目次
- 自分にマッチした転職方法を見つけることが転職成功への近道!
- 転職の方法がわからないと悩むあなたに伝えたい3つのこと
- 初めての転職では進め方に悩むのは自然なこと
- 人によって状況も目的も違うからこそ自分に合った転職方法も人それぞれ
- どうすれば転職できる? まずは転職するための方法を流れで解説!
- ①事前準備:自己分析や情報収集
- ②転職先選び:企業研究~応募
- ③選考:書類選考~面接
- ④内定後:退職~転職先への入社
- 転職の具体的な方法を8パターン解説! メリットからマッチする人のタイプも紹介
- ①転職サイトから自分で求人を見つける
- ②ハローワークに行って相談する
- ③就職エージェントに求人を紹介してもらう
- ④出身大学のキャリアセンターを活用する
- ⑤スカウトサービスを活用する
- ⑥企業のホームページから直接応募する
- ⑦身近な人に会社を紹介してもらう
- ⑧転職フェアに参加して企業とのつながりを作る
- 求める要素からマッチした方法を探そう! タイプ別のおすすめ転職方法を紹介
- ①誰かにサポートしてもらいながら転職活動を進めたい
- ②自分のペースでじっくりと転職活動を進めたい
- ③自分のスキルや特性に合わせて転職活動を進めたい
- 理想の転職をかなえるためにも確認必須! 転職活動を成功に導く4つのポイント
- ①転職する目的を明確にする
- ②求める条件に優先順位をつける
- ③いつまでに転職したいのかゴールを決める
- ④転職方法は一つの手段に絞らず複数使い分ける
- 自分にとってのベストな転職の方法を見つけて理想の転職をかなえよう!
自分にマッチした転職方法を見つけることが転職成功への近道!
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
転職したいと思っているけど、どんな方法があるのかわからないという人からこのような相談を受けることがあります。
初めての転職では、そもそもどんな方法があるのか、その方法の中で自分に合うのはどれなのかと迷ってしまう気持ちはよくわかります。
転職活動は新卒の就活と違い、人それぞれで状況も目的も異なるからこそ、自分に合う方法を見極めることがとても大切です。自分に合う方法がわかれば、自分に合う会社に出会える確率も上がり、理想の転職をかなえることができますよ。
この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを踏まえ、転職活動のおおまかな流れや転職の具体的な方法、タイプ別のおすすめ転職方法まで解説していきます。自分に合う転職の方法を見つけ出し、一緒に内定まで駆け抜けていきましょう。
転職の方法がわからないと悩むあなたに伝えたい3つのこと
初めての転職活動はわからないことだらけです。何をどうすればいいのかわからず、「自分は本当に転職を成功させられるのかな」と不安に感じてしまうこともあるかもしれません。
そのように悩むあなたへ、転職活動を始めるにあたって伝えたい3つのことを解説していきます。転職を進めていくために知っておいてほしい情報ばかりなので、しっかりと理解してから続きを読み進めてくださいね。
初めての転職では進め方に悩むのは自然なこと
- 転職は新卒の就活と違うからこそ悩んでしまうのは当然のこと
- 転職の方法や進め方が理解できれば迷わず転職活動を進めていける
「初めての転職活動をどう進めたらいいのかわからない……」新卒の就職活動とは進め方がまったく変わってくるので、何から手を付ければいいのかわからないと悩んでしまいますよね。それは、とても自然なことです。
ただ、それはあなただけではなく、誰もが抱えている悩みです。転職活動を経験した人でも、人生でそう何度も経験しないからこそ、進め方に迷ってしまうこともあります。
松下 建都
転職に対して不安があるときはこちらの記事も参考にしてみてください。転職の不安解消法を詳しく解説しています。
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転職は不安なことが多いですよね。良い転職先は見つかるのか、転職先でうまくやっていけるのか……そう考えるとなかなか一歩踏み出せない人も少なくありません。この記事では、専門家のアドバイスを交えて転職の不安を解消する方法や成功に導く心構えを解説。一緒に新たなキャリアへ自信に満ちた一歩を踏み出しましょう。
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人によって状況も目的も違うからこそ自分に合った転職方法も人それぞれ
- 転職の方法はその人の状況や年齢などで変わってくる
