未経験から目指せる現場仕事12選! リアルな業務実態を徹底解剖

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おすすめ職種12選 現場仕事を志望するならまずは○○を確認!

目次

  1. 現場仕事は多種多様! 職種への理解と自分の内面の理解を深めて適職を探そう
  2. そもそも現場仕事とは? 業界動向やメリット・デメリットを解説
  3. ①現場に出向いてモノを作り上げる仕事
  4. ②建設業界は多くの課題を抱えている
  5. ③現場仕事の職場環境は改善傾向にある
  6. ④現場仕事に就くメリット・デメリット
  7. 現場仕事を目指すなら知っておきたい! 向いてる人の特徴3選
  8. ①集中力がある人
  9. ②早起きが得意な人
  10. ③黙々とした作業が得意な人
  11. 現場仕事の実態は? よくある5つの疑問を徹底解説! 
  12. 「体力的につらいのは本当?」
  13. 「雇用形態はどうなっているの?」
  14. 「職場の雰囲気が怖そう……」
  15. 「学歴は求められる?」
  16. 「資格を取らないと仕事に就けない?」
  17. 志望理由の深掘り×条件の絞り込みで一番マッチした現場仕事を探し出そう! 
  18. 仕事内容から特徴まで知ろう! 未経験でも始められる現場仕事12選
  19. ①大工
  20. ②とび職
  21. ③土木作業員
  22. ④左官工
  23. ⑤鉄筋工
  24. ⑥内装工
  25. ⑦塗装工
  26. ⑧板金工
  27. ⑨配管工
  28. ⑩解体工
  29. ⑪防水工
  30. ⑫電気工事士
  31. 将来まで見すえて考えよう! 自分に合う現場仕事を探し出す3ステップ
  32. ①現場仕事に興味を持った理由を言語化する
  33. ②現場仕事の会社に求める条件の優先順位を決める
  34. ③現場仕事に就いた先でかなえたい将来を具体的に考える
  35. 着実に準備を進めよう! 理想の現場仕事に就くためのロードマップ 
  36. ①現場仕事を目指す理由をはっきりさせておく
  37. ②目指す職種の求人をさまざまな方法で探す
  38. ③探し出した求人から求められる人物像を洗い出す
  39. ④求められる人物像に合わせた応募書類を作成する
  40. ⑤現場仕事の選考で聞かれやすい質問の対策を進める
  41. さまざまな手段がある! 現場仕事の正社員を目指す方法4選
  42. 就職サイトから現場仕事に応募する
  43. 専門学校や大学に入学して知識を身に付ける
  44. アルバイトや日雇いで働きながら正社員を目指す
  45. 職業訓練校でスキルを身に付ける
  46. 仕事に求める条件の優先順位をつけて自分に合う現場仕事を見つけていこう! 

現場仕事は多種多様! 職種への理解と自分の内面の理解を深めて適職を探そう

こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。

現場仕事を探している人から、よくこんな相談を受けることがあります。

現場仕事に興味がある人によくある悩み

現場仕事に興味を持っていても、「どんな仕事なのかイメージがつかない」「体力仕事でついていけるかな……」など、自分に合うのか悩むこともあるかもしれません。

あなたが「働きたい!」と思える現場仕事に出会うためには、そういった不安を一つずつ解消していき、そのうえで、どんな仕事があるのか、職種ごとにどんなスキルが求められるのかなど、仕事そのものへの理解を深めていくことが大切です。

この記事では、現場仕事に関するよくある疑問の答えから、おすすめの現場仕事12選、自分に合う現場仕事を探し出す方法などを解説していきます。自分に合う現場仕事を見つけたいなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも現場仕事とは? 業界動向やメリット・デメリットを解説

そもそも現場仕事って何? どんな仕事があるの? そんな疑問も出てくると思います。深い内容に切り込んでいく前に、まずは前提知識として現場仕事の概要について理解を深めることが大切ですよ。

ここからは、現場仕事の業界動向からメリット、デメリットなどを解説していきます。自分に合う仕事を見つける前に前提の情報からしっかりとチェックしていきましょう。

①現場に出向いてモノを作り上げる仕事

現場仕事とは、一般的に工事現場で作業をする仕事を指します。私たちの生活に欠かせないダムや道路、住宅など構造物を高い技術を使って作り上げている仕事です。造る構造物の種類はさまざまで、以下のような分類分けがされています。

現場仕事の分類例
  • 建築:家やホテルなどの建築物などの工事
  • 土木:インフラ(道路や鉄道など生活に欠かせないもの)の工事
  • 設備:電機や空調などの設備の工事
本田 百合香

本田 百合香

現場仕事では、主に工事を管理する「管理者」と実際に手を動かして作業する「職人」に分かれます。この記事では、実際に手を動かす職人の現場仕事について詳しく解説していきますよ。

②建設業界は多くの課題を抱えている

建設業界が抱える課題点
  • 人手不足
  • 就業者の高齢化
  • 長時間労働

建設業界では、他の産業と比べても特に人手不足が深刻です。国土交通省が令和3年時点での建設業の現状と課題をまとめた建設業の働き方改革の現状と課題によると、ピーク時に685万人いた建設業就業者数は492万人まで落ち込みました。

また、建設業就業者は、約3割が55歳以上と高齢化も進んでおり、若い世代への技術継承も大きな課題として挙げられています

松下 建都

松下 建都

こういった現状なこともあり、建設業界は他の業界と比べて比較的就職がしやすい傾向にありますよ。

③現場仕事の職場環境は改善傾向にある

建設業界では、先ほど解説した課題を解消しようと国を挙げての働き方改革に取り組んでいます。というのも、構造物の老朽化などが進むこともあり、建設業の需要は減っておらず、このままでは需要と供給のバランスが崩れてしまうからです

そのような背景もあり、過去と比べると現場仕事をおこなう職人の職場環境は大きく改善してきました。国土交通省が建設業界の働き方をまとめた建設業の働き方として目指していくべき方向性によると、以下のような改善に取り組んでいますよ。

建設業界で改善を図っている事例
  • 週休2日制を見すえた工期設定
  • 労働時間の管理
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)化推進による業務効率化
米田 有希

米田 有希

建設業は危険、きつい仕事と言われることもありましたが、現在は新3K(給与、休暇、希望)を推進して、業界を変えようと動いているのです。

本田 百合香

キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる

建設業界の働き方は今まさに変わろうとしている!

