面接の交通費支給は3パターンに分かれる! 確認方法や注意点も解説

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コラムの目次

  1. 面接の交通費は原則自己負担! 基本ルールを理解しておこう
  2. 就活の面接でかかる交通費の基本を知ろう
  3. 平均で2〜5万円の費用がかかる
  4. 支給されないのが一般的である
  5. 企業によって支給される額が異なる
  6. 面接の交通費が支給される3つのパターンとは
  7. 全額支給の場合
  8. 一部支給の場合
  9. 一律支給の場合
  10. 面接の交通費が支給されるか事前に確認する3つの方法
  11. ①採用ページなどに記載がないか確認する
  12. ②過去の情報を確認する
  13. ③担当者に間接的にさりげなく聞く
  14. 面接の交通費を受け取る際の持ち物は2つ
  15. ①領収書
  16. ②印鑑
  17. 面接交通費を受け取る際の4つのポイント
  18. 基本は公共交通機関を利用する
  19. ICカードを使用した場合は履歴を印字しておく
  20. 遠回りをして最安値にする必要はない
  21. 自宅から企業までの最短距離で計算する
  22. 面接交通費を受け取る際の注意点
  23. 金額の水増し請求はしない
  24. 申請とは異なるルートを利用しない
  25. 面接の交通費が支給されない場合の3つの節約方法
  26. スケジュールを調整して予定を集中させる
  27. 学割や早朝割などの割引制度を利用する
  28. オンラインでの選考がある企業に応募する
  29. 面接の交通費について学生からよくある質問に回答!
  30. 面接の交通費は支給されないことを想定して事前準備しよう!

面接の交通費は原則自己負担! 基本ルールを理解しておこう

​​こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく

「地方在住なのですが、都心部で面接である場合交通費は出るのでしょうか?」
「企業から交通費を出してもらえる際のマナーを教えてください。」

といった質問を受けます。就活の中でも出費がかさむ費用の1つに交通費があげられます。特に離れた地域まで面接に赴く必要がある場合は、毎回数千円〜数万円の支払いが発生するケースもあるため、企業から交通費が出るのか気になっている人は多いでしょう。

この記事では面接の交通費が支給される3つのパターン、支給の有無を事前に確認する方法、交通費を受け取る際のポイントなどについて解説していきます。面接の交通費は企業によってルールが異なるため、この記事を参考に基本を理解しましょう。

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就活の面接でかかる交通費の基本を知ろう

面接でかかる交通費の基本

就活では交通費以外にもスーツ代、写真代、美容院代など必要な費用は多くあります。また選考が始まりアルバイトをする時間が無くなると、収入が減りさらに金銭面で苦労する場合もあるでしょう。

そこで、まずは就活の面接でかかる交通費の基本を理解していきましょう。就活における交通費のルールは明確には決まっておらず企業によって異なるため、事前に一般的な交通費の考え方を知ることが大切ですよ。

平均で2〜5万円の費用がかかる

就活みらい研究所が2023年卒の学生に対して実施した「就職プロセス調査」によると、就活の面接でかかる交通費は平均で2〜5万円と言われています。

面接交通費の全国平均

近年は新型コロナウイルス感染症の影響で、就活イベントや選考がオンラインでおこなわれる機会が増えたことから、年度を追うごとに平均金額が減っています。しかし、平均で2〜5万円くらいは費用がかかっているので、必要経費としてあらかじめ用意しておくようにしましょう。

オンラインでの就活が活発になったとはいえ、どこかのタイミングで実際に企業を訪れる場合もあります。金銭的な余裕の無さは焦りや不安につながるケースもあるため、就活費用は余裕を持って準備するようにしてくださいね。

支給されないのが一般的である

就活面接での交通費の基本として、支給されないのが一般的であることを覚えておきましょう。企業側が学生全員に交通費を支給するとなると、金銭面の負担だけでなく人員的なコストや労力がかかるからです。

ただし、必ずしも支給されないというわけではなく、下記の2つの状況のときは交通費が支払われる場合があります。

交通費が支払われるケース
  • 最終面接時
  • 新幹線や飛行機などを使用する必要がある場合

最終面接に進んだ場合は、企業側が学生に「入社して欲しい」という強い気持ちをこめて支給する場合がありますよ。また、新幹線や飛行機を使用しないといけないような遠方に住んでいる場合にも交通費が支給されるケースがあります。

