目次
- 第二新卒でも大手に就職できる! 成功のカギは志望理由と成長する意欲
- 可能性はどれくらい? 第二新卒の大手就職の実態
- 新卒に比べると大手企業の求人数は少ない
- 第二新卒人材への需要は高まっている
- ある程度の学歴がなければ選考突破が難しい場合が多い
- 業界別! 第二新卒におすすめの大手企業110選
- ①メーカー
- ②商社
- ③小売
- ④金融
- ⑤サービス
- ⑥インフラ
- ⑦コンサルタント
- ⑧IT系
- ⑨情報通信
- 本当に大手を選ぶ? メリット&デメリットの比較で考えよう!
- 大手から大手への転職のメリット
- 大手から大手への転職のデメリット
- 中小企業から大手への転職のメリット
- 中小企業から大手への転職のデメリット
- 第二新卒で大手に就職するなら「ここじゃなきゃだめ! 」の深掘りが必須
- 志望理由をとことん深掘り! 自分だけの志望理由を見つける4つの質問
- Q1.今の企業の不満な点はどこ?
- Q2.次の企業に求めるものは何?
- Q3.どんな企業なら求めるものが手に入る?
- Q4.それを手に入れた結果どんな活躍ができる?
- 第二新卒としての成長意欲&伸びしろをアピール! 大手企業に刺さるビジョン作成法3ステップ
- ①自己分析で現在の自分の立ち位置を確認
- ②「なりたい自分の姿」×「志望企業が求める人物像」を具体的にイメージ
- ③今の自分から理想像に近づくためには何をするべきか整理する
- 徹底的な対策が肝心! 第二新卒で大手に転職するための超重要ポイント5選
- ①転職はある程度の実績と経験を積んでから!
- ②転職時期は2月か8月が狙い目!
- ③就職エージェントを利用して非公開求人もチェック!
- ④一社に絞らず広い視野を持って就活に挑む!
- ⑤内定が出るまでは今の仕事を辞めない!
- 第二新卒から大手を目指すときに忘れてはいけない3つのこと
- ネームバリューに左右されず本当に自分が目指すべき企業を決める
- 中途採用枠への応募である以上スキルは少なからず求められる
- 今の仕事で希望をかなえるために何をしたかが大切
- 進むべき道を見極め確実な対策をすることが希望のキャリアをつかむカギ!
第二新卒でも大手に就職できる! 成功のカギは志望理由と成長する意欲
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
第二新卒として転職活動をするうえで、大手への就職を視野に入れている人からよくこんな相談をもらいます。
新卒ならともかく、中途採用となると大手への就職はなかなか難しいものです。難易度はどれくらいなのか、可能性はあるのかが気になるところですよね。
結論から言えば、第二新卒であっても大手に就職することはできます。ただし、それには徹底した対策が必須です。特に明確な志望理由と、伸びしろを感じさせる成長意欲のアピールは欠かせません。
この記事では、第二新卒におすすめの大手企業や就活対策について解説しています。一緒に希望をかなえるための第一歩を踏み出しましょう。
可能性はどれくらい? 第二新卒の大手就職の実態
第二新卒でも大手企業に就職できるとはいえ、実際のところどれくらい難しいものなのか、どの程度の可能性があるのかは知っておきたいですよね。
ここからは、第二新卒における大手企業への就職実態について解説していきます。あくまでも目安ですが、あなたの大手企業への就職がどの程度現実的なのかを確認してみましょう。
そもそも第二新卒の定義があいまいという人は、こちらの記事に目をとおしておいてくださいね。
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新卒に比べると大手企業の求人数は少ない
- 中途採用の募集枠は新卒採用に比べてかなり少ない
- 中途採用を募集していない企業もある
- 第二新卒を新卒枠で募集する企業は多くない
第二新卒として転職活動をするときにどうしても大きな壁として立ちはだかるのが、求人数の少なさです。中途採用枠での応募となると、募集枠が新卒採用に比べてかなり少なかったり、そもそも中途採用を募集していなかったりする企業もあります。
なかには第二新卒であっても新卒枠での応募ができる企業もありますが、すべての企業がそうというわけではないため、自ずと競争率は上がるわけです。
特に大手企業となると、たくさんの人が応募をするので、就活難易度は新卒採用に比べてかなり上がると思っておきましょう。
転職には不安がつきものですよね。もし不安が大きくてなかなか転職に踏み出せないなら、こちらの記事も参考にしてみてください。
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第二新卒人材への需要は高まっている
第二新卒としての転職活動にはなかなか厳しい局面があるものの、第二新卒という人材自体が多くの企業から注目されているのは事実です。転職活動をするなら、今が狙い目でしょう。
その背景には、近年の少子高齢化の影響を受け、若手人材の確保に多くの企業が苦戦している実情があります。
本田 百合香
- 会社の文化を受け入れやすい
- 早いうちから育成ができる
- 職場に刺激を与えられる
ある程度の学歴がなければ選考突破が難しい場合が多い
大手企業には日々たくさんの入社志望者が集まっています。少しでも採用にかかる負担を減らすために、最初に学歴を指標として採用の可否を決める場合がありますよ。
