要注意! 自分の大学の呼び方を間違えると選考で不利になりやすい

サムネイル

この記事のアドバイザー

  • 津田 祥矢

    津田 祥矢

    大学卒業後、新卒で銀行入行。働く中で仕事を楽しんでいない人が多くいることに疑問を感じ、キャ… 続きを読む

  • 大江 マリア 百合

    大江 マリア 百合

    大学ではフランス語を専攻し、留学や一人旅などを経験。就活時にエージェントを利用したことから… 続きを読む

  • 加藤 大智

    加藤 大智

    大学時代は、特別支援学校・小学校でイベントの企画・運営をするボランティアに注力。教職課程を… 続きを読む

コラムの目次

  1. 自分の大学の呼び方から社会人としての常識が把握できる
  2. 就職活動での自分の大学の呼び方は本学・本学校・当大学が基本
  3. 自分の大学を呼ぶ際に注意すべきポイント
  4. 自分の学校を敬語表現する場合は謙譲語を添える
  5. フランクな雰囲気の面接の場合は「私が通っている大学」と言い換えてみる
  6. 状況別の就職活動での自分の大学の呼び方
  7. ES
  8. 面接
  9. メール
  10. 状況別の就職活動での自分の大学の呼び方の例文
  11. 例文①ES
  12. 例文②面接
  13. 例文③メール
  14. 自分の大学の呼び方に関するQ&A
  15. 大学職員や教職など他の学校を受ける場合はどう呼ぶべき?
  16. 自分の大学院の呼び方は?
  17. 自分の大学の呼び方をきちんと把握して選考突破を目指そう

自分の大学の呼び方から社会人としての常識が把握できる

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。面接を控えた学生から

「面接やエントリーシート(ES)で自分の大学を何と呼ぶべきか分かりません」
「自分の大学の呼び方を間違うと選考で不利になるのでしょうか」

という声が寄せられています。普段は自分の大学を敬語表現で呼ぶ場面がないため、面接での呼び方に悩む学生もいるのではないでしょうか。

ただ、採用担当者は自分の大学の呼び方から社会人としての常識を把握しており、面接の合否にも影響する可能性があります。そのため、自分の大学の敬語表現を覚えておくべきでしょう。

ここでは、就職活動での自分の大学の呼び方や注意すべきポイント、状況別の就職活動での自分の大学の呼び方を例文付きで解説します。面接で自分の大学の呼び方に迷いがある学生は。この記事の内容を参考にしてみてください。

【完全無料】
キャリアパークが独自開発!
自己分析対策におすすめの資料ランキング

1位:自己分析ツール
選考で使えるあなただけの強み・弱みを特定します。

2位:適職診断
あなたが受けない方がいい職業を特定します

3位:自己PRジェネレーター
特別なエピソードがなくても強みが伝わり、採用したいと思わせる自己PRが完成します。

4位:面接力診断
あなたは何点取れる?あなたの面接偏差値を診断し、弱点とその対策を解説します。

5位:性格診断
60秒であなたの長所を特定します。

【大学3年生におすすめ】
就活を始めたての人におすすめの診断!

就活力診断
これから就活を始める人へ!たった30秒であなたの就活偏差値がわかります。

適職診断
30秒で診断!あなたが受けない方がいい業界・職種がわかります

就職活動での自分の大学の呼び方は本学・本学校・当大学が基本

就職活動では自分の大学を呼ぶ際も敬語表現を使用する場合があるかもしれません。以下のような表現を用いることで、自分の大学を呼ぶ際に相手に経緯を表して丁寧な伝え方ができますね。

自分の学校の呼び方
  • 本学・本学校:「本」とは接頭語で自分自身が属することを表す。
  • 当大学:「当」は名詞の前に冠詞されて、「この」「その」「今の」などという意味になる。
アップロードした画像