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キャリアアドバイザー

上記に該当しない場合は、交通費の支給はされないと思っておいた方が良いでしょう。

企業によって支給される額が異なる

就活の面接でかかる交通費は企業によって支給される額が異なり、全額支給、一部支給、一律支給の3パターンがあります。

  • 全額支給:企業側が全額負担
  • 一部支給:企業によって上限額の設定があり上限を超えた部分を自己負担
  • 一律支給:学生全員に一律同じ金額を支給

また住んでいる地域によって、支給有無や支給金額が変わる場合があることも覚えておきましょう。いずれにしてもすべての企業で交通費が支給されるわけではないので、交通費が支払われたら運が良いくらいに考えて自分が本当に就職したい企業への入社を目指すことが重要です

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キャリアアドバイザー

パターン別の詳細についてはこのあと解説します。

キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗

塩田 健斗プロフィール

お金に関する事前準備は就活前に必ずしておこう

就活にはリクルートスーツやカバン、証明写真撮影などさまざまな部分でお金が必要となります。また就活が本格化する時期は、合同説明会や個別の会社説明会、選考準備、書類作成、面接など非常に忙しくなるため、アルバイトを辞める人も少なくありません。出費が増える一方収入は減るわけですから、経済的に苦しくなるのは当然です。

そこで重要なのが、就活にかかる費用を把握し事前に準備しておくことです。正確な金額を算出するのは難しいでしょうが、スーツ代や交通費など必ず必要となる出費はあらかじめ大まかに把握しておくようにしましょう。

お金の面で事前準備がしっかりできていれば、無駄な焦りや不安を感じることなく、心にも余裕が生まれます。就活を成功させるカギの1つにもなるため、お金に関する事前準備は必ずしておいてくださいね。

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面接の交通費が支給される3つのパターンとは

面接の交通費が支給される3つのパターン
  1. 全額支給の場合
  2. 一部支給の場合
  3. 一律支給の場合
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就活生

面接の交通費は企業によっても支給パターンが変わるのですね。

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キャリアアドバイザー

その通りです! 企業ごとに変わるからこそ、事前に確認することが重要ですよ。

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就活生

それぞれのパターンの詳細についても知りたいです!

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キャリアアドバイザー

わかりました! ではパターン別に解説していきますね。

面接交通費の支給額は企業によってルールを定めているため、事前に確認するようにしましょう。交通費の3つの支給パターンについて詳しく解説するので、面接を受ける前にチェックしてくださいね。

全額支給の場合

面接の交通費が全額支給の場合、文字通り学生が実際に負担した交通費の全額が支給されます。遠方の学生が応募者だと企業側の負担が大きくなりますが、学生にとっては就活の幅が広がりやすくなるといえますね。

たとえば地方の学生が東京の企業の面接に行きたいと思っていても、交通費や宿泊費がかさむためどうしてもハードルが高くなってしまいます。全額支給してもらえることは、学生にとっては金銭面でも精神面でも大きなメリットといえますね。

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キャリアアドバイザー

企業側も金銭面が要因で学生が辞退し、優秀な人材を採用できなくなってしまうことは避けたいと考えているため、面接にかかる交通費の全額支給を定めている場合もあります。

一部支給の場合

面接の交通費が一部支給の場合は、上限の金額が設けられており、その金額内で交通費が支給されます。たとえば交通費の支給上限が5,000円の場合、実際にかかった交通費が3,000円であれば3,000円が支給され、6,000円であれば上限の5,000円が支給となり、残りの1,000円は自費負担となります。

例:交通費の上限が5,000円の場合

実際にかかった金額支給金額自己負担額
3000円3000円なし
6000円5000円1000円

そのほかにも「会場より5キロ圏内に在住の場合は上限1,000円」「それ以外の地域に在住の場合は2,000円」と企業によって定められている条件が異なる場合もあります。

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キャリアアドバイザー

さまざまな条件があるので、事前に企業のルールをしっかり確認しておきましょう。

一律支給の場合

面接の交通費が一律支給の場合、距離や交通手段に関係なく、同じ金額が支給されます。つまり、面接に来た学生全員に同じ金額を交通費として支給するということです。交通費が上回っても下回っても同じ金額となります。