もちろんその人の能力は学歴だけでは測れません。企業側も学歴が高い人だけを集めたいという意図があるわけではないでしょう。ただ、大手企業ならではの背景から学歴を採用の指標の一つとして活用し、効率化を図る場合があるのです。
松下 建都
もちろんすべての企業が学歴で選考の可否を決めているわけではありません。実際のところは応募してみなければわからないので、学歴で尻込みすることなく挑戦することが大切です。
業界別! 第二新卒におすすめの大手企業110選
大手企業への就職を目指すなら、合格の可能性が少しでも高い企業を狙うのも就職を成功させるコツの一つです。まずはどんな企業が第二新卒を積極採用しているのかを知り、目指すべき目標を決めましょう。
ここからは、第二新卒を歓迎しているおすすめの大手企業を紹介していきます。あなたにぴったりな企業を見つけるためにも、目を通してみてくださいね。
①メーカー
メーカーとは、原材料を加工して製品を作り、提供する企業を幅広く指します。スーパーに並んでいるものや車、文房具など、あらゆるものがメーカーで作られ私たちの手に届いていますよ。
米田 有希
手に取ったものの品質などから「自分もこんなものを作りたい! 」と憧れを抱き、メーカーを志す人もいます。専門性に優れていればそれだけ活躍もしやすくなるので、目指す人の多い業界です。
- トヨタ自動車(自動車)
- ソニー(総合電機)
- シャープ(総合電機)
- 本田技研工業(自動車)
- クボタ(機械)
- ワールドインテック(総合電機)
- 日立造船(機械)
- パーソルクロステクノロジー(自動車)
- バンダイナムコホールディングス(ゲーム・玩具)
- テクノプロ(機械)
- アズビル(総合電機)
- 中外製薬(医薬品)
- コスモス薬品(医薬品)
- アークランドサービスホールディングス(食品)
- 任天堂(ゲーム)
- 日本メックス(建設)
- 積水メディカル(医薬品)
- TMES(設備・設備工事関連)
- 電気興業(総合電機)
- アサンテ(設備・設備工事関連)
- 天馬(プラスチック総合メーカー)
- 平成建設(建設)
- アドバンテック(医薬品)
②商社
商社は、簡単に言えばメーカーを支える役割を担う企業です。メーカーが必要とする原材料の調達や営業などをサポートしています。メーカーと混同しやすいですが、仕事内容はまったく違いますよ。
本田 百合香
商社は企業と企業をつないでさらなる利益を生み出す仕事を受け持つため、それだけの営業手腕も必要とされます。コミュニケーション能力が求められる仕事ですよ。
- 三菱商事(金融・エネルギーなど)
- 日立建機(機械)
- 三井物産(金融・エネルギー)
- 丸紅(食料品)
- 名古屋ヤクルト販売(食料品)
- 東陽(機械)
- 昭和(食料品)
③小売
小売業は、メーカーから仕入れた形のあるモノを顧客に提供する業務を担います。食料品を始め、ファッション用品や雑貨など、モノを販売する仕事なら幅広く小売業に含まれます。
松下 建都
小売業界は、多くの場合入社後に接客業務を担当することになります。人と話すのが好きだったり、コミュニケーションを取るのが得意な人にぴったりの仕事です。
- ファーストリテイリング(アパレル)
- ロクシタン(美容・コスメ)
- サンディ(スーパー・ストア)
- ジンズホールディングス(アイウェア雑貨)
- コメリ(ホームセンター)
- ゼビオグループ(スポーツ用品)
- いなげや(スーパー・ストア)
- アップビート(家電・事務機器・カメラ)
④金融
金融業界は、さまざまな形でお金にかかわり、世の中の経済を支える役割を担う業界です。銀行を始め、証券会社や保険会社、クレジット会社などがおもな業種となりますよ。
米田 有希
金融業界は、新卒であっても就職難易度の高い業界の一つです。難易度は高いですが、業績が安定している企業が多かったり、給与が高い傾向にあるのは魅力的なポイントですね。
- ャパン(損害保険)
- アフラック保険サービス(保険募集代理店)
- SOMPOひまわり生命保険(生命保険)
- イオンファイナンシャルサービス(金融)
- ソニー損害保険(損害保険)
- AIG損害保険(損害保険)
- 共栄火災海上保険(火災保険)
- 富国生命保険(生命保険)
- メットライフ生命保険(生命保険)
- 大同生命保険(生命保険)
- GOESWELL(金融)
- 大樹生命保険(生命保険)
- 日本マスタートラスト信託銀行(銀行)
- ジェーシービー(クレジットカード)
- 全国共済農業協同組合連合会(各種保険)
- 野村信託銀行(銀行)
⑤サービス
サービス業は、顧客に形のないサービスを提供する業界です。私たちの生活には欠かせない業界であり、なかにはなじみ深い職種もあるので、憧れや「誰かの役に立ちたい」という気持ちなどからこの業界を志す人も多いでしょう。
美容室や飲食店、エステやアミューズメント施設などが含まれます。
本田 百合香
誰かの役に立ちたいという思いがある人や人と接することが好きな人は、楽しんで仕事に向き合うことができるでしょう。
- 第二新卒を採用しているサービス系企業
- パーソルワークスデザイン(人材サービス)
- アウトソーシングテクノロジー(人材サービス)
- リクルート(飲食・ビューティ領域事業部)(人材サービス)
- SOYOKAZE(福祉・介護)
- スターバックス(飲食)
- アンダーツリー(レジャー・アミューズメント・パチンコ)
- ニチイケアパレス(福祉・介護)
- ユーコーラッキーグループ(レジャー・アミューズメント・パチンコ)
