例文6選! 志望動機「魅力を感じた」を刺さる内容にする3つの鉄則

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3つの鉄則で内定! 志望動機「魅力に感じた」の伝えるコツを例文で解説!

目次

  1. 志望動機で「魅力を感じた」を軸にした例文と刺さる伝え方をチェック!
  2. 大前提! 「魅力を感じた」だけの志望動機では不十分な3つの理由
  3. ①魅力を感じるだけなら誰にでもできるから
  4. ②漠然としていてアピールにつながらないから
  5. ③「その企業だからこそ志望した理由」ではないから
  6. まずはお手本を確認! 志望動機「魅力を感じた」の例文6選
  7. ①企業理念
  8. ②商品
  9. ③会社の雰囲気
  10. ④サービス
  11. ⑤社会貢献
  12. ⑥社風
  13. 3段構成で考えよう! 「魅力を感じた」を軸にした志望動機の伝え方
  14. ①結論:「どこに」「なぜ」魅力を感じたのかをまず伝える
  15. ②具体例:魅力を感じた理由を前職経験と絡めて具体的に話す
  16. ③入社後の貢献:前職経験を活かしてどう貢献するかでまとめる
  17. 超重要! 「魅力を感じた」の志望動機を刺さる内容にする2つの指針
  18. ①理解する:既卒・第二新卒の志望動機の「評価軸」を知る
  19. ②掘り下げる:魅力を感じた理由を「言語化」する
  20. 既卒・第二新卒者の採用において企業が志望動機で見ているポイント
  21. ①若手転職だからこそ早期離職の懸念はないか
  22. ②他社で育った土壌があるからこそ自社で溶け込めるか
  23. ③採用したとして即戦力になる地力があるか
  24. 前職経験がカギ! 「魅力に感じた」の志望動機を具体化する3つの方法
  25. ステップ①転職を決断した理由を振り返る
  26. ステップ②同業他社と比較しつつ志望先の情報を集める
  27. ステップ③前職と比較して志望先に感じる魅力を整理する
  28. 「魅力を感じた」志望動機についてよくある質問に回答!
  29. Q①志望動機で「魅力を感じた」と伝えても良いですか?
  30. Q②志望動機で「魅力を感じた」をどう言い換えれば良いですか?
  31. 例文を参考に「魅力を感じた」志望動機で情熱を伝え選考突破しよう

志望動機で「魅力を感じた」を軸にした例文と刺さる伝え方をチェック!

こんにちは。キャリアアドバイザーの今井です。転職の志望動機で悩む人から、

「『魅力を感じた』をうまく言語化するコツを教えてください」
「既卒・第二新卒者の志望動機では何をチェックされますか?」

といった質問が寄せられています。

志望企業になんとなく魅力を感じていても、具体的な言葉にして伝えるのは難しいですよね。ただ、「魅力を感じた」だけでは抽象的な志望動機になってしまうため、どこに惹かれたのかを言語化することがポイントになります。

この記事では、既卒・第二新卒者の志望動機で企業がチェックしているポイントや、「魅力を感じた」を言語化するコツを解説します。例文も紹介するので、志望動機の作成で悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。

大前提! 「魅力を感じた」だけの志望動機では不十分な3つの理由

「魅力を感じた」だけの志望動機では不十分な理由

商品や社風に惹かれて志望企業を選ぶ人は多いと思います。興味を持つきっかけとしては問題ありませんが、志望動機でも「魅力を感じたから」とそのまま伝えるだけでは、熱意を汲み取ってもらえない可能性がありますよ。

まずは、「魅力を感じた」だけの志望動機では不十分な理由を確認しておきましょう。

未経験でも魅力的な志望動機を書くコツはこちらの記事で解説しています。

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①魅力を感じるだけなら誰にでもできるから

「魅力を感じた」だけではオリジナリティがなく、企業にとっては応募者と自社の相性を判断するのが難しいのが問題点です

たとえば「商品が好き」「社風に惹かれた」「企業理念に共感した」だけで終わってしまう志望動機が、よくある失敗に挙げられますよ。

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企業は志望動機をもとに、応募者の人柄や能力、熱意などを知り、自社との相性を判断しようとしています。その点を踏まえ、志望動機には「自分ならではの内容」を盛り込まなければなりません。

