目次
- 新卒からの転職ならではの対策を理解して選考突破を狙っていこう!
- 新卒1年目だけど転職したい……そんなあなたに伝えたい3つのこと
- 新卒1年目でも10人に1人は退職している
- 新卒1~3年目までは第二新卒扱いでの転職になる
- 若い人材を求めている企業はたくさんある
- マイナス面も理解しよう! 新卒1年目から転職する場合のデメリット
- 選考の難易度が上がりやすい
- 応募できる求人が少ない
- 年収が下がる可能性がある
- 新卒1年目の転職がベストな選択? 5つのチェックリストで冷静に判断しよう
- ①転職すれば根本的な悩みを解決することができるのか
- ②やりたい仕事や将来のキャリアが明確になっているか
- ③目指すキャリアは今の会社でかなえることはできないか
- ④新卒1年目で転職することのデメリットを理解しているか
- ⑤一時的な感情に任せて転職しようとしていないか
- 6ステップで内定をつかもう! 新卒1年目からの転職を成功させる流れ
- ①転職スケジュールを設定してゴールを明確にする
- ②自己分析から転職でかなえたい「転職の軸」を作る
- ③企業分析から軸に合う企業を探し出す
- ④新卒の強みであるポテンシャルをアピールするような書類を作成する
- ⑤新卒から転職を目指す人が聞かれやすい質問への対策をおこなう
- ⑥円満退社に向けて引継ぎ資料の準備を進めていく
- 新卒1年目で転職するなら「納得感のある転職理由」の準備に全力を注ごう!
- 新卒1年目からの転職で重要な「転職理由」を考える際に意識したい5つのポイント
- ①新卒1年目で転職を選んだ背景をポジティブに伝える
- ②感情的な理由ではなく客観的な事実を理由として整理する
- ③周りのせいにせず自責的な視点から理由を深掘りする
- ④実績ではなく自己成長に向けた努力や過程を伝える
- ⑤転職後は長く働き続けられると意欲を押し出してまとめる
- 新卒1年目だし転職がうまく進められるか不安……そんなときに頼りたいサービス3選
- 大学のキャリアセンター
- ハローワーク
- 就職エージェント
- 新卒1年目だけど転職する! そう決めたあなたに伝えたいこと
- 早期離職を繰り返さないような働き方の工夫も重要
- 周りの意見に流されず最後は自分の意思で決めよう
- 新卒からの転職を成功させるには流れを理解して内定まで進んでいこう!
新卒からの転職ならではの対策を理解して選考突破を狙っていこう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
新卒1年目に転職をしようか悩んでいる人から、よくこんな相談をもらいます。
「まだ社会人になったばかりの新卒1年目だけど転職したい」「でもまだ1年以内しか働いていないとやっぱり転職は難しいのかな」など、そう不安になる気持ちはよくわかります。
実際、新卒1年目からの転職は一般的な転職よりも難しい傾向にあります。ただそれは、新卒1年目からの転職でどんな対策をすればいいのかわからず、十分な対策をとれていないケースがほとんどです。新卒1年目ならではの対策を進めていけば、理想の転職をかなえることは十分可能ですよ。
この記事では、新卒1年目で転職するかどうかを判断するチェック項目や新卒1年目からの転職を成功させる流れまで解説します。新卒1年目から転職した方がいいのかを冷静に判断しつつ、転職を成功させて希望のキャリアをつかんでいきましょう。
転職の基本的な流れについてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。あわせてチェックしてみましょう。
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転職を成功させたいと思っても、流れが理解できないとうまくいく確率は下がってしまいます。まずは、おおまかな流れを理解して、理想の転職をかなえていきましょう。この記事では転職の流れについて詳しく解説しています。
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新卒1年目だけど転職したい……そんなあなたに伝えたい3つのこと
社会人になったばかりの新卒1年目から転職して本当に大丈夫かな……そう悩んでしまう気持ちはよくわかります。
そんな「転職して大丈夫かな」と悩むあなたにまず伝えたいことが3つあります。新卒1年目から転職を目指していくうえで大切な情報ばかりなので、しっかりとチェックして転職への準備を進めていきましょう。
新卒1年目でも10人に1人は退職している
「新卒1年目から転職する人なんて周りにいない……」。そんなふうに不安な気持ちになるかもしれませんが、実は新卒1年目から転職をしている人は大勢いますよ。
厚生労働省が毎年公表している新規大卒就職者の事業所規模別離職状況によると、令和4年度に就職した新卒1年目の離職率は12.0%と発表されています。2003年卒までさかのぼってデータを見ても、離職率が10%を切っている年はありません。ここ20年の間およそ10人に1人が新卒1年目で会社をやめているのです。
本田 百合香
新卒1~3年目までは第二新卒扱いでの転職になる
新卒で入社して1〜3年以内で転職する人のことを「第二新卒」といいます。
