職歴が多い場合の履歴書の書き方例|書ききれないときの6つの対処法

この記事のアドバイザー

画像で解説! 職歴が多い場合は履歴書の○○で工夫しよう

目次

  1. 職歴が多い場合の履歴書の書き方にはコツがある!
  2. 職歴が多い人が履歴書を書くうえでの2つの前提
  3. 不安でも職歴はきちんと書く
  4. 無理に詰めず見やすさを徹底する
  5. 履歴書を書く前に確認しよう! 職歴を書く際の4つのルール
  6. ルール①会社名は正式名称で書く
  7. ルール②所属・雇用形態まで記載する
  8. ルール③辞める際の表現は「退職」を使う
  9. ルール④退職理由はフォーマットを意識する
  10. 職歴が多くて履歴書に書ききれないときの対処法6選
  11. ①学歴を省略する
  12. ②入退社を一行でまとめる
  13. ③「現在に至る」「以上」を一行でまとめる
  14. ④職歴の詳細を職務経歴書に書く
  15. ⑤アルバイト・パートはまとめて書く
  16. ⑥別紙を使う
  17. ケース別に解説! 職歴が多い人の履歴書の記載例8選
  18. ケース①正社員の場合
  19. ケース②契約社員の場合
  20. ケース③派遣社員の場合
  21. ケース④出向などの場合
  22. ケース⑤アルバイトの場合
  23. ケース⑥フリーランスの場合
  24. ケース⑦副業の場合
  25. ケース⑧空白期間がある場合
  26. 3項目別! 職歴欄以外で職歴の多さをカバーするテクニック
  27. ①志望動機:過去の退職理由と絡めて熱意を伝える
  28. ②自己PR:実務ベースでの豊富なキャリアの活かし方を軸にする
  29. ③趣味・特技:自分らしさが伝わるもので印象アップを狙う
  30. 職歴が多いときの履歴書の書き方のコツを活用して選考突破しよう!

職歴が多い場合の履歴書の書き方にはコツがある!

こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。

職歴が多くて履歴書の書き方を悩んでいる人たちから、こんな相談をよく受けます。

職歴が多い人が履歴書作成で抱きがちな悩み

職歴が多い人ほど履歴書の書き方に悩むもの。ただ、この記事で解説する履歴書の書き方を把握すれば、不安なく書類を完成させられますよ。

わかりづらい部分などは画像を用いて紹介しているので、履歴書を出す前に、正しくできているかチェックも含めて確認していきましょう。

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職歴が多い人が履歴書を書くうえでの2つの前提

職歴が多いことに悩む人が履歴書を作る際の2つの鉄則

ここでは職歴が多い人こそ履歴書を書く時に覚えておきたいポイントを解説します。理解していないとこれが原因で落ちてしまう可能性もあるので、しっかりチェックしてくださいね。

不安でも職歴はきちんと書く

職歴が多いと不利になるからという理由で、省略したいと考えてしまうこともあるかもしれません。ただ職歴は正確に書きましょう。

履歴書は企業に提出する公的な書類です。ここで偽りの情報を書くことは経歴詐称になりかねません。あとで発覚するとトラブルにつながることも考えられるので、職歴に漏れがないかはしkっかり確認しましょう。

職歴を省略することで発生するリスク
  • 面接で不利になる
  • スキルや経歴が正しく伝わらない
  • 信用を失う
  • 経歴詐称としてとらえられる

無理に詰めず見やすさを徹底する

職歴欄は見やすく書くことを意識する

職歴欄は「見やすさ」を重視して書くことが大切です。

職歴が多いと職歴欄に入り切るか心配で、詰め込んでしまいたくなるかもしれません。ただ、面接官にとって見づらい履歴書になってしまうと、しっかりと読まれずに選考で落とされる場合があります

松下 建都

松下 建都

余白のことを気にしすぎて文字が小さすぎるのも逆効果です。 誰が見ても見やすいかを意識しましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!職歴が多いことへの企業の不安を払拭するコツ

