目次
- 面接で信条を聞かれた時のために準備をしておこう
- そもそも信条って何?
- 信条を面接官が聞く理由
- 人柄を知るため
- 学生の入社後の働くイメージを深めるため
- 自分の信条がない方必見! 信条の見つけ方
- 感銘を受けた言葉や芸術作品をもとに考える
- 過去の経験から考える
- 生活での信条を仕事に置き変える
- モットーや座右の銘から考える
- 3ステップで簡単! 信条の回答方法
- 自分の信条を端的に伝える
- 信条が生まれたきっかけや理由を伝える
- 入社した後にどんなシーンで活かされるか伝える
- 信条を回答するときの注意点
- 宗教的要素が入っている
- ネガティブな信条になっている
- 仕事に結び付けられない
- 信条別例文16選
- ①肯定的に捉える
- ➁笑顔で挨拶する
- ③他人と比べない
- ④見返りを求めず他人に尽くす
- ⑤常に明るい表情でいる
- ⑥まずやってみる
- ⑦できることを自ら探す
- ⑧感謝を伝える
- ⑨遮らず話を聞く
- ⑩人に迷惑をかけない
- ⑪自分を常に客観視する
- ⑫相手の求める行動をする
- ⑬すべて自責で捉える
- ⑭有言実行
- ⑮自分の役割を全うする
- ⑯絶対に諦めない
- 信条を伝えることで入社後の活躍をイメージさせよう
面接で信条を聞かれた時のために準備をしておこう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「面接で信条を聞かれたら何と答えればいいですか?」
「そもそも信条の意味がよくわかりません」
学生からこのような悩みをよく聞きます。たしかに信条って聞きなじみのない言葉ですし、どんな回答をすれば良いのか迷ってしまいますよね。ただ、信条の回答次第で自分をさらにアピールすることができるので、しっかり準備をしていつ聞かれても大丈夫な状態を整えておきましょう。この記事では、企業が「信条」を聞く意図から具体的な回答方法まで例文を交えて解説していきます。
そもそも信条って何?
デジタル大辞泉によると信条とは、「堅く信じて守っている事柄」という意味があります。もともとはキリスト教の教会がその教理、教義を神と人に示すために作られた成文箇条のようです。
面接の場で信条を聞かれた場合は「自分が考えたり行動するときに信じて大切にしていること」を回答しましょう。「行動基準」や「大切にしている価値観」などともかなりニュアンスは似ていますね。下の例を参考に自分の信条は何か考えてみましょう。
- 周りの意見に流されない
- 慎重に物事を判断する
- 誰にでも明るく元気に対応する
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信条を面接官が聞く理由
就活生
キャリアアドバイザー
そんなことはないですよ。面接官も意図があって質問しています。
信条がそもそも何なのか、理解できたところで、なぜ企業の面接官は「信条」を聞いてくるのかについて解説していきます。面接官が聞く意図をしっかり把握したうえで、質問への回答ができると高評価につながります。高評価を与える回答を作るためにもしっかりと面接官の意図を押さえておきましょう。
人柄を知るため
企業は信条を聞くことで、その人がどんな性格や人柄なのかを知りたいと思っています。その人の行動基準や性格を知ることで、「企業のカルチャーとマッチしそうか」「企業が求める思考をもっているか」などを判断しています。
「信条」を聞いたときの学生の回答次第では、性格や人柄を加味して、配属や職種選定にも影響を与えることもあるので、取り繕った自分ではなく、等身大の自分の信条を伝えるようにすると長期的にみたときに企業、学生の双方にミスマッチがないでしょう。
学生の入社後の働くイメージを深めるため
信条を聞くことで企業は、学生が入社後どのように仕事をするのかイメージを深めています。信条は、「自分が考えたり行動するときに信じて大切にしていること」という話をしました。
また、仕事をするうえでも、仕事への進め方や考え方は人それぞれ全然違います。人によって企業への貢献の仕方もまったく異なりますよね。学生によって違う信条を比較して、自社で求める活躍の仕方ができる人なのかどうかを見極めているようです。
また、後ほど例文でも解説していきますが、学生は、「具体的にどのような場面で自分の信条を活かせそうか」という点まで伝えることができると企業側も学生が働くイメージをより膨らませることができます。企業研究をしながら、自分の信条の活かしどころまで考えることができるとなおさら有意義な企業研究になりそうですね。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
