仕事を辞めるのは逃げじゃない! 現状分析からベストな選択を導く

この記事のアドバイザー

9つの対処法で解決 仕事を辞めるのは逃げ?その答えは○○にあり

目次

  1. 仕事を辞めるのは逃げじゃない! 現状分析で取るべき行動を慎重に判断しよう
  2. 「仕事を辞めるのは逃げ?」そう思ったときに忘れないでほしい4つの考え方
  3. ①仕事を辞めるのは逃げじゃない
  4. ②優先すべきは周りの意見ではなく自分の気持ち
  5. ③つらさを我慢することで生じるデメリットは多い
  6. ④辞めたいと思ったら誰かに相談するのがおすすめ
  7. 仕事を辞めるかどうかは自分の現状を落ち着いて分析してから判断!
  8. まず確認しよう! 自分の状況を冷静に見るための現状分析3ステップ
  9. ステップ①仕事をしていて不満に感じる瞬間を書き出す
  10. ステップ②大きなストレス要因を明確にする 
  11. ステップ③解決する方法がないか考える 
  12. どんな退職理由が多い? 若手によくある仕事を辞める9つの原因と対処法
  13. ①仕事への苦手意識が消えない
  14. ②仕事から達成感を得られない
  15. ③周囲と比べて自分が劣っているように思える
  16. ④労働条件に不満がある
  17. ⑤職場の人間関係が悪い
  18. ⑥企業の風土が合っていない
  19. ⑦評価制度に不満がある 
  20. ⑧働き続けても希望のキャリアを実現できそうにない
  21. ⑨ほかにやりたいことがある
  22. 判断に悩んだら考えよう! 今辞めるべきか見極める6つのQ
  23. Q1.仕事に前向きになれる瞬間はない?
  24. Q2.仕事を辞める原因を改善することはできない?
  25. Q3.今の仕事を続けているメリットはない?
  26. Q4.辞めるデメリットよりも辞めないデメリットのほうが大きい?
  27. Q5.働き始めてから1年以上経過してる?
  28. Q6.一時の感情で辞めようと思っていない?
  29. 辞めないと決めたら知っておきたい! 自分を労わる働き方をするポイント
  30. 悩みを一人で抱え込まず誰かに相談する
  31. 休職で悩みが解決できないか考える
  32. 体調に不安があれば病院を受診する
  33. 辞める決断をしたときに取り掛かるネクストアクション3ステップ!
  34. ①現職での不満を解消できる転職先を見つける
  35. ②職場の退職に関する規定を確認する
  36. ③上司に退職の意思を伝える
  37. どうしても「退職=逃げ」が払拭できず行動が起こせないあなたへ
  38. 行動を起こさないと現状は変えられない 
  39. 環境を変えることで天職に出会える可能性もある
  40. 仕事を辞めるのは逃げではないものの冷静に状況を分析して行動を見極めよう!

仕事を辞めるのは逃げじゃない! 現状分析で取るべき行動を慎重に判断しよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。

仕事を辞めようか悩んでいる人から、よくこんな相談を受けます。

仕事を辞めるのが逃げなのか考えている人が抱きやすい悩み

仕事を辞めるのは逃げになるのか、どうすれば今の悩みを解消できるのか悩んでしまうことは多いですよね。

確かに「仕事を辞めるのは逃げ」という考え方を持っている人もいます。けれど仕事を辞めるのは決して逃げではありません。そもそもどのような選択をするのかは、あなたの自由です。逃げかどうかではなく、今の自分は仕事を辞める必要があるのかどうかを考えましょう。

この記事では、仕事を辞めるのが逃げとは言えない理由や、仕事を辞めるべきなのかを冷静に見極めるための方法について解説します。まずは自分の状況を客観的に見て、ベストな選択を見極めましょう。

「仕事を辞めるのは逃げ?」そう思ったときに忘れないでほしい4つの考え方

「仕事を辞めるのは逃げ?」と思ったとき忘れないでほしいこと

事情があって仕事を辞めたいと思った時、仕事を辞めるのは逃げなのか、辞めるべきではないのかと悩んでしまうこともありますよね。

「逃げなのかどうか」ばかりを考えてしまうと、どうしても「逃げてはいけない」というほうに考えが傾いてしまい、冷静な判断ができなくなってしまう可能性があります。まずは「仕事を辞めるのは逃げ」という考えを持ってしまうときに覚えておいてほしいことを解説します。

①仕事を辞めるのは逃げじゃない

大前提として、仕事を辞めるのは決して逃げではありません。場合によっては、仕事を辞めるのがベストな選択肢であるということも考えられます

何か問題を抱えて仕事を辞めるとなると、どうしても「問題を放棄して逃げ出す」という印象が強くなってしまうことがあるかもしれませんが、決してそうではないということは覚えておいてくださいね。

松下 建都

松下 建都

あなたの身を守るため、企業のためにも今いる環境から離れたほうが良いこともあります。詳しい見極め方はこの先の内容で解説しますよ。

②優先すべきは周りの意見ではなく自分の気持ち

ときには周囲の人から「仕事を辞めるのは逃げだよ」と言われることがあるかもしれません。そのようなときに忘れないでほしいのは、周りの意見よりも自分の気持ちのほうが大切ということです。