建設業界が抱えている問題のなかでも、休日数の少なさや長時間労働は事故につながります。そのため、従業員が安全に仕事をおこなえるよう、勤務時間の管理の徹底を進めています。

ほかにも、過度の長時間労働を防ぐ目的で、週休2日制の導入や業務効率のデジタル化推進などを業界全体で取り組んでいるのが現状です。

上記の取り組みから、建設業界でイメージされやすい過度な残業や工期遅れによる無理なスケジュールなどは減りつつありますよ。「辛そうだから」という理由で建設業界を選択肢から外してしまうのではなく、業界全体の取り組みなどもふまえて、目指すかどうかを判断してくださいね。

④現場仕事に就くメリット・デメリット

現場仕事に就くメリットデメリット

現場仕事に興味を持っていても、「きつそうだな」「ブラックな環境だったらどうしよう」など、不安に感じてしまう面もありますよね。その不安を払拭するためにも、現場仕事のメリットやデメリットを把握することが大切ですよ。

ここからは、現場仕事に就くメリットとデメリットを解説していきます。現場仕事を目指すなら両面を把握して、自分が納得したうえで仕事を選んでいくのが大切になります。自分が現場仕事に合っているどうか見極める判断材料にしてくださいね。

現場仕事に就くメリット

メリット
  • 学歴関係なく働きやすい
  • 技術力を上げれば独立を目指せる
  • 黙々と作業ができる

現場仕事のメリットの一つは、スキルを身に付けていくことで、他の職人をまとめる立場として独立を目指すことができる点です。独立できれば、収入アップも自分の実力次第で狙えます。

また、現場仕事には学歴よりも構造物を作り上げる技術や身体を動かす体力が求められやすいです。未経験での募集も多く、これまでの経歴や経験など関係なく就職を目指せる仕事ですよ。

他にも、黙々と仕事を比較的進めやすいという特徴もあります。技術を身に付けるまでは先輩に教えてもらう機会も多いですが、慣れてくれば作業を任され、一人で集中しながら仕事をできるようになります。

現場仕事に就くデメリット

デメリット
  • 技術力が身に付くまでは収入が低い
  • 身体を使うので体力が求められる
  • 仕事内容によっては危険な仕事もある

現場仕事のデメリットとして、いい意味でも悪い意味でもスキルによって収入が変わるという点が挙げられます。仕事を始めたばかりでスキルがない場合は、どうしても収入が少なくなってしまう傾向にありますよ。

また、現場仕事は体力仕事な一面があります。仕事中はずっと立っている必要があったり、常に動いていたりと体力が求められる仕事といえますね

ほかにも、大きな建設機械や、ときには自然を相手にした仕事になることもあるため、予期せぬ事故に遭ってしまうこともあります。たとえば、トンネルの崩落や洪水による浸水などは自分では防ぎようがないですよね。他の仕事よりも怪我を負いやすい点はデメリットとして覚えておきましょう。

現場仕事を目指すなら知っておきたい! 向いてる人の特徴3選

現場仕事が向いている人の特徴3選

現場仕事を目指すうえでは、メリットやデメリットだけでなく「どんな人が向いてるのか」も知っておきたいポイントですよね。

ここからは、現場仕事に向いてる人の特徴3選を解説していきます。当てはまっていなければ向いてないというわけではないですが、自分に当てはまる項目があれば現場仕事の適性があるといえるので、しっかりとチェックしていきましょう。

①集中力がある人

集中力がある人が現場仕事に向いてる理由
  • 1mm単位の作業な緻密な作業をする仕事だから
  • ミスを起こしてしまうと事故につながってしまうこともあるから

現場仕事は緻密な設計をもとに構造物を作り上げていきます。作業によっては、1mm単位の調整が発生することもあり、そんな細かい仕事をこなすためには目の前の作業に没頭できるような集中力が求められているのです

本田 百合香

本田 百合香

建物など大きなものを作り上げていく現場仕事は小さなミスが大きな事故につながることもあります。そういった面でも集中力が求められるわけです。

②早起きが得意な人

早起きが得意な人が現場仕事に向いてる理由
  • 現場は常に変わるので現場の場所によっては通勤に時間がかかるから
  • 現場によっては早朝から業務をおこなうケースがあるから

現場仕事では、現場の場所が自分の家から近いとは限りません。場合によっては県をまたいで現場に通う必要もあります。また、比較的朝早い時間から作業を開始ケースも多いので、通勤時間も考えると、早朝には家を出ないといけない場合もあります

米田 有希

米田 有希

普段は夜型の生活をしている場合、こうした現場に配属された場合慣れるのに苦労する可能性もありますよ。

③黙々とした作業が得意な人

黙々とした作業が得意な人が現場仕事に向いてる理由
  • 細かい地味な作業も仕事としてやっていく必要があるから
  • 誰にも見られないような作業でも一人で作業する必要があるから

現場仕事は体力仕事のイメージが強いかもしれませんが、実際には細かい地味な作業もたくさんあります。

たとえば、材料を運搬したり、工具を使って組み立てをおこなったりと、利用者には見えていない作業もあるのですそのような細かい作業では、目の前の仕事を黙々とできる能力が求められます

松下 建都

松下 建都

現場仕事は一人の作業進捗が全体の工程に大きな影響を与えます。だからこそ、細かい地味な作業でも黙々とできる人が向いてるといえますよ。

黙々と作業が得意なら、こちらの記事で黙々とできる仕事について解説しているので参考にしてくださいね。

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現場仕事の実態は? よくある5つの疑問を徹底解説! 

