例文10選|アルバイト経験の自己PRは4ステップの振り返りが必須

この記事のアドバイザー

目次

  1. アルバイトで自己PRを作成するにはこれまでの経験の深掘りが欠かせない!
  2. 自己PRでアルバイト経験を伝えるメリット
  3. アルバイトへの向き合い方を通して人間性を知ってもらえる
  4. アルバイトとして働いた経験から入社後を想像してもらいやすい
  5. アピールになる経験を見つける! アルバイトの自己PRの作成法4ステップ
  6. ステップ①アルバイト先での経験を振り返る
  7. ステップ②特に印象的な出来事をピックアップする
  8. ステップ③具体的なエピソードとしてまとめる
  9. ステップ④アルバイト先での仕事が志望企業にどう活かせるか考える
  10. 3段階で作ろう! 自己PRでのアルバイト経験の魅力的な伝え方
  11. ①結論から伝える
  12. ②具体的なエピソードを伝える
  13. ③仕事への活かし方を伝える
  14. アルバイト別! 自己PRでアルバイトのエピソードを伝える10例文
  15. ①コールセンターのアルバイト
  16. ②アパレルショップのアルバイト
  17. ③居酒屋のアルバイト
  18. ④配送のアルバイト
  19. ⑤ホームセンターのアルバイト
  20. ⑥カフェのアルバイト
  21. ⑦書店のアルバイト
  22. ⑧コンビニエンスストアのアルバイト
  23. NG例文①仕事に活かせるイメージが湧かない
  24. NG例文②求められるスキルと合っていない
  25. これだけは気をつけたい! 自己PRでアルバイト経験を伝える際の注意点
  26. アルバイトとして当たり前すぎる内容は避ける
  27. アルバイト先の企業秘密に該当することは言わない
  28. 自分の魅力が伝わるアルバイトの自己PRの方法を理解して内定獲得しよう!

アルバイトで自己PRを作成するにはこれまでの経験の深掘りが欠かせない!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。最近、就活生から自己PRに関して、

「誰でもやっているようなアルバイトでも自己PRできますか?」
「企業の業務に関係のないアルバイトを自己PRで取り上げても良いのでしょうか?」

という声をよく聞きます。結論から言うと、アルバイトの経験を使って自己PRを作成しても問題はありません。ただし、自己PRを考える際は、具体的なエピソードが必要になるため題材選びが重要です。

学生のなかには、「すごい内容でないといけない」「独自性がないといけない」と考えてしまう人は多いのではないでしょうか。

アルバイトの自己PRにおいて大切なのは、「何をやったのか」よりも「どのように考え行動したのか」です。自分の考えや工夫点が伝わるように経験の深掘りができれば、効果的に自己PRできるでしょう。

この記事では、自己PRでのアルバイトの伝え方や例文などを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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自己PRでアルバイト経験を伝えるメリット

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就活生

自己PRでアルバイト経験を使いたいのですが、ありきたりになりそうで、ほかのエピソードを使うか迷っています。アルバイト経験を題材にしないほうが良いのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

自己PRで大切なのは内容と伝え方なので、アルバイトの自己PRでも意識すれば効果的にアピールできますよ。仕事という点において共通点があるので、評価を得やすいメリットもあるんです。

アルバイトを題材とした自己PRをしようと考えた時、気になるのは「本当にアルバイトを題材にした自己PRで良いのだろうか」という点ですよね。自己PRでアルバイトのエピソードを話すには、さまざまなメリットがあります。

ここからアルバイトを題材とした自己PRの2つのメリットを解説していくので、しっかりと確認をしてどのような効果があるのかを把握しておきましょう。

アルバイトへの向き合い方を通して人間性を知ってもらえる

給料が目的でアルバイトを始めた人も多いでしょう。しかし、次第に「与えられた業務だけやる人」と「目標を見つけて取り組む人」に分かれていくものです。

自己PRでアルバイトを取り上げる人は、後者だと思います。こう考えると、自己PRでアルバイトを取り上げること自体がアピールとして効果的とも言えますね。

自己PRでアルバイト経験を伝えると、人間性をアピールしやすいです。アルバイトの内容はもちろん、仕事への向き合い方から考え方や行動を伝えられます。自己PRでアルバイトを取り上げることからも、自分の強みを活かして働いていたという真剣さが伝わってきますよね。

