目次
- 人生の目標が決まると行動の軸も決まる! 価値観を深掘りして見つけ出そう
- 人生の目標とは何だろう? まずは必要性を理解しよう
- ①生き生きとした人生を送れる
- ②自分の知らない世界を知れる
- ③目指すゴールがはっきりするので行動の軸が明確になる
- ④就活でよく聞かれる質問なので回答対策にもなる
- 具体例をチェックしてイメージを広げよう! 人生の目標例4選
- 仕事を通した社会貢献で充実感を得る
- 収入を増やして生活を豊かにする
- 親孝行をして両親に喜んでもらう
- 住みたい家を購入して生活満足度を上げる
- 人生の目標を模索し始めたあなたにまず伝えたい5つのこと
- ①人生の目標が決まらない悩みは誰もが持っている
- ②目標を持つことにとらわれすぎる必要はない
- ③大きな目標ではなく小さな目標でもいい
- ④さまざまな経験を通して目標が見つかることもある
- ⑤人生の目標は自分のなかに必ずある
- 過去から現在までの自分の価値観を整理していけば人生の目標が見えてくる!
- 自分の価値観を深掘りしていこう! 人生の目標を見つけるための3ステップ
- ①幼少期から現在までの「自分史」を作って価値観の変化を辿る
- ②過去と現在を比較して「なりたい自分像」が変わったかを確認する
- ③「なりたい自分像」のためには何が必要か目標を具体的にする
- 3ステップでかなえよう! 人生の目標達成までのロードマップ
- ①SMARTの法則を使ってより具体的な目標を設定する
- ②目標達成に向けて小さな目標を立てて行動に移していく
- ③家族や友人と目標を共有して励まし合いながら行動を継続する
- さまざまな方法を試してみよう! 人生の目標を見つけるきっかけ5選
- ①興味があることをネットで調べてみる
- ②うらやましく感じることを思い浮かべる
- ③映画鑑賞や読書などをしてみる
- ④人生の目標について周りの人に話を聞いてみる
- ⑤カウンセラーに相談してみる
- 就活でも聞かれる! 「人生の目標は?」の質問意図と回答例文
- 会社の方向性とのマッチ度を知る目的で質問されやすい
- 「人生の目標は?」の回答例文
- これだけは避けたい! 人生の目標を考えるときの注意点
- 自分と他人の目標を比べない
- 最初から大きすぎる目標を立てない
- 人生の目標を見つける3ステップを実践して思い描く将来を実現しよう
人生の目標が決まると行動の軸も決まる! 価値観を深掘りして見つけ出そう
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
人生の目標について悩んでいる人から、よくこのような相談をもらいます。
「人生の目標」と聞くとなんだか壮大な話に感じますよね。つかみどころがいまいち見えにくいために、どう決めればいいのか? そもそも必要なのか? と悩む人は実は多くいます。
人生の目標が必要かどうかは人それぞれです。なくても問題のない人もいます。ただ、人生の目標を見つけることは、目指すゴールが明確になるといった魅力的なメリットがたくさんありますよ。
この記事では、人生の目標を見つけるための3ステップや、就活での活かし方まで解説します。一緒にあなたの人生の目標を見つけていきましょう。
人生の目標とは何だろう? まずは必要性を理解しよう
本田 百合香
まずは人生の目標を見つける必要性について理解するところから始めることが大切です。ここからは人生の目標を見つける必要性につながる、得られるメリットを具体的に4つ挙げていきます。一つずつ一緒に確認していきましょう。
①生き生きとした人生を送れる
- 目標があることで行動の指針も立てられ、活力に満ち溢れた毎日を送れるから
- 目標を達成したときに満足感や達成感を得ることができるから
毎日何の目標もなく漠然と過ごしていると「毎日を無気力に過ごしているな」と思ってしまうことがあるかもしれません。
人生の目標を持つことができれば、目標達成に向けた行動もできるようになるので、毎日が活力に満ちた人生を送れるようになります。
たとえば、お金を貯めて海外旅行に行くという目標を立てたなら、その目標に向けて毎日の仕事にも一生懸命取り組めますよね。
松下 建都
なんの目標も持てることができず、「なんだかつまらないな」とただ日々を過ごしてしまうよりは、目標のある人生の方が生き生きと過ごせそうですよね。
②自分の知らない世界を知れる
- 目標に向かう過程で新しい経験や知識の幅を広げる機会を得られるから
- 視野が広がることで自分自身の成長にもつながるから
人生の目標は新しい経験や知識の幅を広げる機会をもたらしてくれます。目標に向かって進む過程で、新たな分野や知識について学ぶ機会に巡り合うからです。
