目次
- 未経験エンジニアはやめとけ? 不安要素をなくして安心して転職活動を始めよう!
- そもそもエンジニアとは? 3つの必須知識をまず押さえよう
- エンジニアリングの知識を用いて設計開発などをおこなう専門職
- エンジニアと一口にいっても多様な職種がある
- エンジニアとして働くメリット・デメリット
- 「未経験でエンジニアはやめとけ」と言われる4つの理由
- ①未経験からでは仕事の難易度が高いと感じる可能性がある
- ②採用では経験者を優遇するケースもあり転職に苦戦することがある
- ③人手不足によりハードな働き方が求められるケースがある
- ④就職後も継続的に勉強することが求められる
- 両軸で理解しよう! エンジニアへの未経験転職に追い風が吹いている理由
- ①人手不足のため未経験者採用の間口自体は広がっている
- ②入社後の研修体制を手厚くしている企業も増えている
- ③業界課題をふまえて働き方改革を推進する流れがある
- 未経験でエンジニアは「やめとけ」なのかを判断する3つの軸
- ①エンジニアに求められる「適性」で考える
- ②未経験者が乗り越えるべき「壁」で見極める
- ③エンジニアに転職した先の「未来」で判断する
- 自分はエンジニアに向いている? 未経験からでも活躍する人の特徴
- ①新しい知識を積極的に吸収できる人
- ②論理的に問題を解決するのが好きな人
- ③チームで協力して働ける人
- 将来像から逆算! 未経験でエンジニアがベストかを考える3ステップ
- ①将来はどんな人物になりたいか「理想の条件」を具体的にする
- ②エンジニアとして活躍していくなかで実現できるか考える
- ③エンジニア以外の選択肢もないかを検討する
- 「未経験エンジニアはやめとけ」に惑わされず自分の視点で適性を見極めよう!
未経験エンジニアはやめとけ? 不安要素をなくして安心して転職活動を始めよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
未経験からエンジニアになろうか悩んでいる人から、このような相談を受けることがあります。
「未経験からエンジニアはやめとけって言われた」
「未経験でエンジニア職は難しい?」
「エンジニア職に興味があるけど自分が適正かどうか知りたい!」
「未経験でエンジニアになるのはやめとけ」という声をよく耳にし、挑戦をためらう人も多いでしょう。ただ、むしろ未経験からスタートする人も多く、その後生き生きと働けている人も数多く見てきました。経験の有無で最初からあきらめる必要は全くありません。
この記事では、未経験でもエンジニアとして活躍できる理由や、乗り越えるべき課題について、アドバイスを交えつつ詳しく解説します。この記事を通じて次の一歩を踏み出せるようにしていきましょう。
そもそもエンジニアとは? 3つの必須知識をまず押さえよう
「エンジニア」と一言で言っても、役割や分野は多岐にわたります。未経験からエンジニアを目指すうえでは、まずは実際の仕事内容をしっかりと理解しておくことが、ミスマッチのない選択につながりますよ。
ここからは具体的にエンジニアが担う仕事内容や、職種内容、働くうえでの魅力などを解説します。対策の第一歩として、まずはここでエンジニアという仕事への理解を深めておきましょう。
まずは興味のある業界・職種との相性を確認しましょう
就活をしていると、興味のある業界や職種が自分に合っているのかと不安になりますよね。
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エンジニアリングの知識を用いて設計開発などをおこなう専門職
そもそも「エンジニア」とは、エンジニアリングの知識を活用して設計や開発を手掛ける専門職です。エンジニアリングとは「工学」という意味をもち、人間の生活をより豊かにする仕事を指します。
通信や電力といった人が生きるうえで大切になってくるインフラを生み出すことなど、なくてはならない重要な仕事がエンジニアリング業です。
そんなエンジニアリングを基に、プログラムの構築やシステム運用、設計、開発をするのがエンジニアのおもな業務です。
エンジニアと一口にいっても多様な職種がある
「エンジニア」といっても、職種や役割は多岐にわたります。
たとえば、プログラミングをおこなう「プログラマー」や、ネットワークの設計を手掛ける「インフラエンジニア」などさまざまです。
特に、ITエンジニアには大きく分けて11個の種類があるとされているので、一つひとつの仕事内容を確認して、自分に合う仕事があるかどうか、どんな仕事をしていきたいかチェックしてみてください。
- システムエンジニア
別名「SE」とも呼ばれる、システム開発を主に担当する仕事。クライアントの要望を聞き、システムの設計書を作成することが主要な業務 - プログラマー
システムエンジニアが作成した指示書通りにプログラムを作成する業務 - フロントエンジニア
ユーザーが直接見るフロントエンド部分の開発をおこなう業務 - バックエンドエンジニア
