目次
- 例文を活用して転職の志望動機を攻略! 構成から魅力の押し出し方までチェック
- 転職での志望動機の重要性って? まずは基本からチェック
- 転職だからこそ採用担当者が志望動機に注目する理由
- 難易度が上がりやすい転職こそ志望動機に力を入れることが大切
- パターン別に解説! 企業に刺さる転職時の志望動機例文35選
- 同職種への転職|志望動機例文5選
- 未経験職種への転職|志望動機例文20選
- 強み別|アピールポイントを押し出した志望動機10例文
- 転職の志望動機はいかに「入社後のミスマッチ」への不安を解消できるかがカギ
- 転職の志望動機の構成&ポイントを丸ごと解説! 4ステップの伝え方
- 【①結論】「なぜ入社したいのか」をわかりやすく簡潔にまとめる
- 【②理由】エピソード×志望企業の特徴でオリジナリティを出す
- 【③根拠】前職の経験から活かせることを伝えて貢献できる根拠を示す
- 【④ビジョン】業務内容をふまえた明確なビジョンで貢献意欲を伝える
- 説得力ある志望動機には企業研究が必須! 役立つ情報収集法4選
- ①実際に商品やサービスを利用する
- ②店舗や企業に足を運んで現場を見る
- ③ユーザー目線でパンフレットやHPを読み込む
- ④会社の口コミサイトを確認
- 落とし穴に要注意! 転職の志望動機作成時に避けたいことチェックリスト
- ①転職・退職理由と矛盾している
- ②給料などの条件面にしか言及していない
- ③理念やビジョンへの共感ポイントが漠然としている
- ④「成長させてもらいたい」という受け身の姿勢
- ⑤前職のイメージダウンにつながる内容になっている
- ⑥企業が採用するメリットを見出せない内容になっている
- ⑦将来的に辞めることを前提としたビジョンを伝えている
- ポイントを押さえた企業に刺さる志望動機を作成して内定を勝ち取ろう!
例文を活用して転職の志望動機を攻略! 構成から魅力の押し出し方までチェック
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
転職時の志望動機を考えている人から、よくこんな相談をもらいます。
新卒就活時にも志望動機対策はしたけど、転職でも同じ対策で良いのか? 具体的にどんなことを書けばいいのか? 悩む部分はたくさんありますよね。
転職は新卒時の就活に比べて見られるポイントなども大きく変わるため、志望動機においても転職ならではの対策をする必要がありますよ。
この記事では、転職の志望動機を作成する際のポイントや状況別の例文、作成手順について解説していきます。一緒に明確な志望動機を作成して魅力アピールにつなげ、希望をつかみましょう。
転職での志望動機の重要性って? まずは基本からチェック
- 転職だからこそ採用担当者が志望動機に注目する理由
- 難易度が上がりやすい転職こそ志望動機に力を入れることが大切
志望動機はもちろん大切ですが、その重要性は新卒の頃と転職時で変わります。転職の際の志望動機にはどんな役割があるのかを知ることで、より対策を固めることができますよ。
ここからは、転職での志望動機の重要性や面接官が重視しているポイントについて解説していきます。
転職だからこそ採用担当者が志望動機に注目する理由
- 前職で経験を積んでいる前提で志望動機を見るため
- 自社で希望をかなえられるのかを確認するため
- 仕事に対する価値観を知るため
社会人経験を経てからの転職の場合、採用担当者もあなたが社会人として経験を積んでいる前提で志望動機を見ます。
これまで別の企業で経験を積んでいるなら「働くうえでどんなことを大切にしたいのか」「どんな働き方をしたいのか」という仕事に対する価値観が明確になっているはずです。そのため転職の際の志望動機は、あなたの仕事への向き合い方を知る重要な要素の一つになります。だからこそ、転職の際の志望動機は重視されやすい傾向にありますよ。
転職の際の志望動機を考えるなら、この点を意識しながら作成する必要があります。まずはあなた自身が仕事に対してどんな価値観を持っているのかを知り、明確な志望動機にしましょう。
本田 百合香
難易度が上がりやすい転職こそ志望動機に力を入れることが大切
- 早期離職のリスク
- 仕事への意欲はあるのかどうか
転職は新卒時の就活に比べて難易度が上がりやすいものです。理由としてはライバルが多かったり、中途採用の募集枠が少なく倍率が高いのはもちろん、社会人経験があるからこそ質問内容の角度もより深くなり、高度な内容になりやすいことが挙げられます。
なかでも不安視されやすいのが、早期離職や仕事への意欲です。特に第二新卒となると前の仕事を早いうちに退職した経歴があるので、同じことを繰り返すのではないかと警戒されてしまう可能性もありますよ。
だからこそ明確で説得力のある志望動機を伝えて、仕事に対するあなたの意欲と将来を見すえて長く働いていく意思を伝えることが欠かせません。転職時ならではの対策をしっかりと固め、企業が抱く不安を確実に解消しましょう。
松下 建都
明確な志望動機を考えることで、入社後のビジョンを持つこともできます。目標意識を持ちモチベーション高く働くためにも、志望動機を固めることは必須ですよ。
第二新卒の就活法については、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしながら対策を固めましょう。
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前職での経験があるからこそ、新しい環境で働き出したとき社風や文化にあなたが違和感を抱くようなことがないかどうかも企業の気になるところです。
企業の社風や理念に合わなければ、力を発揮して活躍することは難しいこともありますよね。そのような状況が早期離職につながってしまうと企業にとっても不利益につながるため、社風とのマッチ度も注目していますよ。
たとえばあなたがいち早く重要な役割を担うポジションに就きたいと考えている場合、年功序列の風土が定着している企業に入社すると、希望する働き方は難しくなってしまいます。
そんな不一致がないことをアピールするためにも、志望動機では自分の価値観と希望する仕事、働き方がマッチしていることを明確に伝える必要がありますよ。
パターン別に解説! 企業に刺さる転職時の志望動機例文35選
志望動機を作成するうえでは、お手本があった方がイメージがしやすいですよね。まずは例文を見て転職の際の志望動機の型を知りましょう。どんな流れで書くのかを知っておくことで、スムーズに作成することができますよ。
ここからは、パターン別に転職時の志望動機例文を紹介していきます。自分自身に当てはめながら見てみてくださいね。
同職種への転職|志望動機例文5選
これまでと同じ職種で転職をする場合は、前職で身に付けたスキルや経験がとても大きなアピールになります。「前職での経験から何を学んだのか」「学んだことを活かしてどのように企業に貢献するのか」を明確にして、意欲のアピールにつなげてくださいね。
その際前職ではどんな成果を上げたのかを具体的に伝えることで、よりいっそうあなたの魅力や能力が伝わりやすくなります。前職での経験はしっかりと棚卸しをして、活躍イメージのしやすい志望動機を作りましょう。
米田 有希
これまでの経験の棚卸しをするときには、数値まで掘り下げて考えることが大切です。志望動機のなかに組み込むことで、採用担当者にも入社後の活躍イメージをしてもらいやすくなりますよ。
①営業職
前職では機械メーカーの営業を担当しておりました。よりグローバルな環境で自分の力を試したいと考え御社を志望いたしました。
前職では営業職として直販営業・販売店営業の仕事全般を経験しました。比較的自由度の高い風土が自分に合っており、プランを組み立てながら着実に行動できる私の強みが発揮できたと感じています。営業成績は配属後から3~4倍に伸ばすことができました。