たとえば、グローバルな人材として活躍したいという目標があり、経験を積むために仕事で新しいプロジェクトに参加すると決めたとしましょう。すると、新しいことを勉強したり、違う部署の人と交流したり、今までとは違った世界を見ることができますよね。
その経験は、自分の視野を広げることや自身の成長にもつながります。目標を持つことで、自然と新しい何かを手に入れられるようになるわけです。
③目指すゴールがはっきりするので行動の軸が明確になる
- 目標があることで自分が今何をやるべきかが明確になるから
- 行動の軸がはっきりしているので次にやるべきことも思い浮かぶから
人生の目標を見つけることで得られるメリットとして、目指すゴールが明確になることに伴って、「今は何をするべきか」「目標達成のためにはいつまでに何が必要なのか」と行動の軸を明確にできることも挙げられます。
たとえば、人生の目標として「自分の会社を立てて環境問題を解決したい」という目標を掲げたなら、会社を建てるためにはどのくらいの資金が必要で、それはいつまでに貯めるべきかなどが浮かびあがってきますよね。
環境問題へのアプローチを考えるために、どんな勉強をすべきか、と次のアクションもすらすらと浮かんできて、迷いなく最初の一歩をふみ出せるようになります。
米田 有希
ゴールがわからないままでは、歩み始めることもできません。充実した人生を送るためにも目標を持つことはとても大切なのです。
④就活でよく聞かれる質問なので回答対策にもなる
- あなたの自己成長への意欲を知りたいから
- さまざまなことを吸収して入社後に活躍できる人材か見極めたいから
- 内面を把握して自社とマッチする人材か把握したいから
就活の面接にて「あなたの人生の目標は何ですか?」と質問されることがあります。
人生を通して達成したい目標の内容を知ることで、どんなことに興味があるのか、何に熱意を向けているのかということもある程度理解できます。
採用する以上は自社とマッチする人材を確保したいと企業も考えるので、内面を把握するためとして質問することもありますよ。
質問に自信をもって回答するためにも、人生の目標を見つけるのはとても大切です。具体的な目標に向けて努力し、行動している姿勢は企業への大きなアピールにもつながりますよ。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
面接の場で面接官があなたに人生の目標をたずねる理由は「あなたの成長力と計画性が知りたい」というのも挙げられます。現状維持の人生ではなく、人生の目標や夢を掲げて、今よりも成長しようとするエネルギーがある人物か、つまり入社後の成長と活躍が期待できる人物かどうかを見極めたいと考えるわけです。
人生の目標は誰かから与えられるものではありません。自らの力で「こうなりたい」という目標を設定したうえで、達成までの課題やタスクを計画し、積極的に実行していく必要があります。
簡単にたどり着けないものなので、諦めず継続する力も必要です。これらは仕事でも必要とされる能力です。面接の場では、目標を掲げるだけでなく、どのように実行し、いつまでに実現するかまで伝えられるようにしておきたいですね。
具体例をチェックしてイメージを広げよう! 人生の目標例4選
目標を見つけることのメリットはわかったけど、なかなか思いつかない……そう悩んでしまうこともありますよね。そんなときは、他の人が掲げている人生の目標を参考にするとイメージが膨らみますよ。
ここからは、人生の目標をイメージするうえで参考になる具体例を4つ紹介していきます。自分の目標を立てるための参考材料として活用し、あなただけの人生の目標のイメージを膨らませていきましょう。
仕事を通した社会貢献で充実感を得る
誰かの役に立てるような社会貢献を目指すのは目標にしやすいです。自分のスキルや才能を存分に活かし、顧客や社会に対して価値を提供することで、大きな充実感や達成感を得ることができます。
たとえば、以下のような目標が社会貢献を通じた人生の目標として挙げられます。
- 医者として1人でも多くの患者さんを治療して元気になってもらう
- 教師として優秀な教え子を社会に輩出する
- エンジニアとして誰も作ったことがないようなWebアプリケーションを生み出す
- 清掃員として街中を綺麗にして住みやすい街づくりに貢献する
- 雑貨屋のバイヤーとして訪れる人の生活に彩りを与える
「社会貢献なんて目標が壮大すぎる……」と感じるかもしれませんが、身近な社会への貢献も立派な目標になりますよ。
本田 百合香
たとえば、接客業で来店した顧客に喜んでもらうのも十分な目標です。「誰かに何か価値を与える=社会貢献」と考えて、目標を考えてみてくださいね。
