動にも着手できないといったデメリットも予想されますよ。現状を抜け出したいのに、その一手を打つことができない、そんな状態に陥る前に行動を起こしましょう。
仕事が終わらないのはなぜ? 11個の原因とそれぞれの対処法を解説!
仕事が終わらない理由は人によって異なり、さまざまな原因が考えられます。よって、なぜ仕事が終わらないのか、まずはその原因を究明することが必要です。原因を特定できれば、それに合った対処法を考えることができますよ。
ここからは、仕事が終わらない原因とそれぞれの対処法について解説していきます。仕事が終わらない現状を打破するためにも、できることから一つずつ取り組んでいきましょう。
①社会に出たばかりの新人で仕事に慣れていない
社会に出たばかりの新人の場合、まだ仕事にも慣れておらず、時間内に仕事が終わらないケースも多くなりがちです。
仕事に限らず、処理速度は経験やキャリアに比例するのが一般的です。不慣れなうちはどうしても処理に時間を要しますが、慣れてくることで徐々に処理速度も上がっていきます。
特に社会に出たばかりの新人であれば覚えることが多く、社会人と学生とのギャップに戸惑うことも多くなります。結果的に、頭の整理が追いつかず、なぜかいつも仕事が終わらないという状況に陥ってしまうというケースは、実はよくあることです。
対処法:自分の仕事の役割や全体像を把握する
どんなに優秀な人であっても、初めての仕事や慣れていない仕事には時間を要するものです。そのため、まだ仕事に慣れていない段階であれば、時間がかかっても特に気にする必要はなく、経験を重ねていくことで徐々にスピードも上がっていきます。
とはいえ、ただ何となく仕事に取り組むのではなく、自分の仕事の役割や全体像を把握することが必要です。「この仕事はなんのためにやっていて、業務全体のなかでどの部分を担っているのか」が理解できれば、仕事の進め方や求められるクオリティを把握できるようになりますよ。
米田 有希
逆に、自分の仕事の役割や全体像を把握しておかないと、仕事に対して疑問が生じ、モチベーションを保つのも難しくなってしまいます。
そもそもこの仕事があってないのかも……そう感じたときは、一度こちらの記事で解説している内容を参考に自己分析をしてみましょう。
関連記事
「仕事が合わない」と感じたら変化の合図|13の対処法で行動開始
仕事や職場に対する不満があったりうまくいかないことが多いと、仕事が合わないと感じてしまうときがありますよね。自分に合う仕事はほかにあるんじゃないかと不安になることもあるでしょう。この記事では、専門家のアドバイスを交えて本当に仕事が合わないのかを見極める方法や、そう感じてしまう理由を解説していきます。
記事を読む
②計画性がなく漫然と仕事に取り組んでいる
仕事に対する計画性がなく、漫然と仕事に取り組んでいる人は、仕事が終わらなくなる傾向にあります。
仕事には優先順位があります。そのことを理解せず、とりあえず目の前にある仕事から取り組んでいては、優先順位の高い仕事が後回しになってしまう可能性がありますよね。
結果的に納期や締め切りに追われ、仕事が終わらない状況に陥りがちです。
対処法:事前に優先順位を決めたうえでスケジュールを立てる
普段から漫然と仕事に取り組んでいる人は、事前に優先順位を決めたうえでスケジュールを立てるようにしましょう。
具体的には、やるべきタスクを紙やパソコンに書き出し、重要度や期限から優先順位をつけていきます。優先順位を決めたら、それをもとに「いつまでにどこまで終わらせる」とスケジュールを立てるのがおすすめです。
優先順位の高い仕事から着手していけば、効率的に仕事をこなせるようになり、心にも余裕が生まれやすくなりますよ。
松下 建都
仕事が溜まってくると「すぐにでも着手しなければ」と焦りがちですが、そういうときこそいったん冷静になって、具体的なスケジュールを立てることが大切ですよ。
③業務の流れを把握しておらず無駄な作業が発生している
業務の流れを把握していないと、無駄な作業が発生する可能性も高くなります。無駄な作業が多ければ、その分時間をロスしてしまい、結果的に仕事が終わらない状況に陥りがちです。
たとえば、A→B→Cの順に作業を進める必要があるにもかかわらず、Aの工程を抜かしていきなりBの工程から取りかかってしまうと、今までの作業がすべて無駄になる可能性があります。