もし今あなたが仕事をするうえでの悩みを抱えていて、それが原因で気持ちが落ち込んでいたり体調を崩しているなら、無理して仕事を続けないほうが良い可能性が高いですよ

米田 有希

米田 有希

何よりも優先するべきは、自分自身です。あなたが働けない状況に追い込まれては本末転倒なので、辞めるかどうかを悩んだときは周囲の意見よりも自分の心身の状態にしっかりと耳を傾けましょう。

本田 百合香

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仕事を辞めるのが逃げと思ってしまうときは自分の気持ちを優先して考えよう

自分の気持ちや考えを優先すべきなのは理解しているものの、どうしても周りから逃げと言われることが気になってしまう人もいると思います。こうした周囲の声が気になるのは、仕事に真摯に向き合っている証拠でもあるため、決して悲観的になる必要はありません。

そもそも周囲の声を気にせず、自分の気持ちだけを信じて貫ける人はごくわずかであり、ほとんどの人は周りの声や意見が気になってしまうものです。あなたと同じように、周りに「逃げ」と言われなかなか仕事を辞められずに悩んでいる人もたくさんいます。

自分の一番の理解者は自分であることを覚えておこう

ただ、自分自身の本当の気持ちを理解できるのは自分だけです。辞めることを「逃げ」と言っている周りの人は、あなたが今感じている仕事のつらさや苦しさを理解しないまま、ただ自分の意見や価値観を押し付けているだけとも言えます。

そのような人たちの意見を優先する必要は一切ありません。自分の気持ちを最優先に考えたうえで決断することは、決して逃げではなく、自分自身を守り、より良い人生にするための「戦略的な撤退」であるということを、忘れないでくださいね。

③つらさを我慢することで生じるデメリットは多い

仕事を辞めたいと考えているということは、仕事をするうえでつらいことや我慢をしなければならない状況が多い人もいるのではないでしょうか? そのような状況で働き続けるのには、いくつかのリスクがあります。

つらさを我慢して働き続けることで考えられるリスク
  • 心身に負担がかかり体調を崩す
  • 仕事へのモチベーションが上がらず業績が伸び悩む
  • 集中力が低下しミスが増える

つらい気持ちを我慢するのは、あなた自身に悪影響が出るのはもちろん職場の人や企業にもマイナスの影響を及ぼす可能性があることを覚えておきましょう。仕事を辞めるか悩んだときは、この点もふまえて考えることが大切です。

松下 建都

松下 建都

自分だけがつらい状況から逃げるのではなく、周囲に迷惑をかけないためにも仕事を辞める判断がベストな場合があることを忘れないでくださいね。

どうしても会社に行くのが苦痛で、行きたくないと感じてしまうときはこちらの記事も見てみてください。自分の気持ちと向き合う方法について解説しています。

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④辞めたいと思ったら誰かに相談するのがおすすめ

仕事を辞めたいと思ったら、まずは誰かに相談して気持ちを打ち明けるのがおすすめです。

特にネガティブな理由があって仕事を辞めるか悩んでいる時、気持ちが落ち込んでしまい視野が狭くなっている可能性があります。第三者の視点からあなたの状況を見てもらうことで、自分を客観視しやすくなりますよ。冷静な判断をするためにも、まずは誰かに相談してみましょう。

ただし、そのときはあなたの気持ちを優先し、親身に耳を傾けてくれると思える相手に相談するのがおすすめです。ここで頭ごなしに否定されてしまったり、無責任な意見を言われると余計に冷静な判断がしにくくなる可能性がありますよ。

米田 有希

米田 有希

自分の考えを言葉にするだけでも、頭のなかが整理しやすくなります。気持ちを落ち着かせることにもつながるので、信頼できる相手に話してみるのはおすすめです。

仕事を辞めるかどうかは自分の現状を落ち着いて分析してから判断!

まずは自分の現状を落ち着いて分析しよう

仕事を辞めるかどうかは、人生にかかわる非常に大きな決断です。そのような判断を冷静でない状態でしてしまうと、後悔につながる可能性があります。

特に仕事を辞めるか悩んでいると視野が狭くなってしまったり、考えが後ろ向きになりやすいものです。目の前にある選択肢を見落としてしまったり、自分の可能性を信じきれずに選択肢を狭めてしまうことも考えられます。

そのような事態を回避するには、一度落ち着いて自分の状況を見ることが重要です。どのような選択肢があるのか、どのような選択がベストなのかしっかりと考えたうえで判断するためにも、まずは丁寧な現状分析から始めましょう

仕事を辞めたいと考えている人は、こちらの記事もあわせて確認してみましょう。辞めたい理由別のネクストアクションについても紹介しています。

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まず確認しよう! 自分の状況を冷静に見るための現状分析3ステップ

自分の状況を冷静に見るための現状分析3ステップ

前にも解説したとおり、仕事を辞めるか悩んだ際に後悔のない選択をするには現状分析が欠かせません。ここからは、自分が今置かれている状況を落ち着いて分析するための3ステップの現状分析法を解説していきます。