- どんな方法があるのか理解を深めていくことが大切
転職活動は、その人の状況や目的によって合う方法と合わない方法があります。たとえば20代前半で未経験職種へ転職したい人と、30代でさらなるキャリアアップを狙った転職をしたい人とでは、転職の方法も対策内容もまるっきり変わってきますよね。
周りがやっている方法を参考にするのも大切なことですが、実際に転職活動をするのはあなた自身です。こっちの方法の方が良かったと後悔しないためにも、さまざまな方法を知り、理解を深め、自分にマッチするものを見つけていくことが大切ですよ。
年齢別の転職の方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。自分の年齢にあったアピールポイントについて知りたい人は、あわせて参考にしてみてくださいね。
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転職に年齢の限界はあるのか? 転職しようと考えるときに悩む原因の一つが年齢による壁です。年齢関係なく転職を成功させるには、年齢ごとの企業が見るポイントを理解することが大切です。この記事では専門家のアドバイスを交えて年齢関係なく転職を成功させる方法について解説しています。
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キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
「地元に帰りたい」「年収を上げたい」「趣味の時間を確保したい」といった目的のほか、20代の未経験業界への転職や30代の同業界への転職など、人それぞれ転職の目的や置かれている状況は大きく異なります。
たとえば、地方に帰って転職したいのであれば、地方求人が豊富なハローワークの利用がおすすめです。もし、仕事が忙しく効率的に転職を実現したいのであれば、サポートが充実した転職エージェントを利用した方がいいでしょう。このように、目的や状況によって最適な転職方法も変わってきます。
ここで重要なのは、さまざまな方法を理解したうえで自分に合った方法を実践することです。少し調べただけのインターネットの情報や周囲のアドバイスだけを鵜呑みにし、一つの方法だけで転職しようとしても、なかなか上手くはいきません。
転職には数多くの手段があるからこそ、さまざまな方法を理解し、選択肢を増やしたうえで自分に合う方法を実践していくことが大切です。そうすれば、思い通りの転職をかなえることができますよ。「もっとこうしておけばよかった」という後悔を生まないためにも、幅広く転職方法を調べてみてくださいね。
どうすれば転職できる? まずは転職するための方法を流れで解説!
転職活動を進めていくにあたって、どんな流れで進んでいくのかわからなければ、途中で挫折してしまうかもしれません。まずは、どうやって転職活動が進んでいくのか、流れを理解することが大切ですよ。
そこで、転職活動の準備〜内定獲得までの大まかな流れを解説していきます。目安となる期間も解説するので、自分が今から転職活動を始めた場合のイメージをつかんでくださいね。
転職の流れを知りたい人は、こちらの記事でさらに詳しく解説していますよ。
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転職を成功させたいと思っても、流れが理解できないとうまくいく確率は下がってしまいます。まずは、おおまかな流れを理解して、理想の転職をかなえていきましょう。この記事では転職の流れについて詳しく解説しています。
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①事前準備:自己分析や情報収集
まずは、転職活動に向けた事前準備をしていきましょう。具体的には、自己分析や企業研究を進めていきますよ。
- 転職活動のスケジュールを設定する
- 自己分析をおこない自分の強みや性格を見つけ出す
- キャリアを振り返ってスキルや経験を棚卸しする
- 業界や職種の情報を集めて転職の方向性を決める
自己分析では、面接で話せるような自分の強みや価値観をしっかりと見つけておくことが大切になります。
また、転職する業界や職種の方向性を決めるのも準備段階でやるべきことの一つです。応募する段階になって「こっちの業界も良さそう」となってしまうと、そもそもの転職の軸がブレてしまい、思い通りの転職をかなえられない可能性もあります。
本田 百合香
準備をどれだけ丁寧におこなうかが、理想の転職をかなえるためのカギを握っているといっても過言ではありませんよ。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
