社長面接の特徴3つ|よくある質問4つと例文や攻略ステップをご紹介

この記事のアドバイザー

五反田 誉司

大学卒業後、大手アパレル企業にて販売と人材育成を経験。販売では個人成績で全国1位を獲得。また、店長として店舗のマネジメントも行い、赤字店舗を12か月連続予算達成店舗へと改善する。人材育成において、人の人生に関われる喜びを感じ、より多くの人の人生の選択のお手伝いをしたいと思い、人材業界に転身。 人の無限の可能性を信じ、広げるお手伝いをしております。 人と話すのが何よりも好きなのでまずはお気軽に何でもご相談ください。

村井 俊介

大学時代に社会保障や少子化問題を学んでおり、働き方改革をしたいと考え、人材業界を目指す。大学卒業後、外資系の人材会社でコンサルタントとして、オフィス系からファクトリー系まで幅広い業界のお客様とお取引させえて頂いておりました。そこからポートへ転職をして、キャリアアドバイザーとして、学生さんキャリアの形成のお手伝いをさせていただいおります。一緒に明るい就活にしていきましょう!

コラムの目次

  1. 社長面接は新卒の就活最後の関門
  2. 社長面接の特徴3つ
  3. 最終面接でよくある質問4つ
  4. 社長面接を攻略するためのステップ5つ
  5. 社長面接で失敗しやすいケース2つ
  6. 社長面接は入社後を踏まえた事前準備が大切

社長面接は新卒の就活最後の関門

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「社長の面接ってどんなことが見られるんですか?」
「一次や二次とは違うんですか?」

という質問を多く受けます。最終面接は社長が面接官を担当することも多いため、社長面接と呼ばれることもあります。社長面接は就職前の最後の関門であり、ここでつまずく人は少なくありません。

それまでの面接はスムーズに攻略できるものの、なぜか毎回社長面接で落ちてしまうという人もいるでしょう。社長面接はこれまでの面接とは勝手が違うことが多いいため、注意しなければなりません。社長面接ならではの対策をしましょう。

社長面接の特徴3つ

社長面接を攻略するには、まずは面接の基本的な特徴から知っておくことが大切です。1次や2次は人事担当者や現場社員が面接することが多く、社長面接とは見ているポイントが異なります。具体的に、1次面接では社会人としての基礎力を、2次面接では企業への適性を見ています。

しかし社長面接では、本当に入社意欲が強いかどうか、企業について十分理解しているかなどを重点的に見られるため、これまでとは違った質問がされるのです。社長面接の特徴を知っておくことで、必要な対策や準備内容がわかります。

①入社に関する具体的な話に及びやすい

「社長面接に合格=内定」となるため、入社に関する具体的な話をされることも少なくありません。社長が内定から入社までのスケジュールを細かに話したり、入社後どのように仕事を進めるかを教えたりする企業も中にはあります。これは合格が決まったサインとも言えますが、社長面接の性質上、必要事項として説明していることもあります。

つまり、入社に関する具体的な話をされたからといって、必ずしも合格するとは限らないことは理解しておきましょう。入社に関する具体的な話が出やすいのは、単に内定獲得が迫っているからで、最終面接という性質によるものと考えたほうがいいでしょう。

②就職後について言及されることも多い

入社に関することだけではなく、さらに就職後について言及されることも多いです。就職後についての話は、入社直後、5年後、10年後にまで話が及ぶことも多く、内容は多岐にわたります。これも入社に関することと同じで、就職後について詳しく話す=内定というわけではありません。

就職後どのように働きたいのか、将来のビジョンを持っているかを見られていることが多く、ここでの評価次第で合否は当然分けられます。就職後についての明確なビジョンや目標を持てていないと、マイナス評価にもなりやすいです。就職後についての話には、短期的、長期的両方の側面から答えられるよう、幅広く準備することが大切です。

③顔合わせだけで終わらないことがほとんど

社長面接は顔合わせだけで、ほぼ内定確定と思っている人は多いでしょう。しかし、実際はそうとは限らず、ほとんどの場合でこれまでの面接と同様、じっくり評価されていると考えなければなりません。顔合わせだけで終わる企業があるのも確かですが、これは極めて稀なケースと考えましょう。

