「学生時代頑張ったこと」でアルバイト経験をアピール|答え方と例文

この記事のアドバイザー

目次

  1. 学生時代頑張ったことを伝える際は過程を重視しよう
  2. 面接官が学生時代頑張ったことを聞く意図
  3. 就活生の人柄を知りたい
  4. 物事を最後までやり遂げる力を知りたい
  5. 学生時代頑張ったことでアルバイト経験を提示するポイント3つ
  6. ①何をやったか・なぜやったかを明確にする
  7. ②課題や課題の乗り越え方を伝える
  8. ③アルバイトで学んだことを伝える
  9. アルバイト経験をアピールする際の注意点2つ
  10. ①仕事内容を説明するだけで終わらせない
  11. ②出来るだけひとつのアルバイト経験に絞る
  12. アルバイト別の例文・NG例文
  13. 例文①居酒屋のキッチンのアルバイト
  14. 例文②事務のアルバイト
  15. 例文③カフェでのアルバイト
  16. 例文④ホームセンターのアルバイト
  17. 例文⑤スーパーでのアルバイト
  18. NG例文①
  19. NG例文②
  20. NG例文③
  21. アルバイトでの経験をアピールしたい学生からよくある質問に回答!
  22. 過程が重要! 学生時代頑張ったことはアルバイトをアピールしてみよう

学生時代頑張ったことでアルバイト経験をアピールする方法は動画でも解説中‼

学生時代頑張ったことを伝える際は過程を重視しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「学生時代頑張ったこととしてどんな話題を取り上げるべきですか?」
「アルバイトは他の就活生と被りやすいから避けた方がいいですよね」

という声を多く聞きます。たしかに、学生時代頑張ったことを聞いた際にアルバイトと答える就活生は多いですが、評価に値する就活生とそうでない就活生に分かれるのも事実です。評価に値しない就活生は、だいたいアルバイトで頑張ったことの結果を中心にアピールする傾向にあります。

しかし、面接官が聞きたいのは、結果を出すまでの過程です。これを知っておくだけでも違いますが、さらに評価を上げるためにも伝え方のポイントを知っておきましょう。

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面接官が学生時代頑張ったことを聞く意図

就活生の人柄を知りたい

面接官が学生時代頑張ったことを聞く意図としては、就活生の人柄を知りたいというのがあります。頑張ることの基準や力の入れ具合には、人柄や価値観が反映されやすいです。そのため、頑張ったことの内容はもちろん、その理由や思い入れを深く知りたいと思っています。

面接官は、部活動やアルバイトでの華やかな実績について知りたいわけではありません。どのように目の前の出来事に向き合い、努力してきたのかを知りたいのです。課題が生じたときの考え方や対応を知ることで、性格や行動パターンを把握しようとしています。

熱中していることを聞かれる場合がありますすが、質問の意図が違う場合が考えられます。こちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。

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物事を最後までやり遂げる力を知りたい

学生時代頑張ったことの質問では、物事を最後までやり遂げる力があるかどうかも見られています。物事を最後までやり遂げる力というのは、企業に入社した後も社会人として求められる素質です。面接官は、すぐに諦めたり投げ出したりする人に対して「仕事もすぐに辞めるのでは」と不安な気持ちを抱きます。

個人で解決できない内容であれば周囲を頼るしかありませんが、自分で解決できる内容であれば、課題を見つけて改善に向けた努力をする必要があります。面接官はこのような入社後に考えられる事態を想定して、就活生がどのように考え行動するのかを知りたいのです

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学生時代頑張ったことでアルバイト経験と答える人も多いでしょう。しかし、ほかの就活生と差別化されずに選考で埋もれてしまう可能性も少なくありません

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学生時代頑張ったことでアルバイト経験を提示するポイント3つ

学生時代頑張ったことでアルバイト経験を提示するポイント3つ

アルバイト経験は学生時代頑張ったことの題材として使えるものの、ただ「〇〇を頑張りました」と言うだけでは、本当に一生懸命頑張ったことだったとしても高評価は見込めません。反対に、ごく普通の経験であっても、アピールの方法次第で高評価を獲得できる可能性があります。学生時代頑張ったことでアルバイト経験を伝える流れとポイントをおさえていきましょう。