キャリアアドバイザー

類似した言葉で「本校」という表現がありますが、一般的に学校関係者が使う言葉なので学生が使用するのは避けましょう。

キャリアアドバイザーコメント

加藤 大智

加藤 大智プロフィール

大学の呼び方によって印象は変化する

面接で自分の大学について伝える時は、上述のように「本学」や「当大学」と話すと、大学の一員としての誇らしさが感じられ、採用担当者からは「しっかりした印象」を持たれることが多いです。

一方、大学の呼び方で幼い印象を持たれてしまう場合があるので、注意しましょう。たとえば、面接官から「現在通われている〇〇大学を選んだ理由を教えてください」と質問され、つられて「私が〇〇大学を選んだ理由は、」といったように、大学の呼び方を変換させずに、そのまま伝える人がいますが、何となく他人ごとのように話している感じがしたり、幼い印象を持たれてしまったりすることがときどきあります。 

また、いつものクセで略して自分の大学を伝えてしまう人もいますが、ビジネス感に欠け砕けた印象になってしまうの、こちらも注意しましょう。「えっ、そんなことで印象がつくられるの」と驚く人もいるかと思いますが、面接では話の内容とは別に「話し方」も非常に大きな選考要素の一つです。面接官に常識人、あるいは社会に出る準備ができていることを理解してもらうためにも、このちょっとした話し方を丁寧にすると他の応募者に差をつけることができますよ。

ESを書く時間がない時は、「内定者ES100選」を活用しよう!

ESに何を書けばいいか困っていはいませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、ESだけに時間をかけてはいけません。

そんな時は大手企業に内定した先輩達のESを見れるES回答例100選」を参考にしましょう。この資料を見れば、あらゆる業界と職業のES回答例がわかります

無料で見れるので、書き方を参考にしながら志望企業のESを突破しましょう。

ES100選」に掲載されている企業例
日本生命保険/NTTグループ/博報堂マイナビ/花王/三菱UFJ銀行/伊藤忠商事/サントリー
など!

自分の大学を呼ぶ際に注意すべきポイント

自分の大学を呼ぶ際は必ずしも本学・本学校・当大学で呼ぶことが最適ではありません。企業の風土などによって使い分けができた方が配慮ができる人材として高評価につながります。ここでは自分の大学を呼ぶ際に注意すべきポイントを解説します。

自分の学校を敬語表現する場合は謙譲語を添える

謙譲語についてあやふやな知識の学生もいますよね。謙譲語の役割は自分の立場をあえて低くして、相手に失礼のないように配慮して伝えることです

謙譲語を添えた形の例
  • 私が所属しておりました大学では
  • 貴重な体験をさせていただいた大学におきましては
  • 私が学ばせていただいた大学では

より丁寧な印象につなげたい場合は上記のように謙譲語を添えてみてはどうでしょうか。

面接での言葉遣いについて詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事

面接での正しい言葉遣いとは|印象を下げる言葉遣いもチェックしよう

面接で正しい言葉使いができると人柄の面で好印象になるかもしれません。 この記事では、面接での基本的な言葉遣い・間違った言葉遣い、話し方のポイントをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にして、周囲と差をつけましょう!

記事を読む

面接での正しい言葉遣いとは|印象を下げる言葉遣いもチェックしよう

フランクな雰囲気の面接の場合は「私が通っている大学」と言い換えてみる

企業によっては思いのほかカジュアルな形で面接がおこなわれており、緊張をしなかった学生もいるのではないでしょうか。特に柔軟性のある企業が多いIT業界やベンチャー企業では面接の雰囲気がフランクな場合もありますね。

そんな状況では本学・本学校・当大学などの表現は堅い印象につながり、「自社に適さない」と判断されてしまうかもしれません。そこで「私が通っている大学」と言い換えてみましょう。

