目次
- 飽き性に向いている仕事って? 選択肢を知って一番マッチする適職を見極めよう!
- 飽き性とは? まずは前提からチェック
- 飽き性のメリット
- 飽き性のデメリット
- 飽き性な人が仕事を探すうえで必ず理解しておきたい2つのこと
- どんな仕事もルーティンワーク的な業務は発生する
- 飽き性なあなたでも向いている仕事は必ず見つかる
- スムーズな企業選びに大役立ち! 飽き性でも活躍しやすい仕事18選!
- ①店頭販売員
- ②営業
- ③ドライバー業務(タクシー・トラックなど)
- ④Webデザイナー
- ⑤Webライター
- ⑥フォトグラファー
- ⑦動画編集者
- ⑧建設関係
- ⑨個人系の職種(10種)
- 飽き性な人が適職を探すには「中長期的な目線」をもったリサーチが不可欠!
- 飽き性でも働き続けられる仕事に出会うための3つのチェックポイント
- 飽き性な自分でも続けられる仕事内容であるのかどうか
- その仕事で活躍する自分が具体的にイメージできるか
- 業務内容以外の要素も納得のできる内容か
- これだけは押さえておきたい! 飽き性に向いている仕事を探す方法
- 求人サイトで「飽き性」で検索する
- ハローワークに相談する
- 就職エージェントに相談する
- 本当に転職するしかない? 仕事に飽きてしまったときに選べる選択肢
- 飽き性な人に向いた仕事の特徴を理解してあなたにマッチした仕事を探していこう!
飽き性に向いている仕事って? 選択肢を知って一番マッチする適職を見極めよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
飽き性で仕事がなかなか続かなかったり、そんな飽き性な自分に合う仕事はないのかも……と悩む人からこのような相談を受けることがあります。
結論からいうと、もしあなたが飽き性であったとしても、きちんと自分に合った要素や条件を見極めれば、飽き性という性格を抱えつつも無理なく働き続けられる適職は必ず見つかります。
大切なのは、飽き性な自分に合った就活法を知ることと、選べる選択肢を知って視野を広げること。そのうえで着実に行動を起こしていけば、あなたが飽き性で仕事選びや働くことに不安を感じていたとしても、望む働き方やキャリアを叶えることは十分可能ですよ。
この記事では、キャリアアドバイザーの解説を交えながら、飽き性な人に向いている仕事の具体例から、仕事の探し方、適職の調べ方などを解説。飽き性な人が就活を進めるうえで必ずチェックしておきたい情報ばかりなので、ぜひ最後まで確認してくださいね。
仕事を続けられなくて悩んでいる人はこちらの記事も参考にしてみてください。原因にあった対処法について紹介していますよ。
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飽き性とは? まずは前提からチェック
本田 百合香
前提として飽き性とは、物事に飽きやすい性質のことを指します。仕事を続けようとしてもすぐに嫌になってしまって長く続かない。最初は興味があって始めたことも、慣れてくるうちに熱が冷めてしまう。こういったことがよく起こりがちなのが飽き性な性格の特徴です。
このような特徴を持つ飽き性ですが、単にデメリットばかりが並ぶわけではなく、メリットもあります。メリットとデメリットを知ることは、あなたの強みとカバーすべきポイントを具体的に知ることに直結します。
自己理解を深めるうえでは欠かせないからこそ、続く解説もしっかりチェックしておきましょう。
飽き性のメリット
飽き性のメリットとしてまず挙げられるのは、変化に対応するスピードが早いということ。
たとえば「飽きっぽくて一つのことを続けられず、すぐに他のことに興味が移ってしまう」というのは飽き性にありがちですが、これは言い換えれば「新しいことにも臆せず取り組める」とも言えますよね。こうした変化に対する耐性は飽き性ならではの強みと言えます。