①何をやったか・なぜやったかを明確にする

アルバイト経験を提示する際は「何をやったか」「なぜやったか」の2点を意識しましょう。何をやったかはアピールの大前提となるため必要ですが、それだけではなく、なぜやったのかも重要です。どのようなことでも、取り組むからには何らかの理由があります。

「なぜ頑張ったか」という動機には、自分のモチベーションの源泉も含まれているものです。例えば「先輩をサポートしたかったから」という動機の場合、「人の役に立つためになら頑張れる」というモチベーションの源泉があることがわかります。面接官は、このモチベーションの源泉を把握することで「自社にマッチしているかどうか」も見ているのです。

②課題や課題の乗り越え方を伝える

アルバイトを続ける中で、問題や課題にぶつかることも多いですよね。「欠点になるかもしれないから言わなくていいや」と思って取り上げない就活生も多いのですが、課題を乗り越えた経験は問題発見力、解決力のアピールになります。どのような課題があったのか、そしてどのように乗り越えたのかを伝えましょう

しかし、「本当に何もなく順調だった」という就活生もいるかもしれません。もしそうだった場合、仕事がスムーズに進むように何か心がけていたり、注意を払っていたりしませんでしたか?アルバイトをする上で工夫していた点を伝えることで、主体性が評価される可能性が高いです。このように過程を伝えることで、仕事が順調だったのは努力の結晶だということが伝わるでしょう。

塩田 健斗

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難しさやそれに対する取り組み、改善できたかどうかについて伝えよう

多くの学生さんが頑張ったことの話をする際に「やってきたことの話」をしてしまうことが多いです。例えば、「バイトリーダーを任されていて、後輩のバイトの面倒を見ていました」とアピールする学生さんがいるとします。バイトリーダーを任されていることは素晴らしいです。

しかし、バイトリーダーという立場であれば後輩の面倒を見ることは業務として「当たり前のこと」ですよね。そこを強調するのではなく、バイトリーダーとして後輩の面倒を見るにあたり、どんな難しさがあったか?それに対して何を取り組んで、どう改善が出来たのか?ここを語ることが大切です。面接官が聞きたいのは「何をやっていたのか?」ではなく「何を頑張ったのか?」です。この点を混同しないようにしましょう。

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③アルバイトで学んだことを伝える

アルバイトで頑張ったことについて伝えたあとは、学びについて触れましょう。経験を通して学んだことを伝えることで、成長をアピールできます。面接官からは、うまくいかないことがあっても、それを乗り越えて自分の糧にできる人物と評価されるでしょう。ここで注意したいのが、アルバイトで学んだことは「仕事に関すること」にするという点です。

面接官は、仕事に関する学びの内容によって「自社でもこうやって働いてくれそう」という今後の可能性を見出します。そのため「仲間と楽しく働く大切さ」よりも「与えられた仕事でも目的を持って働くこと」など仕事に直結する学びを伝えることがポイントです。

アルバイトで学んだことを伝えるコツはこちらの記事でも解説しています。

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例文10選! アルバイトで学んだことを魅力的に伝える方法

アルバイト経験をアピールする際の注意点2つ

アルバイト経験をアピールする際の注意点2つ

学生時代頑張ったことでアルバイトを取り上げる際は、注意点も把握しておきましょう。注意点を把握できていないと、面接官に十分にアピールできなかったり、マイナスの評価を与えたりする可能性があります。どんな内容がマイナスの評価を与えるのかを知っておくためにも、注意点について理解を深めておきましょう。

①仕事内容を説明するだけで終わらせない

学生時代頑張ったことでアルバイトを取り上げる場合、よくあるのが仕事の内容を伝えるだけで終わってしまうパターンです。自分が何をしてきたのかを正しく伝えたいという気持ちはわかるのですが、それだけで終わってしまっては、重要な「どのように頑張ったのか」という過程が伝わりません。