ユーザーから見えない部分の開発をおこなう業務 - Webエンジニア
Webサイトやアプリケーションの開発をおこなう業務 - AI(人工知能)エンジニア
AI(人工知能)を活用したシステムやソフトウェアの開発を手掛ける業務 - インフラエンジニア
サーバーの情報をやり取りするための必要不可欠な部分を担当 - セールスエンジニア
ITならではの知識を活かして営業をするエンジニア業務 - ネットワークエンジニア
ネットワークの保守や管理をおこなう業務 - 制御・組み込みエンジニア
システム内にフトウェアを組み込むエンジニア - テストエンジニア
稼働予定のシステムのテストをおこなう業務
エンジニアとして働くメリット・デメリット
- 安定したキャリアを築ける
- 人生設計にあった仕事を見つけられる
- どんどん需要が高まっている
- 常に学び続ける必要がある
- 労働時間が長い場合がある
- 転職先を見つけるのが難しい場合がある
エンジニアとして働くうえでは、専門職ならではの魅力として手に職をつけられる点が大きな魅力としてまず挙げられます。業界全体としても盛り上がりを見せているため、スキルを身に付ければ今後も需要の高い人材として活躍が見込めます。
ただ、そういった専門的な知識が問われる職種だからこそ、継続的なインプットなどが求められるなど、働くうえで大変に感じやすい面があるのも事実です。
そういったメリットとデメリットの両面をしっかりと理解したうえで、意思決定することが大切ですよ。
リストでまとめてあるメリット・デメリットをしっかりとチェックして、天秤にかけて考えてみましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!エンジニアの需要や将来性は?
IT技術の革新と人材不足によってニーズは大きくなっている
昨今のIT技術の革新にともない、エンジニアの需要や将来性はますます高まっているといえます。近年、社会のあらゆる領域でデジタル化が本格的に始動し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)なども急速に発展してきました。
とくに2020年の新型コロナウイルス感染症の蔓延以降、テレワークの急速な普及などその傾向はさらに加速してきているといえます。このような環境の変化もあいまって、デジタル社会実現のためにIT業界とそこで働く人材の役割がより重要になってきています。
しかし、状況に反して近年デジタル化を担う人材不足が深刻化しています。IT技術の革新、質と量の両面における人材不足など社会が必要とするデジタル人材の確保や育成が急務となっているのです。社会や業界の状況からも、今後エンジニアの需要の高まりが期待できると考えられます。
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「未経験でエンジニアはやめとけ」と言われる4つの理由

未経験からでは難易度が高いと思われていたり、採用の場面で経験者が優遇されるケースなど、難しい場面も多々あるエンジニア業の、「やめとけ」と言われる理由と、その対処法を解説していきます。
未経験でもエンジニアになれるかどうかの不安を解消していきましょう。
①未経験からでは仕事の難易度が高いと感じる可能性がある
未経験から飛び込んだとして、初めは専門用語や技術が理解しづらく、業務をこなすのに時間がかかることも少なくありません。そうしてミスマッチを感じて早期離職につながってしまうケースもあるのです。
ただ、最初の壁を乗り越えれば成長を実感できるのがエンジニアの仕事です。焦らず一歩ずつ学びを重ねることで、着実にスキルを身に付けて活躍している人も大勢いますよ。
最初は何事も難易度が高いと苦戦してしまうものです。どの学習法があっているのかを見極めたり、自分の人生設計を立ててより学習習慣をつけたりするなどして、未経験の不安を解消するようにしましょう。
②採用では経験者を優遇するケースもあり転職に苦戦することがある
人手不足かつ、需要が高いエンジニア職は、これからシステムコードを覚える未経験者よりも、すでに経験している人の方が優位なのが特徴です。
しかし、企業はポテンシャルや学ぶ意欲を重視するケースも多いため、未経験でもチャンスは十分にあります。
重要なのは、適切な学習と自分の強みをアピールすることです。しっかりと履歴書や面接対策をすることで、自信を持って転職活動に取り組めるようにしましょう。
未経験だからこその強みをアピールするなど、ネガティブな思考にならないことがポイントです。企業に「自分だからできる仕事がある」ことを伝えるなど、しっかりと面接対策をするようにしましょう。
③人手不足によりハードな働き方が求められるケースがある
未経験者はスキル習得のために学ぶ時間を確保しつつ、実務をこなす必要があり、負担を感じる場合も少なくありません。
そのため、実務の時間と勉強をする時間の両方を確保する必要があり、ハードな働き方になると思われるのが現状です。
その一方で、無理のない教育環境を整える企業も増えているのも事実。自分にあっている企業かどうか、学習しやすい環境かどうかを見極めるのがカギです。