どんな仕事もずっと同じことだけをしていればいいわけではなくて、ときにはやったことのない作業を振られたり、イレギュラーな対応が求められるもの。
さらには人々の求めるニーズや働き方が多様化してきている現代社会だからこそ、こうした変化への強さというのは十分仕事においても効果を発揮する強みなのです。
- 変化に対応するスピードが早い
- 好奇心旺盛ですぐに新しいことへの興味が出てくる
- 飽き性でさまざまなことに手を出してきたからこそ経験が豊富
松下 建都
飽き性のメリットとして他に考えられるものは状況のリストの通り。飽き性という性格を抱えながら就活を成功させるには、ここに挙げられているようなあなたなりの強みを活かすことが必要になってきますよ。
飽き性のデメリット
米田 有希
飽き性という性質が抱えるデメリットについては、やはり継続することが苦手、というものがまず挙げられます。
1つの物事を長く継続することが苦手で、すぐに辞めたくなってしまったり、根気よく取り組むことができない、そういった物事に飽きやすいという性質が前面に出てしまうわけです。
ただ仕事はときには単純作業を任されたり、ある種ルーティンワーク的な業務に取り組む必要があるもので、そのとき「なんか飽きたな」と思っても投げ出すわけにはいかないですよね。飽き性はこうした状況により強くストレスを感じやすい傾向にあるのです。
- 1つの物事に継続して取り組めない
- 熱しやすく冷めやすい
- 単純作業にコツコツ取り組めない
こうした性質を持っているからこそ、もしかしたらモチベーションが保てなくて、いま会社に行きたくないと感じている人もいるかもしれません。そういった状況に当てはまるなら、一度この記事を読んでみてくださいね。
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企業側から見た「飽き性な人を採用する最大のリスク」は、やはり早期離職です。「飽き性=すぐやめてしまう」というマイナスの印象を少なからず持っています。せっかくこれからの成長を期待して採用したのにも関わらず、担当業務にすぐに飽きて、仕事を途中で投げ出されてしまっては困る、と言うのが本音です。
自分は飽き性だと認識している人は、飽き性ならではの特性をしっかりと理解して、メリットを活かして、デメリットに配慮することが選考を突破するうえでは大切ですよ。
飽き性な人が仕事を探すうえで必ず理解しておきたい2つのこと
飽き性という性質がもつ特徴やメリット・デメリットが理解できたところで、次は飽き性な人が仕事を探す際に必ず理解しておきたい2つのことについて解説していきます。
いわば飽き性が仕事探しに取り組むうえでの心構えに近いものになってくるので、ここでしっかりと把握して、自分の中に落とし込むことができたら、さっそく仕事探しにトライしていきましょう。
どんな仕事もルーティンワーク的な業務は発生する
「飽き性だし、同じ作業を繰り返すことがないような仕事がしたい!」。そうして仕事を探し始める前に、まずは「どのような仕事にもルーティンワーク的な業務は発生する」ということは押さえておきましょう。
本田 百合香
ルーティンワークというのは、日常的に同じ業務を繰り返すことや、定められた業務のこと。決まった時間の定例会議や書類作成、日報など、毎日定常業務に取り組む必要はほとんどの仕事で発生するものなのです。
この事実を知らないまま入社をしてしまうと、理想としていた働き方とのギャップに悩んでしまうかもしれません。
どのような仕事も一定ルーティンワーク的な業務が発生することを前提として、それ以外の部分の業務ではどうか、自分に合う内容か、続けられそうな興味のある業務なのか、という点に着目して情報収集していきましょう。
自分はルーティンワークが得意だという場合には、黙々とできる仕事が向いてるかもしれませんよ。こちらの記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