本田 百合香

キャリアアドバイザー

本田 百合香

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細やかな気遣いを徹底することが大切

職歴が多い人に対して、「ストレス耐性がないのではないか」「人間関係に問題があるのではないか」など、社会人として問題なくやっていけるのかという部分に不安を感じている面接官も多いからこそ、細やかな気遣いでこのような不安を払拭することが大切です。

見やすい履歴書を作ることは、読む側への配慮を示すことにもつながるため、細やかな気遣いの一貫といえます。また、履歴書全体を通じてスッキリとした印象を与えることができれば、書類作成能力や社会人マナーの部分を評価してもらえる可能性もあります。

上記のような細やかな気遣いは、履歴書だけでなく、選考全体を通じて意識することが大切です。採用担当者とのメールのやり取りや面接マナー、電話対応など、それぞれの場面で社会人としての気遣いを徹底できれば、職歴が多いことへの不安も払拭できるでしょう。

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履歴書を書く前に確認しよう! 職歴を書く際の4つのルール

履歴書には明確なルールは存在しませんが、自由に書いてしまうと面接官にとって見にくい印象となり不利になる場合があります。

ここでは、履歴書を見やすく正確に書くための4つのポイントを解説します。書類審査で不利にならないためにも、履歴書の基本としてぜひ参考にしてみてくださいね。

ルール①会社名は正式名称で書く

会社名は正式名称で書く

履歴書は会社に提出する一番最初の書類になることが多く、誤解や混乱を避けるために通称や略称で書かずに登録されている正式名称を使いましょう

株式会社を(株)、有限会社を(有)と省略するのも良くありません。省略しても相手には伝わりますが、職歴は正確に記しましょう。

米田 有希

米田 有希

もし所属している会社の名前を忘れてしまった場合は、ハローワークで自分が所属していた会社の正式名称を調べることもできますよ。

ルール②所属・雇用形態まで記載する

所属・雇用形態まで記載する

契約社員・派遣社員・アルバイトなどの正社員以外の職歴がある場合は、雇用形態も記載しましょう。

所属していた部署や雇用形態を書く理由として、面接官が応募者のスキルや経験をより具体的にイメージしやすくなることが挙げられます

松下 建都

松下 建都

「総合職」として入社した場合でも、「営業部」「マーケティング部」など配属された具体的な部署を記載し、経験した業務がわかるようにしましょう。

ルール③辞める際の表現は「退職」を使う

辞める際の表現は「退職」を使う

履歴書の職歴欄で会社を辞めたという表現は「退社」ではなく、「退職」という書き方をするのが一般的です。

「退社」でも意味はわかるのですが、業務が終わって会社から帰ることを「退社」ということが一般的です。また「入社」のみの記載だけだと面接官にその会社まだ辞めていないのかなという誤解を招く可能性があります。

職歴はその会社を退職していない限り、入社と退職はセットで書きましょう

ルール④退職理由はフォーマットを意識する

退職理由はフォーマットを意識する

職歴欄では長々と退職理由を書くのは一般的ではありません。典型文を活用して書くことをおすすめします

履歴書の職歴欄は簡潔さが大事なので、長々と詳しい退職理由を述べる必要はありません。反対に「休みが少なかったから」と具体的な退職理由を書くと面接官に「やる気がないのかな」と誤解を生んでしまう可能性がありますよ。

典型文の例
  • 一身上の都合により退職
    →「転職先が決まった」、「子育て」、「親の介護」、「引っ越しなど」、などの自己都合による退職
  • 会社都合により退職
    →会社の倒産やリストラなどの会社都合による退職
  • 契約期間満了につき退職
    →派遣社員・契約社員などであらかじめ期間が設けられていて、契約を更新しなかった場合による退職
本田 百合香

本田 百合香

パワハラや長時間の残業が理由で退職した場合でも、履歴書には「一身上の都合により退職」と書くのが一般的です。具体的な退職理由は職務経歴書や面接で聞かれたときに答えましょう。

一身上の都合という退職理由を使ったとき、さらに理由を聞かれることもあります。そんなときの対処法はこちらの記事で解説しています。

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職歴が多くて履歴書に書ききれないときの対処法6選

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求職者

職歴が多くて職歴欄に書ききれるか不安です。

米田 有希

米田 有希

そうですね、職歴が多いからといって無理に詰め込んだり自己流で書いてしまうとマイナス評価でしかありません。

職歴が多くて書ききれない場合、書き方を工夫してスペースを確保しながら書かなければなりません。これから6つの職歴欄を節約する方法を紹介しますので、ぜひそのなかから自分に合ったやり方を見つけてください。