転職活動は営業に例えることができます。転職をするあなたが営業マン、採用する企業がお客様であり、売る商品はあなた自身です。営業するにあたって、営業マンが商品のことを理解していなかったら、当然ながら商品は売れないですよね。
つまり、転職活動において営業マンであるあなたは、自分という商品を深く理解しなければなりません。
だからこそ、事前準備のなかで自己分析をていねいにおこなうことが重要なのです。
また、営業相手となるお客様、転職活動においては企業のことも理解しておく必要もあるため、業界や職種に関する情報収集、この後のステップである企業研究なども欠かすことができません。
具体的にやるべき事前準備としては、上記のほかに条件の優先順位をつけておくことも重要です。給与や勤務地、転勤の有無といった条件のなかで、何を重視して転職するのかをある程度決めておけば、応募先企業の選別も効率よく進めることができますよ。
また、自分を理解する方法として他己分析もおすすめです。自己分析という主観だけでなく、家族や友人など周囲の人から見た”客観的なあなたの特徴”を理解することで、より深く自分自身を知ることができるでしょう。
②転職先選び:企業研究~応募
準備が終わったら、次は企業研究から応募までを以下の流れで進めていきます。
- さまざまな方法を使って求人情報を集める
- 企業研究からどんな人材を求めているのか把握する
- 企業が求める人材に合う履歴書や職務経歴書を作成する
- 自分に合った方法で企業へ応募する
企業研究は自己分析から見つけた自分の価値観や強みを活かせる企業はどこなのかという視点で探していきましょう。そうすれば、あなたにマッチした企業が見つかりやすくなりますよ。
また、応募書類は企業が求める人物像に合わせた書類作成が欠かせません。企業が求める人物像に自分がマッチしているのだというアピールができるような書類を作成していきましょう。
米田 有希
求人の探し方にはさまざまな方法があるので、後ほど詳しく解説していきますね。
③選考:書類選考~面接
書類選考に通過すると、いよいよ面接に入っていきます。面接は本番前の準備や対策が突破のカギを握っています。よく聞かれる質問の対策や、面接の形式のチェックなどは入念におこなって本番に臨みましょう。
- 転職の面接で聞かれやすい質問への対策をおこなう
- 第三者に質問の回答をチェックしてもらう
- 面接の形式を確認しそれに合わせた準備を進める
自分ひとりで面接の準備や対策をおこなうのはもちろんのこと、可能なら家族や友人など身近な人を面接官に見立てて練習できると、より本番に近い形で対策ができますよ。
もし、身近に相談できる人がいないなら、就職エージェントを活用するのもいいでしょう。プロの目線から、どう回答すれば企業の印象が良くなるのかを教えてもらえます。
本田 百合香
また、近年はリモート面接をおこなう企業も増えています。出社の面接とリモート面接では準備するものも変わってくるので、事前にチェックしておくことが大切です。
④内定後:退職~転職先への入社
面接を突破して内定をもらえた後は、退職〜転職先への入社まで進めていきます。ここでトラブルがあると円満に退社できない可能性も出てくるので、以下の流れに沿って進めていってくださいね。
- 内定先と入社日をすり合わせる
- 会社に退職したいことを伝える
- 引継ぎを終わらせて退職する
内定後のステップで重要なのが、退職の旨を伝える前に内定先とあらかじめ入社日をすり合わせておくことです。転職先から「いつまでに入社してほしい」と要望されるケースもあるので、事前に確認しておいてくださいね。
そのうえで、引継ぎ期間や有休の消化なども考慮して、現実的な退職日を決めてから退職する旨を伝えましょう。
松下 建都
円満に退社するには、自分の担当業務を漏れなく引継ぎすることも大切です。口頭の説明だけでなく引継ぎ資料を作成して、あなたがいなくても仕事が円滑に進められる状況を整えておきましょう。
転職の具体的な方法を8パターン解説! メリットからマッチする人のタイプも紹介
転職の方法にはさまざまパターンがあり、それぞれ違った特徴があります。転職を成功させるには、それぞれの特徴を理解して、自分に合う方法を見つけることが大切になりますよ。
ここからは、8つの転職の具体的な方法を解説していきます。それぞれのメリットからどんな人が合うかまで解説するので、自分ならどの方法が合っていそうかチェックしてみてくださいね。
①転職サイトから自分で求人を見つける
- さまざまな求人から条件を設定して自分に合う求人を見つけられる
- すべて自分でおこなうので自分のペースで転職活動を進められる