自分は飽き性だし、毎日刺激的な仕事がしたい! と考えている人もいるかもしれませんね。そんな人にとって、どのような仕事にも多少のルーティンワーク的な業務があるという事実は残念な情報かもしれません。でも、どうせ避けられないのであれば、飽き性な自分の特性を活かせるよう、やり方を変えるなど、工夫してみようと考えてみるのはいかがでしょうか。
ルーティンワーク的な業務をどのように効率化できるか、毎日ちょっとずつでも試してみることで、変化が出て刺激が得られるかもしれません。たとえば、同じ業務を繰り返す場面で何分かかったか毎回タイムを測り、時短のために工夫を凝らすなど、自分なりに変化を楽しめるような工夫をしてみると、それ自体が一つの楽しさにもなる可能性もありますよ。
飽き性なあなたでも向いている仕事は必ず見つかる
少し厳しい事実にも触れましたが、ただそれでも、「飽き性なあなたにも向いている仕事は必ず見つかる」ということは決して忘れないでください。
求人数は膨大にありますし、仮にルーティンワーク的な業務ができる限り少なくて、変化の多い職場環境という絞り方をしたとしても選べる選択肢はたくさんあります。
だからこそ「自分に向いてる仕事なんかない」と投げやりになったり、「どうせ向いている仕事はないし我慢して働けばいいや」と妥協して適当に就職先を決めるのは避けましょう。
松下 建都
ミスマッチな就職は早期離職につながるリスクがありますし、そのモチベーションでは対策などにも身が入らず、そもそもからして就職もスムーズに進まない可能性もあります。
あなたにぴったり合う仕事は必ず見つかります。まだ出会えてないだけで、あとは探すだけ。そういった前向きな姿勢をもって就活に取り組んでいきましょうね。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
なかなか仕事が見つからないと、飽き性な自分に合う仕事なんてないのかもと諦めそうになってしまうかもしれません。そんなときは過去の経験を振り返ってみましょう。特に過去の経験の中で、周囲に認められたことや、褒められたことはありませんか?
たとえば「学生時代、部活で同じ練習メニューの繰り返しに飽きて辞めてしまいたいという気持ちになったが、新しい練習メニューを調べてみんなに提案し、採用された」など、飽き性と上手に付き合って結果が出たことを探してみてください。すると、あのとき頑張れた、できたんだから今だってうまくいく! と自信が湧いてくるかもしれませんよ。
良かったこと、楽しかったことを思い出して、就活のモチベーションを維持してくださいね。
スムーズな企業選びに大役立ち! 飽き性でも活躍しやすい仕事18選!
実際に飽き性に向いている仕事って具体的に何があるの? これは一番気になるところですよね。どんな仕事があるのかわかればそれだけ選択肢の幅も広がりますし、「この仕事が向いているなら、あの仕事も向いているかも」とどんどん視野を広げていくこともできますよ。
ここからは、飽き性でも活躍できる仕事を18個に厳選して紹介します。それぞれどのような仕事の内容であるのかも解説していくので、スムーズに企業選びをするための参考にしてくださいね。
①店頭販売員
- 顧客対応からレジ対応、発送処理から品出しなどさまざまな業務を対応する
- 覚える業務が多く立ち仕事な点もありハードワークな一面も
販売員の主な業務は接客。お店を訪れた顧客に対して商品を勧めたり、レジ対応などをすることがメインの業務です。他にも商品の発送業務や、店頭商品の入れ替え、新商品を魅力的に宣伝するためのレイアウトを決めるなど、対応する業務は多岐にわたります。
飽き性である場合決まった業務ばかりであるとすぐに飽きてしまう面があるため、こうしたさまざまな業務をこなしつつ、顧客一人ひとりに合わせた対応も考える必要のある店頭販売員は、飽き性でも長く働いて活躍しやすい仕事といえます。
米田 有希
その分覚える業務がたくさんあったり、立ち仕事であるなどハードな面もあることは覚えておきましょう。