面接の場では、ガクチカや志望動機などさまざまなことを話すでしょう。多くの人は取り組んだ内容をメインに話すと思いますが、面接官はその行動に背景にある学生ごとの考え方を知りたいという気持ちも抱えています。信条は、こうした行動の背景にある心構えを知るために非常に有効な質問だとも言えます。
大切にしている信条に正解や不正解など明確な答えはありません。しかし、ガクチカや志望動機などで話す内容と矛盾が生じすぎてしまうと嘘をついているのではないか、と疑われてしまう可能性もあります。そのため、信条だけを考えるのではなくてそのほかの設問との整合性も取りながら考えられるといいでしょう。
自分の信条がない方必見! 信条の見つけ方
「信条といきなり聞かれてもありません」という学生も少なくないんじゃないでしょうか。信条を用意していないと、即興で考え、回答することはかなり難しいでしょう。
特にそもそもの言葉の定義も難しいので、事前に信条を見つけておき、いつでも回答できる事前準備をしておきましょう。以下では4つの信条の見つけ方を解説していきます。
感銘を受けた言葉や芸術作品をもとに考える
自分の感情が揺れ動いた言葉や作品に、自分の信条が隠れていることがあります。たとえば尊敬する方が「とにかくプラスな言葉を発する」ということが成功の秘訣といっていたとしましょう。尊敬する人の言葉に影響をうけることは誰しもありますよね。
まずは、自分が感銘を受けたシーンを棚卸ししてみてください。簡単に信条をみつけることができる機会になるかもしれません。
過去の経験から考える
過去の成功経験、失敗経験から考えてみましょう。失敗をした場合「そこからどのように乗り越えようとしたのか」、成功をした場合は「なぜ成功することができたのか」という点を自分なりに振り返ってみてください。
自分が起こした行動の背景に自分の信条があることもあります。過去の複数の経験を思い返してみると、複数の経験で共通して、意思決定や行動をする際に、大事にしていることがあるかと思います。そこに自分の信条を探るヒントが隠れているかもしれません。
自己分析をより深めたいという方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。
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生活での信条を仕事に置き変える
社会人として働いたことがない学生にとって、自分が考える信条が仕事の場でも活きる信条なのか不安に思う方も多いと思います。そんな方は、普段の生活の中でよくする行動や心掛けていることから考えてみましょう。日常生活で得た信条はまさに仕事の場でも通用する信条であることがあります。
たとえば、「風邪ひかないように絶対に手洗いうがいをする」という方は、「健康的な体を保つ」という信条になるでしょう。社会人にとって体は何よりの資本ですし、健康を害したら肝心の仕事で活躍することもできません。
ビジネスの場での信条が思いつかないという方は、自分の日常生活のなかで意識していること、心掛けていることから考えてみましょう。
モットーや座右の銘から考える
信条が見つからないという方は、モットーや座右の銘から探すこともできます。就活の場で信条を聞かれる意図と、モットーや座右の銘を聞かれる意図はかなり近いです。そのため、自分のなかでモットーや座右の銘で答えることができるという方は、それを信条の形にして伝えられれば問題ないです。
たとえば、座右の銘が「一期一会」という方は、「一人ひとりとの出会いを大事にする」という信条を回答できますね。
今もし、自分のなかでモットーや座右の銘の回答はあるけど、信条が思い浮かばないという方は、ぜひ、これらを参考に考えてみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
過去の経験から考えると、信条を見出しやすいでしょう。前述もしましたが、もしすでにガクチカを考えている学生などは特に取り組みやすいかもしれません。ガクチカの取り組みの中で、なぜその課題を乗り越えることができたのか、その行動をするときにはどのような気持ちを大切にしたのか、なぜその内容に取り組もうとしたのか、など「なぜ」を繰り返して深めてみてください。見えてきた答えを信条につなげられるでしょう。
