転職面接の流れを5段階で解説|受付~面接後までのマナー・質問対策

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必須対策も紹介! 転職面接の流れは 5段階で整理!

目次

  1. 転職面接の基本的な流れを押さえて不安ゼロで本番に臨もう!
  2. まず理解! 転職面接の流れは大きく5段階に分けられる
  3. 【転職面接の流れ①:受付編】3つのポイント
  4. ①10分前には面接会場に到着する
  5. ②受付時点から丁寧な対応を心掛ける
  6. ③控え室では静かに待機して本番に備える
  7. 【転職面接の流れ②:入室編】3つのポイント
  8. ①3回ノックしてあいさつをする
  9. ②面接官にお辞儀して名前を名乗る
  10. ③指示されてから椅子に座る
  11. 【転職面接の流れ③:面接本番編】3つのポイント
  12. ①面接官の目を見て話す
  13. ②声のトーンや表情を意識する
  14. ③素の自分を出すことも心掛ける
  15. 【転職面接の流れ④:退室編】3つのポイント
  16. ①面接のお礼のあいさつをする
  17. ②ドアを丁寧に閉める
  18. ③終了後は速やかに会場を出る
  19. 【転職面接の流れ⑤:面接後編】3つのポイント
  20. ①面接後にお礼メールを送る
  21. ②メールや着信履歴は頻繁に確認する
  22. ③内容を振り返って次回の面接に活かす
  23. 転職面接の流れのなかでも一番重要な「面接本番」への備えにまず取り組もう!
  24. ①1分程度の自己紹介を用意しておく
  25. ②転職理由や志望動機など頻出質問への回答を準備する
  26. ③逆質問を2~3つほど用意しておく
  27. 転職ならではの面接の流れを理解して志望先の選考を突破しよう!

転職面接の基本的な流れを押さえて不安ゼロで本番に臨もう!

こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。転職活動をしていて、面接対策を進めている人からこんな相談を受けることがあります。

「転職の面接はどんな流れで進みますか?」
「面接の流れは転職と新卒就活とで違うのでしょうか?」

まず前提として、転職と新卒就活で面接の流れがまるきり変わるわけではなく、大枠は同じととらえて問題ありません。

しかし、転職の面接の場合、新卒の就活と比べて社会人経験を積んでいる分厳しく評価されやすい面があるのも事実です。あらためて面接の全体的な流れを理解し、そのうえで、流れを細分化して個別に対策を進めていくのが大切ですよ。

この記事では、転職面接の基本的な流れと段階別の意識したいポイントを解説していきます。

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面接の流れを完璧に理解して、万全の状態で面接に臨んでいきましょう!

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まず理解! 転職面接の流れは大きく5段階に分けられる

転職の面接に臨むにあたって「新卒のときの面接の流れと違う点はあるのかな?」と疑問を抱くかもしれませんね。結論からいうと、転職の面接は大まかに5つの段階に沿って進んでいきます。

面接の大まかな流れ
  1. 受付
  2. 入室
  3. 面接本番
  4. 退室
  5. 面接後

新卒のときと流れが大きく変わるわけではありませんが、転職の場合、見られるポイントが変わっていたり、より厳しい目線で見られたりと、企業側の視点が変わってきます

その違いを理解したうえで、それぞれの段階でどんな対策をすればいいのか知ることが、面接突破のカギになりますよ。

ここからは、大まかな流れの5段階を分解し、1段階ずつ意識したいポイントや必要な対策について詳しく解説していきます。内定まで一直線に進んでいくためにも、それぞれで自分がやることを明確にして、対策をしていきましょう。

転職の準備についてはこちらの記事の解説もわかりやすいですよ。

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【転職面接の流れ①:受付編】3つのポイント

転職面接の受付時の3つのポイント
  1. 10分前には面接会場に到着する
  2. 受付時点から丁寧な対応を心掛ける
  3. 控え室では静かに待機して本番に備える

面接は自己紹介からが始まりだと思っているかもしれませんが、そうではありません。入室前の受付の段階からすでに始まっているのです。受付での印象はその後の面接にも影響する可能性もありますよ。

そこで、ここからは万全の状態で面接に臨むために意識したい受付時のポイントについて解説していきます。受付での好印象な立ち振る舞いをここでしっかりとチェックしておきましょう。

①10分前には面接会場に到着する

時間を守るのは、社会人としての基本ですよね。面接の受付はどんなに遅くとも10分前には済ませておきましょう

会場によっては、受付後にエレベーターなどで移動が必要な場所もあるので、余裕を持った行動を心掛けることが大切です。

余裕をもって到着することで、心を落ち着かせる時間を設けることもできます。深呼吸や簡単なストレッチで精神を安定させれば、良い緊張感で面接に臨むことができますよ。

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時間管理は社会人としての求められるスキルの一つでもあります。時間を守ることは最低限のマナーとして、遅れることがないような行動を心がけましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!転職面接は「余裕」が合言葉

本田 百合香

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不意のアクシデントにも対応できる準備をしておこう!

