最終面接で面接官が見ていること3つ|落ちる就活生の特徴や対策もご紹介

この記事のアドバイザー

塩田 健斗

大学卒業後、ポート株式会社に新卒として入社。メディア広告の営業とマーケティングを兼任。2年目からキャリアアドバイザーへジョブチェンジし、異動後1年で就活シェアハウス事業の責任者として事業運営。入社後、ご自身の選択を正解にしたいと思えるようなキャリア選択のサポートをします。

増子 航平

大学時代、北海道にてNPO法人の立ち上げ、子供の貧困問題・格差問題に取り組む。その後、新卒でポート株式会社へ入社しキャリアアドバイザーを務める。1年目は新人賞を獲得し、2年目でチーフに就任。仕事には人生の大半を費やすことになります。だからこそ仕事の楽しさを伝えたいです。どんな人にも活躍出来る場はあると思っています。それを見つけていきましょう!

コラムの目次

  1. 最終面接は最後の関門
  2. 最終面接で面接官がチェックしている内容3つ
  3. 最終面接で落ちる就活生の特徴
  4. 最終面接に合格するためにやるべきこと
  5. 最終面接は面接官のチェックポイントを把握して対策することが大切

最終面接は最後の関門

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。面接はどの段階でも緊張しますが、特に緊張度が高いのが最終面接でしょう。最終面接は就活の最後の関門とも言え、せっかくここまできたのに落ちてしまう人も多いです。そのため、最終面接はこれまで以上に気を引き締めて臨む必要があります。

しかし、これまでの面接とはどのように違うのか、本当に最終面接は難しいのかと疑問に思う人もいるでしょう。企業によって多少の違いはありますが、最終面接を突破するためには、事前にすべきことが複数あります。内定まであと一歩のところで合格をとり逃すことのないよう、事前に最終面接の対策をしておきましょう。

最終面接で面接官がチェックしている内容3つ

①入社意欲

最終面接では、入社意欲の高さが見られます。人柄やスキル面に問題がなくても、企業への入社意欲が低い就活生は不採用になる可能性が高いです。一次面接や二次面接では、人柄やスキル面において企業が求める条件をクリアしていれば、多少迷いが生じても通過させる面接官も多くいます。そして、二次面接までの通過で基本的な条件はクリアしているということになり、最終面接では入社意欲の本気度が見られます

入社意欲が低い就活生に内定を出すと、内定辞退をされる可能性が高くなります。多くのコストや時間を費やしている採用活動において、内定辞退は企業にとって大きな損失です。そのため、最終面接で入社意欲の高さを確認するのは当然と言えます。意欲が高い学生ほど「入社後、精力的に働いてくれるだろう」と活躍が期待されるでしょう。

入社意欲を問う質問一覧

  • 志望動機を教えてください
  • 弊社に入社後どのようなことがしたいですか?
  • 第一志望ですか?
  • 他に選考を受けている企業はありますか?
  • 複数の企業から内定をもらった場合、弊社に入社しますか?

★★★CAからのコメント★★★

経験から身につけた力の活かし方を伝えよう

入社意欲を伝えるためには「経験から身に付けた力をどのように活かすのか」を必ず述べましょう。ただやみくもに「頑張ります」「やります」などのポジティブワードを並べても、組織の中で活躍できるイメージを相手に抱いてもらえなければ意味がありません。実務内容を理解した上で再現性のある伝え方をしましょう。【笠原】

②企業理解

本当に自社の一員に迎え入れてもいいのかをはかるために、企業理解の深さが見られています。基本的な企業理解ができていないと、就職後スムーズに活躍できないだけではなく、理想と現実のギャップを感じて早期に退職してしまうと思われます。新卒採用は長く続けることを前提にしているため、早期退職の可能性がある人、あるいは長期的に活躍できないと判断できる人は採用しません。

企業の事業内容や職種理解はもちろん、方向性や社長の考え方など、企業の本質的な部分の理解を深めることが大切です。社長のSNSやブログ、書籍などに目を通したり、社員が更新しているHPやブログを見てみるのもいいですね。企業の理解を深めることは最終面接におけるアピールになるだけでなく「企業で長く働いていけるのか」「企業の目的達成に向けて貢献できるか」を考えるバロメーターにもなります。

企業理解を問う質問

  • 希望職種は何ですか?
  • 他社と弊社の違いは何だと思いますか?
  • 弊社の事業について知っていることを教えてください

③将来のビジョン

就活生にとっては就職が一旦のゴールでしょうが、企業にとってはスタートに過ぎず、本当のゴールは仕事で成長して活躍することです。就職後に活躍できるかを判断するためにも、将来のビジョンの有無が重視されることが多いです。将来のビジョンを持てていないということは、その企業での将来を考えていない=就職意欲や労働意欲が低いとも言えます。