①学歴を省略する

学歴を省略する

職歴が多い場合、学歴は高校卒業や大学卒業などの最終学歴のみに省いても問題ありません。しかし、学歴詐称になる可能性があるので、中退した学校は入学と中退の期間は書きましょう。

履歴書のスペースには限りがあるため、職歴が多い場合は学歴を省略し、職歴を優先して記載することが一般的です。

企業が特に気にするのは、直近のキャリアで、どういった経験やスキルが身に付いているか。学歴よりもキャリアの実績を重視することがほとんどです

松下 建都

松下 建都

学校名や学部・学科を省略するのは避けましょう。学校名などが長い場合でも、文字のサイズをやや小さめにするか2行に分けて正確に書きましょう。

②入退社を一行でまとめる

入退社を一行でまとめる

職歴が多くて職歴欄に入りきらない場合は、入退社を一行にまとめて書きましょう。まとめる場合は、いつ退職したのかをかっこに年月日を記載します

本田 百合香

本田 百合香

入退社を一行でまとめる際は、無理に退職理由などは書かなくても良いです。

③「現在に至る」「以上」を一行でまとめる

「現在に至る」「以上」を一行でまとめる

職歴が多くて、少しでも職歴欄を節約したい場合は「現在に至る」と「以上」を同じ列に書きましょう

職歴欄に「現在に至る」と「以上」を同じ列に書いても誤解が生まれることはないので問題はありませんが、「現在に至る」と「以上」の意味はそれぞれ違います。

「現在に至る」と「以上」の意味
  • 「以上」:「これ以上ありません」という意味。職歴欄に書くときは「このあとの職歴はありません」という意味になる。離職している場合は「以上」のみ書く
  • 「現在に至る」:「今、この状況である」という意味。直前にある職歴が今でも通用することを指す
米田 有希

米田 有希

前職を続けながら転職活動を行う際は「現在に至る」と「以上」はセットで使うということを覚えておきましょう。

④職歴の詳細を職務経歴書に書く

職歴の詳細を職務経歴書に書く

履歴書では職歴を簡潔に記載し、詳細は職務経歴書に書くのが一般的です。特に職歴が多い場合、細かい部署異動などは職務経歴書に記載し、転職をした会社名と入社した際の部署名を書きましょう

履歴書は一目でわかるような簡潔さが求められるので、職歴が多い場合は特に長く書く必要はありません。あわせて履歴書と職務経歴書の違いも覚えておくと良いでしょう。

履歴書
  • 簡潔な職歴の記載
  • 応募者の基本情報
職経歴書
  • 具体的かつ詳細な職歴
  • 応募者の過去の業務内容や成果
松下 建都

松下 建都

履歴書は面接官が短時間で確認できる書類で、職務経歴書はより応募者を詳しく知るための書類と覚えておきましょう。

⑤アルバイト・パートはまとめて書く

アルバイト・パートはまとめて書く

既卒・第二新卒で大学を卒業してからや、いったん離職してフリーターとしてアルバイトやパートとしての職歴がある場合は履歴書に職歴として書きましょう。職歴が多い場合はアルバイトなどはまとめて記載しても問題ありません。

同じような職種であれば「接客業のアルバイトを2社勤務」とまとめたり、職業や会社名が長い場合は「アルバイトを2社勤務」と省略しても大丈夫ですよ。

⑥別紙を使う

別紙を使う時はページ番号をふろう

職歴が多くて指定された職歴欄に入らない場合は、別紙を用いて職歴欄を増やすのも一つの手段です。

職歴欄に収まりきらない場合は、別紙を添付することも可能です。ただし、履歴書は簡潔に要点を伝えることが最優先。別紙を用意する前に、記載内容を整理し簡潔にまとめられないか確認しましょう

別紙を使う際の注意点
  • 履歴書と別紙の紙のサイズとフォーマットを統一
  • ページ数をつける
本田 百合香

本田 百合香

企業から指定がなければ、あらかじめ職歴欄が多いフォーマットの履歴書を使いましょう。

ケース別に解説! 職歴が多い人の履歴書の記載例8選

アップロードした画像




求職者

職歴は正社員とアルバイト両方あるのですが、それだったらアルバイトは書かないほうがいいですか?

