【独自調査】アドバイザー87名が選ぶ! 本当に評価される「自己PR」ランキング
「この自己PRってアピールになってる?」誰もが一度はそう感じた経験があるのではないでしょうか。
毎日大量のエントリーシート(ES)を見たり面接をするなかで、「ありきたりだな」「埋もれてるな」と思われる自己PRがあるのも事実。
そこで社内のキャリアアドバイザー87人にアンケート調査を実施。
普段から学生・企業とやり取りをしているからこそわかる、「真に評価される自己PR」の統計結果をまとめました。
| 【自己PRに関する調査】 ・調査方法:アンケート調査 ・調査日:2025年12月10日~17日 ・調査元:「キャリアパーク! 就職エージェント」を運営するキャリアパーク! 就職エージェント編集部 ・調査対象者:「キャリアパーク! 就職エージェント」のキャリアアドバイザー87人 |
| ■本データの引用・転載に関するお願い 本調査結果を引用・転載される場合は、必ず以下の対応をお願いいたします 1. 出典元として「キャリアパーク! 就職エージェント」と明記してください 2. 出典元として、以下のURLへのリンクを設置してください URL: https://careerpark-agent.jp/tokushu/self-pr-advisor-survey 3. 調査結果データの加工・改変は許可なくおこなわないでください |
1採用担当者が選考で「最も重視している」項目とは?
自己PRは選考で必ずといってもいいほど聞かれる鉄板の質問ですが、そもそも自己PRはどの程度重視されているのでしょうか。

1位志望動機、2位企業選びの軸(就活の軸)でした。
この結果から見えてくるのは、企業が選考において「学生のスキル」以上に「自社への熱意とマッチ度」を最重要視しているということです。
次いで「ガクチカ」「自己PR」といった経験・実績に関する項目が続きますが、これも単なる「すごい経験」を見ているわけではありません。
過去の経験を通じて「入社後も同じように成果を出せる行動特性(ポテンシャル)があるか」を確認し、活躍の再現性を見極めようとしているのです。
自己PRで重要な要素ベスト3

自己PRで重要な要素としては、「エピソードのプロセス(過程)」と「具体的な成果・結果」がほぼ同率で1位でした。
- 運やその場しのぎの成果ではないか? が重要であるため
- どんな背景で行動しているかがわかるから
- 一人ひとりの人生はそれぞれまったく違うため、エピソード自体の具体性を突き詰めていけば自然とほかの就活生と差別化ができるし、自己アピールにもつながっていくため
- 組織貢献には結果につながるための行動を求められるから
この結果から「結果」と「過程」はセットで伝えることが重要であるということがわかります。
素晴らしい実績があっても、プロセスが見えないと、企業は「たまたま運が良かっただけでは? (再現性がない)」と疑ってしまいます。
逆に、プロセスだけが立派でも、結果がともなっていなければ「努力自慢」で終わります。
自己PRで大事なのは、その経験自体ではなく、入社後も同じように力を発揮して活躍できるか。
入社後の活躍イメージをアピールできるように、当時の状況や課題、結果を丁寧に伝えるようにしましょう。
印象に残る自己PRの特徴
印象に残る自己PRと残らない自己PRについてアドバイザーに聞いたところ、大きく4つの違いがあることがわかりました。
「形容詞」ではなく「数字・事実」で語られている
印象に残らない自己PRの最大の特徴は、抽象的であることです。「一生懸命頑張りました」「積極的に行動しました」といった表現は、誰にでも言えるため記憶に残りません。
一方で、印象に残る自己PRは、読み手がその情景を映像として思い浮かべられるほど「具体的」です。
- 印象に残る:数値を用いて、具体性のある話ができる
- 印象に残る:日常的な話題(スケールが小さい話)なのに、綿密な計画や行動がわかるもの
- 印象に残らない:話に具体性・客観性がなく、「頑張った」という主観で終わってしまう