世界トップシェアを誇る電子部品メーカーであり、海外に多くの拠点を持つ御社では、より高い目標を掲げて営業スキルを高めていけると感じました。新規営業に欠かせない関係構築力や交渉力を活かし、新規案件の受注に貢献できるよう努力いたします。
本田 百合香
「グローバルな環境で自分の力を試したい」という軸に基づいて志望動機が考えられていますね。将来像が伝わりやすいです。
②事務職
私は顧客が楽しめるかどうかを常に意識し、たくさんの人をワクワクさせるプロダクトを日々追求している御社の理念に共感いたしました。
前職では事務職として、主に受発注管理と請求書作成を担当していました。社内外の方とコミュニケーションを取りながらスケジュールを調整することが多く、お客様から「予定通りスムーズに納品されて助かった」とお褒めいただくこともあり、やりがいを感じておりました。
顧客と直に接してきた経験を活かし、今後は「顧客を楽しませること」を経営理念に掲げる御社に貢献していきたいと思っています。そして、私の強みである調整力やコミュケーション能力を活かして、競合他社に負けない顧客満足度向上に貢献してまいります。
松下 建都
前職でやりがいを感じたことが言語化できており、志望動機にも関連させているのが良いですね。具体的な経験をアピールできているので、根拠のある志望動機になっています。
③販売・サービス職
私は前職で培った課題発見力を活かし、これまで以上にマルチに活躍してスキルを身に付けたいと思い御社を志望いたしました。
前職ではレストランに勤務しており、ホールスタッフとしてお客様の接客をしていました。接客をするなかでお客様が何を望んでいるのかを考え、先回りして行動することの大切さを学びました。
御社はホテル、レストラン、レジャー施設のすべてを自社で運営しており、高い評価を受けています。自分自身の活躍の場も広げることができると思い、転職を決意いたしました。
入社後はこれまで以上にしっかりとアンテナを張り、お客様に質の高いサービスを提供して御社のファンを増やしていきたいと思っております。
米田 有希
前職で心掛けてきたことを今後も活用していきたいという意欲をしっかりと伝えられていますね。前向きな姿勢がうかがえる良い志望動機です。
④企画職
私は現職で培った新規事業の企画推進力を御社の企画職でも活かしたいと考え、志望いたしました。
前職の化粧品メーカーでは、新しく立ち上げた男性向け化粧品ブランドの企画を担当しておりました。新規プロジェクトのアイディアや意見を積極的に出し、自分たちがブランドを作り上げる当事者意識を強く持ってプロジェクトを進めてきました。
その一環として、メインターゲットである20代男性に受け入れられるデザインを工夫し、商品のオススメポイントや使い方などを紹介するSNS運営をしておりました。その結果、年度末の売上実績は当初の目標に対して20%増を記録しました。
御社はSNSブランディングに力を入れた男性向け基礎化粧品を幅広く展開しており、私の実力が今以上に発揮できると考え転職を決意いたしました。御社に入社後も企画推進力を活かして売上に貢献いたします。
本田 百合香
具体例が挙げられているのが良いですね。転職先がどのような商品展開を行っているか把握したうえで、前職で培った強みが活かせることをアピールできています。
⑤技術職
私は顧客からの課題や要望に対処する力を活かしながら、社内システムエンジニアとして今まで以上にキャリアアップをしたいと思い御社を志望いたしました。
前職では客先常駐のプログラマーとして働いていました。ときには迅速な対応が必要とされるトラブルが起こることもありましたが、他部署と連携を取りながら臨機応変に対応し、顧客にも「クレーム件数がかなり減った」と喜んでいただくことができました。
今後は一から製品の開発に携わり、前職で磨いた対応力を活かしながらより質の良い製品を作り上げて御社に貢献してまいります。
松下 建都
経験を具体的に伝えられており、企業側も採用後のイメージが浮かびやすいですね。コミュニケーションを重視していることを一貫してアピールできており、仕事に対する価値観が伝わります。
未経験職種への転職|志望動機例文20選
未経験職種にチャレンジするときは、前職と志望企業の間にある共通点を押し出すことが大切です。前職で身に付けたスキルのなかに転職先で活かせるものはないか、やりがいを感じる点や喜びを感じる点に共通するものはないかを考えてみましょう。
共通点を見つけることができれば、志望動機にもかなり説得力を持たせることができます。小さなことでも構わないので、何かしら関係する部分がないかを考えてみてくださいね。
米田 有希
未経験職種に転職するときは、よりしっかりと意欲をアピールしましょう。前職と共通する部分を伝えたうえで、直面する可能性のある壁にも逃げずに向き合う意思があることを伝えてくださいね。
未経験職種へキャリアチェンジする場合の転職法はこちらの記事で詳しく解説しています。未経験職種への挑戦は難易度が高くなりやすいので、参考にしながら対策を固めましょう。
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キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
未経験職種へのチャレンジでなかなか志望動機が思いつかないときは、以下の3つの対処法を試してみてください。
①自分が持つスキルや価値観を明らかにする
1つ目は自分の強みや興味があることを深掘りし、どんなスキルや価値観を持っているのかを明らかにすることです。また今までの経験から得た強みや学びを洗い出し、どんな職種や業界に活かせるかを考えてみましょう。自分自身を客観的に分析することで志望動機を見つけやすくなりますよ。
②情報収集を徹底する
2つ目は情報収集の徹底です。企業のWebサイトや業界の動向に関するニュースを読むことで、その職種や業界に関する理解が深まります。業界や職種に関する合同説明会などにも参加し、専門家からアドバイスをもらうことも参考になるでしょう。
③第三者に相談する
3つ目は職場の人や友人、家族など、身の回りの人に相談することです。第三者からのアドバイスや経験談を聞くことで職種への理解が深まり、志望動機を見つけるのに役立つかもしれません。
①営業職→事務職
私の仕事をするうえでの目標は、キャリア形成をサポートする仕事に携わり多くの人の人生を豊かにしながら社会にも貢献することです。
だからこそ、企業と人のマッチングだけでなく就業後のサポートにも注力されていることに強くこだわられていることに強く惹かれ志望いたしました。
前職では営業として担当企業の課題解決業務に携わっており、お客様にとってベストな選択肢を提示できるよう、相手の話によく耳を傾け潜在ニーズを引き出した提案をすることに注力しておりました。
この経験を活かし、御社に入社後は全営業スタッフが営業に集中できるような環境作りに注力していきたいと考えております。
本田 百合香
仕事の選択をする際の価値観を言語化できていることで前職から希望職種までの流れが整理できており、納得感がありますね。
②営業職→販売・サービス職
私が御社を志望する理由は、御社が企業理念として掲げられているように、お客様の思いや願いをブライダルリングという形に込め、一生の宝物を作るお手伝いに力を尽くしたいと思ったからです。
前職の営業職では、お客様のニーズを汲み取り多くのお客様にご満足いただけるよう尽力してまいりました。
経験を積むうちに一人ひとりのお客様の笑顔につながる仕事がしたいと思うようになり、お客様に尽くすことを最も大切にしながら働くことができる企業で活躍したいと思い、御社への入社を志望しております。