アルバイトとして働いた経験から入社後を想像してもらいやすい

アルバイトを自己PRの題材にすると、入社後の働き方を面接官が想像しやすくなります。

面接官は「企業に適した人材か」「一緒に働きたいか」という視点で就活生を評価しているため、企業で働く姿を想像してもらうことはとても大切なのです。

企業で働く姿を想像してもらうためには、結果ではなく過程を重視してアピールしましょう

なぜなら、面接官は「売上を何%伸ばしました」という実績よりも、「なぜ売上を伸ばそうと思ったのか」「どのように売上を伸ばしたのか」「そこから何を学んだのか」などの就活生の考え方や行動に興味があるからです。

実績を熱心にアピールする就活生もいますが、入社後を想像してもらうには不十分と言えます。ここからは、入社後の自分をより明確に想像してもらうための自己PRの作成方法を見ていきましょう。

キャリアアドバイザーが読み解く!アピールする経験を選ぶ際のポイント

塩田 健斗

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塩田 健斗

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入社後に働く姿をイメージしやすいエピソードを題材にしよう

アルバイトを題材にした内容だと、入社後の想像がしやすいですね。ただ、サークル活動などほかの内容が不適切という意味ではありません。たとえば、サークルの内容でも、働くうえで活かせる経験をしていれば評価は良くなります。

「サークル長として〇〇人の団体を率いていた」「合宿係として関係各所に予約や入金などの業務をおこなった」「後輩の育成係として指導方法を考えておこなった」など、企業で働くイメージが湧きやすい内容にこだわると良いです。逆に言えば、アルバイトの経験でも企業で働くうえでイメージが湧きにくい業務や頑張った話は再現性が低いので避けましょう。

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アピールになる経験を見つける! アルバイトの自己PRの作成法4ステップ

アルバイトの自己PRの作成法4ステップ

アルバイトの自己PR作成には「経験の深掘り」が重要であると紹介しました。ここからは、4つのステップに分けて内容を考える方法を解説します。

今回は飲食店でアルバイトしている学生を例に出しながら考え方を紹介していくので、自分の状況と照らし合わせて考えてみましょう。

ステップ①アルバイト先での経験を振り返る

まずは、アルバイト先でどのような経験をしたか整理します。アルバイトを始めてから今までの経験のなかから、失敗談や成功体験、うれしかったことなど、多角的に整理していきましょう。特に以下のポイントを振り返ると、自己PRの題材となるエピソードを見つけやすいですよ。

振り返るポイント
  • アルバイトでの仕事内容
  • 継続している期間
  • 応募のきっかけ
  • 立場や役割
飲食店でアルバイトするAさんの場合
  • アルバイト先での仕事内容:ホール担当として飲食物の提供・顧客への接客・公式SNSの投稿作成
  • 立場や役割:バイトリーダー的存在・基本の業務をこなすだけでなく新人への指導もおこなう
  • 継続している期間:約2年間
  • 応募のきっかけ:サークルの先輩から勧誘を受けた
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この段階では具体的なエピソードを思い出すことよりも、自分の経験をリストアップしていくイメージです。アルバイトでの自分を客観視して、書き出しましょう。

ステップ②特に印象的な出来事をピックアップする

次に、アルバイトの経験のなかで特に印象的だった出来事をいくつかピックアップします。失敗・後悔したものなど、マイナスな印象を抱いたものでも問題ありません。

例:飲食店でアルバイトするAさんの場合
  • 自分以外のアルバイトが多数辞めてしまい新人確保に動いた
  • 新メニューコンテストでエリア1位を獲得した
  • 要領が悪く覚えられなかった仕事を工夫して覚えた

自分のなかで、その当時どんな感情が動いて行動したのかや、どのような結果になったのかをメモしていきましょう。印象的な出来事は1つではなく複数書き出しておくと、選択肢が広がります

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思い出しづらい人は、アルバイト先で撮った写真やシフト表を見ながら、どんな出来事があったか考えてみると良いですよ。アルバイト先のメンバーと話しながら振り返るのもおすすめです。

大きな失敗を乗り越えた経験

  • 注文ミスをして顧客からクレームを受けたことをきっかけにミスをなくすように動いた
  • 情報共有不足によりスタッフ間でミスが多発したので、業務の取り組み方を改善した
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失敗経験こそ自己PRに活用すべき内容です。マイナスな出来事をどう乗り越え自分の糧にしたのかを伝えて、前向きに仕事ができる人物だとアピールしましょう。