エンジニア業界は需要が高い分、人手不足になることがあります。特に未経験者の場合は仕事と学習の両立が必要になってくるため、自分にとって働きやすく、学習しやすい環境を選ぶことが重要です。
④就職後も継続的に勉強することが求められる
技術は日々進化しているため、新しい知識とスキルを常にインプットすることが求められます。ここが未経験者の人にとっては負担に感じることがあるかもしれません。
特に、未経験者の人は基礎から学ぶ必要があるほか、日々進化するシステムに対応するため、特にスタートダッシュの期間は継続的な勉強が不可欠です。
日々の勉強と実践で仕事の幅を広げるなど、自分のペースで成長できるよう、こまめな学習を習慣化することが重要になってきます。
就職したから勉強はおしまい! にならないのがエンジニアの懸念点です。日々進化するシステム環境についていくよう、継続的な学習が重要ポイントです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!未経験からエンジニアを目指すあなたへ
未経験でエンジニアを目指すにはリスクをともなうことも理解しよう
エンジニアには需要の高まりや将来性など多くのメリットがありますが、未経験で飛び込むことにはリスクがともなうこともたしかです。なぜならIT業界の働き方には、納期の厳しさ、仕様の曖昧さ、急な仕様変更などにより長時間労働や過度のストレスが発生しやすい事情が少なからずあるからです。
また、エンジニアと一口にいっても、業界や職種によって働き方が異なります。職種によっては現場に出向く必要があったり、顧客先に常駐して業務にあたる必要がある可能性もあるのです。もしそういった派遣先でハードな現場にあたると、長時間労働などで大きなストレスを抱えることとなり、早期離職につながることも考えられます。
まだ若手で現職も長くない状況で早期離職してしまうと、その後のキャリアにも影響が出る可能性があります。未経験でエンジニアを目指す場合は、そういったリスクも十分に理解したうえで検討するようにしましょう。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけであなたが気になっている業界・職種との相性がわかります。
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両軸で理解しよう! エンジニアへの未経験転職に追い風が吹いている理由

人材不足が続いているエンジニア業界では、未経験者を積極的に採用する企業が増えているため、初めての人も参画しやすいタイミングです。
こういった未経験から目指すうえで理解しておきたいポイントを3つ紹介します。
①人手不足のため未経験者採用の間口自体は広がっている
エンジニア業界は慢性的な人手不足が続いていまし。また今後需要が高まる仕事の一つとも言われているので、採用人数の増加を期待している企業が多くなっています。
特に既卒や第二新卒は柔軟に成長しやすい層として期待され、転職のチャンスが広がっている一方で、学ぶ姿勢や基本スキルの習得は欠かせません。
やる気次第で未経験からでもエンジニアになれる環境が整っているため、自分に合う仕事内容を見つけて行動に移すことが大切です。
人手不足だからこそ、未経験の人を採用したい企業さんが増えてきています! 積極的に学ぶ姿勢を持っていることがポイントです。
②入社後の研修体制を手厚くしている企業も増えている
技術基礎の学習から実務を想定したトレーニングまで、段階的にスキルを習得できる環境が広がっており、未経験者も安心な環境が多い傾向にあります。
実際にはマンツーマンでの指導や手厚い研修など、企業によってさまざまな対応があるので、自分にあった学習法を見つけだし、手厚い研修制度で万全なスタートが切れる体制をとりましょう。
研修が手厚い企業も増えてきている中、それでも「ついていけるか不安……」と感じることもあるでしょう。
自分に合った企業を見つけ、学習を習慣化することが必要です。
③業界課題をふまえて働き方改革を推進する流れがある
エンジニア業界では、長時間労働や人手不足といった課題を受け、働き方改革が進んでいます。
人生設計において「リモートワークがしたい」「プライベートな時間を大切にしたい」など考えている人も多いのではないでしょうか。現在はリモートワークの導入や柔軟な勤務体系を取り入れる企業が増え、未経験者でも無理なく働ける環境が整っているのが特徴です。
特に、企業によって働き方改革は異なるので、転職の際に自分の気持ち、ベストな働き方を見つけられるよう、事前準備をしておくのが重要です。
長時間労働をしたくない人や、プライベートの時間を両立させたい人も安心な環境が整っています。自分に合った働き方が楽しめるのがエンジニアの魅力です。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!未経験からエンジニアを目指すならブラック企業しか無理?