「やったこと」だけでなく「なぜ?」が語られている
「何をしましたか?」と聞かれて、事実の羅列(To Doリスト)だけで答えていませんか? 企業が知りたいのは、行動の裏にある「思考のプロセス(Why/How)」です。
- 印象に残る:単なる事実だけでなく、「その時何を考えたか」「なぜその行動をとったのか」という思考のプロセスが伝わる
- 印象に残る:なんでその結果が出たのかのプロセスが語れる
- 印象に残らない:課題も挙げず、頑張ったことだけを記載している
「部員をまとめました」ではなく、「部員のモチベーション低下という課題に対し、全員と個別に面談をおこなうことで解決を図りました」というように、「課題→思考→行動」のセットで話すことで、あなたが何に対してどう考えて行動したのかを伝えられます。
「よくある言葉」を「自分だけのキャッチコピー」に変換している
「私の強みはコミュニケーション能力です」「協調性があります」。
これらは就活で最もよく聞く言葉であり、最も差別化が難しい言葉でもあります。印象に残る学生は、ありきたりな言葉を避け、自分なりの定義(キャッチコピー)を持っています。
- 印象に残る:完結に差別化できてる(例:コミュ力→相手の立場に立って物事を考える力)
- 印象に残る:その強みにオリジナルのキャッチコピーや定義付けがある
- 印象に残らない:抽象的な言葉、役職(リーダー、副代表など)に頼っている
単に「粘り強い」と言うのではなく、「泥くさい作業も成果が出るまで楽しめる力」と言い換えてみる。それだけで、「おっ、この学生は一味違うな」と企業の手が止まりますよ。
「過去の自慢」で終わらず「未来の活躍」が見える(再現性)
今回のアンケートで最も多かった意見の一つが「再現性」です。自己PRが「学生時代の思い出話」で終わっていると、企業は「で、うちで何をしてくれるの?」と感じてしまいます。
- 印象に残る:入社後の再現性が高いことを感じさせる内容である
- 印象に残る:仕事に対する再現性が高い・主体的に取り組んでいた
- 印象に残らない:自分のなかでやりがいに感じたことでも、それが周りにどういう影響を与えているかわからない
その強みが、入社後の業務でどう活きるのか。そこまで想像させる書き方・話し方ができて初めて、採用担当者は「一緒に働きたい」と感じます。
2【強み編】企業から評価されやすい強みベスト3

企業から評価されやすい強みとしては、主体性や行動力などの「行動・推進」に関する強みが最も多く票を集めました。
- 若手であれば、まずは言われたことを素直にすぐやって、そこから学んでいくことが求められることが多いから。また、正社員であれば将来的にはただ言われたことをやるだけでなく、より会社のために考え・動ける人が求められるから
- 言われたことをやるだけでなく、自ら動く人が重宝されるから
- 目標に対するコミット力や行動量が重要視されるから(営業の場合)
- 考えるよりもまずは行動するほうが成長するから
- 頭でっかちで足踏みする人間ではなく、頭も使えるがまず行動できる人間を求めているため
- 新卒にリーダーシップや思考系を求めている企業が少ない、行動が命の会社が多い
その理由として、多くあがったのは「新卒のうちは『考える』よりも『動く』ことのほうが、成長スピードが速いから」という点。
社会人経験がない新卒だからこそ、まずは積極的に動いて吸収していく姿勢が求められているといえるでしょう。
次いで、「対人・組織」に関する強みがランクイン。
どんな仕事も個人で完結できることはほぼなく、チームや顧客とかかわる必要があるため、業界・職種を問わずどの企業でも通用するスキルといえるでしょう。
- 企業は事業を発展拡大をさせていくために、行動力がありエンゲージを高めていける・チームを引っ張れるような学生を求めているため
- 企業の選考難易度に関係なく、一人で仕事をするよりチームや誰かと仕事をすることのほうが圧倒的に多いから
- 結局チームベースで動いていく仕事が多いため、再現性が高いから