②営業
- 自社の商品やサービスなどの紹介・売り込みをする仕事
- ルート営業と新規営業の2種類が一般的
- 荷電対応など定常的な業務を任されることもある
営業とは、定期的あるいは必要に応じて不定期的に、担当するクライアント先や顧客のところへ出向いては、自社の商品やサービスなどの紹介・売り込みをする仕事。
もともとやりとりのある顧客を相手に営業をかけるルート営業、また一から未来の顧客を開拓する新規営業の2つが主な営業職のスタイルです。
日々異なるクライアント先や顧客に出向き、それぞれに合わせた対応や準備をするため、飽きが来るような同じ仕事を毎日する、ということはありません。この営業職もまた飽き性にマッチした仕事といえますね。
本田 百合香
ただ一定資料作成や荷電対応など、定常的な業務をこなす必要がある場面もあります。加えてノルマなどを課されることもあるため、興味のある営業職の求人が見つかったら、しっかりと募集要項を読み込んだうえで、本当に働き続けられる仕事なのか冷静に判断してから応募しましょう。
③ドライバー業務(タクシー・トラックなど)
- 人や荷物の運搬を目的として車を運転し移動する仕事
- 普段であればいかないような街に行ったりと変化を感じやすい
- 長距離の運転となるとかなりの根気が必要
飽き性でも続けやすい仕事としては、ドライバー業務もおすすめです。主にタクシーやトラックの運転手が該当する職種で、基本的には運搬を目的として車を運転し移動します。
普段であればいかないような街に行ったり、毎日違う景色を見れるので、そういった面で見れば飽き性な人にとってもチャレンジしやすい仕事といえますね。
松下 建都
ただ長距離の運転となると根気がいります。遠方への運搬となると一晩中運転するようなことはざらにあるので、そういった業務にも対応できるかはしっかりと考えておきましょう。
長距離を運転するドライバーは夜勤の仕事というくくりでもカテゴライズできます。もしこの仕事に興味があるなら、一度夜勤の仕事について調べてみてもいいかもしれません。
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④Webデザイナー
- Webサイトのデザインをメインとした仕事
- デザイン関係に加えてWeb関係の知識も求められる
Webデザイナーもまた飽き性な人におすすめの仕事です。主な業務はWebサイトのデザインをすることが多く、デザインの知識だけでなく、Webデザインに関するスキルをもとめられる職種です。
米田 有希
クライアントのニーズを深掘りして毎回違うデザインを作り上げていくという仕事内容は、ルーティンワーク的な要素はかなり少ないため、飽き性な人でも飽きを感じず熱心に取り組みやすいですよ。
ただ解説した通り、目指すうえでは専門的なスキルと知識が求められます。入社後に身に付けていけばいい場合もありますが、内定を目指すなら、事前にスクールなどに通って専門知識についてキャッチアップしておくのもおすすめです。
⑤Webライター
- 求められる納品物に合わせて執筆をする仕事
- 執筆に合わせてその都度下調べをしたり、必要なら取材をすることもある
Webライターは求められる納品物に合わせて執筆をする仕事です。コラム記事制作や、広報物の執筆、プレスリリースの執筆など、対応するものは依頼内容によってさまざまです。
ただ文章を書く仕事といっても、毎回毎回違う記事を書くことになり、その都度下調べをしたり、必要なら取材にまで出向くこともあります。そうした定常的ではない業務が多いからこそ、飽き性であっても飽きずに仕事に取り組める可能性が高いですよ。
本田 百合香
ただ、文章を書くことは根気のいる作業です。毎回書く内容は違うと言えど、何千何万という文字を書き続けることに対して、飽きを感じず長く取り組めるかどうかはしっかりと考えておきましょう。
⑥フォトグラファー
- クライアントに求められた写真を撮影し納品する仕事