- ハイデイ日高(外食・レストラン・フードサービス)
- クリエイティブ(人材サービス)
- ベネッセスタイルケア(福祉・介護)
- コプロ・ホールディングス(人材サービス)
- ライフクリエイト(エステ・理容・美容)
- コペル(教育関連)
- ハウスコム(不動産)
- 王将フードサービス(外食・レストラン・フードサービス)
- 東洋ワークセキュリティ(安全・セキュリティ産業)
- 日本社宅サービス(不動産)
- アプリイ(レジャー・アミューズメント・パチンコ)
- 三幸コーポレーション(人材サービス)
- アースサポート(福祉・介護)
- マタハリー(レジャー・アミューズメント・パチンコ)
- ウィルウェイ(馬渕教育グループ)(教育関連)
- メフォス(外食・レストラン・フードサービス)
- ジェイ・エス・ビー(不動産)
- ネオキャリア(コンサルタント・専門コンサルタント)
- イオンエンターテインメント(芸能・芸術)
- リクルートスタッフィング(人材サービス)
- アビリカ(機械設計)
- 東京不動産管理(不動産)
- 大東建託グループ(不動産)
⑥インフラ
インフラ業界は人の生活の基盤を支える事業を担う業界です。鉄道や水道、ガス、エネルギーの分野の企業が含まれます。
業務によっては専門的な知識が必要になったり、交通系なら指定の免許の取得が求められたりするケースもありますよ。あなたが就きたい職種に必要なものがないか、応募前にしっかりと確認しておきましょう。
松下 建都
なかには資格取得の補助をしてくれる企業もあるので、それもふまえてチェックしておきましょう。
- 第二新卒を採用しているインフラ系企業
- JR東日本(鉄道)
- 日の丸交通(陸運)
- 京阪バス(陸運)
- 日本原子力防護システム(電力・電気)
- 東京メトロ(鉄道)
- 日立自動車交通(陸運(観光バス・バス・タクシー))
- 京王グループ(鉄道)
- 遠州鉄道(鉄道)
⑦コンサルタント
コンサルタントは、企業の経営における課題を明らかにし、今よりも業績を上げるにはどうするべきか、経営を立て直すにはどんな戦略を立てる必要があるかなどの提案をする業務を担います。
一言に「コンサル」といっても業務は多岐にわたり、経営に関しての戦略を立てるコンサルタントやITと経営を結びつけたIT戦略をおこなうITコンサルタントなど、各分野のスペシャリストが専門性の高いサポートをするのが特徴です。
米田 有希
企業の課題解決をする仕事なので、それだけ高い能力を求められます。下記に挙げた企業は第二新卒を積極採用してはいるものの、ハードルがかなり高いことを忘れず、徹底した対策が必要です。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー(グローバル戦略コンサルタント)
- アクセンチュア(総合コンサルタント)
- ベイン・アンド・カンパニー(戦略コンサルタント)
- デロイト トーマツ コンサルティング(アカウンティングコンサルタント)
- ウエスコ(建設コンサルタント)
- ALSOKエムビック研究所(総合衛生コンサルタント)
⑧IT系
情報技術を活用したサービスを展開する企業を総称して「IT系」と呼びます。一般的にソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理サービス(SI)業界、インターネット/Web業界、通信インフラ業界の5つに分類されていますよ。
本田 百合香
IT業界はトレンドの流れが速く、日々スキルアップをし続ける必要があります。大変ですが、自由な働き方がしやすかったり、スキルを積めばそれだけ収入が増えるといった点で人気の業界です。
- 富士通
- LINEヤフー
- 日本オラクル
- MIXI
- クックパッド
- ネクステージ
⑨情報通信
情報通信業は、情報伝達そのものや情報の処理・提供などのサービス、インターネットに関連したサービスを提供する企業、伝達する情報を加工する企業を総称したものです。
よく私たちが使っているスマートフォン(スマホ)やテレビ、インターネットに関する仕事を担っています。
松下 建都
現代では私たちの生活になくてはならないのが情報通信業界です。多くの人の役に立てる職種や、きらびやかなイメージの職種もあるので、人気のある就職先の一つですよ。
- ソフトバンク
- KDDI
- NHK
- 日本テレビ
- NTT
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
これから日本は超高齢社会を迎えることになります。平均寿命は伸びていますが、健康寿命と呼ばれる日常生活に支障がない状態でいられる年齢は、男女ともに平均寿命よりも10年程度短い状況です。今後、健康で長生きするためのサービスや商品を提供する分野は成長が期待できると言えます。
第二新卒として働く場合、今後成長していく業界の方が広く人材を求めているため、チャンスがあるでしょう。健康保持や増進を目指すものを扱い、超高齢社会を支える「ヘルスケア業界」に注目してみるのもおすすめです。具体的には予防のための運動、健康管理のための計量器、サプリメントや健康食品などの企業ですよ。
ヘルスケア業界の代表的な企業であるオムロン、タニタ、サントリーホールディングスなどはキャリア採用や中途採用をおこなっているので、業界経験や職種経験があれば第二新卒でも挑戦しやすいでしょう。
本当に大手を選ぶ? メリット&デメリットの比較で考えよう!