自分にとって成功体験と言える経験

  • アルバイト先の売上向上に大きく貢献した
  • 新人指導のやり方を提案し、店舗全体の業務効率が上がった
  • 成績が悪い生徒への指導方法を変え、大きく成績向上させた
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成功体験と聞くと、数字や大会の成績など「大きな成果」と捉えてしまいます。そうではなく、自分で工夫しアルバイト先に貢献できたものであれば、小さなことでもアピールにつながりますよ。

顧客との信頼関係の構築につながった経験

  • 初来店の顧客に丁寧な接客をした結果リピーターになった
  • 店舗代表として地域イベントに参加して、認知度をあげた
  • アルバイトを通して時間管理できるようになり、両親から褒められた
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顧客だけでなく、アルバイト仲間や同じ地域の人、または両親など幅広い視点で振り返ってみるのがポイントです。

自分が主体となって行動した経験

  • アルバイト間の仲が悪く業務に影響していたのでイベントを企画し環境を良くした
  • 季節限定メニューの考案で顧客から意見を集めて反映させた
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主体的であれば良いので、「自分一人」でも「仲間と協力」した経験でもどちらでも問題ありません。率先して動いた経験を思い出してみましょう。

ステップ③具体的なエピソードとしてまとめる

印象的な経験が思い出せたら、具体的なエピソードとしてまとめていきます。作成時は、「状況」「課題」「施策」「結果」「学び」の5つに注目して整理するのがポイントです

整理したポイント
  • 状況:
    ・繁忙期で顧客の来点がいつもより多かった
    ・メンバー同士が同じ卓に片付けにいく、料理提供するタイミングがかぶるなど時間ロスにつながるミスが多発した
  • 課題:誰がいま何をしているかリアルタイムで理解できていなかった
  • 施策:
    ・午前、午後のタイミングで短いミーティングを導入し情報共有した
    ・動く前に一度周りを見る「ストップ制度」を導入
    ・インカムに頼りすぎず、対面での声掛けも忘れないように周知
  • 結果:
    ・繁忙期でも同じようなミスがなくなった
    ・急遽メンバーが一人欠けた状態でも乗り越えるような団結力が身に付いた
  • 学び:
    ・どんな状況でも原因がわかれば改善できる
    ・原因を特定して解決に向かう「問題解決力」が身に付いた
まとめたエピソード
  • アルバイト先の飲食店では、繁忙期にお客様の来店数が増え、スタッフ間で同じ卓に片付けに行くなどのミスが多発していた。業務効率の低下に焦りを感じて、業務の取り組み方を改善した。
  • 午前と午後に短いミーティングを導入し、リアルタイムの情報共有をおこなった。次に動く前に一度周りを見る「ストップ制度」を導入し、インカムに頼りすぎず対面での声掛けを促した。
  • これにより、同じようなミスが減少し、急遽メンバーが欠けた状態でも乗り越える団結力が生まれた。
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キャリアアドバイザー

面接では、自己PRを話した後に「深掘り質問」をされる場合があります。質問されても慌てず答えるためにも、エピソードを具体的に整理しておきましょう。

ステップ④アルバイト先での仕事が志望企業にどう活かせるか考える

自己PRは、自分の努力や成果を伝えるだけではなく、面接官に「この人を採用したい」と思わせることが目的です。そのため、応募企業で自分の強みがどのように役立つのか、具体的に伝えられるようにしましょう

ステップ③で整理した「学び」と応募先の仕事内容を掛け合わせ、活かし方を考えます。

例:問題解決力の活かし方を考える場合

学び仕事内容活かし方
・原因を特定して解決に向かう「問題解決力」・営業職(顧客へ商品提案をする)・顧客のニーズに応じて臨機応変に問題を解決する
・マーケティング、企画(製品を買う人を分析し戦略を練る)・製品に応じたニーズを的確に分析して売上に貢献できる販売施策を考える
・事務職(書類作成、来客応対など周りのサポートをする)・周囲の状況から判断して、自分のやるべきことを正確に判断して周りの業務の質向上へ貢献する
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キャリアアドバイザー

応募先の仕事内容をしっかり整理してから考えましょう。ただ単に頑張る・貢献するのではなく、自分の強みがどう活かせるのか具体的に伝えることが大切ですよ。

キャリアアドバイザーが読み解く!面接官の目を引く内容にするコツ

乾 花穂子

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具体的な「自分ならでは」の経験を伝えて差をつけよう!

