【短所例55選】短所はこう答えてアピールにつなげる! 例文付で解説

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目次

  1. 短所は答えない方がいい?
  2. 面接官が短所を質問する意図
  3. ①自己分析できているか確認するため
  4. ②改善や対処をしているか確認するため
  5. ③求める人物像にマッチしているか確認するため
  6. 短所の例一覧
  7. 自我の強さにかかわるもの
  8. 自我の弱さにかかわるもの
  9. 周囲と接するときにかかわるもの
  10. 情報整理や計画性にかかわるもの
  11. 意思決定にかかわるもの
  12. 物事の捉え方にかかわるもの
  13. 物事をおこなう際にかかわるもの
  14. 注意力にかかわるもの
  15. 短所の答え方
  16. ①結論から伝える
  17. ②短所により起こった課題を伝える
  18. ③改善に向けた工夫と今後の意気込みを伝える
  19. 短所が見つからない…そんなときの見つけ方
  20. ①長所を裏返して考える
  21. ②失敗した経験を振り返る
  22. ③周りの人に聞く
  23. 就活で答える短所の例文5つ
  24. 例文①一人で抱え込む
  25. 例文②心配性
  26. 例文③自分の意見を控える
  27. 例文④細かいミスが多くなりがち
  28. 例文⑤楽観的
  29. 例文付きで紹介! これだけは避けたい短所の例
  30. NG例①短所をいくつも答える
  31. NG例②採用にリスクを感じる内容
  32. NG例③仕事に関係のない短所
  33. 短所は改善策も伝えることで前向きな姿勢をアピールしよう

短所は答えない方がいい?

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「短所ってない方がいいですよね?」
「短所があると評価が悪くなりませんか?」

という声を多く聞きます。短所=自分の劣っている部分なので、こう考えるのも無理ありません。就活は企業に自分を売り込む場なのに、なぜ面接官は短所を知ろうとするのでしょうか。もちろん、短所の有無や内容を知るためでもありますが、それだけではありません。

短所について悩んでいる学生は、種類を知るだけでなく面接官の意図まで汲み取ることでオリジナリティのある短所や答え方が見えてくるでしょう。決して「ありません」と答えないように回答のポイントなども把握しておいてください。

面接官が短所を質問する意図

では、早速面接官が短所を質問する意図について紹介していきます。具体的には、次の3つの意図があります。

面接官が短所を質問する意図
  1. 自己分析できているか確認するため
  2. 改善や短所をしているか確認するため
  3. 求める人物像にマッチしているか確認するため

たとえば「優柔不断」という短所を持っていたとしても「優柔不断がいいか悪いか」だけで評価されるのではなく、「自社の社員としてふさわしい人材かどうか」という視点で見られているのです。面接官の質問には意図を理解したうえで答える必要があるので、上記の3つを踏まえて短所について考えていきましょう。

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①自己分析できているか確認するため

自己分析は就活において自分の強みや弱みを把握し、自分に合う職種や企業選びに役立てるものです。就活の指針とも言える大事な役割を担うため、自己分析ができているかどうかは企業の目から見ても重要になります。

特に自己分析をして短所を明らかにする際、自分の課題が何なのかを深く考える必要があります。仕事において自分の課題を見逃して真剣に向き合わない人は、成長することができません。面接官は短所の質問をすることで、自分と向き合い深く自己分析できているかどうかを見ているのです。

自己分析についてはこちらの記事でやり方などを紹介しています。

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②改善や対処をしているか確認するため

そもそも短所は誰にでもあるものです。したがって「短所があるかどうか」ではなく、短所にどう向き合っているかが大切と言えます。短所があっても自分を受け入れる姿勢というのも、もちろん大切です。しかし、多くの面接官は入社後の成長が期待できる学生を求めています。

つまり「このままでいいや」という姿勢は向上心のなさを訴えかける逆アピールになるのです。短所を認識し対策している、または対策した結果乗り越えたことを伝えましょう。自身の問題点を受け止め改善する姿勢は、面接官に「業務においても発揮されるだろう」と期待を持たれる可能性が高いです。

吉田 実遊

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短所に向き合う姿勢を示そう

短所は捉え方によってはそれほど生活に支障がないと感じるものもあるかと思いますが、しっかり自分の弱みを理解し、向き合う姿勢を示すことが重要です。入社後の仕事への取り組み方にも通ずるものですし、ポジティブなアピールに変換しやすいポイントではあるのでしっかり抑えましょう!