御社に入社いたしましたら、まずは専門的な知識の習得に取り組み、前職で培った提案力を活かしてお客様に最高のリングをお届けするとともに、売上面においても貢献いたします。
松下 建都
どこに共感したのか、なぜ転職をしたいのかが伝わりやすいですね。前職での経験もしっかりと活かすことができることがわかります。
③営業職→企画職
私の仕事をするうえでの目標は、旅行をとおして感動や喜びといった出会いを届け、お客様のかけがえのない思い出作りのサポートをすることです。
だからこそ、御社が掲げられている理念やミッションに対して強い魅力を感じ、さらに高いスキルと志を持ったスタッフの皆さまと刺激し合いながら働きたいと思い、志望いたしました。
前職の旅行カウンタースタッフの仕事では、多くのお客様への接客をとおしてパッケージツアーに対するニーズや思いを伺ってきました。その経験を活かし、お客様のニーズを正確にキャッチしたツアーを企画して一人でも多くのお客様のかけがえのない思い出作りのサポートを実現してまいります。
米田 有希
企業理念への共感だけでなく、そこで働いていく姿をイメージさせられる内容になっていますね。面接官も採用に前向きになりやすいでしょう。
④営業職→技術職
私が御社を志望する理由は、クライアントの利益と社会の発展に貢献するという強いミッションを掲げ、活き活きと働くスタッフの皆さまの姿に惹かれたからです。
前職では人材営業としてクライアントの事業発展に貢献するため、徹底的なヒアリングをとおして人員的な課題を明確にし、解決のための人員を提案する仕事に従事してきました。
しかし仕事を続けているうちにもっと裁量権があり、経営者視点で課題の洗い出しと改善案の提案までおこなうITコンサルタントの仕事に挑戦したいと感じるようになりました。
御社に入社いたしましたら、前職で培ったコミュニケーション能力をさらに向上させて、コンサルタントとしてミッションの達成とクライアントの利益追求に尽力してまいります。
本田 百合香
業務内容にまで言及することで、企業の志望理由だけでなく職種の志望理由もしっかりと伝えることができています。納得感のある志望動機ですね。
⑤事務職→営業職
私はこれまで営業事務として営業スタッフの仕事を一番近くで見てきました。そのなかで私もお客様と接し、お客様の思いの実現や笑顔に直接かかわれる仕事に就きたいと思い転職を決意いたしました。
そんなときに御社の求人を拝見し、御社が企業理念として掲げられている「最幸を創るのが使命」というフレーズに心惹かれ、御社の婚礼営業の職種を志望いたしました。
前職の業務をとおして常に情報収集を怠らず先回りして必要なサポートをすることが安心感や信頼につながるということを経験したからこそ、ご新郎ご新婦様が常に何を求めているかを察知することに努め、最幸の一日の出発点となれるように尽くしてまいります。
松下 建都
話が時系列に並んでいて、内容がすんなりと入ってきますね。企業理念に沿った最後の一言を添えることで印象アップにつなげられています。
⑥事務職→販売・サービス職
私が御社を志望する理由は、御社のヘアサロンでの施術を受けたことで新しい自分を見つけることができ、どんなことも前向きに楽しめるようになったからです。同時に人の新しい魅力を見つけるサポートがしたいと思うきっかけとなりました。
前職では縁の下の力持ちとして営業をはじめとするスタッフの仕事をフォローすることに力を注いできたことで、観察力や客観的視野を磨くことができました。
御社に入社いたしましたら、まずは一日でも早くお客様の前に立てるように商品知識や施術技術の習得に時間を費やし、その後は多くのお客様の笑顔に出会えるように常に技術向上に取り組みながらブランド価値向上に貢献していきたいと考えております。
米田 有希
サービスを受けた経験から志望動機につなげられており、納得感がありますね。企業のファンにとどまらず活躍していきたいという意気込みが伝わってきます。
⑦事務職→企画職
私が御社を志望する理由は、イベントやキャンペーンを企画して多くの人をドキドキさせることに注力されている御社の仕事に強い憧れを抱いたからです。
これまで私は営業事務として営業スタッフをサポートする業務に従事してきましたが、自分自身がもっと売上に貢献できる仕事がしたいと考えるようになりました。
また学生の頃からイベント企画に携わることが多く、御社がSNSや対面において打ち出されていた販促キャンペーンに心動かされることが多くあったことから、入社を志望しております。
御社に入社いたしましたら、一日でも早く心躍る企画を考えられるように学び続けてまいります。
本田 百合香
過去の経験から今何を望んでいるかが言語化されることで納得感が増し、向上心の高さも伝わる志望動機ですね。
⑧事務職→技術職
私の仕事をするうえでの目標は、人をサポートする仕事をとおして社会に貢献し、やりがいを得ることです。
だからこそ、これまでは経理事務として会社を支える仕事に従事してまいりましたが、これからは得たスキルや経験を活かしてITインストラクターの仕事に就きたいと考えるようになりました。
御社は子供から高齢の方まで幅広い方にパソコン操作を教えており、また一人ひとりのレベルに合わせて最適なコースを組めるよう少人数でのレベル別コースを多数用意されるなど、顧客の成長を重視されている所に惹かれ、志望いたしました。
御社に入社いたしましたら、会話を大事にしながら一人ずつの習熟度に合わせた指導をして貢献してまいります。
松下 建都
前の仕事とITの希望職種の共通点が押し出せており、活躍意欲に説得力があります。入社後の活躍が見込める良い志望動機ですね。
⑨販売・サービス職→事務職
私の仕事をするうえでの目標は、人から必要とされる仕事に力を尽くすことです。だからこそ、新型コロナウイルス感染症や自然災害が多発している昨今において、人から必要とされ、多くの人の生活を支える医療事務の仕事を生涯の仕事にしたいと考えております。
御院の診察から処置における患者様への優しい対応や配慮など、患者様の心に寄り添われている姿に感銘を受け、入社を志望しました。
これまでの小売店での販売の仕事で培ったコミュニケーション能力を活かしながら、御院の一員として患者様の心に寄り添いながらスタッフの皆様と協力して地域医療の発展に貢献してまいります。
米田 有希
冒頭で仕事における価値観を明示したことで、その後の話に一貫性を持たせることができています。未経験でも高い入社意欲を感じますね。
⑩販売・サービス職→営業職
私が御社を志望する理由は、店舗スタッフの皆さまの顧客視点の接客に感動したためです。以前御社で車を購入させていただき、その際の担当の方を始めとするスタッフ皆様に大変お世話になりました。
当日、予算の制限で悩んだり車種を決めきれない私に対して何時間も一緒に悩んでくれたり、これからのカーライフについてたくさんお話をしてくれました。
また購入後のアフターサポートの際も変わらない接客を受けたことで、御社への入社意欲が強くなったため志望いたしました。
御社に入社いたしましたら、前職のホテルでの接客の仕事で培った接客スキルを活かしてどんなときでもおもてなしの心を持ってお客様に寄り添い、お客様の生涯にわたるカーライフを支えていきたいと考えております。
本田 百合香
過去の利用体験から志望理由を作り出せると、理由に対して納得感が増します。入社志望度の高さが伝わる、良い志望動機にできていますね。
⑪販売・サービス職→企画職
私は御社が掲げられている世界に新しい価値を生み出す仕事をするというミッションに強く惹かれ、マーケティングに携わりながら社会に貢献できる仕事に就きたいと思い、御社への入社を志望しております。