米田 有希

米田 有希

現場仕事と聞いてどんなことをイメージするでしょうか? きつそう、なんだか怖そうなど、あまり良くないイメージを持っているかもしれませんね。

そんな疑問を解消できるように、ここからは夜勤の仕事のよくある5つの疑問を解説していきます。解説する内容をしっかりチェックして、現場仕事に抱いている疑問を払拭していきましょう。

「体力的につらいのは本当?」

●身体を使う仕事なので一定の体力は必要だが休憩もしっかりとれる!

現場仕事といえばもっとも気になるのが、「体力的なつらさ」ですよね。確かに、現場仕事はデスクワークと違い、自分の身体を使う仕事なので一定の体力は求められます。

一方で、身体を酷使しすぎると怪我や病気につながってしまうこともあり、建設業界の現場仕事は勤務時間が決まっていたり、しっかりと休憩を取れたりする環境が整っています。たとえば、現場の休憩時間は1日3回が基本となっています。12時〜の1時間休憩以外にも、10時、15時に15〜30分の休憩を取る現場がほとんどです。

本田 百合香

本田 百合香

身体を使う以上はつらいと感じる場面もあるかもしれませんが、常に身体を動かして作業しているというわけではないのですよ。

「雇用形態はどうなっているの?」

●正社員から個人事業主までさまざまな働き方がある!

現場仕事では、以下のようなさまざまな形態で働くことができますよ。

現場仕事の雇用形態
  • 正社員
  • 個人事業主
  • 派遣社員
  • アルバイト

現場仕事で特徴的な働き方として、個人事業主が挙げられます。現場仕事の個人事業主には、独立して仕事を請け負っている人もいれば、親方や先輩職人が管理している現場に出向き、そこで指示を仰ぎながら働く人もいます。

というのも、現場には閑散期と呼ばれる仕事がない時期もあるので、正社員で働いてもらうよりも、個人事業主を雇ったり、日雇いのアルバイトを採用する方が効率がいいのです

松下 建都

松下 建都

上記以外にも、技術を身に付けて独立して会社を経営するような人もいますよ。

「職場の雰囲気が怖そう……」

●現場にもよるが優しい雰囲気で働けるところが増えてきている!

現場仕事のイメージで、職人さんが怒鳴っていたり、聞いても何も教えてくれなかったりする怖いイメージを持っているかもしれません。

ただ、実際はそんなに怖い人ばかりではなく、優しい人もたくさんいますよ。特に近年は人手不足の影響から、建設業界のイメージを変えようという動きが活発化しており、良い雰囲気を作ろうと意識している現場も多くなってきています

実は、大声を出したり、言葉がきつく聞こえたりするのには理由があります。現場仕事は一歩間違えば命にかかわる仕事なので、注意を促すには大きな声を出さざるを得ない場面もあるのです。

米田 有希

米田 有希

そんな事情もあって、怖いというイメージがついているのかもしれませんね。

「学歴は求められる?」

●学歴は求められない仕事がほとんど!

現場仕事をおこなう職人は、大卒や高卒といった学歴による縛りをかけていない会社がほとんどです。というのも、現場仕事で求められるのは現場で活かせる経験と技術だからです

技術は勉強したからといってなかなか身に付くものではありません。そのため、学歴よりも仕事に対しての熱意や適性などの方が重要視されるのです。

ただ、現場を取りまとめる施工管理の仕事を目指すのであれば、工事全体を管理する立場であるゼネコンへ入社するのが近道です。

松下 建都

松下 建都

ゼネコンの場合は、大卒が条件になっている会社もあるので、自分が目指す職種によっては学歴が必要になるかもしれませんね。

ゼネコン
  • ゼネラルコントラクターの略称で、日本語では総合建設業者を指す。マンションやビル、インフラ施設などの大型構造物を建てる会社の総称

「資格を取らないと仕事に就けない?」

●未経験でも始められる仕事がほとんどだが資格を持っていた方が有利!

現場仕事の求人を見てみると、年齢や資格の有無など関係なく未経験の募集が数多くされています。経験年数や技術力が求められる傾向にあるので、資格による制限はかかってない仕事がほとんどなのです

とはいえ、工事の規模や職種によっては資格が求められる場合もありますよ。たとえば、電気工事の現場では、第二種電気工事士の資格を持っている人がいないと仕事ができないなどの決まりがあります。

本田 百合香

本田 百合香

資格は仕事の幅を広げる手段でもあるので、キャリアアップを目指すなら取得していた方が有利になりますよ。

松下 建都

キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる

現場で働く人へのケアは手厚くなっている

上記以外の不安点として、体を使った仕事である以上、怪我のリスクに対する不安などもあるかもしれませんね。当然ながらほかの仕事と比べると、現場仕事には危険がともなうのは仕方がありません。

ただ、現場仕事では事故を起こさないための対策が徹底しておこなわれます。従業員の生命を守るため、怪我や事故を起こさないための対策はきちんとマニュアル化されていますし、万が一、怪我などをしてしまった場合でも、労災や会社独自で保険加入により、あなたの生活を守る対策をおこなってくれている企業が多くあります。

また、個人事業主として働く場合でも業界団体による団体保険もあるので、安心して働くことができます。もちろん、その前段階として事故のない現場を目指す工夫は日々、建設業界などでは進んでいますよ。

志望理由の深掘り×条件の絞り込みで一番マッチした現場仕事を探し出そう! 