自分らしい志望動機が書けないときの対処法はこちらの記事で解説しています。

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②漠然としていてアピールにつながらないから

「魅力を感じた」だけの志望動機では、自分を採用するメリットをアピールできません。企業にとっては採用価値を見出しづらく、入社後の活躍もイメージしにくいのが、「魅力を感じた」だけでは不十分な理由です。

志望動機ではただ自分の熱意を伝えるだけではなく、「どのような形で貢献できるのか」を示す必要がありますよ

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過去の経験や入社後のビジョンを含めながら、自分にできることや貢献の形をアピールするのが志望動機のポイントです。

面接を突破できる志望動機の答え方はこちらの記事で確認してください。

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③「その企業だからこそ志望した理由」ではないから

他の企業との差別化が難しいのも、「魅力を感じた」だけでは不十分な理由の一つです。

企業は志望動機で、「なぜ同業他社ではなく自社を選んだのか」をチェックしています。企業に対する熱意と理解度を把握し、できるだけ長く貢献してくれる人を採用するためです。

一方、「魅力を感じた」だけでは、どの企業でも通用するような志望動機になってしまいます。企業に対する熱意を読み取りづらいため、入社後の定着にも不安を持たれる点が問題です。

松下 建都

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自分を深掘りして具体的な言葉を見つけよう

「魅力を感じた」と伝えるだけでは志望動機として不十分ではありますが、志望企業に対して受けたポジティブな印象を伝えること自体は必要なことです。企業も自社に興味を持ってくれる学生は大切にしたいと思うものなので、いい印象につながりますよ。

ここで大切なことは、魅力を感じたポイント自体は大切にしつつ、その伝え方をもう少し深掘りすることです。そもそも「魅力を感じた」のは、志望企業のどこかに自分の好みや希望していることに合致した点があったからではないでしょうか。

そうであるならば、「魅力を感じた」という言葉をもう少し深掘りして、なぜ魅力を感じたのか、自分の価値観とどんなところでマッチしているのかなどの具体的な理由まで落とし込んでいきましょう。具体的な表現を見つけるためには、自分が就活において何を大切にしているのか、自身の考えをさらに深掘りしてみると良いですよ。

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まずはお手本を確認! 志望動機「魅力を感じた」の例文6選

志望動機「魅力を感じた」の例文6選
  1. 企業理念
  2. 商品
  3. 会社の雰囲気
  4. サービス
  5. 社会貢献
  6. 社風

実際の志望動機を見ないこと、どのように「魅力を感じた」ことを説明すれば良いのかイメージが湧きづらい人が多いと思います。そこで、企業理念や商品など、魅力に感じる要素別に6つの例文を用意しました。

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例文を参考にして、「魅力を感じた」をどう自分なりに言い換えてアピールするか考えてみてくださいね。

①企業理念

例文

御社を志望したのは、従業員を大切にする理念に魅力を感じたためです。

前職ではコールセンター業務を担当していたのですが、「顧客ファースト」の考えが強すぎるあまり、残業が多い実態にありました。もちろん顧客ファーストの心構えは大切ですが、それを実現するには従業員の心身の健康が不可欠です。

残業ばかりの環境では体調を崩しやすく、顧客を気遣う余裕がなくなってしまいます。そのため、従業員を大切にし、高い定着率を実現している御社への転職を決めました。

前職では主に、顧客からの問い合わせに応えるインバウンド業務を経験しました。多様なニーズを抱える顧客に対応するなかで培った問題解決力を活かし、入社後もオペレーターとして長く活躍していきたいです。

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キャリアアドバイザー

入社後の貢献を伝えるには、例文のように前職での経験に触れるのが効果的です。前職でインバウンド業務を経験したのなら、入社後も似たような業務で活躍してくれそうだと評価されやすくなりますよ。

コールセンターの志望動機を差別化する方法はこちらの記事で解説しています。

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②商品

例文

自分の好物である「ご飯系」の冷凍食品に強みを持っている点に魅力を感じ、御社の商品開発職を志望しました。

前職では魚を使った冷凍食品の企画・販売に携わっていたのですが、私は魚があまり好きではなく、仕事にもモチベーションを保てずにいました。どうしても大学卒業までに就職を決めたい焦りから、仕事のやりがいをしっかりと考えずに志望先を選んでしまったのが原因です。