面接会場が慣れない場所だと、電車を間違えてしまったり、道を間違えてしまったりすることが考えられます。そうなると、気持ちに余裕がなくなってしまい、面接で本来の力を発揮できないかもしれません。

そうならないためにも、会場付近には30分前くらいには到着するように行動し、不意なアクシデントにも対応できるようにしておくことが大切です。

また、到着後はどうしても肩や顔に力が入ってしまうものです。時間に余裕があるなら一人で心を落ち着ける時間を作るといいでしょう。カフェや公園などで面接に挑む準備をすれば、万全の状態で面接に臨むことができますよ。

②受付時点から丁寧な対応を心掛ける

面接は面接官と対面してから始まるわけではありません。会場に入った時点から始まっています。受付での対応が不適切だと、その評価が面接官に伝わり、選考が不利になる可能性もゼロではありません

受付の時点から、礼儀正しいあいさつをする、笑顔で対応するなどの丁寧な対応を心掛けましょう。また、受付にはジャケット姿で伺うのが一般的です。以下の点に気を付けてから受付に行くようにしてくださいね。

受付する際の注意点
  • コートを着ている場合は脱いで腕のわきに抱えておく
  • 暑さからジャケットを脱いでいる場合は受付前に着用する
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受付時点での丁寧な対応が、あなたの社会人としてのマナーのアピールにつながります。こうしたマナーは新卒時とは違い「できて当たり前」として見られていると意識しましょう。

③控え室では静かに待機して本番に備える

受付を済ませて控え室で待機している時間は、本番に向けた緊張や不安でいっぱいになりがちです。だからといって、携帯電話をいじったり、立って歩いたりするのはNGですよ。

控え室で過ごし方の例
  • 深呼吸をして気持ちを落ち着ける
  • 質問への回答を頭の中でイメージする
  • ノートや資料などに目を通す

待ち時間とはいえ、企業の担当者や面接官が見ている可能性も十分考えられます。もしも、あまり印象の良くない行動を取っていると、選考の評価に影響する場合もあります

受付のときと同様に、いつどんな場面でも見られているという意識を持って、控え室で過ごすようにしてくださいね。

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控え室では静かに待機して本番に向けて緊張を和らげるための行動をしていきましょう。

【転職面接の流れ②:入室編】3つのポイント

転職面接の入室時の3つのポイント
  1. 3回ノックしてあいさつをする
  2. 面接官にお辞儀して名前を名乗る
  3. 指示されてから椅子に座る

面接の入室から着席までのわずかな時間は、あなたの印象を左右するとても重要な場面です。

マナーに沿った行動ができていないと、最初からあまり良くない印象を抱かれてしまい、面接で自分が思っていたような印象を抱いてもらえない場合もあります。

そうならないためにも、マナーのアピールにつながる「入室〜着席」までの流れを3ステップで解説していきます。面接本番を有利に進めるためにも、しっかりとチェックしていきましょう。

①3回ノックしてあいさつをする

入室時に意識したいポイント
  • 入室時に意識したいポイント
  • お辞儀は30度を目安にする
  • ドアは丁寧に開け閉めする

面接会場に案内され、ドアの前に到着したら、まずは3回ノックして向こうからの反応を待ちましょう。ドアの向こうから「どうぞ」と言われてから、「失礼します」と大きな声で言い、ドアを開けて中に入ります

軽くお辞儀をしてから、ドアの方に身体を向けてゆっくりとドアを閉めましょう。お辞儀の角度は30度が目安です。ドアを閉めたら、面接官の方に身体を向けて軽くお辞儀をしましょう。その後、椅子の隣まで歩いていくと覚えておいてください。

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面接官はドアの向こうにいて声が聞こえづらい可能性も考えて「失礼します」の声かけはできるだけ大きな声で言いましょう。

②面接官にお辞儀して名前を名乗る

椅子の近くまで歩いたら、面接官の正面に向いてあいさつをしましょう。自分の名前を述べてから、再度お辞儀をします。この際、名前を名乗るタイミングとお辞儀のタイミングが重ならないように注意してくださいね

