最終面接で好印象を与える逆質問|おさえておきたいポイントや例

この記事のアドバイザー

熊野 公俊

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間在籍後、22歳で都内の大学へ入学。大学では心理学・教育学などを学ぶ。卒業後、大手総合人材サービス企業にて人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPOでの勤務を経て現職。将来の目標はキャリアコンサルタントとして幅広い人たちの前向きな一歩をサポートすること。皆さんのより良い一歩を応援できるご支援が出来ればと思います。

コラムの目次

  1. 最終面接の逆質問では志望意欲をアピールしよう
  2. 最終面接で志望意欲をアピールするポイント3つ
  3. 最終面接の逆質問で避けるべき内容や注意点
  4. 逆質問を考えるには業界・企業研究を念入りにしよう
  5. 最終面接の逆質問は上層部に向けた内容を用意しよう

最終面接の逆質問では志望意欲をアピールしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「最終面接って、どんな逆質問をすればいいんですか」
「逆質問が合否に関係するって本当ですか」

という声を多く聞きます。逆質問だけでなく、最終面接全体で志望意欲が重視されます。入社意志の固さを見て、最終的な合否が決まるケースも少なくありません。志望意欲の高さは結果に直結しやすい部分であるため、逆質問の中で積極的にアピールすることが大切です。聞くべき質問、避けるべき質問を知り、事前に質問内容を考えておくことが大切です。最後の逆質問の対策までしっかりおこないましょう。

最終面接で志望意欲をアピールするポイント3つ

就活生

逆質問をした方が良さそうだけど、いい内容が思いつかないなぁ

キャリア
アドバイザー

逆質問にオススメの内容があるので、まずはポイントからおさえていきましょう!

最終面接で志望意欲をアピールするポイント3つ

最終面接では志望意欲の高さが重要視されているため、逆質問でもアピールすることが大切です。質問内容から志望意欲を感じさせるには、企業や仕事への強い興味、積極性の高さを示しましょう。企業が最終面接で志望意欲の高さを重視するのは、確実に入社する就活生を見極めるためです

志望意欲が低いと内定辞退をする可能性が高まります。企業は膨大なコストをかけて採用活動をするため、できるだけ内定辞退を避けたいと考えているのです。新卒はポテンシャル採用の傾向が強いため、就職してからいかに精力的に仕事に取り組めるか、継続できるかが重要視されます。逆質問でも積極的に志望意欲をアピールしていきましょう。

①入社することを前提にした質問がおすすめ

志望意欲を上手にアピールするには、入社を前提にした質問がおすすめです。入社を見据えた質問をすることで入社意志が固いことがアピールできます。就活では内定が決まり、就職先が確定した時点でひとつの区切りを迎えますが、企業にとってこれは始まりにすぎません。

大切なのは、就職はゴールではなくスタートである認識を持っていると企業に提示することです。就職後に繋がる質問をすることで、実際に仕事をすることを考えているというアピールでき、好印象にも繋がりやすいでしょう。

入社することを前提にした質問
  • 御社で活躍するためには、どのような能力を身につけるべきですか?
  • 入社までに取得しておいたほうがいい資格はありますか?
  • 海外進出において、どのような人材を求めていますか?
  • 御社で働く上で、最も大切にすべきことは何ですか?
  • 御社の○○事業に魅力を感じています。機会があれば関わることがあるのでしょうか?

②企業や面接官への興味を示そう

興味があると示すことは、志望意欲や仕事への積極性にも繋がる大切な部分です。企業に全く興味がない人と興味を強く示す人なら、企業は後者を採用したいと考えます。高評価を獲得するには、いかに企業への興味を示せるかが重要です。企業や仕事について深堀りできる質問をしましょう。

また、企業という大きな存在だけではなく、もっと焦点を絞って面接官へ興味をアピールしても構いません。企業に所属している人に興味がある=企業や仕事にも興味があると評価してもらえるでしょう。面接官の個人的な考えを答えてもらうことで、印象に残ることができます。

企業や面接官への興味を示す質問
  • ○○さんから見て、御社で仕事をする上で大切にしていることがあれば教えていただきたいです
  • ○○さんがもっともやりがいを感じた仕事は何ですか?
  • 昨年SNSの公式ページを開設されていましたが、顧客層や業績に変化はありましたか?
  • ○○さんが5年後の御社について考える際、求める社員像があれば教えていただきたいです
  • 御社は昨年○○事業において大きな成果を出されていますが、なぜそれができたのでしょうか?