しかし、ビジョンはあってもそれが志望企業で明らかに実現できないものだと「うちには向いていない」と不採用になる可能性が高いです。「志望企業だからこそ」のビジョンを掲げましょう。5年後や10年後のキャリア、企業でやりたいことなど、長期的な企業との関わり方を考えている就活生は、企業から見て入社意欲が高く安心して内定が出せます。

将来のビジョンを問う質問一覧

  • 5年後、どのような仕事をしたいと思いますか?
  • 弊社に入社後のキャリアプランを教えてください
  • 将来の夢はありますか

キャリアアドバイザーコメント

塩田 健斗

企業側は最終面接で「一緒に働きたいかどうか」を重視している

最終面接は企業とのマッチングを見られます。1次、2次面接はスキルや能力など「利益を生み出せるか」を見ますが、最終面接に近くなるにつれて「一緒に働きたいかどうか」を見るようになります。上記にも記載している通り「うちの会社に入ることで学生が目指したいことを実現できるか」を確認しながら、モチベーション高く業務に取り組んでくれるかをみていきます。

そのため「将来成し遂げたいこと」や「将来なりたい姿」を明確に伝える必要があります。まずはこの2つを明確にしておくことで評価の土俵に立つことが出来るので、必ず準備をして臨みましょう。

最終面接で落ちる就活生の特徴

企業と方向性や価値観が合わない

方向性や価値観が企業と合わないと判断されると、落ちるケースが多いです。就活生の人間性やスキル面に問題がなくても、最終的に重視されるのは「合うか合わないか」になり、少しでも「違うなぁ」と思われると落ちる可能性が高くなります。企業が目指すものや考え方に共感できない場合、入社しても「こんなはずじゃなかった」と思いかねません。

企業の方向性や価値観に共感でき、貢献したい気持ちがあるのなら、最終面接でも好意的に受け取ってもらえるでしょう。最終面接は社長や役員が出席するため、「この学生にコストをかけるメリットはあるかどうか」という経営者視線も当然ですが向けてきます。自社に迎え入れるにふさわしい学生であるために、方向性や価値観が合うことは大切なのです。

入社意欲をアピールできていない

最終面接で落ちる就活生は、入社意欲を上手にアピールできていません。最終面接では入社意思を確認するための質問をされますが、答え方があやふやだったり自信なさげだったりすると「本当はそこまで入社したくないのでは」と思われてしまいます。面接官は「第一志望です」と自信を持って言える就活生に魅力を感じるものです

面接官は就活生のさまざまな要素から入社意欲の有無を判断するため、ひとつひとつの質問で「企業に入りたい」という思いを込めて話すことが大切です。例えば「当社に入社後はどのようなことに挑戦したいですか」という質問では、企業理解やビジョンについて話すことで入社意欲を伝えられます。質問の意図を理解して、効果的に入社意欲をアピールすることが大切です。

入社後に挑戦したいことの回答例文

入社後は、御社が昨年から発売を開始した○○のマーケット拡大に挑戦したいです。○○は容器包装の廃棄を少なくする工夫など、環境に配慮した設計の元生産されています。
このような環境に配慮した製品を多く普及させることが未来への財産となり、社会全体への貢献に繋がると考えています。大学時代学んだマーケティングの知識を活かして潜在ニーズを掘り起こし、マーケットの拡大に向けて取り組んでいきたいです。

企業の求める人物像にマッチしていない

企業は採用活動をする上で「○○な学生が欲しい」と、求める人物像を設定しています。柔軟性や積極性など企業によって求める人物像は違うため、事前に企業の公式HPや採用ページを見たり実際に働いている社員に聞いたりして調べることが大切です。無理に寄せる必要はありませんが、企業の求める人物像にマッチしていないと、業務をスムーズに進められない、成長が期待できないとして不採用になる可能性があります

就活は採用して終わりではなく、入社後に活躍できる人材になるよう育成する必要があるため、育成する上で問題が生じそうな学生は不利になるのです。例えば、素直さを求める企業に対して、自分の考えを曲げない頑固な面が伝わると、面接官が今後を考えたときに不安に思いますよね。性格だけでなく、仕事への向き合い方、メンタル面など総合的に見られる傾向にあります。

最終面接に合格するためにやるべきこと

志望動機を見直す

一次面接、二次面接と受ける中で、志望動機も何回か答えますよね。最終面接を受ける頃にはスラスラと志望動機を言えるかもしれませんが、内容を見直してみることが大切です。なぜなら、エントリーした時と最終面接前では、心構えや意欲が変化しているからです。

一次面接や二次面接では、面接官から直接仕事について話を聞くこともあります。面接官の話の中で仕事に対する思いや入社意欲が増した内容があれば、積極的に盛り込んでいきましょう。面接官は、他の就活生にも同じ話をしているかもしれません。