新卒の場合は、ポテンシャルや人柄、相性を見て就職を決める傾向にあるため、基本的には最後までしっかり評価し、合否を決定します。人材の採用には多額のコストがかかっており、特に将来の長い新卒にかかるコストは膨大です。1人雇うだけでも、企業にとっては重要な選択のため、社長がじっくり見極めた上で、慎重な選択がおこなわれると考えましょう。

キャリアアドバイザーコメント

五反田 誉司

「顔合わせ程度だろう」という油断は禁物

最終面接において油断は禁物です。人事の評価がいかに高くても、最終的な判断を下すのは社長や役員の経営層です。多くの場合は「入社意欲」や「なぜその企業なのか」「その企業で何をしたいのか」など企業に紐づく質問が多いです。

就活生の皆さんからすると多くの内の1社かもしれませんが、企業からすると限られた採用枠の一名を決める大切な選考なので重要度は高いです。また、経営層の方と直接話せる機会は入社後であっても、そう多くはないので聞いてみたいことをあらかじめ逆質問でいくつか用意しておくことは必要になると思います。

自分が勤めるかもしれない企業のトップに対して聞きたいことが聞ける限られたチャンスだと思うので、しっかりと質問したいことをいくつか考えて臨みましょう!

最終面接でよくある質問4つ

  1. 当社は第一志望ですか?
  2. 当社の事業内容について知っていることを教えてください
  3. うちに落ちたらどうしますか?
  4. 最後に何か質問はありますか?

社長も出席することが多い最終面接では、志望度や企業との相性をはかる質問が多くされます。一次面接や二次でも聞かれた質問があると思いますが、内容を振り返って一貫性のある内容になるように気をつけましょう。直接志望動機を尋ねる以外にも志望度を確認する質問があるため、回答例文とあわせて紹介していきます。

例文①当社は第一志望ですか?

回答例文

はい、第一志望です。大学で学んでいる内容を御社の○○事業に活かせると思っております。また、技術を通して世界の人の暮らしを変えたいという思いが、御社と一致していると強く感じております。御社以外で働くことは考えておりません。

この質問は、合否を決定する最終的な意思確認になります。この質問をされたら、第一志望だと答えるのが基本です。入社するかどうかは内定をもらってからでもいいので、まずは内定をもらうことを優先しましょう。第一志望と答える際は、自信を持って即答するとなおいいです。

例文②当社の事業内容について知っていることを教えてください

回答例文

御社はメディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業の3事業を中心に展開されております。特にゲーム事業におけるスマートフォンアプリへの参入は、どの企業よりも早く事業化されていたと認識しています。
また、新規で投資育成事業を展開され、若手経営者の応援とインターネット業界の発展を目指しております。売上高は100億円を超えており、過去5年間営業利益を伸ばし続けておられる企業と理解しております。

こちらは、企業研究ができているかどうかを確認するための質問です。そのため、どの会社でも言えるようなことを答えても意味がありません。志望する企業の具体的な事業内容や、企業ならではの強みについて答えましょう。同業他社との違いを理解していることをアピールすることが大切です。

例文③うちに落ちたらどうしますか?

回答例文

御社は、私が本当に入社したい企業であり、第一志望だと胸を張って言えます。そのため、落ちた時のことは考えたくありません。私は御社の社員として精一杯働ける自信があります。もし、採用するにあたりご不安な点がございましたら、聞かせていただけると嬉しいです。

この質問の内容は圧迫面接に近いものがあります。しかし、社長の中にはこのような形でストレートに質問する人も多いです。この質問をされた時点で落ち込んでしまい、落ちた後のことを答える人が多いと思いますが、そうしてしまうと凹んだ印象を与えてしまいます。そのため、例文のように「絶対に内定をもらうんだ」という姿勢を崩さないようにしましょう。

例文④最後に何か質問はありますか?

回答例文

・御社で活躍するためにはどのような能力を身につけるべきですか?
・入社までに取得しておいたほうがいい資格はありますか?・○○さんが5年後の御社について考える際、求める社員像があれば教えていただきたいです
・御社は昨年○○事業において大きな成果を出されていますが、なぜそれができたのでしょうか?
・先ほど○○さんが新規プロジェクトは△△という理念の元展開されているとおっしゃっていましたが、来年以降はどのような事業が新たに展開されるのでしょうか?