このように、業務の流れを把握していないと、やり直しや修正といった作業が発生する可能性も高くなり、時間内に仕事が終わらなくなってしまうのです。
対処法:必要な対応を洗い出して業務フローを作成する
業務の流れを把握できていない場合には、必要な対応を洗い出して業務フローを作成してみましょう。
業務フローで業務の流れを視覚化することで、業務の全体像がイメージしやすくなります。
業務フローを参照しながら業務に取り組めば、今はどの段階に取り組んでいるかが一目瞭然となり、無駄な作業が発生する確率も大幅に下げられますよ。
米田 有希
インターネットで検索すれば、業務フローの無料テンプレートは簡単に見つかります。作成した業務フローはプリントアウトして、いつでも確認できる場所に貼っておくのもおすすめですよ。
④理想が高く一つひとつの仕事に時間をかけすぎている
提出するアウトプットに対して、完璧を求めるあまり仕事に時間をかけすぎてしまい、仕事が終わらなくなる……これもまたよくある原因の一つです。
もちろん、理想を高く持つのは素晴らしいことです。しかし、常に完璧を追及して仕事に取り組んでいては、準備にも時間がかかり、やり直しの回数も増えてしまいます。結果的に時間が足りなくなり、常に仕事が終わらない状況に陥りがちです。
質にこだわりすぎてスケジュールに遅れが生じたり、期限や納期を破ったりしては、周りにも大きな迷惑をかけてしまうことにもなります。
対処法:「まず終わらせる」を念頭において取組む
理想が高く完璧主義の傾向が見られる人は、「まず終わらせる」ことを念頭において業務に取り組むようにしましょう。
一つの仕事に費やせる時間には限りがあります。ついつい完璧を追い求めてしまう人は、まずは終わらせることに意識を集中させて、細かい修正や調整は後からおこなう流れに切り替えてみましょう。
そうすることで、問題が起こった際も素早く対処できるようになり、結果的により質の高い仕事ができるようになりますよ。
本田 百合香
そもそも相手側も、常に100点満点の質を求めているわけではありません。実際は70点前後の質でも十分なケースは往々にしてあります。
⑤責任感が強く自分一人で仕事を抱え込んでいる
仕事において責任感を持つことは非常に大切ですが、責任感が強すぎると自分一人で仕事を抱え込んでしまい、自ら仕事が終わらない状況を生み出してしまいます。
基本的に会社という組織は、お互いの助け合いによって成り立っています。しかし、責任感の強い人は「自分の仕事は自分が責任をもって完結しなければならない」と思い込み、すべて一人で抱え込んでしまう傾向があります。
結果的にキャパオーバーに陥り、仕事が終わらない状況が続くことになるのです。
松下 建都
仕事というものは、自分一人だけで完結できるものではありません。責任感の強い人は、まずはその点の意識改革からおこなってみましょう。
対処法:周囲に頼る技術を身につける
自分一人で仕事を抱え込んでしまう人は、周囲に頼る技術を身につけることが重要です。
たとえば、資料作成時の画像制作に時間をとられている人は、画像制作が得意な人に依頼した方が、自分でおこなうよりも短時間かつクオリティーの高い画像ができる可能性が高くなります。
責任感が強い人は人に頼ることに抵抗を感じてしまうかもしれませんが、人から頼られることをネガティブに感じる人は少ないものです。しっかりと感謝の気持ちを伝えれば、より良い人間関係の構築にもつながり、緊急時の相談や手助けも求めやすくなりますよ。
本田 百合香
人によってそれぞれ得意・不得意分野は異なるため、自分の不得意分野は得意な人に依頼した方が大きな時短につながりますよ。
⑥不明点や問題点が発生する度に手が止まっている
仕事が終わらない人は、不明点や問題点が発生する度に手が止まっている可能性が考えられます。
仕事を進めていくうえで、不明点や問題点が発生することは少なくありません。また、慣れた業務であっても、不測の事態が発生したり、イレギュラーな処理を求められたりするケースもあるでしょう。
ただ、不明点や問題点が発生する度に手が止まってしまっては、大きな時間のロスにつながります。そのような人は結果的に時間が足りなくなり、仕事が終わらないという状況に陥りがちです。
対処法:悩む時間を決めて積極的に相談する
不明点や問題点が発生する度に手が止まってしまう人は、あらかじめ悩む時間を決めておき、それを超えたら積極的に相談するようにしましょう。