TPOに則した伝え方ができる人は適応能力があり、顧客先でキーマンの懐に入って契約を勝ち取るといった入社後に活躍できる姿をイメージしてもらいやすいですね。

アップロードした画像


キャリアアドバイザー

企業研究やOB・OG訪問で企業や面接の雰囲気をリサーチしておき、企業によって大学の呼び方を変えるのをおすすめします。

キャリアアドバイザーコメント

津田 祥矢

津田 祥矢プロフィール

同じ大学の呼び方でも業種によって持たれる印象を変わる

自分の大学を面接官に伝える際、接客やサービス業などを目指す学生は、上述のように謙譲語を添えた敬語表現だと、より丁寧な印象を持たれると思いますよ。特にホテル業界など、丁寧な言葉遣いがもとめられる職種では、「私が学ばせていただいた大学」などのように伝えることで、採用担当者は「丁寧な接客ができそうだな」といった印象を企業にもってもらいやすくなります。

他にも、公務員や病院などのように社会的信用の高い業界も、敬語表現を用いることで「真面目さ」や「信頼できる人」といった印象を持たれることもあります。

面接では、「大学を選んだ理由」「大学の特色を教えてください」「大学では何を専門に学んでいますか」など、自分の大学について話す場面が多く発生し、その際戸惑うことなくスムーズに話せるよう、事前に大学の呼び方を決めておくと良いでしょう。

状況別の就職活動での自分の大学の呼び方

自分の大学名を呼ぶことになる場面

就職活動は選考の段階に書類選考や面接、採用担当者とのメールのやり取りなどさまざま場面で自分の大学を呼ぶ場合がありますね。特に書類選考・メールと面接では文面での表現と口頭の表現の使い分けを覚えておきましょう。ここでは状況別の就職活動での自分の大学の呼び方を解説します。

ES

アップロードした画像



就活生

文面での表現ではどんなポイントに気をつけるべきでしょうか。

アップロードした画像


キャリアアドバイザー

会話表現のように話し言葉を使うことを避けましょう。就職後も書類の作成をおこなう場面は多いため、「ミスを犯しそう」「かなり初歩的なことから教える必要があるな」といったマイナスな印象がついてしまう可能性がありますね。

アップロードした画像


就活生

なるほど…。応募書類作成の際に肝に銘じておきます!

ESでは会話表現ではなく、文面での表現を変えることを意識してみてください。「私の母校である〇〇大学では」「当大学におきましては」といった表現は丁寧な印象かつ文面の表現ができるアピールにもなります

また、ESでは出身大学や最終学歴など規定の表現が多いでしょう。履歴書の書き方はこちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事

好印象を残す履歴書の書き方|送り方やアピールのコツまで徹底解説

項目別! 履歴書の書き方 履歴書の項目ごとに書き方を解説していきます。自信のない箇所は確認してから記入するようにしましょう。 他の学生と差別化するコツ 選考突破につながる履歴書を作成するには、限られた項目やスペースの中で […]

記事を読む

面接

面接は会話表現が中心になりますね。企業によってフランクな表現と堅い表現を使い分けてみてください。ただ、事前のリサーチでの企業の印象と面接の印象が異なる場合もあります。

その場合は採用担当者の表情や態度から表現の許容範囲を把握して、修正していくのもおすすめですね。

面接の雰囲気別の使い分け方
  • フランクな雰囲気:私の大学・母校など。
  • 堅い雰囲気:本学・本学校・当大学など。

上記のように相手によって伝わりやすい言い回しや言葉を配慮して選びましょう。

面接を突破するには事前準備が必要不可欠になります。面接の対策について詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事

面接対策|就活の基本マナーやよくある質問5つの回答例文

面接は対策の有無で明暗が分かれる こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「面接ってどんなことをするんですか?」 「面接前にしておくべきことってありますか? という声を多く聞きます。面接前には対策が必須で […]

記事を読む

面接対策|就活の基本マナーやよくある質問5つの回答例文

メール

中には多くの企業の採用担当者とメールのやりとりをする際に、少しメールの返信が適当になってきている学生もいるのではないしょうか。採用担当者とのやり取りもあくまで就活の一環であるため、気を抜くことはおすすめできません。