アルバイト経験は自己PRの題材として、ほかの学生とかぶりやすいと悩む人もいると思います。周りと差をつけるには、具体的な経験を自身の言葉で詳しく伝えることがもっとも重要です。

単なる経験談ではなく、「どのような経験をし、何を考え、どのように行動したのか」を具体的に伝えましょう。自ら考えて主体的に取り組んだ行動について話すと、あなたの強みや価値観がより際立ちますよ。

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3段階で作ろう! 自己PRでのアルバイト経験の魅力的な伝え方

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就活生

アルバイトの自己PRで伝えたい内容は頭にあるのですが、面接で聞かれるとうまく言葉にできません……。

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対面で伝えるときは、基本の形を覚えておくと良いですよ! 面接官の立場になって、自分の話が伝わりやすい話し方を意識しましょう。

ESに記載する書面と面接での対話では、同じ自己PRでも表現の仕方は異なります。初めて話を聞く面接官に好印象を持ってもらうためにも、自分の良さを最大限に伝えられる準備をしてから本番に臨みましょう。ここからは、自己PRのアルバイトを魅力的に伝える方法を3つのステップで紹介します。

自己PRでのアルバイト経験の魅力的な伝え方
  1. 結論から伝える
  2. 具体的なエピソードを伝える
  3. 仕事への活かし方を伝える

①結論から伝える

自己PRでアルバイトの経験を伝える際は、結論から始めましょう。

「私は〇〇でアルバイトをしており〜」から入るよりも「私の強みは〇〇です」と自己PRしたい内容から伝えた方が、面接官が内容を整理しやすくなります。

アルバイトに限らず自己PRのエピソードは長くなりがちなので、最初に結論を提示しないとわかりにくいです

面接での受け答えは、結論を最初に伝えることが基本です。面接はコミュニケーションの場でもあるため、面接官にわかりやすく簡潔に伝えるようにしましょう。

また、面接ではコミュニケーションの取り方から人柄も見られています。自分の話を一方的に伝えるのではなく、相手が理解しやすいように内容を整理して伝えることを意識しましょう。

自己PRの書き出しのコツはこちらの記事でも紹介しています。

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②具体的なエピソードを伝える

次にアルバイトでの出来事をエピソードとして伝えますが、具体性が大切です。エピソードがないと信ぴょう性に欠け、自己PRの内容が本当だと面接官に信じてもらえません。

たとえばチームワークを向上させたという出来事を伝える際は、「そもそもなぜチームワークを向上させる必要があったのか?」から掘り下げる必要があります。自己PRする内容をわかりやすくするためにも、その出来事の背景を詳細に伝えることが大切です

また、エピソードを伝えるときには以下の構成を意識しましょう。

エピソードが伝わりやすい構成
  1. トラブルが発生した出来事
  2. 解決に向けた行動
  3. 行動の結果得たもの
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キャリアアドバイザー

どのような状況だったのか、どのような役割を担ったのかなど、当時を思い出してより詳細に組み立てていきましょう。

トラブルが発生した出来事

アルバイトを続けるなかで、すべてが順調に進んできたという人はいないのではないでしょうか。うまくいかないことがあったり、人間関係でトラブルがあったりと、問題が発生したことがあるはずです。

自己PRする際に取り上げたいのが、この問題が発生した出来事。仕事上の問題は、企業に入社後も必ず生じるものです。自己PRで言及することで、実際に仕事の場でトラブルが発生した場合の対応力をアピールできます。

解決に向けた行動

次に、「問題をどのように解決しようと考えたのか、あるいは行動したのか」を伝えます。「〇〇をして解決しました」と述べるだけではなく、結果に至るまでの考え方まで伝えると丁寧な印象になります。

問題が起きた時の受け止め方は人それぞれです。冷静に解決策を考える人、周囲に呼びかける人、すぐに行動する人。それぞれの行動の違いからも、人柄への理解を深めるきっかけになります。

面接官はこの時に見える人柄を最も知りたいと考えています。問題を解決するために取った行動について具体的に伝えましょう。

行動の結果得たもの

問題が起きた出来事と解決するために取った行動を述べたら、そこから得た結果を伝えます。

「問題を解決することができたのか」「解決策が良い方向に働いたのか」「どの程度の成果が出たのか」「周囲の人に影響を与えたのか」など、行動した内容から面接官が知りたがっていることを結果として伝えられると良いですね。

また、結果だけでなく学びがあった場合はそれについても述べましょう。問題が解決した場合はもちろん、しなかった場合でも、学びがあったということはその分成長したとも言えます。失敗した経験でも、そこから学んだことを伝えましょう。