もちろん、自分で調べたり考えたりして悩む姿勢は大切です。しかし、いつまでも悩み続けて業務が完全に止まってしまっては、時間を大幅にロスしてしまいます。
自分である程度考えてみて、それでも解決しない場合には、周囲に相談してアドバイスを求めるのが得策ですよ。
米田 有希
ただ、不明点が発生したら思考停止的にすぐにアドバイスを求めるスタンスでは、自らの成長を妨げてしまいます。まずは自分で考えたり調べたりする姿勢は、常に持っておくようにしてくださいね。
⑦自分のキャパシティを超えても仕事を引き受けている
仕事が終わらない原因としては、自分のキャパシティを超えても仕事を引き受けている可能性も考えられます。
仕事を積極的に引き受ける姿勢は大事ですが、自分のキャパシティを超える量の仕事を引き受けてしまっては、仕事が終わらなくなります。
どこの職場でも、頼みやすい人に仕事の依頼が集中するものです。断らない姿勢がさらなる仕事を呼び込んでしまう、そんな状況に陥ってしまうケースも少なくはありません。
対処法:難しい場合には断る勇気を持つ
頼まれた仕事をすべて引き受けてしまう人は、時には断る勇気を持つことも必要です。
人から感謝されるのは嬉しいことですが、依頼を受けすぎて自分の仕事が終わらなくなってしまっては、本末転倒といえます。
依頼を断る際は、単に「できません」と伝えるのではなく、なぜ対応ができないのかを丁寧に説明したうえで、「〇日までであればお引き受けできそうですが、いかがでしょうか? 」といった提案もしておけば、角も立ちづらくなりますよ。
本田 百合香
依頼の内容によっては、断るべきか判断が難しいケースもあります。その場合は、上司に判断を仰ぐのも一つの手です。
⑧そもそも時間内に終わらない業務量を任されている
毎日のように残業をしている場合は、自分自身に原因があるのではなく、そもそも時間内に終わらない業務量を任されている可能性があります。
米田 有希
どんなに仕事のスピードを上げても、キャパシティを超えた仕事量を任されていては時間内に終わらせることは難しいですよね……。
繁忙期と重なるなどして、一時的に業務量が増えるだけであれば問題ありませんが、常に多くの仕事量を抱えている場合には、そもそもの業務の割り振りに問題がある可能性も考えられます。
仕事が終わらない状況が続いているのであれば、業務量が自分のキャパシティを超えていないか、一度チェックしてみましょう。
対処法:上司に相談して業務量を調整してもらう
業務量が自分のキャパシティを超えている場合には、上司に相談して調整してもらいましょう。
上司も部下の状況を完全に把握することは難しく、必ずしも適切な業務の割り振りができているとは限らないのが実情です。実際、業務の配分に偏りがあり、一部の人に負荷がかかり過ぎてしまうケースは珍しくありません。
業務過多な状況は、あなただけの力ではなかなか解決することはできません。なるべく早めに上司に相談することをおすすめします。
松下 建都
そもそも残業を前提とした業務の割り振りをおこなっていたり、残業することを美学と捉えていたりする場合には、職場側に問題があるといえます。その場合は、転職も視野に入れて環境を変えることを検討してみましょう。
⑨物理的な作業環境が整っておらず効率が落ちている
デスク周りの書類や資料、パソコン内のデータやファイルが散乱しているなど、物理的な作業環境が整っていないこともよくある仕事が終わらない要因の一つです。
書類やデータが散らばっていると、必要なものをすぐに取り出すことができず、仕事の効率が悪くなります。一回の探し出す時間は数分であっても、蓄積していけば大きな時間のロスとなってしまいます。
また、作業をする環境はモチベーションにも大きく関係します。デスク周りが散らかっているとモチベーションの低下につながる恐れがあるだけでなく、周囲の人も不快にさせているかもしれません。
対処法:アドバイスをもらいつつ作業環境を整える
作業環境が整っていないと感じる場合には、まずはデスク周りやパソコン内の整理整頓から始めてみるのが良いでしょう。
整理整頓には時間や手間を要するため、最初は億劫に感じてしまうかもしれません。しかし、書類やデータを整理できれば必要なものをすぐに取り出すことができ、長期的に見れば大きな時短につながります。