周囲と被りやすい強みランキング

学生からのアピールが多いのは「対人・組織」に関する強みでした。サークルやアルバイトなど、自己PRのエピソードの多くは「コミュニティ(集団)」のなかで生まれます。
チームで協力した、接客を頑張ったなどの経験をアピールしようとすると必然的に「対人・組織」に関する強みになってしまうことが考えられます。
次いで多かったのは「行動・推進系」と「継続・規律系」でした。
自己PRを考えるときに特別なエピソードが思いつかない人も多いでしょう。
新しいことへの挑戦や部活やアルバイトを辞めずに続けたことなど、特別な実績がなくてもエピソードとして語りやすいことから、行動力や継続力に関する強みを選ぶ人が多いと考えられます。
多くの学生がアピールする強みだからこそ、同じようなエピソードだったり、自己分析が浅いと企業の印象には残りません。
エピソードを具体的にすることはもちろん、「なぜその行動を取ったのか」「どんな結果をもたらしたのか」など、プロセスや結果についても伝えて差別化することが大事です。
3【エピソード編】企業から評価されやすいネタベスト3

評価されやすい活動として最も多かった回答が部活動、次いで長期インターンとなりました。それぞれの経験へのアドバイザーの声を紹介します。
- 自由が利く状況であえて拘束される環境に身を置き努力したことがアピール材料になるから
- ストレス耐性と目標へのコミットが最もわかりやすいため
- 困難な状況になっても折れずにやり切れる粘り強さをアピールできるため
- 目標達成経験や、継続的な努力経験が評価されやすいから
- 即戦力として入社できると感じられるから
- 能動的な意識がないとやろうと思わない活動なので、差別化につながるから
部活動と長期インターンに共通するのが、「あえて厳しい環境を選び、逃げずに成果を追った」ことをアピールできること。
大学生活には楽な選択肢も多くあるなかで、自主的に自分に負荷をかけて努力できる人材は、入社後も困難があっても逃げ出さずに頑張ってくれそうな印象を持たれやすいでしょう。
自己PRで部活動経験を魅力的に伝える方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
自己PRで部活動を魅力的に伝えるコツ| 強み早見表・例文付き
ありきたりになりやすいネタ

自己PRで使われがちなネタトップ3はアルバイト、部活動、サークルという結果になりました。
多くの大学生が経験するアルバイトは、アピールできるエピソードとして思いつきやすいでしょう。
またインターンよりもハードルが低いものの、社会人と同じく「金銭と責任」が発生することから、入社後の活躍イメージにつなげやすいことも、多くの学生が選ぶ理由の一つかもしれません。
また部活動・サークルは「大会優勝」「幹部・リーダー」といった明確な成果や肩書きが付き物です。
大会での実績などの客観的な事実や組織運営の経験は、アピールしやすく、エピソードにするハードルが低いとも考えられます。
アルバイトやサークル経験を自己PRやガクチカで伝える方法は以下の記事で詳しく紹介しています。ありきたりになりたくないという人はぜひ確認してください
アルバイト
例文10選|アルバイト経験の自己PRは4ステップの振り返りが必須
サークル
【例文付き】自己PRではサークル活動をアピール|作成のコツも解説
11例文|ガクチカでサークル活動を魅力的に伝える4ステップ
4自己PRのあるある失敗談と避けたほうが良い弱み
自己PRのなかには避けたほうが無難な内容やよくやりがちな失敗もあります。日々多くの学生と接しているからこそわかる、自己PRでよくある失敗談を紹介します。
避けたほうが良い「弱み」ワースト3

避けたほうが良い弱みランキングとしては、1位:諦めが早い、2位:計画性がない、3位:主体性がない、4位:感情的になりやすい、でした。
- 仕事をするうえで、嫌なことがあったらすぐに辞めそう、仕事を投げ出しそうなイメージがついてしまいそう