入室時に名前を名乗る例
  • 本日はお時間をいただき、ありがとうございます。〇〇と申します。よろしくお願いします。
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緊張していると普段よりも早口になったり、声が小さくなったりしてしまうもの。社会人として信頼感のある姿をアピールをするためにも、普段話すときより大きな声を出すことを意識しましょう。

③指示されてから椅子に座る

指示されてから椅子に座る際に意識したいポイント
  • 指示されるまで立ったままで待つ
  • 指示された後に軽くお辞儀をして着席する

名乗った後すぐに座るのはNGです。面接官から「どうぞ座ってください」と言われてから座るようにしましょう。座る際も軽くお辞儀することは忘れないでくださいね。

鞄は指定がなければ椅子の近くに置くのが一般的です。コートなどを持っている場合は、鞄のうえに置きます。

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ここまでの一連の流れは、面接をするなら必須で覚えておかなくてはなりませんよ。自宅の部屋を使って、本番をイメージした練習を欠かさずおこないましょう。

【転職面接の流れ③:面接本番編】3つのポイント

転職面接本番の3つのポイント
  1. 面接官の目を見て話す
  2. 声のトーンや表情を意識する
  3. 素の自分を出すことも心掛ける

面接の流れのなかで最も重要といえるのは、やはり「面接本番」での立ち回りです。あなたが転職先で活躍できる人だということを存分にアピールしていく必要があります。

そこで、ここからは面接本番で意識しておきたい3つのポイントを解説しますよ。ポイントをしっかり押さえて、面接突破を目指していきましょう。

①面接官の目を見て話す

解説まとめ
  • 目を見て話すことで基本的なコミュニケーション能力のアピールにつながる
  • 緊張してしまうときはおでこや鼻などを見て目線をずらす方法がおすすめ

「相手の目を見て話す」というのはコミュニケーションの基本ですよね。ただ、緊張してしまう場面では、目線が下がったり、泳いだりして目が合わないことも。だからこそ、面接では特に相手と目線を合わせることを意識していきましょう。

目線をしっかりと合わせることで、あなたのコミュニケーション力をアピールできます。また、相手の反応もチェックできるので、その場に合わせた対応を取りやすくもなりますよ。

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緊張してしまい相手の目を見るのが難しいときは、相手のおでこを見たり、鼻のあたりを見たりする方法がおすすめです。相手から見ると、目を合わせているように見えるので、印象が悪く映ることもなくなります。

②声のトーンや表情を意識する

質問の回答内容も大切ですが、それと同じくらい声のトーンや表情も重要な要素です。たとえば、緊張で声が小さくなってしまうと、適切なコミュニケーションが取れないと判断されてしまいかねません。

面接本番では、以下のように相手が好印象に感じるようなトーンや表情で回答することを意識してみてくださいね。

声のトーンや表情で意識すべきポイント
  • 面接本番で意識したい声のトーンや表情
  • 普段話すときよりもゆっくりと大きな声で話す
  • 声のトーンは明るめで話す
  • 表情はできるだけ笑顔で話す
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面接はあなたのスキルや能力だけでなく、社会人としてのコミュニケーション能力を見られる場でもあります。「自分はしっかりとしたコミュニケーションを取れる」ということを声のトーンや表情から印象付けていきましょう。

③素の自分を出すことも心掛ける

面接では自分を良く見せようと、取り繕った言葉を話そうとしてしまいがちですよね。

ただ、実際の自分とかけ離れた言葉だと「この話は嘘なのでは」と面接官に疑われてしまうこともあるかもしれません。だからこそ、チャンスがあれば自分の素の部分を出すことも大切です。

堅い雰囲気のなかで素の自分を出すのは難しいかもしれませんが、自分の今の心情を正直に話すことで、「コミュニケーション能力のある人だな」と好印象につながる可能性も十分ありますよ。

素の自分を出す例
  • 緊張を伝える:今日は緊張しているのですが精一杯自分の魅力を伝えていきたいと思います
  • 趣味の話:〇〇は大好きすぎていくらでも話すことができます
  • 仕事の話:あるプロジェクトで失敗してしまい上司からとても怒られました
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もちろん、マイナスな印象につながるような話は避けましょう。あくまで目的は自分の人間性や価値観を伝えることです。その点を意識して素の自分を出すことを心掛けてみてくださいね。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ここが転職面接の差別化ポイント!