第二新卒は、年齢が若いことから、今後の成長性や柔軟性などのポテンシャルを評価される傾向にあります。また、社会人としての経験を積んでおり、マナーを身に付けているのも評価ポイントの一つです。ただ、「また同じように転職してしまうのではないか」という懸念を抱かれることもあります。
松下 建都
第二新卒の中でも特に新卒1年目で転職する場合、退職のリスクが大きいことから不安を抱かれやすくなり、選考でも不利になりやすいです。その点も踏まえて転職するかどうかを判断していく必要がありますよ。
こちらの記事では、第二新卒について詳しく解説しています。第二新卒から転職を目指すのなら、ぜひ参考にしてくださいね。
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また、第二新卒からの転職はやめとけと言われることもあります。その実態について、こちらの記事で解説しているので併せて確認してみてくださいね。
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ほかにも、第二新卒からの転職はやばいと言われることも。やばいのは本当なのか、こちらの記事で解説しているので併せて確認してみてくださいね。
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若い人材を求めている企業はたくさんある
少子高齢化によって若手人材が不足していることもあり、第二新卒のような若い人材を積極的に採用する企業が増えてきています。
第二新卒は専門的なスキルや経験はなくとも、社会人経験を持ち、入社後の成長への期待できる人材です。企業としても、今後の成長を見越して採用したいという思いがあるのです。
松下 建都
「自分は社会人経験が浅いしな……」と悲観する必要はありません。若手人材というだけで企業にとっては魅力的なポイントになります。新卒1年目のあなたを求めている企業はたくさんありますよ。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
上で解説した通り、新卒1年目から転職している人はそれなりにいることがわかりますよね。このことから「まだ就職したばかりだから」と転職に対してネガティブな考えを持ちすぎる必要はありませんよ。
もちろん、転職を目指すなら慎重な判断をする必要はあります。ただ、働くことに苦痛を感じるような仕事であれば、無理に続けず転職を目指すのは正しい判断だといえます。
転職を目指すうえで、新卒1年目は不利になりやすいのも事実ですが、同時に若い人材を求めている企業もたくさんあります。ポテンシャルを評価してもらっての転職が可能な年齢として、今の自分にとって転職が正しい判断なのかを見極めていきましょう。
マイナス面も理解しよう! 新卒1年目から転職する場合のデメリット
若い人材を求めている企業が多いとはいえ、新卒1年目からの転職はメリットばかりではありません。あなたも何となく理解しているかもしれませんが、デメリットもありますよ。
ここからは、新卒1年目から転職する場合のデメリットを3つ解説していきます。デメリットまで把握したうえで、本当に新卒1年目から転職することがベストなのか判断していきましょう。
選考の難易度が上がりやすい
- 転職はスキルや経験を評価されやすいから
- 早期退職のリスクを懸念されるから
新卒1年目からの転職で大きなデメリットといえるのが、選考のハードルの高さです。新卒で入社する場合の多くはポテンシャルを見越して採用されるため、経験などはあまり重要視されません。
ただ、転職となると社会人を経験したという目線で見られるため、社会人としてのマナーや専門的なスキル、経験を求められることも少なくありません。新卒1年目からの転職の場合、経験の少なさから選考を突破するのが難しい傾向にあるのです。
松下 建都
また、短期間で転職しようとしていることから、「またすぐにやめてしまうかも」と思われてしまい、企業側が採用に積極的になれないことも難易度を上げている理由の一つです。
応募できる求人が少ない
- スキルや経験などの条件を設定している求人が多いから
- 「未経験歓迎」のような求人にしか応募できないから
新卒1年目での転職は、応募できる求人が限られることもあります。企業側が転職者に求めているのは何かしらの経験を積んできた人材です。経験の少ない新卒1年目では、企業が求める条件に当てはまらず、応募できない求人が多いのです。
たとえば、新卒なら誰でも応募できた企業でも、転職となると「業界経験が3年以上」といった条件を設定しているケースがあります。
米田 有希
新卒1年目からの転職は、限られた求人へ応募する形になる可能性が高く、自分の入りたい業界や職種での転職が難しくなるというデメリットがあることは覚えておきましょう。
年収が下がる可能性がある
- スキルや経験がないと判断される可能性あるため
- ポテンシャル採用になるため即戦力ではないと判断されやすい
新卒1年目から転職する場合、働いている期間が短いことからスキルや経験はあまりないと判断されやすいです。そのため、転職することで年収が下がる可能性があります。
即戦力人材と比べると、ポテンシャルを評価されての入社になるので、年収が下がるのは仕方のないことです。特に未経験の業界や職種へ転職する場合、年収が上がるというケースはほとんどありません。
本田 百合香