しかし、それをどう受け取るかは就活生次第です。入社意欲が高いと感銘を受けたり共感したりしますが、意欲が低い場合は何も感じません。元の志望動機を軸に、面接を受ける中で感じたことを追加していきましょう。

キャリアプランを明確にする

最終面接前にキャリアプランをしっかり考えておきましょう。キャリアプランを考える際に重要なのは、長期と短期、両方の目線を取り入れることです。長期的な目線では、5年後何をしたいか、どのように成長し、活躍したいのかを考えます。

短期的な目線では、入社後どのような仕事をしたいのか、どのように仕事に取り組みたいのかを考えましょう。短期的なキャリア目標をクリアし、積み重ねた先に長期的なキャリアプランの実現があるのが理想的です。実際にその通りに進むとは限らなくても、現時点で企業でやりたいこと・達成させたいことを伝えましょう。

新卒の就活はポテンシャル採用と言われており、学生の将来性や活躍しそうな素質を見られます。こういった意味でも、企業で成長したいという意欲を明確なビジョンで示すことは大切です。

キャリアアドバイザーコメント

増子 航平

入社後にやりたいことやキャリアは短期的・中期的な目標を提示しよう

入社後にやりたいことやキャリアについて語ることはとても大切です。就職して終わりではなく、むしろそこから始まりなので、入社後にどんな目標を立てて頑張るのかを企業に提示しなければいけません。その目標は20年後…などの話ではなく、短期的・中長期的な目標を立てたほうがいいです。

具体的には、入社1年目どこまで頑張りたいのか?やその頑張りを経て3〜5年後どんな姿になっていたいのか?を提示できると非常に印象はいいと思います。そこまでしっかりと目標を立てている人間は、多少きついことやつらいことがあっても頑張れる!という保証になるからです。

逆質問を最低でも5つは用意する

最終面接では「最後に質問はありますか」と質問されることがあります。一次面接や二次面接は一般社員が面接官を担当していましたが、最終面接は役員や社長が担当するケースが多いので、逆質問の内容も変化をつけてみましょう。社長や役員に対しては、事業の将来性や経営に関する逆質問がおすすめです。企業についてよく調べ、入社意欲の高さをアピールしましょう。最終面接でおすすめの逆質問は以下のとおりです。

  • 5年後の経営ビジョンについて教えてください
  • 御社に入社することになった場合、準備しておくべきことはありますか?
  • 御社で働くにあたり、おすすめの資格はありますか?
  • 達成感を覚えた出来事について教えてください
  • 御社で活躍されている社員の方には共通して○○のような強みがあると思うのですが、いかがでしょうか?
  • 業界の課題として○○があると思うのですが、御社ではどのような改善策をお考えでしょうか?

キャリアアドバイザーコメント

増子 航平

仕事のイメージを具体的にするための質問をしよう

逆質問は大切な項目です。その企業に対してどこまで興味関心があるか?という目安になります。そのため、上記のような調べたらすぐわかる質問をすることは失礼ですし、興味関心がないことを自分で露呈しているようなものなのでNGです。 逆に、HPやデータなどに反映されていないような質問はいいと思います。

仕事のイメージを具体的に持つために必要な質問はなおいいと思います。例えば「昨年入社の先輩は1年目どのような業務をしていましたか」や「OJT後、初めて任せられる仕事はどのようなものがありますか」など自身が入社したとしたらどんなことをするのか?という質問は高い入社意欲を表す質問でもあります。

また、質問をする面接官が誰なのかでも質問を考える必要があります。例えば、入社3年目の人事であれば「○○さんが入社した時は何を頑張っていましたか?」と聞くのはOKですが、同じ質問を役員や社長にするのは失礼に当たるため、役職の方にはもっと違う質問の方がいいですよね。「誰に質問をするのか?」という点もしっかりと考えて逆質問をしましょう。

最終面接は面接官のチェックポイントを把握して対策することが大切

最終面接は一次面接や二次面接と違って、役員や社長などの上層部が面接官を担当するケースが多いです。そのため、これまでの面接とは見られるポイントが違ってくるのが特徴です。最終面接では「入社意欲」「企業理解」「将来のビジョン」の3つで企業との相性が見られます。

これらの項目で面接官に不満が生じる場合は、「企業には合わない」として不採用になる可能性が高いです。また、企業の方向性や価値観と違う就活生や、求める人物像と異なる就活生も同様に不採用になる傾向にあります。

最終面接は顔合わせ程度と思っている就活生も多いですが、そのような意味合いを持つのはごく稀で、基本的には合否を決断する重要な選考です。事前に志望動機を見直したり逆質問を考えたり、「これで落ちたらしょうがない」と思えるまで準備をやりきりましょう。

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