- 企業はコミットメント力や継続力を求めているケースが多く、諦めが早い=早期離職が想起されるためです。特に、売り手市場である近年、この継続性を意識的に見ている企業が増えていると感じます
- すぐに辞めると思われてしまう
- なんでも指示しないと動いてくれなさそうなイメージを持たれてしまうから
- そもそも行動してくれないというイメージになる
- AIにないものが主体性だから
企業が新卒に求めるのは現時点でのスキルではなく、将来の伸びしろ(ポテンシャル)です。
壁にぶつかってすぐに諦めたり、指示されるまで動かないようでは、成長にはつながりません。
- 顧客やチームとうまくやっていけなそうなイメージを持たれやすいから
- 社内外の対人関係に懸念がでるため
- どの仕事においてもマイナスになってしまうから
ビジネスでは信頼が最も大事です。納期を破ったり、感情に任せたコミュニケーションでは社内・社外問わず信頼を得ることはできません。
周囲の輪を乱すトラベルメーカーになるリスクととらえられかねないので、多くの回答が集まったと考えられます。
後天的に治しづらいものは避けるべきとの意見も
回答のなかには、もともとの性格的な短所で、意識や努力で治しづらいものは避けたほうが良いという意見もありました。
- 先天的なもので工夫でカバーしにくいため(選択した短所:自信がない、感情的になりやすい、あがり症)
- スキルでは解決できない弱みなので(選択した強み:完璧主義すぎる、感情的になりやすい、頑固)
- 後天的に治せるものはOKだが、先天性の高いものだと生きてきたバックボーンや環境要因で出来上がったものになるため改善やテコ入れが難しくマネジメントで苦労するイメージを持つため合否判断に苦しむ、そのため合格率も下がると考えます(選択した短所:完璧主義すぎる、遠慮しがち、感情的になりやすい)
企業が知りたいのは短所そのものではなく、「弱みをどう改善するか」です。性格的な弱みはもともと持っている個人の特性で、具体的な解決策を示しにくいです。
「計画性」などの行動面なら仕組みでカバーできますが、「感情」や「自信」などの内面は変えにくく、「扱いづらい(マネジメントが大変)」「成長が見込めない」と判断されやすいため、避けるのが無難でしょう。
「自分の短所がわからない」「どの短所を伝えるべきか迷う」。そんな人に向けて、以下の記事では短所の例を紹介しています。マイナスにならない伝え方も紹介しているのであわせて参考にしてください。
50の短所一覧と回答例文|選考で伝えるべき短所は3ステップで発見
実際にあった残念な自己PRの失敗事例集
自己PRのなかには「これはもったいない……」「これでは評価できない……」と感じてしまう典型的な失敗例があります。
アドバイザーが実際に経験した、残念な自己PR事例集を紹介します。
「結果だけすごい」ハリボテPR
最も多いのが、「輝かしい実績」をアピールすれば勝てると思い込んでいるケースです。
- 「部活動で全国大会に行きました!」と結果だけを強調し、その過程で「自分が何をしたか(思考・行動)」がまったく語られていない
- 「アルバイトの売上を200%にしました」と言うが、深掘りするとたまたま繫忙期だっただけで、本人の介入度(努力)が低かった。
これではすごいのは「あなた」ではなく「環境(部活・店)」と思われてしまいます。企業が見たいのは、結果の大きさではなく、「その結果を出すために、あなたがどう頭を使い、どう汗をかいたか」というプロセスです。
「頑張りました」の主観オンリーPR
具体的エピソードがなく、「感想」や「精神論」だけで終わってしまうケースです。
- 「いろいろな工夫をして頑張りました」「一生懸命コミュニケーションを取りました」など、「どう工夫したか」がない
- 数字(定量的な事実)が一切なく、聞き手がイメージできない
「頑張ったかどうか」を決めるのは企業です。感情ではなく「1日100件電話した」「週に1回ミーティングを主催した」などの「客観的な事実」を伝えるようにしましょう。
「それ、面接で見ればわかるよ」PR