アルバイトでの学びを伝えるコツはこちらの記事でも解説していますよ。

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例文10選! アルバイトで学んだことを魅力的に伝える方法

③仕事への活かし方を伝える

アルバイトのエピソードを具体的に伝えたら、強みをどのように企業で活かすのかを伝えます。自己PRをして自分を売り込むには、企業での再現性をアピールすることが大切です。

再現性をアピールするためには、強みを発揮した具体的なエピソードを述べたうえで、それをどう企業で活かすのかを伝えます。

学生時代に起きた出来事を入社後に置き換えて考えてみましょう。たとえば「アルバイト先の売上が下がったため、その理由を分析して改善策を打ち出した」というエピソードがあれば、「問題が生じた場合は理由を分析して改善させる」という問題解決力を企業でも再現できることをアピールできます。

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再現性をアピールするうえでは、志望企業のビジネスモデルを理解しましょう。どのように働き、どのように結果を出し、どう活躍できるのかを把握したうえで、自分の強みのなかで活かせそうなものをピックアップしてください。

自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!

自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。

そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!

自己PRで悩んでいるなら、まずはツールを活用して自己PRの土台を完成させましょう

アルバイト別! 自己PRでアルバイトのエピソードを伝える10例文

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キャリアアドバイザー

アルバイトを題材にする自己PRの考え方や伝え方がわかったら、例文を見てゴールを明確にしましょう。

ここからは、アルバイトの内容別に自己PRの例文を紹介します。自身の経験やアピールしたい強みと共通する例文を確認し、完成形をイメージしてください。

①コールセンターのアルバイト

例文

私の強みは、相手の立場や状況に合わせてコミュニケーションをとることができるコミュニケーション能力です。

3年間通信販売のコールセンターでアルバイトをしていたのですが、お客様にはご高齢の方が多く、そのまま商品の説明をしても伝わらないケースが多くありました。そこで2つの工夫をしました。

1つ目は専門用語や難しい用語の使用を避け、わかりやすい表現で伝えるようにすることです。2つ目は、電話越しでも笑顔で対応することです。この結果、以前よりもスムーズに商品の説明ができるようになり、通話時間も2分近く短縮できました。この強みを活かして、相手の立場に立つことで円滑なチームワークを築いていきたいと思います。

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課題解決のために工夫した点が2つあると先に伝えることで、相手が内容を理解しやすくなっていますね。具体的なエピソードも交えて説明できているので、採用後の活躍もイメージしやすい自己PRです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!コールセンターでの経験をアピールする際のポイント

乾 花穂子

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笑顔で対応した結果どのような効果が現れたのかを具体的に伝えよう

この例文の良い点は、工夫した点を明確に挙げているところです。それぞれを具体化して記載されているところも、より効果的です。改善点としては、「電話越しでも笑顔で対応した」の部分です。笑顔で対応した結果、何が効果として現れたのかが記載されているとなお良いですね。

また「コミュニケーション能力」をアピールしたいはずが、まとめが「チームワーク」になっているので、どちらかにそろえたほうがより好印象につながります! 「相手の立場に立ちコミュニケーションをとることで、円滑なチームワークもとれるので仕事に活かしたい」といった形でまとめると良いです。

②アパレルショップのアルバイト

例文

私の強みは、未経験のことでも積極的に挑戦するチャレンジ精神です。

大学時代はアパレルショップでアルバイトをしており、業務の一環として在庫管理を任される機会がありました。在庫はExcelで管理されており、業務を遂行するにはExcelの使い方を一から覚えなければならなかったのですが、今後のためにもなることや新しい仕事に挑戦したいという思いから在庫管理を担当させていただくことにしました。

最初は知識がまったくなく仕事にならなかったのですが、参考書を購入したことで関数の理解が深まり、徐々に楽しくなっていきました。次第に参考書を見なくても自分で関数を組み立てるようになり、店長に「以前よりシートが見やすくなった」と褒めていただきました。御社でもチャレンジ精神を活かし、お客様にとってプラスになるような挑戦を続けて行きます。

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自分の勉強のため、主体的に動いた積極性が明確に伝わる内容です。結果としてスキルを習得して職場に貢献できている内容も成果としてわかりやすく書かれていますね。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!アパレルショップでの経験をアピールする際のポイント

塩田 健斗

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効率化できたことや業務がスムーズになった点を明確に伝えよう