- 要望に合わせて機材や撮影技法を使い分けられるスキルがもとめられる
フォトグラファーはクライアントに求められた写真を撮影する仕事で、デザイナーなどと連携しながら完成品をイメージしつつ、ときにはモデルを起用したり、遠方に出向いて撮影をおこないます。
クライアントのニーズに合わせて撮影内容も変わり、その時々で使用する機材や技法も変わるので、固定されたマニュアル的な業務はほぼありません。飽き性だったとしても、継続的に働きやすい仕事といえますよ。
松下 建都
ただ専門職にはなるため、目指すなら撮影技法の知識やスキルを身に付ける必要があります。企業によっては初心者でも採用し、現場で学びながらスキルアップが目指せるような環境であることも多いので、興味があるなら一度幅広く求人をチェックしてみましょう。
⑦動画編集者
- クライアントから求められる動画を編集し制作する仕事
- 動画コンテンツの需要拡大によりニーズが高まっている
- ただ切り貼りするだけでなくテロップや音声を付けるといったこともある
最近は動画コンテンツの需要が急速に拡大したことで、ニーズも高まっている動画編集者。クライアントから渡された素材をもとに求められる動画を制作したりといった業務が主で、ただ切り取ったりつなげたりするだけでなく、テロップを入れたり、効果音なども動画に合わせて追加することも担当します。
依頼のたびに違う動画を作り上げていくことになるので、動画編集に興味があったり、動画を見ることが好きならその都度新しい楽しみを見出せるかもしれません。
米田 有希
ただその分動画編集のスキルはもとめられることになるので、目指す以上はしっかりと勉強をしたりスキルを身に付けていくことが必要になります。今はスマートフォンのアプリなどでも動画編集はできるので、一度自分の力でチャレンジしてみるのもよいでしょう。
⑧建設関係
- それぞれの技術を活かしつつ建築物を作り上げる仕事
- 一日中体を動かすなど体力仕事な一面もある
建設関係の仕事もまた、飽き性な人におすすめな仕事です。建設関係としては施工管理から大工、鉄筋工、左官工などが多岐にわたりますが、どれも共通しているのは建設予定の建築物をみんなで作り上げること。
建物を作り上げるためにさまざまな工程を踏みながら作業を進めていくため、飽きのこない仕事です。
本田 百合香
ただ、外で作業をすることがほとんどな体力仕事という一面もあります。志望先として選択肢に入れるなら、その点もしっかりと理解しておきましょう。
- 施工管理
- 大工
- とび職人
- 鉄筋工
- 左官工
⑨個人系の職種(10種)
- ①家庭教師:生徒一人ひとりに合わせた授業を考え成績アップを目指す仕事
- ②オンライン講師:場所や時間にとらわれずオンラインで自身の知識やスキルをもとに講座を開く仕事
- ③自営業:カフェを開いたりと自らの力で事業を経営すること
- ④ブロガー:個人ブログなどを書いて広告収入などを得る仕事
- ⑤イベントスタッフ:アーティストのイベント会場の設営などを担当する仕事
- ⑥YouTuber:動画共有サイトYouTube上で動画を投稿し視聴数などに応じて広告収入を得る仕事
- ⑦商品モニター:新商品などを販売前にテストしてレビューする仕事
- ⑧資料作成代行:企業または個人から依頼されてプレゼン資料などの作成を請け負う仕事
- ⑨リゾートバイト:リゾート観光地のホテルなどで住み込みで働く仕事
- ⑩オンライン秘書:オンライン上でスケジュール調整や事務作業などをサポートする仕事
飽き性な人でもチャレンジしやすい仕事としては、フリーランスや副業など、個人で取り組める形態の仕事も多数あります。
個人で取り組める仕事なら自分の好きなペースで働くことができるので、飽き性な人にとっては働き方としてもマッチしているかもしれません。選べる選択肢の幅を広げるためにも、仕事探しをするうえではこういった道もあることは念頭に置いておきましょう。
飽き性な人が適職を探すには「中長期的な目線」をもったリサーチが不可欠!