転職で求人を探す一般的な方法が、転職サイトから求人を探す方法です。この方法では、サイト上に掲載されている数多くの求人情報から条件を設定し、希望に合った求人を探すことができます。
検索条件は「業界」「職種」「収入」「勤務地」などを細かく設定できるので、自分にマッチする求人を見つけることができますよ。自分のペースで転職活動を進めていきたい人におすすめの方法です。
松下 建都
一方で、条件の設定から企業への応募まですべて自分でおこなう必要があるやり方でもあります。企業研究をする時間も考えると、それなりに時間がかかる方法ともいえますね。
②ハローワークに行って相談する
- 担当者が一対一で相談に乗ってくれて転職へのアドバイスをしてくれる
- 求人を豊富に取りそろえているので自分に合った求人が見つかりやすい
ハローワークは仕事を探している人なら誰でも利用できる求職者支援サービスです。一対一で転職の相談に乗ってくれるので、初めての転職でも安心して転職活動を進めていけます。
応募書類の書き方から面接対策まで一通りのサポートを受けられるので、選考を有利に進めていくことできますよ。また、基本的には無料で利用できるので費用面の心配もいりません。
本田 百合香
自分一人で転職活動を進めていくのが不安だという場合には、ハローワークの活用がおすすめですね。
ハローワークを利用したことがない人は、まずはハローワークの使い方から詳しく解説しているこちちらも記事を読んでみてください。
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ハローワークとは? 使い方や就活に役立つ8つのサービスを徹底解説
仕事探しにハローワークを使ってみたいけど、利用のハードルが高く感じてしまう人もいますよね。この記事では、そんなあなたのためにハローワークでできることや上手な使い方、初めてハローワークに行くときに必要なものを専門家のアドバイスを交えて解説。私たちと一緒にハローワークについて学んでみましょう。
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③就職エージェントに求人を紹介してもらう
- 就活の選考対策だけでなく転職を効率的に進める方法を一緒に考えてくれる
- これまで数多くの転職者をサポートしているので的確なアドバイスをくれる
転職活動を進めていく方法として、就職エージェントを活用するのもおすすめです。
就職エージェントは、一対一で転職にかかわるサポートをしてくれるサービスです。あなたの希望やこれまでの経歴などを踏まえて、マッチしそうな企業の紹介をしてくれますよ。
また、何人もの転職者をサポートしてきたプロの視点から応募書類の添削や面接へのアドバイスなどもしてくれるので、転職活動をスムーズに進められます。
松下 建都
就職エージェントはサービスごとに業界に特化していたり、第二新卒に強みを持っていたりと、それぞれ特徴を持っています。利用するサービスを決める際は、自分にはどのサービスが合いそうかという視点から選ぶようにしてくださいね。
④出身大学のキャリアセンターを活用する
大学によっては、卒業した後もキャリアセンターを利用できるところがあります。就職サイトには出されていない大学独自の求人が掲載されている場合がありますよ。
卒業している場合でもさまざまなサービスを受けられるので、有利に転職活動を進めていくことができます。特にOB・OGの紹介はほかの方法と違い、興味のある会社の生の声を聞けるので、企業理解をより深めることができます。
- 応募書類の添削
- 面接の練習相手
- OB・OGの紹介
- 転職イベントの開催
米田 有希
今の自分でもキャリアセンターを利用可能かどうかは、「〇〇大学 キャリアセンター」と検索してチェックしてみましょう。利用にあたっての条件なども記載されていますよ。
⑤スカウトサービスを活用する
スカウトサービスとは、自分から応募するのではなく企業から直接オファーが来る転職サービスです。自分自身のスキルや経歴を入力しておけば、企業から連絡がくるため、自分で求人を探す手間を省くことができます。
特に同じ業界でのキャリアアップや専門性を活かした転職を目指している人に向いている方法ですが、企業側も入力しているスキルや経歴にすべて目を通しているわけではありません。
もしかしたら自分にマッチしていない会社である可能性もあるので、スカウトされた後は、自分の目で企業のことをしっかりと吟味する必要がありますよ。
本田 百合香
スカウトサービスを有効活用するには、希望の業界や職種に関する経験を詳細に記載する必要があります。登録するスキルや経歴が応募書類のようなものなので、しっかりと記載してアピールしていきましょう。