内容自体が仕事に直結するので良い題材ですね! 営業であっても、事務であってもExcelなどのソフトを使いこなせることは評価されます。また、知識がなくてもポジティブに取り組む姿勢や、そのなかでスキルとしてしっかりと昇華させることができている点が良いですね。

初めての業務でもチャレンジできる+結果をしっかり出せる点は、採用側からしても「仕事を任せられるな」「結果にこだわれるな」と思ってもらえるはずです。さらに評価を得るためには、シートが見やすくなったことによって効率化できたことや、業務がスムーズになった点を具体的に記載することによって定量的にもアピールできます。

③居酒屋のアルバイト

例文

私の強みは、リーダーシップを発揮してチームを引っ張ることができることです。

2年間居酒屋でアルバイトをしていたのですが、従業員の多くが失敗を繰り返しがちであることが大きな課題でした。そこで原因を考えてみた結果、スタッフ間のコミュニケーションがうまくいっていないと感じ、店舗に設置されているパソコンにスタッフ間のノウハウを共有したり自由にメッセージのやり取りができるチャットスペースを作りました。

チャットであれば休憩時間や出勤、退勤の合間にすぐ見たり気軽に書き込むことができます。失敗が起きやすい業務とその解決法の共有だけでなく、お客様からのお褒めコメントなどを残すことで、スタッフのモチベーションを上げることにもつながりました。

結果として仕事のミスを少なくすることができ、スタッフ間でも自主的にミスが発生しないよう声かけをすることが定着しました。御社でも周囲に気を配り、全員で支え合えるような働き方をしていきたいです。

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リーダーシップはどう周りを牽引するかで印象が変わります。この自己PRは、ノートを活用し周囲と協働するアピールができているので、チームワーク重視の仕事に効果的な内容となっていますね。

キャリアアドバイザーが読み解く!居酒屋での経験をアピールする際のポイント

乾 花穂子

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話す内容とアピール内容に一貫性があるか確認しよう

ノートを活用することで報連相を強化して、同じミスを起こさないように情報共有をしている点が非常に良いですね。これは社会に出てももちろん大事ですし、シフト制で全員が同じ時間に働いていないからこそ大切なことです。また、業務の情報共有だけでなく、良かった事例なども共有することでお互いを褒め合う文化も生まれています。

改善点としては、上記の内容と「リーダーシップ」という強みが合っているのか?という点に少し疑問を感じます。「リーダーシップ」という言葉から連想される内容であれば「チームをまとめた」「チームを引っ張った」などの経験が多いかと思います。それに対して、上記の内容はどちらかというと「サポートをすること」や「良い環境を作ること」などのほうが近いのではないかと思います。

文章の最後も「気を配り、全員で支え合えるような働き方をしていきたい」となっているので、リーダーシップという言葉よりもっと合うワードがあると思います。強みを話すうえで「強み」と「内容」にズレが出ないように心掛けましょう。

④配送のアルバイト

例文

私の強みは、何度でも立ち上がる忍耐力です。

学生時代は乳飲料を配送するアルバイトをしていました。アルバイトでは配送だけでなく、新製品やお客様に合った商品をご紹介して契約を取る仕事もありました。3世代で住まれているご家庭に人気の商品をご紹介したのですが、契約に結びつかないことがありました。しかし、諦めずに小学生のお子さんやご高齢の方向けの商品など、さまざまな方向からアプローチしました。

そして、他社商品との比較や年間の契約額も算出し提示した結果、小学生のお子さん向けの商品をご契約いただきました。御社でもすぐに諦めるのではなく、問題解決に向けて忍耐強く取り組んでいきます。

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契約締結を忍耐強く待っていたのではなく、自分なりにさまざまな工夫をしたことが伝わりますね。「何度でも立ち上がる忍耐力」と冒頭で伝えることにより、粘り強さや向上心のある強みだとイメージしやすくなっています。

忍耐力に加えてあきらめない性格をアピールしたい人はこちらの記事も読んでみると良いでしょう。

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自己PRであきらめない性格を魅力的にアピールするときには具体的な目標やエピソードを交えることが大切です。今回は自己PRであきらめない性格をアピールするための5つのコツを例文付きでキャリアアドバイザーが解説していきます。

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自己PRで「あきらめない」を効果的に伝えるコツ5選!12例文付き

⑤ホームセンターのアルバイト

例文

私の強みは、自分から率先して動く行動力です。

私は学生時代ホームセンターでアルバイトをしていました。ホームセンターは人通りの多い道沿いにあり、店舗前の歩道にはポイ捨てされたゴミが落ちていることが多くありました。そこで「お客様に気持ち良くお買い物に来ていただきたい」という思いから、店舗前のゴミをゼロにすることを目標に、空き時間でゴミ拾いをするようにしました。