収入を増やして生活を豊かにする
収入を増やして生活を豊かにすること、これもまた人生の目標としてよく挙げられるテーマです。収入を増やすことで、やりたいことを自由に選べるようになり、毎日の生活をより豊かにすることは、誰しもが望むことですよね。
- 月収50万円を稼げるようになって好きな家具に囲まれた生活をおくる
- 自分でビジネスを始めて良いマンションに住み不自由のない暮らしをする
この方向性で目標を立てるなら、収入を増やして何をしたいかより具体的に考えてみることが大切です。お金を増やした未来を考えると、ワクワクしながら目標を決めることができますよ。
松下 建都
収入が増えるのは将来への安心感にもつながります。お金の心配がない将来を送りたいというのも立派な目標です。
親孝行をして両親に喜んでもらう
仕事やキャリアに関連することだけでなく、私生活に関することを目標の一つに据えてみるのもおすすめです。たとえば、親孝行などを人生の目標の一つとして掲げている人は多いですよ。
両親に限らずとも、これまでお世話になった人へ何かしてあげて喜んでもらえたなら、あなた自身も満足感を得られるかもしれません。
こういった少し曖昧なことを目標にする際は、たとえばどんな孝行をしてあげたいのか、など、具体的な内容を決めると目標が達成しやすくなります。
- 両親をヨーロッパ旅行に連れていく
- 両親と一緒に住めるような家を購入する
米田 有希
目標と聞くと自分のことばかり考えてしまうかもしれません。ただ、他の人に何かを与えることも目標になり得ます。親でなくとも「あの人にこれをしてあげたい」という気持ちを目標にしてみるのもいいかもしれませんね。
住みたい家を購入して生活満足度を上げる
プライベートなことを人生の目標として掲げるという視点では、住みたい家を購入し、生活の質を上げることを目標として挙げられることも多いですよ。
自分にとって居心地の良い環境やライフスタイルに合った空間は、日々の生活満足度が上がります。
また、家の購入は人生を通しても最大級に高い買い物です。この目標達成のために、という視点を持てれば仕事へのやる気などにもつながるでしょう。
- 都心や地方などどこの地域に住みたいか
- どれくらいの広さの家に住みたいか
- 誰とどんな生活を送っているか
本田 百合香
家の購入は、ただ快適な空間を手にれるだけでなく、「自分の持ち物である」という誇りや安心感にもつながります。人生で一度きりの大きな買いものだからこそ、人生の目標として掲げるのにぴったりですよね。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
人生の目標を立てる際は、積極性が感じられるような目標を選んでみるのもおすすめ。さらにいえば、仕事を通じて実現できそうな具体的な目標だと、面接で効果的なアピールとなります。たとえば「仕事を通じて有名な人物になる」という目標を掲げた場合で、具体的に考えてみます。
まずは自社内の仲間のなかでこの業務なら、この人が一番詳しいと信頼を得る、そして外部の情報交換会やスキルアップの勉強会に参加して人脈を作ると発想を広げられます。そして学びを継続して自分の専門分野を極め、外部の困っている人向けに有益な情報発信をして、その業界のなかで有名になる──このような具体的なステップがあれば、目標達成までのイメージを持ちやすくなりますよね。
仕事に関連したことで、有名人になることは自分にとって有益であるだけでなく、会社にとっても恩恵があるため、周囲の協力も得やすいかもしれませんよ。
人生の目標を模索し始めたあなたにまず伝えたい5つのこと
人生の目標を模索し始めたあなたにまず伝えたいことが5つあります。この5つを知らない状態で人生の目標を見つけようとしてしまうと、見つけるまでの道のりが遠回りになってしまうかもしれません。
人生の目標が見つからないと悩んでしまわないためにも、ここから解説する伝えたいことをしっかりとチェックしてくださいね。
人生の目標に通ずる、転職の軸の探し方についてはこちらの記事で解説していますよ。
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転職の軸60選! 自分だけの軸を見出すカギは不満の言語化にあり
転職をするときは、明確な転職の軸を立てて目的意識を持つことが大切です。ただ転職の軸を立てるのが難しかったり、どんなふうに立てれば良いのか悩んでしまうこともありますよね。この記事では専門家のアドバイスを交えて、60の転職の軸の例や作成法を解説していきます。
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①人生の目標が決まらない悩みは誰もが持っている