米田 有希

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米田 有希

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素の自分を出すことは面接官にとってもメリットがある!

素の自分を出すことは、面接の話しやすい雰囲気作りにつながります。面接官も堅い雰囲気のままでは、やりづらいですからね。

もし、素の自分を抑えてテンプレートのような回答をしてしまうと、ほかの人と差別化ができず、面接官の記憶にも残りにくくなってしまいます。もちろん、砕けすぎるのは問題ですが、趣味や特技などの話で素の自分を出すことは緊張をほぐすことにもつながります。

さらに、その話題に面接官が食いついてきたらチャンスです。好印象を抱いてもらえるように、自分の魅力を存分にアピールしていきましょう。こういった余裕のある会話ができるのは、新卒就活とは違って「即戦力」を採用することを目的とした中途採用において、「余裕があって頼りやすそう」「働く仲間として安心」といったポジティブな印象を残すことにもつながりますよ。

もしいま二次面接まで進んでいるなら、こちらの記事で解説している面接本番対策も併せてチェックしておきましょう。

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【転職面接の流れ④:退室編】3つのポイント

転職面接の退室時の3つのポイント
  1. 面接のお礼のあいさつをする
  2. ドアを丁寧に閉める
  3. 終了後は速やかに会場を出る

転職の面接の流れのなかで、最も失敗してしまいやすいのが退室での立ち回りです。最後の退室を適当にしてしまうと、それまで積み上げたあなたの良い印象が台なしになってしまうことも。

退室するまで気を抜くことなく、面接を終わらせることが大切です。

そこで、ここからは退室の流れ3ステップを解説していきます。緊張の糸を切らすことなく、最後まで好印象を抱いてもらうためにもしっかりとチェックしていきましょう。

①面接のお礼のあいさつをする

面接官から「これで面接を終了します」と言われたら、まずは面接を実施してもらったお礼のあいさつをします。

この一言があるだけで、あなたが身に付けている礼儀やマナーなどが伝わりますよ

面接のお礼のあいさつの例
  • 本日はお忙しいなか、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました
  • 本日はお忙しいなか、私のために面接を実施していただきありがとうございました

お礼を述べたら椅子から立ち上がり、「ありがとうございました」と再度お礼をして、出口へと向かいます。

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最後まできっちりとマナーのある態度を示すことで誠実な姿勢をアピールできますよ。

②ドアを丁寧に閉める

ドアを閉める際に意識したいポイント
  • 面接官の方を向きながらドアを開ける
  • なるべく音を立てずに静かに閉める

出口のドアの前まで来たら、面接官の方に身体を向けて「失礼します」とあいさつをしましょう。その後、ドアを開けていきます。

ドアを開ける際は、面接官にできるだけ背中を向けることがないように注意してくださいね。ドアを閉める際は、完全に閉まりきるまでドアノブから手を離さないようにして、なるべく音を立てずに閉めましょう

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ここで雑にしてしまうとドアを閉める際にバタンと大きな音を立ててしまい、失礼だと思われてしまう可能性もあります。最後まで気を抜かずに退室しましょう。

③終了後は速やかに会場を出る

面接が終わったら、すぐに会場から離れましょう。用事もないのに残っていると、次の面接者や面接官に迷惑がかかるかもしれません。

また、退室まではきっちりできても、会場を出るまでに気が緩んでしまい、不用意な言動や行動を見られてしまうことも多々あります。

緊張がとけて気を抜きたい気持ちはわかりますが、まずはその場を後にするのが先決です。携帯電話なども外に出るまではいじらないようにしてくださいね。

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面接は会場を出るまでが本当の終わりだという意識を持って、気を抜かずに会場を出ましょう。

【転職面接の流れ⑤:面接後編】3つのポイント

転職面接後の3つのポイント
  1. 面接後にお礼メールを送る
  2. メールや着信履歴は頻繁に確認する
  3. 内容を振り返って次回の面接に活かす

転職の面接が終わった瞬間、緊張から解放されてほっと一息つきたいという気持ちになるかもしれませんね。ただ、面接が終わった後にもやることがいくつかありますよ。

ここからは、面接後にもやっておきたい3つのことを解説します。これらを怠ってしまうと選考に影響してしまう可能性もあるので、しっかりとチェックしてくださいね。

①面接後にお礼メールを送る

面接のお礼メールはあなたが社会人としてのマナーを持ち合わせていることのアピールにつながります。

また、面接のなかで印象に残った話や伝え忘れていたことがあれば、メールに盛り込んでみてもいいですね。面接に時間を割いてもらった感謝の気持ちをしっかりと伝えていきましょう。