「最終面接への参加者全員に一律3,000円支給」と定められていた場合、実際の距離や交通手段に関わらず全員に3,000円が支給されます。

実際にかかった交通費が5,000円であれば、3,000円の支給分を引いた2,000円は自費となります。反対に、交通費が2,000円と支給金額より下回っていた場合であっても、一律支給の場合は3,000円が支給されます。

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面接の交通費が支給されるか事前に確認する3つの方法

面接の交通費が支給されるか事前に確認する方法

面接の交通費が支給されるのかをあらかじめ知っておきたいと考えている人は多いでしょう。特に、面接場所が遠く費用がかかることが予想される人はなおさら気になりますよね。

事前に企業に確認すること自体は問題ありませんが、確認する際は注意すべき点もあります。面接の交通費が支給されるか事前に確認する3つの方法を紹介するので、交通費が出るか知りたい学生はぜひ参考にしてくださいね。

①採用ページなどに記載がないか確認する

面接の交通費が支給されるか事前に知るためには、まずは採用ページや募集要項を確認し、交通費についての記載がないかチェックしてみましょう。

企業の中には優秀な人材を確保するための戦略の1つとして、交通費の支給を採用ページにはっきりと記載している場合があります。一方で、採用ページに記載がないという場合は交通費の支給はされないケースが多いといえるでしょう

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キャリアアドバイザー

採用ページや募集要項は応募前に確認できるので、あとで後悔しないように事前に確認するようにしてくださいね。

②過去の情報を確認する

面接の交通費が支給されるか事前確認するために、過去の情報を確認するという方法もあります。たとえば、口コミサイトで過去の情報をチェックして交通費の支給の有無を確認したり、OB・OG訪問で先輩社員に尋ねたりすると良いでしょう。

ただし、あくまでも過去の情報であるため、毎年同じとは限らないということは認識しておくことが大切です。以前は支給されたけれど現在は支給されない場合もあるので、あくまで参考にする程度にとどめましょう。

OB・OG訪問についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してくださいね。

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③担当者に間接的にさりげなく聞く

面接の交通費が支給されるかは、採用担当者に間接的に失礼のないように聞くことで事前に確認することができます。採用担当者に聞く際は直接的に質問するのではなく、さりげなく聞くことを心掛けましょう。

「面接で交通費が出ますか?」と直接的に質問してしまうと、交通費の支給を期待していると捉えられ、「交通費が出ないなら選考を辞退してしまうのかな」と志望度が低く映ってしまう場合があります。

そのため、「面接当日の持ち物を確認させていただきたいのですが、交通費の精算などで印鑑の持参が必要な場合はございますでしょうか」といったように、間接的に確認すると良いでしょう

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北浦 ひより

北浦 ひよりプロフィール

過去の情報をリサーチする場合は変更点に注意しよう

面接の交通費が支給されるかどうかは、口コミサイトやOB・OG訪問で過去の情報を確認できます。ただし場合によっては支給条件が変更されている可能性もありますよ。

そのため交通費の支給に関する過去の情報はあくまで参考程度にとどめておきましょう。それよりも採用ページやナビサイトに掲載されている求人情報など、最新かつあなたが対象となる情報を優先的に調べてください。

もしそこで把握できなければ、採用担当者にさりげなく失礼のないように聞くのがおすすめです。企業に直接確認したわけではない過去の情報は情報源もあいまいなので、あくまで参考レベルの情報ということを覚えておいてくださいね。

面接の交通費を受け取る際の持ち物は2つ

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就活生

面接で交通費を受け取れるかチェックする方法について理解できました! ちなみに受け取る際に必要なものはありますか?

