目次
- 仕事が続かない自分だけの原因を見極めることが解決につながる!
- 仕事が続かない……そう悩むあなたに伝えたい3つのこと
- ①仕事が続かなくても自分を追い込む必要はない
- ②外的な要因のせいで仕事が続かないケースもある
- ③「仕事が続かない」の解決には原因の深堀りが大切
- 仕事を続けられず早期離職を繰り返す3つのデメリット
- ①再就職の難易度が上がっていく
- ②キャリアアップを目指しにくくなる
- ③社会的な信用が落ちてしまう
- 「仕事が続かない」を解決するには過去の退職要因の見極めが最重要!
- 仕事が続かない理由の見極めに活かそう! よくある原因とその対処法11選
- ①「人間関係を築くのが苦手」
- ②「仕事にさまざまなことを求めすぎている」
- ③「注意されたことをひきずってしまう」
- ④「今の仕事が好きになれない」
- ⑤「理想と現実のギャップが埋められない」
- ⑥「何事も周りや環境のせいにしてしまう」
- ⑦「悩みを誰にも相談できず抱え込んでしまう」
- ⑧「飽きっぽく目移りしやすい」
- ⑨「仕事ぶりを他人と比較してしまう」
- ⑩「仕事での努力を認めてもらえない」
- ⑪「会社の方針やビジョンに共感できない」
- 「どうしても仕事が続けられない」と悩んだときに実践したい5ステップ
- ①仕事に対して感じるネガティブな感情を洗いざらい書き出す
- ②書き出した要素のなかで一番大きな要素を理由として言語化する
- ③言語化した理由が今の環境で解決できないか考える
- ④デメリットを理解したうえで続けるかどうかを判断する
- ⑤やめた後の具体的な計画を立てる
- もし転職を決意したら? 長く続けられる仕事を見つけるための4つのポイント
- ①将来どんな自分になりたいかを描く
- ②今までの経験から長く続けられそうな仕事を考える
- ③絶対に譲れない会社に求める条件を決める
- ④転職をサポートしてくれるサービスを活用する
- 自分に合う仕事を見つけよう! 仕事が続かない原因別の向いてる職種
- コミュニケーションが苦手
- 人のペースに合わせるのが苦手
- 職場へ通って仕事をするのが苦手
- その判断は要注意! 仕事をやめるときに気を付けたい考え方
- 後先のことを考えずにやめてしまう
- ネガティブな理由だけでやめてしまう
- 「仕事が続かない」の悩みを解消して自分の進むべき道を見極めよう!
仕事が続かない自分だけの原因を見極めることが解決につながる!
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
仕事が続かないと悩んでいる人から、よくこんな相談をもらいます。
まず伝えたいのは、仕事が続かないからといって自分を追い込む必要はないということです。仕事には相性の問題もあり、また続かない原因が環境にあってあなたにない場合ももちろんあります。
解決に向かうためには、なぜ仕事を続けられないのかを考え、言語化することがとても大切です。自分の考え方に原因があるのか、環境に原因があるのか、漠然とした仕事が続かない原因を言語化することで、自ずと解決策も見えてきますよ。
この記事では、よくある仕事が続かない原因から仕事が続かないと悩んだときに実践したいこと、長く続けられる仕事探しのポイントまでを解説します。一緒に確認して悩みを解消していきましょう。
仕事が続かない……そう悩むあなたに伝えたい3つのこと
「仕事が続かない」「でもどうすればいいのかわからない」そんな状態でいつづけるのはとてもつらいですよね。まずは、その悩む気持ちを楽にするところから始めていきましょう。
ここからは、仕事が続かないと悩むあなたに伝えたい3つのことについて解説します。仕事が続かない現状から抜け出すための第一歩として、まずはこれから伝える内容を心に留めておいてくださいね。
①仕事が続かなくても自分を追い込む必要はない
仕事が続かないと悩んだとき、「自分は社会に適していないかもしれない」「周りに人は仕事を続けられているのに」と無意識に自分を追い込んでしまう瞬間があるかもしれません。ただ、必要以上に自分を責める必要はありませんよ。
もちろん、改善する姿勢や努力は大切です。ただ、前向きな気持ちではなく、自己否定や自己責任の方向に意識を向けてしまうと、心と身体が疲弊してしまいます。そうなってしまっては、何事にもやる気が起きず、仕事が続かない現状を変えることも難しくなってしまいます。
本田 百合香
②外的な要因のせいで仕事が続かないケースもある
仕事が続かないのはすべて自分のせいだと考えてしまうこともあるかもしれませんね。ただ、それだけが原因ではないこともあります。仕事が続かない原因には自分自身の問題だけでなく、周囲の環境に原因がある可能性もあります。