「未経験でエンジニア=ブラックなところでしか働けない」は誤解
エンジニアへの未経験転職を不安に思っている人のなかには「未経験でエンジニア=ブラックなところでしか働けない」という認識がある場合もあるかもしれません。しかし近年ではIT業界における働き方改革が提唱されており、業界全体で改善の動きが見え始めています。
その代表的な要因としては、社会のあらゆる領域のデジタル化や企業のDXが本格的に始動してきたことが挙げられます。デジタル社会の実現にむけてIT業界とそこで働く人材の役割の重要性が増してきており、人材不足解消が急務の課題となっているのです。
このような流れを受けて、厚生労働省ではIT業界の働き方改革推進プロジェクトが実施されています。具体的には、ワークライフバランス実現のため長時間労働を抑制する必要性や、年次有給休暇の取得促進を効果的に進める必要性などが提示されました。業界課題をふまえて働き方改革を推進する流れがあることからも、エンジニアへの未経験転職に追い風が吹いていると考えられます。
未経験でエンジニアは「やめとけ」なのかを判断する3つの軸

未経験でエンジニアを目指す際、「やめとけ」と言われる理由に不安を抱える人も多いでしょう。判断するためには、自分に合ったキャリアなのか3つの軸を基礎に考えるのが重要です。
エンジニアとしての適性があるかどうか、未経験者が直面する壁を乗り越えられるかどうか、エンジニア転職後の未来を想像できるかどうかの3つがポイントです。
この3つの視点を通じて、自分に合うのかどうかを検討していきましょう。
①エンジニアに求められる「適性」で考える
エンジニアとして必要になってくるのは、問題解決能力や論理的思考、学び続ける意欲です。
特に未経験者の場合、初めはエンジニアに向いているか自信が持てないかもしれません。ですが、適性は経験や学びを重ねる中で身についていくものです。まずは自分の得意分野や興味を見つけて、考えてみるのがいいでしょう。
- 問題解決力
- 論理的思考
- 学び続ける意欲
自分の性格とエンジニアの適正が合っているか、しっかりと考えてみるのがポイントです。また、「自分には合っていないかも」と思った人でも大丈夫です。問題解決力や論理的思考は学ぶことで伸びる力なので、諦めないで挑戦することも大切です。
②未経験者が乗り越えるべき「壁」で見極める
未経験でエンジニアになるための壁はさまざまあり、技術の基礎を理解して実践に応用する壁や、問題解決力を養う壁、キャリアの方向性を決める壁など、未経験の人にとっては未知の世界で不安になる人も多いでしょう。
また、実務の中で成果を求められるプレッシャーや、新しい環境への適応も課題になるかもしれません。
多くの壁がある一方で、困難な壁を乗り越えるたびに確かな成長を実感できるのもエンジニアならではの魅力です。乗り越えられる壁かどうかを見極めるのが重要です。
- 基礎技術の習得 実践に必要な基本スキルを身につける壁
- 問題解決力の向上 バグやトラブルに対処する力を養う壁
- 新技術への対応 技術の進化に追いつき学び続ける壁
- チームでの協力 他者と連携し成果を出すコミュニケーションの壁
- キャリア選択の決断 自分に合った分野や方向性を見極める壁
一人ひとりの状況に合わせて壁の乗り越え方は異なります。自分にも対応できるのかどうかを見極めていきましょう。
③エンジニアに転職した先の「未来」で判断する
エンジニアに転職した先の「未来」をイメージすることが重要です。技術を磨けばキャリアアップや高収入が期待できる一方、日々の学習やスキル更新が欠かせません。
「未経験のエンジニアはやめとけ」と言われる理由も、先の見通しが難しいからこそ不安が生じるのです。しかし、自分が目指す働き方や成長のビジョンを描ければ、その道のりは明確になります。
しっかりと人生設計を考え、エンジニアの仕事と将来像がマッチしているのかを検討するのがいいでしょう。
希望や理想の未来をじっくりと考えるのが大切です。仕事だけでなく、プライベートな未来像も一緒に考えてみましょう。
自分はエンジニアに向いている? 未経験からでも活躍する人の特徴
未経験のエンジニアはやめとけとの声に不安を抱える人も多いでしょう。しかし、未経験からでも活躍できる人には共通する特徴があります。
新しい知識を積極的に吸収できる人、論理的に問題を解決するのが好きな人、チームで協力して働ける人の3つです。
①新しい知識を積極的に吸収できる人
エンジニアは技術の進化が早い業界であり、新しい知識を積極的に吸収する姿勢が求められます。未経験の場合でも、学び続ける意欲があれば成長のチャンスは大きいです。