まだガクチカを決められていない場合には、慌てずに自分史を書くなどをして自分がやりがいを持って取り組めた出来事などを思い出してみてください。最初は1人でおこなうことが大変かもしれないので、誰かとコミュニケーションを取りながら丁寧に進めていくこともおすすめします。
3ステップで簡単! 信条の回答方法
企業が信条を聞く理由や信条の見つけ方について理解したところで、回答方法についても頭に入れておきましょう。質問への回答に盛り込む要素や順番などを工夫することで、面接官の印象にも残りやすくなります。魅力的な信条を回答して、積極的にアピールしていきましょう。
自分の信条を端的に伝える
就活生
何事も肯定的に捉えることです。
まずは、自分の信条を結論から伝えましょう。あいまいな表現は避け、一言あるいは長ければ二言くらいで簡潔に信条を伝えましょう。
信条が生まれたきっかけや理由を伝える
就活生
私は、ベンチャー企業で1年間インターンをしていましたが、仕事で大きな失敗をして落ち込んでいたときに、尊敬する先輩社員から、「失敗はむしろ大きく成長できるチャンス! 自分も何度も失敗できたから、ここまで売れる営業マンになれた。むしろ失敗させてくれる環境はありがたいんだよ」と言われ、まさにその通りだなと感じ、これを機に少々難しそうな挑戦でも積極的に手を挙げるようにしました。今ではこれを自分の信条にしています。
信条が生まれた背景を実体験をもとに説明しましょう。具体的に信条ができたきっかけをストーリー立てて伝えることで、面接官の心もつかむことができますし、どういったことを学生が大切にしているのかも企業に伝えることができます。
入社した後にどんなシーンで活かされるか伝える
就活生
御社に入社後は、営業職として、困難なことに何度もぶつかるかもしれませんが、すべて自分の成長痛ととらえて前向きに業務に励みたいと思います。
先ほども説明したように、企業が信条を聞く理由として、「入社後の働くイメージを深めるため」という点もあります。信条を言いっぱなしにせず、入社後の仕事にも活かせるというアピールの場として回答していくようにしましょう。
面接で自分の意見を発信するのが苦手な方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。
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信条を回答するときの注意点
ここまで、信条の回答方法まで解説してきましたが、信条を答える際にも注意すべきポイントがあります。せっかくたどり着いた面接の場で回答するなら、できるだけマイナス評価は最小限に、プラスの評価は最大に与えたいものですよね。以下では、信条を回答するときの3つの注意点について説明していきます。マイナス評価をできるだけ避けたいという方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
宗教的要素が入っている
宗教的要素は、人によって考え方がかなり異なるものですし、面接を通してトラブルになる危険性を秘めている事象です。大きなマイナス評価を与えないためにも、基本的には、信条も信条を生むきっかけになったエピソードもできるだけ宗教が絡んだエピソードは避けて選ぶのが無難ですね。
ネガティブな信条になっている
大前提、面接とは自分をアピールする場です。もし、自己PRや信条など自分を積極的にアピールする場面でネガティブな回答があった場合、企業側に「志望度が低いのかな」「マイナス思考の方なのかな」といった印象を抱かれてしまいますよね。そのため、信条を聞かれた際も基本的にポジティブな要素を含む信条を伝えましょう。
またどうしてもネガティブな信条しか思い浮かないという方は、ネガティブをポジティブに言い換えると良いですね。
たとえば「決断に時間がかかる」を「慎重に選択をする」のように言い換えてあげましょう。ネガティブとポジティブは表裏の関係にあります。面接官に魅力的な信条に見せるためにもできる限り、言葉選びにもこだわっていきましょう。
仕事に結び付けられない
仕事に結びつけることができない信条は避けるようにしましょう。たとえば、「米粒は一つ残らず食べる」などは、ほとんど仕事とは関係のないことです。既述したように企業は、学生が自社で活躍するイメージを膨らませるために聞いていることもあるので、ビジネスでも活用ができる信条を選択しましょう。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