ステップ①仕事をしていて不満に感じる瞬間を書き出す

現状分析をする際には、まず今の仕事に対して感じる不満を整理しましょう。どのような点に不満を抱えているのかを明確にすることが、現状を改善するための第一歩です。

不満を感じる瞬間例
  • 上司とのコミュニケーションがうまくいかなかったとき
  • 周囲との人間関係がうまくいかなかったとき
  • 強いプレッシャーに押しつぶされそうなとき

ここでいきなり退職理由を見つけようとするのではなく、今の仕事をしていて不満を感じる瞬間を思いつく限り書き出してみてください。自分でも気づいていない不満が明らかになることもあるので、丁寧に振り返りましょう。

本田 百合香

本田 百合香

書き出すことで考えが整理されたり、現状を落ち着いて見るきっかけになることがあります。頭のなかで考えるだけでなく、可視化するのがおすすめです。

ステップ②大きなストレス要因を明確にする 

モチベーショングラフ

不満を感じる瞬間を書き出すことができたら、そのなかでも特に大きなストレス要因をピックアップしてみましょう。この大きなストレス要因を解消できれば、仕事のモチベーションを保ちやすくなりますよ

大きなストレス要因を明確にする方法
  • モチベーショングラフを使って強いストレスを感じた時期を明確にする
  • 現状を第三者に相談し客観的な視点で見てもらう

なかなか大きなストレス要因が明らかにできないときは、モチベーショングラフを使うのもおすすめです。

いつ頃からストレスを感じ始めたのかを明確にし、その時点から新しく増えた仕事や人間関係が変わったことがないかを振り返ることで、ストレス要因を掘り下げていくことができます。

松下 建都

松下 建都

仕事を辞めて転職をする決断をした際にも、この大きなストレス要因がない企業を選ぶ必要があります。転職活動をするうえでも、ストレス要因を明確にすることが大切です。

モチベーショングラフの作り方や上手な活用法はこちらの記事で解説しているので、参考にしながらストレス要因を見つけてくださいね。

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就活で重要な自己分析。そんな、自己分析をおこなう際におすすめの方法の1つが「モチベーショングラフ」です。この記事では、キャリアアドバイザーがモチベーショングラフの書き方など、テンプレを参考に徹底解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ステップ③解決する方法がないか考える 

あなたにとって大きなストレス要因が何なのかが明確になったら、それを改善・解消する方法を見つけましょう。

ストレス要因を解決する方法例
  • 仕事内容を変える
  • 働く環境を変える
  • 考え方を変える

仕事を辞める以外の方法でストレス要因を解消できる方法があるのに、それに気がつかないまま「もう辞めるしかない」という思いで仕事を辞める決断をしてしまってはもったいないですよね。

広い視野で解決策を考え、一つでも多くの選択肢を持っておくことが大切です

米田 有希

米田 有希

どのような解決策があるのかわからないときこそ、第三者に相談するのがおすすめです。またこの先の内容で仕事を辞める原因別の対処法も紹介しているので、参考にしてくださいね。

どんな退職理由が多い? 若手によくある仕事を辞める9つの原因と対処法

今抱えているストレス要因が明確になったとしても、なかなかすぐには解決策や対処法が見つからないこともありますよね。

ここからは、若手によくある仕事を辞める9つの原因を紹介していきます。原因に合わせた対処法も解説していくので、あなたが今抱えている悩みを解決する術がないかを確認してみてくださいね。

①仕事への苦手意識が消えない

●苦手意識の原因を明確にして克服に向けた小さな目標を立てよう

「いつまで経っても仕事が苦手」「自分に向いてないのかも」そのような悩みを抱えているときは、まずどうして仕事が苦手と感じるのかを明確にしましょう。

仕事に苦手意識を抱く原因例
  • ミスが多い
  • 仕事内容を好きになれない
  • 仕事のやり方を理解できていない

仕事に苦手意識を抱いてしまう原因が明らかになったら、次はその原因を克服するための目標を立ててみてください。小さな目標を達成することを繰り返していけばモチベーションアップにつながるほか、少しずつ苦手意識を解消できる可能性がありますよ

苦手意識を克服するための目標例
  • 確認不足によるミスを0にする
  • 〇月中に仕事に関するマニュアルを読み込む
本田 百合香

本田 百合香

仕事に苦手意識を感じる原因が思いつかないときは、上司に相談してみるのもおすすめです。あなたの状況を客観的に見てもらうことで、自分では気づかなかった原因が判明する可能性がありますよ。

松下 建都

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本当に自分に合っていない仕事なら思い切って環境を変えるのも一つの手

仕事の進め方などが間違っていることが原因でミスをしてしまうパターンであれば、上司の指導などにより改善することができます。ただ、本当にその仕事が自分に合っていない場合は改善すること自体が難しくなりますよ。

たとえば自分ではうまくできたと思っていても周りから評価されなかったり、今の仕事にどうしても興味が持てず、毎日嫌々仕事をこなしている状況であれば、根本的にその仕事が自分に合っていない可能性が高いと言えます。

このような状態が続けば、仕事に対するストレスはどんどん溜まる一方です。そもそも、本当に仕事が自分に合っていない状態となるため、対策をしても状況を改善するのは難しいでしょう。

上記のようなケースであれば、社内異動や転職によって仕事内容ごと変えてしまうのも有効な手段となります。ただ、自分一人で判断するのは難しくリスクもあるため、まずは上司に現状を相談し今後の動き方などを一緒に考えていくのがおすすめですよ。