キャリアアドバイザーコメント

熊野 公俊

面接官個人に質問する際は年齢によって内容を変えるのがおすすめ

面接官個人に質問する際は、面接官の年齢で質問を分けてみるのはどうでしょうか。年齢が近い面接官であれば、入社のきっかけや実際の業務、入社して感じる楽しさや、やりがい、苦戦していることなどの話は年が近い分共感要素がたくさん得られるかもしれません。

年が離れている面接官には、歩んできたキャリアなど、将来ビジョンの質問がいいかもしれませんね!どんなキャリアを歩んで今に至っているのか、若手に何を期待するかなど、聞いてみてもいいでしょう。

③面接で気になったことを聞いてもOK

逆質問は評価に繋げるためにも事前に聞きたい内容を考えることが大切ですが、必ずしも事前に準備してきたことだけに限る必要はありません。面接中に分からなかったこと、疑問に思ったことがあるなら、それを深堀りして質問してもいいでしょう。面接中の内容を話題に上げることで、面接に真剣に取り組んでいたことが伝わます。

また、些細なポイントでも見逃さず、しっかり疑問を解決しようとする姿勢から本気度も伝わるでしょう。ただし、面接中に気になる部分が出るとは限らないため、基本的に質問は事前に準備しておかなければなりません。質問の候補をいくつか作った上で気になることが出てきたなら、それを優先して聞くようにしましょう。

面接で気になったことを聞く質問
  • 先ほどお話していた○○に関することですが、もう少し詳しく教えて頂けないでしょうか?
  • 先ほど○○さんが新規プロジェクトは△△という理念の元展開されているとおっしゃっていましたが、来年以降はどのような事業が新たに展開されるのでしょうか?
  • 理念として○○を掲げているとおっしゃっていましたが、具体的にどのような事業に反映されていますか?
  • 御社は○○事業からスタートされたとおっしゃいましたが、○○事業を始めようと思ったきっかけは何ですか?
  • 先ほどの○○には~~という意図があるという解釈でよろしいでしょうか?

最終面接の逆質問で避けるべき内容や注意点

まず、逆質問では何でも聞いていいわけではなく、調べて簡単に分かることは避けなければなりません。他にも仕事の条件面などの質問、「特にありません」という回答を避けましょう。事前研究ができていないと判断され、大幅にマイナス評価になる可能性が高いです。基本的な疑問点の解決や情報収集は最終面接までに済ませておきましょう。

①調べてわかること

最終面接の逆質問では、調べてわかることを聞くのはNGです。企業の基本的な情報は公式HPにほとんど掲載されているため、それらに関する質問をすると「企業のことを調べていないのか?」「興味が薄いのか?」と思われてしまいます。最終面接で面接官を担当するのは社長や役職員などが多いので、調べてわかることを聞くのは失礼にあたるとも言えます。

最終面接の選考を受けているということは、一次面接や二次面接を通過してきており、企業についてもある程度理解している状態だと捉えられているはずです。そのため、ここで調べてわかる質問をすると面接官を大きく落胆させてしまうでしょう。一気にマイナスの印象を与えかねないので注意してください。

調べたらわかる内容の質問
  • どのような事業をしていますか?
  • 創業当時はどのような仕事をしていましたか?
  • 本社はどこにありますか?
  • 従業員は何名ですか?
  • 海外支社は何拠点ありますか?