③求める人物像にマッチしているか確認するため

企業は採用活動において「求める人物像」を設け、どのような学生を採用したいのかを定めます。求める人物像に合致する学生ほど、企業とのマッチ度が高いです。面接官にとって短所の質問は「求める人物像なのか」を探るうえで重要な材料になるのです。

学生が持つ短所が求める人物像とかけ離れていたり、業務にマイナスの影響を及ぼす可能性があると判断されると不合格の可能性が高くなります。たとえば自主性や積極性を求める企業に「受け身で指示待ちの姿勢が短所です」と答えた場合、適性がないと判断されやすいです。

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キャリアアドバイザー

自分の短所が企業にとっては致命的というケースもあるので「そもそも適性があるのか」「入社後に活躍するイメージが湧くか」を振り返ってみるといいでしょう。

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短所の例一覧

では、短所の例を大まかに分類していくつか挙げていきます。自分の短所を考えるのにぜひ役立ててみてくださいね。

自我の強さにかかわるもの

自分の意見を引けなかったり、自分本位で物事を進めてしまい周囲との空気が悪くなってしまった経験をした人もいるのではないでしょうか。こういった場合の短所には自我の強さにかかわるものが挙げられます。以下の例から自分にもっとも合うものを選んでみてください。

自我の強さにかかわる短所
  • 完璧主義
  • あきらめが悪い
  • 我が強い
  • 出しゃばり
  • 頑固
  • 自分勝手
  • プライドが高い
  • わがまま

※この性格一覧は自己分析ツールから抜粋しました。
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自我の弱さにかかわるもの

自我の強さとは逆に、自我が弱いことも短所となり得ます。仕事においては、調和を保つために自分の意見を一旦置いておくことも重要ですが、自ら進んで発信したり判断したりすることも同様に重要です

自我の弱さにかかわる短所
  • 意志が弱い
  • 流されやすい
  • 遠慮がち
  • プレッシャーに弱い

※この性格一覧は自己分析ツールから抜粋しました。
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周囲と接するときにかかわるもの

仕事には一人で完結できるものはあまりありません。ほとんどの仕事が周囲との接触したりチームプレイで成り立ちます。

学生時代にも誰かとかかわりながら物事を進める場面は多々あったのではないでしょうか。仕事へと投影して考えてもらうためにも、周囲と接する際にかかわる短所を示すのもおすすめです

ただし仕事において周囲と接するのは必須であるため、この短所を短所のままにしておいては評価に大きく影響します。きちんと改善に向け努力していることを伝えるようにしましょう。伝え方については詳しくはこのあと説明します。

周囲と接するときにかかわる短所
  • おせっかい
  • 人見知り
  • 周囲を気にする
  • 引っ込み思案
  • 八方美人
  • 無口
  • 話下手
  • 緊張しい
  • 独断的
  • マイペース
  • 人の話を聞かない
  • 図々しい
  • 他人に厳しい
  • 鈍感
  • 1人で抱え込みやすい

※この性格一覧は自己分析ツールから抜粋しました。
たった30秒であなたの適職・性格がわかる「自己分析ツール」

短所に心配性と答えるときのポイントとNG例文はこちらの記事で解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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情報整理や計画性にかかわるもの

物事を進めるうえでは、周りの情報を整理したり計画を立てたりすることが欠かせません。それが苦手だったり、それがもとで失敗を引き起こしてしまった人もいるのではないでしょうか。そういった人たちは短所として以下のようなものを挙げてみましょう。

情報整理や計画性にかかわる短所
  • 無計画
  • 追い込み型
  • 見切り発車
  • おおざっぱ
  • 凝り性

※この性格一覧は自己分析ツールから抜粋しました。
たった30秒であなたの適職・性格がわかる「自己分析ツール」

意思決定にかかわるもの

決断に際して、うまく自分自身で意思決定ができずに苦労している人や、逆に焦って後先考えない決断をし後悔することがあった人もいるでしょう。そういった人たちには以下のような短所を挙げることをすすめします。

意思決定にかかわる短所
  • 優柔不断
  • 考えすぎる
  • 短気

※この性格一覧は自己分析ツールから抜粋しました。
たった30秒であなたの適職・性格がわかる「自己分析ツール」

物事の捉え方にかかわるもの

物事の捉え方は自分の性格と直結しやすいです。そしてその捉え方がもとで物事をうまく進められなかったりトラブルを起こしてしまったこともあるかもしれません。

物事の捉え方にかかわるものは、学生がもっとも短所を考えやすいのではないでしょうか。短所に悩む学生はまずは以下の例の中からもっとも自分に当てはまりそうなものを選ぶと良いですね。