大手企業への転職は一見メリットばかりのように思えますが、実は大手企業だからこそ考えられるデメリットもあります。デメリットを考えずに転職をしてしまうと、後からイメージとのギャップに悩んでしまう可能性がありますよ。
ここからは、大手企業に転職することによるメリットとデメリットを解説していきます。入社後のミスマッチに悩まされないためにも、あなたにとってのベストな選択は大手企業を選ぶことなのか、しっかりと見極めましょう。
大手から大手への転職のメリット
- 給料が下がる可能性が低い
- 前職の経験を買われ大きな仕事に携われる可能性がある
前職が大手企業の場合、転職後の給料の差も気になるポイントですよね。というのも、前職で何らかの功績を残して給料が上がっていたとしても、第二新卒といった若手のうちの転職となれば新卒と同じくらいの給料からのスタートになる場合が多いのです。
この点は、転職先が大手企業であればあまり心配する必要はないでしょう。そもそも大手企業は新卒時点での給料が高い傾向にあるので、そこまで大きな差はできない可能性が高いです。
また、前職が大手企業なら、そこで一定の功績を残した経験があればそれだけ企業にも評価されやすくなります。前職の経験から携われる仕事の幅が広がることも見込めますよ。
大手から大手への転職のデメリット
- 現職よりも評価が低くなる可能性がある
- 想定していたよりもスキルアップが望めない可能性がある
大手企業では、年功序列の制度が多く見られます。もし前職にその文化が根付いていなかったとしたら、転職先では年功序列制度に悩まされる可能性があります。勤続年数によって評価が変わる場合があるので、前職よりも評価が落ちる可能性があることも視野に入れておきましょう。
また、スキルアップを目指しての転職だとしたら、そこにも年功序列制度の壁が立ちはだかる可能性があります。年功序列であれば、与えられる仕事の大きさも勤続年数によって変わってくるでしょう。
本当はもっと能力を発揮したいのに、それに見合う仕事をさせてもらえない……そんな事態も考えられるので、事前にしっかりと企業風土についてのリサーチをしておくことが大切です。
米田 有希
現場の生の声が聞きたいなら企業の口コミサイトも参考になりますよ。ただ内容がすべて正しいとは限らないので、あくまでに参考程度にとどめておきましょう。
中小企業から大手への転職のメリット
- 収入アップが見込める
- 大きなプロジェクトにかかわることができる可能性がある
中小企業から大手企業へ転職をするメリットは、何と言っても収入アップが期待できることです。中小企業でキャリアアップをして昇給していたとしても、大手は新卒時点での給料が高い場合が多いので、これまで以上の収入アップを狙える可能性があります。
また、大手企業であればそれだけ大規模なプロジェクトにかかわることができる可能性もありますよ。前職で十分に力を発揮することができなかったと感じているなら、大手企業へ転職することで不満を解消できるかもしれません。
中小企業から大手への転職のデメリット
- 分業が進んでおり裁量権が限られる可能性がある
- 成果と評価が見合わない場合がある
大手企業は、分業化が進んでいる企業が多くあります。そのため、できることが限られてしまいこれまで与えられていた裁量権は失ってしまう可能性が高いのです。
また、年功序列制度についても視野に入れなければなりません。どんなに成果を上げていても、十分な勤続年数がなければ昇給につながらない場合もあります。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
中小から大手企業へ転職するメリットは、給与水準がアップすることに加え、福利厚生もとても充実していることです。
内容は企業によってさまざまですが、便利な場所に快適なオフィスがあったり、昼食のためのカフェテリアが用意されていたりと、就労環境が良いことが大手のメリットとして挙げられるでしょう。また住宅や子育て、資格取得のための補助金が出る場合があります。
ほかにも、成長している業界に就労していると常に新しい技術を学ぶ必要がありますが、大手企業では社内研修や社外研修といった人材育成への投資に多くの予算を割いているケースが多いです。中小企業から大手企業へ転職することで、スキルアップができる環境に身を置けるという点も魅力の一つですね。
第二新卒で大手に就職するなら「ここじゃなきゃだめ! 」の深掘りが必須
第二新卒として大手企業へ転職することは、かなり難易度が高いものです。実現するには「この企業でなければいけない」と思える企業を見つけ、そこにしっかりと照準を合わせて対策をする必要があります。