なにより、整理整頓をすることで見た目的にスッキリするため、作業にも集中しやすくなります。整理整頓が苦手な人は、他の人にアドバイスをもらうのも良いでしょう。
本田 百合香
整理整頓ができている人は、その人なりのコツを持っていることが多いため、アドバイスを求めることで、今まで知らなかった便利なツールやアイテムを知ることができるかもしれませんよ。
⑩職場の雰囲気が悪く適切な情報共有ができていない
物理的な作業環境だけでなく、職場内の雰囲気が悪い場合も、仕事が終わらない要因の一つとなります。
会社に属して仕事をする以上、メンバーの協力や上司からの指示は必要不可欠です。しかし、職場内の人間関係が悪く常にギスギスした雰囲気であると、職場内でのコミュニケーションも取りづらくなります。
その結果、うまく情報共有ができなくなり、指示の行き違いや確認漏れが増え、仕事が終わらない状況に陥りやすくなります。
米田 有希
職場の雰囲気が悪いと、周りに相談や手助けを求めることもしづらく、自分一人で仕事を抱え込まざるをえない状況になるかもしれません。
対処法:自分から積極的にコミュニケーションを図る
職場内で適切な情報共有ができていないと感じる場合には、自分から積極的にコミュニケーションを図ってみましょう。
職場内の雰囲気を改善することは、自分一人の力だけでは困難です。とはいえ、何もしないままでは状況が変わることはありません。まずは自分から周囲に話しかけてみるところから始めてみましょう。
職場の雰囲気が悪くても、チームとして仕事をしている以上、目標は一致しています。そのため、こちらから積極的にコミュニケーションを図っていけば、必要な情報やアドバイスは入手できるはずです。
松下 建都
人間関係の構築にコミュニケーションは必要不可欠です。まずは簡単な雑談でもいいので、こちらからコミュニケーションを図ってみましょう。
人間関係は自分ではどうしようもない場合もあります。その場合は環境ごと変えるのも一つの選択肢ですよ。その場合の対応についてはこちらの記事が参考になります。
関連記事
人間関係に悩んで仕事を辞めたい人へ|選べる6つの選択肢を徹底解説
人間関係で仕事を辞めたいと考える人はあなた以外にも多くいます。本当に退職しても良いのかを考えるための8つのチェックリストをキャリアアドバイザーが徹底解説します。退職以外の選択肢も紹介していきます。
記事を読む
⑪体調管理が整っていないせいで集中できない
体調が整っていないと業務に集中できず、仕事が終わらない要因の一つとなります。
ジャンクフード中心の食生活やお酒の飲みすぎ、あるいはインターネットやゲームによる睡眠不足など、思い当たる節はないでしょうか。
確かに気分転換やリフレッシュは必要ですが、体調を崩して業務に集中できないようであれば、改善が必要です。
「体調管理も仕事のうち」といわれるように、社会人として仕事をする以上、自己管理で回避できる体調不良は自身で未然に防ぐ必要があります。
対処法:生活習慣を見直す
体調を崩しがちで業務に集中できていないのであれば、生活習慣を見直しましょう。
生活習慣を見直すうえで重要なポイントは、以下の通りです。
- 規則正しい生活
- バランスの取れた食事
- 十分な睡眠時間
- 適度な運動
生活習慣を見直すことは簡単ではありませんが、体調が回復し、仕事が終わらない状況を改善できれば、その分プライベートの時間を増やすことができます。
本田 百合香
健康を害してしまうと仕事に影響が出るのはもちろんのこと、プライベートの時間を楽しむことも難しくなります。体調を崩しがちな人は、これを機に生活習慣を見直してみましょう。
体調が悪い場合は休職も一つの選択肢です。また、職場の労働環境が悪い場合は転職も視野に入れる必要があります。合わせてこちらの記事もチェックしておきましょう。
関連記事
休職中の転職活動はあり? 必須準備と企業からのリアルな印象を公開
休職中に転職活動をするのは法律的には問題ありません。しかし、自分の状況をチェックしないと選考が不利に働いてしまうことも。この記事では、専門家のアドバイスを交えてベストな選択をするためのチェックリストや企業が抱く懸念点などを紹介。自分が転職活動をしてもいいのか、しっかりとチェックしていきましょう。
記事を読む
仕事が終わらないという悩みを解決するにはまずは原因を究明することが重要!