米田 有希

米田 有希

契約社員やアルバイトの職歴も立派な職歴。その期間はその仕事に専念していたなら書きましょう。むしろ空白期間を残してしまうほうが避けるべきですね。

職歴が多い場合、その経歴の中には正社員の雇用形態以外にも、アルバイト、契約社員などといった期間が含まれているケースもあるでしょう。

そこでここでは、それぞれの雇用形態に合わせた職歴の書き方を図を用いて解説します。分解して解説していくので、一つひとつの記載ルールをしっかりチェックして、自分の職歴を書く際に参考にしてくださいね。

ケース①正社員の場合

正社員の場合

まず正社員で職歴を書く際に一番気をつけてほしいのは、会社名・部署名・勤務期間を正確に記載することです

履歴書はビジネス文書の一つであり、企業に提出する公的な書類です。そのため、面接官に誤解を与えないよう正確に記載することが求められます。

松下 建都

松下 建都

正社員の場合、「正社員として入社」を省略することも多いですが、大学卒業後にアルバイトの経験や正社員として働いていない職歴があるのであればわかりやすいように「正社員として入社」と記載しましょう。

ケース②契約社員の場合

契約社員の場合

正社員と誤解されないように「契約社員」と明記することが一般的です。そのときに、契約開始日と終了日を必ず履歴書に記載しましょう。

契約社員と正社員の違いはこちらの記事で解説しています。

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ケース③派遣社員の場合

派遣社員の場合

派遣社員も契約社員と同様に「派遣社員」と明記しなければなりません。派遣社員の場合はそれに加えてどこに登録していたのかの派遣会社の名前が必要になります

派遣会社に登録された場合は、「入社」ではなく「登録」とし、退職の場合は「派遣期間満了につき退職」と記載します。

本田 百合香

本田 百合香

派遣社員では、派遣会社を通して派遣された先の会社名・部署名・期間も書かなければならないので、忘れてしまった場合は登録していた派遣会社に聞いてみましょう。

ケース④出向などの場合

出向した場合

前職で、自社の勤務先ではなく、別の会社の企業や団体に一時的に勤務することになった場合も「出向」として明記して記載しましょう

混乱を避けるために出向した場合は「入社」ではなく「出向」と、自社に戻ってきた場合は「帰任」と書きます。

米田 有希

米田 有希

出向社員としての経験は、多様な職務履歴を得る貴重な経験になるので、履歴書でしっかりとアピールしましょう。

ケース⑤アルバイトの場合

アルバイトの場合

大学を卒業してアルバイトやパートの経験が半年以上ある人は、空白期間が発生しないためにも職歴として書きましょう。しかし会社名だけでなく「アルバイトとして」と書く必要があります。

ケース⑥フリーランスの場合

フリーランスの場合

フリーランスの場合は「フリーランスとして」と記載しましょう。開業届などを提出して屋号などを取得しているのであればそれも記載します

フリーランスとして活動した時期が少しでもあるのであれば、正確な経歴やスキルが伝わるように書かなければなりません。またフリーランスは収入形態なども違うので、企業にその状況などが明確に伝わるようにしなければなりません。

開業届を提出して認められた場合
  • 「個人事業主として開業(屋号○○)」と開業届を出した日と屋号を記載します。
    開業届を出して事業を停止した場合は、「一身上の都合により廃業」と記載します。
開業届を出していない場合
  • 「開業」と記載せず「フリーターとして活動」という言葉に置き換えましょう。
    事業を停止した場合は「一身上の都合により活動停止」と記載します。