飽き性という性質を抱えている以上、入社前は興味があって楽しそう! と思っていたとしても、実際に仕事に就いた後に「なんだか興味が薄れてきたな」と冷めてしまう可能性はあります。そのせいで入社してもすぐに辞めてしまったり、熱意を持てず惰性で働くのは避けたいですよね。
その事態を未然に防ぐには、「最近興味がある」といった短期的な目線だけでなく、「本当にこの仕事に就いたとして、飽きずに長く働き続けられるか」と中長期的な目線をもって入念にリサーチすることが欠かせません。
この中長期的な目線でのリサーチですが、では具体的になにをどう見れば良いのかについては続く内容で詳しく解説していきます。入社後も熱意を持って働き続けることができるよう、冷静に判断していきましょう。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
主体的に仕事を進められる状態になるには、ある程度の勤務年数や上司からの信頼が必要です。たとえば入社2年目ではベテラン社員の指示で働くが、3年目以降は一人で仕事を任されるなど、経験を積むと任せてもらえる仕事の幅が広がり、自分の裁量で決められることも増えてくるかもしれません。裁量をもって働けると選べる業務も増えてくるので、飽き性だったとしても充実して働き続けられる可能性が高まります。
だからこそ、そこまでのポジションにたどり着く前に辞めてしまわないよう、中長期的な目線で、入社後もある程度の興味関心が持続できそうな仕事を探してみましょう。働き続けられるか判断するには、なんとなく面白そうだな、という感覚だけで決めてしまわず、しっかりとしたリサーチが必要ですよ。
こちらの記事では仕事のやりがいについて紹介しています。自分にとっての仕事のやりがいを見つけたい人はあわせて参考にしてみてくださいね。
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仕事のやりがいがない人は要注意! 3ステップの対処法で今すぐ解決
仕事のやりがいなんて見つかるのかと不安になりますよね。やりがいを見つけるには、あなたなりの働く動機を深掘りするのが大切です。この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交え、仕事にやりがいを見出すことで得られるメリットと仕事のやりがいを探し出すためのステップ、やりがいが見つからないときに実践すべきことまで徹底解説します。
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飽き性でも働き続けられる仕事に出会うための3つのチェックポイント
松下 建都
飽き性な人でも活躍しやすい仕事を紹介したところで、次に飽き性な人の仕事の探し方で確認しておきたい、3つのポイントを説明します。
飽き性な自分に合う仕事を探す際に、「なんか興味があるかも」「楽しそう」という見方だけをしていては、いざ入社したときに「思ったいたのと違う」とミスマッチに感じてしまう可能性がありますよ。
大切なのは、本当にその仕事に就いたとして続けられそうな仕事内容なのか、具体的に働くイメージをもつことができるかなど、より深掘りして自分にマッチした適職なのかを判別することです。
ここからはそうした仕事を探すうえで必ず確認しておきたいポイントを3つ解説していくので、あなたに一番マッチした仕事を探すためにもしっかりチェックしておきましょう。
飽き性な自分でも続けられる仕事内容であるのかどうか
まず前提として、飽き性でも続けられるような仕事内容であるのかはマストでチェックしておきましょう。
米田 有希
代り映えのないような作業を繰り返すことはすぐ飽きてしまってやる気が持てないのに、いざ入社したらそういったルーティンワーク的な業務しか任されない……となればモチベーションも保てないですし、長く働き続けるのは難しいですよね。
求人情報には基本的に実際の業務内容などが記載されていますし、企業のサイトや社員インタビュー記事などもあればそこから社内の具体的な業務をチェックすることもできます。
まずはさまざまな手段を駆使しつつ、飽き性な自分でも継続できそうな仕事内容であるのかどうか必ずチェックしておきましょう。
- 募集要項から業務内容をチェックする
- 企業のサイトや社員インタビュー記事からチェックする
- OB・OG訪問を活用して社内の人間に聞く
- 就職エージェントに相談して調べてもらう
その仕事で活躍する自分が具体的にイメージできるか
就活は内定獲得がゴールですが、「働く」という点で見ればあくまでそれはスタートに過ぎません。だからこそ、就職後に自分が活躍するイメージを持てるか、という点であなたと志望企業のマッチ度を確かめることも欠かせませんよ。
イメージを膨らませる手段としては、具体的な入社年数とその段階でなりたい自分をセットで想像するのがおすすめ。入社1年で業務をマスターして、3年でチームリーダーに。5年でチーフとなって周囲のメンバーが働きやすい環境を作る、などできるだけ具体的にイメージしてみましょう。
本田 百合香
もしここで具体的にイメージができないなら、まだまだ企業研究が足りていないことにもつながりますし、その状態では入社したとして本当に長く続けていけるような仕事なのかの判別もできません。
飽き性という性質を抱えている以上、事前に「続けられる仕事か」を徹底的にチェックすることは必須の対策と覚えておいてくださいね。
- 1年目:業務を完全にマスターして独り立ちできるようになる
- 3年目:広報宣伝チームのチームリーダーとしてチームのタスク管理や新人研修にも取り組む
- 5年目:チーフとして広報部全体の業務改善やメンバーのスキルアップに着手する
この自分のキャリアをイメージする作業は、いわばキャリアビジョンを立てる作業ともいえます。キャリアビジョンを具体的にする方法についてこちらの記事で詳しく解説していますよ。
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キャリアビジョンとは? 10例文付きで解説する作成の極意!