もし今の仕事が自分に向いていないという意識が払拭できず、そもそもどのような仕事が自分に向いているのかと考えてしまうときは、こちらの記事を読んでください。

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②仕事から達成感を得られない

●自分の仕事が周囲に与える影響について理解しよう

仕事をしてもいまいち達成感がなくモチベーションが上がらないということも、よくある仕事を辞める原因の一つです。そのような状況にあるときは、まず自分の仕事が周囲にどのような影響を与えているのかを考えてみましょう。

自分の仕事が周囲に与える影響例
  • 接客:たくさんの人を自社製品で笑顔にしている
  • 事務:自分のサポートが社内の人の仕事を円滑にしている
  • 企画:商品企画をとおして企業の売上に貢献している

自分の仕事が人々にどのような影響を与えているのか、誰の役に立っているのかを意識することで、仕事を成し遂げた際の達成感が大きくなる可能性があります

米田 有希

米田 有希

顧客に与える影響はもちろん、普段一緒に働いている人への影響も考えてみましょう。より身近な人の役に立っている実感を得れば、それがモチベーションにつながることもありますよ。

③周囲と比べて自分が劣っているように思える

●仕事に関する目標を設定し自分の仕事に集中できる環境を作ろう

周りに優秀な人が多く、自分が遅れを取っているような気持ちになってしまうことが仕事を辞めたい思いにつながることもありますよね。そのようなときは、何よりも自分の仕事に集中できる環境作りが大切です。

そこでおすすめなのが、仕事に関する目標を立てることです

仕事に関する目標設定例
  • 今月の売上1位を獲得する
  • 今月中に〇〇のスキルを身に付ける

少し高めの目標を設定し、その目標達成に没頭するよう意識することで、周りと自分を比べる暇がなくなることも考えられます。また目標達成をすれば自己肯定感が上がったりスキルアップにつながるので、次第に周囲と自分を比べることがなくなりますよ。

本田 百合香

本田 百合香

大切なのは、周りではなく自分自身と向き合うことです。ライバルは自分自身であることを意識して、仕事に集中することで劣等感をなくすことにつながりますよ。

米田 有希

キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる

周りと自分を比べてしまうときは自分に自信をつけよう

自分の仕事に集中することの重要性は理解しているものの、どうしても自分と周りを比べてしまう人も少なからずいると思います。

自分と周りを比べないようにするには、自信をつけることが重要です。自分に自信がないことで「周りからどんなふうに思われているか」など不安を感じ、つい周囲と比較してしまうため、まずは自分に自信をつけることを意識してみてください。

具体的には、小さな成功体験を積み重ねる方法がおすすめです。ミスなく書類を作る、一日◯本の営業電話をかけるなど、今の自分が達成できそうな目標を決めてクリアし続けることで自己肯定感が高まり、自然と自信もついてきます。

周りではなく過去の自分と今の自分を比較しよう

また、他人ではなく過去の自分と比較することも自信をつけるために有効な手段です。以前はできなかったことができるようになったなど、過去の自分と今の自分を比べることで成長を実感でき、自信につながります。

仕事が第一の人、仕事はそれなりに頑張りつつ、プライベートも充実させたい人など、価値観によって仕事の取り組み方なども大きく変わります。大切なのは自分の価値観に合った働き方をすることなので、周りと自分を比べる必要は一切ありませんよ。

④労働条件に不満がある

●不満と実際の悪影響を明確にして上司に相談しよう

仕事を辞める原因の一つとして多いのが、労働条件への不満です。待遇や労働時間、福利厚生など、少なからず納得がいかないことがあり仕事を辞めることを検討している人は、まずその不満によってどのような悪影響が出ているのかを明確にしてみましょう。

労働条件への不満によって考えられる悪影響
  • 給料が低い:頑張りが何にも反映されずモチベーションが上がらない
  • 残業が多い:十分な休息を取れず仕事効率が下がっている

ただ不満を並べるだけでなく、それが仕事をするうえでどのような悪影響を及ぼしているのかを明確にすることで、改善する必要があることを伝えられます。そのうえで、上司に相談してみましょう。仕事に没頭し良い成果を残すためにも、待遇改善が必要であることを伝えてくださいね。

松下 建都

松下 建都

もし労働条件が悪い理由が経営状況の悪化にあるなら、仕事を辞めたほうが良い可能性もあります。企業の状態についてよく調べ、将来性があるのかどうかを確認してみましょう。

⑤職場の人間関係が悪い

●今の環境から離れる方法がないかを考えてみよう

もし仕事を辞めるべきか悩んでいる原因が職場の人間関係にあるなら、あなた一人の力で解決するのは難しい可能性があります。そのようなときは、今の環境から離れる手段がないかを考えてみてください。

今の環境から離れる手段の例
  • 部署異動をする
  • 在宅ワークに切り替える

職場にいる時間を少なくするだけでも、人間関係が悪いことによる影響を受けにくくなる場合があります。まずは社内でできる対処法がないかを考えてみてくださいね。

米田 有希

米田 有希

もしハラスメントが横行しているなら、仕事を辞めることを検討するのも手段の一つです。無理に立ち向かうとかえって心身の負担が増える可能性があるので、無理のない範囲で対策を考えましょう。