適職を探すためには条件の絞り込みが必須!

現場仕事はいろいろあるけど、結局どれが自分に合う仕事なのかな? 職種も働き方もさまざまな現場仕事だからこそ、そう悩むこともあるでしょう。

自分にもっともマッチした現場仕事を探し出すには、 「志望理由の深掘り×条件の絞り込み」がとても大切ですこの2つをしっかりと理解して仕事を探していけば、自分にぴったりの現場仕事を見つけ出すことができますよ

ここからは、未経験でも始められる現場仕事の仕事内容や特徴、さらには自分に合う現場仕事を見つけるステップも解説していくので、ぜひチェックしてくださいね。

仕事内容から特徴まで知ろう! 未経験でも始められる現場仕事12選

現場仕事に興味はあるけど、実際にどんな職種があるのかは気になるところですよね。現場仕事といっても、造るものも使う技術もさまざまです。

あなたがやってみたいもしくは興味がある仕事を見つけていくために、ここからは12の現場仕事を紹介していきます。それぞれの仕事内容だけでなく向いてる人の特徴や求められるスキルなども解説していくので、参考にしてくださいね。

現場仕事のなかには夜勤で仕事をしている人もいますよ。こちらの記事で夜勤の仕事について詳しく解説しているので参考にしてくださいね。

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①大工

大工の特徴・求められるスキル
  • 構造物の骨組みを造る仕事なので細かい丁寧な仕事ぶりが求められる
  • 手先が器用で細かい作業が得意な人に向いている
  • 外作業がメインとなるため体力や忍耐力などが求められる

大工とは、家や建築物を造るための木材を切ったり組み立てたりする仕事です構造物の骨組みを造り上げる仕事であり、細部まで丁寧な作業をおこない構造物が安定しているかのチェックまで担当しています

大工に向いているのは、何かを造るのが好きな人はもちろんのこと、手先が器用で細かい作業が得意な人です。ただ、外での作業が多いので、体力や忍耐力などが求められる仕事でもあります。

米田 有希

米田 有希

大工を目指す方法としては、弟子入りして技術を身に付けるところから始めるのが一般的です。学校で学ぶというよりも実際の現場で経験を積み、高度な技術を身に付けていきます。

②とび職

とび職の特徴・求められるスキル
  • 建築材料の運搬や取り付けなどの高所作業をおこなう仕事
  • 高いところでも問題なく作業ができる人の方が向いている
  • とび職に必要な資格を持っていると現場に入ってからスムーズに仕事ができる

とび職は、ビルやマンションなどの建築現場で高所作業をおこなう仕事です足場やクレーンなどを利用して高所に上り、建築材料の運搬や取り付けなどの作業をおこないます

とび職に求められるのはなんといっても、高所でも怖がることなく作業を実施できるかどうかです。高所恐怖症の場合、仕事どころではなくなってしまいますよね。また、身体を動かす作業がほとんどなので、体力に自信がある人が向いています。

とび職は未経験からでも仕事に就くことは可能です。ただ、「玉掛け(クレーンのフックに、荷を掛けたり、外したりする作業をするための資格)」や「足場の組立て等作業主任者」などの資格を持っていると、現場に入ってからスムーズに仕事を進められますよ。

③土木作業員

土木作業員の特徴・求められるスキル
  • 道路や橋、ダムなどのインフラを作る現場で作業をおこなう仕事
  • 担当する作業によってさまざまな資格が求められる
  • 仕事を一通り覚えられれば現場をまとめる監督も目指せる

土木作業員は、道路や橋、ダムなどのインフラを作る現場で作業する仕事です。作業は多岐にわたり、建設機械の運転から資材の運搬、材料の組み立てなどを担当します

とび職のように高所の作業はありませんが、外作業で身体を使うので一定の体力が求められます。また、担当する仕事によっては資格が必要な場合もあり、講習や研修を受けなければいけない場面も出てきます。

本田 百合香

本田 百合香

土木作業員は未経験での募集も数多くされています。就職サイトなどで「土木 未経験」と検索して求人を探してみてくださいね。

④左官工

左官工の特徴・求められるスキル
  • モルタルや仕上げ材を均等に塗る技術で壁や床を美しく仕上げる仕事
  • 資格よりも現場で技術を磨いていく向上心やこだわりがある人に向いている
  • 左官工を目指す方法としては職人への弟子入りや工務店への勤務などがある

左官工は、壁や床の仕上げに使うモルタル(セメントと砂を混ぜたもの)を塗って見た目を整える仕事です。モルタルや仕上げ材を均等に塗る技術を用いて、美しく仕上げていきます。

左官工は特に技術を求められる仕事なので、技術を磨いていく向上心のある人や自分の仕事にこだわりを持てる人が向いていますよ

左官工を目指す場合は、左官工の職人に弟子入りする、工務店に入社するなどの方法が一般的です。資格を取るよりも、実際に現場で技術を磨いていくのがいいでしょう。

松下 建都

松下 建都

技術を身に付けて一人前になった後は、独立を目指したり、職業訓練校の講師を務めたりする人もいますよ。

⑤鉄筋工

鉄筋工の特徴・求められるスキル
  • ビルやマンションなどのより大きな構造物の基礎工事をおこなう仕事
  • 家や住宅の工事よりも規模が大きいので迫力のある構造物を作りたい人に向いている
  • 資格は必須ではないが工事の種類によっては求められる場合がある