ただ、業界や業種をしっかりと選ぶことで、一時的に年収は下がっても将来的な収入アップにつなげることは可能です。自分が目指す会社でどのような待遇が目指せるのかまで見越したうえで、転職するかどうかを判断していきましょう。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
当然ですが、転職と新卒の就活はまったく異なるものです。希望の職種や理想としている年収の仕事に就くのは、新卒のときよりも難しいという事実は理解しておきましょう。新卒1年目からの転職はそれだけ難易度が高く、それ相応の覚悟と努力が必要なのです。
その事実を理解したうえで、今の仕事を続けるべきなのか、それとも別の仕事に就きたいのかをしっかりと整理してから転職活動を始めるのが重要です。今の状況を整理した結果、「転職するんだ」という覚悟が決まれば、転職活動中にモチベーションが下がったときでも、踏ん張りが効きます。最後までやりきる意思を持って、転職するかどうかを決断しましょう。
異業種への転職を考えている人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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この記事では、キャリアアドバイザーの意見を交えながら、異業種転職で求められるアピールポイントや企業が抱きやすい懸念、その解消法などについて解説していきます。解説する内容をもとに、異業種転職への選考対策を進めていきましょう。
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第二新卒はやめとけという理由を詳しく解説している記事もあります。失敗を回避するためにも、こちらの記事も読んでみてくださいね。
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第二新卒としての就活を始めようとしたとき「第二新卒はやめとけ」と言われた経験がある人もいますよね。第二新卒の就活には厳しい局面もあり、不安になることも多いでしょう。そんなあなたのために、この記事では専門家のアドバイスを交えて第二新卒の就活方法や面接での頻出質問・回答方法まで解説していきます。
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新卒1年目の転職がベストな選択? 5つのチェックリストで冷静に判断しよう
デメリットも踏まえると、今の自分は転職するべきか、会社に残るべきか、どうしたらいいのか迷ってしまう場面も出てくるのではないかと思います。
ここからは、今の自分が本当に転職すべきなのかどうかを判断するためのチェックリストを解説していきます。転職という大きな決断を後悔のないものにするためにも、転職へ踏み切る前にチェックしていきましょう。
①転職すれば根本的な悩みを解決することができるのか
「転職すれば自分の抱えている問題は解決する」と思っていませんか。転職したからといって、必ずしも今の会社で抱えている問題を解決できるとは限りませんよ。
たとえば、「上司と合わないから」「仕事内容がおもしろくないから」などで悩んでいる場合、その悩みは転職先で起こる可能性も十分考えられます。
一方「営業職として働きたいけど入社3年以内は部署異動ができない」という理由なら、転職を目指した方が良いと言えそうですよね。
- 今の会社にいてもやりたい仕事ができない
- 年収を上げていきたいけど今の会社で給料の上がる見込みがない
米田 有希
自分が抱える悩みに対して「転職しなければ解決できないのか」ということを問いかけてみてください。転職が最適な解決策なのか、しっかりと考えてみましょう。
②やりたい仕事や将来のキャリアが明確になっているか
「やりたいこと」や「目指すキャリア」が明確になっているか? この点も新卒1年目から転職するならチェックしておきたいポイントです。
新卒1年目は就業経験が浅いからこそ、将来のキャリアまで考えず、目先の収入や環境だけを見て転職を目指しがちです。ただ、そのような短期的な目線での転職は、思い描くキャリアへとつながっていない場合がほとんどです。
- エンジニア職としてスキルアップしてWebサイト制作の設計から携われるようになりたい
- 営業として経験を積み営業全体をまとめるリーダーとして活躍していきたい
本田 百合香
一度、自分自身と向き合い、自分は将来何をしたいのか、どんなキャリアを築きたいのかを明確にしてから転職を目指しましょう。
将来のキャリアを明確にするのが難しいときは、キャリアビジョンへの理解を深めることが大切です。こちらの記事で解説しているのでぜひチェックしてくださいね。
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また、自分の向いてることがわからずどんな仕事をやりたいのかわからないという場合もあるでしょう。こちらの記事で向いてる仕事の見つけ方を解説しているので、併せて確認してみてくださいね。
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③目指すキャリアは今の会社でかなえることはできないか
そもそも今の会社で目指すキャリアをかなえられるのなら、リスクを冒してまで転職しなくてもいいという判断もありますよね。そこで、今の会社で昇進するチャンスやスキルアップの機会は本当にないのか、今一度冷静に考えてみてください。
- キャリアアップのチャンスがなくマネジメント経験を積むことができない