信条を回答するときには、パッと聞いて理解ができる内容にしてください。外国語や造語を使う時には、必ずその意味を補足する、なぜわざわざ造語を作ったのかを説明する、など誰が聞いてもわかるような状態にしておきましょう。また、あまりにも長すぎる場合にも注意が必要です。
自分では格好いい内容や説得力のある内容だと思っていても、面接の場では相手にそのことが伝わらなければ意味がありません。自分の信条を人に伝えることは少し恥ずかしいかもしれませんが、第三者の意見を取り入れながら相手に上手に伝えられる練習を怠らないようにしましょう。
信条別例文16選
就活の面接で信条を聞かれる可能性がでてきて、「自分の信条とは何か」考え始める方も多いでしょう。ただ、その信条は、社会人になってもかなり役立ちますし、これを機会に自分の信条を認識できていると、仕事で苦しいときの立ち返る場になったりします。ここでは、信条別の例文を16個解説していきます。実際に例文をみながら、自分の信条を作るときの参考にしてみてください。
①肯定的に捉える
私の信条は何事も肯定的に捉えることです。
きっかけは私が尊敬するインターン先の社長に言われたこととして、「どんな大きな困難があってもそれは自分の器が大きくなるチャンスだ」という言葉があります。その言葉をいただいて以降、どんな困難なことがあったとしても前向きに捉えるようにしたところ、本当に細かい作業中でも成長を感じることができるようになり、周りの社員さんからも〇〇君と一緒にいるとなんか明るくなると言われることが多くなりました。
入社後もこの信条を活かして、どんな困難も前向きに捉え自分の成長の機会としてどんどん挑戦していこうと思います。
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キャリアアドバイザー
どんな困難もプラスに捉えてくれたら、入社早々のわからないことが多い時期にも安心して仕事を任せられそうな印象を残すことができそうですね。
➁笑顔で挨拶する
私の信条は、「笑顔で挨拶する」です。
私は大学1年生のときからファミリーレストランのホールでアルバイトをしていました。バイト始めたての頃は、特に表情も気にせず、接客をしていました。ただ、無愛想な店員がいると一度クレームをいただいたことがあります。そのとき、当時の店長から「店の空気は顧客ではなく、店側で作っていく必要がある。笑顔でいるとそれだけで顧客にとって居心地の良さを提供できる」という声をかけていただきました。
その後、自分が客として、他の店舗に訪れたときに店長に言われたことが実感できました。それ以降、笑顔で挨拶をすることを信条として働いています。
入社後は、この信条を御社のホテルでの接客でも同様に活かしていきたいと思います。
キャリアアドバイザー
接客で得た信条を具体的な応募先企業の仕事でも活かせることをしっかりアピールできていますね。
③他人と比べない
私の信条は「他人と比べない」です。
高校時代などは、毎月のテストで校内で順位が張り出されるので、それがモチベーションになる人がいる一方、自分にとっては非常に苦痛でした。大学に入って、時間割も一緒にいる友達も所属するサークルもすべて自由にきめることができ、本当に自分らしくいれる実感が湧くようになりました。それ以来、無理に他人と比べすぎないようにすることで、自分は自分らしさを発揮できると気づき、苦しいときこそ、この信条を思い返すようにしています。
入社後も他人と比べすぎず、苦しいときこそ、周囲に助けを求め、求められるような働き方ができればと思っています。
キャリアアドバイザー
自分の苦しかった体験から生まれた素敵な信条ですね。自分の扱い方をしっかりと理解できることをこの信条からアピールできています。
④見返りを求めず他人に尽くす
私の信条は、「見返りを求めず他人に尽くす」ことです。
高校生の頃に読んだ本がきっかけでこの信条が生まれました。もともと、誰かの助けをするときは、何かの恩返しであったり、お返しがあることを前提に助けをすることがほとんどでした。ただ、ある本に出会ってから、見返りを求めずに行動できるひとはゆくゆく回りまわって、大きなお返しがあるとのことでした。
これを機に見返りを求めずに、困っている人がいたら助けるようにしたところ、特に見返りはなくても、貢献できていること自体にやりがいや達成感を得られるようになりました。さらなる見返りが将来的になくても、自分としては、うれしいこの感情が味わえれば十分と思っています。