たとえば、自分がいくら変わろうと努力をしても、職場環境や人間関係、会社でのルールなどは変えられませんよね。気付いていないだけで、自分の問題ではなく周りの環境があなたの仕事が続かない原因になっているケースもあります。
松下 建都
すべてを自分のせいだと思い込まず、一度客観的に状況を見つめ直してみることはとても大切です。仕事が続かない本当の原因が見つかるかもしれません。
③「仕事が続かない」の解決には原因の深堀りが大切
「仕事が続かない原因」は一人ひとりによって違います。職場でつらい目にあった、仕事に興味が持てない、あるいは身体が弱く思うように働けないなど、理由はそれぞれにありますよね。
仕事が続かない原因は人それぞれで違うからこそ、自分はなぜ仕事を続けられないのか、その原因をまず知ることが大切です。
どうして仕事が続かないのか、自分のなかで何が引っかかってるのか、それらを自分自身との対話を通して言葉にしていくことで原因が追求できるようになります。原因を深掘りする方法については、後半で解説しているのでそちらを参考にしてくださいね。
米田 有希
自分を理解することは、悩み解決への第一歩です。自分の悪いところを見つめ直すのは大変かもしれませんが、とても大切な作業ですよ。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
仕事が続かないと漠然と悩んでいるだけでは今の状況を変えることはできません。また、仮にそのままの状態で仕事に就けたとしても、根本的な原因を解決しなければ、次の仕事でも同じように仕事を続けることが難しくなってしまいます。
今すぐ解消したい、どうにかしたい、焦る気持ちはあったとしても、ここで一度立ち止まり「自分がなぜ仕事を続けられないのか」の原因をしっかりと見つめ直しましょう。自分がどんな原因を抱えているのか、どうすれば原因を解消できるのかを理解すれば、仕事が続けられないという悩みは必ず解決できますよ。
仕事を続けられず早期離職を繰り返す3つのデメリット
仕事を続けるかどうか迷っているときに気になるのは、早い段階でやめた場合にどんなデメリットがあるのかということですよね。デメリットを把握しないまま退職してしまうと、思わぬ影響に見舞われる可能性もありますよ。
ここからは、早期離職を繰り返してしまうことの3つのデメリットを解説していきます。影響を理解して、今後の判断材料としていきましょう。
①再就職の難易度が上がっていく
- 早期離職を繰り返してしまうではという印象を抱かれてしまうから
- 忍耐力の面で責任ある仕事を任せられるか不安を抱かれやすいから
仕事が続かずに何度もやめている、もしくはすぐにやめてしまっている場合、再就職の難易度が上がっていくことがまずデメリットの一つとして挙げられます。
というのも、企業は何度も転職や退職を繰り返している人に対して「またすぐにやめてしまうかもしれない」という印象を持ってしまうケースがあるからです。
採用する以上はできるだけ長く働いてほしいのが企業側の本音なので、短期間での複数回の転職や退職はマイナス要素になりやすいことは覚えておきましょう。
本田 百合香
また、仕事が続かないことで、忍耐力がないという印象も持たれやすくなります。すると、企業側としても仕事を任せることに不安を感じ、採用でもあまり良い印象を持てなくなってしまうというデメリットもありますよ。
②キャリアアップを目指しにくくなる
- 専門的なスキルや経験が身に付かないから
- 長く勤めている方が会社からも信用されやすいから
専門的なスキルや経験が身に付かず、会社でのキャリアアップを目指しにくくなるのも、早い段階で仕事をやめてしまった場合のデメリットの一つです。
高い専門的なスキルを持っているのなら、新しい環境でもキャリアアップを目指せるかもしれません。ただ、そうでない場合、一般的には会社に長く勤めて会社での信用を貯めて、キャリアアップを目指すことになります。
つまり、仕事が続かずに会社をやめてしまうと、また一から信用を積み上げる必要があるためキャリアアップを目指しにくくなってしまうのです。
松下 建都
もしキャリアアップを目指したい気持ちがあるのなら、本当に辞めるべきかは将来のキャリアも見据えて冷静に判断する必要がありますよ。
③社会的な信用が落ちてしまう
- 勤続年数が個人の信用度合いを示す指標の一つだから
- カード会社から支払い能力がないのではと不安視されてしまうから
仕事が続かず会社をやめていると社会的な信用が落ちることも考えられます。企業からの個人的な信用度が落ちてしまうのです。
勤続年数が短いとクレジットカードの使用限度額が低くなってしまったり、住宅ローンの審査が通りづらくなってしまったりと実生活に影響を与えるようなリスクもありますよ。
米田 有希
またすぐにやめてしまい支払いができないのでは? という懸念から、カードやローンなどお金の面でも影響を受けてしまうわけです。
「仕事が続かない」を解決するには過去の退職要因の見極めが最重要!