- 人生の目標を見つけるのは簡単ではないので悩んでしまうのは当然のこと
- あなただけでなく他の大勢の人も目標が見つからないと悩んでいる
目標を見つけることは自分の人生を豊かにするうえでとても大切です。ただ、大切がゆえに、そう簡単に見つけられるものではありません。「人生の目標がない」と悩んでしまうのはよくあることなのです。
目標が見つからないという悩みは、あなただけではなく他のたくさんの人も同じように抱えています。だからこそ、「目標が見つからない……」と悩んでいるのは自分だけなのではないか、と落ち込む必要はありませんよ。
米田 有希
それだけ人生の目標を見つけるのは難しいということです。自分だけが人生の目標に迷っていると思い込まないでくださいね。
②目標を持つことにとらわれすぎる必要はない
- 目標を見つけようとしすぎるあまり自分を追い込みかねないから
- 目標が見つからないのではなくまだ見つかっていないだけだと考えてみる
自分の道しるべとなる人生の目標を見つけることはもちろん大切ですが、持つことにとらわれすぎる必要はありません。
目標を持つことにとらわれすぎると、「目標が見つからない自分はダメな人間だ……」と思い込んで、自分に対して嫌悪感を抱いてしまうかもしれません。また目標が見つからないことに必要以上に焦ってしまい、目標を探すこと自体嫌になってしまう可能性もありますよ。
あくまで人生の目標は、自分の人生を豊かにするために見つけ出すものです。自分を追い込む必要はまったくありませんよ。
本田 百合香
目標が見つからないのではなく、まだ見つかっていないだけ、そのように考えてこれから一緒に探していきましょう。
③大きな目標ではなく小さな目標でもいい
- 目標は壮大なことではなく小さな目標でも問題ない
- 小さな目標を達成することで成功体験を積むことにもつながる
人生の目標と聞くと、一生をかけて達成する大きな目標を想像するかもしれません。ただ、目標は必ずしも大きく見栄えがよかったり、大きなものである必要はありませんよ。自分が納得していれば、どんな目標でも問題ありません。
もし小さな目標だとしても、その目標が自分の指針となり行動につながるのであれば、十分目標としての役割を果たしていますよね。
小さな目標に少しずつ取り組んだ結果が、大きな目標につながることもあります。目標の大小にとらわれず、自由に考えてみましょう。
松下 建都
小さな目標でも達成する成功体験を積むことで、自分の自信にもつながります。その自信がさらに次の目標への原動力となり、大きな目標につながっていきますよ。
④さまざまな経験を通して目標が見つかることもある
- さまざまな経験を積んで視野を広げることで目標が見つかることもある
- 初めての経験してみると人生の目標のきっかけをつかめることがある
人生の目標を決めるには、さまざまな経験を積むことも大切です。経験を積み、視野を広げることで今までに考えつかなかったような目標が見つかることもありますよ。
- 今まで会ったことのない人と交流してみる
- 今まで行ったことがない場所や空間に行ってみる
- 今までやったことのない仕事にチャレンジしてみる
経験を積むなかで、自分が興味や情熱をかけられるものを発見できる可能性もあります。新しいことにチャレンジするのは不安に感じるかもしれませんが、人生の目標を見つけるきっかけになるかもしれないと言い聞かせて、臆せずさまざまな経験を積んでいきましょう。
米田 有希
経験が増えれば増えるだけ視野も広がり、あなた自身の興味の持てることや得意に感じることも増えていきます。すると自然に「これを成し遂げたい」と思えるものに出会えるようになりますよ。
⑤人生の目標は自分のなかに必ずある
- 人生の目標は見つかっていないだけで自分自身のなかに眠っているだけ
- 自分の価値観に目を向けることで望む人生が見えてくるはず
目標が見つからないと悩む状況は必ず解消できます。というのも、人生の目標はまだ見つけられていないだけで、あなた自身のなかに眠っているからです。
自分のことをより深く理解したり、新しい経験を積んだりするなかで、本来の自分がどんな人間なのかわかるようになり、自然と目標が見えてきます。
自分が情熱をかけられるものは何なのか、どんな強みがあるか、自分の価値観に目を向けて、望む人生を考えてみましょう。
本田 百合香
心のなかの自分の声に耳を傾けてみてください。自分が本当に大切にしたいことが浮かび上がってくるはずです。詳しい見つけ方については後ほど解説するので、その内容を参考に自分自身が納得できる目標を見つけていきましょう。
過去から現在までの自分の価値観を整理していけば人生の目標が見えてくる!