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キャリアアドバイザー

良い質問ですね! 面接の交通費を受け取る際は2つのものが必要になる場合があるので、詳しく紹介しますね。

面接の交通費を受け取る際は、企業から申請に必要な書類の提出をもとめられるケースがあります。書類を提出するにはかかった費用の領収書と、受け取ったことを証明する印鑑の2つが必要です。

交通費は面接の当日に支給となるケースも多く、必要な持ち物がないと交通費を受け取れない場合もあります。当日交通費を受け取れるように、必要な持ち物についてもしっかり押さえておきましょう。

①領収書

面接の交通費を受け取る際は、実際に発生した交通費がいくらだったのかを証明するために領収書の提出をもとめられる場合があります。特に、飛行機や新幹線などの高額な乗り物を利用した場合は領収書の提出が必要なケースが多いため、各交通機関の窓口などで領収書をもらっておきましょう。

電車や路線バスなどの近距離移動で交通系ICカードを利用する場合は、領収書が出ないため、駅の券売機で利用履歴を印字することで代用することが可能です。なお、ICカード利用の場合は、領収書が不要なケースもあるため、事前に企業側に確認を取っておくと安心です

②印鑑

面接の交通費を受け取る際に請求書などの書類を作成し提出する場合、その場で捺印をもとめられるケースもあるため、印鑑も必ず持っていきましょう。交通費の支給が面接当日の場合でも後日振り込みの場合でも、受領印が必要となるケースが多いので、印鑑を持っていくことを忘れないようにしてくださいね。

使用する印鑑は、シャチハタのようなインク式の印鑑ではないものを用意しましょう。インク式のシャチハタ印を絶対に使ってはいけないわけではありませんが、企業に提出する書類であるため、できるだけ朱肉を使うタイプの認印を準備していくことをおすすめします

キャリアアドバイザーコメント

上村 京久

上村 京久プロフィール

持ち物の事前準備は欠かさず丁寧にしよう

上記2つの持ち物を忘れてしまった場合、企業によっては交通費を支給してもらえないケースもあります。忘れないように事前準備は念入りにしましょう。領収書はその都度発行なので難しいですが、印鑑は安価なものもあるため余裕があれば就活用の印鑑を用意し、就活カバンの中に常備しておくのも1つの方法です。

また細かい部分にはなりますが、朱肉も自分で用意しておけば企業側が用意する手間が省けます。場合によっては「気遣いのできる人」という好印象を残すことができるので、印鑑とあわせて用意しておくのもおすすめですよ。

反対に交通費支給に領収書や印鑑が必要だと事前に伝えられていたにもかかわらず、当日忘れてしまったり領収書を紛失した場合は企業側に迷惑を掛けてしまいます。選考に影響する可能性は低いですが、少なからずマイナスの印象を残してしまうので持ち物の事前準備は丁寧にしましょう。

面接交通費を受け取る際の4つのポイント

面接交通費を受け取る際のポイント
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就活生

交通費を受け取る際には必要な持ち物もあるのですね。

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キャリアアドバイザー

その通りです! 持ち物がないと交通費を受け取れないケースもあるので注意が必要ですよ。

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就活生

ちなみに交通費を受け取る際のポイントはありますか?

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キャリアアドバイザー

良い質問ですね! 交通費を受け取るにあたって押さえておくべきことをお伝えしていきますね。

面接時の交通費を受け取る際には、いくつかのポイントがあります。独自のルールを定めている企業もありますが、ここでは基本的な4つを解説するので、交通費を受け取る予定の学生はぜひチェックしてくださいね。

基本は公共交通機関を利用する

面接の交通費は原則として公共交通機関での利用分が支給されるため、公共交通機関を利用しましょう。公共交通機関とは、バス、電車、新幹線、飛行機、フェリーなどが該当します。タクシーやレンタカー、自家用車などのガソリン代、高速代は公共交通機関には当てはまらないため注意しましょう

ただし、例外としてタクシーの利用が認められるケースがあります。たとえば、電車で移動していたが、途中で遅延してしまったためタクシーを利用して面接会場まで行った場合、交通費として請求できることがあります。

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キャリアアドバイザー

ただし、自己判断はせずに事前に企業側に事情を説明し、許可をもらっておくことが大事です。

ICカードを使用した場合は履歴を印字しておく

面接時の交通費を受け取る際のポイントとして、ICカードを利用したときは履歴を印字しておくようにしましょう。

ICカードは領収書が発行されないため、実際にかかった交通費や経路が証明できないケースがあります。どの路線のどの駅を利用したのかを自分自身でも把握しておけるように、ICカードの履歴は各駅の券売機などで印字しておくことをおすすめします。

また、ICカードは過去1カ月の履歴しか残らないため、就活中は定期的に印字をしておきましょう。スマートフォンとICカードが一体となったものを利用している人は、Web上で確認できるようにしておくか印刷して持っておくようにしてください。