「なんで仕事を続けられないのだろう」と漠然と悩んでいるだけでは、仕事を続けられない今の状態から抜け出すのは難しいままでしょう。続かないという悩みを解消するには、退職を決めた一番の要因を見極めるのがとても大切です。
仕事が続かないと悩む多くの人は、要因をなんとなくはわかってもしっかりと言語化まではしておらず、自分でもなぜ続かないのかがわかっていないケースが多いです。一度自分を見つめ直し、要因を見つけ、その要因に対する解決策を実践することで悩みを解消できますよ。
ここからは、仕事が続かないと悩む人によくある原因とその対処法から、長く続けられる仕事の見つけ方まで解説していきます。悩みを解消するためにも、漠然としている要因をはっきりさせて、対処法を一緒に見つけていきましょう。
仕事が続かない理由の見極めに活かそう! よくある原因とその対処法11選
仕事が続かない原因は人それぞれです。環境や状況が違えば、原因が違うのは当たり前ですよね。だからこそ、自分はどんな原因を抱えているのかを知るのがとても大切です。
ここからは、仕事が続かない理由を見極めるために、よくある原因とその対処法11選を解説していきます。自分はどの原因に当てはまっていそうかを理解できれば、必要な対策も見えてきます。内容をしっかりとチェックして、仕事が続かない現状から抜け出していきましょう。
①「人間関係を築くのが苦手」
●自分のコミュニケーションの取り方の見直そう!
仕事が続かないという悩みには「人とかかわるのが苦手」「人間関係をうまく構築できない」などの原因があるかもしれません。性格的な問題もあり、変えるのはなかなか難しい問題といえますね。
ただ、仕事をするうえで人間関係というものは切っても切れないものです。そのため、まずは自分を変える努力ができないか考えてみましょう。簡単なことからでも自分から変わる努力をすることで、人間関係をうまく構築できるようになるかもしれませんよ。
- 自分から積極的に挨拶をする
- 仕事で手伝えそうなことがないか聞いてみる
- 相手の興味がありそうな話題で話をしてみる
少しでも良い人間関係を構築しようとすれば、会社での人間関係も良好になるかもしれませんよね。その変わろうとする一歩によって、仕事を続けようという気持ちに変わる可能性は十分ありますよ。
本田 百合香
どうしても苦手で気持ちが変わらないというときは、コミュニケーションの少ない仕事に転職するのも一つの方法です。後ほど、コミュニケーションを取るのが苦手な人に向いてる仕事を紹介するので、そちらをぜひ参考にしてみてくださいね。
②「仕事にさまざまなことを求めすぎている」
●会社に求めることに優先順位をつけてどの道に進むのか考えてみよう!
もし、会社があなたの希望を全部叶えてくれるという意識を持っているのなら、考え方を改めた方が良いかもしれません。組織の中で仕事をするということは、会社の方針や仕事の進め方、待遇などは組織の意向を受け入れる必要があります。
とはいえ、「これだけは譲れない!」という条件もありますよね。そこで大切になるのが、会社に求める条件に優先順位をつけることです。優先順位によって、あなたの譲れない条件が見えてきますよ。
それに、実際に優先順位をつけてみると、意外と今の会社は条件を満たしているという場合もあります。今の環境を冷静に評価することもできますよ。
- 仕事内容
- 収入
- 働き方
- ワークライフバランス
- 福利厚生
- キャリア
- 会社の方針やビジョン
松下 建都
優先順位をつける項目は、上記の内容を参考にしてみてくださいね。もし、今の会社が条件に合わないなら、条件を満たす会社へ転職するのもいいでしょう。
③「注意されたことをひきずってしまう」
●切り替えるための好きなことをする時間を作ろう!
周りの人は責めているわけではないのに、注意されたことを自分の中でずっとひきずってしまうこともありますよね。その結果、仕事が怖くなり続けられなくなってしまうこともあるでしょう。
注意されたときは、注意されたことを一度反省したら考えないようにし、違うことに気持ちを向けてみるのがおすすめです。具体的には、好きなことをする時間を作って、そちらに意識を向けてみましょう。
米田 有希
そうすることで、注意されてから立ち直るまでの時間が早くなります。立ち直ることができれば、仕事を辞めたいという気持ちも和らぎ、続けることができるようになりますよ。
- 仲のいい友人と旅行に行く
- 好きな映画を観たり本を読んだりする
④「今の仕事が好きになれない」
●まずは今の仕事が好きになれない理由を具体化して向き合ってみよう!
今の仕事が好きになれないというのも仕事が続かない原因の一つです。好きになれないとモチベーションも上がらず、続けたくない、やめたいという気持ちも出てくるでしょう。
そんなときは、今の仕事が好きになれない理由を具体化してみてください。たとえば、仕事内容が好きになれないのか、仕事の進み方が好きになれないのかによって解決策は変わってきますよね。
その具体化した理由への解決策を考え、改善していくことで今の仕事を好きになれる可能性は十分ありますよ。
本田 百合香
仕事が好きになれない理由は人それぞれです。自分にはどんな原因があってどんな解決策が適しているのかを見極めていきましょう。
⑤「理想と現実のギャップが埋められない」
●現実を受け入れてギャップを埋めるための方法を考えよう!