商品開発の仕事自体には魅力を感じていたため、「商品開発+自分の好きなもの」を軸に転職先を選んだところ、条件に当てはまったのが御社でした。

前職では販売手法の一環として、SNS運用の業務にも携わりました。商品の魅力をわかりやすく伝えるための文章や、写真の構図を考えた経験を、御社の商品開発でも活かせると思います。

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前職の経験をうまくまとめられている例文ですね。SNS運用の経験を活かし、入社後の商品開発の仕事でも活躍してくれそうな期待感が持てます。

食品業界の志望動機例文はこちらの記事で解説しています。

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③会社の雰囲気

例文

固定席を設けないフリーアドレス制に惹かれて御社を志望しました。

現職では通常の固定席で事務業務に従事しているのですが、長時間同じ場所に座っていると集中力が徐々に低下していく点が問題です。その点、フリーアドレス制であれば、気分に応じて好きな場所で仕事をすることで集中力を維持しやすいと考えています。

また、御社では「座席管理ツール」や「パーソナルロッカー」などを活用しています。単に新しい働き方を導入するのでなく、フリーアドレス制の問題点を解消する取り組みをしっかりとおこなっていることが転職の決め手となりました。

前職では事務業務全般を担当しましたが、なかでもExcel関数を用いたデータ集計が得意です。入社後も前職での経験を活かし、他部署をサポートしながら企業に貢献したいと思います。

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キャリアアドバイザー

志望先を選んだ理由を具体的に説明できている例文ですね。他社との差別化を図るには、志望先独自の制度や文化に着目するのがポイントです。企業研究によって、他社とどのような違いがあるのかを明らかにしましょう。

④サービス

例文

質の高いサービスに魅力を感じ、御社の店舗スタッフを志望しました。

飲食店の仕事に興味を持ったのは、回転寿司チェーンでのアルバイトがきっかけです。私は本当に自分に合う仕事を見つけるため、大学卒業後も、さまざまなアルバイトを経験しながら2年ほど就活を続けました。

そのなかで、消費者と近い距離で働ける飲食店の仕事にやりがいを感じ、正社員としてフルタイムで働きたいと考えるようになりました。

幅広い飲食店があるなかで御社を選んだのは、質の高いサービスが理由です。企業研究のため、さまざまな飲食店に足を運んだ際、御社は特に従業員一人ひとりの言葉遣いや所作が美しいように感じました。

タブレットでの注文に手間取った際にも、嫌な顔をせず丁寧に接客していただいたことが印象に残っています。

勤務していた回転寿司チェーンでは学生のアルバイトが多かったため、既卒で比較的年齢の高い私は、社員と学生の橋渡し役を担いました。さまざまな年齢層の意見を聞きながら職場環境を整えた経験は、入社後の仕事でも活かせるはずです。

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既卒の志望動機では、大学卒業後の空白期間に何をしていたのかを具体的に伝えるのがポイントです。例文のように「本当に自分に合う仕事を見つけるため」「いろんなアルバイトを経験した」などと伝えると、企業に持たれやすい働く意欲への不安を解消できます。

⑤社会貢献

例文

取引規模が大きく、社会貢献を実感しやすい点に惹かれ、御社の営業職を志望しました。

前職の機械系メーカーでは、電卓や電子辞書などの家庭向け製品の営業に携わりました。消費者と近い距離で働ける点は魅力的でしたが、BtoC企業は一つひとつの取引規模が小さい傾向にあります。

一つの家庭への貢献は実感できても、社会貢献を実感しにくい側面があったため、より取引規模の大きいBtoB企業への転職を決めました。

中でも御社は、OA機器の販売とレンタル事業に強みを持っています。前職と似たような製品を扱う企業であれば経験を活かしやすいと思い、数あるBtoB企業の中から御社を選びました。

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程度の差こそありますが、まったく社会貢献していない企業は世の中に存在しません。そのため、社会貢献を志望動機にするときは、「できる・できない」ではなく、「実感しやすい・実感しにくい」という方向性で伝えるのがおすすめです。

メーカーの選考を突破する志望動機の書き方はこちらの記事を参考にしてください。

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⑥社風

例文

年齢や立場にかかわらず、良いアイデアを積極的に採用してもらえる社風に惹かれ、御社を志望しました。

前職ではトップダウンの傾向が強く、なかなか現場の意見を採用してもらえない環境にありました。トップダウンは意思決定の早さにメリットがある一方で、従業員個々の発想力や主体性があまり求められないデメリットがあります。