②条件面

仕事の条件とは、雇用形態や待遇などです。休みや給料に関することが浮かびやすいと思います。仕事に関する質問をして、入社に向けて知識を深めておくのは重要です。しかし、仕事に関する質問でも、条件面を追求するのは控えましょう。雇用形態や待遇に関する質問をしてしまうと、条件によって志望度が変化すると思われてしまい、印象がよくありません。他に条件のいい企業から内定が出たなら、そちらに就職するのではないかと思われるでしょう。

企業は内定を出したら確実に入社してくれる人を採用したいと考えるため、少しでも他社に揺らぐ可能性を見せてしまうと一気に評価を下げられてしまいます。また、志望したのは条件だけが理由で、仕事や企業自体には興味がないと思われ、マイナス評価に繋がる可能性も高いため、これにも注意が必要です。

条件面の質問
  • 給料はどれくらいですか?
  • 昇給はありますか?どのくらいのペースですか?
  • ボーナスは年に何回支給されますか?
  • 有給は確実に取得できますか?また年間休日も教えてください
  • 福利厚生の内容を詳しく教えてください

③「特にありません」

仕事内容や条件を尋ねる逆質問をして評価を下げてしまうリスクもありますが、だからといって沈黙を貫くのはよくありません。逆質問をするかどうかは自由ですが、企業にとっては質問ありが基本となっています。質問がないかどうか問われているのに、聞くことは何もないと答えてしまうと、アピールの意志がないまたは、興味がないと判断され、大幅に評価を下げられます。

質問なしは企業や仕事への興味がない、知ろうとする意欲、向上心がない、自分を売り込もうとする意欲がないといったネガティブな印象を与えるため注意が必要です。少しでも就職したい企業なら、必ず何らかの質問は浮かんでくるはずだと企業は考えます。今後もしかしたら30年以上働くことになるかもしれない会社です。質問がないわけがないのです。

実際の志望度に関係なく、質問なしは志望意欲なしと判断されるため注意が必要です。

キャリアアドバイザーコメント

企業について事前に調べた内容をもとに逆質問しよう

逆質問は、自己アピールの時間と同じだと思ってください。企業について事前に調べて質問を用意して来てくれたのか、どこでも使っている質問なのかは聞いてみるとよく分かります。
例えばですが、

・NG例:活躍している人ってどんな方ですか?
→事前調べがない印象になります。

・OK例:HPを拝見し、御社では〇〇な人材が活躍出来そうだと感じました。実際活躍されている人はどんな方ですか?
→事前に調べ、ご自身の見解がはいっています。

企業を知らずして質問はでません。企業のHPは最低3回熟読しましょう。

逆質問を考えるには業界・企業研究を念入りにしよう

面接官に好印象を与える逆質問を考えるには、最終面接前にもう一度業界・企業研究をやり直すことが大切です。最終面接だからといって特別な対策をする必要はなく、あくまで基本に忠実な準備をすることが重要です。業界や企業についての理解や知識も、これまでの面接で培われており、わざわざ最終面接前にやり直す必要はないと思う人もいるでしょう。

しかし、業界や企業に関する情報は日々変化しており、就活初期と様相が変わっていることも少なくありません。また、時間の経過によって忘れていることや勘違いしていることがある場合も多いため、知識や理解の正しさを確認する意味でも、事前にやっておくべきです。企業の公式HPやSNS、社長のブログや書籍をチェックしましょう。また、最新のリリース情報などを新聞やネットニュースで確認しておくのもおすすめです。

最終面接の逆質問は上層部に向けた内容を用意しよう

最終面接は難易度が高く、最後まで気を抜くことができません。「最後に質問はありませんか」と面接官が聞く逆質問の内容も、事前に考えておくことが大切です。最終面接では志望意欲が重視されるため、意欲をアピールする逆質問をしていきましょう。

また、最終面接は社長や役職員など上層部が面接官を担当するケースが多いです。そのため、今後の経営の在り方や将来性などについて尋ねてみてもいいでしょう。面接官の立場によっても答えやすい質問は変わってくるので、一次や二次よりも企業全体について尋ねる逆質問をするといいですね。

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