人間関係について相談できるホットライン

⑥企業の風土が合っていない

●社内で自分と同じ価値観を持っている人に相談してみよう

企業文化や社風が合わず仕事を辞めることを検討しているなら、まずは自分と似たような価値観を持っている人に相談してみるのがおすすめです。

たとえば根性論で仕事をする人が多い社風だったとしても、なかにはそうでない人もいるはずです。そのような人が普段どうやって仕事をしているのか、どのように上司や同僚と接しているのかを聞くことで、解決策が見つかることもありますよ

本田 百合香

本田 百合香

企業には特有の文化が根付いていることが多いですが、全員がその文化に違和感なく働いているとは限りません。あなたと同じような考えを持っている人からアドバイスをもらいましょう。

⑦評価制度に不満がある 

●数値をふまえた具体的な根拠を提示して上司に相談しよう

どんなに努力をしてもそれが評価に反映されないとなると、仕事へのモチベーションも上がらなくなってしまいますよね。もし評価制度に不満があり仕事を辞める検討をしているなら、上司に相談してみましょう。

このときに重要なのが、あなたがこれまで積んできた実績や仕事の成果を、具体的な数値をふまえて伝えることです。

仕事の成果を具体的な数値をふまえて伝える例
  • 今月の売上目標を20%上回り、売上に貢献した
  • 顧客満足度を先月比+10%に押し上げた

自分が上げた成果を具体的に伝えることで、評価制度を見直してほしいという主張にも説得力が出ます。要望を伝えるときは根拠を示し、納得感のある伝え方をすることが重要です

松下 建都

松下 建都

評価制度の見直しにはいたらなくとも、説明をしてもらうことで納得できる可能性があります。モヤモヤを解消するだけでも仕事を辞めたい気持ちが和らぐこともありますよ。

⑧働き続けても希望のキャリアを実現できそうにない

●キャリアビジョンを立てて本当に実現の余地がないか確かめよう

今の企業で働き続けても希望のキャリアが実現できそうにないと感じているときは、まずどのようにキャリアを積んでいきたいのかキャリアビジョンを立てましょう。

キャリアビジョンの立て方
  1. 最終的なゴールを設定する
  2. ゴールに近づくために今必要なことを洗い出す
  3. 期間を決めてゴールへ向けた小さな目標を設定していく

具体的なキャリアビジョンを立てたうえで上司や先輩などに相談することで、希望のキャリアを実現するための選択肢が見つかる可能性があります。社内でのキャリアの積み方は多種多様にあるはずです。仕事を辞めなくとも実現の可能性はないかを考えてみましょう。

米田 有希

米田 有希

もし前例がないキャリアパスだったとしても、今後切り拓いていける可能性は十分にあります。希望のキャリアビジョンを伝えることで、周囲が実現のために協力してくれることもありますよ。

キャリアビジョンの作成法はこちらの記事で解説しています。どうしても明確なキャリアビジョンが浮かばないときは、参考にしてみてくださいね。

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⑨ほかにやりたいことがある

●部署異動などで解決できないなら転職するのも手段の一つ

もし明確なやりたいことがあり、それが今の仕事とはまったく違ったものと感じるなら、部署異動を検討してみましょう。部署が変わるだけで仕事内容が一変することはよくあるので、あなたの希望を実現できる可能性があります。

もしそれでも実現が難しいなら、転職をして希望をつかむのも一つの手です。そもそも業界がまったく違ったり、異なる分野の仕事となると社内での実現は難しいので、しっかりとプランを立てたうえで仕事を辞めることを検討しましょう

本田 百合香

本田 百合香

ただし、仕事を辞めて希望を実現させるには入念な準備が必要です。本当に今辞めるべきなのかをよく考え、慎重に判断してくださいね。

もし未経験の職種に挑戦したいと思っているなら、こちらの記事がおすすめです。

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判断に悩んだら考えよう! 今辞めるべきか見極める6つのQ

今辞めるべきか見極める6つのQ

仕事を辞めたいと感じる原因や対処法をふまえ、本当に今辞めるべきか悩んでしまいなかなか決断できないこともあるかと思います。そのようなときは、自分の現状を改めて見つめ直し仕事を辞める必要があるかどうかを考えてみましょう。

ここからは、判断材料になるような6つのQについて解説します。回答していくことで今の自分がするべき決断が見えてきますよ。

Q1.仕事に前向きになれる瞬間はない?

今仕事を辞めるべきか悩んだら、現職で仕事に前向きになれる瞬間がないかどうかを考えてみてください。

もし今の仕事をしていて少しでも仕事に前向きになれたり、楽しいと思える瞬間があるなら、同じシチュエーションを生み出せるような目標を立てましょう

仕事に前向きになれる瞬間と目標例
  • 顧客から感謝の気持ちを伝えられたとき→顧客が来店したら必ず声かけをし一緒に商品を選ぶ
  • 業績が前月よりも伸びていたとき→前月の自分を少しでも超える

目標を達成していくことで仕事に前向きになれる瞬間が増えるのはもちろん、仕事の成績も良くなり以前よりも仕事が楽しく感じられることが増える可能性があります。結果として仕事を辞めなくても悩みを解消できることもあるでしょう。

松下 建都

松下 建都

仕事に前向きになれる瞬間が見つからないときは、これまでの経験を丁寧に振り返ってみてください。モチベーショングラフなどを使い、過去に前向きになれた瞬間がなかったか考えてみましょう。

Q2.仕事を辞める原因を改善することはできない?

