目次
- 転職の面接における逆質問の役割を理解してベストな質問を考えよう!
- これで迷わない! 転職の逆質問を考えるうえでの3つの方針
- ①若手の転職で特にみられる「意欲」のアピールを押す
- ②高い「仕事理解」を示してライバルとの差別化を狙う
- ③外せない要素を実現できるか「適職分析」に活かす
- 【転職の逆質問例①】意欲アピールにつなげる逆質問例文
- 一緒に働く仲間として求められる資質を問う逆質問例
- 企業で活躍する人材のタイプを問う逆質問例文
- 入社前から準備しておくと良いことを問う逆質問例
- 【転職の逆質問例②】仕事理解の深さをアピールする逆質問例文
- 入社後の仕事内容について問う逆質問例
- 企業で活かせるスキルを問う逆質問例
- スキルに応じたキャリアステップを問う逆質問例
- 【転職の逆質問例③】疑問点をアピールにつなげつつ聞く逆質問例文
- 待遇面について確認する逆質問例
- 働き方について確認する逆質問例
- 【転職の逆質問例④】一次面接の逆質問例
- 現場の雰囲気を確認する逆質問例
- 現場で重視されていることを問う逆質問例
- 【転職の逆質問例⑤】二次面接の逆質問例
- 前職での経験で不足するスキルを問う逆質問例
- 入社後の具体的な仕事内容について深掘りする逆質問例
- 【転職の逆質問例⑥】最終面接の逆質問例
- 企業理念について深掘りする逆質問例
- 経営者目線から見た企業の魅力を問う逆質問例
- 企業の今後の経営方針やミッションを問う逆質問例
- 要チェック! 転職で逆質問する際の注意点
- 調べればわかることを聞かない
- 質問する相手にはわからないことを聞かない
- 意欲が感じられない質問をしない
- 待遇面ばかり質問しない
- 転職の逆質問についてよくある質問に回答!
- 転職の面接で逆質問をしたほうがいいですか?
- 転職の逆質問で評価が左右することはありますか?
- 転職の逆質問で強みと意欲を存分に伝え選考突破につなげよう
転職の面接における逆質問の役割を理解してベストな質問を考えよう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの今井です。転職の面接に向けた準備を進める人から、
「逆質問ってしないとダメですか?」
「面接のフェーズに応じて逆質問の内容を変えたほうがいいですか?」
といった質問が寄せられています。逆質問には入社意欲の高さや自社との相性を確かめる目的がありますが、いざ「何か聞きたいことはありますか?」と言われても戸惑ってしまいますよね。
特に聞きたいことが思い浮かばず、頭を悩ませている人は多いはずです。
そこでこの記事では、逆質問の評価ポイントや必要な準備を解説します。面接フェーズごとの逆質問例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【完全無料】
大学生におすすめ!