遠回りをして最安値にする必要はない

面接の交通費を受け取る際には、無理に遠回りをして最安値のルートにする必要はありません。

たとえば、遠距離移動の場合、飛行機を利用するよりも夜行バスのほうが安いからといって、無理に夜行バスを利用して面接会場まで行く選択はしなくても良いということです。企業側も学生に負担をかけることは望んでいないため、常識の範囲内でのルート選択をしましょう

もちろん、最安値にする必要がないからとはいえ、ルートをごまかして請求することは言語道断です。企業にバレた場合にはマイナスの印象につながってしまうので絶対にやめましょう。

自宅から企業までの最短距離で計算する

交通費を受け取る際は、自宅の最寄り駅から企業までの最短距離で計算した交通費を申請する必要があります。就活中は効率良くスケジュールを組むために、1日で複数の企業を回ったり、学校やアルバイト先など自宅以外の場所から面接に向かったりする場合もあるでしょう。

しかし自宅以外の場所から企業へ向かう際でも、基本的には自宅の最寄り駅から企業までの最短距離で計算することを覚えておきましょう。また、経路が複数ある場合には、最安値ではなく最短距離でのルートを選択するようにしてください

面接交通費を受け取る際の注意点

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就活生

面接で交通費を受け取る際に押さえるべきポイントについて理解できました! ちなみに注意点はありますか?

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キャリアアドバイザー

良い質問ですね! 面接の交通費を受け取る際の2つの注意点についても解説します。

企業から面接の交通費を受け取る際には、注意すべき点もあります。注意点を知らずに交通費を受け取ろうとすると企業からの信用を失ってしまったり、選考に影響する可能性もありますよ。

面接の交通費を受け取る際に注意すべき2つのことを解説するので、事前に必ずチェックするようにしてくださいね。

金額の水増し請求はしない

面接交通費を受け取る際は金額の水増し請求は絶対にやめましょう。わざと高いルートを利用すること、同じタイミングで選考を受ける企業から交通費をそれぞれ受け取ることは、どちらも横領罪として罰せられる場合もありますよ

当たり前のことですが、もし嘘がバレたら信用できない人物と評価され、選考を通過することは難しくなります。また入社できたとしても後々嘘が発覚したときに解雇されてしまう可能性もありますよ。

企業が交通費を支給してくれる場合は、合理的かつ経済的なルートを利用することが基本です。公共交通機関を利用したときに1番適切で無難なルートを調べて、必ず実費を申請をするようにしてください。

申請とは異なるルートを利用しない

面接交通費を受け取る際は、申請とは異なるルートを利用しないようにしましょう。実際に申請したルートとは異なる方法を利用し差額を手に入れたり、反対に実際の利用ルートを正しく申請せずに、不足分を自己負担したりすることのどちらも当てはまります。

1つ目の場合は、差額を手に入れているため、バレたら横領罪に問われる場合があります。2つ目は学生自身が支払いをしていることから問題がないと感じる学生もいますが、企業に虚偽の申請をしているとみなされ、不適切な行為をする信頼のできない人物であると判断されかねません。

そのため、企業への申請は「正確性」を意識することが、非常に重要であると覚えておきましょう

面接の交通費が支給されない場合の3つの節約方法

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就活生

面接の交通費についての理解が深まりました。基本的には支給は期待しない方が良いと思うので、費用を捻出する方法を考えます!

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キャリアアドバイザー

そうですね。企業から交通費が支給されたら運が良いくらいに思っておいた方が気が楽かもしれませんね。

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就活生

わかりました! 1つお伺いしたいのですが、交通費が支給されないときの節約方法があればアドバイスが欲しいです。

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キャリアアドバイザー

わかりました! では、3つの節約方法をお伝えしますね。

交通費の支給は企業次第であるため、自分ではどうすることもできません。そのため、これから解説する交通費を節約する3つの方法を参考に、なるべく費用を抑えられるようにしていきましょう。

スケジュールを調整して予定を集中させる

面接の交通費が支給されない場合は、可能な限りスケジュールを調整して予定を集中させることで費用を節約していきましょう。

たとえば、遠方を訪れる際には、1日に説明会や選考をまとめると交通費は1回分で済みます。またスケジュールを集約させることで交通費の節約だけでなく、長時間の移動にかかる時間も減らすことができますよ。