仕事が終わらないのにはさまざまな原因が考えられ、またその原因によって対処法も異なります。そのため、仕事が終わらないという悩みを解決するには、まずは原因を究明することが重要です。
原因を究明できれば、正しい対処法を考えることができ、結果的に解決への近道になるともいえます。逆に、原因を究明する前に対処法を考えようとすると、誤った対処法になる可能性が高く、思うような効果を得ることが難しくなります。
仕事が終わらない原因を分析する手順については続く内容で解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
要チェック! 仕事が終わらない原因を分析する3ステップ
いざ仕事が終わらない原因を究明しようとしても、具体的に何から始めればいいのかわからない……そんなこともありますよね。なんとなくの原因分析では、最適な対処法を考えることができず、なかなか状況は改善されません。
そこでここからは、仕事が終わらない原因を分析する手順を3ステップで解説していきます。原因分析に苦戦している人は、ぜひ参考にしてくださいね。
ステップ①現状を正確かつ客観的に把握する
仕事が終わらない原因を分析するにあたって、まずは現状を正確かつ客観的に把握することが必要です。なんとなく仕事が終わらないという認識では、正しい原因分析をおこなうことはできません。
具体的には、どの仕事が、どういった点がネックになって、どれくらいの残業時間が必要になったのかを確認します。すぐに思い浮かばない場合には、帰宅前に現状把握をおこない、メモを取っておきましょう。データが蓄積されていくことで、傾向が見えてきますよ。
米田 有希
現状を正しく把握できていないと、その後の原因分析にも影響を及ぼします。現状把握はしっかりと取り組むようにしましょうね。
ステップ②現状から原因を洗い出す
現状把握が完了したら、続いて現状から仕事が終わらない原因を洗い出していきます。
原因を洗い出す際は、問題に対して「なぜ? 」と質問を繰り返して深掘りしていく方法が効果的です。たとえば、資料作成が間に合わず2時間の残業をしたケースを想定してみましょう。
- 「資料作成が間に合わなかったのはなぜか? 」
- 「昨年の資料を探し出すのに時間がかかった。でも、それはなぜか? 」
- 「関係ない書類と混ざっていたから。それはなぜか? 」
- 「書類のファイリングができていなかったから」=原因!
といった具合に、原因を洗い出していくことができますよ。
本田 百合香
うまく深掘りできないときは、頭の中だけで考えず、紙に書き出すとやりやすいですよ。
ステップ③原因を細分化して整理・解析する
原因を洗い出したら、原因をさらに細分化して整理・解析を進めましょう。原因のさらに奥にある原因を導き出して整理することで、改善すべきポイントが明確になります。
- 書類のファイリングができていなかったのはなぜ?
- 手順通りに業務を進めていなかったから。それはなぜ?
- 業務の手順が教わった当初と変わっていたから。それはなぜ?