前職で試行錯誤を繰り返して正解を探していくことの楽しさを知り、接客をとおしてお客様の悩みに耳を傾けながら課題解決に尽力しておりました。なかでもお客様から「今まで自分のなかになかった選択肢を提示してくれて、新しい自分を見つけられた」とのお言葉をいただけたときの喜びが非常に大きく、御社のミッションにも強く共感しております。
これから仕事をするうえでも、目的や目標達成に向けて市場調査や分析をおこなって仮説と検証をしていくマーケティングに携わる仕事に就きたいと考えております。
御社に入社いたしましたら、前職の販売の仕事で身に付けたリフレーミング力をさらに磨き続けながらマーケティング活動に活かしてまいります。
松下 建都
学生の頃の原体験を結び付けることで、納得感のある志望動機にできていますね。未経験であっても活躍できる人材であるアピールがうまくできています。
⑫販売・サービス職→技術職
私が御社を志望する理由は、御社が挑戦することと成長することに強いベクトルを置かれ、挑戦と成長を重ねるからこそスタッフも企業もお客様も幸せになれるという考え方に強く惹かれたからです。
これまでは家電量販店の販売職として、ご来店されたお客様の対応に真摯に取り組んでまいりました。
そのなかでお客様の生活環境のヒアリングをおこない、商品の提案をすることでお客様から喜んでもらうことが増えたこともあり、環境を整えることにやりがいを感じるようになりました。
御社に入社いたしましたら、社内SEとして新しいシステムの導入や活用方法の共有業務などを担当し、環境改善に取り組んでいきたいと考えております。
米田 有希
前職の経験から生まれた新しい価値観を言語化することで入社理由と入社意欲の高さをうまく伝えることができていますね。
⑬企画職→営業職
私の仕事をするうえでの目標は、結婚という人生の大きな節目を素敵なウェディングドレスで迎えたいという人の夢をかなえるお手伝いをすることです。
これまでは商品企画としてドレスの管理や仕入れなどの業務を担当してきましたが、よりたくさんの人に感動の瞬間を届けられるよう、一人でも顧客を増やす活動に尽力したいと思うようになりました。
御社で扱っているドレスの魅力でご新婦様の魅力を輝かせ、最高の日に最高の笑顔を添えることをミッションとされている点に強く惹かれ、入社を志望しております。
御社に入社いたしましたら、これまで得たドレスの知見をさらに高め、御社のドレスの魅力をたくさんの人に伝えていけるよう力を尽くしてまいります。
本田 百合香
それぞれの仕事が何につながっているかにフォーカスし、志望理由にうまくつなげていますね。仕事へ強い魅力を感じていることが伝わってきます。
⑭企画職→事務職
私が御社を志望する理由は、御社が理念として掲げられているように子供への教育に力を注いで広い世界で活躍する人材を輩出することに力を尽くしたいと考えたからです。
御社は英会話教室からダンススクール、パソコンスクールまで多くの事業を運営されているからこそ、運営のサポートである営業事務として各教室運営の支えになりたいと思い、入社を志望しております。
御社に入社いたしましたら、前職の営業企画の仕事で身に付けたITスキルを活用して業務の効率化を図り、環境整備にしっかりと取り組んでまいります。
松下 建都
何を頑張りたいかから始めて事業内容につなげているので、志望動機の文章としてきれいな流れができていますね。
⑮企画職→販売・サービス職
私は御社のおもてなしの心を何よりも大切にした接客をし、利用されるお客様の心を満たすという企業理念に強く惹かれ入社を志望しております。
私の仕事をするうえでの目標は、ホテルサービスをとおしてお客様に特別な時間を過ごしていただくように力を尽くすことです。前職では法人企画として宴会を希望される企業様向けの宴会プランの策定や、ホームページの更新などの業務を担ってきました。
しかしよりお客様の近くで、直接お客様の希望をかなえる仕事に就きたいと思うようになり、プレイヤーとして働きたいと考えるようになりました。
御社に入社いたしましたら、どんな役割でも任せられたからには全力で取り組み、ホテルブランド向上に貢献いたします。
米田 有希
仕事をするうえでの目標と企業理念をリンクさせることで、志望理由に納得感が生まれていますね。
⑯企画職→技術職
私は御社でWebデザイナーとして活躍したいと思い、志望させていただきました。
これまで目的に合わせてイベントやキャンペーンを企画する販促の業務に従事しておりましたが、「販促資料がもっとにぎやかだったらこのイベントの良さが伝わるのに」といった品質面に疑問を抱くことが多々ありました。
またデザインについても以前より興味を持っており、より魅力的なコンテンツ制作に尽力したいと思い、デザイナーという仕事に挑戦したいと思うようになりました。
御社は仕事をスタッフの夢や生きがいをかなえるためのものと定義し、仕事をとおして人生の充実度を上げていくという考えを大切にされていると知り、とても魅力的に感じました。
いち早く即戦力として活躍するために培った知識やスキルをもっと向上させて、自己実現目標をかなえながら御社にも貢献してまいります。
本田 百合香
なぜ挑戦したいのか、なぜ志望しているのかまで企業が知りたいことをしっかりと網羅できています。企業側にも安心感を抱いてもらえるでしょう。
⑰技術職→営業職
私は御社のお客様に対する深い思いやりに惹かれ、御社のような環境で働きたいと思い志望いたしました。
これまでエンジニアとして技術者視点で課題解決に尽力する業務に従事しておりましたが、よりお客様の近くで直接良い商品を提供したいと思うようになり、営業の仕事に強い興味を抱きました。
御社が掲げている「お客様の笑顔のために」という企業理念に心から惹かれ、私もお客様を笑顔にできるような仕事に挑戦したいと思い志望いたしました。
御社に入社後は、エンジニアとして身に付けた知識を活かし御社の素晴らしいソフトの魅力を多くの方に伝えられるよう、コミュニケーション能力をはじめとしたスキル向上に取り組んでまいります。
松下 建都
志望企業に関連性のある経験から志望動機へつなげており、納得感がありますね。成長意欲もしっかりと伝えられている良い志望動機です。
⑱技術職→事務職
私が御社を志望する理由は「閉塞的な世の中に対して元気を与える会社でありたい」という御社の在り方に強い共感と憧れを抱いたからです。そんな魅力的な会社の根底を支える総務事務として、世の中を元気にする仕事に取り組みたいと思い、入社を志望しております。
これまでの私は社内SEとして社内の環境整備にかかわる仕事に携わり、縁の下の力持ち的な存在となれるように行動してきました。この経験からどんな仕事でも誰かの支えになれることを学びました。
御社に入社いたしましたら、もっともっとスタッフの皆様が社会に貢献できる仕事に力を尽くせるように裏から支えてまいります。
米田 有希
企業の魅力を端的に言語化しながらも、前職の学びも含めて志望理由につなげているのが良いですね。企業側も採用に前向きになりやすいでしょう。
⑲技術職→販売・サービス職
私は御社が企業理念として掲げられている「一人ひとりの女性の美に全力で寄り添う」という言葉に感銘を受け、志望いたしました。
これまでITインストラクターとして、子供からお年寄りまで幅広い年代に向けたパソコンスクールで講師の仕事に従事しておりました。
日々成長していく姿を見ることも楽しかったのですが、同僚が夢を追いかけて退職したのをきっかけに私も学生時代からの夢だったエステティシャンの夢をかなえたいと強く思うようになりました。
そのようなときに御社と出会い、企業理解を深めていくうちにスタッフの方一人ひとりが企業理念のとおりにお客様の美の追求へ全力を注いでいる姿に感銘を受けました。
御社に入社いたしましたら日進月歩の心を持ってスキル向上に取り組み、女性の美のサポートに力を尽くしてまいります。
本田 百合香