鉄筋工は、ビルやマンションの骨組みを作る仕事です。大工が家や住宅だったのに対してより大きい構造物の基礎的な部分の工事を担当します。

具体的な仕事内容としては、設計図や施工図をもとに鉄筋を曲げたり、切断したりします。その後、鉄筋を組み立ててコンクリートを流し込み構造物を造り上げていきます。

鉄筋工は他の仕事に比べて大きな構造物を造り上げていくので、より大きな迫力のある構造物の工事に携わりたい人に向いている仕事です。

資格が必ず求められる仕事ではありませんが、工事の規模によっては資格を持っていないと現場に出られないケースもありますよ

米田 有希

米田 有希

鉄筋工を目指すなら以下の方法があります。自分に合った方法で仕事を探してみてくださいね。

鉄筋工の仕事を目指す方法
  • 求人サイトで「鉄筋工」を検索して求人を探す
  • 鉄筋工の会社のホームページで求人が出されていないかチェックする
  • 友人や知人が働いている鉄筋工の会社を紹介してもらう

⑥内装工

内装工の特徴・求められるスキル
  • 壁紙の張替えやフローリングなど日常で目にする部分の工事を担当している
  • 内装のデザインやインテリアなども担当するのでデザインに興味がある人にもおすすめ
  • 職業訓練校でスキルを身に付けてから目指すこともできる

内装工は、建物の内部を飾ったり機能的にしたりする仕事です。具体的には、壁紙の張替えやフローリングの施工など、私たちが日常で目にする部分の工事を担当しています。リフォームやリノベーションなども内装工の仕事ですよ。

作業は正確性が求められるので、細かい作業が得意な人が向いています。また、内装のデザインやインテリアなどの空間を作り上げる仕事も担当するので、デザインに興味がある人にもおすすめの仕事です。

本田 百合香

本田 百合香

内装工は特別な資格は必要なく、年齢や学歴など関係なく誰でも目指せます。目指すにあたって、まずスキルを身に付けたいと考えているのであれば、職業訓練校を活用する方法もありますよ。

職業訓練って何? そんなふうに感じたのであれば、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。

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⑦塗装工

塗装工の特徴・求められるスキル
  • 塗料を塗って外壁の見た目を整えたり劣化しないように保護したりする仕事
  • 繊細な仕事なので細かい丁寧な作業が得意な人が向いている
  • 学歴や資格などは必要ないので誰でも目指すことができる

塗装工は、建物や橋などの表面に塗料を塗る仕事です。外壁の見た目を整えたり、劣化しないように保護したりと重要な役割を担っています

具体的な仕事内容としては、塗る範囲を設定した後に、マスキングと呼ばれる設定範囲以外を塗らないような保護をして、塗料を塗っていきます。均等に塗る技術が必要なのはもちろんのこと、塗料の種類の選定や塗る方法などの知識も持ち合わせることが求められます

表面を整える繊細な仕事であるため、細かい丁寧な作業が得意な人が向いています。塗装工には、学歴や資格は特に必要ありません。誰でも目指すことが可能です。資格よりも現場での経験が大切な仕事といえますね。

松下 建都

松下 建都

塗装工を目指すなら、工務店やリフォーム会社に就職するのがおすすめです。未経験でも採用している会社も多いので、一から技術を習得できますよ。

⑧板金工

板金工の特徴・求められるスキル
  • 車や建築物の金属部分を作ったり修理したりする金属のプロ
  • 手先が器用や人やコツコツと目の前の作業をこなせる人が向いている
  • 工務店や工場に勤めるのが一般的だが職業訓練校に通って就職する方法もある

板金工は、車や建築物の金属部分を作ったり修理したりする金属のプロです。金属を自由自在に加工し、操る技術が求められます。設計図や図面をもとに金属の切断や曲げ加工をおこない、溶接や接着などで目的のモノを作り上げます

板金工に向いてるのは、手先が器用でものづくりが好きな人です。ほかにも、コツコツと目の前の作業をこなしていける人に向いてる仕事ですよ。

米田 有希

米田 有希

板金工を目指すなら、工務店や工場に勤務するのが一般的ですが、職業訓練校で技術を学び就職する方法もあります。1年程度で実践的な技術を身に付けることができますよ。

ものづくりの仕事についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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⑨配管工

配管工の特徴・求められるスキル
  • 水道やガス、エアコンなどインフラの配管を施工する大切な仕事
  • 数cm単位の加工が必要となるので精密な作業が得意な人が向いてる
  • キャリアップを目指すのであれば資格を取得するのがおすすめ

配管工は、水道やガス、エアコンなどの配管を設置する仕事。私たちの日常生活に欠かせないインフラを支える重要な役割をはたしています。仕事内容は、まず設計図をもとに配管のルートを決めて、パイプを切断したり曲げたりして配置していきます。

配管工事では、数cm単位の加工が必要となるので、精密な作業が得意で計画的に仕事を進められる人が向いてるといえますね。

本田 百合香

本田 百合香

キャリアアップしていければ、独立して働いていくことも十分可能ですよ。

⑩解体工

解体工の特徴・求められるスキル
  • 構造物の作りを正確に把握して安全に解体する仕事
  • 他の現場仕事よりも危険がともなうので周りの安全に配慮できる能力が求められる
  • 独立まで目指すのであれば「解体工事業者」の免許取得が必要になる

解体業は、古い建築物を解体する仕事です。新たな構造物を建てるためには、古いものを取り払うことも必要ですよね。すでに建設されているものを壊すということもあり、周りに影響を与えないよう、構造物の造りを正確に把握し、安全に解体していきます