物事の捉え方にかかわる短所
  • 楽観的
  • 理屈っぽい
  • 臆病
  • 真面目すぎる
  • 心配性
  • 冷めている
  • ネガティブ
  • 単純
  • お調子者
  • 自分に甘い

※この性格一覧は自己分析ツールから抜粋しました。
たった30秒であなたの適職・性格がわかる「自己分析ツール」

短所に心配性と答えるときのポイントとNG例文はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

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物事をおこなう際にかかわるもの

物事のおこない方にも人それぞれの性格が見えやすいです。そのため、性格や人柄を示すという点では、物事をおこなう際に見えてくる短所について話すのも良いでしょう

同様に仕事の進め方は企業においてもそれぞれです。企業も、自社とのマッチ度を見極めやすくなるでしょう。

物事をおこなう際にかかわる短所
  • 不器用
  • 面倒くさがり
  • 没頭しやすい
  • 飽きっぽい

※この性格一覧は自己分析ツールから抜粋しました。
たった30秒であなたの適職・性格がわかる「自己分析ツール」

注意力にかかわるもの

考え方同様、性格に結びつきやすく短所として考えやすいのが注意力にかかわるもの。周囲関係なく見えるものなので、短所として見つけるのがそれほど難しくはないでしょう。自分の注意力がもとで何か失敗をしたりトラブルにつながった経験がある人は、注意力にかかわる短所から選ぶのも手ですね。

注意力にかかわる短所
  • 落ち着きがない
  • そそっかしい
  • なまけもの
  • おっちょこちょい
  • 注意力散漫
  • 視野が狭い
  • せっかち

※この性格一覧は自己分析ツールから抜粋しました。
たった30秒であなたの適職・性格がわかる「自己分析ツール」

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短所の答え方

短所の答え方

自分の短所がわかったら、次はそれを企業に伝える必要があります。とはいえただ「短所は○○です」とだけ伝えても、自分の弱点しか伝わらないうえに質問の意図をきちんと理解できていないと判断され、良い印象につなげることはできません。

そこでここからは、企業に評価されやすい短所の答え方を解説していきます。

短所の伝え方にはコツがある|新卒の面接対策

①結論から伝える

回答の基本ではありますが、短所を伝える際もまずは「自分の短所は○○です。」と結論から伝えるようにしましょう。結論から話すことで、相手は話の内容を理解しやすくなります。逆に結論から話さず、過去のエピソードなどから話を始めてしまうと、相手にもっとも伝えるべき部分がうまく伝わらないことがあります。

②短所により起こった課題を伝える

次に、短所によって起こってしまった課題について具体的に伝えましょう。短所を短所と認識するためには、それによって何か失敗したりトラブルを起こしてしまった経験があるはずです。エピソードを伝えることで信憑性が増し短所の裏付けにもなるほか、自己分析がきちんとできていることをアピールすることもできます

③改善に向けた工夫と今後の意気込みを伝える

短所とそれがもとで起こったエピソードだけを伝えては、せっかくのアピールの場がマイナスの印象しかつかずに終わってしまいますよね。短所は短所と認識するだけで終わらせずに、そこから改善に向けて努力していることを伝える必要があります。そうでなければ、仕事においてもその短所によってトラブルや失敗を引き起こす恐れがあるからです

企業は短所そのものだけでなく、こういったネガティブな事象に対してきちんと向き合い改善していくのか、そしてその過程にも注目しています。意識や行動をどのように変えて改善を図ろうとしているのか忘れずに伝えましょう。

短所が見つからない…そんなときの見つけ方

短所が見つからない…そんなときの見つけ方

学生の中には「自分の短所はどれにあたるのか」と、うまく理解できていない人もいるのではないでしょうか。ここからは、短所を見つけるための方法を紹介していきます。短所が見つからずに悩む学生はぜひ試してみてくださいね。

①長所を裏返して考える

長所短所一覧表

※この性格一覧は自己分析ツールから抜粋しました。
たった30秒であなたの適職・性格がわかる「自己分析ツール」

短所は長所の裏返しです。たとえば、物事を慎重に判断する人の短所は心配性なところといえます。長所を短所に言葉を言い換えているだけですが、性格にブレがなく違和感がありませんよね。逆にもし慎重な人に楽観的なところが短所だと言われると、どちらが本当かわからなくなります。一貫性を持たせる意味でも、長所から短所に言い換える方法はおすすめですよ。