- 職場内でのコミュニケーションが希薄で、適切な情報共有ができていなかった
このように、細分化した原因を整理・解析することで、仕事が終わらない根本的な原因にたどり着きやすくなりますよ。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
仕事が終わらない原因を分析するときは、自分に非があるという前提を持たないように気を付けましょう。たとえば、「自分の業務スピードが遅いから」「能力がないから」と自分自身が悪いと考えるようなことです。
なぜなら、自分が悪いと決めつけるとそれが結論となってしまい、原因を深掘りすることに発展しません。結果として正確な分析にはならず、原因の解決方法が導けないのです。原因を分析する際は一度自分のことは置いておいて、それ以外のことから考えてみましょう。
また、原因を分析するときは、担当している業務が自分にしかできないのかどうかを疑うことも大切です。幅広い仕事に挑戦をしているのが負担になっていたり、任された仕事をわからないまま引き受けたりしてしまっているなど、もしかしたらあまりにも多くの仕事を抱え込んでいる可能性も考えられるからです。
すぐにでも実践できる! 仕事を早く終わらせるためのコツ3つ
仕事が終わらない場合には、原因を究明して正しい対処法を考えることが重要ですが、そもそもの仕事のスピードを上げることも有効です。仕事の処理速度が上がれば、仕事全体の効率性が良くなり、緊急の仕事が入った場合も冷静に対処できるようになりますよ。
ここからは、仕事を早く終わらせるためのコツを3つ紹介します。明日からでも実践できるものばかりなので、積極的に取り入れていきましょう。
①ツールなどを駆使して常に効率性を意識する
仕事のスピードを上げたいのであれば、ツールなどを駆使して常に効率性を意識するようにしましょう。
近年はインターネットで検索すれば、無料で使える効率化に役立つツールが数多く見つかります。
- 数値を入力するだけで自動計算してくれるツール
- すぐに使えるタスク管理ツール
- 自分だけのマニュアルを簡単に作成できるツール
その他、無料のテンプレートにアレンジを加えて、自分専用の資料やメールのひな形を作っておけば、何度でも再利用できるため、作業の効率化につながりますよ。
まずは積極的に試してみて、自分に合うものを探してみましょう。そうしたトライ&エラーを繰り返していくこと自体が、あなた自身の仕事のスキルアップにつながることもありますよ。
本田 百合香
最近はAI(人工知能)を活用したツールも多く出てきているので、一度調べてみましょう。
最近はAI(人工知能)を活用したツールも多く出てきているので、一度調べてみましょう。
②仕事が早い人を参考にする
職場内に仕事が早い人がいるのであれば、その人を参考にしてみましょう。
もともと処理能力が高く仕事が早い人もいますが、そういった人は少数です。仕事が早い人の多くは、何かしらのコツを持っているはずです。そのため、仕事が早い人を参考にすることで、自分では知らない方法やテクニックを学ぶことができますよ。
外から観察しているだけではわからない場合には、思い切って直接アドバイスを求めるのも一つの手です。最初は勇気がいりますが、相手が忙しくないタイミングを見計らって、声を掛けてみましょう。
米田 有希
もし周囲に参考になるような人がいない場合には、ビジネス書を読んだり外部のセミナーに参加したりするのもおすすめです。仕事術に関する書籍やセミナーは数多くあるため、取っつきやすいものから購入・参加するのが良いでしょう。
③こまめに休憩をとってメリハリをつける
仕事を早く終わらせるためには、こまめに休憩をとってメリハリをつけることも重要です。
人間の集中力は個人差があるものの、どんなに長くても90分が限界といわれています。そのため、こまめに休憩をとった方が集中力も持続しやすく、効率性も上がります。
仕事を早く終わらせるためには、休憩をとらずに一気に取り組んだ方が良いと考えがちですが、かえって逆効果となるケースも多いです。仕事を早く終わらせたいのであれば、意識的に休憩をとって、メリハリをつけるようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
仕事を早く終わらせるコツの一つに、ほかの人に頼るという方法があります。遠慮したり、恥ずかしく感じたりする人もいると思いますが、仕事はチームでおこなうケースが多いので、周りを頼ることは悪いと考える必要はないです。