面接前に必ず使ってほしい厳選ツール
1位:面接力診断
40点以下は要注意!面接を受ける前にあなたの面接力を診断しましょう
2位:自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、AIツールを活用して自己PRを完成させよう
3位:志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、AIが受かる志望動機を自動で作成します
4位:最終面接マニュアル
通常の面接対策では不十分!最終面接は個別に対策が必要です
5位:面接回答集60選
見るだけでOK!面接でよく聞かれる質問と模範解答をまとめました
6位:逆質問例100選
面接官から「志望度が高い」と思われる逆質問例を厳選しています
7位:採用基準丸わかりシート
面接官が実際に使う評価シートで面接時の注意点を確認してください
これで迷わない! 転職の逆質問を考えるうえでの3つの方針

転職の逆質問は、仕事への意欲や強みをアピールしたり、業務と自分の相性を確認したりできる絶好のチャンスです。以下に紹介する方針を参考にしながら、どのような方向性の逆質問にするのか考えてみましょう。
①若手の転職で特にみられる「意欲」のアピールを押す
第二新卒や20代などの若手の転職では、専門的な経験・スキルを持っていないケースがほとんどです。
企業側としても、若手の転職者に即戦力の活躍はあまり期待していません。それよりも今後の成長や活躍に期待しているため、「仕事への意欲」を重点的にアピールしましょう。
具体的には、「自分が関わりたい業務に必要なスキル」「活躍していくために求められる姿勢」などの逆質問が挙げられます。
「この仕事に本気で取り組みたい」という気持ちを示すことで、やる気と将来性を評価してもらいやすくなります。
②高い「仕事理解」を示してライバルとの差別化を狙う
逆質問によって自分の専門知識やスキルを強調すれば、ライバルとの差別化を図れます。仕事理解を示す逆質問は、以下のような特徴に当てはまる人におすすめです。
- 志望企業と同じ業種や職種の経験がある
- 入社後の業務内容に活かせる強みがある
- 30代以降の転職
第二新卒や20代などの若手とは異なり、30代以降の転職では即戦力としての活躍が期待されます。仕事への意欲だけではアピールにつながりづらいため、経験や強みが伝わるような逆質問が有効です。
③外せない要素を実現できるか「適職分析」に活かす
面接は、企業が応募者を見極めるための場ですが、応募者にとって企業と自分の相性を確認する場でもあります。
業務内容が自分の価値観や、思い描くキャリアの方向性にマッチするか確認するため、逆質問をうまく活用しましょう。
適職分析に活かす逆質問が特に効果的なのは、「携わりたい業務」「就きたいポジション」が実現可能なのか、企業研究をしてもわからないケースです。
入社後のミスマッチを避けるため、業務内容やキャリアパスの詳細な情報を確認しておく必要があります。
適職分析で重要な2軸はこちらの記事で解説しています。
関連記事
職種80選|「向いてる仕事がわからない」は2軸の適職分析で克服!
向いてる仕事がわからない状態を抜け出すには「自己理解」と「仕事理解」の2つが大切です。この記事では、専門家のアドバイスを交えて向いてる仕事の悩み別の解説策や職種80選を解説。あなたの仕事が見つからない状況を一緒に解決していきましょう。
記事を読む

逆質問が不安な人は「逆質問100選」を読もう
逆質問を事前に準備したくても、どんな質問をしたらいいかわからず不安になっていませんか。
そこで活用したいのが「逆質問100例」です。これを読めば逆質問のOK例文&NG例文100種類がわかります。また、企業が逆質問をする意図もわかるため、どう回答すればいいのか理解が深まります。
今すぐ読んで逆質問の不安を解消しましょう。
【転職の逆質問例①】意欲アピールにつなげる逆質問例文
意欲のアピールは、まだ即戦力になるような経験・スキルがない若手の転職で特に有効です。
志望企業で求められる資質や必要な準備について逆質問し、「主体的に成長していきたい」という熱意を伝えましょう。
一緒に働く仲間として求められる資質を問う逆質問例
- チームで協力して働くうえで、特に重視される資質は何でしょうか?
- 企業風土に合った働き方をするには、どのような人物像が求められますか?
- 「こういう人に来てほしい」というイメージがあれば教えてください。
- 職場で頼りにされている人の特徴を教えてください。
上記のような逆質問では、「企業で求められる資質を知り、いち早く職場に溶け込みたい」という姿勢を示せます。
自分の性格や価値観と、志望企業の相性を確認する意味でも効果的な逆質問です。
企業で活躍する人材のタイプを問う逆質問例文
- 現在、御社で活躍している従業員には、どのような性格の方が多いですか?
- 〇〇の業務をこなすうえで、特に大切な心がけを教えてください。
- 企業の成長を支えるために、どのような人材が特に重要だとお考えですか?
- 「こういう人は活躍しづらい」という特徴があれば教えてください。
上記のような逆質問では、「自分に足りない点を補い、企業に貢献していきたい」という前向きな姿勢を見せられます。
企業全体に関する逆質問だけでなく、特定の業務に焦点を合わせた逆質問も効果的です。
入社前から準備しておくと良いことを問う逆質問例
- 入社前に準備しておくと良いスキルや知識はありますか?