仕事をしているなかで、理想と現実のギャップに悩むこともあるでしょう。すると、モチベーションが下がり、仕事を続けたくないと思ってしまうかもしれませんね。
ギャップを埋めるためには、まず今の現実を受け入れることが大切です。「自分の今の実力ではこれが限界かもしれない」と自分を認めてあげましょう。そのうえで、ギャップを埋めるためには何をすればいいのかを考えていきます。
- 理想:Webエンジニアとして経験を積んでディレクターになりたい
- 現状:まだWebエンジニアの仕事しかできていない
- ギャップを埋める方法:プログラミング以外のデザインやコーディングなどのスキルも身につけてWeb全般の理解度を深める
松下 建都
ギャップに苦しむだけでは前には進めませんよね。ギャップを埋める現実的な方法は何なのかを考えるのがとても大切ですよ。
⑥「何事も周りや環境のせいにしてしまう」
●周りのせいにしない「自責思考」を身につけよう!
「会社の職場環境が悪い」「人間関係がうまくいかない」など、つい周りや環境のせいにしてしまい、フラストレーションが溜まって仕事が続かない……。そういったこともあるでしょう。
ただ、仕事が続かない原因を外部のせいだけにしてしまうと、自分自身の問題点に目を向けることができなくなってしまいます。
もしかすると、自分の行動や考え方によって良くない方向に進んでしまい、仕事が続いていない可能性も考えられます。一度自分に責任があったところはないかを振り返ってみましょう。すると、自分自身の改善点が見えてくることもありますよ。
米田 有希
仕事の不満ばかり考えるのではなく、自分の意識を変えてみることで仕事がうまくいくケースもありますよ。自分の意識を変えてうまくいきそうなところはないか、今一度振り返ってみてくださいね。
⑦「悩みを誰にも相談できず抱え込んでしまう」
●身近な人や公共機関など相談できる相手を見つけよう!
人に相談をするのが苦手な場合、仕事に関する悩みを抱え込んでしまい、精神的なつらさから仕事をやめたいと思うケースもあるかもしれませんね。特に責任感の強い人ほど、自分ひとりで抱え込んでしまうものです。
ただ、その状態では自分にとってマイナスな影響が続いてしまうことになります。まずは身近な人に相談できないかを考えてみてください。
- 会社の上司や同僚
- 家族
- 友人
もし、身近な人にも相談しづらいなら、会社の相談窓口や公共機関を利用するのもいいでしょう。
本田 百合香
ほかにも、電話で悩みを相談できるこころの健康相談統一ダイヤルなどのサービスもありますよ。誰でも気軽に利用できるので、悩みを吐き出したいというときにはぜひ利用してみてくださいね。。
⑧「飽きっぽく目移りしやすい」
●今の仕事を続けるメリットを理解したうえでどうするのかを判断しよう!
飽きっぽい性格だと、仕事を続けているうちに飽きてしまい、別の仕事をしてみたい、ほかの経験もしてみたいなどと考えてしまい、仕事が続かないというケースもあるかもしれませんね。
そんなときは、まず今の仕事で学べたり、得られたりすることはないのか、中長期的に得られるメリットがないかを考えてみてください。キャリアは長い時間をかけて築いていくものです。飽きたから別の仕事がしたい、という短期的な欲求で行動していては、望むキャリアを築くことは難しいかもしれません。
そういった視点が持って、自分の成長やキャリアにとってメリットがあると理解できたら「仕事を続ける」という選択肢も出てくるはずです。
本田 百合香
考えたうえで、今の仕事を続けられないと感じたなら社内異動や転職など、今の仕事を変えることを検討してみましょう。ただ、次の仕事を見つける際は「飽き性な自分でも続けられる仕事か」という視点は忘れずに持っておいてくださいね。
飽き性でも長く続けられる仕事の見つけ方やおすすめの職種についてこちらの記事で解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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⑨「仕事ぶりを他人と比較してしまう」
●自分の成長に目を向けて仕事に取り組んでみよう!
仕事をするうえで同僚や先輩など、他人との比較から自分への劣等感を覚えてしまい、仕事を続けたくないと思ってしまうこともあるでしょう。
ただ、仕事は他人と比較するものではありませんよ。自分が成長するためにはどんな課題があって、どう乗り越えていくべきなのかを考えることがとても大切です。周りの人は関係ありません。仕事は「周りではなく自分自身との戦い」だという意識を持つようにしてみてくださいね。
松下 建都
この意識を持てないと、どんな仕事をしていても同じような悩みを抱えることになってしまいます。自分の成長に目を向けて仕事に取り組んでいきましょう。
⑩「仕事での努力を認めてもらえない」
●当てはまるパターンをチェックして対策を考えよう!
努力を認められないケースには、2つのパターンが考えられます。
1つ目は努力の方向性が合っていない合っていないパターンです。会社には会社ごとの評価制度が設けられています。この制度に沿った努力ができていない場合、どれだけ努力をしても成果は認められづらいままです。
たとえば、評価として最も重要な要素が顧客満足度なのに、顧客の数ばかりを追い求めるのは方向性が合っていないと言えますよね。評価されていないと感じたときは、まず会社の評価制度をチェックして自分の努力の方向性が合っているか確認してみてくださいね。
2つ目は、正しい努力をしていても成果が認めてもらえないパターンです。この場合、会社の評価制度を変えるのは難しいので、自分の努力を認めてくれる会社への転職を検討してみましょう。
米田 有希
自分が努力したことを、目に見える形でまとめておくのも大切です。それを上司など評価者に提出して評価を見直してもらうよう相談もできますし、転職するにしても自身の頑張った証、つまりはアピールポイントとしても活用できますよ。
⑪「会社の方針やビジョンに共感できない」
●方針やビジョンに共感できる会社への転職を検討しよう!