また、一般的にスキルや経験よりも熱意や人間性を重視される第二新卒の採用となると、ライバルと差をつけられるような徹底的に深掘りした志望動機が必要です。
本田 百合香
面接官の心に響き、印象に残るような志望動機と伸びしろを感じさせるアピールが、大手企業への転職成功のカギと言っても過言ではありません。
第二新卒の就活法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしながら対策を練っていきましょう。
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「第二新卒はやばい」は信じる必要ナシ|企業の本音を知って行動開始
第二新卒として就活を始めようとするとき、「第二新卒はやばい」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。第二新卒は企業からの懸念を抱かれやすいもの。まずはその解消がマストです。この記事では、そんな企業の懸念解消法や求人の探し方を専門家と一緒に解説しています。
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志望理由をとことん深掘り! 自分だけの志望理由を見つける4つの質問
第二新卒として大手企業への転職を目指すなら、志望理由の深掘りは必要不可欠です。ただ、実際に深掘りをしようと思っても手順を理解していなければなかなか難しいですよね。
ここからは、答えていけば簡単にあなただけの魅力的な志望理由ができる4つの質問を紹介します。ここでライバルと差がつく志望理由を完成させましょう。
第二新卒の転職での志望企業を決めるためにも大切な「転職の軸」の作り方をこちらの記事で解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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第二新卒としての就活を始めようとしたとき「第二新卒はやめとけ」と言われた経験がある人もいますよね。第二新卒の就活には厳しい局面もあり、不安になることも多いでしょう。そんなあなたのために、この記事では専門家のアドバイスを交えて第二新卒の就活方法や面接での頻出質問・回答方法まで解説していきます。
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Q1.今の企業の不満な点はどこ?
転職を考えているということは、今の企業に少なからず不満を感じているということですよね。まずはその不満の深掘りから始めましょう。
前職を退職した理由は、転職の軸にもなる重要なポイントです。あなたが目指す企業を見極める指標になるので、できる限り明確に「これ! 」と言えるものを見つけてください。
松下 建都
前職の退職理由は志望企業での面接でも必ず聞かれます。説得力のある志望理由を見つけるためにも、ここはしっかりと振り返っておきましょう。
- もっと規模の大きな仕事ができる環境で活躍したい
- できるだけ収入を変えずに、より興味のある分野に挑戦したい
Q2.次の企業に求めるものは何?
今の企業に感じている不満が整理できたら、次は転職先の企業に何を求めるのかを考えてみてください。この時、Q1の回答と矛盾が発生していないかはしっかりとチェックしておきましょう。
たとえば、今の企業に対する不満が「もっと規模の大きな仕事ができる環境で活躍したい」なのに、次の企業に求めるものが「小さい会社で裁量大きく仕事をこなしていける環境」では矛盾が発生してしまいますよね。
これを面接官に伝えてしまうと、退職理由と志望理由が矛盾し「どちらが本音なんだろう」と疑問を抱かれる可能性もあります。
米田 有希
Q1の問題を根本的に解決できるような環境について考えることで、「次の企業に求めるもの」がはっきりとしてきますよ。
- 大規模なプロジェクトに携わることができる環境
- これまで働いていた商社ではなく、もっと自分自身がスキルアップでき論理的思考力を活かせる環境
Q3.どんな企業なら求めるものが手に入る?
次の企業に求めるものが見つかったら、次はそれがどんな企業であれば実現できるのかを具体的にイメージしてみましょう。
ここでしっかりとしたイメージを固めれば固めるほど、あなたの志望理由に説得力と熱意を持たせることができます。ライバルと差をつけるために重要な段階なので、あなたなりの言葉で表現できるようにしておいてくださいね。
- 国家プロジェクトにかかわった実績のある企業
- これまでの商社ではなく、企業の成長をITの力で支えるコンサルタント企業
Q4.それを手に入れた結果どんな活躍ができる?