未経験職種に挑戦する決断をしたきっかけがきちんと説明できており、好印象ですね。企業もあなたの活躍に期待しやすいと思います。
⑳技術職→企画職
私はお客様と近い距離でコミュニケーションを重ねながら、環境や人々の生活に貢献できる御社の業務体系に強い魅力を感じたためです。
幼い頃から我が家では御社のベストセラー商品である洗濯洗剤の〇〇を利用してきました。環境問題に配慮しながらも使い心地にもこだわりを感じる商品ばかりだと感じてきたからこそ、私もそのような商品の開発に携わってみたいと思い入社を志望しております。
御社に入社後は前職のITコンサルタントの仕事で身に付けたリサーチ力と分析力を活かし、顧客のニーズやトレンドの情報収集に努め、人と社会の役に立つという目標がかなえられるように行動を積み重ねてまいります。
松下 建都
「環境や生活に貢献」という軸がしっかりと定められており、一貫性のある志望動機にできています。入社への強い意志がアピールできていますね。
強み別|アピールポイントを押し出した志望動機10例文
自分の持っている強みを志望動機につなげるときは、その強みを前職で活かしてどのように活躍をしたのか、入社後はどんなふうに活躍したいと考えているのかをしっかりと掘り下げておきましょう。
未経験職種に挑戦するときは、特に前職との共通点を意識してあなたの強みをどう発揮していくかをしっかりと整理することが大切ですよ。
志望企業で想定される実際の業務に言及することで、より熱意が伝わりやすくなります。志望企業でどんな仕事がしたいのかをしっかりと深掘りして考えてみてくださいね。
米田 有希
志望企業で想定される実際の業務に言及することで、より熱意が伝わりやすくなります。志望企業でどんな仕事がしたいのかをしっかりと深掘りして考えてみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
強みを活かした志望動機を伝えるときは、どの企業でも言える内容にしないよう注意しましょう。志望動機をとおして企業が知りたいのは「数ある企業のなかからなぜ自社を選んだのか」という点であり、その疑問に答えるには志望企業について詳しく知ることが欠かせません。
徹底した情報収集から、入社後の業務内容や職場の雰囲気、仕事の方法をできるだけ具体的にイメージしてみましょう。その企業にしかない特徴をとらえることが大切です。
また業務内容を知れば「入社後に何をしたいのか」「何ができるのか」「強みをどのように活かせるか」を具体的に伝えることができます。入社後に活かせる強みのアピールを志望動機につなげることで、意欲もアピールできますよ。
①協調性
私は何よりもチームプレイを大切にするという御社の社風に魅力を感じ、志望させていただきました。
前職では、健康食品の企画職をしていました。最初は単独で業務に取り組む風土がありましたが、一人で考えられることには限界があると気がつきグループを作ることを提案しました。
グループを作ることで参加する人それぞれの考えがあることを知り、活発な意見交換を促してより良い商品を生み出すことができました。私自身もチームリーダーの役割を担い、それぞれの意見を一つにまとめることで商品開発に貢献いたしました。
この経験は、チームワークを大切にし、活発に交流をしながら働くことに重きを置いている御社で活かせると感じております。御社に入社後は今まで以上に独自性あふれる商品を提案し、仲間と協力しながら御社に貢献いたします。
本田 百合香
協調性だけでなく、そのなかでも自分の意見もきちんと発信し、リーダーとして活躍ができたことをアピールできている良い志望動機ですね。
②計画性
私は御社の「業界トップレベルのシェア率を目指す」という目標を確実に達成しようとする社員の皆様の熱量の高さに惹かれて入社を志望いたしました。
前職の営業の仕事では、月末に翌月の目標が決められていました。目標達成のためには何件の商談をこなさなければならないのか、過去の決定率などを参考に計画を立てていました。
入念な計画と決めたことはやり遂げる強い意志を持ち、毎月の目標を達成することができました。
御社ではトップのシェア率を獲得するため、毎日素早くPDCAサイクルを回していくことに尽力しているとうかがいました。前職で培った私の計画性の高さも十分に発揮できると思っております。
松下 建都
「決めたことはやり遂げる」という強い責任感を活かして活動できる人物であることが伝わります。具体的な例があることによって伝わりやすい自己PRにできていますね。
③傾聴力
私は自分の持つ傾聴力を活かせる環境で働きたいと思い、キャリアに関するアドバイスの事業を手掛ける御社を志望しております。
前職のアパレルブランドを展開する企業では、今後の販路を考える会議が多くありました。
オンライン、対面での会議を数多く経験しましたが、自分のアイディアや意見を積極的にアピールすることよりも、周りの発言を聞くことを心掛けていました。それは、自分の意見を発信した後のフィードバックや大切な要望を取り逃さないためです。
傾聴力を培ったおかげで、周囲からも私がリーダーとなった会議では良い案が生まれやすいと言葉をかけていただきました。この経験を活かし、悩みを抱える相手と一対一で寄り添って納得のいくキャリアを築くお手伝いをしたいと思っております。
米田 有希
実体験をとおして強い信念があり、傾聴力があることが伝わる志望動機にできていますね。前職との共通点となる部分もしっかり伝えられているので、企業にも好印象を持ってもらえるでしょう。
④好奇心旺盛
私が御社を志望したのは「挑戦を恐れない」という御社が社員に対して求めている要素に強く共感したためです。
私は前職でも新しい仕事をさせていただける機会があれば積極的に手を挙げ、一つでも多くの学びを持ち帰り功績を残すことを心掛け多種多様な仕事にチャレンジしてまいりました。やる前から自分ではできないと決めつけるのではなく、まず挑戦することで自分のレベルアップにつなげています。
自分ができることを増やすのは今抱えている仕事を遂行するうえでも非常に役立つことを学び、この学びは御社でも十分に発揮できると感じております。
今後も常に好奇心を持ってたくさんの仕事に挑戦し、自身のスキルアップにつなげながら御社に貢献したいと思っております。
本田 百合香
好奇心旺盛な点がどのように仕事に活かせるのかが明確で、入社後の活躍意欲が伝わってきますね。
⑤行動力
私が御社を志望したのは、自分の行動力が御社で遺憾なく発揮できると感じたからです。
前職でも営業の仕事をしていたのですが、なかなか裁量権を与えてもらえず歯がゆい思いをすることが多くありました。「もっとこうしたい」という意見を伝えても反映してもらえず、上司に直接意見書を提出しにいくこともありましたが実現にはいたりませんでした。
御社では若手社員が多く活躍しており、社員インタビューの内容でも「誰にでも行動する機会を与えてくれる」という文言を見かけることが多いように感じました。
この企業なら私もどんどんチャレンジし、自ら行動したことで結果を残せると感じ志望いたしました。御社に入社後は、まずしっかりと商材やクライアントについての知識と理解を深めたうえで売上に貢献できるよう自ら行動し続けたいと思っております。
松下 建都
前職でもしっかりと行動力を発揮していたことが伝わります。企業研究も欠かさなかったことがわかり、志望意欲の高さがうかがえますね。
⑥コミュニケーション能力
私は前職で培ったコミュニケーション能力を活かし、お客様の笑顔を直接見られる仕事がしたいと思い御社を志望いたしました。
前職ではコールセンターでお客様に商品説明をしたり、ご要望に対応する業務を担当しておりました。電話での応対ではコミュニケーション不足が原因で誤解が生まれることもあるため、お互いがどこまで理解しているか、特に慎重な対応を心掛けていました。