御社に入社後も見返りを求めることなく、積極的に社内外問わず貢献できている人になります。
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キャリアアドバイザー
なかなかできる人がいない信条を持っていることは就活においても大きな武器になります。この信条が生まれたきっかけも入っていて納得感が増します。
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⑤常に明るい表情でいる
私の信条は、「常に明るい表情でいる」です。
私は昔、あまり友人を作ることが得意ではなく、学校でも一人で過ごすことが多かったです。ただ、高校では、できればなんでも話せる友人を作りたいと思っていました。そこで、周りの同級生と自分のどこが違うのか観察したところ、感情の明るさがちがうことに気づきました。それから、高校に入ってからは、意識的に表情を明るく、あいづちなどもいつもよりオーバー気味にやるようにしたところ、回りにも人が集まるようになり、今でも付き合いのある親友と呼べる友達も何人かできました。
これらの経験から入社後も、どんな顧客に対しても常に明るい表情でいることで、安心感や包容力を感じさせる営業マンになります。
キャリアアドバイザー
明るい表情でいることは、人が集まる人には大切な要素ですね。入社後の信条の活用先も述べられていて、いい例文です。
⑥まずやってみる
私の信条は、「まずやってみる」です。
私は、小さいころから少し慎重派で、新たな挑戦をするときに後先のことを考えて、チャンスを逃すことが何度かありました。ただ、なんでも果敢に挑戦する姿がかっこいいと思っていたYouTuberが「まずやってみる、意外と失敗しても全部なんとかなる」といっていたシーンをみて、自分もまずは「起こってもいない心配をする」より、「失敗が起こってから解決策を練ろう」と考えを改め、大学では、サークルの立ち上げや訪問営業のアルバイトをしました。これらの経験から最初はしんどいこともありますが、意外となんとかなっていて、過去の失敗も笑い話になっていることに気づきました。
私は入社後も「まずやってみる」の信条をもとに、新しい企画や新入社員が与えられる情報を積極的に発信していこうと考えています。
キャリアアドバイザー
気づきから意識を変え、実際に行動に起こして実績も作っているため、面接官にもより説得力のある回答になっています。
⑦できることを自ら探す
私の信条は「できることを自ら探す」です。
私は体育会のバスケットボール部に所属していて、幸いにも1回生の頃からスタメンとして試合に出場させていただきました。ただ、2回生の春に足首の骨折をしてしまい、レギュラー落ちを経験しました。また、怪我を抱える中でできることを探した結果、マネージャーの役割でした。具体的には、ドリンク作りやスコアラー、練習試合の審判などです。正直悔しい部分はありましが、自分もチームに何かしらの形で貢献したいという思いから怪我が完治するまでは、これら業務を継続しました。継続して業務をした結果、多くの選手から感謝の言葉をもらい、自分はどんな環境でも自らできることを探し、貢献していこうと決めました。
入社後も社会人として至らない部分は多くあるかと思いますが、若手だからこそできる業務を自ら率先して取り組み、できる限り早く御社に貢献できるよう頑張ります。
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キャリアアドバイザー
「どんな形でも組織に貢献すること」がこの学生のモチベーションになっていることがわかる信条の例文ですね。
⑧感謝を伝える
私の信条は「感謝を伝える」です。
幼い頃から私の父に「感謝は心に留めず、積極的に伝えなさい」と常に言われてきました。今でもこれは自分の信条になっています。私は、仲の良い友人がいましたが、ある日喧嘩をしたすぐ翌日にその友人が転校することを知り、謝ることもこれまでの感謝もプライドが邪魔して言うことができずにお別れする形になりました。
個人的には、父からの教えとこの後悔が強く、それ以降は、思ったタイミングですぐに感謝を他人に対して発信するようにしています。
御社に入社後も、社内外関係なく、感謝を伝えたいと思ったタイミングですぐに伝えることで、良質な人間関係を構築していきたいです。
キャリアアドバイザー
後悔がトリガーになって信条が強固になった学生の例文ですね。信条が生まれるきっかけや強固になる瞬間は人それぞれです。ぜひ、素直に伝えましょう。