面接官は、面接全体を通して人柄や自社への適性を知りたいという意図があるので、これらが全く含まれていない回答は評価に値しないと考えるのです。仕事の内容を話すことで「大変だった」「頑張った」と伝えたい就活生もいるかもしれませんが、これでは他の就活生との差別化を図ることができず、面接官の印象に残りません。面接官の印象に残るためにも、オリジナリティのある内容を話す必要があるのです

②出来るだけひとつのアルバイト経験に絞る

これまで、いくつもアルバイトを経験してきたという就活生もいると思います。すべてのアルバイトを頑張ってきたから、全部のエピソードを伝えたいと考える就活生もいるかもしれませんね。しかし、基本的にはひとつのアルバイトに絞って、そこで生じた課題、課題を乗り越えた方法、学びを伝えるのがおすすめです。

前提として、複数のアルバイトを経験したと聞いた時、面接官は「続かないのかな?」「飽きやすいのかな?」という不安を抱える可能性があります。ただし「志望する企業がWeb業界だから、Webの広告会社やメディア運営会社でアルバイトをした」などの一貫した目的がある場合はその限りではないかもしれません。一貫した目的があるケース以外は、基本的に自分が最も頑張ったと言えるアルバイトでの経験に絞りましょう。

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アルバイト別の例文・NG例文

アピール内容をさらに細かくイメージするには、実際の例文を参考にするのもおすすめです。例文を見ながらどこがいいか、悪いかを考えることで、アピールの全体像へのイメージがさらに膨らみ、よりよい内容を考えやすくなるでしょう。また、NG例文を参考にすることで、マイナスポイントを避けながら作成できます。いいところ、悪いところの両方を参考にして、学生時代頑張ったことのアピールの作成に役立てましょう。

例文①居酒屋のキッチンのアルバイト

例文

私が学生時代頑張ったことは、居酒屋のキッチンでのアルバイトです。もともと料理が好きで始めたのがきっかけで、最初は忙しさに追われてただ効率的に作業を進めるだけでした。しかし、慣れてくると周りが見えるようになり、周囲と連携しながら取り組んだほうがより効率的だと思うようになりました。
自分ひとりで何でもやらず、周囲に声掛けをしながらやることでミスも減り、効率も上がって視察に来た本部の人からもお褒めの言葉を頂けました。この経験で、チームワークは仕事を効率的に進める上で重要だと学びました。

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塩田 健斗

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面接官と自分自身が共通のイメージを持つことが大切

実際にどんな仕事をしていたのか?何を頑張っていたのか?が非常に分かりやすい内容でいいと思います。ただ、改善点としては具体的な内容がない点が気になります。例えば、「声掛け」を行うにしてもどんな風に声をかけていたのか?どんなことに気を付けて声をかけていたのか?などがわかると具体的にどんな行動をとったのかがイメージしやすいですよね。
大切なのは面接官と自身で共通のイメージを持つことです。初対面で共通のイメージを持ってもらうためには、話に具体性を持たせる必要があります。その点をしっかり伝えられるとさらによくなると思います。

例文②事務のアルバイト

例文

学生時代は事務のアルバイトをし、パソコン入力の仕事から正確性を身につけました。事務のアルバイトは叔父の紹介でしたが、やっていくうちにコツコツ取り組む仕事は私に向いていると感じるようになりました。
しかし、適性があるからと言ってそれに甘んじてはミスが増えると思い、ダブルチェックに重点を置きました。大量に伝票を仕分ける必要があったのですが、手を素早く動かして二重チェックをすることで、スピードを保ったまま正確性を維持しました。私はこの経験から、自分で考え取り組むことが仕事の成果を左右することを学びました。

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吉川 智也

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業務を見直す視点や臨機応変な対応力などもアピールしよう

事務のアルバイトを通じて正確性を養ったというお話は分かりやすくていいと思います。事務職は正確性を求められる側面があるため、素早く正確に事務処理を行えることは大切です。さらにいいものを求めるには、正確な業務だけでなく、業務の無駄や工数がかかる仕事の改善を発信できるといいと思います。

事務職が単に正確に処理を出来るだけなら機械と一緒です。機械ではなく人間が介在する意義としては、正確な作業だけでなく、現場の社員を助け、必要に応じて業務フローそのものを見直す視点を持てることにあると思います。また、事務職は意外に臨機応変な対応力を求められますので、必要に応じて動きのある事務に合わせたアピールも出来るといいでしょう。