- 業務にスムーズに適応するために、事前に学んでおくべきことはありますか?
- 企業文化や社内方針であらかじめ知っておくべきことがあれば教えてください。
- 〇〇と〇〇なら、どちらの資格を優先して取得すべきでしょうか。
準備に関する逆質問は、入社までの時間を有効活用したい人や、スムーズに新しい業務に適応したい人におすすめです。
企業の研修や教育制度だけに頼るのではなく、自ら学んでいこうとする主体性をアピールできます。
【転職の逆質問例②】仕事理解の深さをアピールする逆質問例文
一定の経験がある人の転職の場合、意欲を伝えるだけではややアピールに欠けます。ライバルとの差別化を図るためにも、自分が持つスキルや入社後の仕事内容に焦点を当てて逆質問をしましょう。
入社後の仕事内容について問う逆質問例
- 入社して最初の数ヵ月では、主にどのような業務を任せていただけるのでしょうか。
- 〇〇部署での一日の仕事のスケジュールを具体的に教えていただけますか?
- 〇〇のプロジェクトに携わりたいのですが、どのようなプロセスで参画できますか?
- 〇〇様から見て、入社前のイメージと実際の仕事内容にギャップはありましたか?
入社後の仕事内容に関する逆質問は、自分がやりたいことと企業での実現可能性を確認できるメリットがあります。
ミスマッチを避けるためにも、やりたい業務やプロジェクトに関われるのか、逆質問によって確認しておきましょう。
企業で活かせるスキルを問う逆質問例
- 前職では〇〇の業務を得意としていました。御社の業務でもその経験が役立つでしょうか?
- 前職の経験により英語力には自信があります。御社の業務では英語を使用する場面はありますか?
- 御社では他部署との関わりがどの程度ありますか?前職ではさまざまな立場の人とやり取りしていたため、他部署との連携の際に強みを発揮できると思います。
企業で活かせるスキルを質問する場合は、前職での経験や担当ポジションを明確に伝えるのがポイントです。
どのようなスキルがあるのかを示すことで、入社後の業務との相性について、面接官から具体的な回答を得やすくなります。
スキルに応じたキャリアステップを問う逆質問例
- このポジションで将来的に目指せるキャリアパスを教えていただけますか?
- マネジメント職に興味があります。私と同年代でそのような役職に就いている方はいますか?
- 異なる部署でのプロジェクトへの参加機会はありますか?
- 〇〇の資格を持っているのですが、将来〇〇を目指すうえで役立ちますか?
キャリアパスに関する逆質問は、将来を見据えながら働こうとする意思をアピールできます。また、自分の思い描くビジョンと企業の方向性を確認できる点もメリットです。
理想のキャリアパスを実現できない企業であれば、入社後に不満を感じるリスクがあります。
【転職の逆質問例③】疑問点をアピールにつなげつつ聞く逆質問例文
待遇面や働き方は、転職先を検討するうえで重要な要素ですが、質問の仕方次第ではネガティブな印象を持たれるケースがあります。
待遇面・働き方だけを重視していると思われないよう、あくまで仕事のモチベーションや生産性の向上につながる、という方向性で逆質問をしましょう。
待遇面について確認する逆質問例
- 私と似たようなスキルを持つ方の給与水準を教えていただけますか?ワークライフバランスを充実させるためにも、入社後の生活を具体的にイメージしたいと考えています。
- 前職ではがんばりをなかなか評価してもらえず、徐々に仕事のモチベーションを保ちづらくなっていました。御社ではどのような評価制度を取り入れているのでしょうか。
- 将来、結婚して子どもができても仕事を続けたいと考えています。御社は多様な働き方の推進に力を入れているとのことですが、他者にはない独自の取り組みがあれば教えてください。
給与や評価制度などの待遇面は、入社前にきちんと確認しておかないとトラブルに発展する可能性があります。
ストレートな聞き方は避けつつ、「入社後の生活をイメージしたい」「高いモチベーションを維持して働きたい」などと前向きな姿勢で逆質問をしてみましょう。
働き方について確認する逆質問例
- 前職では週に〇時間ほど残業をこなしており、生産性とモチベーションが著しく低下した経験があります。同じような失敗は避けたいのですが、御社では週にどの程度残業があるのでしょうか。
- 御社ではどれくらいの頻度で転勤があるのでしょうか。大まかなサイクルを知っておけば、いざ転勤となったときでも新しい環境にスムーズに適応できると考えています。
- 従業員のワークライフバランスをどのように維持しているのか、具体的な取り組みがあれば教えてください。
上記のように遠回しな表現を心掛けると、「週に何時間残業がありますか?」「転勤はありますか?」などのストレートな質問とは印象が変わります。働き方の質問自体はNGではないため、表現に注意しながら気になる点を確認しましょう。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ本当に聞きたいことも聞いていい?