その結果、お客様から「あなたに相談して良かった」とのお言葉をいただく機会が増えました。それと同時に、今度はお客様に直接笑顔を届けられる仕事がしたいと思うようになりました。
御社の商品は、私がこれまで扱っていた商材に共通するものがあります。前職での商品知識も活かしながら、お客様と密なコミュニケーションを取って御社の売り上げにも貢献してまいります。
米田 有希
コミュニケーションはどの業務にも欠かせないものであり、強みにできるとアピールポイントになります。具体的にいつ、何を心掛けているのかがわかりやすく紹介できている良い志望動機ですね。
⑦主体性
私が御社を志望したのは、社員一人ひとりが主体性を持って行動することに重きを置いている社風に惹かれたからです。
前職の販売・サービス職という職種は数字が見えやすい仕事であり、売上を増やすことが会社への貢献につながりました。自分の行動次第で結果に反映され、モチベーションアップになりました。
一方で仕事の進め方については上司に判断を仰がなければならないことが多く、仕事の進め方も一貫して自分で管理し、成果を上げたいと思うようになりました。
御社に入社後はそのとき必要だと感じる行動を自ら考え実行し、御社の売り上げに貢献してまいります。
本田 百合香
自分の意思で仕事を進め活躍したいという意欲が伝わります。企業もあなたが入社後に活躍するイメージがしやすいでしょう。
⑧柔軟性
私が御社を志望したのは、前職で培った柔軟性を十分に活かしながら、この能力をこれまで以上に伸ばしていける環境で仕事ができると感じたからです。
前職の営業職では、相手に合わせた柔軟な対応で要望や意見に対する解決法を考えてまいりました。こちらの主張を押し付けるのではなく相手の立場に立って考えた結果、「次からも○○さんにお願いしたい」と言っていただくこともあり、やりがいにつながっていました。
御社のITコンサルタント事業では、海外にも複数のクライアントを抱えております。これまで以上に活躍の場を伸ばし、今までの自分にはなかった視点を学びながら成長し、御社に貢献いたします。
松下 建都
転職をする動機として納得感がありますね。「成長させてもらいたい」だけでなくしっかり貢献する意欲を伝えられている点も好印象につながります。
⑨責任感の強さ
私は御社でSEとしてキャリアアップし、より社会に貢献している自覚を持って働きたいと思い志望いたしました。
前職では、技術チームのリーダーとしてプロジェクト全体を統括していました。必ず納期を守り、お客様に満足していただけるように、スケジュール管理や役割分担をしていました。
やみくもに仕事を引き受けるのではなく、ときには「できないこと」を判断することもあります。発言にも責任を持ち、なるべく予算や納期の要望を実現していく方法を根気強く考えました。その結果、前年の売り上げ比を25%上回ることができました。
この経験を活かし、御社に入社後も今まで以上に大きな仕事にチャレンジして責任を持って取り組んでいきたいと思っております。
米田 有希
前職で責任感を発揮した事例を具体的に言語化してアピールできていますね。単発のプロジェクトだけでなく、継続して努力している持続性が感じられます。
⑩忍耐力
私は前職で培った忍耐力を活かしながら、広告代理店の営業職としてたくさんのクライアントに最適な提案をしたいと思い御社を志望いたしました。
前職では企画職を担当しておりました。時間をかけて作り上げた提案が不採用になることも多い企画職にとって、「忍耐力」を「我慢するということ」とは捉えていません。
改善点や上司からの指摘を素直に受け入れ、より良いものにしようと行動することを大切にしてきました。誰よりも多くプレゼンをし、新人のなかで唯一企画が採用されたこともあります。
このあきらめない強い気持ちは、根気強くクライアントの要望に応え、協力して良い広告を制作することにつながると考えています。御社でも確実に業績を上げて貢献してまいります。
本田 百合香
忍耐強くチャレンジした結果、成果に結び付けられたことがアピールできています。忍耐力といっても「耐えること」だけではなく、耐えた後に成果を得られたことを伝えられるようにしましょう。
転職の志望動機はいかに「入社後のミスマッチ」への不安を解消できるかがカギ
転職の際の志望動機を作成するうえで大切なのは、いかに企業の不安を解消するかです。なかでも入社後にミスマッチが発生しないかを不安視している企業は多いので、それを解消することを意識してくださいね。
そのためには志望動機をとおして、企業が求めている人物像と自分がいかにマッチするかを伝えることが大切です。自分が求めているものが志望企業にあり、そのうえで志望企業で十分に活躍できる人材であることを伝えましょう。
またどの企業にでも言える志望動機になってしまうと「他社でも良いのでは?」と疑問視される可能性もあります。志望企業ならではの特徴をしっかりととらえ、その企業だから志望しているという意思をアピールしてくださいね。
米田 有希
明確で納得感のある志望動機を伝えることで、その企業で働きたいという強い意欲が伝わります。意欲が十分にあることがわかれば、企業側もあなたの採用に前向きになってくれますよ。
転職の志望動機の構成&ポイントを丸ごと解説! 4ステップの伝え方
転職の志望動機を回答する際には、要点が確実に伝わるよう構成を意識することが大切です。伝えたいことを整理して、あなたの意欲と魅力をしっかりとアピールしましょう。
ここからは、転職の志望動機の構成について解説していきます。あわせて構成ごとのポイントも解説しているので、一緒に構成を組み立てながら見てみてくださいね。
【①結論】「なぜ入社したいのか」をわかりやすく簡潔にまとめる
- 結論は一番最初に伝える
- 結論はできるだけ短い一言にする
まずは一番伝えたいポイントである結論から入るのが、わかりやすい回答の基本です。ここでも同様に、質問に対しての明確な回答を初めに伝えましょう。
その際、なるべく短い一言で簡潔に伝えることですっきりとまとめることができます。より要点が強調され、回答を聞く側も理解がしやすくなりますよ。
本田 百合香
伝えたいことをわかりやすく説明するのは、社会人としての基本でもありますよね。ここですっきりとまとまった理解のしやすい回答をすることで、あなたの印象も良くなる可能性がありますよ。
【②理由】エピソード×志望企業の特徴でオリジナリティを出す
結論を伝えた後は「なぜ志望企業に魅力を感じたのか」という理由を伝える必要があります。ここで大切なのが、志望企業の特徴に絡めたエピソードを押し出すことです。
前職で働いていた経験は、あなたにしかない魅力の一つですよね。これをうまく活かして入社したいと思った経緯を伝えましょう。そこに志望企業の特徴をとらえた志望企業にしか言えない理由を添えることで、オリジナリティがあり意欲が伝わる志望動機になります。
志望企業の強みは何か、競合他社と差別化している部分は何かを調べることで、その企業でないとだめな理由がしっかりと伝わる志望動機にできますよ。
- 志望企業の強み
- 競合他社と差別化している部分
- ベストセラー商品
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
志望動機を伝えるうえで、意識しておきたい2つのことがあります。
1つ目は前職を退職した理由と志望動機を矛盾させないことです。たとえば前職の退職理由が「チャレンジの機会を与えてもらえない」ことだとしたら、志望動機を「年齢は関係なく裁量権与えられる企業で、やりがいを持って働きたい」と伝えれば一貫性がありますよね。
2つ目は嘘をつかないことです。志望動機を伝える時、良く思われたい気持ちから本音を隠して嘘をつくことはやめましょう。本音と違う志望理由にすると面接で深掘りされたときにうまく回答できず、嘘をついたことがバレてイメージダウンにつながりますよ。
