努力家を自己PRするには|具体的な言い換え表現や例文も紹介

この記事のアドバイザー

目次

  1. 努力家の自己PRは伝え方が大切
  2. 面接官が求める努力家像とは?
  3. ①目標に向かって努力できる
  4. ②基本的なことをきちんとやれる
  5. 努力家であることをアピールする3つのポイント
  6. ①結論を最初に述べる
  7. ②努力家な強みを発揮したエピソードを伝える
  8. ③仕事での活かし方を伝える
  9. 努力家を自己PRする際の注意点2つ
  10. ①努力を証明できることが大切
  11. ②当たり前とされていることは努力としてアピールしない
  12. 努力家の就活生が使える言い換え表現
  13. 努力家をアピールする例文
  14. OK例文
  15. NG例文
  16. 努力家な人が短所として答えられる内容
  17. 努力家をアピールしたい学生からよくある質問に回答!
  18. 努力家は仕事でも評価されるため具体的な経験を元にアピールしよう

努力家の自己PRは伝え方が大切

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「努力家をアピールすると高評価はもらえますか?」
「努力家で周りの就活生と差別化するのが難しいです」

という声を多く聞きます。努力家という強みで高評価を獲得するには、アピールの方法を工夫しなければなりません。提示の仕方次第では、ほとんど評価されなかったり、場合によってはマイナス評価を受けたりすることもあるでしょう。

上手にアピールするには、どのように魅力的に伝えればいいのかを考える必要があります。努力家のアピールのポイントを知って効果的に自己PRしましょう。

戸田 開

キャリアアドバイザーコメント戸田 開

明確な目標に対する努力でないと評価されることが難しい

基本的に、皆が頑張ることや、明確な目標がなくなんとなく気合で乗り切ったというものについては、その話を読んだり聞いたりしてもイメージが湧かないので「説得力がない」という感想を抱きます。例えば「新しく始めた飲食店アルバイトのメニューを頑張って覚えた」というようなものは、業務として当たり前にすべきことという認識です。

そのため、いくら努力したと言われてもプラスの評価をするのは難しいです。学業についても、基本的に学生は勉強するものと認識されていますので、例えば「ビジコン1位を目指した」「主席卒業を目標にした」のような、明確な目標に対する努力経験以外はなかなか良い評価が出来ないと思います。

面接官が求める努力家像とは?

就活生

努力家な強みを効果的にアピールするコツってありますか?

キャリア
アドバイザー

それは、面接官が求める努力家を把握することです。努力家にもさまざまな形があるので、どのようなタイプが評価されやすいのか知っておくといいですよ。

努力家であることを自己PRの題材にしたいなら、面接官がどのような努力家を求めているのかを知ることが大切です。就活生と面接官では認識に違いがある場合も多く、このズレを修正できていないと、面接官から評価されることは難しいです。

面接官が考える努力家の意味は、大きく2つに分けられます。それぞれどのような意味でいかなる特徴を持っているのか、細部まで把握することが大切です。面接官が考える意味からアピールの方向性を見極め、評価に繋げましょう。

①目標に向かって努力できる

企業が求める努力家の1つ目は、目標に向かって努力できる人です。仕事では「目標に向かって適切な努力をする」ことが求められます。適切な努力とはいわば効率性のことであり、本当に意味のあることに力を注ぐことが大切です。ただやる気を持って取り組むだけでは評価の対象になるわけではなく、むしろ計画性がないと判断され、逆効果になることも少なくありません。

仕事では、無計画に時間ばかりかけて頑張ることよりも、効率的に努力することが評価されるため、この違いは理解しておきましょう。そもそも明確な目標を立てられることも大切です。計画力や目標の設定力も努力家の要素に含まれると考えたほうがいいでしょう。

将来の目標を聞かれたときにもしっかりアピールできるようにしておきましょう。

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②基本的なことをきちんとやれる

2つ目は、基本的なことをきちんとやれる人です。努力家と考えるとバリバリ仕事をこなす目立った人がイメージされがちですが、実際はそうとは限りません。目立たないところで努力している人も数多くいます。新しいことを始めるにも、基本ができていないとできません。