ガクチカが思いつかない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

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例文③カフェでのアルバイト

例文

私が学生時代頑張ったことは、アルバイト先のカフェで売っているお菓子類の売上を伸ばしたことです。カフェではクッキーやフィナンシェなどを販売していたのですが、売れ行きが悪く改善が必要でした。私は売上が伸びない理由として、お菓子を置いている場所に問題があると考えました。
そこで、出入り口付近に置いていたお菓子の棚をレジ横に移動させ、高さも手に取りやすいように調整しました。その結果、お菓子の売上げを前月より20%伸ばすことができました。私はこの経験から、商品の売上げを伸ばすにはお客様の購買導線を考えた配置が重要だということを学びました。

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この例文では、カフェでお菓子の売上げを伸ばした経験について取り上げています。売上が伸びない理由を考察し実際に行動していることで、課題の発見力と解決力が伝わってくる例文です。お菓子を置く場所をどこからどこへ変えたのかを具体的に説明しているので、イメージしやすいです。また、売上を20%伸ばしたと数字を使っているところもポイントになります。

例文④ホームセンターのアルバイト

例文

私が学生時代頑張ったことは、ホームセンターでのアルバイトでお客様第一の取り組みをしたことです。アルバイトしていたホームセンターは国道沿いに建っており、歩道にはゴミがよく落ちていました。歩道を利用されるお客様が多かったので、気持ちよく来店していただくことはもちろん、帰りもその気持ちが続いて欲しいと思い就業後にゴミ拾いを始めました。
最初、ゴミ拾いをするのは自分だけでしたが、次第に他の売り場の方も参加してくださるようになり、綺麗な歩道を保てるようになりました。この結果、店の会員数が前年度の同時期よりも15%増加しました。私はこの経験から、お客様の満足度を上げることが企業の利益につながることを学びました。

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この例文は、実際の業務内容を取り上げているわけではありませんが「お客様に気持ちよく来店してもらいたい」という視点で行動しているところが評価できます。お客様の満足度を上げるためには目の前の仕事を一生懸命やるだけでなく、こうしてお客様の気持ちになることも重要です。会員数の増加を数字であらわすことで、店に貢献したことが面接官に明確に伝わります。

例文⑤スーパーでのアルバイト

例文

私が頑張ったことは、スーパーのアルバイトで業務改善に向けた工夫をしたことです。2年間スーパーのレジのアルバイトをしていたのですが、基本的に社員はおらずアルバイトの学生かパートタイマーで働く方だけでした。
新しいレジが導入された際、使い方に慣れず全員が2度以上同じ失敗をするという悪循環にはまっていました。これではお客様や店に迷惑をかけると思い、正しい手順を書いたノートを作成しました。男女のロッカールームにそれぞれ置いておくことで、皆が仕事の合間に見れる状態にしました。
自分がミスをしたら都度内容を書き込んで更新することで、他の人のミス防止にもなりました。この結果、全員のミスが減り、店長にお褒めの言葉をいただきました。私はこの経験から、ミスが起きたら悲観するだけではなく、改善するための対策が重要だと学びました。

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この例文も仕事で大きな実績をあげたという内容ではありませんが、ミスを防ぐために自主的にマニュアルを作成したことが評価できます。自分だけがミスを減らすのではなく「全員で減らしていこう」という気持ちからは、人の役に立とうとする気持ちやリーダーシップも伝わります。このように、課題→課題に向けた解決策→学びという流れで進むことで、就活生の人柄が把握しやすくなるのです。

ほかにも塾講師のアルバイトをしていた学生もいるでしょう。塾講師の経験をガクチカでアピールする方法についてはこちらを参考にしてくださいね。

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NG例文①

NG例文

私は大学時代にカフェでアルバイトをしていました。アルバイトではカップの洗浄や料理メニューの提供をメインに行い、接客も担当しました。コーヒーはマスターがこだわって一杯いっぱい淹れていましたが、4年間続けることでドリンク作りも任せてもらえるようになりました。
本当においしいコーヒーを淹れるにはお湯の温度やコーヒー豆の挽きの粗さ、乾燥具合、お湯の注ぎ方といった、複数のことを意識しなければなりません。最初は難しく、自分で飲んでみても苦いだけでした。しかし、何度も繰り返し、マスターの技も見て盗みながら勉強するだけで、本当においしいコーヒーを淹れられるようになりました。