- 部署異動が認められず営業職としてのスキルを積むことができない
考えてみた結果、実は今の会社が将来のキャリアを目指せる場所だったというのはよくあることです。目指すキャリアと合致しているなら、転職を急ぐ必要はないといえそうですよね。
松下 建都
もし、今の会社がキャリアをかなえられる会社かわからないという場合には、会社の上司に相談してみる、制度を活用して異動ができないかなどチェックしてみるなどして、解決策を見つけていきましょう。
④新卒1年目で転職することのデメリットを理解しているか
新卒1年目での転職には、上にも述べたような多くのデメリットがあります。転職を目指すなら、デメリットをすべて理解したうえで踏み切るのが大切です。
- 選考の難易度が上がりやすい
- 応募できる求人が少ない
- 年収が下がる可能性がある
米田 有希
転職活動を始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔するのだけは避けたいところ。一つひとつのデメリットをしっかりと考慮し、それでも転職がベストな選択であるといえるのかを自問自答してみてくださいね。
⑤一時的な感情に任せて転職しようとしていないか
社会人になると、新しい環境や人間関係など少なからずストレスがかかるもの。また、実際に働く中でうまくいかないことも少なからずあるはずです。それらが原因となり、「今の環境は自分に合わないのでないか」と思い込み、転職を考えるケースもあるでしょう。
ただ、一時的な感情から転職を決断するのはとても危険ですよ。社会人になったばかりで、何かしらの悩みを抱えるのはある程度仕方のないことだといえます。問題はその悩みが転職しなければ解決できないのかどうかです。
- 上司に怒られて仕事に対してのモチベーションが下がっている
- 成績の良い同僚と自分を比べて落ち込んでしまっている
- 仕事が思うように進まず自分に向いていないと思い込む
本田 百合香
「一時的な感情で判断していないか」。今一度、自分の感情を冷静に整理して、長期的な視点から転職するべきなのかを判断していきましょう。
転職のタイミングの決め方については、こちらの記事でも解説しています。転職しても良いのか迷ってしまう人は、こちらの記事もおすすめです。
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転職のベストタイミングを選ぶための3要素とは? 避ける時期も紹介
転職したいと考えているけど、自分に合ったタイミングがわからないと悩んでしまう人もいますよね。転職のタイミングは時期や年齢、状況などで変わってきます。この記事では転職のタイミングを見極めるための必須知識について解説しています。
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キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
新卒1年目は右も左もわかりません。業界のことから社会人のマナー、仕事の進め方まで覚えることだらけです。そんなプレッシャーから、些細なミスを大きな失敗だと捉えてしまい、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
ただ、一つ覚えておいてほしいのは、上記のように落ち込んでしまう経験は誰しもが経験しているということです。もちろん、反省し次につなげることは大切ですが、失敗をあまり重く捉えすぎる必要はありませんよ。せっかく入社できた会社で、仕事の醍醐味を知らないまま精神的に疲れてしまっては、あなたにとっても会社にとってもマイナスです。
自己嫌悪から落ち込むのではなく「これも経験だ」という意識を持つことで、冷静になれるかもしれません。気持ちを切り替えて、今の自分は本当に転職すべきなのかどうかを判断していきましょう。
6ステップで内定をつかもう! 新卒1年目からの転職を成功させる流れ
転職活動には準備から内定獲得までの大まかな流れがあります。流れに沿わないで転職活動を進めてしまうと、希望の企業への転職がかなわなかったり、転職活動が長引いてしまったりすることもあるので注意が必要です。
そこで、ここからは転職を成功させるまでの6ステップについて解説していきます。流れに沿って、着実に対策を進めていき、新卒1年目からでも理想の転職をかなえていきましょう。
①転職スケジュールを設定してゴールを明確にする
新卒1年目から転職するにあたって、まずはスケジュールを設定することが大切です。転職は新卒のときと違い、何月から情報が解禁されるなどの決められたスケジュールはありません。転職活動を始めるタイミングから内定をもらうまで、すべて自分で決めていく必要があります。
そのため、内定をもらう時期を決めて、そこから逆算してスケジュールを立てるのがとても大切です。転職活動は一般的に3〜6カ月かかると言われています。準備や選考、退職の期間の目安は以下の通りなので、それぞれどのくらいかかりそうか見通しを立てて、スケジュールを決めていきましょう。
- 転職準備:2週間~1カ月
- 書類作成~企業への応募:2週間~1カ月
- 面接~内定:1~2カ月
- 退職:2カ月
本田 百合香
スケジュール通りにうまくいかないことももちろんあります。そんなときは、ゴールの時期を延長した方がいいのか、面接から内定までの期間を短くできそうかなど、その都度見直しながら進めていくのが大切ですよ。