会社の方針やビジョンが共感できない場合、会社の考えを個人の力で変えようというのは難しく、現実的ではありません。選択肢としては今の会社をやめて、方針やビジョンに共感できる会社への転職を検討してみてください。
ギャップを飲み込んでそのまま仕事を続けるのも選択肢のひとつですが、それでは仕事へのモチベーションが上がらず、良い方向には進まないことがほとんどです。続ける選択をするなら、自身なりの共感できるポイントを探したり、どうすれば共感できるのかという自身のマインド面の変化で対応していきましょう。
本田 百合香
共感できないのは会社の方針やビジョンではなく上司の考えに共感できないだけの可能性も考えられます。その場合は転職するだけでなく、部署異動なども検討できるので、自分が何に共感できないのかをしっかりと見極めるようにしてくださいね。
「どうしても仕事が続けられない」と悩んだときに実践したい5ステップ
ここまで仕事が続かない原因とその対処法を解説しましたが、もしかすると解説したなかに該当しそうな原因が見つからないということもあるかもしれません。そんなときに実践したい、あなたの仕事が続かない原因を見つける方法がありますよ。
ここからは、「どうしても仕事が続けられない」と悩んだときに実践したいステップについて解説していきます。解説を参考に、どんな行動指針を立てればいいのか見極めてくださいね。
①仕事に対して感じるネガティブな感情を洗いざらい書き出す
まずは、自分が仕事に対して感じているネガティブな感情を知るところから始めましょう。ここでは、自分がどんなことを嫌に感じているのか知るためにも、思いつく限りのネガティブな理由を書き出してみてください。
頭の中で考えるだけではなく、実際に書き出してみることで「自分はこんなことを嫌だと感じていたんだな」と新しく認識できることもたくさんあるはずです。
- 仕事をする中で少しのミスでも上司から怒られる
- 一生懸命働いて成果を上げているのに会社が評価してくれない
- ほかの職種に興味が出てきて今の仕事への熱意がなくなった
松下 建都
ここで大切なのは、できるだけ数多くの感情を書き出すこと。たくさん書き出すことで、自分の心の整理にもつながり、仕事が続かない本当の原因に気付くきっかけにもなりますよ。
②書き出した要素のなかで一番大きな要素を理由として言語化する
次に書き出したネガティブな感情のなかから「これが解決されれば仕事を続けることができそう」と思えるようなもっとも大きな要素を続かない理由として言語化してみてください。
ここで言語化した問題こそ、あなたが対処しなければいけない核となる原因です。たくさんの要素を書き出していると思うので、まずは分類分けしてどの分類に原因がありそうか目星をつけましょう。その後、その分類の中でもっとも大きな要素は何なのか考えてみてください。
- 書き出した感情を「仕事内容」「職場環境」「待遇」などでカテゴリー分けする
- 分けたカテゴリーでもっとも原因がありそうな要素はどれか考えてみる
- カテゴリーのなかでもっとも大きな原因を見つけ出して仕事が続かない原因を特定する
上記の流れで原因を見つけることで、漠然としていた仕事が続かない原因をかなり詳細に把握できるようになります。そうすれば、後は対処していくだけです。一緒に解決策を考えていきましょう。
米田 有希
上記の流れで原因を見つけることで、漠然としていた仕事が続かない原因をかなり詳細に把握できるようになります。そうすれば、後は対処していくだけです。一緒に解決策を考えていきましょう。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
「仕事が続かない」状況を解消するには、続かない原因の核を見つけることが重要です。たとえば「なんとなく仕事や職場が嫌だ」と感じて転職を考えるのは、表面的な理由でとらえているといえます。そのままでは新しい仕事に就いてもまたやめてしまうかもしれませんよね。
では核となる原因を見つけるのはどうしたらいいのか? それには自己分析が不可欠です。自分自身の考え方や価値観、どんな将来を目指しているかを冷静に見つめ直すことが大切です。過去の経験や職場環境、人間関係も振り返ると、より具体的な自己分析ができますよ。
このような自己分析から原因を把握したうえで、具体的な対策を考えることが重要です。スキル向上やコミュニケーション能力の向上など、自分に足りないものに取り組むことで、仕事が続かない悩みを解消し、充実したキャリアを築くことができますよ。
③言語化した理由が今の環境で解決できないか考える
仕事を短期間でやめ続けたり、何度も転職をしていたりすると、長期的なキャリア形成が難しくなってしまいます。そのため、転職ありきでかんがえるのではなく、まずは今の環境に残りつつ、解決できる方法はないか考えることが大切ですよ。
たとえば、言語化した原因が「今の営業という仕事内容が自分には合わない」という理由なら、部署異動を申し出て、ほかの職種に就けば解決できるかもしれませんよね。また、仕事量が多いなら、上司や同僚に相談すれば解説できるかもしれません。
本田 百合香
転職は環境が変わるためにこれまで構築してきた職場の関係もリセットされます。その労力を考えても、転職の決断は冷静にしましょう。
- 今の仕事内容がどうしても好きになれない→部署異動を申し出て職種を変える