最終面接でも逆質問をされることがほとんどなので、事前に内容を考えておきましょう。逆質問は志望意欲をアピールするだけでなく、企業が自分に合うかどうかを判断する材料にもなります。社長の意見を1対1で聞ける機会はとても貴重なので、自分が社員として働く際にきになることを聞いておきましょう。

こちらの記事では、社長面接の際にしておきたい逆質問を紹介しています。「最後に質問はありませんか」と聞かれた場合、質問次第では意欲をアピールしたり好印象を与えたりできるのです。特に社長面接での逆質問は評価に大きな影響を与えるかもしれないので、チェックしておきましょう。

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社長面接を攻略するためのステップ5つ

社長面接はこれまでの面接と同様、あるいはそれ以上にじっくり評価されているため、事前対策を徹底しなければなりません。面接の段階ごとに特徴や見られているポイントは異なるため、段階ごとに合わせた対策が必要です。

社長面接ならではのポイントを把握して対策を練ることが大切であり、これは大きく5つのステップに分けられます。ステップごとにやるべきことを正しく把握し、細部までこだわって準備進めましょう。

①念入りに企業研究をする

企業研究は面接攻略の大前提の作業であり、社長面接前にもう一度おさらいしておくことが大切です。これまでの面接でもしっかり対策済みという人もいるでしょうが、最終確認は必須です。一次面接から最終の社長面接までは1〜2ヶ月程度かかることも多く、その間にも業界や企業の情報は更新されています

また、変動がなかったとしても、何度も繰り返し研究して、細部まで理解を深めておくことが大切です。細かい点まで理解できていると社長の話も理解しやすいですし、何より細やかなアピールができて評価も獲得しやすいです。念入りな企業研究は面接の合格率を高める重要な作業であるため、社長面接前も妥協せずにやっておきましょう。

②アピール内容を見直す

アピール内容の見直しも重要で、これまで何度もやってきたことも最終確認のつもりでチェックしておきましょう。志望動機や自己PRといった基本的な質問をされることもあるため、頻出の質問は特におさえておくことが大切です。面接でのアピールは一貫性が求められるため、大きく変える必要はありません。

大幅に内容を変えてしまうと軸がブレているというマイナスの印象を与えますが、細部なら多少変更しても大丈夫です。細かいニュアンスの違いで伝わり方は大きく変わり、評価も変動します。アピール内容は詳細まで見直して、どのように伝えるのがもっとも魅力的に映るのかよく考えて事前対策を進めておきましょう。

③社長の人となりを知っておく

社長がどのような人なのかを知っておくことも大切です。これまでの経歴や考え方に触れておくと参考になります。ホームページを確認すると、社長のキャリアやメッセージが掲載されていることが多いため参考にしましょう。通常の面接では面接官が誰になるか分かりませんが、社長面接だと面接官が明確に分かるのも特徴のひとつです。

社長の人となりを知り、それに共感できるアピールをすると、より好印象を与えやすいでしょう。社長のキャリアや発言から、アピールする内容、求める人物像を考えておくことが大切です。また、社長が著名な人で書籍があるなら触れておきましょう。社長の考え、価値観を知ってそれに合わせたアピールをすると、評価もされやすくなります。

④志望度のアピールを重点的にする

社長面接は就職に直結しているため、志望度の有無が特に重要視して見られます。そのため、志望度のアピールは特に重点的におこなう必要があるのです。絶対に就職したい、就職するという意欲を見せましょう。人柄や能力についてのアピールするのも大切ですが、これらの評価は事前の面接で終了していることも多いです。

社長面接にまで残ったということは、最低限の基準はクリアしていると判断され、場合によってはそれらに全く触れられないこともあります。最後は就職意欲の有無で決められるということも多く、能力が高くても不合格になるケースも当然あります。志望度の売り込みが明暗を分けるため、特に意識してアピールしましょう。

キャリアアドバイザーコメント

村井 俊介

社長面接では志望度をアピールしよう

社長面接は最終面接となるケースが多いため、本当に弊社に適性があり活躍できるのかを見ています。ですので、志望度のアピールが効果的です。例えるなら、「御社が第一志望であり、他社選考をすべて辞退して御社の選考に参りました」などです。少し極端ではありますが、こういう言い方をすることで本気度をアピールできます。