仕事を辞めるかどうかを考える際には、何よりも原因が改善できる見込みがないかをしっかりと考えることが大切です。「後から考えたらこうすれば良かったかもしれない……」と後悔する結果にならないよう、冷静に選択肢を探してみましょう。

この時、一人で考えていても思いつく選択肢には限りがあるので、誰かに相談するのがおすすめです。

おすすめの相談相手
  • 同僚:同じ視点に立って現実的な改善策を考えてくれる可能性がある
  • 先輩・上司:自分よりも長く働いている経験を活かしたアドバイスをくれる可能性がある
  • 信頼のおける友人:自分にはない視点でアドバイスをくれる可能性がある
  • 就職エージェント:公正な就活のプロの目線で今の自分に合ったアドバイスをくれる可能性がある

気持ちが落ち込んで視野が狭くなり本来あるはずの選択肢に気づけなかったり、そもそも知識が浅いために選択肢を知らない可能性もあります。信頼できる相手に相談し、自分の状況を客観的に見てもらうことも課題解決のためには重要です

米田 有希

米田 有希

なかにはどうしても解決できないものもありますよね。そのようなときは、転職をするのがベストな選択である可能性もあります。自分が後悔しないことを第一に考え、慎重に検討しましょう。

Q3.今の仕事を続けているメリットはない?

もし今の仕事を続けていることで考えられるメリットが複数あるなら、今勢いで仕事を辞めてしまうのは後悔につながる可能性がありますよ。

今の仕事を続けているメリット例
  • 近いうちに昇進できる可能性がある
  • 新しいスキルを身に付けられる可能性がある
  • 大きなプロジェクトを任せてもらえる可能性がある

今の仕事を続けるメリットに注目し、それを目標にすることでモチベーションが上がる可能性もあります。結果として悩みの解消につながることも考えられますよ。

またいずれ転職をするとしても、今の職場でスキルや実績を積んでいれば有利に働く可能性があります。仕事を続けるメリットにもしっかりと目を向けて判断しましょう。

本田 百合香

本田 百合香

ただし、メリットがあってもストレスを抱えたまま働き続けることが今の自分にとって得策なのかは慎重に考えましょう。心身に不調を感じているなら、無理に続けないほうが良いこともあります。

Q4.辞めるデメリットよりも辞めないデメリットのほうが大きい?

仕事を辞めるべきか判断ができないときは、辞めるデメリットと辞めないデメリットを整理してどちらが大きいかを判断してみてください。

辞めるデメリット
  • 辞め癖がつく可能性がある
  • 転職活動がうまくいかない可能性がある
  • 転職することでこれまでより給料が下がる可能性がある
  • 早期離職をすることでスキルを身に付けられないまま辞めることになる

これらの辞めるデメリットと我慢して仕事を続けるデメリットを照らし合わせた時、どちらが自分にとって負担になるかを考えてみましょう。もし辞めるデメリットのほうが影響が大きいと感じるなら、すぐに辞めるのは得策ではない可能性もありますよ

松下 建都

松下 建都

デメリットを比べても辞めないデメリットのほうが大きいと思ったときは、自分の身を守るためにも仕事を辞めることがベストかもしれません。どちらが悪影響となるかを考えてみましょう。

Q5.働き始めてから1年以上経過してる?

仕事を辞めるかどうかを考える判断基準として、勤続年数も一つの指標になります。

働き始めてから1年未満で辞めることで考えられるリスク
  • 早期離職を懸念され、転職活動が難航しやすくなる
  • 経験が浅いために仕事の楽しさを理解しないまま辞めることになる可能性がある
  • 辞め癖が付く可能性がある

特に仕事を始めてから1年も経っていないとなると、できることが少なく覚えなければならないことが多いですよね。苦労を感じるシーンも多く、そのような環境で仕事を楽しむ暇がないのは当然です。

仕事に慣れればできることが増え、もっと仕事に前向きに取り組めるようになる可能性は十分にあります。仕事を始めてから間もないなら、少し様子見してみるのもおすすめです

米田 有希

米田 有希

同期入社した人も、あなたと同じ悩みを抱えているかもしれません。悩みを共有することで励ましあえたり、解決策が見つかってモチベーションアップにつながる可能性もありますよ。

Q6.一時の感情で辞めようと思っていない?