- 仕事量が多くて残業が減らない→上司や同僚に仕事量について相談してみる
- 今の上司からパワハラを受けている→会社の人事やカウンセラーなどに相談してみる
④デメリットを理解したうえで続けるかどうかを判断する
今の環境にいても仕事が続けられない原因が解決しないなら、仕事をやめるという判断になるでしょう。ただ、その判断は慎重にしないといけませんよ。
仕事が続けらず早期離職することには、キャリアに少なからず影響を与えます。リスクを踏まえて、それでも仕事を続けられないと判断したのなら、今の仕事をやめて転職などを検討しましょう。
米田 有希
仕事をやめてから「やっぱりやめなければよかった……」とは思いたくないですよね。自分を納得させる意味でも、デメリットを踏まえたうえで判断するようにしてくださいね。
本当に退職するか悩んだときは、こちらの記事の解説もぜひチェックしてください。
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勢いで「仕事辞める」は要注意! 将来から逆算した行動計画がマスト
仕事を辞めるか悩んでいて、なかなか決断に踏み切れない……そんなこともありますよね。仕事を辞めるには少なからずリスクがあります。ミスマッチを防ぐには先を見すえた冷静な判断が必要ですよ。この記事では、専門家のアドバイスを交えて仕事を辞める決断が後悔につながらないための極意を解説しています。
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⑤やめた後の具体的な計画を立てる
仕事をやめると決断してから仕事をやめるまでにもう一つやることがあります。それは、やめた後の具体的な計画を立てることです。今後のことを何も考えずにやめてしまうと、自分では思ってもみなかった事態に見舞われるかもしれません。
たとえば、次の就職先を見つけずに仕事をやめた場合、収入がガクッと減ってしまい生活が苦しくなるかもしれません。ほかにも、目指す仕事に就くために何かスキルを身に付けたいなら、どうやって身に付けるのかを考える必要があります。
本田 百合香
具体的な計画は会社にやめることを伝える前にしっかりと練っておき、万全の状態でやめられるように準備していきましょう。そうすれば、やめた後の不安もなくなり、心置きなく次のステップにつなげられますよ。
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転職したいと考えているけど、自分に合ったタイミングがわからないと悩んでしまう人もいますよね。転職のタイミングは時期や年齢、状況などで変わってきます。この記事では転職のタイミングを見極めるための必須知識について解説しています。
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もし転職を決意したら? 長く続けられる仕事を見つけるための4つのポイント
仕事を続けないという選択肢を選んだとき、次に出てくる選択肢としては転職が候補として挙がってきますよね。それと同時に、「転職したとして、また仕事をやめることになったらどうしよう」という悩みも出てくるかもしれませんね。
実は、長く続けられる仕事を見つけるには、あるポイントをチェックするのが大切なのですよ。
ここからは、長く続けられる仕事を見つけるための4つのポイントについて解説していきます。解説する内容をもとに転職活動を始めれば、あなたに合う長く働ける環境が見つかるはず。ぜひチェックしてから転職活動を始めるようにしてくださいね。
①将来どんな自分になりたいかを描く
仕事が続かない原因の一つに、何も目標を持たず目の前の仕事に熱中できないというものがあります。目標がないと今やっていることに意味を見出せず、やる気が沸いてこないため、仕事をやめようかなと考えてしまうのです。
そこで、長く続けられる仕事を見つけるために、将来どんな自分になりたいかを想像し、その将来像に向けて仕事を頑張るというマインドを持つことが大切です。たとえば、以下のような将来像を描くことで、自分のやるべきことが明確になり、仕事を続けるモチベーションが湧いてくるようになりますよ。
- エンジニアとして月収50万円を稼げるようになって生活の質を向上させる
- プログラミングの会社を立ち上げて多くの人に利用してもらえるアプリを開発する
- 英語力を身に付けるために会社員と働きながら将来的にはアメリカに移住する
松下 建都
具体的な将来像が思いつかないというときは、近い未来のことから描いても大丈夫です。自分がなりたい姿を思い浮かべるだけでも立派な目標になりますよ。
転職に向けての自己分析としてはこちらの記事で解説している方法が参考になりますよ。
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②今までの経験から長く続けられそうな仕事を考える
今までの経験を振り返ってみて、長く続けられそうな仕事を考えてみるのもおすすめです。
たとえば、小学生のころからパソコンを使っていて、何時間触っていても苦にならないならプログラミングの勉強をしてみることで、面白さや楽しさを見出せるかもしれません。
すると、そういった点からエンジニアやプログラマーなどが向いていて、長く続けられそうだと考えられそうですよね。