最初は私一人で取り組んでおりましたが、次第に一緒に働いている人が手伝ってくださるようになり、ポイ捨ても減って店舗前の歩道が以前よりも綺麗になりました。また、アルバイトながら月間の従業員賞をいただくことができました。御社でも自分にできることがないか常に周りを見渡し、自ら行動していきます。

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率先して動く動機が顧客であるため、誰かのために行動できる自主性もアピールできる例文となっています。

⑥カフェのアルバイト

例文

私の強みは、相手の立場に立って行動する思いやりです。

学生時代、私はカフェでアルバイトをしていました。ある日、常連のお客様から「毎日の忙しさに癒される時間が欲しい」とお話を伺いました。その言葉をきっかけに、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを心掛けるようになりました。たとえば、常連のお客様には好みのドリンクを覚えておき、注文前におすすめするなど、細やかな気配りを実践しました。

その結果、常連のお客様から「あなたのおかげで毎日疲れが癒される」といったうれしいお言葉をいただき、またほかの常連のお客様もいっそう足を運んでくださるようになり、カフェの売上向上にも貢献できました。御社でも、相手の立場に立った行動を心掛け、顧客満足度の向上に努めてまいります。

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成果は具体的な数字や数値でなくとも、例文のように第三者からの評価を入れ込むと効果的です。悩んだときは、周りからの言葉を思い出してみましょう。

⑦書店のアルバイト

例文

私の強みは、問題解決に向けて工夫する力です。

学生時代、私は書店でアルバイトをしていました。特に繁忙期には在庫確認の問い合わせが多く、対応が遅れることが課題でした。そこで、在庫管理シートを作成し、よく売れる本をリスト化してスタッフ全員で共有する仕組みを提案しました。

この取り組みにより問い合わせ対応をスムーズに実施できるようになり、お客様をお待たせする時間が少なくなりました。御社でも、現状の課題を見落とさずに改善案の考案及び提案をしていくことで、業務効率の向上に寄与していきたいと考えております。

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ただ単に解決した・行動したと話すのではなく、どんなツールをどのように活用したのか話すことで、相手へ具体的なイメージが伝わります。

⑧コンビニエンスストアのアルバイト

例文

私の強みは、周囲を巻き込む力です。

学生時代、私はコンビニエンスストアでアルバイトをしていました。ある日、店舗周辺の清掃が十分に行き届いておらず、お客様から「駐車場が汚れている」とのご意見をいただきました。このままでは店舗の印象が悪くなると感じた私は、スタッフ全員で取り組める清掃スケジュールを提案しました。

初めは乗り気でないバイトメンバーもいたため、自分から率先して清掃活動を始めたうえで周囲へ協力をお願いするようにしました。その結果、全員が清掃に参加する体制が整い、店舗周辺は常に清潔な状態を保てるようになりました。

この取り組みが評価され、店舗全体の顧客満足度も向上しました。御社でも、周囲を巻き込みながら課題解決に取り組み、チーム全体で成果を出せるよう尽力してまいります。

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ただ単に周囲へ声をかけたのではなく、自ら率先して行動した点が具体的に伝わる内容となっていますね。

キャリアアドバイザーの体験談企業から高評価を得るアルバイト経験のテーマ

塩田 健斗

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厳しい環境や責任ある役職に自ら挑戦する姿勢が好印象!

アルバイト経験をテーマにした自己PRのなかでも、忙しい環境や責任ある役職へ挑戦したエピソードは企業に高く評価されます。たとえば、カフェやファストフードといった飲食店などでの時間帯責任者やバイトリーダーです。

学生のなかには、「できれば楽にお金を稼ぎたい」と考える人もいますよね。そのなかで、あえて忙しい環境を選び、自ら進んでリーダーのような責任ある役割を担い、店舗の売上にも貢献してきた点が企業にとって好印象につながるのです。

これらのエピソードからは、困難な状況に飛び込み、そこで成果を出せる「前向きな意思決定の姿勢」と「行動力」が伝わります。また、若手の活躍を強く求める企業にとっては、「臆することなく挑戦し、成果を上げてくれるのではないか」という大きな期待にもつながりますよ。

NG例文①仕事に活かせるイメージが湧かない

例文

私の強みは笑顔です。スーパーのレジでアルバイトをしていたのですが、お客様が多く来られる店舗で毎日とても忙しかったです。しかし、どんなに忙しくてもいつも笑顔で「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」と言うようにしていました。

