目次
- 面接でリュックは避けた方が無難
- リュックを避けるべき4つの理由
- ①カジュアルな印象を与える
- ②床に自立して置けない
- ③書類の管理に適さない
- ④スーツにしわができる
- ビジネスリュックの普及で雰囲気の見極めも重要
- このシーンでリュックはOK?
- 私服ありの説明会は原則NG
- 私服指定の面接も基本NG
- 遠方からの面接もなるべく持ち込まない
- リュックしかない人の面接時の3つの注意点️
- ①シンプルな無地のリュックを選ぶ
- ②会場前で背負うのはやめよう
- ③面接時はいすの上に置かない
- 面接に最適なカバンとは
- 男性は手提げタイプ
- 女性は肩掛けタイプ
- 就活前にビジネスバッグを用意しよう
面接でリュックは避けた方が無難
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
就活生から最近、こんな声をよく聞くようになりました。
「リュックサックで面接にいってもOKですか?」
「リュックくらいで、合否に左右しませんよね?」
結論から言うと、リュックで面接に臨むのは避けたほうが良いでしょう。
現在、ビジネスの場でもリュック容認の空気は少しずつ広がってはいますが、ビジネスマナー的に完全にOKと捉えられているわけではありません。面接時に企業側は少ない情報と時間でその学生の採用可否を判断しなければならないことから、マイナス評価になりかねないリュックでの面接はリスクになる可能性があります。
そのため、面接ではリュックを避けることが無難な選択肢と言えるでしょう。
この記事では、面接でリュックを避けるべき理由やリュックで企業に訪問する際の注意点などを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
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リュックを避けるべき4つの理由
リュックで面接に行くと、面接官の評価を下げる可能性もありますし、面接時にカバンを置く動作が滞るなどのデメリットもあります。リュックがNGな理由を考えてみましょう。
①カジュアルな印象を与える
まずリュックを背負ったり持っていたりすると、カジュアルな印象を持たれます。面接官に「きっちりしていない人」「いい加減な人」という第一印象を持たれれば、金融・保険業など規律が求められる業種などは致命的なマイナスポイントになりかねません。
また、リュックはビジネスの場でふさわしくないと考える人も多く、TPOをわきまえない人だと思われる可能性もあります。面接官は、就活生の採用後の働く姿を想像します。たとえ面接官や企業がリュックを容認していたとしても、「取引先や顧客の前でもTPOをわきまえない人かも」などと思われる可能性も考えられます。
②床に自立して置けない
面接中、バッグはいすの横に自立して立たせて置くのが基本です。大切な書類が入ったバッグを横置きすれば人によっては粗雑な人とのイメージを持たれてしまう可能性があるからです。リュックは自立して置けないタイプがほとんどですので、いすの脚に立てかけるなどするとどうしても不自然な置き方になってしまいます。バッグによっては置いた時にぺしゃんこにつぶれたようになってしまい、不格好になります。
③書類の管理に適さない
床に自立して置けなければ、面接時に提出書類をスマートに取り出すのも一苦労です。また、ESや履歴書などの応募書類はA4サイズやA4に折り曲げられるA3サイズが一般的です。リュックの大半は書類を曲げずに入れるのが難しく、不自然にまげて端が折れ曲がったりした書類を提出することで、悪い印象をあたえてしまいます。
④スーツにしわができる
そもそもスーツはリュックを背負うつくりになっていませんので、スーツの肩や背中の部分にしわができやすいです。型崩れも当然起きやすくなります。「スーツのしわまで面接官は見ているのか」と思われるかもしれません。先ほど述べたように面接官は少ない情報でその人を判断しなければならず、身だしなみには最大限の注意を払うべきです。️
こちらの記事も参考に面接時の身だしなみやマナーをチェックしておきましょう。
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ビジネスリュックの普及で雰囲気の見極めも重要
リュックサックは原則で避けた方がいいとお伝えしましたが、近年のビジネスリュックの普及を考えれば、OKの業界や企業が増えてくることが予想されます。
マイナスポイントを受けるかもしれないリュックをあえて使わない方が無難ではありますが、業界や企業の雰囲気によってはまったく問題ないというケースも多いです。リュックは活用するかはメリット・デメリットを押さえつつ、判断しましょう。
このシーンでリュックはOK?