気になることははっきりと聞いてよい
面接時、年収や残業などの条件面の質問はなんとなく憚られてしまうという人もいるかもしれません。しかし、気になることを質問すること自体は全く問題ありません。むしろ非常に大事なことなのできちんと聞くべきです。採用者側も当然転職者も気にしていることだと理解しており、質問されたこと自体で否定的な印象を持つことはありませんよ。
大切なのは、そうした条件面ばかりを気にしていると思われないようにすることです。自社を選んだ理由が年収や残業といった条件のことばかりだと、より良い条件の会社が見つかったらすぐそこに転職してしまうのではと思われ、敬遠される可能性があります。
そうならないためのコツは、ポジティブな前置きをすることです。たとえば「ますます御社で働きたいと強く思うようになりました。最後に…長く働きたいと思っているので、年収や働き方などについても少々伺ってもよろしいでしょうか」のような形で質問すると良いでしょう。
「逆質問のバリエーションがない…」
内定者の実際の逆質問を参考にしよう!
逆質問が少ししか思いつかないと、「一次面接・二次面接で逆質問が同じになる……」と悩んでしまいますよね。
そんなときは「逆質問例100選」を活用しましょう。内定者が実際におこなった逆質問を100種類収録しているので、志望業界・職種、選考フェーズに合った逆質問が見つかります。
面接の流れ次第では用意していた逆質問ができない可能性もあります。逆質問例を参考にして逆質問のバリエーションを増やし、面接本番に備えましょう。
【転職の逆質問例④】一次面接の逆質問例
一次面接では、主に若手社員や人事部の担当者が面接官を務めます。そのため、現場の雰囲気や具体的な業務など、面接官自身が経験していることを逆質問するのが効果的です。
企業理念や経営方針のような深い内容の逆質問をしても、期待する回答を得られない可能性が高い点に注意しましょう。
現場の雰囲気を確認する逆質問例
- 私は自分の意見をしっかりと伝える性格です。御社は主体的な意見が受け入れられる企業風土でしょうか?
- 上司と部下の関係性を教えていただけますか?私は年齢や立場の異なる人の話を聞くのが好きなので、入社後は上司と良い関係性を築いていきたいと考えています。
- 社内のコミュニケーションを円滑にするための取り組みや活動があれば教えてください。
現場の雰囲気に関する逆質問は、自分が志望企業になじめるかを確認する意味でも重要です。
ホームページや口コミの情報と、企業の実態に食い違いがないか、逆質問によって確かめておきましょう。
現場で重視されていることを問う逆質問例
- チームワークを大切にする企業風土だとうかがっています。御社では、どのようなタイプのコミュニケーション能力が求められますか?
- 〇〇様にとって、一緒に働きたいと思うのはどんな人ですか?
- 現場で注意することや独自のルールがあれば教えてください。
現場で重視されることを知っておくのも、ミスマッチのリスクを減らす重要なポイントです。
実際に現場で働く面接官に話を聞ける機会を活かし、心掛けやルールに関する逆質問をしてみましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!面接フェーズに分けて聞くことは変えたほうがいい?