目立った活動をしていても、基本的なことができていないと、反対に怠けた印象を与えてしまうことは理解しておきましょう。もちろん、基本ができているならそれだけでいいわけではなく、そこからプラスアルファの働きをすることも大切です。基本をおさえつつ新たな目標の達成に向けて動ける人が、企業で評価される努力家像であることは理解しておきましょう。

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努力家であることをアピールする3つのポイント

努力家であることをアピールする3つのポイント

自己PRで努力家であることをアピールするには、3つのポイントがあります。高評価を獲得するには、ポイントを守ってアピールすることが大切です。伝え方次第では魅力が半減してしまうことは理解しておきましょう。努力家であっても、それが企業に上手く伝えられないと、高評価の獲得は難しいです。自分の魅力を余すことなく伝えるためにも、アピールポイントを正しく把握して上手に伝えていきましょう。

①結論を最初に述べる

努力家であることをアピールしたいたなら、まずは結論から述べましょう。冒頭で結論を述べることで何を伝えたいのかが明確になり、よりその後のアピールに繋げやすくなります。最初に努力家であると明かしておかないと、アピール全体を聞いてようやく何をアピールしたいのかが分かるということになります。

場合によっては、最後まで聞いても結局何も分からなかったという事態にもなりかねず「評価のしようがない」ということにもなりかねません。また、冒頭では「努力家である」だけでなく、どのような特徴を持った努力家なのか明確にしておきましょう。「難しいことも諦めない」「継続して努力できる」といった前置きを作ることで、強みがより明確に伝えられます。

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②努力家な強みを発揮したエピソードを伝える

努力家を自己PRするには、努力家な強みを発揮したエピソードを伝える必要があります。ただ「私は努力家です」と言うだけでは、初対面の面接官に本当だと信じてもらえません。どのような場面のどのような行動から、自分が努力家と言えるのかを話す必要があります。いわば根拠づけです。

エピソードを伝える際は「問題が生じた出来事」→「解決するためにとった行動(努力家を発揮)」→「行動したことで得た結果」の流れで構成しましょう。努力家という強みを課題解決や目標達成のために発揮したと伝えることで、面接官に「入社後も同じように行動してくれるだろう」と期待を持ってもらうことができます。

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③仕事での活かし方を伝える

最後に、努力家という強みを企業でどのように活かすのかを伝えましょう。努力家はどのような仕事でも発揮できますが、だからこそ志望する企業でしか発揮できない方法を考え出すことも大切です。志望する企業にマッチしていれば、志望度の高さが伝わるとともに、期待感を持ってもらえるでしょう

努力家な強みをうまく活かせない企業の場合は、入社後思うように成長できずにミスマッチを感じてしまうでしょう。「自分はこうやって働いていきたい」という入社後のイメージ像と、面接官が求める働き方がマッチしているのが一番です。

塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

仕事での再現性を提示するためにはビジネスモデルの理解が必要

仕事での再現性を提示するためには、まずは志望企業のビジネスモデルを理解しましょう。どんな仕事をして、どうやって結果を出して、どう活躍できるのか?これを見据えた上で、自分の長所や強みの中からアウトプットすることが大切です。

例えば、とにかく積極的に行動をして契約を取ってくるような営業職を志望しているのに、自分のアピールした長所が「細かい作業が得意」などであれば再現性はないですよね。たとえ素晴らしい長所や強みだったとしても、その仕事に結び付かないものであればそれは評価されにくいです。しっかりとビジネスモデルを理解した上で自分の強みや長所をアピールしましょう。

努力家を自己PRする際の注意点2つ

プラスのイメージが強い努力家という題材ですが、アピールの仕方次第では失敗するように、注意点も存在します。確実に評価されるためには、プラスの面を伸ばすことと並行し、マイナス面の排除も考える必要があります。どのような点に注意すべきか知り、努力家の自己PRで失敗しないようにしましょう。