仕事を辞める際に最も避けたいのが、一時の感情で勢いのまま辞める決断をしてしまうことです。

「仕事を辞めたい」と思った瞬間には大きな悩みやストレスを抱えていたとしても、冷静になれば解決策が見つかる可能性が十分にあります。解決策を模索することもせずに「辞める以外の選択肢がない」と視野が狭まった状態で決断をしてしまうと、後悔につながる可能性が高いですよ

松下 建都

松下 建都

「仕事を辞めたい」と思ったときこそ一度冷静になり、ほかに選択肢がないか落ち着いて考えましょう。

本田 百合香

キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる

逃げ癖をつけないためにはストレス緩和と将来のビジョンが重要

逃げ癖がついてしまうと、どの職場でも仕事を続けることが難しくなります。短い期間での転職を繰り返すことで企業側の印象も悪くなるため、結果的に転職の難易度も高まってしまいますよ。このような状態に陥らないためにも、逃げ癖をつけないようにする対処法を知っておきましょう。

何よりも大切なのは、普段からストレスを溜めないことです。ストレスが溜まった状態だと誰しも感情的になりやすく、仕事で嫌なことが起きたときに一時の感情に任せて勢いで辞めてしまうリスクも高まります。反対にストレスがない状態であれば、冷静に物事を判断することができますよね。

また、今の仕事を辞めた後の将来を日頃からイメージしておくのも、逃げ癖をつけないための有効な対策の一つです。経済的に苦しくなる、次の仕事も決まりにくくなるといったネガティブな将来を知っておけば、逃げ癖を回避しようと意識して行動できるはずですよ。

辞めないと決めたら知っておきたい! 自分を労わる働き方をするポイント

自分を労わる働き方をするポイント

検討を重ねたうえで仕事を辞めない決断をした場合、これまでと変わらずにいてはただ我慢を重ねるだけになってしまう可能性があります。辞めない場合は今後の負担を少しでも減らせるよう、対策をすることが大切です。

ここからは、辞めない決断をした際に意識してほしいことについて解説していきます。自分を労わる働き方をするためにも、この先の内容にはしっかり目をとおしてくださいね。

悩みを一人で抱え込まず誰かに相談する

仕事を続けるうえで何よりも大切なのは、悩みを一人で抱え込まないようにすることです。もしこれまで誰にも相談できずにいた場合は、まず信頼のおける相手に相談しましょう。

できれば上司のようなあなたの悩みを解決する方法を提示してくれる可能性がある相手が望ましいですが、難しければ仕事とは関係のない友人でも構いません。一人で悩みを抱え続けると気持ちが落ち込み、ますます自分を追い込んでしまう可能性があります。それだけは避ける意識をしましょう。

米田 有希

米田 有希

もし相談相手が見つからないなら、公共の機関に頼るのもおすすめです。悩みを吐き出すだけでも気持ちが楽になることがあるので、適した相手が思い浮かばないときは検討してみてください。

公共の相談窓口

休職で悩みが解決できないか考える

仕事を辞めない決断をしたとはいえ、状況によっては今までどおりに仕事を続けるのが難しい場合もありますよね。そのようなときは、休職をすることで悩みの解決につながらないか検討してみてください。

休職をするメリット
  • 仕事から距離を置くことで物事が冷静に考えられる
  • 時間をかけて自分自身と向き合うことができる
  • 不調を抱えている際には治療に専念できる

どうしても仕事をしていて気持ちが落ち込んでしまったり、身が入らない時、心身に不調が出ているときは、休職を検討しても良いでしょう。自分にとって負担の少ない方法を考えてみてくださいね。

本田 百合香

本田 百合香

休職はどの企業でも許可されているわけではないので、検討する際には自分が働いている企業に休職制度があるのかを確認しておきましょう。

休職をしている間に転職活動をしたいと思ったときは、こちらの記事を参考にしてください。

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体調に不安があれば病院を受診する

もし体調に不調が出ており、それが仕事のストレスが原因と感じる場合は病院を受診しましょう。心の不調は簡単には治らないので、なるべく早めに対策をする必要があります。

一度辞めない決意をしたとしても、場合によっては辞めたほうが良い可能性もあります。医師の診断を仰ぎ、自分にとって必要な選択肢を見極めましょう

辞める決断をしたときに取り掛かるネクストアクション3ステップ!

辞める決断をしたときに取り掛かるネクストアクション

よく考えたうえで仕事を辞める決断をしたときは、次に取るべき行動を見極める必要があります。後先考えずに辞めてしまうとミスマッチにつながり、よりいっそうストレスを感じる事態に陥ってしまう可能性がありますよ。

ここからは、仕事を辞める決断をしたときにやりたいネクストアクションについて解説していきます。スムーズに行動を起こせるようにするためにも、この先の内容をしっかりと確認しておきましょう。

①現職での不満を解消できる転職先を見つける

退職前に転職先を見つけておきたい理由

今の仕事を辞める前に、可能なら現職での不満を解消できる転職先を見つけておくのがベストです。

その際には、転職先で本当に今抱えている不満が解消できるのかどうかを確認しましょう。せっかく転職先を見つけても、また同じストレスを抱えることになってしまっては本末転倒です。

不満を解消できる転職先の探し方
  • 待遇が不満:現在よりも低い収入でのスタートになることを視野に入れながら将来的に納得のいく待遇が得られそうな職場を探す
  • 人間関係が不満:今とは違った年齢層や男女比の職場や、在宅で仕事ができる職場を探す

すべての不満を解消することは難しいですが、仕事を辞める直接の原因になったものが解消できればこれまでよりも納得のいく環境で働ける可能性が高いですよ

米田 有希

米田 有希

転職先を探す際には、前職から変えたくない条件もピックアップしておきましょう。これまでの不満要因を解消しても、また新たな悩みを抱えることがないようできるだけリサーチをしてくださいね。