忙しいときも笑顔で接客することで、お客様にも気持ちよく帰っていただけると感じます。御社でも笑顔を絶やさず精一杯頑張りたいと考えています。

この例文では笑顔をアピールしていますが、笑顔は自己PRの内容としては向いていません。笑顔が重視される業界や企業であれば歓迎されることもありますが、多くの企業では仕事に活かせることが求められるため、高く評価されることは難しいです

また、レジ係という職種柄、笑顔で挨拶をするのは当たり前と捉える面接官も多くいます。プラスアルファの工夫があると良いですね。

NG例文②求められるスキルと合っていない

例文

私の強みはコミュニケーション能力が高いところです。レストランでアルバイトをしていたのですが、常連のお客様と楽しく話すことを大切にしていました。

いつも決まった時間に来ていたお客様と仲良くなり、いつも世間話で盛り上がっていました。楽しく会話することで、いつも楽しく働くことができました。御社でもコミュニケーション能力の高さを活かして、楽しく働きたいです。

この例文では、楽しく話すことをコミュニケーション能力としてアピールしています。しかし、仕事で求められるコミュニケーション能力は「相手の意図を的確に理解する」「自分が伝えたいことを適切に伝える」などです

また、この内容だと、おしゃべりばかりで真面目に仕事をしないのでは?という不安も抱いてしまいます。業界や企業にもよりますが、プラスに受け取ってもらいにくいアピール内容ですね。

その他、アルバイトでの経験を効果的に伝える方法と例文はこちらの記事でも紹介しているので参考にしてみてくださいね。

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これだけは気をつけたい! 自己PRでアルバイト経験を伝える際の注意点

自己PRでアルバイト経験を伝える際の注意点

アルバイト経験を自己PRにする際は、基本的な業務や企業秘密に触れる内容ではなく、自身の工夫や努力・成果を具体的に伝えることが大切です。作成時の注意点も事前に確認しておき、自分の良さが最大限伝わる自己PRを考えましょう。

アルバイトとして当たり前すぎる内容は避ける

自己PRは、自分の強みや能力を相手に伝えるためのものです。仕事をするうえで当たり前の行動を伝えても、面接官の印象に残りづらく、評価を得るのが難しい場合があります。

アルバイトの経験で避けるべき内容
  • 時間通りに出勤した
  • 指示された業務をこなした
  • お客様に笑顔で接した

このような内容は避け、アルバイトに臨むなかで意識して行動し解決したことや、なにか達成した経験を伝えるのが重要です。業務改善に貢献したエピソードや、顧客満足度を向上させた取り組みなど、自分の価値を具体的に示してアピールになる自己PRの作成を目指しましょう。

アルバイト先の企業秘密に該当することは言わない

アルバイト先も一つの企業であり、どんな立場でも雇用されている立場として、会社の守秘義務は守らなくてはいけません。もし面接の場で企業秘密に該当する内容を話してしまうと、面接官の信用を損ねる可能性があるので注意が必要です。

企業秘密に関する注意すべき内容
  • 新商品の販売日や仕入れ価格について
  • 店舗の詳細な売上について
  • 従業員間の内部事情やトラブル

このような情報は、企業秘密に該当する場合があるので自己PRに含めるのはやめておきましょう。どうしてもアピールしたい内容がある場合は、アルバイト先の店長や責任者へ、就活で話しても問題がないか確認したうえで作成に進んでください。

自己PRではエピソードの独異性ではなく、自分の行動や成果に焦点を当て、信頼性のある内容を作成するのが大切です。エピソードの種類ではなく、質にこだわって自分の魅力が伝わる自己PRを作成しましょう。

自分の魅力が伝わるアルバイトの自己PRの方法を理解して内定獲得しよう!

アルバイトを題材にした自己PRは、人間性を伝えるだけでなく、入社後の活躍をイメージしてもらう効果があります。たとえアルバイト経験が企業で直接活かせる内容でなくても、重要なのは、その経験を通した自分の思考や行動を具体的に伝えることです。

成功体験や苦労をどのように乗り越えたのか、またその過程で得た自分なりの学びをアピールすることで、仕事への向き合い方を示します。

企業へのアピールであることも忘れずに、自分の強みの活かし方もしっかりと伝え、面接官に将来性や採用するメリットを感じてもらえる自己PRの作成を目指しましょう。

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