②失敗した経験を振り返る

短所は失敗を引き起こすことがあります。そのため、短所を見つけるためには失敗経験から紐解いていくのもひとつの手です。まずはたとえば直近1週間など、短いスパンでかまわないのでこれまでの経験を振り返ってみましょう。その中から、「これは失敗だった」と思える経験を洗い出していきます。

このときの失敗とは、「財布を落とした」「携帯電話を失くした」などの身近なことでもかまいません。こういった失敗からは「細かな物事を忘れてしまうことが多いのかも=注意力散漫」など、自分自身の短所について見えてくるのではないでしょうか。

③周りの人に聞く

自分自身でうまく短所を見つけられなければ、他人に自分のことを聞いてみましょう。人はできるだけ自分の短所から目をそむけたくなるものですし、自分では無意識だったことが実は短所だと捉えられていたという場合もあります

自分のことは、案外他人のほうがわかっていることも多々あります。自分で短所が見つからなければ周囲から指摘してもらうのもひとつの手ですよ。

周りの人の例
  • 家族
  • 部活やサークルの先輩・同期
  • アルバイト先の上司
  • 大学の教授

このほかに短所の見つけ方はこちらの記事でも解説しています。短所だけでなく長所の見つけ方も同様に解説しているので、ぜひ目を通してみてください。

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就活で答える短所の例文5つ

ここからは、短所の答え方について例文で紹介していきます。短所は次の流れで答えるのがおすすめです。

短所を答える流れ
  1. 結論
  2. 具体例
  3. 改善策

この順番で答えれば、簡潔にわかりやすく面接官に伝えることができます。「短所は〇〇です」と一言で終わらせず、面接官の意図を汲んで丁寧に答えることを心掛けましょう。

例文①一人で抱え込む

例文

私の短所は、何でも自分一人で抱え込んでしまうところです。任されたからには自分ですべてやらなければという思いが強く、ケーキ店のアルバイトでも誰にも相談せずに仕事を一人で抱え込んでしまっていました。

しかし、クリスマスシーズンの繁忙期に、レジや包装、予約注文の電話などを一人で担当したことが原因でお客様をお待たせし、注意されたことがありました。この経験から一人で多くのことを引き受けていては効率が悪いと気づき、報告や相談をこまめにするようにしました。今では仕事を分担して助け合うことを大切にしています。

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短所だけでなく改善策も書いてあるところがGOOD

この例文は「短所」+「改善策」の内容になっているのがいいですね。「短所」は自分自身が欠点だと認識していること、直さなければいけないと思っている点ですよね。つまり、「短所」の話をする際は「どうすればその短所を改善できるのか?」を考えないといけません。

この例文には、短所を改善するための実際の取り組みが書いてあります。この例文のように実際に取り組んでいることがあれば非常に良いと思いますし、取り組んでいなかったとしても自身の短所を改善できるアクションをしっかりと考え、相手に伝えられると印象は非常によくなると思います。

例文②心配性

例文

私の短所は心配性なところです。居酒屋のアルバイトでリーダーをしていた際にノルマに関して過度に心配しすぎて、バイト生に「そんなに頼りないですか?」と言われたことがありました。

そのときは根拠もなく心配していたので、数字などで明らかに不安なときだけ心配な旨を伝えるようにしました。その結果、バイト生との信頼関係も深まるようになりました。現在は心配なことが起きたら紙に書き出し、どうすればいいか自分で整理するようにしています。

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心配性なことを細分化して考えられている

しっかり細分化して考えることができている点が良いですね。論理的に考えられている印象を受けました。心配性が周りに「いい影響をもたらすとき」と「そうでないとき」の区別ができています。心配性=マイナスなことと一辺倒に捉えずに対処できている点が素晴らしいです。

例文③自分の意見を控える

例文

短所は他人を優先するあまり、自分の意見を控える時があることです。部活動でミーティングに参加する際、発言数が少なく注意されることがありました。自分の意見を積極的に言えるようになるために、まずは質問することから始めました。

最初は簡単な質問しかできませんでしたが、次第に他のメンバーに気づきを与える質問ができるようになっていきました。今も改善中ですが、常に当事者意識を持ってミーティングに参加するようにしています。

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段階的に施策を実行している点がGOOD

具体的な事例に対して、飛躍した施策ではなく段階を踏んでできそうなことから実行している点がGOODですね!最後の締めの一文に「質問をする」だけではなく「自分発信の発言をする」という文脈があるとさらに良いアクションになると思います。

例文④細かいミスが多くなりがち

例文

私の短所は細かいミスが多くなりがちなところです。この短所を克服するために、行動の前に一拍起き、しっかり考えることを意識しました。動く前に深呼吸するというルーティンを入れることで、ミスを減らし、より確実な行動、選択ができるようになりました。