私自身も業務の中で指示待ちをする場面が多く、やりがいを見出せない状況に陥っていたため、主体性を重視する御社への転職を決めました。

前職の経理の仕事では、月次・年次決算業務を主に担当しました。業務を通じて身に付いた知識とPCスキルは、幅広い事業を展開する御社でも活かせるはずです。

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キャリアアドバイザー

トップダウンを否定するのではなく、「自分には合わなかった」という方向性で前職との比較ができていますね。待遇面や働き方を志望動機にする場合は、例文のように前向きな表現に言い換えて伝えるのがポイントです。

自分に合った社風の企業を見つける方法はこちらの記事で解説しています。

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3段構成で考えよう! 「魅力を感じた」を軸にした志望動機の伝え方

「魅力を感じた」を軸にした志望動機の伝え方

「魅力を感じた」という志望動機があったとしても、内容の構成が整っていないと熱意が伝わりづらくなってしまいます。

アピールポイントを正確に伝えるためにも、基本となる構成をここで押さえておきましょう。

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「魅力を感じた」を軸にした志望動機を伝える際は、最初に「結論」を伝え、その後「具体例」や「入社後の貢献」を話すのがポイントです。

①結論:「どこに」「なぜ」魅力を感じたのかをまず伝える

いきなりエピソードを長々と話し始めてしまうと、最もアピールしたいポイントが伝わりづらくなってしまいます。結論ファーストを心がけ、志望先のどこに魅力を感じて志望したのかを最初に伝えましょう。

結論を伝えるときのポイントは、端的かつ具体的にまとめることです。長すぎては聞き手の集中力をそいでしまい、反対に短すぎても抽象的な結論になってしまいます。

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志望先のどんな点に、どのような理由で魅力を感じたのかを、わかりやすく伝えるのがポイントですよ。

②具体例:魅力を感じた理由を前職経験と絡めて具体的に話す

結論に説得力を持たせるには具体例が必要です。前職での経験に触れながら、志望先に魅力を感じた理由を伝えましょう。

ただし、待遇面や働き方を例に挙げる場合は注意が必要です。前職での不満をそのまま志望動機で伝えてしまうと、条件だけで転職先を選んでいるように見えてしまいます

「より良い条件の職場が見つかれば早期離職してしまうのでは?」という不安を持たれる可能性があるため、伝え方には工夫が必要です。

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「給与が増えることでモチベーションが高まる」「残業が減ることでスキルアップに向けた学習に時間を割ける」など、やりがいや働き方に結びつけて、前向きな気持ちを伝えましょう。

③入社後の貢献:前職経験を活かしてどう貢献するかでまとめる

志望動機では、自分を採用すると企業にどんなメリットがあるのかを示すことが肝心です。魅力に感じた理由を話して終わるのではなく、入社後にどんな形で貢献できるのかを伝えましょう。

貢献の形を伝える際は、具体的な役割や業務を例に挙げる方法が効果的です。たとえば、前職で身に付けたスキルが、入社後のどんな業務で活かせるのかを説明すると、活躍をイメージしてもらいやすくなりますよ

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「貴社に貢献したいです」だけでは抽象的なため、役割や業務を例に挙げながら、自分の経験・スキルをアピールするのがポイントです。

米田 有希

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前職の不満や受動的な姿勢を連想させる表現は避けよう

前職経験を面接で語る際には、前職の不満点を挙げて批判的な内容を話すことは避けるようにしましょう。それがどれほど理不尽なことで「それは確かに」と思えることだったとしても、批判的な内容ばかりを話してしまうと、後ろ向きな性格ではないかという印象につながりかねません。

どうしても前職の不満を伝えなければならない場合でも、「◯◯してくれなかった」というような受動的な姿勢を想像させる表現は避けましょう。社会人として必要な主体性や行動力の点で不安に思われてしまう可能性があります。

前職での不満点があり転職した場合でも「自分に至らなかったところがある」のように、自分自身の反省点として表現することが大切です。さらに前職に対する感謝もあわせて述べられると前向きでポジティブな人物として印象アップが狙えますよ。