目標を見つけるからには、自分が納得できる「これだ!」と思える目標を見つけたいですよね。
人生の目標を見つけるには、今の価値観だけでなく、過去から現在までの価値観を整理して、自分が心の底から達成したいという目標を見つけることがとても重要です。
そうして見出した、心の底から達成したいと思える目標はあなたの人生をより豊かなものにしてくれますよ。
米田 有希
過去から現在までの価値観を整理して目標を見つけていくための方法は、これから3ステップに分けて解説していきます。自分の価値観に合った目標を見つけていきましょう。
価値観の整理という観点では、自己分析を試すのもおすすめです。こちらではとくに転職で役立つ自己分析法を解説していますよ。
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人生の目標はキャリア形成でも重要! 経験から軸を立てる3ステップ
人生の目標はそう簡単に見つかるものではありません。ただ、自分の価値観をしっかりと深掘りすれば自然と目標が見えてきますよ。この記事では、キャリアアドバイザーが人生の目標を見つけるための3ステップを解説します。
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自分の価値観を深掘りしていこう! 人生の目標を見つけるための3ステップ
人生の目標を見つけるために、もっとも大切となるのが「自分の価値観」です。
あなたの人生の目標は、他の誰でもなく、あなたがどうなっていきたいかによって決まります。だからこそ、自分の価値観を深掘りして、「自分が本当に叶えたいこと」を見つけていく必要があるのです。
ここからは、人生の目標を見つけるための3ステップを解説していきます。自分が心の底から納得できる目標を見つけるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
①幼少期から現在までの「自分史」を作って価値観の変化を辿る
まずは自分がどんな価値観を持っているのか、自分史を作って自身の理解を深めましょう。
- 自分のこれまでの人生を振り返って年表のようにし、視覚的に整理する方法
自分史とを作って子どもの頃の価値観や、その価値観がどう変わっていったのか振り返ることで自分を客観視できますよ。
過去を振り返るなかでは、自分はどんな価値観を持っているのか共通点も探っていきましょう。
たとえば、幼少期は「中学では部活で部長を担うことで充実感を感じた」「高校は友達に勉強を教えるのが楽しかった」という経験があれば、そこから「人に頼られることに充実感を感じられる」と抽出するイメージです。
松下 建都
ここで挙げる価値観はあなたの根底にあるものです。それを書き出すことで、本当の自分が見えてきますよ。
②過去と現在を比較して「なりたい自分像」が変わったかを確認する
振り返りができたら、自分の価値観の変化を見つけて、なりたい自分像が変わったのか確認していきましょう。たとえば、以下のようなイメージです。
- 幼少期は父親の影響で営業の仕事にあこがれを抱いていた
- 営業職として就職後、町内のゴミ拾いボランティアに参加したところ、環境問題に興味をもつように
- 環境問題を解決するためにはもっと大きな影響力をもって大きく行動を起こしていきたいと考えるように
- 個人として大きな影響力を持つ人物になりたい!
過去から現在を振り返ることで、漠然としていたなりたい自分像が明確にわかるようになります。その自分像こそがあなたの根底にある価値観です。
その価値観を満たせるような人生の目標を探してみることで、「目標が見つからない」と迷うことがなくなり、あなただけの目標が見えてくるようになりますよ。
③「なりたい自分像」のためには何が必要か目標を具体的にする
次に、なりたい自分像を叶えるために必要となる具体的な目標を設定していきます。具体性がない目標は単なる夢になってしまうので、計画が立てられるレベルで具体化するのが大切です。
たとえば、「社会課題を解決できるような影響力のある人になりたい」が目標だとすれば、以下のようなイメージで具体化していきます。
- 影響力を付けるには自分で事業を起こす必要がありそう
- これまでの経験を活かして起業するなら営業の経験が活きそう
- 営業代行としてまずは一人で会社を立ち上げよう
- 立ち上げるためにはまず開業届を出す必要があるな
なりたい自分像からどんな行動が必要か逆算することで、今の自分は何をやればいいのか明確になりますよね。
本田 百合香
例のように、なりたい自分像へのステップを考えることで、自分の進むべき道がはっきりと見えるので、目標の達成が現実的になっていきますよ。
キャリアビジョンという観点で目標を考えるなら、こちらの記事がおすすめです。
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3ステップでかなえよう! 人生の目標達成までのロードマップ
人生の目標が見つかった後に大切になるのが、その目標を達成するための行動です。せっかく見つけた目標も行動しなければ、かなわない夢で終わってしまいます。
だからこそ、見つけた目標を達成するために、適切な行動を積み重ねていくことがとても重要です。
ここからは、人生の目標を達成するためのロードマップを紹介します。見つけた目標を達成していくためにも、しっかりと確認していきましょう。