最後に、求めたものが手に入る企業で働いた結果、どんなふうに活躍ができるのか、自分が将来どんな姿で働いているのかをイメージしてみましょう。
これは面接でのアピールにつながるのはもちろん、あなた自身が今後どんなキャリアを積んでいくのか、本当にその企業で希望をかなえられるのかを確かめるうえでも重要な項目です。できるだけイメージを固めておいてくださいね。
松下 建都
大手企業を志望する以上は、熱意を伝えるだけでなく「どれくらい企業に貢献できる人材か」を伝えることも大切です。面接官と活躍イメージを共有し、将来性をアピールしましょう。
- これまでの企業で身に付けたマネジメント能力を発揮し、大規模なプロジェクトを成功に導いて企業の成長に貢献することができる
- 商社で身に付けた経営のノウハウと論理的思考力を活かし、顧客に的確なアドバイスをして確実な課題解決をすることができる
第二新卒としての成長意欲&伸びしろをアピール! 大手企業に刺さるビジョン作成法3ステップ
第二新卒として大手企業にチャレンジするなら、あなたが将来的に企業に貢献できる人材と認めてもらうことが大切です。そのためには、「自分には伸びしろがある」「今以上に成長する見込みがある」ということを伝える必要があります。
そこで役に立つのが、明確なキャリアビジョンです。入社後にどんな手順でステップアップし、企業の将来にどんなふうに貢献するのか、それを面接官にしっかり共有しましょう。ここからは、企業に刺さるキャリアビジョンの作成方法を解説していきます。
キャリアビジョンの作り方をもっと詳しく知りたいときは、こちらの記事を参考にしてみてください。
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キャリアビジョンとは? 10例文付きで解説する作成の極意!
面接対策としてキャリアビジョンを考える時、難しく感じることがありますよね。キャリアビジョンを考えるコツは、今と理想の将来像、そこへ近づくためにするべきことを見極めること。この記事では、専門家のアドバイスを交えキャリアビジョンの例文から考え方まで解説していきます。
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①自己分析で現在の自分の立ち位置を確認
キャリアビジョンを作成するうえで大切なのは、自己分析です。今自分はどんな立ち位置にあるのか、客観的に見る必要があります。
今持っているスキルは何か、前職ではどんな経験をしてきたか、それを今後にどう活かせるかを考えてみてください。
米田 有希
おすすめは、前職に就職してからの自分史やマインドマップを作ることです。頭のなかだけでなく、実際に手を動かし目に見える形で自己分析を進めることで、より情報が整理しやすくなりますよ。
②「なりたい自分の姿」×「志望企業が求める人物像」を具体的にイメージ
自己分析ができたら、次は目標を決めましょう。ポイントは、将来なりたい自分の姿と、志望企業が求める人物像の共通点を掘り下げて具体的にイメージすることです。
たとえば、なりたい自分の姿が「語学スキルを活かして海外進出に貢献する」だとします。一方で志望企業の求める人物像が「挑戦を恐れず果敢に挑む人物」だとしたら、その両方にマッチするのは「海外での新規顧客獲得のため、果敢に挑戦する自分」とイメージを膨らませることができます。
本田 百合香
それを当面の最終目標としたうえで、さらに具体的なイメージを膨らませることができれば、今後するべきこともはっきりとしてきますよ。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
まずは自分が仕事に何を求めているのかを明確にしてみましょう。仕事でやりがいを感じるのはどんなときか、なぜ今の企業ではそれが実現できないのか、新たな企業で自分は何ができそうかなどを想像してみてください。
仮に自分が仕事に求めていることが「新しいことへのチャレンジ」で、今の企業は安定志向のためそれが実現できそうにないと感じ、転職を考えているとします。
その場合は、今持っている自分の強みを活かして、転職先の会社でどんな活躍ができるかを想像し、志望する企業が求める人物像と照らし合わせみましょう。転職する企業で任せてもらえそうな役割を探してみると、共通点が見つかるかもしれません。
③今の自分から理想像に近づくためには何をするべきか整理する
最終目標が決まれば、あとは現在地からゴールへ近づくためにどうキャリアを積み上げていくかを考えるだけです。
海外で活躍をするなら、必要な言語をビジネスで問題なく使えるだけの語学力が必要ですよね。まずあなたにその能力が十分に備わっているかを確かめる必要があります。
キャリアの積み方を考える際には、1年後、5年後、10年後と段階を踏んで考えるのがおすすめです。それぞれに目標を立てることで実現への道筋を描きやすくなりますよ。
松下 建都
どのようにキャリアを積み上げていくかを考え、それを面接で「将来のキャリアビジョン」としてアピールすことで、あなたの伸びしろや成長性が伝わります。
- 1年目は配属先の部署で成果を上げるために業務に精力的に取り組みつつ、TOEICスコア800点を目指して語学力を身に付ける
- 5年目には業績と語学力をアピールして海外事業部へ異動し、ノウハウを学ぶ
- 10年目には海外の新規顧客を開拓するプロジェクトのリーダーとして、未開拓の分野へ積極的に挑戦し、世界中に自社のファンを作る
徹底的な対策が肝心! 第二新卒で大手に転職するための超重要ポイント5選
第二新卒として大手企業に挑戦するなら、できるだけ内定の可能性を底上げするための工夫が必要です。
選考対策はもちろん重要ですが、採用を勝ち取るならタイミングを計ったり、広い視野を持った企業探しも大切ですよ。ここからは、あなたの内定獲得を後押しする就活のポイントを解説していきます。
①転職はある程度の実績と経験を積んでから!