面接官はたくさんの応募者に会っている面接のプロです。嘘はすぐに見抜かれると思っておきましょう。あなただからこそ持っている強みや魅力が必ずあります。それを自信を持って伝えることが何よりも大切です。
【③根拠】前職の経験から活かせることを伝えて貢献できる根拠を示す
理由を伝えたら、次に入社後どんな活躍ができるのかをアピールしましょう。魅力的に感じる企業に入社し、その後どのように企業に貢献していけるのかを明らかにして、企業にあなたが活躍するイメージを持ってもらうことが大切ですよ。
そこで役に立つのが、前職での経験です。これまでにどんなスキルを身に付けて、それを企業に入社後にどう活かしていきたいのかを明確に伝えてくださいね。
- PCスキル
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
米田 有希
志望動機は入社意欲を伝えるものですが、それに加え企業とのマッチ度やあなたを採用するメリットを理解してもらうために、一歩踏み込んだ回答を心掛けましょう。
【④ビジョン】業務内容をふまえた明確なビジョンで貢献意欲を伝える
- 具体的な業務内容を挙げて伝える
- 志望企業で実現したい自分の姿を明確に伝える
志望動機の最後は、その企業での将来を見すえたキャリアビジョンで締めくくりましょう。「企業のなかでどんな立ち位置でありたいのか」「どんな実績を残したいのか」など、志望企業で実現したい自分の姿を伝えてくださいね。
その際は「幅広く活躍したい」「たくさんの人から頼られる存在になりたい」といったぼんやりとした回答ではなく、できるだけ具体的なビジョンを伝えることを意識しましょう。業務内容をふまえて回答することで、よりビジョンが明確になりますよ。
本田 百合香
志望企業での将来を見すえたビジョンを伝えることで、早期離職への不安も同時に解消することができます。明確な目標を立てて、志望企業で長く働いていく意思があることの根拠を示しましょう。
キャリアビジョンの作成方法についてはこちらの記事で解説しているので、参考にしながら将来の目標を明確にしましょう。
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面接対策としてキャリアビジョンを考える時、難しく感じることがありますよね。キャリアビジョンを考えるコツは、今と理想の将来像、そこへ近づくためにするべきことを見極めること。この記事では、専門家のアドバイスを交えキャリアビジョンの例文から考え方まで解説していきます。
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説得力ある志望動機には企業研究が必須! 役立つ情報収集法4選
志望動機に説得力を持たせるには、何よりも志望企業への理解を深めることが欠かせません。業務内容や職場の雰囲気などを知ることで、どこに魅力を感じたのかをしっかりと伝えられるようになりますよ。
ここからは、説得力のある志望動機を作成するための企業研究に役立つ情報収集法について解説していきます。志望企業ならではの魅力を見つけて「御社じゃなきゃだめ」に説得力を持たせるためにも、ここから紹介する内容で徹底的な情報収集をしていきましょう。
①実際に商品やサービスを利用する
- 説得力のある志望動機が作成できる
- 企業からの印象アップや入社意欲アピールにつながる
- 入社へのモチベーションアップにつながる
商品やサービスは、その企業のこだわりや理念が現れやすいものです。志望企業への理解を深めるなら、やはりその企業が手掛けている商品やサービスを実際に使ってみることが非常に役立ちます。
また志望動機を回答する際にも、企業のことを知るために行動したことや、もともと企業のファンだったことが伝われば、入社意欲により説得力を持たせることができますよ。
松下 建都
企業の商品やサービスを利用することで、実際に入社した際の仕事内容や、何を作り上げていくのかイメージがしやすくなります。入社に向けてのモチベーションも上がりますよ。
②店舗や企業に足を運んで現場を見る
- マッチ度の確認ができる
- 入社後に働くイメージを膨らませやすくなる
実店舗があったり企業に実際に足を運べる環境なら、現場を見に行って直接企業を知ることも志望動機作成に役立ちます。
現場で働いている人の姿や雰囲気を見ることで改めて自分に合った企業かどうかを見極められるほか、入社後に働くイメージも膨らませやすくなりますよ。志望動機にも説得力を持たせることができるでしょう。
米田 有希
可能なら働いている人から直接話を聞くのもおすすめです。大変なことや楽しいこと、これからのキャリアプランについて聞いてみることで、よりイメージを膨らませやすくなりますよ。
③ユーザー目線でパンフレットやHPを読み込む
パンフレットやHPで公開されている企業情報を見るときは、実際にその企業の商品やサービスを利用するユーザー目線を意識することが大切です。
企業研究ではなく単純に情報を得たいと考えて企業情報を見たときにどんな点に興味を引かれたのか、どんな点に共感ができるかをメモしておき、それがなぜなのかを深掘りしてみてください。
なぜ興味を持つのかを深掘りしてみると、それに紐づくエピソードが見えてくる可能性があります。あなたならではのエピソードをふまえた志望動機は、説得力やオリジナリティのある魅力的な内容にすることができますよ。
本田 百合香
ユーザーと同じフラットな目線を持つことで、よりリアルな企業の魅力をピックアップできることもあります。ぜひ試してみてくださいね。
- どこに興味を引かれるか
- どこに共感できるか
④会社の口コミサイトを確認
会社の口コミサイトには、実際にそこで働いていた人たちのリアルな口コミが書かれています。業務内容や働き方、キャリアの積み方などが理解できるので、志望動機に説得力を持たせやすくなりますよ。
会社の口コミサイトを見るときは、なるべく最近の情報を参考にしてください。なかには10年以上も前の情報が掲載されている場合もあります。社内の環境や制度は変わるものなので、より信頼性の高い最近の情報を見るようにしましょう。
松下 建都
口コミサイトの情報を参考にするときは、あくまで個人の主観的な意見ということを忘れないでください。同じ条件や業務内容でも、それをどう感じるかは人それぞれであることを理解しておきましょう。
- なるべく最近の情報を参考にする
- あくまで個人の主観的な意見であることを忘れない
落とし穴に要注意! 転職の志望動機作成時に避けたいことチェックリスト
どんなにしっかりと自己分析や企業研究をして魅力的な志望動機を作成したとしても、気をつけなければ企業からの印象が悪くなってしまうポイントがあります。ちょっとした見落としであなたの魅力が十分に伝わらなくなってしまうのはもったいないですよね。
ここからは、志望動機を作る際に注意したいポイントについて解説していきます。あなたの志望動機に当てはまるものがないか、ここでしっかりと確認してみてくださいね。
①転職・退職理由と矛盾している
たとえば前職を退職した理由が「個人主義の社風が合わなかったから」なのに対し、志望動機のなかに「個人的な努力が評価される社風に魅力を感じました」と伝えてしまっては、あなたの希望が何なのかがわからなくなってしまいますよね。
転職・退職理由と志望動機の間に矛盾があると、企業からも「本当に自社で希望をかなえられるのかな」と不安を抱かれてしまいます。転職・退職理由と志望動機の間に矛盾がないかどうかは、今一度しっかりと確認しておきましょう。
米田 有希
転職・退職理由と志望動機がかみ合っていないとなると、企業側も「本当の志望動機ではないのでは?」と懸念を抱いてしまいます。この確認は最後まで怠らないでくださいね。