一般的な面接ではNGなリュックですが、就活の場面によっては「リュックでも大丈夫かな」と悩むこともあるかもしれません。シーンごとに注意点をお伝えします。
以下では原則としてOKかNGかを紹介してますが、最近のリュック容認の空気を考えれば、悩みすぎるのも考えものです。場合によってはリュックでも問題なかったケースも多くあります。ただし、慣例的には、説明会などでもオフィスカジュアル以上でリュックがNGであるということは知識として知っておきましょう。 ️
オフィスカジュアルの基準と服装例はこちらの記事を参考にしてくださいね。
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私服ありの説明会は原則NG
企業の説明会では「私服可」とうたっている場合があります。普段プライベートで着ているようなカジュアルな服装で会場に行ってもいいわけでなく、「オフィスカジュアル以上の服装」が原則です。
これに準じれば、基本的にビジネスの場に適していないリュックは避けましょう。直接選考につながらない説明会とはいえ、人事担当の社員や面接担当者が出席している可能性もあり、悪印象をあたえてしまいかねません。
ただし、ほかの就活生も私服で参加する説明会が増えているのも事実です。そうした場合は、過去の開催の様子などを見て、参加する就活生が「本当に私服か」を確かめるなどしましょう。 一方、最近のリュック容認を踏まえれば、私服OKをうたう説明会では「リュックがNGかOKか」と悩みすぎるよりも、あまり気にしすぎないのも一つの手です。️
説明会の服装についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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私服指定の面接も基本NG
面接にスーツでなく私服を指定された場合、企業は「就活生のその人らしさ」を知ることが目的です。とはいえ、一般的に期待されているのはオフィスカジュアル以上の服装ですので、基本的にNGと考えください。
一方で、ファッションや美容などアパレル業界のように就活生の服のセンスやおしゃれ度を選考の基準にしている場合のほか、 面接官自身がカジュアルな私服で出てくるような、例えばITサービスなどの業界では特に問題視されません。業界や企業の求めている意図や雰囲気をよく考えてからリュックの可否を考えてください。️
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遠方からの面接もなるべく持ち込まない
遠方からの面接では荷物がかさばるため、大容量が入るリュックで面接に訪れる就活生もいます。たしかにビジネスバッグで荷物が入りきらない場合もありますが、
可能であれば最寄り駅のコインロッカーなどで大きな荷物を預け、必要なものだけをビジネスバッグに入れて面接会場に移動するのが、マナーや身軽さの面でもおすすめです。
一方で、面接会場に大きな荷物を持っていく時もあるでしょう。その場合は、企業の面接受付の担当者に大きな荷物の置き場所をたずね、ビジネスバッグのみで面接を受けられるようにしましょう。もしくは、入室前にバッグを持ち込んでいいか担当者にたずねましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
基本的にはスーツの服装規定がある場合の企業にはリュックで行かないほうがいいです。
ビジネスパーソンらが使っているようなビジネスリュックであれば、今後はOKな場面も増えていくでしょう。
また、服装指定がない(私服でも可)と言われている企業に関してはリュックで選考に進んでも問題ないと思います。ただ、自立式の形状のものだと面接会場でだらしない雰囲気にならずいいと思います。
リュックしかない人の面接時の3つの注意点️
急に面接の予定が入るなどして、リュックで行かざる得なくなったという人もいるかもしれません。また、リュック容認の空気を踏まえて、「リュックでも問題ないと考える派」や、それほどマナーにうるさくない業界を志望する就活生もいるでしょう。
こうした場合、ビジネスバッグよりも多くの注意が必要となってきます。
①シンプルな無地のリュックを選ぶ
赤や青など派手な色ではなく、なるべく目立たない黒色の無地のリュックを選ぶようにしましょう。布製のキャンバス地でなく、革製やナイロン製などなるべくフォーマルな雰囲気のリュックを選ぶようにしてください。準備ができない人は、目立たない色を選ぶなど、なるべくこうした基準に近いリュックを選びましょう。
②会場前で背負うのはやめよう
面接会場に入る前に、リュックを背中に背負うのをやめて、手で持つようにしてください。室内に入る前にコートを脱ぐのと一緒で、建物に入る前にリュックを背負わないのは最低限のマナーです。背負ったままだとよりカジュアルな印象を持たれるからです。肩に掛けるショルダーストラップは可能であれば、中に収納して見えないようにしましょう。
③面接時はいすの上に置かない