⑤入社意志の確認は即答できるよう準備

社長面接では入社意志を直接的に聞かれることも多いため、これに対して即答できるようにしておかなければなりません。「内定が出たら就職しますか?」「弊社が第一志望ですか?」と問われた場合、すぐに就職する、第一志望であると答えましょう。ここで少しでも口ごもってしまうと、本当に就職意欲があるのかと疑われてしまい、マイナス評価になることも少なくありません。

自信を持ってはっきり伝えましょう。言葉だけではなく態度も見られていることを意識して、入社意志のアピール方法を考えておかなければなりません。即答するためにも、社長面接に残ったならどの企業も第一志望と考え、絶対に就職するという気持ちを持って、面接に臨みましょう。

社長面接で失敗しやすいケース2つ

社長面接では失敗することも当然あり、それが原因で不合格を招くことも少なくありません。失敗するポイントは人によって違いますが、よくある失敗は大きく2つに分けられます。それぞれのポイントを把握し、失敗しないよう先回りしてリスク回避することも、社長面接では大切です。面接はプラスの評価を得るだけではなく、いかにマイナスを避けるかも考えなければなりません。失敗しやすいポイントを知り、上手にリスク回避して社長面接の攻略を目指しましょう。

①企業の基本情報を忘れてしまう

社長面接まで進むと基本的な対策を怠ってしまい、初歩的なミスをすることは多いです。特に企業の基本情報を忘れてしまうミスは多く、これが命取りとなって不合格になってしまうケースは多いでしょう。基本的に面接はトータルの出来で判断するため、一度の失敗で不合格が確定することはありません。

しかし、あまりにも大きなミスだと不合格に直結する可能性もあります。基本情報を知らないのはこれに該当すると考えましょう。社長面接では、企業についての理解度を測るためにあえて基本情報を聞くこともあります。事業内容や社長、会長の名前、従業員数、創業年といった企業HPの会社概要に書かれている情報や主力商品・サービス内容などは必ず再確認しておきましょう

②志望度のアピールで口ごもってしまう

志望度のアピールが重要視される社長面接では、このアピールで口ごもってしまい失敗するケースも多いです。志望度のアピール自体はできていても、求められた瞬間に即答できないと、マイナス評価になることも少なくありません。いかに口では第一志望で志望度が高いと示していても、態度がそれを示していないと高評価の獲得は難しいと考えましょう。

本当に第一志望ならアピールで口ごもることはないでしょうが、他にも志望する企業がある場合は注意が必要です。少しでも他の企業に意識が向いていると、罪悪感を感じて第一志望と伝えるのをためらってしまうことも少なくありません。面接を受けている間はすべての企業が第一志望のつもりで取り組むことが大切です。気持ちをしっかり高めてから社長面接に臨みましょう。

キャリアアドバイザーコメント

第一志望と言ったからといって辞退できない訳ではない

「第一志望です」と言った場合でも内定辞退は可能です。まず、入社できるチャンスを得ることが先決ですよね。内定を頂けてようやく入社資格を得た状態ですので、目の前のチャンスをつかめる時間にしてください。

企業側からしたら、志望度の低い学生を合格させようとは思いません。「志望度は低いが能力が高い学生」と「志望度は高いが育成に時間がかかりそうな学生」が並んだ場合、志望度の高い学生を採用したいと言う企業が多いです。入社後いくらでも皆さんの能力を伸ばすことはできるので、この会社で頑張りたいか否かのマインドは重要ですよ。

社長面接は入社後を踏まえた事前準備が大切

就活最後の関門である社長面接は、いかに思い切ってアピールできるかが重要です。特に志望度を伝える際には、他の企業ではなく絶対にその企業に就職したいという気持ちを示すことが大切です。中途半端なアピールにならないよう注意しましょう。少しでも志望度がぶれていると思われると、その時点で大幅にマイナスの印象を与えてしまいます。

第一志望でないと判断された時点で不合格にする企業も多いため、志望度のアピールは即答することを心がけましょう。他にも細かい部分までカバーすることが大切で、もう一度面接対策を一からやり直すのがおすすめです。基本に忠実であることが、社長面接を攻略する近道です。対策は最初から見直し、細部まで徹底した準備で社長面接を上手に乗り切りましょう。

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