ケース⑦副業の場合

副業がある場合

副業は特段書かなくても良いですが、本業以外にも副業で成果やスキルがあるのであれば職歴として記載しても良いでしょう

あくまでも職歴は本業が優先のため、副業を職歴欄に書くときは本業の下に書くことがおすすめです。そまた、副業でも正式名称や期間は正確に書きましょう。

ケース⑧空白期間がある場合

空白期間がある場合

職歴に半年間以上空白期間がある場合は、簡潔に理由を記載しましょう。

どうして空白期間があるのかの理由を記載すると企業側も理解がしやすいので、省略せず書いた方が良いですよ

記載例
  • 子育てのため
  • 親の介護のため10年間休職。その間にケアマネジャーの資格を取得
  • 療養のため1年間休職。その後回復
  • 税理士の資格取得のために1年間予備校に通学

ここで病名を書いたり、どのくらい重度なのかなどを具体的に書く必要はありません。例のように簡潔に書くことを心がけましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!空白期間を書くことに抵抗がある人へ

松下 建都

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マイナスな理由でな理由でもしっかりと書くことが大切

資格勉強や親の介護といった理由ではなく、ニートなどマイナスの理由で空白期間がある場合、職歴の書き方や伝え方に悩む人も多いと思います。前提として、職歴で嘘をつくべきではないので、たとえマイナスの理由だったとしても、空白期間として記載してください。

ただ、何の説明もなく空白期間として記載した場合、面接官にネガティブな印象を残してしまう可能性があるため、「健康面を考慮し休養期間とした」など、できるだけ具体的な内容で空白期間を説明するのがおすすめです。

現状で何もしていないのであれば今すぐにアクションを起こすべき

もし、健康面に何の問題もなく、取り組める時間もあるなら、資格勉強やアルバイト、ボランティア活動など、自分が取り掛かりやすいもので構わないので、ぜひアクションを起こしましょう。

たとえ期間が短かったとしても、空白期間に取り組んだ内容があればネガティブな印象を軽減できます。何もしていない期間があることは採用面接では不安を抱かれる原因にもなるため、とにかく行動を起こすことが大切ですよ。

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3項目別! 職歴欄以外で職歴の多さをカバーするテクニック

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職歴が多いと履歴書を見た面接官に「継続力がないのではないか」や「何か問題があるのではないか」といったマイナスイメージを抱かれることもあります。

しかし、志望動機や自己PRを最大限に活用するとプラスの印象を残すことは可能です。

ここでは、職歴が多いことでのマイナスイメージを払拭し、履歴書をプラスの印象に変える方法について3つ解説していきます。具体例を参考にして自分色に変えてみましょう。

①志望動機:過去の退職理由と絡めて熱意を伝える

志望動機の書き方として、過去の退職理由を前向きにとらえてアピールすることを心がけましょう。

職歴が多いと面接官は「採用してもすぐに退職したら困るな」と懸念を射だしています。それを払拭するためにも、「キャリアアップのため」などと前向きに言い換え、「自社でも活躍してくれるな」と面接官に思わせるようにしましょう

私はマーケティングスキルを磨きたく、御社を志望しました。これまで複数の企業で営業を経験し、多様なスキルを身に付けてきました。そのなかで、マーケティングの重要性を実感し、より深く学びたいと思うようになりました。営業としてリスト精査や実績分析をおこなってきた経験を活かし、御社でさらに成長し貢献したいと考えています。

本田 百合香

本田 百合香

過去の前職での経験を転職先でどう活かすかを具体的に伝えることが重要です。また、企業に対する熱意や自分がどうなりたいのかを明確にすることで面接官に良い印象を残すことができますよ。

②自己PR:実務ベースでの豊富なキャリアの活かし方を軸にする

自分がこれまでどのような実務経験を積んできたのか、どのような成果を上げてきたのか、その経験をどのようにして新しい転職先に活かしていくのかを事実ベースで伝えるのが大切です

自分の成果や業務に対する姿勢を評価するのは自分ではなく会社です。単に「営業をだれにも負けずに頑張りました」「チームのために働きました」と表現したケースを例に考えてみましょう。

「自分は営業で毎月目標の150%達成していました」「チーム作業効率を120%引き上げました」というように数字や指標を用いるだけで、より正確にあなたの実力が伝わりますよ。