⑨遮らず話を聞く
私の信条は、「遮らず話を聞く」です。
私は、割と話好きで大勢の場でも特に周囲を気にせずに話してしまいます。だからこそ、集まりに呼ばれることは多いのですが、サークルの同期から「たまには人に話を振ったり、ちゃんと聞いてあげられるともっと皆が居心地の良い場になるよ」とアドバイスをされました。それ以降、まずは4人くらいの食事から意図的に話すことよりも傾聴することを意識するようにしました。すると、皆が楽しそうに話す空間を客観的にみることができ、自分が話すことだけでなく、たまには遮らずに聞き手に徹することでも場がなごむことを知りました。それ以来は、誰かが話しているときは遮らず聞き手に徹するように心掛けています。
御社に入社後は営業職として、相手の話を遮らず聞いて、場をなごませるコミュニケーションを活かして、最短で目標売上を達成したいです。
キャリアアドバイザー
話すのが得意という自分の強みをアピールしつつ、弱みも補うために信条を活用している点で、謙虚さもアピールすることができています。
⑩人に迷惑をかけない
私の信条は、「人に迷惑をかけない」です。
私は、割となんでも挑戦していくタイプです。キリマンジャロに登ったり、友人とカフェを経営してみたり、大学時代もさまざまなことにチャレンジしてきました。ただ、チャレンジが多い分、失敗も多く、その失敗にともない、多くの人に迷惑をかけたことがあります。また、人に迷惑をかけることは失敗をしたときよりもショックが大きいことが自己分析の結果わかりました。そのため、挑戦をするときは、人に迷惑をかけない挑戦をするようにしています。
御社に入社後は、介在する人が多い責任の大きい仕事をこなす際は、この信条を活かし、迷惑をかける人の数を考慮した、丁寧な仕事をしていきたいです。
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キャリアアドバイザー
この例文では、強みを信条で補う形でアピールしています。弱みの補填がきっかけで信条が生まれるケースもあるので、まだ信条が思い浮かばない方は、自分の短所を補う際に心掛けていることをブラッシュアップすると良いですよ。
⑪自分を常に客観視する
私の信条は「自分を常に客観視する」です。
私は、高校時代、野球部に所属しており、4番でエースとしてチームを牽引していました。自分がコーチの代わりにチームメイトに指導することもあるほどでした。大学に入学後も体育会の野球部に入り、高校時にチームを牽引していたので、大学でもそのつもりでした。ただ、同じチームメイトには、周りは全国を代表する選手が揃っていて、ベンチに入ることも難しいといった状況で、これが自分にとって、これまでの練習への取り組み方を見直す機会になりました。強豪校にいた選手にトレーニングメニューを聞いたり、自分の悪い部分を客観的に指摘してもらいました。そこから、4年生の春リーグにはベンチ入りを果たすことができ、自分一人ではなく、客観的視点を常に入れることの重要性を学びました。
御社に入社後は、自分の力を過信せず、常に営業に同席していただき、フィードバックをもらうなどして、売れる営業マンに近づいていきます。
キャリアアドバイザー
客観的視点を入れること欠点を解決をした学びが信条になっている例文です。素直に学ぼうとする姿勢を面接官にも印象付けられそうですね。
⑫相手の求める行動をする
私の信条は「相手の求める行動をする」です。
学生時代、家庭教師のアルバイトをしていましたが、そこで相手の求める行動を意識するようになりました。生徒に授業をする機会がほとんどなかった私は、バイト始めたての頃は、授業をすることに必死で、生徒がどこに疑問を持っているのかなどは特に気にせず、授業をすすめてしまっていました。ただ、思うように生徒の点数が伸びない原因として、自分の独りよがりな授業の進め方に問題があると考え、授業を始める前に今学習で悩んでいるポイントを聞くようにしました。そういった対応をするようになってから、生徒もモヤモヤが晴れた状態で授業をすすめるようになり、点数も比例して伸びていきました。
入社後も、まずは相手が求める行動をヒアリングしてから、業務にとりかかるようにすることで、双方で気持ちの良い仕事ができるんじゃないかと思っています。
キャリアアドバイザー
この例文では、相手の求める行動ができる人というほかに、柔軟に物事に取り組める人という好印象を与えることもできるでしょう。