面接フェーズの目的に沿った逆質問をすることが重要
とくに転職の際には、社会人経験を活かして、相手の意図を汲むことができる基本的な能力があることを見せることが大切です。その点で、フェーズごとの目的に沿った質問をするよう心がける必要がありますよ。
たとえば二次面接では「採用後に活躍が見込めるかどうか」という視点で応募者を見ています。そこで企業が力を入れている専門分野に関する逆質問することで、仕事に使える知識や、その分野への興味関心があることを示すこともできます。
また最終面接では「入社意欲や会社との相性」を見られています。そのため、長く働く意思を見せるため「長く活躍されている方の特徴は?」といった質問や、会社が大事にしている価値観を表わしているものを取り上げた質問をすると良いでしょう。
このように、転職だからこそ客観的な視点で評価軸に合った逆質問をすることが重要になります。それが的確で的を射ていればいるほど「活躍するために必要なことを理解している」と判断されやすいので、採用の確率を上げることができますよ。
【転職の逆質問例⑤】二次面接の逆質問例
二次面接は、一次面接よりも勤続年数の長い社員が面接官を務めるケースが一般的です。より経験豊富な人に聞きたいことがあれば、ぜひこの機会に聞いてみましょう。
また、二次面接では、自社との相性や採用後の活躍が評価ポイントです。
逆質問の中で自分の経験やスキルをアピールできると、活躍イメージを企業に持ってもらいやすくなりますよ。
前職での経験で不足するスキルを問う逆質問例
- 職務経歴書に記載したスキルを見て、不足に感じる点があれば教えてください。
- 私の前職の経験を踏まえ、入社後に重点的に伸ばすべきスキルは何だとお考えですか?
- このポジションで求められる最も重要なスキルは何ですか?私の経験と照らし合わせて、強化すべき点を教えていただきたいです。
不足するスキルについての逆質問は、成長意欲や主体的な学びの姿勢のアピールにつながります。
逆質問によって、前職で得たスキルと志望企業で求められるスキルの違いを理解し、自分の強みや改善点を明確にしましょう。
入社後の具体的な仕事内容について深掘りする逆質問例
- 前職では〇〇の目標を掲げ、具体的な行動に移してきました。御社では従業員一人ひとりがどのような目標を持ち、日々の業務に臨んでいるのでしょうか。
- 日々の業務で、最も多くの時間と集中力を要するタスクは何ですか?
- 〇〇様が業務の中で特に大きな達成感を得たエピソードを教えてください。反対に、苦労したエピソードも教えていただけると参考になります。
業務全般についての逆質問に加え、面接官個人の考えを問う逆質問も有効です。
面接官が何を意識しながら日々の業務に臨んでいるのかを知ることで、仕事内容や協力体制の仕組みが自分に合っているかを確認できます。
逆質問を多くストックしたいなら、逆質問例100選をチェックしよう
逆質問を1~2個しか用意していない場合、時間が余ったり、それまでのやり取りで答えが出たことを繰り返し質問したりして「熱意が低そうだな」とかえって低評価になるリスクがあります。しかし逆質問が思いつかない人も多いはず。
そんなときは「逆質問例100選」を活用しましょう。内定者による実際の逆質問を100個収録しているで、面接官がついたくさん話したくなるような逆質問を手軽に用意できます。
ぜひ活用して、内定へのあとひと押しを勝ち取りましょう、
【転職の逆質問例⑥】最終面接の逆質問例
最終面接は、社長や役員などの管理職クラスの人が同席します。そのため、企業理念や経営方針を深掘りする逆質問が可能です。
踏み込んだ内容の逆質問をするには、入念な企業研究が欠かせません。
しっかりと企業研究をしたうえで、それでもわからなかった点や確認しておきたい点を逆質問しましょう。
企業理念について深掘りする逆質問例
- 御社の企業理念である〇〇を象徴する取り組みはありますか?