自立して置けないリュックであっても、隣の空いたいすのうえなどに置かないように気をつけてください。これはカバンと同じく、地面に置いた可能性のあるバッグをいすのうえに置くのは不衛生だからです。一方で、リュックの場合は自立して立てないことも多く、型崩れしてしまったり、いすの脚などに立てかけるのをマナー違反だと思うかもしれません。なるべく型が崩れないようにいすの脚にそっと立てかけるなど、見栄えが悪くならないようにしましょう。
就活カバンがないときの対処法についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。
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キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
学生の中には普段使っているリュックと、就活用を兼用にしている方もいると思います。その方に向けたワンポイントアドバイスですが、中身の整理をすることです。
例えば、リュックの中から履歴書を取り出す際に他の荷物で圧迫して、履歴書が曲がってしまっている。筆記用具を出そうと思ったら、荷物がパンパンに入っていてなかなか見つからない。
面接の場面で、そのような事態になってしまうと「曲がった履歴書で大丈夫かな…?」「筆記用具どこにやったっけ…?」など自身の不安をあおるような“マイナス”にしかなりません。
選考に向かう際は不要なものは極力整理して、必要なものがいつでも取り出せるようにしましょう。また、キーホルダーやストラップなどはもってのほかですので、当たり前ですがついている場合は外していきましょう。
就活で必要な物はこちらの記事で確認しておきましょう。
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面接に最適なカバンとは
いざ就活用のカバンを準備するとなってどのようなカバンが適切かわからない人も多いかもしれません。選び方の基本や、男女別でおすすめのタイプをご紹介します。
男女ともに原則として、目立たない黒もしくは茶や紺などを基調とする色から、シンプルな生地やデザインを選んでください。また、なるべく清潔感があり、見た目がすっきりしているデザインがおすすめです。A4の書類が入り取り出しやすく、床に立てて置けるタイプを選びましょう。
男性は手提げタイプ
男性は手提げタイプが主流です。肩掛けベルトを普段使う人は、面接会場につく前にカバンの中にしまい、手に持てるようにしてください。
最近ビジネスパーソンの中で人気を博しているのが、3WAYバッグです。その名の通り、「手持ち」「ショルダー」「リュック」の3つの使い方が可能なバッグのことです。大容量の荷物を入れることができ、移動中はリュックとして使い、面接時には手持ちに切り替えるといった使い方が可能です。
女性は肩掛けタイプ
女性は、肩にかけて移動ができるトート型のタイプが疲れにくくおすすめです。ブランドバッグを愛用する女性も多いですが、ブランドロゴなど過度に目立つバッグはマナー違反と見なされることがあります。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
基本的にはリクルートスーツは黒色の場合が多いので、バッグも黒が一番無難だと思います。
また、面接会場では床の上におかなくてはならないため、自立式のバックが一番適切かと思います。私も就活時代のときに、「社会人でも使えるようなデザインのバッグにしよう」と思って購入したバックは結局就活の際に適さず、買い直した経験があります。
皆さんも就活の際のしっかりとビジネスバッグはリクルート用のものを購入したほうがいいと思いますよ。
就活前にビジネスバッグを用意しよう
いざ面接に行くとなって、リュックでいいか気をもんだり、面接官の印象が悪くなったりするのではないかと心配するのは、大変なストレスですよね。リュックは面接時のマイナスになる可能性はありますが、プラスになることはありません。万全の体制で臨めるように、就活をはじめる前にビジネスバッグを用意しましょう。
面接でリュックがNGな4つの理由|知っておきたい注意点や選び方
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
身だしなみに関しては就活においてとても大切です。なぜなら、人の印象というのは見た目で7割程度が決まってしまうからです。ネクタイが緩んでいたり、靴が汚れていたり、髪が乱れていたりと身だしなみが整っていない状態で面接官に会うことは「失礼」になります。
しっかりと、面接会場に入る前にはお手洗いなどで身だしなみを確認してから臨みましょう。リュックに関してもマナー違反になるようなものは持っていくべきではないので、あらかじめ企業から提示されているルールにのっとりましょう。
特に記載がない場合に関しても、決して“自由”というわけではないので勘違いしないようにしましょう。あくまでも“企業に訪問している”ことを忘れないようにしましょう。