①SMARTの法則を使ってより具体的な目標を設定する
人生の目標を達成していくにあたって、まずやるべきことはSMARTの法則を活用して、より具体的な目標を立てていくことです。
- 5つの基準に沿って達成可能な目標を立てるための目標設定方法のこと。Specific・Measurable・Assignable・Relevant・Time-boundの5つの頭文字をとってSMARTと呼ばれている
たとえば、「今の仕事でキャリアアップを目指す」という目標を掲げたのであれば、以下のように目標を具体化し、期限を決めていくと何をすればいいのかと迷わなくなりますよ。
- Specific(具体的な)→営業職として担当商品を月100個販売して営業成績3位以内に入る
- Measurable(測定可能な)→月100個、営業成績3位以内など測定可能な目標になっている
- Assignable(実現可能な)→社内で前例があるので実現は十分可能
- Relevant(関連した)→目標を達成すればキャリアアップも見えてくる
- Time-bound(期限が明確)→3カ月以内に達成する
米田 有希
特に大切なのは、目標を可視化することです。「月100個販売」「3カ月以内」など、数字で目標を立てることで、目標のブレがなくなり、行動につながりやすくなりますよ。
②目標達成に向けて小さな目標を立てて行動に移していく
目標が具体的になったあとは、行動に移していきましょう。目標をどれだけ具体化しても、行動しなくては目標につながりませんよね。
行動する際のコツは、目標達成に向けて小さい目標に切り分けて少しずつでも着実に動き始めることです。たとえば、以下のような1日単位でやるべきことを決めておくと、悩むことなく目の前のことに取り組めるようになります。
- 大きな目標:営業成績3位以内を目指す→小さな目標:商品案内の電話を1日で100件連絡する
- 大きな目標:年間30万円貯金する→小さな目標:1日最低1,000円を貯金箱に入れる
松下 建都
自分の立てた目標を細分化して、ハードルを小さくすることで行動に移しやすくなります。たとえるなら、毎日階段を一歩ずつ登るようなイメージです。行動を継続することで、自然と目標達成に近づいていきますよ。
③家族や友人と目標を共有して励まし合いながら行動を継続する
家族や友人などに目標を共有するのも目標達成に向けたおすすめの取り組みです。目標を共有することで、共有した相手から応援してもらえるようになるので、モチベーションが維持しやすくなります。
たとえば、「今日は疲れたな……」と弱音を吐いたとしても、周りから「目標達成のために頑張ろう」と声をかけてもらえるかもしれません。
そうすれば、疲れていてもやる気が出てきて、目標に近づく行動ができるようになれるかもしれません。
本田 百合香
一人で行動し続けるのはなかなか難しいものです。スポーツなどもそうですが、周りに仲間やチームメイトがいると、踏ん張りが効くようになります。せっかく目標を掲げたのであれば、周りの人と共有してみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
なりたい自分像は大きな目標です。簡単に実現できるものではないため、まずは小さな目標を設定してスモールステップで前に進むことが大切です。ただ、その際に大切なのでが少し難しいけど頑張れば実行できそうなレベル感で考えることが大切です。あまりに簡単すぎるとかえって達成感がなくやる気を失ってしまうかもしれません。徐々に難易度を上げていって、ゴールを目指しましょう。
まずすべきこととしては、具体的に「何を・いつまでに・どの程度まで」実行するのかというステップを決めましょう。頭の中だけではなく、ノートなどに書き出してリスト化することがおすすめです。
たとえば「多くの人から信頼される人物になりたい」という人生の目標を掲げた場合、まずは周りの人の信頼を得るところから始まります。信頼を得るという抽象的な目標だと、達成の手ごたえが得られないため、目標に数値など取り入れてもいいでしょう。入社後5日以内に、所属する部署および関連部署の社員30名全員のフルネームを覚えよう、などです。目標は大きく、行動レベルは継続できそうな内容で設定してみましょう。
さまざまな方法を試してみよう! 人生の目標を見つけるきっかけ5選
人生の目標を見つけるステップを実践してみたけど、納得のいく目標が見つからなかった……。そのように行き詰ってしまったときは、目標を見つけるきっかけとして、さまざまな方法を試してみるのが良いですよ。
ここからは、人生の目標を見つけるきっかけとなる5つの方法を紹介していきます。「目標が見つからない」と手が止まってしまったときに、ぜひ試してみてくださいね。
①興味があることをネットで調べてみる
自分の視野を広げる意味で、興味があることをネットで調べてみるのも人生の目標を見つけるのに効果的な方法です。
自分の興味関心がある分野は、情熱を持てたり、熱心に取り組めたりするものが多い傾向にあるので、まずは幅広く情報を集めてみましょう。
調べる際は、1記事だけの情報収集に留まらず、関連するニュースや企業が発信している情報なども見てみると、より深い情報を得ることができますよ。
- 興味があることに関連するニュース
- 興味があることに取り組んでいる企業や人の発信
- 興味がある分野に関連する業界の動向
米田 有希
その分野に関連する仕事や活動を知ることで、自分の興味や情熱がどこに向いてるのかを発見しやすくなります。