面接対策としてキャリアビジョンを考える時、難しく感じることがありますよね。キャリアビジョンを考えるコツは、今と理想の将来像、そこへ近づくためにするべきことを見極めること。この記事では、専門家のアドバイスを交えキャリアビジョンの例文から考え方まで解説していきます。
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業務内容以外の要素も納得のできる内容か
飽き性という面をもつ以上は業務内容などはマストでチェックすべきですが、業務内容以外の要素も納得のできる内容であるかも重要なポイントです。
たとえば給与、福利厚生、勤務形態からオフィスの立地。飽き性な自分でも働けそうな業務内容の仕事が見つかった! となれば思わずすぐに応募したくなる気持ちはよくわかりますが、これらの確認を怠ってしまうと、入社後にミスマッチを感じてしまう可能性があります。
こうした条件面の確認は募集要項からでも確認できますが、より深く聞いておきたいなら、担当者に人事面談を組んでもらったり、直接質問してみてもよいでしょう。
- 入社後の待遇などを確認する方法
- 募集要項を入念に調べる
- 担当者に直接聞く
- カジュアル面談などを組んでもらって現場社員に聞く
松下 建都
実際の収入額をリサーチするうえでは、上場企業なら金融庁提供のサービス「EDINET」で有価証券報告書を確認することができます。平均年収などが記載されているものになるので、そこからある程度入社後の実際の給与テーブルなどはイメージできますよ。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
就職先を決める際には、入社後にどのような業務を担当するのか、仕事内容を確認することに加えて、入社後の待遇もしっかりとチェックしましょう。待遇には、給与の支払い基準や昇給基準などの「お金に関する事」や、労働時間や休日取得状況など「働き方に関すること」があります。
飽き性な自分に合う仕事ならなんでもいいやと業務内容だけで選んでしまうと、低賃金で昇給が無い、休日が極端に少ない、などのブラックな職場環境に気付かずに就職してしまうというリスクがあります。仕事探しは待遇面の確認もとても大切なことですよ。
これだけは押さえておきたい! 飽き性に向いている仕事を探す方法
飽き性な自分に合う仕事を見極める方法について理解できたところで、今度は実際に求人を探す方法について解説していきます。
具体的に5つの手段を紹介していくので、まずは1つずつ試していって、自分に合う探し方はどれか見極めていきましょう。ただ幅広い手段を活用してリサーチしていく方がヒットする求人数も多くなるので、できれば複数の手段を併用しながら仕事を探していきましょうね。
求人サイトで「飽き性」で検索する
- 膨大な求人を一覧しつつ複数の求人を比較して検討できる
- 求人の管理やエントリーが楽にできる
まず試しておきたい手段としては、求人サイトを活用するもの。多くの求人を一覧することができ、業務内容や待遇などを比較しながらエントリーを進めることができますよ。求人サイトは数多く存在するので、いくつかピックアップしてみて、使い勝手がいいものを選んでみましょう。
米田 有希
求人サイトでは求める条件を絞れたり、キーワードで検索することができるので、「飽き性 仕事」「飽きっぽい」などで検索をしてみましょう。それにマッチした求人が、いくつもでてくるはずです。
ハローワークに相談する
- 多くの求人を一覧でき、迷ったら相談員にもすぐ相談できる
- 就活のトータルサポートを受けられる
ハローワークは仕事を探している人へ求人情報を提供してくれたり、就活をトータルサポートしてくれるサービスで、全国に500カ所以上設置されています。
提供してもらえる求人数も膨大で、迷ったらそのまま窓口で相談することもできます。相談員が1対1でサポートしてくれるので、「飽き性な自分に合う仕事はありますか」という相談からでも親身になって求人を探してくれますよ。
本田 百合香
誰でも気軽に利用できるサービスなので、不安や悩みを相談したいという人はぜひ一度利用してみてくださいね。
より詳しくハローワークについて調べたいならこちらの記事が参考になりますよ。