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①努力を証明できることが大切

努力家であることを伝えるには、努力した経験を伝える必要がありますが、これは明確なものでなければなりません。定量的に表現できると、イメージがしやすく評価されやすいです。例えば取り組みの期間や回数といった数字を用いて伝えると、どれくらい努力したのかが証明しやすいです

量的なものでないなら、第三者の意見も有効です。他の人から頑張ったとお墨付きをもらったものなら、努力の証明になるでしょう。第三者から努力家を認められたということは、自分で考える強みと周囲から見た強みが一致しているということになります。これは強みが本物というだけでなく、自分を客観視できているとして高評価を与えるでしょう。

自分を客観視するためには他己分析も効果的です。

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②当たり前とされていることは努力としてアピールしない

たとえ努力をしていても、それが一般的に当たり前とされている場合、高評価はもらえないでしょう。義務としてやらなければならないことや、社会人として当たり前のことをしても、努力をしたとは認められません。具体的に言うと「遅刻をしない」や「忘れ物をしない」などです。

「できないことをできるようにするため」「より高みを目指すため」にした努力について伝え、そのきっかけも交えると、より充実した自己PRになります。「努力家にも色々なタイプがあるので、何のために、どのように努力できるのかを明確にしておきましょう。

努力家の就活生が使える言い換え表現

努力家は自己PRに適した内容ですが、表現自体は具体性に欠け、この一言ではどんな人物なのかを想像することが難しいです。努力家なところが強みだという就活生は、ぜひ他の言葉に言い換えてみるのがおすすめです。以下のような言葉が自分に当てはまれば、より具体的にアピールできる材料になります。

努力家の言い換え一覧
  • チャレンジ精神がある
  • 継続力がある
  • 忍耐強い
  • コツコツ努力できる
  • 何事も前向きに取り組む
  • 常に目標を持って取り組む
  • 粘り強い
  • 何事も最後までやり遂げる
  • 向上心がある

言い換えが当てはまると感じたら以下の記事の例文も参考にしてみてくださいね。

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努力家をアピールする例文

自己PRを考える際には、例文を参考にするのもおすすめです。OKとNG、両方のパターンの例文を知ることで、より細部のポイントまで理解できます。実際のアピール例を参考にして、よい点と悪い点への把握しておくことが大切です。例文を知っておくと、全体のイメージが膨らませやすく、アピール内容も考えやすいでしょう。

OK例文

私は、目標を達成するために継続的に努力することができます。大学時代はバスケットボール部に所属しており、ポジションはセンターでした。

私は筋力がないことが弱みで、改善すべくフィジカルトレーニングに取り組みました。闇雲にトレーニングをするのではなく、センターに必要な持久力と体幹の強さを鍛えるべくメニューを厳選して毎日続けることで、センターとしてチームメイトから信頼されるようになりました。市大会で3位に入賞することもでき、努力が実ったと感じました。

御社でも目標を達成するために何が必要かを考え、正しい方向で努力をします。少しずつ力をつけ、大きな目標を達成して活躍したいと考えています。

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塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

努力量だけでなく努力の質までアピールできている

この例文のいい点は「努力家=努力を継続することができる」と言い換えができている点です。点で努力できるのか、線で努力できるのかによって、企業に入ったときにその努力が活かせるのかそうでないのかが変わってきます。

面接官もその点をかなり気にしますので、そこを明確にできている点はGoodです。また、この文章の中では「努力量」だけではなく「努力の質」まで垣間見えるため、成果が出せる人物になるイメージがしやすいです。先んじて目標を明確に提示したうえで「達成できた」と伝える方が目標を達成する意識が強く感じられるため、そのように変えてみてもいいですね。

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NG例文

例文

努力家であることが私の強みです。大学時代はアルバイトに精を出し、居酒屋のキッチンで働きました。アルバイト先は非常にメニューの数が多く、全て覚えるのは大変でした。

私はとにかくシフトに入る回数を増やし、何度も経験することで少しずつ体で覚えていきました。今ではどんなメニューでも素早く提供することができ、アルバイト先では頼れる人材となっています。