②自己分析から転職でかなえたい「転職の軸」を作る
新卒1年目から転職する場合、特に重要となるのが「転職の軸」です。ここが定まっていないと、仮に転職できたとしても、新しい環境に満足できず、また転職を繰り返してしまうことも。自分はなぜ転職するのか目的をはっきりさせることが大切ですよ。
自己分析を通して、自分の強みや目指すキャリアなどから「自分が転職で何をかなえたいのか」を見つけていきましょう。
- 専門的なスキルを身に付けるためにエンジニア職へ転職する
- 大学時代に身に付けたパソコンスキルを活かして事務職に挑戦したい
松下 建都
自己分析にはさまざまなやり方があるので、以下の方法のを使って自分を見つけ直してみてくださいね。
- モチベーショングラフ:これまでの人生におけるモチベーションから自分を振り返る方法
- 自分史:過去のエピソードから自分の根底にある価値観や強みを見つける方法
- 自己分析ツール:ツールに回答を入力して自分の性格や強みなどを見つける方法
転職の軸が思いつかない人は、こちらの記事を参考にして自分の軸を考えてみてくださいね。
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転職の軸60選! 自分だけの軸を見出すカギは不満の言語化にあり
転職をするときは、明確な転職の軸を立てて目的意識を持つことが大切です。ただ転職の軸を立てるのが難しかったり、どんなふうに立てれば良いのか悩んでしまうこともありますよね。この記事では専門家のアドバイスを交えて、60の転職の軸の例や作成法を解説していきます。
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自分史についてやり方がわからなければ、こちらを読んでみてください。
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簡単3ステップ! 自分史を使った自己分析で説得力をアップしよう
就活をするうえで自分史を作成すると、自己分析を効率的に進められます。今回は自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
新卒1年目で転職を目指すということは、今の会社に何らかの不満を感じたのだと思います。となると、同じような不満を感じないために転職することをまず考えるといいでしょう。そのような視点で転職の軸を作っていけば、大きくぶれることはないはずです。
「自己分析は就活生のときにやったからもういい」と甘い分析になってはいけません。自分はなぜ今の会社に入りたかったのか、どんなところにギャップを感じたのか、じっくりと自分を見つめ直しましょう。就活時と今とを比べることで、自分の求める環境や自分の活かせる能力が見えてきます。その見えてきたものこそが、あなたの「転職の軸」になるのです。
③企業分析から軸に合う企業を探し出す
次に、自己分析で設定した「転職の軸」から応募したい企業を見つけていきます。企業の文化やビジョン、業績、待遇など多角的に調べていきましょう。調べ方は以下を参考にしてみてくださいね。
- 企業の公式サイトから求める人物像をチェックする
- 企業の公式SNSから社風や事業内容をチェックする
- 口コミサイトなどを活用して会社の口コミをチェックする
大事なことは、ただ情報を集めるだけでなく「転職の軸」と照らし合わせてみることです。自分の転職の軸に合った企業はどんな会社かという目線を常に忘れず、情報を集めていきましょう。
米田 有希
自分で情報を集めるのが難しいと感じた場合は、就職エージェントを活用して会社のことを聞いてみるのもおすすめの方法です。
企業研究のコツをこちらの記事で解説しています。企業研究を深めたい人は、こちらの記事もおすすめです。
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④新卒の強みであるポテンシャルをアピールするような書類を作成する
新卒1年目からの転職の場合、社会人としてどんな経験をしてきたかよりも「入社後のポテンシャル」が重視されます。
このポテンシャルをいかにアピールできるかが、書類選考のカギとなりますよ。履歴書や職務経歴書では、自分が仕事を通してどのように成長してきたか、これからどう成長していきたいかを伝えることが重要です。
- 仕事内容への理解を深めて仕事に対する熱意を伝える
- 明確な自分の将来像を伝えて長く働きたい意欲を伝える
本田 百合香
ポテンシャルのアピールと合わせて、応募先とあなたとのマッチ度もアピールしていきたいところです。会社の求める人材に合わせて、長所を変えたり、記載するエピソードを変えたりして、自分の魅力を伝えていきましょう。
職務経歴書についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、読んでみてくださいね。
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⑤新卒から転職を目指す人が聞かれやすい質問への対策をおこなう
転職の面接では、新卒の就活のときと質問内容が変わってきます。以下の質問は、面接の中でほぼ確実に聞かれるので、回答を準備しておきましょう。
- なぜ今のタイミングで転職を目指そうと思ったのですか?