第二新卒として大手企業へ挑戦するなら、今の仕事である程度の実績やスキル、経験を積んでいることが大切です。
いくら第二新卒がポテンシャルを重視した採用をされる傾向があるとは言っても、大手企業に挑戦する以上はポテンシャルだけで挑むわけにはいきません。
大手企業を志す人は大勢います。同じ第二新卒であったとしても、「受かる」という自信につながるほどの実績を持って挑戦する人はいるはずです。そんなライバルに負けないためには、胸を張ってアピールできる実績が重要ですよ。
米田 有希
第二新卒という若手人材の時点で実績があるということは、それ自体が大きなアピールにつながります。志望企業で活かすことのできる実績を身に付けてから挑むことを意識してみてくださいね。
- 若手にして社内歴代1位の営業成績を残した
- 80名もの新入社員が候補となる新人賞を獲得した
- プログラマーとして独自に作業の効率化を図るソフトを開発した
②転職時期は2月か8月が狙い目!
大手企業の内定獲得率アップを狙うなら、転職活動の開始時期も見極めることが大切です。狙い目は2月か8月ですよ。
4月や10月には半期の切り替えが実施され、多くの企業が大規模な人事異動をおこないます。それにともなう人員確保に向けて2月と8月に多くの求人を出す傾向があるので、それに合わせて転職活動をすることがおすすめです。
- 新入社員と一緒に研修を受けることができる
- 同じタイミングで入社する同期が多く、早い段階で職場になじむことができる
- 部署異動をした人や同じ中途採用の人と同時期に入社できる可能性が高く職場になじむことができる
- 4月に比べ即戦力人材が求められやすく、スキル次第で早いうちに活躍できる
転職のタイミングの見極め方については、こちらの記事でもっと詳しく解説しているので、悩んだときに参考にしてくださいね。
関連記事
転職のベストタイミングを選ぶための3要素とは? 避ける時期も紹介
転職したいと考えているけど、自分に合ったタイミングがわからないと悩んでしまう人もいますよね。転職のタイミングは時期や年齢、状況などで変わってきます。この記事では転職のタイミングを見極めるための必須知識について解説しています。
記事を読む
③就職エージェントを利用して非公開求人もチェック!
- 一対一で選考対策のサポートを受けられる
- 非公開求人を紹介してもらえる場合がある
第二新卒として大手企業への入社を目指したときに心強い味方となるのが、就職エージェントです。
就職エージェントに相談することでネット上には公開されていない非公開求人も紹介してもらえる可能性があります。非公開な分ライバルが少なくなるので、第二新卒として大手企業への転職を目指しているなら積極的に活用しましょう。
本田 百合香
企業の特色をふまえた選考対策や、どんな人が受かりやすいかなど、これまでの採用実績のデータをもとにアドバイスをくれるので、より的確な対策をすることができますよ。
非公開求人がどのようなものなのか知りたい人は、こちらの記事で確認してみましょう。
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第二新卒で大手企業を目指すのは、決して簡単なことではありません。みなさんの中にも、挑戦したいけどどんな対策をしたら良いかわからない……そんな人もいるでしょう。この記事では、専門家のアドバイスを交えて第二新卒で大手を目指すための対策を解説。希望のキャリア実現に向けて一緒に対策を固めましょう。
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④一社に絞らず広い視野を持って就活に挑む!
- 自分に合った企業と出会うチャンスを逃さずに済む
- 複数の企業の選考を受けることで対策の精度が上がる
大手企業を目指すなら熱意が大切です。ただ、志望企業を一社に絞り、そこへ向けて視野を狭めてしまうのはできる限り避けましょう。
もちろん一番の志望企業に情熱を注ぐのは大切なことですが、あまり視野を狭めすぎるとほかにもあるはずの可能性を見落としてしまうかもしれません。
松下 建都
大手企業への転職を目指すなら、転職の軸に当てはまる企業に幅広くエントリーすることが重要です。面接の練習や大手企業の雰囲気に慣れるためにも、積極的にチャレンジしましょう。
⑤内定が出るまでは今の仕事を辞めない!