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冷静に物事を見ることを伝えると説得力が増す

この文面であれば、①結論③改善策はありますが、②の具体例がないため、例を入れるとより相手に対して伝えたいことを伝えられるかと思います。また「動く前に深呼吸」というアクションから「冷静に物事を見ること」につなげると、より説得力のある文章になるのではないかと思いました。

例文⑤楽観的

例文

私の短所は楽観的なところです。「やればできる」という考えのもと、よく調べもせずに行動してしまうことが多く、失敗した際のリカバリーに時間を要することがあります。短所を改善するために、今では物事を始める前にきちんとしたプロセスを踏むようにしています。すると以前より効率よく物事が進むようになり、失敗も減るようになってきました。

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具体的なプロセスについても伝えよう

しっかりと①結論②具体例③改善ができているため、流れとしてはとてもいい文章です。あえてお伝えするのであれば「今では物事を始める前にきちんとしたプロセスを踏む」の「プロセス」がなにか?(例えば、目標から逆算した計画を立ててひとつひとつこなすなど)を付け加えるともっといい文章になると思います

例文付きで紹介! これだけは避けたい短所の例

面接で短所を答える場合、何でもいいというわけではないので注意しましょう。短所の答え方ひとつで面接官からの評価を落としたり、マイナスな印象につながってしまう可能性があります。

NG例①短所をいくつも答える

例文

私の短所は完璧主義なところ、せっかちなところ、視野が狭いところです。

面接で短所を質問された場合、答えるのは1つにしましょう。短所は通常のアピールと違って、面接官にネガティブなイメージを少なからず感じられてしまいます。自己分析を深くしている人ほど多くの短所を見つけているかもしれませんが、面接では1つに絞って答えましょう。1つの短所に関する具体的なエピソードや改善策を伝えた方が面接官の印象にも残りやすいです。

NG例②採用にリスクを感じる内容

例文

私の短所は遅刻癖があるところです。

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避けるべき短所として非常識な内容もあげられます。社会人として働くうえでルールを守ることは大切です。遅刻癖などのマナーを欠いた行動を取り上げると、面接官から「一緒に働きたくない」「採用後も重大な失敗を犯してしまいそう」と思われてしまうかもしれません。面接で答えている姿を見て、反省せず開き直っていると感じられる可能性も高いです。

塩田 健斗

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「当たり前のことが当たり前にできる」のは当然のこと

マナー違反や社会人としてふさわしくない行動は、かなりマイナスなイメージを与えてしまうと思います。「当たり前のことが当たり前にできる」というのは、面接官にとっては当然のことと思われています。その上で+αとして「この学生にはどのような強みがあるのか?」を面接官は見てくるので、もしもマナー違反や社会人として働く上で支障になる短所があれば早急に直しましょう。

NG例③仕事に関係のない短所

例文

私の短所は足が遅いことです。

足が遅いかどうかは仕事には関係ないので、評価の対象になりません。面接官は「自分を客観視できているかどうか」「企業にふさわしい人材かどうか」などを知りたくて短所を質問しているので、そもそも意図が理解できていないと思われる可能性も高いです。あまりにも質問の意図から外れた回答をすると、「会話が噛み合わないな」などネガティブな印象を持たれてしまうので気をつけましょう。

こちらの記事では、面接での長所と短所の答え方を解説しています。面接では、長所と短所を同時に質問されることもあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

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面接では、長所は仕事への再現性を提示、短所はマイナスの印象を上手に払拭することで高評価を得られますよ! この記事では面接での長所・短所の答え方や例文をキャリアアドバイザーが解説します。動画も参考に上手に答える方法を身につけましょう!

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面接を成功させる長所と短所の答え方|質問の意図や参考一覧

短所は改善策も伝えることで前向きな姿勢をアピールしよう

「面接で短所を答えたら評価されないのでは?」と考える学生は多いですが、短所は誰にもであるものです。面接官もそれを理解したうえで質問しています。短所の良し悪しを評価するというよりは、客観的に自分の短所を把握しているのか、改善に向けて取り組んでいるのかを知りたいということがほとんどです。

ですので「短所はありません」はNGです。短所がない人はいないので「自己分析ができていない」「自分を偽っている」とマイナスの印象を持たれてしまいます。自分の短所を正しく認識し、改善に向けた努力をしていると伝えることで、誠実さが伝わるのです。短所は長所の裏返しなので、自己PRの内容を逆にして考えてみましょう。

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