超重要! 「魅力を感じた」の志望動機を刺さる内容にする2つの指針

「魅力を感じた」の志望動機を刺さる内容にする2つの指針
  1. 理解する:既卒・第二新卒の志望動機の「評価軸」を知る
  2. 掘り下げる:魅力を感じた理由を「言語化」する

伝え方の流れがわかったところで、さらに押さえておきたい中身のブラッシュアップのポイントをチェックしていきましょう。

既卒・第二新卒の志望動機ならではの評価軸を把握したうえで、「魅力を感じた」という思いを深く言語化するのがポイントですよ。

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志望企業への思いをうまく言葉にできず、行き詰まっている人は以下の3点を意識してみましょう。

既卒と第二新卒の違いはこちらの記事で解説しています。

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既卒とは? 新卒との違いから既卒者が就活で成功するコツを徹底解説

キャリアアドバイザーが、既卒の定義から、既卒ならではの就活のポイントを詳しく解説します。既卒の就活に欠かせない事前準備もリストでまとめているので、記事を参考にしながら就活の準備を進めていきましょう。

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既卒とは? 新卒との違いから既卒者が就活で成功するコツを徹底解説

①理解する:既卒・第二新卒の志望動機の「評価軸」を知る

自分ではうまく書けたと思っていても、「企業から見て」魅力的な志望動機でなければ高評価にはつながりません。

客観的な視点が必要になるため、まずは既卒・第二新卒の志望動機だからこそ見られている評価軸を把握することが大切ですよ。

評価軸を正しく理解していないと、「熱意があまり伝わらない」「質問の意図と異なる内容を長々と話してしまう」などの失敗につながりやすくなります

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キャリアアドバイザー

自分をアピールしようとしすぎるあまり、企業側の視点を考慮していない志望動機にならないよう注意しましょう。

米田 有希

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募集のしかたを見ることで企業側の意図がわかる

志望企業の評価軸を知るには、募集のしかたに注目してみるのがおすすめです。募集要項を見る際、まず新卒、既卒、第二新卒をどのような枠で募集しているかをチェックしてみましょう。たとえば新卒と既卒を同じ応募枠で募集しているとすれば、企業は両者に求めているものにさほど違いがありません。

一方、第二新卒は「中途」や「第二新卒」という別枠で応募されることが多いですが、これは企業側が「社会経験を積んだ人」という意図があって募集していると読み取ることができます。前職でどういう経験を積んだのかという点を見られたり、その経験を元にした活躍を期待されているケースも考えられますね。

会社によっては新卒・既卒・第二新卒を同じ枠で募集することもあります。このケースは新卒から第二新卒まで、どの属性の人だとしても将来性やポテンシャルを重視して採用しようとする企業側の意図が込められている場合があります。第二新卒だとしても、前職の経験は伝えつつも今後の伸びを中心にアピールすると良いでしょう。

②掘り下げる:魅力を感じた理由を「言語化」する

志望先になんとなく惹かれている思いを掘り下げてみると、特に魅力を感じた部分が見つかるはずです。商品やサービス、社風など、何に魅力を感じているのかを洗い出してみましょう

魅力を感じる要素の例
  • 商品
  • サービス
  • 社風
  • 企業理念
  • 働く人たちの性格や考え方
  • 働き方(社内制度、福利厚生など)

魅力を感じた理由の言語化は、志望動機を刺さる内容にする重要なポイントです。

たとえば働き方に魅力を感じたのなら、「他の企業に比べてどこが魅力的なのか」「その働き方のなかで自分がどう貢献できるのか」といったアピールにつなげられます。

本田 百合香

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企業分析と自己分析を通した「材料集め」が言語化のカギ

企業に対して何かしらの魅力を感じても、それを具体的に言葉にできないということはよくあります。その原因は「材料不足」です。うまく言葉にできない状態のまま、いくら頭を捻ってもその状態はなかなか打破できません。何らか新たな刺激を加える必要があります。そのために必要なのは、企業分析と自己分析です。

そもそも企業の魅力を具体的に表現できないのは「他社と比べてどこに特徴があるか」が明確になっていないからという可能性が考えられます。そのため志望企業の深掘りはもちろん、競合他社の調査や比較をやり直してみましょう。