メールも文語表現であるため、自分の大学の敬語表現をそのまま使用できます

アップロードした画像


キャリアアドバイザー

文章全体のバランスを考えて謙譲語を添えたり、本学・本学校・当大学など基本的な大学の呼び方を使用したりしましょう。

また、就活期間中の採用担当者は他の業務と並行して学生のメールをチェックしています。「お世話になっています」など内容が一目で分かりにくい件名をつけてしまうと読み飛ばされて、企業からメールの返信が来ない事態を引き起こすかもしれません。

就活メールの件名の付け方について詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事

就活メールの件名はコツを掴めば実は簡単! 具体例を交えて徹底解説

就活メールの件名には、メールの内容を要約して書くようにしましょう! 今回は就活メールの件名で気をつけたい5つの注意点や、件名をつける際の4つのルールを紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、シチュエーション別で具体例も紹介するので、就活メールを作成する際の参考にしてみてくださいね。

記事を読む

就活メールの件名はコツを掴めば実は簡単! 具体例を交えて徹底解説

キャリアアドバイザーコメント

大江 マリア 百合

大江 マリア 百合プロフィール

大学の呼び方はその場の空気を読み取って臨機応変に伝える

現在の就活は、リクルーター面談を実施する企業が増えており、特に大手の企業では優秀な学生の早期発掘を目的として採用の初期段階に面談や座談会を実施する場合があります。

リクルーター面談は、通常の面接とは異なり、和やかな雰囲気で実施されることが多く、つい気がゆるみ友達感覚で話してしまう学生がいますが、相手が社会人であることを意識して会話するようにしましょう。 

大学の呼び方も、フランクになりすぎて「うちの大学は・・・」「うちでは・・・」といってしまわないよう注意しましょう。リクルーターから「今日は、ざっくばらんに自由に話していいですよ」と言われるかもしれませんが、これは応募者の緊張を解くための言葉かけだと受け止め、選考の評価にかかわる可能性が大いにあるということを心得ておくと良いでしょう。

フランクな感じで話しても大丈夫そうな雰囲気であれば、上述にもある「私の大学」や「母校」と伝えるといいかもしれませんね。大学の呼び方は、その場の空気を読み取って、臨機応変に伝えられるといいですね。

自己分析ツールを試してください。

自己分析ツールはもう試しましたでしょうか。就活では自己分析が重要です。中途半端に自己分析を終わらせてしまうと、入社後のイメージギャップから早期退職につながってしまいます。

そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「自己分析ツール」はおすすめ!
・自己分析を終わらせたい人
・自分の強みと弱みを知りたい人
・自分に合う職業を知りたい人

状況別の就職活動での自分の大学の呼び方の例文

ここでは状況別の就職活動での自分の大学の呼び方の例文を解説します。現状で困っている段階があれば、参考にしてみてください。

例文①ES

例文

私の強みは好奇心旺盛なところです。私の母校である〇〇大学におきましてはボランティア活動が盛んにおこなわれており、海外ボランティアから児童ボランティアまで幅広く参加しました。特に海外の子どもの学習状況を知りたいという背景から、海外ボランティアの参加が多いです。識字率の低い国ではあらかじめ勉強した現地の言葉の教室を開きました。結果的に学習への興味を持ってもらうことができました。好奇心旺盛さを活かして、貴社の海外事業に貢献したいと思います。

アップロードした画像


キャリアアドバイザー

会話表現ではなく、きちんと文面での表現を変えることを意識していましたね。読みやすさに加えて、書類の作成をする際の文章能力を証明できているでしょう。

例文②面接

アップロードした画像


面接官

弊社を志望した理由を教えてください。

アップロードした画像


就活生

優秀な同期や先輩と切磋琢磨できる環境だと感じたため、御社を志望いたしました。私が通っている大学では部活動に力を入れており、他の部活の学生からも刺激を得られる環境でした。私はレベルの高い環境に身を置くことが結果を出すうえで必要だと考えています。環境選びに成功した結果、リーグ戦で首位打者を獲得できました。御社は業界でもトップクラスの成長率を誇るベンチャー企業です。少数精鋭で優秀な社員が多いだけではなく、伸びていく産業を見つける先見の明が身に付くとお聞きしました。大学時代の経験を活かして、御社の業績に貢献したいと思います。