- 自分の得意なこと、好きなことはどんなことかを振り返ってみる
- 振り返ってみたことが活かせそうな分野を探してみる
- 探してみた分野が自分に合っていて仕事を長く続けられそう
米田 有希
あまり興味がなくつまらないと感じてしまう仕事は、どうしても長く続けようとは思えないものです。自分のことを分析してみて、長く続けられそうな仕事はないか考えてみてくださいね。
③絶対に譲れない会社に求める条件を決める
たくさんの転職先があるとはいえ、あなたの求める条件のすべてに当てはまる会社を見つけるのはかなり難しいです。そのなかでも、長く勤められる会社を見つけるには、絶対に譲れない条件を決めておき、その条件をクリアする会社を見つけ出すという、軸を立てた調べ方が効果的です。
たとえば、以下のような具体的な条件を定めておけば、仕事へのギャップを感じづらくなり、長く続けられる仕事を見つけやすくなります。
- 上下関係の厳しい年功序列の会社ではなく同年代と協力しながら仕事できるような職場環境の会社
- 営業職として実績を上げれば成果報酬をもらえるような給与制度がある会社
本田 百合香
譲れない条件は、自分にとってのモチベーションにつながる大事な要素です。「これだけは譲れない」という条件を決めてから、転職先を見つけていきましょう。
転職の軸についてはこちらの記事の解説が参考になりますよ。
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④転職をサポートしてくれるサービスを活用する
自己分析などをやってみても、自分にとって長く続けられそうな仕事がわからないというケースもあるかもしれませんね。自分の視点だからこそ、自分のことがよくわからないということは多々あります。
そんなときは、転職活動をサポートしてくれるサービスに頼り、自分の性格や経験からどんな仕事が長く続けられそうかアドバイスをもらうのもおすすめの方法です。
- ハローワーク
- 就職エージェント
- 出身大学のキャリアセンター
松下 建都
ハローワークや就職エージェントは就活のプロとしてのアドバイスをくれるので、ぜひ活用してみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
仕事が続かない原因を客観的に見極める手段として、エージェントサービスの活用がおすすめです。エージェントはこれまで多くの求職者と面談している経験から、仕事が続かない原因の分析も得意としています。自分では気づかない視点からのアドバイスを得ることができるでしょう。
また、仕事が続かない原因の解明だけでなく、あなたの経験やスキル、今後のキャリア目標を理解し、適切な求人を提案してくれます。転職が必要かどうかなども相談できますよ。今後のキャリアについて可能性を探りつつ、仕事の続かない問題を解決するための方向性を見つける手助けになってくれるはずです。
自分に合う仕事を見つけよう! 仕事が続かない原因別の向いてる職種
長く続けられる仕事のポイントはわかったけど、自分に向いてる仕事は何なのかがわからない、ということもあるかもしれませんね。仕事が続かない原因によって、向いてる仕事は変わってくるので、自分に原因に合っているのはどんな職種かを知るのが大切ですよ。
ここからは、仕事が続かない原因別の向いてる職種について解説していきます。長く続けられる仕事を見つけるためにも、自分に当てはまる原因の向いてる職種をチェックしてみてくださいね。
コミュニケーションが苦手
仕事が続かない理由に「人付き合いが苦手」「コミュニケーションを取ると疲れてしまう」などが該当するかもしれませんね。ただ、仕事はどうしてもコミュニケーションが発生するものなので、ゼロにするのはなかなか難しいのが現実です。
ただ、比較的コミュニケーションが少ない仕事はありますよ。作業を一人で黙々とできたり、あまり人とかかわらずに進められたりする仕事に就けば、仕事でのコミュニケーションに悩むことなく、仕事を続けることができるようになるかもしれません。
- 工場作業員
- ドライバー:人や物をある目的地まで届ける仕事
- 清掃員
- 警備員
本田 百合香
上記の仕事は一人で黙々と進められる傾向にあります。人に気を遣う場面が少ないので、気になる仕事があればぜひチェックしてみてくださいね。
人のペースに合わせるのが苦手
会社に勤めていると、チームでの仕事や周りの人とペースを合わせるような仕事をしなければいけない場面もあります。
ただ、人とペースを合わせることに苦手意識を持ってると、一緒に仕事をするのを苦痛に感じ、仕事が続けられない原因になることもあります。
そのような場合は、自分のペースでできる仕事に就くのがおすすめです。以下に人のペースに合わせるのが苦手な人が向いてる職種を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
- 事務職
- 研究職
- デバッガー
- データ入力
本田 百合香
上記の仕事は周りと協力する仕事が少ない傾向にあるので、マイペースに仕事がしたいなら気になる仕事を調べてみてくださいね。
職場へ通って仕事をするのが苦手
住んでいるところから職場までが遠い、精神的な問題で電車に乗るのがつらいなど、職場へ通うのを苦痛に感じ、仕事を続けられないということもあるかもしれませんね。