また、企業探しにおける「自分の軸」が明確になっていない可能性も考えられます。仕事をするうえで何を大切にしているかを再度見直してみましょう。ここが明確になると「この自分の希望をかなえられるのでピンと来た」と言葉にしやすくなりますよ。このように、具体的に言語化できないと感じたときには自己分析と企業分析をやりなおしてみるのがおすすめです。

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既卒・第二新卒者の採用において企業が志望動機で見ているポイント

新卒の志望動機では、主に人柄や能力、熱意が見られていますが、既卒・第二新卒ではそれらに加えて「早期離職の懸念」や「適応力」、「即戦力になる地力」も評価されます。

新卒と既卒・第二新卒の志望動機では、評価ポイントに違いがある点に注意してくださいね。

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新卒とは経歴が異なる既卒・第二新卒だからこそ見られるポイントを、正しく理解しておきましょう。

①若手転職だからこそ早期離職の懸念はないか

大学卒業後に就職してから数年で転職となったことに対し、企業は不安を覚えます。第二新卒は「採用してもまたすぐに辞めてしまうのではないか」という疑問を持たれやすい傾向にありますよ。

そのため、第二新卒や既卒の志望動機では「早期離職の懸念」が重要な評価ポイントです。入社後すぐに辞めてしまうリスクを避けるため、具体的な転職理由や今後のビジョンが細かくチェックされますよ

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仕事に対する意欲に不安を持たれやすいため、大学卒業後の空白期間に何をしていたのかを明確に語ることが大切です。

仕事が続かない状態を脱するための方法はこちらの記事で解説しています。

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②他社で育った土壌があるからこそ自社で溶け込めるか

第二新卒の志望動機では「自社のやり方に適応できるか」も見られています。

前職の在籍年数が長い場合、従来の職場でのやり方に慣れてしまい、新しい環境への適応に時間がかかるケースがあります。

前職のやり方にこだわりすぎて能力を発揮できないようでは、ミスマッチにつながる可能性があるため、新しい環境に柔軟に適応できるかが重要な評価ポイントなのです

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キャリアアドバイザー

志望企業がチームワークを重視する会社であれば他社でもチームワークを大切にしてきたエピソードを話すなど、企業の社風に合った人材であることをアピールしましょう。

③採用したとして即戦力になる地力があるか

既卒・第二新卒は、新卒と中途採用の中間に位置づけられる人材です。中途採用ほど高度な経験とスキルは求められませんが、新卒よりも即戦力としての活躍を期待されています。

特に見られるのは、コミュニケーション能力や自己管理能力などの「ポータブルスキル」です

こうした幅広い業務で活かせる汎用的な能力が備わっていれば、入社後に専門知識や技術を身に付けていく地力があると評価してもらえますよ。

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キャリアアドバイザー

既卒・第二新卒では、中途採用で求められるようなテクニカルスキルを持っていない人がほとんどだと思います。その場合は、即戦力になる期待を持たれるポータブルスキルをアピールするのがポイントです。

スキルがない場合のアピール方法はこちらの記事を参考にしてくださいね。

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「転職したいけど自分にはスキルがないし……」20代で転職したい人がよく悩むのがスキルのなさです。20代でスキルがなくても、20代としての強みを理解できれば転職を成功させることは可能ですよ。この記事では専門家のアドバイスを交えて、20代でスキルがなくても転職を成功させる方法について解説しています。

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松下 建都

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「自分の考えをはっきり持っている」ということがアピール材料になる

企業が既卒・第二新卒の志望動機でチェックしているポイントとしては、「どうしてこのタイミングでの応募なのか」ということです。企業としては、新卒ではなく既卒・第二新卒で応募している時点で必ず何らか理由があるはずで、そこにその人材の特徴が隠されていると考えます。

そのため、面接では既卒や第二新卒になったことを包み隠さず伝えたうえで、自分自身の考え方や価値観をはっきり伝えるのがおすすめです。

「自分の考えをはっきり持っている」ということは、企業にとっては新卒より経験を積んでいる既卒・第二新卒だからこその強みとして魅力的に映ります。社会人としての経験やスキルは十分ではないこともありますが、自分の考えをしっかり深めておくことはできるので、ここはしっかりと準備しておきましょう。

前職経験がカギ! 「魅力に感じた」の志望動機を具体化する3つの方法

「魅力に感じた」の志望動機を具体化する3つの方法

言語化が大切とはいっても、「魅力に感じた」を具体的な言葉で説明するのは難しいですよね。志望動機の作成に行き詰まっている人は、以下の3ステップに沿って考えてみましょう。