- 前職ではどのような仕事を経験してどんなことを学びましたか?
- あなたのどんな部分を弊社で活かすことができそうですか?
- 入社後はどんなキャリアを歩みたいですか?
特に転職理由については深掘りされる可能性が高いので、詰まることなく回答できるように対策しておく必要がありますよ。具体的なエピソードやきっかけなどを振り返っておき、面接官に納得してもらえるような理由を用意しておきましょう。
松下 建都
第二新卒のような若い人材の転職では、ポテンシャルを評価される傾向にあるので、将来のキャリアについても明確にしておき、答えられるように準備しておくのが大切です。
転職の面接で聞かれることを解説している記事もあるので、ぜひ読んでみてください。
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⑥円満退社に向けて引継ぎ資料の準備を進めていく
転職先が決まったら、最後のステップとして円満退社に向けた準備を進めていきましょう。会社の上司に転職する旨を伝え、退職の手続きや業務の引継ぎなどをしていきます。
特に引継ぎは資料の準備から口頭での説明など、丁寧におこなうことがとても大切です。自分の業務を代わりにやってもらうという意識を持ち、漏れのないように引継ぎをしてくださいね。引継ぎがうまくいかないと、転職してからも業務のことについて連絡を受けるなんてことにもなりかねませんよ。
米田 有希
また、転職先に提出する書類の準備も進めていく必要があります。退職する会社で準備してもらわないといけない書類もあるので、そちらも漏れなく手続きを進めておきましょう。
- 離職票
- 源泉徴収票
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳
新卒1年目で転職するなら「納得感のある転職理由」の準備に全力を注ごう!
新卒1年目の転職で企業がもっとも気にするのは「転職する理由」です。理由がネガティブなものだったり、なんとなく転職したいといった理由の場合、企業側はまた早期退職するのではという不安を覚えてしまいます。
企業の不安を払拭して、新卒1年目の転職を成功させるには「納得感のある転職理由」の準備が必要不可欠。納得感のある理由を伝えられれば、企業が抱く早期退職の不安が解消され、選考を有利に進めることができます。
また転職理由を整理することは、自分のキャリアをより良いものにしていくためにも大切なことです。転職活動本番に向けて、どんな理由を準備すればいいのか、一緒にチェックしていきましょう。
新卒1年目からの転職で重要な「転職理由」を考える際に意識したい5つのポイント
「新卒1年目から転職したいと思った理由は?」。この問いに答えられないなら、理想の転職をかなえるのは難しいかもしれません。しっかりと回答できるように整理してすることが大切です。
ここからは、新卒1年目から転職する場合の「転職理由」を考える際に意識したい5つのポイントについて解説していきます。企業が納得する転職理由を作成し、伝えていきましょう。
①新卒1年目で転職を選んだ背景をポジティブに伝える
新卒1年目で転職するという決断の裏には、とても大きな理由があったはず。その理由をただ事実だけで伝えてしまうのはもったいないですよ。理由はできるだけポジティブな言葉に変換して伝えるのが大切です。
- 変換前:今の仕事を続けてもスキルが身に付かないと思った
- 変換後:〇〇というスキルを身に付けてもっと社会に貢献できる人材になりたいと思った
松下 建都
変換後の方が仕事に対しての意欲や熱量などが伝わりますよね。言葉の伝え方一つで相手に映る印象が大きく変わります。自分は前向きな理由から転職したいんだということをアピールしていきましょう。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
新卒1年目の転職で企業が懸念するのは、早期退職のリスクについてです。会社としても若い人材をほしいところではありますが、戦力になったタイミングでまた転職してしまうのではいうというイメージをどうしても抱いてしまいます。
そのイメージを払拭するためにも、転職理由をポジティブに変換する意識を持っておくといいでしょう。ポジティブな転職理由を伝えることで「コミュニケーションが円滑に取れるな」「しっかりと考えたうえで転職を決断したのだな」という良い印象を持ってもらいやすくなります。
どんな理由にも表現次第でイメージは大きく変わります。無駄に誇張をする必要はないですが、良い捉え方に変換して、転職理由を伝えていきましょう。
②感情的な理由ではなく客観的な事実を理由として整理する
松下 建都
感情的な理由とは「上司と合わない」「仕事が好きになれない」のようなイメージです。これらの理由は、仕事に感情を持ち込んでしまう人なのではという悪い印象を持たれかねません。