ただ、周りに依頼をしたものの、忙しくてあまり助けてもらえないということもあるでしょう。その場合は、会社や上司に自動化ツールの導入を提案してみることもおすすめです。インターネットで検索すると思わぬツールが見つかったりもするので、一度自身の業務と相性がいいものがないか探してみましょう。
企業のなかには、人手不足が深刻で会社全体でタスクが山積みになってしまっているケースもあります。自動化ツールの導入など、早めの提案が会社全体を助けることになるかもしれないので、思い切った提案を心掛けてみてくださいね。
早めの行動が肝心! どうしても仕事が終わらない場合の3つの対処法
仕事が終わらない原因を究明して、最適な対処をとったとしても、なかなか状況が改善しないケースもあるかと思います。また、仕事が終わらない原因が会社側にある場合には、個人の努力だけではなかなか改善が難しいケースもあるでしょう。
そこでここからは、どうしても仕事が終わらない場合の対処法を3つ紹介します。行き詰ってしまった人は、ここで紹介する対処法も試してみましょう。
①上司に相談する
どうしても仕事が終わらない場合は、まずは上司に相談してみましょう。
上司に相談することで、仕事の進め方に関するアドバイスをもらえたり、先輩社員をサポートとしてつけてくれたりするなど、何かしらの対処をしてくれるはずです。
また、そもそもの業務量が多すぎる場合には、割り振りを担う上司に相談して業務量を調整してもらうのが最善策といえます。
本田 百合香
上司の協力を仰ぐことで解決の糸口が見えるケースはよくあります。自分の努力だけでは改善が見られない場合には、上司や人事部、労務部などに相談してみてくださいね。
そもそも上司と馬が合わなくて相談しづらい……そんなときはこちらの記事もチェックしてくださいね。
関連記事
上司と合わないときは原因究明がマスト! 状況を改善する11の方法
上司と合わないと感じた時、何に原因があるのか、どのように対処すれば良いのか気になる人も多いですよね。この記事では、キャリアアドバイザーが上司と合わないと感じた際の原因の見極め方や解決法について解説しています。
記事を読む
②部署異動や配置転換を申し出る
そもそも今の仕事が自分に合わないと感じているのであれば、思い切って部署異動や配置転換を申し出るのも一つの方法です。
どんな人にも仕事の向き・不向きがあります。たとえば、人と話すのが好きな人であれば、パソコンと向き合って作業を続けることが多い事務職は合わないと感じる可能性があります。
そもそも自分に合わない仕事では、いくら改善を試みても思うような効果を得ることは難しくなります。それよりも、部署異動や配置転換によって環境を変えた方が良いケースもあります。
必ずしも希望が通るとは限りませんが、今の仕事が合わないと感じているのであれば、部署異動や配置転換を申し出ることも検討してみましょう。
松下 建都
部署異動や配置転換は関係部署との調整も必要なため、希望が通ったとしてもすぐに異動や転換ができるとは限りません。部署異動や配置転換を申し出るのであれば、なるべく早めに相談するようにしましょう。
自分に向いてる仕事がわからない人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
関連記事
職種80選|「向いてる仕事がわからない」は2軸の適職分析で克服!
向いてる仕事がわからない状態を抜け出すには「自己理解」と「仕事理解」の2つが大切です。この記事では、専門家のアドバイスを交えて向いてる仕事の悩み別の解説策や職種80選を解説。あなたの仕事が見つからない状況を一緒に解決していきましょう。
記事を読む
③転職を検討する
そもそも人手不足により会社全体で残業が常態化していたり、部署異動や配置転換が難しかったりするケースでは、現職で改善を図ることが難しい可能性もあります。その場合は転職も検討してみましょう。
確かに転職は勇気がいりますが、世の中にはさまざまな仕事や働き方があるため、社外に目を向けることで新たな選択肢が見つかるかもしれません。
もし転職も視野に入れているのであれば、転職エージェントに相談するのも一つの手です。転職エージェントはそもそも転職すべきかの相談もできるため、第三者の意見やアドバイスをもらうことで、ヒントを得られることも少なくありません。
松下 建都
転職エージェントを活用すれ、ばエージェント経由で応募先の内情についても知ることができますよ。転職先でも仕事が終わらない状況になってしまった……そんな不幸な事態も未然に避けられます。
転職に不安がある人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
関連記事
転職の不安を完全解消する15の方法|漠然とした不安の正体を解明!