スケジュールを調整する際には、予定が重複しないようにすることや、企業と企業の移動時間を考慮することを忘れないようにしましょう

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キャリアアドバイザー

日程が詰まりすぎていると、精神的にもつらくなる場合があるので、ある程度余裕を持ったスケジュール作成を意識してくださいね。

学割や早朝割などの割引制度を利用する

面接の交通費が支給されないときは、学割や早朝割などの割引制度を利用するのもおすすめです。学割は学生の特権であるため、公共交通機関で割引制度がないかを利用前に必ず確認するようにしましょう。

また、朝早い時間の飛行機や新幹線は早朝割引があるため、通常料金よりも費用を抑えることもできますよ。

就活はいつ終わるか自分で決められず、費用がどれだけかかるか予想を立てることしかできません。もしかしたら安く済むかもしれませんし、高くつく場合もあります。事前に調べる手間はありますが、なるべく活用できる割引制度は利用して、少しでも費用を抑えるように工夫をすることが大事です

オンラインでの選考がある企業に応募する

近年新型コロナウイルス感染症の影響で、選考にオンライン形式を取り入れる企業が増えています。現地に足を運ばなくても選考に参加できる企業も多いため、面接の交通費が支給されない場合はオンラインでの選考がある企業への応募も検討しましょう。

ただし「オンライン選考があるから応募する」という考え方になってしまうと、自分がもとめている結果を得られない場合もあります。あくまでも就活の手段の一環としてオンライン選考を活用することで、節約しつつ自分の志望する企業の内定につながるようにすることが大切ですよ

オンライン面接の対策はこちらで詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

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吉川 智也

吉川 智也プロフィール

金銭的な不安に駆られないためにも就活前に交通費を確保しておこう

就活にかかる交通費を節約する意識は大切です。ただ交通費の節約を意識しすぎるあまり無理なスケジュールを組んでダブルブッキングしてしまったり、本当は受けたい企業をあきらめてしまっては意味がありません。

交通費の節約を意識しすぎないためには、やはり事前準備が何よりも重要です。少なからず就活は出費が発生するものなので、就活が本格化する前の時期から貯金しておくなど交通費を含めたお金を極力確保しておいてください。

お金に余裕がない状態というのは必ず焦りが生まれるものです。ただでさえ就活は大変なものなのに、就活以外の不安がある状態ではベストを尽くすことができないかもしれません。就活に最大限集中するためにも、お金の準備は入念にしておきましょう。

面接の交通費について学生からよくある質問に回答!

就活の費用の中でも多くの出費がかかるものの1つに交通費があります。特に遠方地まで面接に行く必要がある場合は、毎回数千円〜数万円の費用がかかるため、面接の交通費についての情報を予め詳しく知っておきたいと考える人は多いでしょう。  

そこでここからは面接の交通費について良くある質問をキャリアアドバイザーが解説していきます。

  • 面接の交通費は企業から支給されるのでしょうか?

    最終面接や二次面接など選考が進んだ場合に支給してくれる企業はありますが、基本的には支給されない場合が多いと思っておきましょう。ただし、企業によっては一次面接から支給がある場合もあるため、応募する企業の交通費に関する情報は自分で調べることが大切ですね。

    ただし、あくまでも基本的には交通費が支給されないと考えておき、費用を準備しておくことをおすすめします。企業が支払ってくれると期待していると就活の費用が足りなくなる可能性がありますよ。

  • メールで交通費の連絡をする場合はどうしたら良いですか?

    交通費の請求をメールで連絡して欲しいと採用担当者から伝えられた場合は、失礼のない丁寧な文章を心がけ、一目で区間と運賃がわかるように記載しましょう。またメールの文末には、不備があった際に連絡が取れるよう、自分の連絡先が入った署名も含めておくことが大切です。

    さらに領収書の提出に関しては、企業によって実物の送付なのかPDFの添付なのかなど、対応が異なるため、対応方法をあらかじめ確認しておくと慌てずに済みますよ。

  • 領収書や印鑑を忘れてしまったら交通費は支給されないですか?