転職面接後のお礼メールの例文

件名:〇月〇日 採用面接のお礼(〇〇(自分の名前))
株式会社〇〇
△△部 △△様

〇〇(自分の名前)と申します。
本日はご多忙のなか、面接のお時間をいただき、誠にありがとうございました。

面接を通して、貴社の仕事内容や今後のビジョンを伺い、御社への理解をさらに深めることができました。改めて、御社に入社して貢献したいと強く感じています。

ご多忙かと存じますので、ご返信にはおよびません。
末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

〇〇 (自分の名前)
電話:000-0000-0000
メールアドレス:〇〇@xxxxx.com

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記載する連絡先は会社のものではなく、自分個人のものであるかしっかりと確かめておきましょう。営業などで普段使用していると記載ミスに気づけない可能性もあります。

②メールや着信履歴は頻繁に確認する

仕事をしながらの転職の場合、忙しさから電話に出れず連絡が来ていたことを忘れてしまったり、メールを見逃してしまったりしてしまうこともあるでしょう。

そうなると、せっかく選考を突破しているにもかかわらず、入社の意思がないと判断されてしまうことも。そんな事態に陥らないよう、メールや着信履歴は頻繁にチェックするようにしてくださいね。

仕事の昼休憩や就業後すぐのタイミングなど、1日数回は確認し、すぐに折り返しの連絡をできるようにしておくことが大切です。すぐに返信があれば、企業側はあなたに安心感を抱いてくれますよ。

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転職の場合、さまざまなタイミングで面接の結果連絡が来ます。翌日の場合もあれば2週間後になるケースも。状況によって変わることは理解しておきましょう。

③内容を振り返って次回の面接に活かす

面接が終わって一息入れたくなる気持ちもあるかと思います。ただ、面接はその日で終わりではありませんよね。後日、別の企業の面接や二次面接、最終面接を実施するケースもあるでしょう。

だからこそ、面接が終わったらすぐに内容を振り返り、次回の面接に活かしてくことが大切です。

自分の発言で面接官が良いリアクションをした場面はなかったか、逆に難しい表情をしている場面はなかったかなどを振り返ることで、同じ失敗を繰り返さずに済みます

面接が終わってから振り返る内容の例
  • 質問への回答内容と面接官の反応
  • 自分のなかで良かったと思う点
  • 自分のなかで悪かったと思う点
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特に回答に詰まった質問は答えられるように準備しておくといいでしょう。面接の振り返りを通して自信もつき、自分の魅力をより伝えられるようになりますよ。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ転職成功の秘訣はここにあり!

松下 建都

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面接は今後も続くからこそ「終わった直後の振り返り」が大切!

転職で一回の面接だけで望んだ企業に内定した、というケースはほぼないでしょう。何社も面接を受けたり、1社でも二次面接、最終面接があったりと立て続けにやってきます。

目の前の面接が終わって一息つきたい気持ちはわかりますが、記憶が鮮明なうちに「今日の面接は自己採点で何点だったか」「質問にしっかりと回答できていたか」などを振り返っておきましょう。

誰もがみんな、1回の面接で完璧な回答をできるわけではありません。だからこそ、今日できたこととできなかったことを振り返り、改善していくことが大切ですよ。

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転職面接の流れのなかでも一番重要な「面接本番」への備えにまず取り組もう!

転職面接の流れを見ると、さまざまなプロセスに分かれているのがよくわかりますよね。だからこそ、どれから対策を始めればいいのかは悩むポイントでしょう。

どれも対策を欠かすことはできませんが、やはり印象を左右する重要な要素は面接本番の回答や言動になります。それと同時に、最も大きなプレッシャーがかかる場面でもあります。

時間を最もかけて念入りに準備をすべきポイントだからこそ、これから解説する3つの面接本番に向けた準備をしっかりとチェックしていきましょう。

必ずすべき3つの転職の面接対策
  1. 1分程度の自己紹介を用意しておく
  2. 転職理由や志望動機など頻出質問への回答を準備する
  3. 逆質問を2~3つほど用意しておく