- 御社の企業理念は〇〇だとうかがっています。なぜこの理念を大切にしているのでしょうか?
- 企業理念を従業員一人ひとりにどう浸透させているのか、具体的な事例があればおしえてください。
企業理念を逆質問する際は、「企業理念を教えてください」などとそのまま聞かないよう注意しましょう。調べればすぐにわかる逆質問は、まともに企業研究をしておらず、入社意欲がないように映ります。
企業理念を理解していることは大前提として、それを象徴する取り組みやエピソードについて深掘りしましょう。
経営者目線から見た企業の魅力を問う逆質問例
- 〇〇様から見て、御社の魅力はどのような点にありますか?
- ここだけは他社に負けないという御社の強みを教えてください。
- 競合他社との差別化を図るために心がけていることはありますか?
最終面接の面接官は経営に深く関わっているため、自社の商品・サービスに自信や愛着を持っているケースがほとんどです。その点を踏まえ、面接官の想いに興味を示す逆質問をすると、好意的な印象を抱いてもらいやすくなります。
企業の今後の経営方針やミッションを問う逆質問例
- 御社は今後、〇〇の開発事業に取り組むとニュースで拝見しました。事業内容に強い興味をひかれたため、差し支えない範囲で概要を教えていただけますか?
- 企業の成長戦略において、今後どの分野に注力していく予定ですか?
- 御社はここ数年、採用枠を大幅に拡大しています。この戦略にはどのような狙いがあるのでしょうか?
経営方針やミッションを問う逆質問は、企業研究の深さや入社意欲の高さをアピールできます。
志望企業と業界の動向を把握するのが必須となるため、普段からニュースに関心を持ち、自分なりの意見を持つ習慣をつけてみてください。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!転職の最終面接の逆質問で悩むあなたへ
入社意欲をアピールできる逆質問がおすすめ
企業は、最終面接で「最終的に自社に決めてくれるのか」を知りたがっています。そのため、最終面接の逆質問は入社意欲を強くアピールできるものにするのがおすすめです。
意欲が伝わる逆質問をするためには、何より企業研究をしっかりすることが重要です。面接の最後でしっかりと練った逆質問ができると、それだけ会社のことを調べて、自分自身が働くこともイメージしているのだなということが伝わりますよ。
逆に、逆質問を「特にありません」で終わらせたり、差し障りのない一般的なことを聞いて流してしまうと「本当にがんばる気があるのか」という疑問を持たれかねないため注意が必要です。
要チェック! 転職で逆質問する際の注意点
逆質問では入社意欲や仕事理解の高さをアピールできる一方で、内容によっては評価を落とす可能性があります。せっかくのアピールの機会をふいにしてしまわないよう、逆質問する際の注意点を理解しておきましょう。
事前に入念な企業研究をおこなったうえで、それでもわからなかった点を確認するのが逆質問の目的です。「興味を示すためにとりあえず何か聞いておこう」という考えで、適当な逆質問をするのはやめましょう。
調べればわかることを聞かない
企業のホームページやIR情報を確認すればすぐにわかることを質問するのはやめましょう。きちんと企業研究をおこなっておらず、入社意欲が低いと判断されてしまいます。
- 企業理念を教えてください
- 御社の主力製品を教えていただけますか
- 離職率を教えてください
企業理念や主力製品について質問する場合は、一歩踏み込んだ内容にするのがおすすめです。たとえば「働く中で、御社の企業理念である〇〇を実感した場面はありますか?」と聞くと、企業への興味をアピールできます。
質問する相手にはわからないことを聞かない
逆質問は、面接官の役職や年齢に合わせた内容にするのがポイントです。
たとえば、企業の事業方針にかかわるような質問を、若手の社員に投げかけても、期待する回答を得られない可能性があります。自分の疑問を解決できる貴重な機会を逃すことになるため、相手によって質問内容を変えるようにしましょう。
一次面接では若手の社員、二次面接では現場の管理職、最終面接では経営層が面接官を務めるケースが多く見られます。面接のフェーズに合わせて、複数の逆質問を用意しておくと安心です。
意欲が感じられない質問をしない
逆質問では、企業にネガティブな印象を与えないようにする工夫が必要です。仕事に対する意欲が感じられない質問では入社後の定着に不安を持たれ、採用を見送られやすくなります。
- 〇〇も業務に含まれているのでしょうか?