転職は不安なことが多いですよね。良い転職先は見つかるのか、転職先でうまくやっていけるのか……そう考えるとなかなか一歩踏み出せない人も少なくありません。この記事では、専門家のアドバイスを交えて転職の不安を解消する方法や成功に導く心構えを解説。一緒に新たなキャリアへ自信に満ちた一歩を踏み出しましょう。
記事を読む
仕事を辞めるかは大きな決断ですよね。慎重に判断するためにも、こちらの記事で解説しているチェックリストは一度目を通しておきましょう。
関連記事
勢いで「仕事辞める」は要注意! 将来から逆算した行動計画がマスト
仕事を辞めるか悩んでいて、なかなか決断に踏み切れない……そんなこともありますよね。仕事を辞めるには少なからずリスクがあります。ミスマッチを防ぐには先を見すえた冷静な判断が必要ですよ。この記事では、専門家のアドバイスを交えて仕事を辞める決断が後悔につながらないための極意を解説しています。
記事を読む
要注意! 仕事が終わらないと悩んだときに避けた方が良いこと
- 「仕事が終わらないのは自分のせいだ」と思い込んで自分を責める
- 「仕事が終わらないのは周りのせいだ」と決めつけて行動を起こさない
仕事が終わらない状況を脱却するためには、何かしらの対策を講じる必要があります。とはいえ、一人で悩んでいると気持ちが後ろ向きになることも多く、かえって逆効果な行動をとってしまう可能性もあります。
そこでここからは、仕事が終わらないと悩んだときに避けた方が良いことについて解説していきます。一つずつチェックしていきましょう。
「仕事が終わらないのは自分のせいだ」と思い込んで自分を責める
「仕事が終わらないのは自分のせいだ」と思い込んで自分を責めていると、さらに自分を追い込む結果となります。
仕事が終わらない日々が続くと、肉体的にも精神的にも負担がかかります。そのような状態でさらに自分を責めたとしても、前向きな行動をとるのはなかなか難しいでしょう。
仕事が終わらない状況を事実として受け入れることは必要ですが、あくまで事実として受け入れるだけで、過度に自分を責める必要はありませんよ。
松下 建都
特に、真面目な人ほど自分を責めてしまいがちです。そんなときは、「仕事が終わらずに悩んでいるのは自分だけではない」と考えれば、少し気が楽になりますよ。
「仕事が終わらないのは周りのせいだ」と決めつけて行動を起こさない
「仕事が終わらないのは周りのせいだ」と決めつけて何も行動を起こさないと、状況は改善できません。
確かに仕事が終わらない原因が会社や職場環境にあるケースもありますが、その場合であっても何かしらの行動が必要です。
たとえば、社員間での業務量に大きな差が生じているケースにおいて、「上司が悪い」と決めつけて何も行動を起こさなければ、何も解決しません。
上司が部下の業務配分を把握できていない可能性もあり、その場合はまず上司に相談するなどの行動をした方が良いですよね。
周りのせいにすれば一時的に気持ちが楽になるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。状況を改善するためには、行動が必要であることを忘れないようにしてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
仕事が終わらないことによる悩みを、暴飲暴食やアルコールなどの過剰摂取によって解消しようとすることは避けましょう。それは一時的にあなたの気持ちを軽くしてくれるかもしれませんが、結果として自分自身を傷つける行為です。
また、悩んでいることが負の感情だからといって、周りに何も言わないということも避けておきましょう。一切口にせず気持ちをため込んでしまうと、悩みを抱えきれなくなり、結果として体調を崩すなどのあまり良い結果にはつながりません。
気の置けない友人や信頼できる同僚などに、思っていることを吐き出してみて、気持ちを整理してみましょう。結果として自分を見つめ直すことができ、悩みに押しつぶされずに済みますよ。
仕事が終わらない場合はいったん立ち止まって原因を究明しよう!
仕事が終わらない状況が続くとどうしても焦ってしまいますが、そんなときこそいったん立ち止まって原因を究明することが必要です。仕事が終わらないのは、必ずしも自分の能力不足が原因とは限らないため、正しい原因を把握して適切な対処法を考えていきましょう。
いずれにせよ、仕事が終わらない状況を悲観するだけで何も行動を起こさなければ、状況が改善されることはありません。本記事で解説した方法を一つずつ試しながら、解決の糸口を見つけていってくださいね。
まずは仕事が終わらない原因が何なのかを知ることで、具体的な対処法を考えることができ、解決の糸口も見えてきますよ。