他の仕事と比べても危険がともなう仕事であるため、体力に自信があって、周りの安全に配慮しながら作業できる人に向いています。

手作業の場合は資格など必要ありませんが、重機を使用する場合は該当する資格を持っていなければ作業はできません。

松下 建都

松下 建都

企業によっては入社後に資格取得のサポートをおこなっているところもあるので、気になる企業があれば一度チェックしてみましょう。

⑪防水工

防水工の特徴・求められるスキル
  • 雨漏りを防いで建物を守る防水加工を専門としている仕事
  • 地道な作業が多いので作業をコツコツと進められる人が向いている
  • 資格は必要ないが独立を目指すなら防水施工技能士を取得しておいた方がいい

防水工は、建物の屋上やバルコニーなどに防水加工を施す仕事です。防水加工は、雨漏りを防いで建物を守る役割をはたしていますよ。適切な材料の選定や加工剤を表面に塗布する技術が求められます

地道な作業が多いので、作業をコツコツとできる人が向いています。また、水は隙間から漏れてくることもあるので、全体を俯瞰してみれる能力を持っている人にも向いていますよ。

防水工は特別な資格を求められるわけではないので、未経験や無資格の人でも目指すことが可能です。

米田 有希

米田 有希

ただ、独立するとなると、現場を取りまとめるために必要な国家資格である防水施工技能士を持っていた方がいいでしょう。この資格を持っていることで、規模の大きい防水工事を受注できるようになります。

⑫電気工事士

電気工事士の特徴・求められるスキル
  • 部屋の照明や携帯の充電など日常生活に欠かせない電気の仕事を担当している
  • 感電や火災などが付きまとう危険な仕事なので慎重で正確な人が向いている
  • 未経験でも仕事に就けるが仕事の幅を広げていくためには資格の取得が必要となる

電気工事士は、建物の電気設備を設置・保守する仕事です。部屋の照明や携帯の充電などは、電気工事によって使うことができています。配線や設備の取り付け位置などが設計図に記載されているので、それをもとに工事を進めていきます。また、電気設備の修理や点検なども電気工事士の仕事です。

電気工事士は入社時は未経験や無資格でも問題ありません。実際に求人を見てみても、未経験を歓迎している募集も多く見かけます。一方で、第二種電気工事士の資格がないと任せてもらえる仕事があまりないので、早めに取得してできる仕事の幅を広げていくのが大切です。

本田 百合香

本田 百合香

常に感電や火災などの危険がともなっていることもあり、慎重で正確な性格の人が向いています。また、他の工事と作業のタイミングを合わせる必要があるので、コミュニケーション能力求められますよ。

米田 有希

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現場仕事で重要なのは「経験」の豊富さ!

現場の仕事は座学でどんな仕事なのか学ぶことももちろんできます。ただ、上司や先輩から直接教えてもらったり、仕事の中で経験を積むことでしか一人前になることはできません。

先輩がどのように仕事をしているか見てみたり、ときには質問をぶつけるなどして学んでいくことが大切ですね。未経験でも挑戦できるというメリットがある一方で、技術が必要になってくる仕事です。

最初はわからないことだらけで不安を覚えたり、失敗に落ち込むこともあるかもしれません。ただ、毎日何か経験を積むことで、不安や失敗も減ってきて、自信を持って現場仕事に取り組めるようになっているはずです。経験を積むことが大切だと理解したうえで、自分にはどんな現場仕事が合っているのか、見極めていきましょう。

将来まで見すえて考えよう! 自分に合う現場仕事を探し出す3ステップ

自分に合う現場仕事を探し出す3ステップ

現場仕事の職種を解説してきましたが、仕事の種類も多く「自分に合う現場仕事はどれだろう?」と迷ってしまう場合もあるでしょう。そんなときは、現場仕事でかなえたい将来を見すえて自分に合う仕事を探すのがおすすめですよ。

ここからは、自分に合う現場仕事を探し出す3ステップを解説していきます。ステップ通りの手順を踏んでいき、自分に合う現場仕事を見極めていきましょう。

①現場仕事に興味を持った理由を言語化する

あなたが現場仕事に興味をもった理由は何でしょうか? 身体を使って活躍できる仕事だから、独立を目指しやすい仕事だから、など何か理由があるはずです。

そんな自分が興味を持った理由をまずは言語化していきましょう。理由が明確にわかれば、自分の目指す方向性も自然と決まってきます

現場仕事に興味を持った例
  • ものづくりが好きで自分の手で何かを作りたいと思ったから
  • 体力に自信があるので身体を使った仕事がしたいから
  • 自分の腕一本で稼いでいける技術を身に付けたいと思ったから
本田 百合香

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言語化する際は、抽象的な言葉は避けて、できるだけ具体的な言葉を挙げてみましょう。そうすることで、自分が本当は何をしたいのかが見えてきますよ。

②現場仕事の会社に求める条件の優先順位を決める

興味を持った理由が明確にできたら、言語化した内容を満足できる条件を見つけていきます。条件は以下の項目を参考にしてみてくださいね。

会社に求める条件
  • 仕事内容
  • 労働環境
  • 給与
  • 福利厚生
  • 会社の雰囲気

条件を設定できたら、自分がどのような条件を大切にしているのかを考えて、優先順位を決めましょう。たとえば、キャリアアップを目指したいのであれば、福利厚生で資格の援助をしてくれる会社の優先順位が高くなりますよね。

松下 建都

松下 建都

求める条件を決めるのは会社選びの第一歩です。自分はなぜ現場仕事に就きたいのか、そのなぜを満足する条件は何なのか、しっかりと決めていきましょう。

③現場仕事に就いた先でかなえたい将来を具体的に考える

現場仕事を探し出す最終ステップとして、現場仕事に就いた先でどんなことをかなえたいのかできるだけ具体的に考えてみてください。将来のビジョンや目標を明確にすることで、自分がどんな道を進むのか、方向性を見極めることができます

現場仕事に就いた先でかなえたい将来の例
  • 会社の援助を受けながら電気工事士の資格を取得して40歳までに独立を目指す
  • 仕事を通して鉄筋工の専門的なスキルを高めていき現場をまとめる管理者を目指す
米田 有希

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①~③のステップを踏むことで、興味がある状態から明確な目標までを設定できたはずです。あとは、その目標を達成できる会社を見つけるために行動することで、自分に合う会社を見つけられますよ。

本田 百合香

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将来を描いて進んでいく方向を決めよう!