⑥企業のホームページから直接応募する
企業によっては転職サイトに求人情報を掲載せず、自社のサイトにしか掲載していないところもあります。そのような場合は、企業の採用ページから直接応募するという方法もありますよ。
特に以下のような会社を目指している場合には、転職サイトには掲載されていないケースもあるので、直接応募が可能かどうかをチェックしてみましょう。
- 採用コストをかけられない中小企業への転職
- 従業員数が少ないベンチャー企業への転職
松下 建都
一点注意したいのは、直接応募したからといって選考が必ずしも選考が有利になるわけではありません。選考で見られる点は直接応募でも同じなので、入念な選考対策が大切ですよ。
⑦身近な人に会社を紹介してもらう
- 身近な人の生の声から会社の情報を得られる
- 自分の適性に合っている会社に入社しやすい
家族や友人、先輩など、身近な人に会社を紹介してもらうというのも転職の方法の一つです。この方法のメリットは、身近な人から生の声を聞いて入社を検討できることです。その会社を知っている人からの紹介だからこそ、社風や仕事内容、待遇などの情報を得やすいですよね。
ただ、紹介されたからといって情報を集めずに転職を決めてしまうと、入社後に後悔してしまう可能性もあります。しっかりと情報を収集し、自分に合っている会社なのかを見極めて入社するかどうかを決めましょう。
松下 建都
また、紹介してもらえるから必ず入社できるというわけでもありません。書類選考や面接対策などはしっかりとおこない、万全の状態で選考に臨む必要がありますよ。
⑧転職フェアに参加して企業とのつながりを作る
- ネットでは収集できない企業の詳しい情報を得られる
- 企業研究では見つからなかった企業と出会える
- 企業によっては書類選考や一次面接が免除される
転職フェアとは、求人を募集したい企業が会場に集まって実施されるイベントです。それぞれのブースで説明や相談会をおこないます。企業の担当者と直接話ができるので、企業の詳しい情報を収集することができますよ。
転職フェアに参加するには、フェアの開催元となる転職サービスへ登録しておくのがいいでしょう。もしくは一覧で開催日がわかるサービスに登録しておけば、参加したい転職フェアを見逃すこともないですよ。
松下 建都
転職フェアは、業界や職種に特化したものから地域に特化したものまでさまざまです。自分の転職の目的に合う転職フェアを探して参加してみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
転職の方法はどれも一長一短がありますが、人によってメリットやデメリットの影響は異なります。実際に使ってみないとわからない部分も多いため、ただ方法を理解して終わるのではなく、まずはできそうな方法から試してみることが重要です。
とはいえ、すべての方法を試すのは現実的に難しいですよね。一気に複数の方法を使ってしまった場合、どれも中途半端になるリスクもあるため、それぞれの方法についてある程度調べた段階で、自分に合うと感じた方法から順に試していけば問題ありません。
実際にいくつかの方法を利用したうえで、自分に合う方法が見つかれば、あとはその方法を継続的に使いながら、転職を進めてください。
また、転職方法は必ず一つだけに絞る必要はありません。併用することで足りない部分を補うこともできるため、自分に合う方法が複数見つかった場合は、無理のない範囲で複数の方法を併用するのもよいでしょう。
求める要素からマッチした方法を探そう! タイプ別のおすすめ転職方法を紹介
さまざまな方法があるのはわかったけど、自分に合う方法がどれかわからない……。そう悩むこともあるかもしれません。
そこで、あなたが求める要素に合わせて、どの方法がマッチしているのかをタイプ別で解説していきます。自分はどのタイプに適していて、どの方法を実践していけばいいのかを理解し、転職活動を自分の思い通りに進めていきましょう。
①誰かにサポートしてもらいながら転職活動を進めたい
初めての転職活動には不安が付きまといますよね。情報もあふれているうえに企業の数も膨大なので「今の対策方法で合っているかな」「この企業は自分に合っているかな」と、正解がわからなくなってしまいがちです。
そんなとき、転職活動に対する具体的なアドバイスやあなたに合う求人情報の紹介など、転職活動を誰かにサポートしてもらえると安心できますよね。サポートしてもらいながら転職活動を進めたいというタイプなら、以下の方法がおすすめですよ。
- ハローワーク
- 就職エージェント
米田 有希
上記の方法は、一対一で転職活動をサポートしてくれるサービスです。企業紹介から面接対策まで、内定をもらえるまでサポートしてもらえますよ、