未経験のエンジニアはやめとけと言われる理由の一つは、学習量に対する不安ですが、興味や好奇心があれば自然と乗り越えられます。
オンライン講座や学習リソースも充実しており、独学しやすい環境が整っているので、積極的に学ぶ姿勢を大切にしていくのが重要です。
エンジニアに向いている人は効率よく知識を吸収し、目標を達成できるように励む人です。好奇心がある人は向いている人の特徴と言えます。
②論理的に問題を解決するのが好きな人
エンジニアは、日々発生する課題に対して論理的に解決策を見つける仕事です。論理的に物事を考え、原因を分析して解決するのが好きな人にはぴったりの職種です。
エンジニアが難しいと言われるのは、このスキルが未経験者には難しそうに見えるからかもしれません。しかし、基礎を学び経験を積むことで、誰でもこの力を磨くことができます。
問題解決のスキルを身につけ、論理的に物事を考える人にはぴったりの仕事ですよ。
スムーズに問題を解決するのが苦手という人も、基礎を学べば論理力は磨けます。初心者でも誰でも取り入れやすい力のひとつです。
③チームで協力して働ける人
エンジニアの仕事は、個人作業だけでなくチームでの協力が不可欠です。プロジェクトを成功させるためには、他のメンバーとコミュニケーションを取り合い、役割を分担して進める力が求められます。
また、未経験でエンジニアになる際の不安要素の一つに「エンジニアは個人作業だからこそ、わからないことを聞けない環境」だと誤認されているのが挙げられます。現在は多くの企業で研修制度やチーム体制が整っているので、先輩や同僚に気軽に質問できる環境が整っているのが特徴です。
協調性をもち、仕事に取り組める人はエンジニアに向いている人と言えるでしょう。
チームで協力する一方、作業中はひとりになるので黙々と仕事に取り組みたい人も安心な環境です。わからないことは先輩に聞ける環境が整っている転職先を見つけるのが鍵です。
キャリアアドバイザーが読み解く!働き方にもこだわりたい人へのアドバイス
自分のペースで仕事を進めることを重視するなら「働き方」にも着目しよう
実際には意外と協調性が求められる仕事のエンジニアですが、比較的個人で進めやすい職種としては「プログラマー」が代表的です。大きな理由としては、基本的にリモートワークが可能なことや成果で評価される点などが挙げられます。自分のペースで仕事を進めることを重視している方はプログラマーに限らず、リモートワークの可否や評価制度なども確認しながら探すことをおすすめします。
また、「プログラマー」のほかにはクリエイティブ職である「Webデザイナー」や入力したデータの分析、調査をおこなう「データアナリスト」なども一人で完結しやすい職種です。どの職種も共通して比較的自分のペースで進めやすい仕事内容といえます。
このような職種を希望する場合には、エンジニア特化型の転職エージェントに頼ることやクラウドソーシングサイトの利用を検討するのがおすすめです。特に専門のエージェントに相談することは、希望に沿う知らない職種なども教えてもらえるので視野や選択肢が広がりますよ。エンジニアを目指すにあたって、「こういった働きかたがしたい」という希望があるなら、職種ごとの特徴を調べるなどして、働き方にも着目してみてくださいね。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を確認しておこう
就活の成功は、自分に合う業界・職種を知ることが鍵です。しかし、それがどんな業界・職種なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
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将来像から逆算! 未経験でエンジニアがベストかを考える3ステップ

未経験からエンジニアを目指すなら、将来の自分を想像して逆算することが重要です。
将来どんな人物になりたいか、エンジニアとして働くことで、その条件を実現できるか、エンジニア以外の選択肢も検討するなど、将来の夢をまず考えてみてください。
仕事の将来像はもちろんのこと、プライベートのことも考えた未来を想像するのがポイントです。ゆっくりと働きたいのか、プライベートとの両立がしたいのかなど、理想図をしっかりと構築してみましょう。
①将来はどんな人物になりたいか「理想の条件」を具体的にする
未経験でエンジニアを目指すなら、まず「将来どんな人物になりたいか」を具体的に表すことが大切です。