アップロードした画像


キャリアアドバイザー

ベンチャー企業のフランクな雰囲気がある面接から「私が通っている大学」という表現を選んでいますね。会話表現を取り入れることで話が伝わりやすくなっている印象です。

例文③メール

新規メッセージ

○○○○○@shukatsu.com

△△△△△@shukatsu.com

【ご相談】応募書類について 〇〇大学 〇〇〇〇(氏名)

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっています。
〇〇大学の〇〇〇〇と申します。

応募書類として必要な卒業証明書についてご相談がございます。教務課に問い合わせたところ、本学では冬休みの間は卒業証明書が発行できないそうです。

卒業証明書が発行できるようになってから、他の応募書類と別途で送るような形を取ってもよろしいでしょうか。

お手数をおかけし恐縮ですが、ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
―――――――――――――――
〇〇〇〇(氏名)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――

アップロードした画像


キャリアアドバイザー

メールでも丁寧な敬語表現を心掛けており、好印象につながりやすい内容でしょう。件名で内容が一目でわかるため、採用担当者がチェックし忘れることも防げますね。

あなたに向いている仕事・向いていない仕事を確認しよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

自己分析ツールで強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

こんな人に「自己分析ツール」おすすめ!
・自己分析を終わらせたい人
・自分の強みと弱みを知りたい人
・自分に合う職業を知りたい人

自分の大学の呼び方に関するQ&A

ここでは自分の大学の呼び方に関するQ&Aをまとめました。気になるところがあれば、チェックしてみてください。

大学職員や教職など他の学校を受ける場合はどう呼ぶべき?

応募先の学校を表現するには以下の2つの言い方がありますね。ただ、それぞれの呼び方が指す学校は異なるため、注意しましょう。

応募先の学校の呼び方
  • 貴学:学校全般を表す言葉ではなく、特に大学を指す。短期大学に対しては使用できる。
  • 貴校:小学校・中学校・高校・専門学校など「校」が付く学校を表す。

「貴学は貴社と同じで文面のみで使用するのでは?」と思った学生もいるのではないでしょうか。ただ、貴学はメールや手紙など文面で使ったり、面接で話し言葉として使ったりもできます

「御学」と呼ぶことで、話の内容次第では「音楽」と採用担当者が聞き間違えて、ややこしくなるかもしれません。そのため、誤解が生じないように貴学で統一するのをおすすめします。

大学の呼び方を間違うと社会人として適切な言葉遣いができないと判断されたり、相手によっては不快感を覚えたりするかもしれません。特に大学関係者は学問に精通している人や礼儀に厳しい人も多いため、十分に気をつけてください。

アップロードした画像


キャリアアドバイザー

また、大学の学部・学科も「貴学部」「貴学科」と表すことができるでしょう。ただ、「貴学貴学部」と使用するとくどい印象になるため、「貴学の貴学部」と離して使用してみてください。

自分の大学院の呼び方は?

大学院は前述した大学の呼び方の法則にならって、本学院・本学校院・当大学院と表現すると思った学生もいるかもしれませんが、その呼び方は間違いですね。

大学院は大学に付属した研究機関であり、基本的に大学院と大学の学部にはあまり違いがありません。そのため、大学の呼び方と同様に本学・本学校・当大学と呼びましょう。

自分の大学の呼び方をきちんと把握して選考突破を目指そう

自分の大学の呼び方から採用担当者に社会人としての常識を把握されている場合が多く、丁寧な敬語表現を覚えておく必要がありますね。ただ、企業によってはフランクな呼び方が好まれるため、企業研究やOB・OG訪問で事前に確認しておいてください。

企業や状況に適した自分の大学の呼び方をきちんと把握して、選考突破を目指しましょう。

記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

記事についてのお問い合わせはこちら

就活で悩んでいるあなたに

関連コラム