- 能力が伸びる環境ですか?
- ノルマを達成できないとどうなりますか?
後ろ向きな質問や、企業ばかりに依存する質問では意欲を感じられないので避けるようにしましょう。
逆質問では「こんな仕事をしたい」「どんなスキルが必要なのか知りたい」など、前向きな姿勢を見せることが大切です。
待遇面ばかり質問しない
待遇面の質問自体はNGではありませんが、そればかりでは他のことに興味がないように見えます。入社後の定着に疑問を持たれやすいため、待遇面ばかり質問しないよう注意しましょう。
好印象につながりやすいのは、仕事への意欲や向上心が伝わる逆質問です。企業側の視点で考えると、給料ばかり気にする人よりも、業務に必要な知識・スキルを質問する人のほうが、活躍してくれそうな期待感を持てますよね。
逆質問は選考の一部として評価されるため、ただ自分の疑問を解決するのではなく、アピールにつなげるのがおすすめです。
転職の逆質問についてよくある質問に回答!
逆質問の重要性や注意点を解説してきましたが、まだまだ不安が残っている人も多いと思います。最後に、逆質問についてよくある質問にキャリアアドバイザーがお答えします。疑問や不安の解消に役立ててください。
転職の面接で逆質問をしたほうがいいですか?
逆質問は、企業研究をしてもわからなかった点を確認できる貴重な機会です。自分と企業の相性を確認するためにも、企業風土や入社後の業務などで気になることを質問してみましょう。
また、逆質問で企業への興味を示せば、意欲や仕事理解の高さのアピールにもなります。「特にありません」で終わるのは非常にもったいないため、ぜひ自分の魅力が伝わるような逆質問をしてみてください。
転職の逆質問で評価が左右することはありますか?
逆質問だけで合否が決まるケースはまず考えられませんが、少なからず影響があるのは確かです。たとえば、企業の強みを的確に捉えた質問や、仕事への意欲が伝わるような質問をできれば、好印象につながります。
一方、質問の内容によっては評価を落としてしまうリスクがあります。調べればわかることを聞いたり、意欲が感じられない質問をしたりしないように注意しましょう。
転職の逆質問で強みと意欲を存分に伝え選考突破につなげよう
新卒採用とは異なり、転職では社会人経験があるからこその逆質問が必要になります。入念な企業・業界研究によって志望先のことを十分に理解したうえで、仕事への意欲や即戦力となる強みを伝えましょう。
また、逆質問は、面接のフェーズや面接官の立場に沿った内容にするのがポイントです。一次面接では職場の雰囲気に関する質問、最終面接では事業方針に切り込む質問といったように、状況に応じた複数の逆質問を用意しておきましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!転職でも逆質問対策は本当にすべき?
キャリアアドバイザー
米田 有希
プロフィールをみる逆質問は合否を左右する可能性もある重要なアピールの機会
面接は採用者側からの質問に応募者が回答するという形で進みますが、逆質問は応募者側がアピールしたいことを話せる絶好の機会です。面接の最後にすることも多いので印象にも残りやすく、合否を左右する可能性も大いにあります。
逆質問を「面接の最後のちょっとした補足」のように捉え、軽んじてしまうと、一般的な質問で終わらせてしまうこともあるかもしれません。
しかし的確で鋭い逆質問は、相手企業を深く分析してきたことや自分自身の知識や経験を示し、入社に対する熱意などを伝える効果があります。そのため、他の応募者との差別化を図りやすいといえますよ。