御社でもとにかく努力を重ね、仕事の成功を目指します。努力家であることを活かして、少しでも早く成長して利益に貢献出来る人材になりたいと思います。

努力家であると提示されているだけで、それが具体的にどのようなものなのか提示されていません。また、闇雲に取り組んでいるだけで、きちんと目標を持ってやったことがアピールできておらず、これもNGポイントでしょう。

仕事での活かし方には言及されているものの、ただ頑張るとするだけで具体性がありません。がむしゃらなことは伝わりますが、それ以上の評価を得られない点が、最大のNGポイントでしょう。

努力家な人が短所として答えられる内容

面接では、長所だけでなく、短所も質問されます。長所と短所に食い違いが起きると信ぴょう性が薄くなるので、努力家ならではの短所をおさえておくことが大切です。そこでここでは、努力家の就活生が短所として答えるといい内容を紹介します。努力家の短所は、以下のようなものになります。

努力家な人の短所
  • 集中し過ぎて周りが見えなくなる
  • 1人で抱え込んでしまう
  • プライドが高い
  • ライバル意識を持ち過ぎる

どれかに当てはまるという人は多いのではないでしょうか。「短所があるからダメ」ということではありません。誰でも長所があれば短所もあります。大切なのは、自分の短所を把握して「改善するためにはどうすればいいか」を考えることです。面接で短所を質問されることも多いので、努力家の自己PRを考えると同時に、短所の内容や伝え方を考えておきましょう。

この記事では、短所を話す際のポイントや例文を紹介しています。面接官が短所を質問する意図やNGな回答などを知ることで、マイナスイメージを防ぐことができます。内容が短所であっても好印象を与えることができるので、ぜひチェックしてみてください。

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「短所がある=落ちる」というわけではありません。自己PRにて短所を効果的にアピールできればプラスの評価を得ることができますよ。 この記事では、短所を質問する意図やNG回答、伝えるポイントや例文をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考にして、短所で高評価を狙いましょう。

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短所をプラスの印象に変える自己PRの答え方|例文・NG例文

努力家をアピールしたい学生からよくある質問に回答!

努力家である点をアピールしたいけれどほかの学生と差別化できないのではと不安な学生や、何を伝えればいいかわからない学生もいるのではないでしょうか。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。

  • 努力家をアピールしたいのですが、効果的な伝え方はありますか?

    努力したことをアピールする場合、努力の過程だけを伝えるよりも、その努力は「何のために」という明確な目標や目的を伝えることで、納得感をアップさせることができますよ。努力によって得られたものが明確だと、採用担当者も成長を感じることができるでしょう。

    また何か問題を解決した場合の努力では、問題点や理想とのギャップなど努力の背景を伝えることで、面接官もイメージしやすく効果的にアピールできるでしょう。

  • 努力家をアピールする際の注意点はありますか?

    努力は単発的な取り組みではなく、ある程度の期間を要しての取り組みや行動を指すため、努力家をアピールする人は継続力もセットで感じられるのが一般的です。そのため、努力家をアピールしたいのに、短所で「飽きっぽい」「計画通りに進めるのが困難」など答えてしまい、一貫性が損なわれないか注意が必要です。

    努力家をアピールする人は、面接全般で継続力も合わせてイメージしてもらうようにしましょう。

努力家は仕事でも評価されるため具体的な経験を元にアピールしよう

努力家は学生のうちだけではなく、社会人になってからも評価される特徴です。仕事では難しいこと、大変なことも当然あり、問題にぶつかることも少なくありません。問題の解決方法は数多くありますが、正面から向き合い、努力して乗り越えるのもそのひとつです。

努力して問題を乗り越えられる就活生には、将来的な大きな成長も期待できます。新卒では将来性を見越して採用する傾向にあるため、特に評価されやすい題材と言えます。魅力的な題材で高評価を得るためにも、アピールの方法は細部まで工夫して、仕事に繋げる方法で上手にアピールしましょう。

『努力家』の自己PRで評価を得る3つのポイント|面接対策

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