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⑬すべて自責で捉える
私の信条は「すべて自責で捉える」です。
私は、本が好きなのですが、そのなかでも経営者が書くビジネス本を趣味でよく読みます。すべて本質は同じで、経営者として活躍する人に共通することは「どんな出来事も自分の責任でとらえる」ことだと気づきました。
それ以来、多少他責にしてしまいがちなことでも、「その状況にいるという選択を取ったのは自分の責任である」というように意識的に自責で捉えるようになりました。
入社後は、もちろんどんなことも自責で考え、弱音を吐かず、業務を全うします。
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キャリアアドバイザー
自責で捉えることは簡単なようで難しいですよね。そういった貫くのが難しい信条をもつことで、困難にも立ち向かえる勇敢さをアピールできますね。
⑭有言実行
私の信条は、「有言実行」です。
私には尊敬するアーティストがいます。彼らは10年前は絶対に叶えることはできないと言われた「東京ドーム単独公演」を2年前にやってのけました。私は、その公演に参加し、ファンの方とみんなで喜びを分かち合いました。そのときから、言ったことを実行に移し、目標を達成することが「こんなにも心震えることなのか」とこれまでにない衝撃を受けたことを覚えています。私はそれ以来、有言実行にこだわり、部活での2部リーグ昇格、ボランティアの寄付金100万円などを達成してきました。
入社後も営業職として、まずは、目の前の1年間での新人賞受賞を目指します。この目標も有言実行できるよう、日々の仕事に精進します。
キャリアアドバイザー
有言実行を実現してきた過去の実績を提示できていることで信頼性を増していますね。
⑮自分の役割を全うする
私の信条は「自分の役割を全うする」です。
私は、学生時代、体育会のサッカー部に入っていました。また、3年生の秋ごろからキャプテンに指名され、正直、初めてのキャプテン経験だったので、最初はチームを引っ張っていくことに少し不安を感じていましたし、自分自身ちゃんとチームを勝たせる組織作りができているのか疑問でした。そこで前任のキャプテンに細かくチーム作りで意識していたことを聞きにいったり、フィールドは違えど、組織つくりでは共通していることから経営者様が集まる会に参加し、組織つくりの仕方を学びました。結果的に春リーグで目標としていた、リーグ戦優勝をつかむことができました。引退まで役割を全うするつもりです。
また、御社に入社後は、営業職を志望しています。営業職の役割は売上を作ることだと思うので、その役割を全うしようと考えています。
キャリアアドバイザー
自分の役割を全うするエピソードの中に、粘り強さや行動力が隠れていて、企業側にもプラスαで評価を得られそうな信条の例文ですね。
⑯絶対に諦めない
私の信条は「絶対に諦めない」です。
私は、高校時代に3年生の夏頃に絶対に入学したい第一志望の大学が決まり、そこから寝る間も惜しんで、毎日勉強をしていました。そして、入社本番を迎えましたが、本番中に腹痛が襲い、1科目の途中でトイレに行くことになり、制限時間にも間に合わず、いつもの点数を取れた感触がなかったことを今でも覚えています。ただ、約半年間、志望校に受かるために時間を使ってきた努力を無駄にしたくないという思いを胸に残りの科目をやり切りました。結果的に、最低合格点でギリギリ合格を勝ち取りました。
この経験から、諦めなければ結果がでるということを知り、それが自分の信条になりました。
御社に入社後も、この信条を活かし、困難な仕事でも絶対に逃げ出さず、やり切ります。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリアアドバイザー
諦めないでやり抜く姿勢は正直どの会社でも求めている姿勢です。実際のエピソードも交え、ドラマチックにやり切る力をアピールできています。
信条を伝えることで入社後の活躍をイメージさせよう
信条を伝えることで、プラス評価にもマイナス評価にもなり得ます。複数の信条を自分の中で持っている方は、企業の求める人物像に合わせて、伝える信条を臨機応変に変えていけるとなおさら高評価につながりそうですね。信条の回答を作ることと同時並行で企業の求人像も調べてみましょう。より鮮明に面接官に入社後の活躍をイメージさせることができますよ。
面接で信条って聞かなくてもよくないですか?