その場合、リモートワークやテレワークが可能な職種を選ぶことで、仕事が続けられない原因を解消できる可能性があります。近年は在宅ワークが普及していることもあり、「在宅ワーク」「テレワーク」などで検索すれば、家で働ける求人がたくさん見つかります。
特にIT系の職種はパソコン一台で仕事ができるため、テレワークを推奨している会社が多いですよ。
- エンジニア
- プログラマー
- Webデザイナー
- Webライター
松下 建都
未経験で募集している求人もたくさんあります。気になる仕事があれば、ぜひ詳しく調べてみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
ここまで解説したように、仕事を続けられない原因はあなたのせいではなく、仕事の向き不向きが関係している可能性もあります。もし、向き不向きがわからないという場合は、自己分析を通じて自分のスキルや興味を把握してみましょう。
そうすることで、自分の得意なこと、苦手なことを理解でき、自ずと向いている仕事や環境が見つかりますよ。適した職種や企業を選ぶことができれば、仕事に対するモチベーションや満足度が向上し、仕事が続かない悩みも解消できるかもしれません。
向き不向きを見つけるのは簡単なことではないですが、仕事が続かない現状を打破するためにも、じっくりと内面に向き合ってみてくださいね。
その判断は要注意! 仕事をやめるときに気を付けたい考え方
「仕事を続けるのはつらいしもうやめてしまおうかな」そう考えてしまう気持ちはよくわかります。ただ、冷静さを失い感情のままに仕事をやめてしまうのは、あなたの今後のキャリアに影響をを与えてしまうことにもなりかねません。
ここからは、仕事が続けられず、どうしてもやめたいと思ったときに気を付けたい考え方について解説していきます。後悔のない選択をするためにも、しっかりとチェックしてみてくださいね。
後先のことを考えずにやめてしまう
「もう仕事に行くのさえもつらいからやめてしまおう」と、一時的な感情に任せて、突発的に仕事をやめたくなることもあるかもしれません。ただ、その感情に任せて後先考えずに行動に起こしてしまうのは避けましょう。
仕事をやめた後の生活はどうするのか、収入がなくなっても生活していけるのかなど、やめた後にも考えることはたくさんあります。また、次の仕事もすぐには見つからないかもしれません。自分へのマイナスな影響を考慮してまで、本当にやめるべきなのか、今一度考えてみてください。
米田 有希
「やめなければよかった」と後悔するのはできれば避けたいですよね。感情に流されず、冷静な判断を心掛けることを意識してみてくださいね。
ネガティブな理由だけでやめてしまう
仕事を続けたくない理由として、ネガティブな気持ちだけに焦点を当てている場合、やめるかどうかを慎重に判断しなければいけませんよ。
なぜなら、そのネガティブな原因が仕事をやめたからといって解決されるとは限らないからです。仮に今の仕事をやめて違う仕事に就いたとしても、また同じような理由に悩んでしまう可能性もありますよね。ネガティブな理由を解決するための最善の判断は何なのかを一度立ち止まって考えてみましょう。
本田 百合香
仕事をやめるにしても、ネガティブな現状から逃げるのではなく、向き合ったうえで判断するのがとても大切です。ネガティブな理由を解消するにはどうすればいいのかを一度考えてから選ぶようにしてみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
上記の気を付けたい考え方を無視して仕事をやめてしまった場合、どんなデメリットがあるでしょうか? まず、収入の減少が挙げられますね。仕事を急にやめると、収入が途絶えてしまい、生活費や将来の計画に影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
また、ネガティブな理由だけで仕事をやめてしまう場合、同じ問題に直面する可能性が高まります。
現在の仕事に対する不満やストレスを解消できずに、新しい職場でも仕事が続かないと悩むことになるかもしれません。
ほかにも、自己成長やキャリア形成の機会を失うリスクもあります。仕事が続かず会社をやめてばかりではキャリアも積み上がっていきません。勢いや一時的な感情の判断で仕事をやめてしまうと、これらのデメリットの影響を受けて後悔する可能性も十分考えられます。冷静に考え、長期的な視野での判断がとても大切ですよ。
「仕事が続かない」の悩みを解消して自分の進むべき道を見極めよう!
ここまで、「仕事が続かない」と悩んでしまう原因とその対処法、続かないと悩んだときに実践したいステップ、長く続けられる仕事を見つけるためのポイントなどを解説してきました。
仕事が続かない原因は人それぞれです。だからこそ、まず自分がどんな原因を抱えているのか、そしてその原因はどうすれば解消されるのかを知ることが大切です。解消方法がわかれば、後は実践するだけで仕事が続かない現状から抜け出すことができますよ。
この記事で解説した内容を参考に、自分が抱えている原因を見つけ出し、対処法を実践していきましょう。
「仕事が続かないからといって、自分自身を否定する必要はない」まずはそうとらえて、前向きな気持ちで仕事が続かない原因を解消していきましょう。