- 退職理由と次の企業に求めるものを明確にする
- 退職理由と志望動機は関連させたものにする
②給料などの条件面にしか言及していない
働くうえで条件面は重視しておきたい重要なポイントの一つですよね。転職を決意したきっかけとしても、収入アップやプライベートの充実を目的にすることは多いでしょう。
けれどそこにばかり注目して労働条件の改善が志望理由のすべてになってしまうと、やはり企業としてはあまり印象が良くないでしょう。「もっと条件が良い別の企業があれば他社で良いのでは?」「また同じ理由ですぐに転職しそう」と不安を抱かれてしまう可能性があります。
転職理由が条件面だったとしても、志望企業を選ぶ際には何かしらほかの魅力もあったはずです。些細なことでも構わないので、そこをしっかりと掘り下げて仕事内容や社風、企業のビジョンに絡めて伝えるようにしてくださいね。
本田 百合香
給料や福利厚生に言及するときは、どのような問題につながっているのかを伝えましょう。将来が不安で仕事効率が下がる、モチベーションが下がるなど、解決したい問題を伝えてください。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
企業を選ぶ時、給料や福利厚生などの待遇はとても大切なポイントですよね。けれどそれを志望動機としてストレートに伝えるのは避けるのが無難です。企業に「もっと待遇が良いところがあればすぐに転職するかも」と不安視されてしまう可能性があります。
待遇や福利厚生といっても、休日の日数や昇給制度など魅力を感じるポイントは人それぞれです。まずは具体的に何が魅力に感じたのかを整理しましょう。魅力を感じたポイントが、あなたの価値観や希望する働き方とどうマッチしているのかを伝えてください。
たとえば「昇給制度が明確だから」とだけ伝えるよりも「前職の会社よりも昇給制度が明確で、モチベーションを維持して働くことができる」というふうに伝えれば納得感がありますよね。
基本的には給料や待遇面の条件をそのまま志望動機にするのは避けることをおすすめしますが、価値観や働き方、やりたいことに結びつけた前向きな内容ならアピールにつなげることもできるでしょう。
③理念やビジョンへの共感ポイントが漠然としている
転職の際の志望動機には志望企業が掲げている理念やビジョンに共感して、というものもあるでしょう。その志望動機自体は問題ありません。ここで避けたいのは、理念やビジョンのどこに、なぜ共感したのかがぼんやりとしてしまうことです。
企業への共感は、多くの人が志望動機として取り上げる、よくある志望動機の一つですよね。ここで具体的な共感ポイントの深掘りができておらずただ「共感しました」というだけの内容だと、企業には刺さりにくくなってしまいますよ。
そこで意識したいのが、理念やビジョンへの共感を志望動機にするときは、ビジョンに共感した根拠となるエピソードを伝えることです。たとえば現職のビジョンに共感できないと思ったエピソードがあり、それをふまえて志望企業のビジョンに触れれば説得力がグッと増しますよ。
- 現職の企業理念やビジョンに共感できないと感じたエピソードをふまえる
- 志望企業の商品やサービスを利用した経験と企業理念を結び付けて感動したポイントを伝える
松下 建都
企業理念やビジョンはその企業特有であり志望動機にしやすい一方、多くの人が言及しやすい要素の一つです。あなたにしかないエピソードを添え、ほかの人と差別化することが大切ですよ。
④「成長させてもらいたい」という受け身の姿勢
転職活動をするうえでは、意欲を伝えることが大切です。仕事への意欲はもちろん、成長意欲も大きく評価されるポイントですよ。
一方でこの成長意欲を伝えるときに「成長させてもらいたい」と受け身な姿勢と取られかねない回答をしてしまうと、イメージダウンにつながる可能性があることは注意しておきましょう。
仕事は成長をさせてもらう場ではないので、自ら進んで成長していくことで企業に貢献することが求められます。キャリアチェンジを目指し未経験の業界に飛び込んだとしても、あくまで自分から成長のために行動する意欲があることを伝えることが大切です。
米田 有希
成長意欲を伝えるときは、どのように成長したいのかを具体的に説明しましょう。入社後何を学びどうステップアップしていくのかを明確に伝えることで、成長意欲のアピールにつながりますよ。
- どのように成長したいのかを具体的に伝える
- キャリアビジョンを明確にしどのようにステップアップしていきたいのかを伝える
⑤前職のイメージダウンにつながる内容になっている
志望動機を伝える時、つい前職のイメージダウンにつながるような内容を含んでしまってはいないでしょうか? 仮に前職に不満があったとしても、できるだけマイナスな面を押し出さないように伝えてくださいね。
あまり前職の悪いところに言及してしまうと「わがままなのでは?」「仕事を嫌だと思うばかりで前向きになれない人なのかも」と不安を抱かれる可能性がありますよ。
本田 百合香
仕事への前向きな意欲を伝えるためには、転職理由をポジティブに伝えることが大切です。「〇〇がしたいから御社を志望しました」と伝えれば意欲が伝わり、イメージアップを狙えます。
- 給料が少ない:自分の頑張りをしっかりと評価してくれる環境でモチベーション高く働きたい
- 個人主義の社風が合わない:社員同士で密なコミュニケーションを取り協力して一つの仕事を成し遂げられる環境で力を発揮していきたい
⑥企業が採用するメリットを見出せない内容になっている
志望動機は企業へ感じた魅力をふまえて「なぜそこで働きたいのか」「どのように企業に貢献できるのか」を伝えるものですよね。ここで意識したいのが、志望企業の魅力を並べただけの内容になっていないかどうかという点です。
志望動機で「〇〇に魅力を感じたので志望しました」だけではあなたの魅力を売り込むことができません。魅力に感じた点を活かしてどのように働きたいのか、どんなことができるのかに言及することでアピールにつなげましょう。
- 企業理念・ビジョン
- 業務内容
- キャリアアップの方法
松下 建都
企業で働く一員を目指すなら、ユーザー目線から一歩踏み込んだ「企業にどのように貢献したいのか」という視点を持って志望動機を考えることが大切ですよ。
⑦将来的に辞めることを前提としたビジョンを伝えている
志望動機を伝えるときにはあわせてキャリアビジョンを伝えることが大切ですが、ここで退職を前提としたビジョンを伝えてしまうと逆効果です。
- 独立したい
- もっとレベルの高い企業へ進みたい
- キャリアを積んだ後は別のフィールドで活躍したい
どの企業も長く貢献してくれる人材を求めています。志望企業がステップアップのための踏み台であるような表現や、その企業では実現できないビジョンを伝えるのは避けましょう。
米田 有希
仮に独立などを考えている場合でも、キャリアビジョンは「その企業でどこまで頑張りたいか」「最終的には志望企業でどんな姿になっているのが理想か」までの内容にとどめておきましょう。
ポイントを押さえた企業に刺さる志望動機を作成して内定を勝ち取ろう!
ここまで、転職の際の志望動機の例文や作成方法、志望動機作成時の注意点について解説してきました。
転職の際の志望動機は、社会人経験がある分より明確で具体的なものを求められます。また魅力だけでなくその企業で自分がどのように活躍できるかをアピールすることも大切です。志望動機作成の難易度が上がる分、徹底した準備が欠かせません。
転職時の志望動機を作成する際のポイントを一つひとつ確認しながら、あなたの魅力のアピールにつながる内容にして内定をつかみましょう。
転職をする決意をしたということは、新卒の頃と今のあなたの間にある価値観に何らかの変化があったということですよね。そこを深掘りすることで明確な志望動機を作ることができますよ。