②うらやましく感じることを思い浮かべる
他の人が成し遂げていたり、持っていたりするもので、自分も手に入れたいと思うことがないか考えてみましょう。
うらやましいと感じる心のうちには、「自分もそうなりたい」という自分の想いが隠れている可能性があります。そこにあなたが成し遂げたいことや、求めるもの、つまり人生の目標につながるヒントが隠れているかもしれません。
- あの人は仕事ができてかっこいいな→自分も仕事ができる人間になりたいと思っている
- あの人の乗ってる車に自分も乗ってみたいな→自分もその車がほしいと思っている
③映画鑑賞や読書などをしてみる
映画鑑賞や読書を通じて、さまざまなストーリーや人生の軌跡に触れることで、自分の内なる情熱や目標に気づくことがあります。
たとえば、初めは少し興味がある程度だった金融業界に対して、銀行出身の起業家の本を読むことで金融業界の面白さに気付き、資格の取得を目指したり、就職先の業界として選んだりと、大きな目標につながることもあるのです。
本田 百合香
1冊の本や1本の映画が自分の大きな原動力になることもあります。本や映画からインスピレーションを受けて、自分の目標を見つけるきっかけをつかんでみてくださいね。
④人生の目標について周りの人に話を聞いてみる
自分で悩み抜いても人生の目標が見つからないときは、信頼できる友人や家族に人生の目標を聞いてみるのもおすすめの方法ですよ。
他の人の視点や経験は自分にはないものばかりです。その視点や経験に触れることで視野が広がり、人生の目標を見つける手がかりとなるかもしれません。
周りの人の人生の目標を聞くのは照れてしまうかもしれませんが、他の人の目標を聞いてみることで、「自分も頑張ろう」というモチベーションにつながることもありますよ。
松下 建都
信頼できる人が周りにいるのであれば、どんな目標を持っているのか、ぜひ聞いてみてくださいね。
⑤カウンセラーに相談してみる
周りに相談できるような人がおらず、一人で悩んでしまうという場合は、カウンセラーに頼るのも一つの手です。カウンセラーは目標を見つけるためのサポートや自己理解を深める手助けをしてくれる専門家です。
あなた自身の思考や感情を整理し、目標を見つけるためのきっかけを提供してくれます。対話をしていくなかで、自分の内面と向き合い、自分が本当に望む目標を見つけられるようになりますよ。
米田 有希
カウンセリングを受けるのはハードル高く感じるかもしれませんが、話を聞いてもらうだけで自分の考えが整理されることもありますよ。答えを求めるというより、話を聞いてもらうという視点で相談するのもおすすめです。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
人生の目標を一人で懸命に考えても見つかりそうにない場合は、遠慮せずに周りの力を借りてみましょう。まずは、自分のことをよく知ってくれている友人や知人、家族に相談してみるのがいいでしょう。加えて、キャリアカウンセラーなどプロに自分の思いを聴いてもらうことで、思いもつかなかった目標にたどり着ける可能性があります。
自分一人では思考のパターンが一定で限界があります。第三者の客観的な視点を取り入れることは、一人で考えるよりも大きなメリットがあります。
ただ、他者からのアドバイスをそのまま取り入れていては自分だけの人生の目標にはなりません。他者の意見を参考にしつつ、あらためて自分を見つめなおすきっかけとして活かすことが大切です。最後はあなた自身の意思で決める必要があることは忘れないでくださいね。
就活でも聞かれる! 「人生の目標は?」の質問意図と回答例文
「人生の目標はありますか?」「将来の目標はなんですか?」就活ではこのような質問をされるときがあります。もし聞かれたときに目標を見つけられていないと、うまく答えることができませんよね。
だからこそ、人生の目標を見つけておき、質問にも答えられるよう準備しておくことが大切ですよ。
ここからは、就活で企業が人生の目標について聞く理由と、その回答例文を解説していきます。答えることができれば、「しっかり先のことを考えている人だな」という印象を持ってもらえるので、しっかりチェックしていきましょう。
転職対策としては自己PRのポイントを押さえておくことも大切です。こちらの記事もチェックしておきましょう。
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転職は新卒での就活よりも難易度が上がるもの。自己PRはどんな内容にすれば良いのか不安に感じることもあるでしょう。この記事では、専門家のアドバイスを交えて転職時の自己PRについて解説しています。
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会社の方向性とのマッチ度を知る目的で質問されやすい
- 会社との方向性が合っていれば長く働いてくれると思えるので企業は人生の目標を聞いてくる
- 目標に向かって努力できる人間かどうかという点も見られている
企業が人生の目標や将来の目標を聞く意図としては、企業の方向性とあなたの将来の方向性がマッチしているか知りたいからです。
たとえば、日本全国にサービスを展開していて、転勤がある企業に対して「自分の住んでいる地元に貢献できる仕事をしたいです」という目標を伝えた場合、方向性がズレていると言えそうですよね。