    企業側から事前に必要な持ち物として連絡をもらっていたにもかかわらず、領収書や印鑑を忘れてしまったら、残念ながら交通費の支給が無くなってしまう場合があります。ただ、後日対応で許可してもらえるケースもあるため、正直に採用担当者に忘れた旨を伝え、指示を仰ぐようにしましょう。

  • 領収書は往復か片道ずつかどちらで申請すべきですか?

    領収書は往復分をまとめて申請することをおすすめします。片道ずつでも問題はありませんが、採用担当者にとっては片道と往復では手続きの煩雑さが変わってくるため、領収書は2枚よりも1枚にまとめて提出したほうが親切であるといえますよ。また、新幹線や飛行機などは、片道ずつよりも往復のチケットを購入する方が、往復割の適用があり安くなることがあるので、なるべく往復で購入し領収書をもらっておくと良いでしょう。

  • 交通費の水増し請求はバレますか?

    嘘の請求をしてしまうと領収書提出のときに発覚する場合があり、交通費の水増し請求は横領罪に問われる場合があるので絶対にやめましょう。水増し請求がバレた場合は選考に進むことが難しくなるだけでなく、内定取り消しになってしまう可能性もあります。また内定が出て入社できたとしても、後々虚偽だとわかったら「解雇処分」となる恐れもありますよ。

    企業が厚意で支給してくれているため、裏切るようなことは絶対にやめましょう。

  • 学校やほかの企業の説明会から向かう場合はどうしたら良いですか?

    就活中は効率の良いスケジュールを組むことが多いので、大学の授業後やほかの企業の説明会後など、自宅以外の場所から面接場所に向かうことも多々ありますよね。 そういう場合の交通費は、自宅の最寄り駅から面接会場までのルートで申請しましょう。もし複数のルートがある場合には、最安値ではなく最短距離の区間を選んで申請することがポイントです。無理に安くしようとして遠回りをする必要はありませんよ。

  • 飛行機を利用するときは格安航空会社を利用すべきですか?

    企業側から特に指定がないのであれば、航空会社はどこを利用しても問題ありません。格安航空会社は早朝便や深夜便であることが多く、せっかく運賃を安く済ませたにも関わらず、公共交通機関が利用できず、タクシー代や宿泊費がかかり、逆に費用がかさんでしまう場合もありますよ。

    そのため無理に格安航空会社を選ぶ必要はないので、自分のスケジュールに無理がないものを選んでくださいね。飛行機代が思ったよりも高額になりそうであれば、事前に採用担当者へ確認を取るようにしましょう。

  • 交通費はどのタイミングで振り込まれますか?

    交通費が支給されるタイミングは、面接当日に直接現金で渡されたり、後日銀行振り込みされたり企業によってさまざまです。銀行振り込みの場合は、締め日や支払日が企業によって異なり、たとえば月末締め翌月15日や25日支払いなどがありますね。企業側から説明がある場合が多いですが、もしない場合には採用担当者に確認してみても良いでしょう。

    交通費が支給される場合であっても、一定期間は自分で立替をする必要があります。あらかじめ余分に費用を準備しておくか、クレジットカードを使って支払い時期を工夫する必要がありますよ。

  • 面接の交通費を出してもらった際お礼のメールをすべきでしょうか?

    交通費は企業から支給されることが当たり前ではないため、交通費を出してもらった際にはお礼メールでしっかりと感謝を伝えるようにしていきましょう。印象を良くするためにメールをするのではなく、社会人のマナーとして送るべきであるといえますね。たとえばメール本文に「交通費をご負担いただき、誠にありがとうございました」といった内容を記載します。加えて「貴社のサービスの〇〇というところに感銘を受けて志望させていただきましたが、最終面接を通して、貴社で働きたいという気持ちが強くなりました」といった内容を添えて送ると良いでしょう。

面接の交通費は支給されないことを想定して事前準備しよう!

今回の記事では、面接の交通費が支給される3つのパターン、支給について事前確認する方法、面接交通費を受け取る際のポイントなど交通費の疑問について解説しました。

面接の交通費支給の有無は企業によって異なりますが、基本的には面接の交通費は支給されないことを想定して事前準備することが大切です。

就活の交通費についてあらかじめ把握しておくことで、就活本番で焦ることがなくなります。面接の交通費に関しての理解を深めて、納得のいく就活にできるようにしましょう。

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記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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