②自分のペースでじっくりと転職活動を進めたい
転職を目指すケースのなかでも、明確にいつまでに転職したいというわけではなく、ゆっくりと自分に合う転職先を見つけたいという場合もありますよね。
このタイプには、以下のような自分で求人を探したり、応募したりする方法がおすすめです。自分でリサーチから応募までするからこそ、自分のペースで転職活動を進めていけますよ。
- 就職サイトを活用する
- 転職フェアに参加する
- 企業のホームページから直接応募する
本田 百合香
就職サイトを活用する場合は、一つのサイトに絞らず複数のサイトに登録して求人を探す方がいいでしょう。サイトごとに掲載されている求人が違うからこそ、可能な限り複数のサイトから情報を得ることで、自分に合う求人が見つけやすくなりますよ。
③自分のスキルや特性に合わせて転職活動を進めたい
「自分のこれまでの経験を活かしてスキルアップしたい」「〇〇業界の転職を目指している」など、自分のスキルや特性に合わせて転職活動をしたいというタイプもいますよね。
このような転職の目的がある程度定まっているタイプは、業界特有の求人サイトや転職フェアに参加する方法がおすすめです。ほかにも、年齢や性別に特化した転職サービスもあるので、自分の状況に合わせたサービスを活用することもできますよ。
- IT業界を目指している→IT業界に特化した転職サイトを活用する
- 第二新卒・既卒から転職したい→20代の転職に特化したエージェントサービスを利用する
松下 建都
専門性の高い転職サービスを活用することで、自分に合う転職先を見つけやすくなり、効率良く転職活動を進めていくことができますよ。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
転職方法にはそれぞれ特性があり、自分のタイプに適した方法をある程度絞ることができます。ただ、人柄、経歴、スキル、経験値など、人によって転職の状況は大きく異なるため、転職活動の進め方について「これをしておけば絶対に大丈夫」という正解はありません。
絶対の正解が存在しない以上、いろいろな方法を試し、自分自身で正解を探すしかないのです。そして、本当に自分に合った転職の方法を見つけるためには、イメージや偏った情報に惑わされず、自分の目でさまざまな方法を確かめることが重要となります。
もちろん複数の方法を試すというのは、時間や労力もかかるため、大変な作業です。しかし、面倒だからという理由でこの作業を怠れば、あなたが理想とする転職を実現できる確率を自分自身で下げてしまいますよ。
自分に合った転職方法を見つけることで転職の成功につながるという点を忘れることなく、目の前の一つひとつの作業に丁寧に取り組んでいきましょう。
理想の転職をかなえるためにも確認必須! 転職活動を成功に導く4つのポイント
転職の流れや方法がわかったからといって、転職がうまくいくとは限りませんよ。転職を成功させるには、意識しておきたいポイントがあります。
ここからは、転職活動を成功に導く4つのポイントについて解説していきます。理想の転職をかなえるためにも、ここで解説する内容を頭に入れてしっかりと実践していきましょう。
①転職する目的を明確にする
転職活動を成功させるには、転職することで自分は何を得たいのか、目的を明確に決めておくことが大切です。
ここを明確にできていないと、応募したい求人に迷ってしまったり、自分に合わない企業に入社してしまったりと、思い通りの転職がかなえられない可能性が出てきます。
そのため、準備の段階から自分が転職する目的をはっきりさせておきましょう。その目的を達成するために転職するという気持ちを固めておけば、内定まで一直線に進んでいけるでしょう。
- 今の仕事はスキルが身に付かない環境なのでプログラマーとしてのスキルが習得できる会社に転職する
- 接客業で身に付けたコミュニケーション能力が活かせる営業職へと転職してキャリアを積んでいきたい
本田 百合香
「そもそもなぜ自分は転職したいのか」この部分は人それぞれで変わってくるあなたにしかわからないことです。自分の中の答えを明確にしておき、スムーズに転職活動を進めていきましょう。
転職の目的は将来的な視点も持って考えていく必要があります。これをキャリアビジョンといいます。こちらの記事ではキャリアビジョンの作り方を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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キャリアビジョンとは? 10例文付きで解説する作成の極意!