そうなると、入社したとしても早期離職につながるリスクがあります。そのような理由から、目標を聞くことで会社とのマッチ度をチェックしているのです。
本田 百合香
企業側の意図がわかれば回答も考えやすくなります。この後で回答の例文を紹介するので、合わせてチェックしておきましょう。
「人生の目標は?」の回答例文
私の目標は、世界で利用されるような画期的なWebサービスを作り出すことです。
Webサービスに興味を持ったのは、高校生のときに始めたプログラミングの勉強がきっかけでした。始めはコードを入力してもエラーばかりだったのですが、勉強を重ね、高校在学中に自作でアプリケーションを開発できるまでのスキルを身に付けました。それから、一生涯をかけてプログラミングのスキルを学び、自分にしか作れないようなWebサービスを作るという目標を立てました。
御社は、Web制作会社のなかでも、海外で利用されているような新しいサービスの開発を手掛けており、自分の目標とも合っていると感じています。入社後は、これまで以上にプログラミングスキルを学び、新しいサービスを生み出す仕事に貢献していきたいと考えております。
松下 建都
自分の目標と企業の事業との関連性をしっかりとアピールできている良い回答ですね。企業の事業内容を勉強してきたことがとても伝わってきます。
これだけは避けたい! 人生の目標を考えるときの注意点
人生の目標を見つける際、目標が見つかりにくくなってしまったり、目標達成が遠のいてしまったりするような、避けておきたい行動があります。
自然とやってしまうことケースもあるため、避けられるように事前にチェックしておくことが大切ですよ。
米田 有希
ここからは、人生の目標を設定するときの注意点を紹介していきます。目標を見つける際は、自分がこれらの行動を取っていないかしっかりとチェックしてくださいね。
自分と他人の目標を比べない
目標を立てて行動しているなかで「あの人の目標はとても壮大でかっこいいな」と、周りと自分の目標を比べてしまう場面があるかもしれません。
しかし、目標を比べてしまうのは、「こんな目標でいいのかな」と不安になるなど、自分にとってネガティブな影響を与えてしまう可能性が高いです。
- あの人の目標は立派ですごいな→自分の目標はなんて小さいのだろう……
- あの人は目標を達成していてすごいな→自分はまだ目標すら決まってないのに……
だからこそ、人生の目標は他人と比べるものではないということを覚えておきましょう。見つけた目標は自分の価値観によるものであり、周りは関係ありません。
「自分はどうしたいのか」という視点で目標を決めるようにしましょう。
最初から大きすぎる目標を立てない
目標を決める際に、いきなり大きな目標を立ててしまわないように注意しましょう。まずは、目標達成が現実的な小さな目標を立てて行動していくのが大切です。
というのも、目標が達成できない状況は精神的にもつらく、モチベーションが保ちづらいからです。モチベーションが保てないと、次の行動につながらず、途中であきらめてしまうことも。
そうならないためにも、まずは小さな目標を達成して、自分に自信をつけていくことが重要です。小さな目標をいくつも叶えていけば、自然と大きな目標につながっていきますよ。
- 文章力を上げるために1日5分だけでも読書をする
- 英語力を身に付けるために通勤中だけでも単語帳を読む
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
人生の目標を設定するときの注意点として「自分ができること、そして自分がやりたいこと」から見つけることも意識してみてください。こうあるべき、こうした方がいいといった、義務感をもとにした目標を設定しないように気をつけましょう。こうなりたいな、という憧れる気持ちを持って目標に臨めば、大変なところもありつつも、充実感を感じながら前向きに過ごしやすくなります。
一方で、こうあるべきという思い込みが強く入った目標を設定した場合は、やらされている感覚がどうしてもでてきてしまい、モチベーションを保つことが難しくなるかもしれません。たとえば、両親のように立派な営業マンになるべきだという目標を立てたところで、実は事務職に興味があるようなら、目標達成向けて歩むこと自体が苦しくなってしまいますよね。
目標を立てるのは、あなた自身が充実した人生を送るためです。自分が楽しい気分で取り組める人生の目標をぜひ設定してみてくださいね。
人生の目標を見つける3ステップを実践して思い描く将来を実現しよう
ここまで、人生の目標を見つけるための3ステップや人生の目標を見つけるきっかけ7選、人生の目標達成までのロードマップについて解説してきました。
人生の目標は、自分が生きていくうえでのモチベーションや行動などのもととなるものです。漠然とした目標を持つのではなく、自分の価値観を深く理解して「なりたい自分」を見つけることがとても大切ですよ。
目標を決める作業は簡単なことではありません。ただ、自分が本当にやりたいことは何なのか、それを叶えるためにはどうしたらいいのか、自分と対話していくなかで、あなただけの目標が自ずと浮かび上がってきます。
目標に向かって歩いていけるように、あなただけの人生の目標を見つけていきましょう。
そもそもなぜ人生の目標を見つけることが必要なのか、見つけることでどんなメリットがあるのかわかっていないと、漠然とした目標しか立てられなくなってしまいます。