働き方や収入、スキルアップの目標、そしてどんな環境で活躍したいかなど、理想の条件を明確に描きましょう。
不安に感じている人も理想がはっきりすれば不安に左右されなくなります。具体的なゴールが決まれば、必要なステップも見えてくるので、まずはキャリア設計を明確にするのがいいでしょう。
理想の仕事像、プライベート像など多々あると思います。あなたの理想とする将来像をしっかりと考えていきましょう。
②エンジニアとして活躍していくなかで実現できるか考える
エンジニアとして活躍することで、自分の理想を実現できるかを考えることが大切です。働き方や収入、キャリアアップの可能性など、将来的な目標とエンジニアの仕事が一致しているかを確認しましょう。
不安を感じる人も、具体的なビジョンがあれば将来像が判断しやすくなります。また、エンジニアの経験を積むことで、他の職種にも応用できる場合もあるので、目標とキャリアがマッチする道を見つけるようにしていきましょう。
「エンジニアになりたいけど、自分には忍耐力がなくずっと学び続ける自信がない」と思った人もいるでしょう。その場合は無理にエンジニアになるための道を探すのではなく、エンジニア以外の自分に合った仕事を探すのがポイントです。自分の個性や適性を考えた転職をしていきましょう。
③エンジニア以外の選択肢もないかを検討する
エンジニアを目指す前に、他に自分に合う選択肢がないかを検討することも大切です。エンジニア以外の職種でも、あなたの強みが活かせる可能性があります。幅広い選択肢を視野に入れることで、本当に自分に合った道が見えてくるはずです。
適性や希望に合ったキャリアプランをしっかりと検討していくことが大切なため、エンジニアはやめとけの意見を気にするのではなく、自分の得意なことや興味がある分野を見直しましょう。
エンジニア以外にも理想とする仕事がある場合があります。あなたの夢や理想を実現する仕事探しをサポートしていきます!
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!エンジニアへのマッチ度を確かめる方法
他の仕事も知ったうえで将来像を明確にすることが大切
エンジニアを未経験から目指すかどうかを考えるうえで、エンジニア以外の選択肢もないかを検討することが大切だと解説しました。ただ、エンジニアがどうしてもいい、というわけでもないけれど、別にほかに選択肢もない、という状況の場合は、まず将来の理想の暮らしや目指す人物像を深掘りすることを意識してみましょう。その内容から逆算していくことで、選択肢が広がるかもしれません。
たとえば、エンジニアを目指す理由が「手に職をつけたい」という動機の場合はどうでしょうか。目的が「手に職をつける」ことであれば、それは別にエンジニアでなくてもいい可能性があります。WebライターやWebデザイナー、SNS運用・運用代行、Webマーケター、動画編集者など、比較的未経験からでも挑戦できる仕事は数多くあります。
本当にエンジニアを目指すかどうかを決定するために、まずは今までのキャリアの棚卸しなどをおこない、中長期的なキャリアをしっかりと描いたうえでほかの選択肢もふくめて検討することを意識しましょう。
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職種を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職種なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「業界&職種マッチ度診断」です。簡単な質問に答えるだけで志望する職種との相性を診断できます。
自分に適性のある職種を早めに知って、就活を成功させましょう。
「未経験エンジニアはやめとけ」に惑わされず自分の視点で適性を見極めよう!
未経験からエンジニアを目指す際、ネガティブな「やめとけ」という意見に不安を感じる人も多いでしょう。しかし、エンジニアという仕事は、適性や学びの姿勢さえあれば未経験でも挑戦できる魅力的なキャリアの一つです。
未経験からエンジニアを目指す道のりは簡単ではありませんが、適切な準備と努力をすれば道は必ず開けます。「やめとけ」という声に左右されず、自分自身の視点で適性を見極め、目指すべき未来を描いていくようにしましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

エンジニアとは、知識を活用してシステムの開発・運用・設計をする仕事です。一見難しそうですが確実に勉強していくことでスキルが向上する「やれば伸びる仕事」の一つです。