人間関係に不安があり、できるだけ在宅でできる仕事を探したいと思っているときはこちらの記事を参考にしてください。在宅ワークができる職種を紹介しています。

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松下 建都

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すぐに転職活動をするのが難しい場合は休養期間を挟もう

今の仕事を辞める決断をしたものの、ストレスによる体調不良などが原因ですぐに転職活動をするのが難しい人もいると思います。特に今の仕事や職場が自分に合わず、日々ストレスを感じながら働いてる人はこのような状態に陥るのも無理はありません。

もし今すぐに転職活動をするのが難しそうであれば、まずは休養期間を設けるのも一つの方法です。転職活動では自己分析や企業探し、選考対策、退職手続きなど、やるべきことが非常に多いため、体調が万全でなければ乗り越えることができません。

まずは休んだほうが良い場合もある

また、心身が疲れた状態では冷静な判断もしづらく、もし転職先が決まったとしても後悔してしまう可能性があります。現状の不満を解消でき、本当に自分に合った転職先に入社するためにも、休養期間を挟んだほうが良いケースもあるということを知っておいてください。

具体的な例として、仕事に対するモチベーションが一切湧かなかったり、休み明けが憂うつに感じる状態、不眠や食欲の低下、集中力がなく常にイライラしているといった症状がある場合は、転職活動を始める前に一旦休養期間を挟むのがおすすめですよ。

②職場の退職に関する規定を確認する

退職の意思を企業に伝える前に、企業規定を確認して退職をするまでに必要な手続きやどの程度の期間がかかるのかを確認しておきましょう

企業によっては「退職届は2カ月前に提出する必要がある」といったような規則が定められている可能性があります。この確認が漏れていたり必要な手続きについて理解していないと、退職の際のトラブルにつながる可能性がありますよ。

本田 百合香

本田 百合香

退職に際し少なからず同じ職場の人に負担をかけることも想定できるので、できるだけトラブルなく円満に退社できるよう気を配りましょう。

③上司に退職の意思を伝える

退職をする権利は誰にでもあるものですが、いきなり退職ができるわけではありません。前もって退職の意思があることを直属の上司に伝えておきましょう。

これはトラブルなく退社をするためにも重要なポイントです。突然退職届を提出すると社内での対応が遅れてしまったり、意思の疎通がうまくできずトラブルになる可能性があるので、事前に上司に退職を考えていることを伝えましょう

松下 建都

松下 建都

抵抗があるかもしれませんが、遅かれ早かれ上司には退職の意思を伝えることになります。退職の手続きをスムーズに進めるためにも、早めに共有しておくのがおすすめです。

どうしても「退職=逃げ」が払拭できず行動が起こせないあなたへ

なかなか行動が起こせないあなたへ

仕事を辞めることが今の自分にとってベストな選択だとは思っても、どうしても「逃げなのではないか」という気持ちが払拭できず行動を起こせないこともあると思います。

ここからは、どうしても仕事を辞めることを逃げと感じてしまう人に忘れないでほしいことについて解説していきますよ。

行動を起こさないと現状は変えられない 

仕事を辞めるにしても、辞めないにしても、まず行動を起こさないことには現状を変えることはできません。物事が自然と良い方向に動く可能性はそう高くはないので、ただ我慢する期間が長引くことになってしまいます。

行動を起こせずにいる間に体調を崩してしまうと、これまでどおりに働くのは難しくなるでしょう。何よりも大切なのは、あなたが健康的に働くことができる環境を確保することです。それを忘れずに、今何をすれば良いのかを判断してくださいね。

米田 有希

米田 有希

退職をしないまでも、目標を立ててスキルアップのために行動することで状況は変わります。大切なのは、小さくとも現状を変えるための一歩を踏み出すことですよ。

仕事を辞めたほうが良いとは思っても、不安が多くてなかなか一歩踏み出せないというときには、こちらの記事がおすすめです。

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環境を変えることで天職に出会える可能性もある

今の環境が変われば、転職に巡り合える可能性もあります。「嫌なことから逃げただけだし、もっと状況が良くなるとは考えにくい」とネガティブになってしまうこともあるかと思いますが、いざ一歩踏み出してみれば思いがけない出会いがあるかもしれません。

仕事を辞めるのは逃げではなく、自分にとって最も良い環境を見つけるための第一歩です。今のあなたに退職が必要だと思うなら、次で天職を見つける気持ちで仕事を辞めるのも一つの手ですよ

なかにはそもそも天職とは? と疑問に感じる人もいますよね。そのようなときは、こちらの記事を参考にしてください。あなたにとっての転職を見つける方法がわかりますよ。

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仕事を辞めるのは逃げではないものの冷静に状況を分析して行動を見極めよう!

何か悩みを抱えて仕事を辞めるべきか悩んだとき「仕事を辞めるのは逃げなのでは?」と考えてしまうこともありますよね。

確かに、嫌なことを放り出してただ職場から離れるのであればそれは逃げと言えるかもしれません。けれど自分の身を守るため、自分の力を発揮できる環境に出会うために仕事を辞めるのであれば、それは逃げではなく戦略的撤退です。

大切なのは自分の状況を冷静に分析し、今の自分にとって必要な選択肢を見極めることですよ。仕事を辞めるのを逃げだと思い込まず、状況に合わせたベストな判断をしましょう。

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