「コミュニケーション能力」を強みにして失敗するケースです。
- 「私の強みはコミュ力です」と第一声で言う
- 笑顔でハキハキ話せているのに、わざわざ「明るさが取り柄です」とアピールする
コミュニケーション能力や人柄は、面接で話せば数秒で伝わります。わざわざ貴重な自己PRの枠を使って説明する必要はありません。もし使うなら「相手の懐に飛び込む力」など、具体的なスキルまで解像度を上げて伝えましょう。
「あれもこれも」欲張りすぎPR
不安だからといって、強みを詰め込みすぎて「何の人かわからない」状態になるケースです。
- 「私の強みは、行動力と、協調性と、継続力です」と3つも4つも羅列する
- エピソードを複数話そうとして、一つひとつの内容が薄く(希薄に)なっている
「強みは一つ、エピソードも一つ」が原則です。いくつも言われると印象が分散し、結局何も記憶に残りません。一番自信のある武器一つに絞って、深く刺したほうが評価は上がります。
「で、うちに貢献できるの?」迷子PR
自分の話に夢中になりすぎて、「企業との接点(再現性)」を見失っているケースです。
- CA(客室乗務員)職の面接なのに、ひたすら「論理的思考力」だけをアピールするなど、企業の求める人物像とズレている
- 「学生時代の思い出話」で終わってしまい、「入社後にどう活かすか」の視点がない
自己PRのゴールは「すごい人だと思われること」ではなく、「この人ならうちの会社で活躍してくれそうだ(再現性がある)」と思わせることです。相手(企業)のニーズを無視したアピールは、ただの押し売りになってしまいます。
5【Q&A】気になる自己PRのあれこれをアドバイザーに聞く!
自己PRを考えるなかで、「これってどうすべき?」と迷う瞬間があるでしょう。そんな自己PRに関する疑問に対してキャリアアドバイザーの意見を紹介します。
Q. 書き出しは「シンプル」か「具体的」どっちが良い?

自己PRの印象を決める最初の書き出し。シンプルにしてわかりやすくすべきか、印象に残るために工夫すべきか迷う場面も多いでしょう。
アドバイザーの意見もほぼ真っ二つに分かれました。
- 結論ファースト。結論がシンプルにわかりやすいと、それを念頭にエピソードが頭に入ってきやすい
- 相手に理解をしてもらわないと意味がないから
- 端的に要点を説明して、そのあとに説明すれば良いから。最初が冗長だと何を伝えたいのかわかりづらいから
シンプル派で多かったのは、「結論を最初に伝えてそのあと詳細を話したほうが伝わりやすい」という意見。
最初の結論がわからないと何の話をしているのかがわからず、その時点でその自己PRを確認するのをやめてしまう可能性が高いのも事実です。
- ユニークなほうがインパクトがあり印象に残りやすいから
- 面接官もたくさんの就活生を見ているため、ありきたりだと話し出した瞬間に聞くのをやめてしまう可能性があるため
- コミュニケーション力など抽象性が高いものについては、コミュニケーション能力のなかでも何が強みなのかを具体的に話すべき
- 抽象的表現は受け取り手によって認識齟齬が発生するから
一方、具体的にすべき派の意見としては、企業は一日に多くの自己PRを見ているからこそほかの学生と差別化する重要性を上げる人が多く見られました。
また、強みによっては抽象度が高いがゆえに、イメージしづらいという意見もみられました。
とはいえ、「どちらでも良い」という意見もあったり、回答数もほぼ同じことから「どちらも正解であり、状況によって使い分けるのがベスト」といえるでしょう。
選考フェーズやアピールする強みなどにあわせて、柔軟に使い分けてみてください。
| シンプルがおすすめ | 具体的がおすすめ |
|---|---|
| ・面接(特に集団面接などの時間が短い場) ・話す内容(エピソード)が少し複雑で長くなりそうな人緊張して早口になりがちな人 | ・ESの「タイトル」や「書き出し」 ・「コミュニケーション能力」「粘り強さ」など、ライバルと被りやすい強みを持つ人 ・クリエイティブ職や企画職など、センスを問われる職種 |