現場の仕事に就けたとして、この先のあなた自身のキャリア形成を考えていくにあたって選択肢はいろいろとありますよね。

仮に独立を目指すのなら、まずはいつまでにその準備を完了するのか? 独立に必要な資格や資金、技術の習得にどれだけの時間がかかるのか? それらを逆算する必要があります。

ほかにも、現場の仕事といっても水回りに特化するのか、電気関係に特化するのか。それによって必要な資格も変わってきます。

上記のような独立に向けた動きや専門分野の方向性など、具体的に考えたうえで、自分の未来像を描いていくことが大切ですよ。

着実に準備を進めよう! 理想の現場仕事に就くためのロードマップ 

理想の現場仕事に就くためのロードマップ

自分に合う現場仕事が見つかった後は、実際に選考を進めていくことになります。現場仕事の人材は人手不足ですが、適性がないと判断されてしまえば内定を勝ち取るのは難しくなるので、しっかりとした対策が必要ですよ。

ここからは、理想の現場仕事に就くためのロードマップとして、選考に向けてどんな準備を進めていけばいいのかを4ステップで解説します。ここで解説する内容を一つずつ実践して、対策を進めていきましょう。

①現場仕事を目指す理由をはっきりさせておく

本田 百合香

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最初のステップとして、自分が現場仕事を目指している理由はなぜか? という点をはっきりさせておきましょう。

理由がはっきりしていない状態は軸が定まっていないということです。その状態では「自分はなんで現場仕事に就きたいと思っていたのだろう?」と企業選びに迷いが出てしまいます。

初めに現場仕事に就く理由をはっきりさせておくことは、自分のモチベーションにもつながり、目標に向かって着実に準備を進めることにもつながります。現場仕事を目指す理由は人それぞれだからこそ、就活の軸を定めるためにも、自分だけの現場仕事を目指す理由を見つけておきましょう。

現場仕事に就く理由を明確にする例
  • 現場で構造物を作り上げる達成感を味わいたいから
  • 一人で黙々と作業するのが得意だから
  • スキルを身に付けて収入を上げていきたいから

目指す理由をはっきりさせることは、志望動機を固めることにもつながります。それはつまり、選考対策にもつながってくるので、現場仕事を目指す理由を見つけるのはとても大切ですよ。

②目指す職種の求人をさまざまな方法で探す

現場仕事の求人の探し方はさまざまな方法があります。それらの方法を活用していくことで、自分に合う求人に出会える確率も高くなりますよ。

現場仕事の求人の探し方
  • 就職サイトから「現場 仕事」で検索する
  • 就職エージェントに相談する
  • ハローワークで相談する
  • 友人や知人の紹介から仕事を探す
  • 会社の募集ページから募集する

現場仕事の会社は社員数が少ない中小企業も多く、就職サイトに登録していない会社もたくさんあります。そのため、会社のホームページのみに求人を載せているケースも。

松下 建都

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気になる会社があれば、募集していないかチェックしてみることで求人が見つかることもありますよ。

ハローワークの詳しい活用方法については、こちらの記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

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③探し出した求人から求められる人物像を洗い出す

求人情報を収集した後は、求人情報の中に記載されている求める人物像をチェックしましょう。

求人情報に書いてある人物像の例
  • 向上心を持っている人
  • 素直に学べる人
  • 周りと協力して仕事ができる人
  • わからないことにもチャレンジできる人
  • 責任感がある人

チェックした人物像と自分の強みや経験とを照らし合わせましょう。応募書類や面接対策などをスムーズに進められます。企業が求める人物像と自分の強みや性格がマッチしている会社は、あなたが力を発揮できる環境である可能性が高いですよ

米田 有希

米田 有希

そんな環境を見つけるためにも、人物像の洗い出しはしっかり実施していきましょう。

松下 建都

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求人媒体以外からの情報チェックも重要!

企業が求める人物像を把握する方法として、求人情報を見る以外に企業のホームページに掲載されている業務内容や社員インタビューなどを見てみるのもおすすめです。

また、就職エージェントから情報を得ることも一つの手段です。エージェントはあなたの就職をサポートするために、企業が求める人物像を教えてくれることもありますよ。

ほかにも、地域密着を売りにしている会社であれば、知り合いなどがその会社に勤めているケースもあります。その場合、会社の風土や待遇、キャリア形成についてなど、生の声を聞くことができます。自分に合う会社なのかどうかの大きな判断材料となるので、話を直接聞いてみるのもおすすめの方法です。

④求められる人物像に合わせた応募書類を作成する

求められる人物像がわかった後は、実際に応募へと進んでいきます。企業が求める人物像に合わせて、自分の強みや性格などを盛り込んでアピールしていきましょう。

特に現場仕事に未経験で応募する場合、仕事に対しての熱意や思いといった気持ちの面を見られやすくなっています。以下に現場仕事で見られやすいポイントをまとめたので、しっかりとチェックしたうえで書類を作成してくださいね。