大手企業を目指すからこそ転職活動に集中したい気持ちはよくわかりますが、だからと言って先に今の仕事を辞めてしまうのは避けるのがおすすめです。
万が一思うように転職活動を進めることができなかった場合、収入が途絶えてしまっている事実が焦りにつながり、転職活動に集中できなくなってしまう可能性があります。
また、無職期間があるだけでも再就職の難易度は上がる傾向があります。ただでさえ厳しい挑戦となる大手企業への転職だからこそ、できる限り懸念になる要素は作らないことが大切です。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
転職を成功させるうえでとくに大切なのは「計画的な行動」です。転職活動を始めたタイミングで偶然理想的な転職先がすぐに見つかることは滅多にありません。ある程度の期間をかけてじっくりと検討して、納得できる結果を勝ち取る姿勢が必要です。
今の仕事をしながら転職活動をするのは大変かもしれませんが、内定が出ないうちに仕事を辞めてしまうのは避けましょう。
もちろん慎重になりすぎてチャンスを逃すのも避けておきたいことですが、勢いに任せた転職活動はミスマッチにつながるかもしれません。いつまでに何をするといった転職プランを立てて行動していきましょうね。
第二新卒から大手を目指すときに忘れてはいけない3つのこと
第二新卒から大手企業への転職を目指すなら、転職活動にはある程度の覚悟を持って挑まなければなりません。
ここからは、大手企業を目指すときに忘れてはいけない心構えについて解説していきます。大手企業の内定を勝ち取るため、ここはしっかりと意識しながら転職に臨みましょう。
ネームバリューに左右されず本当に自分が目指すべき企業を決める
- 本当にその企業が一番自分に合っているのか
- 自分の希望をかなえられる環境がある企業なのか
大手企業とは言っても、規模の差はあります。なかにはネームバリューに魅力を感じる企業もあるでしょう。けれど、ネームバリューへの憧れだけで企業を決めるのは避けてください。
よく考えずに「大手だから」「有名だから」で決めてしまうと、せっかく内定をもらっても社風が合っていなかったり、入社前とのギャップに悩まされて転職したことを後悔してしまう可能性もあります。あなたの努力を最高の形で実らせるためにも、冷静に判断しましょう。
米田 有希
大切なのは、本当にその企業があなたに合っているのか、あなたの希望をかなえられる環境なのかを見極めることです。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
すべての企業がそうであると一概には言えませんが、ネームバリューがある企業は歴史も長いことが多く、その分社風が保守的だったり、古い企業体質が残っている場合があります。
特に年功序列の制度が根強く残っている企業もあるので、なかなか思うような評価を得られないこともあるでしょう。また、大手企業は分業制でできる仕事の範囲が限られている可能性もあります。裁量権が十分に与えられない可能性があることも覚えておいてくださいね。
ネームバリューに飛びつくことなく、自分がその企業の雰囲気に合っているか、冷静に判断することが重要です。
中途採用枠への応募である以上スキルは少なからず求められる
大手企業の中には、第二新卒であっても新卒枠で応募できるところはあります。ただ、すべての企業が当てはまるわけではありません。多くの場合、中途採用枠への応募になるでしょう。
中途採用枠への応募で内定を勝ち取るなら、やはりスキルを持っているかどうかは注目されるポイントです。できるだけ応募先で活かせるようなスキルを身に付け、実務の面での強みを持っておくことが重要ですよ。
本田 百合香
逆に言えば、スキルを持っていれば学歴や経歴に不利があったとしてもカバーできる可能性が高くなります。即戦力として活躍できる見込みがあれば、内定にグッと近づくことができますよ。
今の仕事で希望をかなえるために何をしたかが大切
最終的に転職の決断をしたなら、あなたの希望は今の企業ではかなえられなかったということですよね。それは志望企業の面接官も理解しているでしょう。
ただ、現職で希望をかなえるために努力し続け、それでもかなわずに転職を選んだ人と、希望をかなえるための努力もせずに早々に見切りをつけて転職を選んだ人、どちらかを取るなら多くの企業は前者を採用したいと考えます。今の企業でできることは可能な限り試してみてくださいね。
松下 建都
中途採用では「入社後すぐに辞めてしまわないか」も非常に重要な評価ポイントです。努力をせずあっさり転職を選んでしまうような人は、企業としても採用しづらいのが本音ですよ。
進むべき道を見極め確実な対策をすることが希望のキャリアをつかむカギ!
ここまで、第二新卒で大手企業への転職を目指すために必要な対策や心構え、おすすめの企業について解説してきました。
第二新卒として大手企業への転職を目指すのは、かなり難易度が高いものです。新卒のときと同じような対策では、選考突破はできないと思っておきましょう。
大切なのは、自分が進むべきはどの道なのかを冷静に見極めることです。そのうえで着実な対策をしていけば、希望のキャリアをつかむことができます。一緒に希望をかなえるための一歩を踏み出しましょう。
若手なうえに新卒と変わらない高い将来性や柔軟性をなどを秘めている第二新卒は、企業としてもぜひ採用したい人材と言えますよ。