①1分程度の自己紹介を用意しておく

自己紹介は面接官に自分を印象付けるとても重要な場面。ましてや転職面接は即戦力を採用する目的があるため、一層「信頼できるか」は厳しく見られます

だからこそ、第一印象を左右する自己紹介の内容はあらかじめ考えておき、詰まることなく話せるようにしておくことが大切です。

自己紹介は長くなりすぎないよう、1分程度でまとめましょう。あなたの名前から就業経験、面接への意気込みなどを簡潔に話していきます。

自己紹介の基本的な構成
  1. 名前
  2. 前職の概要
  3. 前職の実績や経験
  4. 締めのあいさつ
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自己紹介が作成できたら、自分で話してみたり、誰かに話してみて意見をもらったりして内容を磨き上げていきましょう。何度も繰り返し話すことで、本番でも自然と言葉が出てくるようになりますよ。

転職の自己紹介の例文

△△△△(あなたの名前)と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。○○大学を卒業後、株式会社△△での2年間、営業職として仕事に従事してきました。

顧客がどのような課題を抱え、何をもとめているのかを理解するため、深くヒアリングすることを心掛けました。

前職で身に付けたスキルと知識を活かして、御社でも営業職として貢献していきたいと思い、応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いします。

転職での自己紹介はこちらの記事の解説も参考になりますよ。

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②転職理由や志望動機など頻出質問への回答を準備する

面接本番に向けて頻出質問の回答準備は必要不可欠。特に転職の場合は新卒の就活とは違い、仕事のなかで身に付けたスキルや転職を考えた理由などを聞かれるので、しっかりと対策しておくことが大切です

転職の面接で聞かれる頻出質問
  • なぜ転職しようと考えたのですか?
  • 前の仕事ではどんなことを経験しましたか?
  • 将来に向けたキャリアプランは何か考えていますか?
  • 転職先に当社を選んだのはなぜですか?

これらの回答は、自己分析から転職の軸を定めていないと用意できないものばかりです。短期的な目線だけではなく、5年後、10年後まで見すえて転職活動をしていることをアピールしていきましょう。

そうすることで、転職に対するあなたの真剣な思いが伝わりますよ。

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転職の面接では、転職先とのマッチ度を伝えるのも重要です。企業研究を念入りにして、社風や仕事内容と合っていることもしっかりとアピールしていきましょう。

転職で聞かれることはこちらの記事で網羅的に解説していますよ。

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③逆質問を2~3つほど用意しておく

面接の最後では「何か質問はありますか?」と聞かれるケースがほとんどです。何も質問をしないと「うちの会社に興味がないのかな」とあまり良い印象を抱かれない可能性もあります。

最後まで良い印象を残すためにも、逆質問を2〜3個準備しておき、積極的に質問するようにしましょう

質問内容は業界のトレンドや会社の理念、会社の雰囲気など、自分が気になる点を聞くのがおすすめです。

転職面接での逆質問の例
  • 御社で実績を出されている人はどのような人ですか?
  • 御社でのキャリアアップを目指すにあたって評価制度について詳しく教えてください
  • 〇〇様(面接官)はどのようなところに惹かれて入社されたのですか?
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ホームページや募集要項ではわからない、面接官にだからこそ聞いてみたい内容を質問することで、印象アップだけでなく、企業理解を深めることにもつながりますよ。

キャリアアドバイザーが読み解く!転職面接対策のワンポイント!

本田 百合香

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面接のなかで出てきた疑問を聞くことで印象アップを狙える!

逆質問の内容は、もちろんあらかじめ用意したものでも問題ないのですが、面接のなかで気になったことがあればそのことについて聞いてみてもいいでしょう。

というのも、事前準備されている質問はほかの選考者からも質問されている場合が多く、印象に残りづらい可能性があるからです。もし、面接のなかで出てきた質問なら、それはあなたにしかできない質問になるので、面接官にも強い印象を残すことができますよ。

面接官としても自分の会社に興味を持って質問してくれる人に悪いイメージは持ちません。逆質問こそ、深い質問をおこなって周りと差をつけていきましょう。

質問が思いつかないなら、それは自己分析が足りていないからかもしれません。こちらの記事で分析から始めてみましょう。

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転職ならではの面接の流れを理解して志望先の選考を突破しよう!

ここまで、面接の基本的な流れと段階別の意識したいポイント、転職面接のプラスαの対策まで解説してきました。

転職活動は新卒の就活とは違い、時間が限られたなかで自己分析や企業研究、面接対策などを進める必要があります。だからこそ、基本的な面接の流れを押さえて、場面ごとにどのような対応をすれば魅力的なアピールにつながるのかを知っておくことが重要です。

この記事の内容を参考に、面接の全体像をつかんで面接官から好印象を得ていきましょう。それがあなたの理想の転職につながりますよ。

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