自己PRの書き出しで差をつける方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
自己PRの書き出しが思いつかない…差がつく3つのコツを解説
Q. エピソードと強み、どっちから考えるべき?

自己PRを考える際はエピソードから強みを考えるべきと回答したアドバイザーは全体の約8割でした。
- 強みを考えるのが難しいので、エピソードベースでいくつか出してそこから、強みを考えるほうが、圧倒的時短+考えやすい
- 裏付けがないと強みとして話せないため
- 強みの根拠となるエピソードがしっかりとしていれば、強みが見出されると思うから
- エピソードはある程度限られているが、とらえ方次第でそのエピソードから複数の強みを取り出すことができるから
エピソードから考えるべき派で多かったのは、自己PRで大事なのはエピソード(強みの根拠)であり、強み自体は解釈でしかないという意見。
また普段自分の強みについて考える機会は少ないからこそ、強みから考えるより、エピソードから考えるほうが考えやすいという意見も多く見られました。
- 最終的な強みが弱いと意味がない
- 自己PRのメインは能力なので
一方強みから考えるべき派の意見としては、自己PRの目的である「自分を企業に売り込むこと」を最優先すべきという声。
いくら良いエピソードでも、そこから導き出される強みが企業が求めていないものでは評価されません。
志望企業が求める人物像が明確な場合は、先に「アピールすべき能力(強み)」を設定し、それに合うエピソードを記憶のなかから探すというアプローチも、ミスマッチを防ぐためには有効な手段といえます。
Q. 企業によってエピソードは変えるべき?

企業によってエピソードを変えるべきかという質問は、ほぼ同率となりました。
- 企業ごとに求めるペルソナが違うため。ペルソナに合わせて回答をすることで合格率が向上するため
- 職種によって有利になる力も変わるため、そこは柔軟に対応すべきだと考えるため
- 大枠自己PRの内容自体は変えなくても良いと思うが、企業ごと(業界、職種、規模感)などにより求める人物像は異なってくるので、自分のPRポイントをどのように活かせるかという部分は変えるほうが良い
- 企業や業界によって、求めるペルソナが変わるため、大枠は変えずとも少しの微調整は必要かと思います
- そもそも合わせにいった自己PRを話さないと内定できない企業ということは、相性はあまり良くないはずなので、入社後の離職可能性を低くするためにも変えずに挑んだほうが良いと感じました
- 企業側から選考されていると同時に、学生も企業側へのマッチ度を見ていく必要があるので、率直に学生の強みや考え方に合っている企業に入社するのが健全なキャリア形成につながると考えているため、企業に合わせに行く必要はないと考えています
- いくら企業の求める人物像に合った自己PRをしても、エピソードの深掘りに対応できないのであれば説得力が落ちてしまうから
一見、正反対の意見に見えますが、実は共通している点があります。それは「自分を偽造」してはいけないが、「チューニングはすべき」ということ。
変えるといっても、同じエピソードでも、営業職なら「行動力」、企画職なら「課題発見力」というように、「企業が求めている能力」に合わせて、スポットライトを当てる場所を微調整することを推奨しています。
一方で変えない派が懸念しているのは、無理に自分を演じて内定を取っても、入社後に「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが起きること。