私はこれまで、多様な業界や職種で幅広い知識を積んできました。たとえば、前職では営業事務として働いており、営業がスムーズに資料などが出せるようにシートにまとめたり、知りたい情報を入力するだけで数値がでてくるようにして、作業効率を30%向上いたしました。貴社では、これまで積みかさねたスキルや経験を活かし多方面から支援できるバックオフィスの事務として御社に貢献できるように努力します。

松下 建都

松下 建都

経験や成果を中心にアピールし転職先の業務内容と絡めて自己アピールをおこないましょう。職歴の多さがむしろ「豊富な経験」として評価されることもあります。

③趣味・特技:自分らしさが伝わるもので印象アップを狙う

履歴書欄ではまれに趣味や特技を書く欄が設けられていることがあります。空欄にするのではなく積極的に活用していきましょう

履歴書に趣味や特技を書くことで、面接官があなたの人間性や性格を想像しやすくなり、印象に残りやすくなります。

さらに面接時に会話の種となり、面接官と打ち解けやすくなるという利点もあります。雑談が生まれたら面接の雰囲気も和やかになり、自然体で自分をアピールしやすくなりますよ。

例文

私の趣味は知らない街を歩くことです。運動不足解消を兼ねて、目的地の一駅前で降りて歩き始めました。最初は到着時間ばかり気にしていましたが、慣れるうちに新しい川やおもしろいお店など、発見を楽しめる余裕が生まれました。このように、斬新なものに出会うことで新しいアイデアや発想を得ることができると感じています。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!趣味や特技は何を書くのが良い?

米田 有希

キャリアアドバイザー

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ポジティブな印象かどうかを基準に考えるのがおすすめ

履歴書の趣味特技欄は、応募者の人柄や個性を伝えられる項目ですが、中には「正直に書いても大丈夫なのだろうか」と悩む人もいると思います。特に、本当の趣味が飲酒やギャンブルなどの場合、正直に書くべきか悩む人も多いでしょう。

趣味や特技を記載する際には、ポジティブな印象を与えられるかどうかを基準に考えるのがおすすめです。飲酒やギャンブルの場合、趣味自体に問題はありませんが、そのまま記載すれば、ギャンブルによる金銭的なトラブルなど、ネガティブな印象を与えかねません。

せっかく自分自身の人柄や個性を伝えられる項目なのに、ネガティブな印象を与えてしまっては本末転倒です。飲酒やギャンブル以外に趣味特技欄で書ける内容がある場合は、そちらを優先して書くのが無難でしょう。

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職歴が多いときの履歴書の書き方のコツを活用して選考突破しよう!

職歴が多いことは選考で不利になることもありますが、履歴書を正確に記入し、志望動機や自己PRでマイナスイメージを払拭することは十分に可能です。

職歴が多いということは、それだけ多くの経験やスキルを身に付けてきた証でもあります。省略やごまかしではなく、ポジティブにとらえて職歴欄をしっかりと埋めることが重要です。自分の経験を前向きにアピールし、次のステップに活かしていきましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!職歴が多いからこその強み

本田 百合香

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多様な環境を経験しているのでソフトスキルをアピールしやすい

職歴が多い人の場合、ハードスキルが身につきづらい一方で、多様な環境を経験しているからこそのソフトスキルをアピールしやすいという特徴があります。異なる職場や業界で働いた経験は、柔軟性や適応力といった、どの職場でも活かせるソフトスキルに繋がるのです。

たとえば、職場ごとに異なる文化やルールに適応してきた経験は、環境の変化に対応する力や問題解決能力の証明になります。また、複数のチームやクライアントと関わる中で培った対人スキルや調整力は、幅広い立場の方と人間関係を構築できる能力として評価されます。

ソフトスキルは汎用性の高いアピールポイントになる

さらに、さまざまな職場での経験は、視野の広さや多様な視点から物事を考える力にも繋がるため、「異業種での経験を活かして、貴社の現状課題を改善するための新たな視点を提供できます」など、組織に新しい価値を提供するというアピールも可能です。

専門知識やスキルなどハードスキルに自信がなく、職歴が多いことを弱点に感じる人もいるかもしれませんが、上記のとおり、職歴が多いからこそ得られたソフトスキルは汎用性の高いアピールポイントになるため、自信を持って面接官に伝えましょう。

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