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いきなり言語化するのは難しいため、まずは転職理由から順に整理していくのがポイントです。

ステップ①転職を決断した理由を振り返る

志望動機の根幹になるのは「転職理由」です。既卒・第二新卒は新卒とは異なり、大学卒業後の空白期間や早期離職に疑問を持たれやすい傾向にあります。そのため、転職理由をしっかりと整理しておきましょう。

企業側の視点で考えると、「ただ就活のモチベーションが上がらなくて就職しなかった」という理由では、働く意欲に不安が生まれてしまいますよね。

一方、「どうしても自分が進みたい道が見つからなかったため、卒業後も就活を続けることにした」などと明確に説明できれば、働く意欲への不安が解消されます。

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このように、既卒や第二新卒になった理由を整理するのが最初のステップです。

ステップ②同業他社と比較しつつ志望先の情報を集める

「魅力に感じた」を具体的な言葉で説明するには、志望企業のことをよく知る必要があります。企業研究やOB・OG訪問などを通し、志望企業の特徴を明らかにしましょう。

志望企業の特徴を把握するためのコツは、同業他社と比較しながら情報を集めることです。たとえば食品メーカーを志望しているならば、複数の企業をチェックし、主力商品や販促手法、職場環境などを比較してみましょう

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同じ商品を扱う食品メーカーでも、企業風土には違いがあります。そうした違いに着目してみると、志望企業に惹かれた理由が見えやすくなりますよ。

ステップ③前職と比較して志望先に感じる魅力を整理する

第二新卒の場合は、前職と比較するのも効果的です。前職と比べて特に惹かれた点を整理することで、「魅力に感じた」を具体的な言葉で説明しやすくなります

志望先に感じる魅力が自分でもよくわからない場合は、以下のポイントを比較してみましょう。

前職との比較ポイント
  • 自分のスキルや経験と業務の相性
  • 仕事のやりがい
  • 将来的に目指せるキャリア
  • 待遇面(給与、福利厚生、評価制度など)
  • 働き方(リモートワーク、勤務地など)
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前職との比較は、志望動機の具体化だけでなく、転職の軸を明確にできるメリットもありますよ。

おもな転職の軸一覧はこちらの記事で解説しています。

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「魅力を感じた」志望動機についてよくある質問に回答!

最後に、よくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。「魅力を感じた」とそのまま伝えてしまっては企業に刺さる志望動機にはなりません。疑問点をしっかりと解消し、魅力的な志望動機に仕上げていきましょう。

Q①志望動機で「魅力を感じた」と伝えても良いですか?

「魅力を感じた」と素直に伝えるのはNGではありませんが、伝え方には工夫が必要です。そのまま伝えてしまっては具体性に欠けるため、どうすれば自分らしさが読み取れる志望動機になるかをよく考えてみてくださいね。

具体的には、よりマッチするフレーズに言い換えてアピールする方法がおすすめです。たとえば志望企業のサービスに惹かれた場合、「そのサービスのどこに惹かれ、入社後どんな形で関わりたいのか」を伝えると動機をイメージしてもらいやすくなりますよ。

Q②志望動機で「魅力を感じた」をどう言い換えれば良いですか?

「やりがいを感じる」「貢献できる」「挑戦したい」などの言い換えフレーズが考えられます。その魅力があるからこそ志望先に貢献できると示すため、「魅力を感じた」をうまく言い換えてアピールしてみてくださいね。

どうしても言い換えが難しいときは、志望先への理解が不十分な可能性があります。同業他社や前職と比較しながら、志望先のどこに魅力を感じたのかを整理してみましょう。

例文を参考に「魅力を感じた」志望動機で情熱を伝え選考突破しよう

「魅力を感じた」とそのまま伝えては、具体性に欠ける志望動機になってしまいます。志望先の「どこに」「なぜ」魅力を感じたのかを具体的に説明し、熱意が伝わる内容にしましょう。

また、志望動機では入社後の貢献を伝えることも大切です。魅力に感じた点を説明するだけでは、自分の採用価値を企業にを示せません。自分を採用すると企業にどんなメリットがあるのか、前職の経験と絡めながらアピールしましょう。

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