「エピソード自体(事実)」は変えず、「その経験をどう活かせるのか」を企業ごとに調整するのが、合格率を高めつつ、入社後の後悔も防ぐベストな戦略といえるでしょう。
Q. 自己PRのベストな回答時間は?

回答時間を指定されなかった場合のベストな回答時間として、30秒~1分(約6割)、1~1分半(約3割)で、9割近くが「長くても1分ちょっと」に収めるべきと回答。
面接は演説ではなく、会話(キャッチボール)の場です。
一方的に話すのではなく、最初の1分で「おっ、面白そうだな」と興味を持たせ、面接官から「具体的にどんな工夫をしたの?」と質問を引き出すことがゴールです。
また人が話を集中して聞き続けられる時間はおおよそ2分程度といわれています。
話が長いだけで評価がマイナスになってしまうことは往々にしてあるので、指定がない場合は1分半以内に収めるのが理想といえます。
面接でのベストな回答時間についてはこちらの記事でも紹介しています。
面接における適切な回答時間とは? │人事に刺さる回答方法も伝授
Q. 高校時代のエピソードを使っても良い?

一般的には大学時代のエピソードのほうが良いですが、高校時代のエピソードのほうが強い場合(実績がある・頑張り度合いなど)は高校時代でも問題ないという結果になりました。
- 関東大会・近畿大会・全国大会レベルなら高校でも可。それ以外なら基本は大学時代です
- 一番頑張った経験を伝えるべきだから。大学のエピソードも一つは作ってはおく
- シンプルに自分の今の生きる価値観の軸となっている一番頑張ったことを伝えるべきだから
- 選考で見られるのはその人の能力と再現性であるため、一番能力を発揮でき、それを再現性をもってできることを伝えられるエピソードを選んだが通過率が高いため
- 自己PRについて、プロセスのエピソードが厚いエピソードを選ぶほうがベターだと考える。ただし、その強みが大学の何かしらの経験でも活かせている旨を付け加えることは必要
- 直近の取り組みについて知りたいため
- 高校時代の話だと大学時代は何していたの? 言われるから
- 高校→大学間で価値観が大きく変わる人が多いと考えられるため
高校時代派からの意見で多かったのは、年代ではなく、自分が一番頑張ったことやアピールできることを伝えるべきという意見。
一方、大学ではなくあえて高校時代のエピソードを選ぶことに疑念を感じる人がいるのも事実です。
大学時代の活動にも答えられるようにしたり、高校時代の経験が現在に活きている点をあわせて伝えることが重要です。
高校時代の経験を自己PRにするならこちらの記事でもあわせて読んでおきましょう。
例文4選! 高校時代の内容で自己PRを話すなら話題選びが鍵を握る
6自己PRに悩むあなたへ贈る! アドバイザーからのメッセージ
最後に自己PRについて悩んでいるあなたに、アドバイザーからのメッセージを贈ります。
「エピソードベース」大事です!
自己PR作りは深く考え込みすぎると、自分で内容にセーブをかけてしまいます! 何気なくやっている身近なエピソード(家の手伝いなど)でもほかの人からすると、めちゃくちゃすごいじゃんと思われるケースもあります!
まずは箇条書きでも良いので、いろいろなエピソードを振り返ってみましょう! 自分史を作ってみるのもおすすめです!
自分ひとりで抱え込まないでください! 他己分析などが有効なことも多いので親族・友人のほか、エージェント、キャリアセンターなど使えるものはなんでも使って進めてみてください!
とにかく具体的に何をしたのかを言語化してほしい。「目標・課題・要因・施策・結果」というサイクルで書けるようになると良いです。
過去経験の些細なことからでも見つけれることは多いので、過去を細かく振り返ってみてください。自分らしさを持つことが大事!
アピールは簡潔に、自分が一番面接官に伝えたいことだけを伝えるようにしてください。たくさん話すことよりも「自分の強みが相手に伝わり切る」ことが大事!
ほかの就活生と同じ=「良い」ではないので、自分にしかできない自己PRを探してみてください!
自信の強みを培った経験もしくは生かした経験を書きましょう。その際に、課題にぶつかったエピソードで示せると◎です。その課題に対してどのような思考でどのような行動を起こし、どのようなポジティブな結果が生み出せたのか、このプロセスを強みと絡めて伝えられると良いと思います。
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「すごい成果」である必要はありません。アルバイトの接客の話でも、「接客を頑張った」ではなく「1日50人の接客のなかで、全員に一言プラスして声をかけた」と語れば、それはあなただけの印象的なエピソードになります。