そこで、理由を整理する際は感情的な理由ではなく、客観的な事実としてまとめることを意識してみてください。
- 仕事が好きになれない→将来を考えたときにキャリアの方向性が違うと感じた
上記の理由であれば、感情的な原因から転職を考えたわけではなく、客観的な視点から将来のことまで見すえて転職を決意したことがわかります。このように理由を整理することで、企業に納得感をもってもらうことができますよ。
③周りのせいにせず自責的な視点から理由を深掘りする
転職理由を伝える際に、会社そのものや会社の上司、同僚など周りの環境を原因にするのはやめておきましょう。たとえば「上司から膨大な量の仕事を任された」と話してしまうと、上司を一方的に悪く言っているようにも聞こえてしまいますよね。
上記のような周りが原因だという転職理由は避け、自分にも悪いところがなかったかという視点から理由を整理するのが大切です。
- 他責の理由:上司から膨大な量の仕事を任された
- 自責の理由:周りに助けを求めなかったため仕事を溜め込んでしまった
自分の至らない点を認めつつ、転職先では同じ失敗をしないという思いを伝えることで、あなたの自己成長の姿勢をアピールできますよ。
④実績ではなく自己成長に向けた努力や過程を伝える
新卒1年目の転職では就業経験が短いこともあり、仕事で挙げた実績や豊富な経験をアピールするのは難しいでしょう。仮に実績や経験をアピールしたとしても、「それは本当かな?」と疑われてしまう可能性があります。
そこで、アピールする視点を変えて、仕事の中でどんな努力をしてきたか、どのように工夫して業務に取り組んできたかを伝えるのが大切です。
特に新卒1年目であれば、仕事をする中でうまくいかないことの方が多いはず。その失敗からどんなことを学んで自己成長につなげたかを伝えれば、あなたのポテンシャルをアピールできますよ。
私は前職の仕事をしながら事務職で活かせる資格としてMOSや簿記などの資格取得に努めてきました。仕事が終わってからカフェに行き、毎日2時間の勉強を欠かさずおこなったことで、無事どちらの資格も合格することができました。
⑤転職後は長く働き続けられると意欲を押し出してまとめる
新卒1年目の転職で企業がもっとも懸念するのは「すぐにまた転職してしまうのではないか」という点です。その懸念を払拭するために大事になるのが、長く働き続けられる意欲のアピールになりますよ。
しかし、「長く働きます」と伝えるだけでは根拠がなくアピールとして弱くなってしまうので、企業とのマッチ度を押し出すことが大切です。そうすることで、転職先で長期的なキャリアを築いていきたいという真剣な思いが伝わりますよ。
米田 有希
5年後、10年後の自分を思い描くことをキャリアビジョンといいます。自分はどのようなステップを踏んでビジョンを達成していきたいのかを明確にして、選考の中でアピールしていきましょう。
私は人に何かを提案することが昔から好きだったので、新卒から営業の会社へと入社しました。しかし、入社した会社は社員数が少ないこともあり、営業以外にも事務や経理なども担当し、営業に専念することができませんでした。
御社は営業代行の会社ということもあり、営業の仕事に集中できる環境が整っていると感じています。まずは、営業としてのスキルを身に付けながら、いずれは営業チームをマネジメントできるリーダーとして活躍していきたいと考えています。
新卒1年目だし転職がうまく進められるか不安……そんなときに頼りたいサービス3選
転職することを決意しても「本当に内定をもらえるかな……」と不安になることもありますよね。そんなときは、一人で抱え込まずにサポートを求めることが大切です。
ここからは、転職活動をサポートしてくれる3つのサービスについて解説していきます。どのサービスもあなたの転職活動を丁寧にサポートしてくれるものばかりなので、積極的に活用していきましょう。
大学のキャリアセンター
- 転職活動を成功させるための面接指導や書類作成などのアドバイスをしてくれる
- 卒業生のための転職の求人を紹介している大学もある
新卒1年目での転職は不安がつきものですよね。そんなとき、「大学のキャリアセンター」が頼りになる場合があります。
大学によっては、卒業生でも利用できるキャリアサポートセンターが設置されているところがあり、転職のサポートをしてくれるケースもあるのです。面接指導や履歴書の書き方のアドバイスだけでなく、卒業生用の求人情報を提供していることもありますよ。転職に不安を感じたら、まずは大学のキャリアセンターに相談してみましょう。
ただ、キャリアセンターは大学によっては利用できるサービスが異なることもあります。どんなサービスが提供されているのか、まずは大学へ問い合わせて確認してから足を運ぶと良いでしょう。
ハローワーク
- 担当者が一対一で相談に乗ってくれて転職へのアドバイスをしてくれる