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仕事探しにハローワークを使ってみたいけど、利用のハードルが高く感じてしまう人もいますよね。この記事では、そんなあなたのためにハローワークでできることや上手な使い方、初めてハローワークに行くときに必要なものを専門家のアドバイスを交えて解説。私たちと一緒にハローワークについて学んでみましょう。
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就職エージェントに相談する
- 求人サイトには載っていないような求人も紹介してもらえることがある
- 就活をトータルサポートしてもらえる
松下 建都
飽き性の人が仕事を探すうえでは、実はこの「就職エージェントに相談をする」が一番適した探し方かもしれません。就職エージェントとは就活や業界の知識を備えた就活にエキスパートで、相談にくる就活生が望むキャリアをつかめるようサポートしています。
履歴書を書いたり、面接対策をしたりと、就活というのは意外と同じ作業の繰り返しだったりするもの。飽き性な場合はこれらの作業自体に飽きてしまって身が入らなくなることもよくあるのです。
そうしたときにも頼れるのが就職エージェント。就活に飽きてしまってモチベーションも保てない場合でも親身になってサポートしてくれますよ。
本当に転職するしかない? 仕事に飽きてしまったときに選べる選択肢
向いている仕事の探し方が分かったところで、最後に飽き性なあなたが仕事を探すうえで選べる働き方の選択肢をより広げていきましょう。選べる選択肢は、転職以外にも以下のリストのようにいろいろとあるのです。
- セミナーに参加したり資格を取得してできる仕事の領域を広げる
- 上司に相談して別のプロジェクトに参加させてもらう
- 今の会社のまま職場内異動で環境を変える
- 副業で新たな仕事にチャレンジする
- 転職して新しい環境で一から再スタートする
転職することは環境をまるきり変えてしまうことで、それまで積み上げた関係性などもリセットされてしまいます。転職はキャリアに関わる大きな決断になるからこそ、「仕事に飽きたから転職しよう」と安直に考えず、まずは今できることは他にないかと冷静に判断することが大切ですよ。
転職するかどうか判断に迷うときはこちらの記事で解説している内容をまずはチェックしてみましょう。
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転職したいと考えているけど、自分に合ったタイミングがわからないと悩んでしまう人もいますよね。転職のタイミングは時期や年齢、状況などで変わってきます。この記事では転職のタイミングを見極めるための必須知識について解説しています。
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転職を決意したけれど、やっぱり不安……。そんなときはこちらの記事の解説がきっとあなたの役に立つはずです。
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転職は不安なことが多いですよね。良い転職先は見つかるのか、転職先でうまくやっていけるのか……そう考えるとなかなか一歩踏み出せない人も少なくありません。この記事では、専門家のアドバイスを交えて転職の不安を解消する方法や成功に導く心構えを解説。一緒に新たなキャリアへ自信に満ちた一歩を踏み出しましょう。
記事を読む
飽き性な人に向いた仕事の特徴を理解してあなたにマッチした仕事を探していこう!
飽き性な人の特徴から、その性質が持つメリットやデメリット、向いている仕事の具体例から求人の探し方までまとめて解説しました。
仕事というものは一定同じような業務に取り組まざるを得ないもの。毎日変化ばかりの仕事というものはそうないものです。
ただ、それでもあなたがもとめる条件をしっかりと深掘りして、さまざまな手段を駆使して情報収集をし、入社後とのギャップを埋めていけば、飽き性という性質を抱えていたとしても、ストレスなく働き続けられる仕事は必ず見つかりますよ。
まずはさっそく求人サイトなどで情報を集めながら、平行してあなたが思う求める条件も絞り込み、あなただけの適職を見つけ出す準備を着実に進めていきましょう。
あなたなりの就活対策の方向性を決めるためには、自己理解が必須。だからこそまずは、「飽き性」という性格タイプへの解像度を上げることが必要です。