カフェでのアルバイト経験が語られており、仕事の内容は詳細まで述べられています。しかし、経験を通してどのように成長できたかが提示されていません。最終的にはおいしいコーヒーが淹れられるようになったとありましたが、この経験で学んだことや自分なりの考えが不足しています。

NG例文②

NG例文

私は、飲食店でのアルバイトを頑張りました。特に、接客マナーを身につけることに力を入れました。接客マナーはとても大切なので、常に意識しました。店長やお客様にも接客マナーを褒められることが多くあり、自信に繋がりました。

この例文では学生時代頑張ったこととしてアルバイトを取り上げていますが、接客マナーを身につけたという内容に具体性がありません。面接官に誰にでも書ける内容と捉えられ、印象に残りづらいといえるでしょう。どのように頑張ったのかという過程を詳しく伝えることが大切です。

NG例文③

NG例文

私は学生時代アルバイトを頑張りました。居酒屋のキッチンや印刷所の事務員、雑貨屋のレジ、コールセンターなどで働いてきました。これらのアルバイトを経験したことで、様々なスキルが身につき、どの仕事も体が資本であることを学びました。御社でも即戦力として働けると感じております。

この例文では、複数のアルバイトを取り上げています。いろいろなことにチャレンジすることはいいのですが、目的などを伝えていないので、面接官が「飽き性なのかな?」と思いやすいです。また「様々なスキル」とありますが、具体的に何ができるようになったのかわかりません。中身がないという印象を持たれやすい例文と言えるでしょう。

こちらの記事では、自己PRでアルバイトのエピソードを伝える方法について紹介しています。例文もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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アルバイト以外の経験で頑張ったことを伝えたい場合は、こちらの記事も参考に見つけてみてくださいね。

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アルバイトでの経験をアピールしたい学生からよくある質問に回答!

学生時代に頑張ったことでアルバイト経験をあげるのはありきたりで、どのように差別化すべきかわからない学生もいるのではないでしょうか。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。

  • 学生時代頑張ったことでアルバイト経験を伝えても問題ないですか?

    学生時代時代に頑張ったこととしてアルバイト経験を伝えも問題ありませんよ。ただし、アルバイト経験や多くの学生がアピールするものでもあるので、差別化するには工夫も必要です。ただ何をしていたかだけでなく、どんなことに力をいれたのか、どんな工夫をしていたのかなど、自分なりの考えを盛り込むことを意識しましょう。

    学生の本分は勉学ではあるので、アルバイト経験を強調するあまり、勉強を疎かにしているような誤解を受けないようにすることも大事ですよ。

  • 学生時代頑張ったことでアルバイト経験を伝える際にほかの学生と差別化する方法はありますか?

    アルバイト経験で差別化するなら、自分なりの考えを盛り込むことが大事です。ほかの学生と差別化を図るために、特別大きな実績や変わった体験を示したり、あれもこれもアピールしようと多くを盛り込む必要はありません。同じようなアルバイトをしていても、どういう思い・考えや信念があって、どういう取り組みや行動をしたのか、そこから得た気づきや学びは人それぞれ異なります。

    そのためいくつのエピソードを盛り込むのではなく、自分自身がアルバイトで工夫したことアピールするようにしましょう。

過程が重要! 学生時代頑張ったことはアルバイトをアピールしてみよう

学生時代頑張ったこととしてアルバイトを取り上げる就活生は多いですが、結果だけを伝えることがないように注意しましょう。面接官は結果よりも「どのように頑張ったのか」を知りたいと思っているため、過程を具体的に説明することで、就活生の人柄や、実際に働いた時の考え方や行動が面接官に伝わりやすくなります。

面接官が知りたいことを提示することで、質問の内容を理解しているという評価も得られるため、丁寧な流れで学生時代頑張ったことについて伝えましょう。

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