- 求人を豊富に取りそろえているので自分に合った求人が見つかりやすい
ハローワークは仕事を探している人をサポートしてくれる求職支援サービスです。新卒1年目から転職を目指す場合でも利用可能ですよ。
担当者が一対一であなたの相談に乗り、転職へのアドバイスをくれたり、求人を紹介してくれたりしますよ。基本的に無料で利用できるので、費用を心配する必要もありません。
本田 百合香
転職を目指すうえで、一人では解決できないような悩みも出てくるでしょう。そんなときこそ、ぜひハローワークを活用してみてくださいね。
ハローワークを有効活用する方法については、こちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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新卒1年目での転職は6ステップで成功! 可能性×熱意を押し出そう
新卒1年目から転職してもいいのか、うまくいかないのではないか、そんなふうに悩んでしまうこともあるでしょう。新卒1年目から転職を成功させるポイントを理解できれば、理想の転職を叶えることができますよ。この記事では新卒1年目から転職を成功させる方法について解説しています。
記事を読む
就職エージェント
- 就活の選考対策だけでなく転職を効率的に進める方法を一緒に考えてくれる
- これまで数多くの転職者をサポートしているので的確なアドバイスをくれる
新卒1年目からの転職を目指すうえで、就職エージェントを活用するのもおすすめの方法の一つです。
就職エージェントとは、一対一で転職にかかわるサポートをしてくれるサービスのこと。あなたの現状をヒアリングし、どのように転職を進めていけばいいのか、どんな業界や企業がおすすめなのかまで、詳しくアドバイスしてくれます。また、就職先の紹介などもしてくれるので、求人を探す手間が省け、効率的に転職活動を進めていけますよ。
新卒1年目だけど転職する! そう決めたあなたに伝えたいこと
ここまでの内容を踏まえて、転職することを決断したあなたに伝えたいことがあります。それは、転職を決断した今からが本当のスタートだということです。
転職活動を無事終えて、転職先で長く仕事を続けていくためにも、ここから解説する2つのことを意識しながら転職活動に望むようにしてくださいね。
早期離職を繰り返さないような働き方の工夫も重要
今後の将来的なキャリアを考えたとき、これ以上転職を繰り返さないよう、働き方を工夫することも重要です。働くうえでは、以下のようなポイントを意識していきましょう。
- 仕事の中で何を成し遂げたいのかを明確に決める
- 仕事を通して成長する意識を持つ
- 人間関係を構築して過ごしやすい環境を作る
仕事の中で成し遂げたいことが明確なら、仕事をしていておもしろくないということもなくなります。また、転職したからには新しい環境で一からのスタートになるので、その環境で成長するという意識を持つことも大切です。
松下 建都
どんなに仕事が好きでも、人間関係が原因で仕事が長続きしないというケースもあります。コミュニケーション能力を高めることも欠かせませんよ。
周りの意見に流されず最後は自分の意思で決めよう
- 周りの意見に流された決断は後々後悔する可能性があるから
- 自分の人生はほかの誰でも自分のものだから
転職を考える際、周りの人からの意見を聞くことがありますよね。親や友達、先輩からのアドバイスはとても貴重ですが、最終的には自分がその決断の責任を持つことを忘れてはいけません。
たとえば、「新卒1年目で転職するのは早すぎる」と言われ、転職しない方がいいのかなと流されそうになることもあるかもしれません。ただ、そんなときこそ自分はどう思っているのかを大切にしましょう。今転職することが自分にとってベストな選択だと思うなら転職を目指すべきです。
周囲の意見は参考程度にし、自分自身の価値観や目標、状況を考えて判断することが大切です。迷ったときは、一度自分と向き合って対話してみてください。信じた道を進む勇気を持ち、自分自身でしっかりと方向性を定めましょう。
新卒からの転職を成功させるには流れを理解して内定まで進んでいこう!
ここまで、新卒1年目で転職すべきかどうかを判断するチェック項目や新卒1年目からの転職を成功させる流れについて解説してきました。
新卒1年目からの転職は難しい傾向にあり、自分は本当に転職した方がいいのかと迷う気持ちが出てくるかもしれません。けれど、これまでに解説したチェックリストでの確認や新卒1年目からの転職ならではの対策をすれば、理想の転職をかなえることは十分可能です。
転職成功までの流れに沿って対策を進めていき、希望のキャリアをつかみましょう。
こちらは離職率のデータなので、全員が転職しているわけではありませんが、新卒1年目から退職した人がいるという事実を知るだけでも、転職への不安な気持ちが少しは和らぎますよね。