面接対策としてキャリアビジョンを考える時、難しく感じることがありますよね。キャリアビジョンを考えるコツは、今と理想の将来像、そこへ近づくためにするべきことを見極めること。この記事では、専門家のアドバイスを交えキャリアビジョンの例文から考え方まで解説していきます。
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②求める条件に優先順位をつける
自分が求めるすべての条件をかなえられる転職先はそうそうありません。その事実を理解したうえで、転職先に求める条件に「優先順位」を付けておくことが大切です。
たとえば仕事内容の優先度が高い場合は、入社してからどんな業務を任せてもらえるのかを最優先で確認して、それが希望に当てはまっているなら収入や勤務地など次に優先したい要素を確認する、というふうにするとスムーズにチェックを進めていけますよね。
優先順位をつけることで、求人選びや内定先選びに迷わなくなり、後悔のない転職を実現することができますよ。
- 収入
- 勤務地
- 社風や働く環境
- 仕事内容
- 福利厚生
松下 建都
「自分は何を重要視して転職をするのか」自己分析を通して優先順位を決めてみてくださいね。
③いつまでに転職したいのかゴールを決める
どんなに転職したいという気持ちがあっても、いつまでに転職するというゴールが決まっていないと行動にはつながらないものです。
資格の勉強なども試験の日が決まっているからこそ、その日に向けて計画的に取り組んでいけますよね。それは転職活動も同じです。
だからこそ、いつまでに転職するというゴールを決めておき、ゴールまでの計画を立てるのが大切になります。その計画に沿って行動していけば、迷うことなく一直線に内定まで進んでいくことができます。
松下 建都
転職活動にかかる期間の目安は以下の通りです。自分の状況も踏まえて、現実的なゴールを設定して転職活動を進めていきましょう。
- 転職準備:2週間~1カ月
- 書類作成~企業への応募:2週間~1カ月
- 面接~内定:1~2カ月
- 退職:2カ月
④転職方法は一つの手段に絞らず複数使い分ける
- 数多くの求人から自分に合う企業を見つけられる
- 自分の状況や目的に合う方法を使えば転職がスムーズに進む
先ほど8パターンの転職方法を解説しましたが、これらの方法は一つの手段だけを使用するのではなく、複数の手段を組み合わせて転職を進めていくこともできます。
たとえば、就職エージェントから仕事を紹介してもらいながら、就職サイトで気になる求人に直接応募してもいいでしょう。
このように複数の手段を使うことは、数多くの求人から自分に合う企業を見つけ出すことにつながります。少しでも自分に合う求人に出会える確率を上げるためにも、いくつかの方法を併用してみてくださいね。
本田 百合香
また、自分の状況や目的によって自分にマッチする転職の方法は変わってきます。さまざまな方法を試してみて、自分に合う方法を見つけることも転職を成功させるために重要なポイントなのです。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
複数の方法を使い分けるのは少なからず労力がかかります。あらゆる方法に手を出しすぎてしまい、どの方法も中途半端で成果が出ず、転職がストップしてしまっては本末転倒なので、無理して複数の方法を併用する必要はありませんよ。
しかし、複数の方法を組み合わせることで、選択肢を増やすことができるのも事実です。転職サイト・就職エージェント・ハローワーク・転職フェアなど、それぞれの方法によって出会える企業は異なるため、手段を増やせば把握できる企業数も必然的に増えていきます。
もちろん手段を増やしたからといって、すべての企業を把握することは不可能ですが、できるだけ多くの選択肢のなかから転職先を決めることができれば、転職後に「こんな企業もあったんだ」というような悔いが残ることもありません。
後悔のない転職を実現するためにも、可能な範囲で複数の方法を併用するのもおすすめですよ。
自分にとってのベストな転職の方法を見つけて理想の転職をかなえよう!
ここまで、転職活動のおおまかな流れや転職の具体的な方法、タイプ別のおすすめ転職方法まで解説してきました。
転職は人それぞれで状況や目的が違うからこそ、自分に合った方法を見極めることが大切です。自分にとってのベストな方法が見つかれば、自分に合う会社も見つけやすくなり、自分が望んでいる転職をかなえることができますよ。
この記事で解説した内容を参考に、自分の今の状況と照らし合わせて、どの方法が最も合っていそうかチェックしてみてくださいね。その方法を実践して、理想の転職をかなえていきましょう。
明確な転職の軸を答えることができないと、「本当にうちに転職したいのかな」「マッチした人材なのかわからないな」と企業に不安を抱かれてしまう可能性もあります。しっかりと固めておきましょう。