現場仕事で見られやすいポイント
  • コミュニケーション能力→周りと協力して何かを成し遂げた経験
  • 責任感→任された仕事を最後までやり抜いた経験
  • 計画性→任された仕事を予定通りに遂行した経験
  • 几帳面な性格→細かい作業が得意で没頭してしまう経験
  • 行動力がある→自分から積極的に行動して成果を出した経験

⑤現場仕事の選考で聞かれやすい質問の対策を進める

書類選考を通過した後は、いよいよ面接に入っていきます。面接するのが怖い…… そんなふうに不安を抱えてしまうかもしれませんが、しっかりと対策をすれば不安も解消されて、自信がついてきますよ

現場仕事では以下のような質問が聞かれやすいので、回答できるように準備をしていきましょう。

現場仕事の面接で聞かれやすい質問
  • なぜ〇〇の仕事をしたいと思ったのですか? 
  • なぜうちの会社にはいりたいのですか? 
  • 体力的にきついこともありますが問題なく働けますか? 
  • これまでに現場経験はありますか?
本田 百合香

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現場仕事特有の質問として、体力や健康面などは特に聞かれやすい質問です。企業側に不安を与えないように、体力や健康面でも問題ないことをアピールしていくのが大切です。

第二新卒として現場仕事への転職を目指すなら、こちらの記事の解説が参考になりますよ。

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さまざまな手段がある! 現場仕事の正社員を目指す方法4選

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就職サイトから現場仕事に応募する

就職サイトで探すメリット
  • さまざまな企業の現場仕事を比較、検討できる
  • 条件を絞って仕事を探すこともできる

就職サイトで「現場 仕事」「職人 仕事」などと入力すれば、さまざまな現場仕事の求人を探すことができますよ。また、気になる仕事があるのなら、その仕事をピンポイントで探すことも可能です。たとえば、「塗装工 仕事」などと検索すれば、塗装工に関係する仕事だけを探すことができます。

就職サイトを使うメリットは、さまざまな求人を見比べられる点です。数多くの求人から自分の希望条件や経験に合った求人を見つけ出すことができますよ。

松下 建都

松下 建都

数多くの会社から求人が出ているので、条件や待遇などを比較しながら探すことができます。自分により合った求人を探しやすい方法といえますね。

専門学校や大学に入学して知識を身に付ける

専門学校や大学に入学して知識を身に付けるメリット
  • 知識やスキルを身に付けた状態で仕事に就ける
  • 仕事のイメージをつかめるので入社後のギャップを感じにくくなる

「まずは技術やスキルを身に付けてから就職したい! 」そんなときは、専門学校や大学に入学して、スキルを身に付けてから就職するのもおすすめの方法です。

専門学校や大学では、基本的な知識の習得だけでなく、実務的な実習や資格取得に向けたカリキュラムなど網羅的なスキルを身に付けることができますよ。学習を通して仕事のイメージもつかめるので、入ってから「思っていたのと違った……」というギャップを感じてしまうことも避けられますよ。

米田 有希

米田 有希

ただ、現場仕事は現場でしか学べないこともたくさんあります。知識よりも経験を求められる職種もあるので、自分が現場仕事を目指すにあたって学校に通う必要があるかどうかは、しっかり見極めていきましょう。

アルバイトや日雇いで働きながら正社員を目指す

アルバイトや日雇いで働きながら正社員を目指すメリット
  • 現場で経験を積むことで自分の技術を上げることができる
  • 仕事を一生懸命取り組んでいれば正社員に誘われることもある

現場仕事の正社員を目指す際は、アルバイトや日雇いの仕事から経験を積むことも有効です。特に興味はあるけど未経験だから、まずは仕事をしてみたいという場合は、この方法がおすすめです。

一つの現場ではなくいろいろな現場で経験を積みながら正社員を目指すことができます。また、仕事に一生懸命取り組んでいれば、正社員にならないかと声をかけられることもありますよ。

本田 百合香

本田 百合香

現場仕事は実際に経験してみないとわからない面白さや大変さがたくさんあります。だからこそ、まずはアルバイトや日雇いで働いてみるのも一つの手ですよ。

これまで一度も就業経験がない状態から就職を目指すなら、こうしたアルバイト経験がアピールポイントとして使えます。履歴書でアルバイト経験をアピールする方法についてはこちらの記事が参考になりますよ。

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職業訓練校でスキルを身に付ける

職業訓練校でスキルを身に付けるメリット
  • 専門学校や大学と比較するとお金をかけずに技術を学べる
  • しっかりと講義を受講すれば就職先を見つけやすくなる

できればあまり費用をかけずに現場の仕事について学びたい……そんなときは、職業訓練校を活用してスキルを身に付けるのも有効ですよ。

職業訓練校では、条件はありますが無料で受講が可能な講座もたくさんあります。また、訓練してくれる講師も実際に現場で技術を身に付けてきた人が多く、現場で求められる実践的なスキルを習得できます

米田 有希

米田 有希

ほかにも、就職先の斡旋をしてくれるのもうれしいところですね。しっかりと講義を受けてスキルを身に付けられれば、就職先も見つかりやすくなりますよ。

仕事に求める条件の優先順位をつけて自分に合う現場仕事を見つけていこう! 

ここまで、現場仕事のメリットやデメリットからおすすめの現場仕事12選、自分に合う現場仕事を探し出す方法などを解説してきました。

現場仕事はあまり良くないイメージを持たれがちです。ただ、それぞれの仕事にやりがいや魅力もあります。だからこそ、どんな職種があるのか、その職種に自分は向いているのかなどを見極めるところから始めましょう。

そのうえで自分に合う現場仕事を目指すのであれば、志望理由の深掘りと求める条件の絞り込みがとても大切です。解説した内容を参考に、理想の自分を目指せる自分になれる現場仕事を見つけていきましょう。

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