目次
- 適性検査がボロボロでも転職できる? 適切な対策をおこない自信を持って選考に臨もう
- 転職は適性検査がボロボロだと落ちるって本当?
- 適性検査がボロボロでもそれだけで落ちるわけではない
- 応募者を絞り込む一次選考として適性検査を使う企業もある
- 転職の適性検査がボロボロでも合格になることがある4つのケース
- ①経歴やスキルが企業の求めるものにマッチしていた
- ②能力検査がいまいちでも性格検査の結果が良かった
- ③自分が思っていたより合格ラインが高くなかった
- ④面接で深掘りして見極めたいと判断された
- 転職を諦める必要はない! ボロボロの適性検査を挽回する4つの方法
- 適性検査では測れないスキル・実務面を前面に押し出す
- ボロボロな結果について突っ込まれた場合に備えて原因を把握しておく
- 書類・面接対策を徹底的におこなって検査結果をカバーする
- 就職エージェントにアドバイスを求める
- 転職の適性検査がボロボロと言えるケースの3つの原因と対処法
- ①「わからない問題が多かった」:頻出質問を重点的に対策しよう
- ②「時間が足りず答えきれなかった」:回答の「コツ」を押さえよう
- ③「矛盾した回答をしてしまった」:回答の「軸」を決めておこう
- 転職の適性検査でボロボロにならないためにできる4対策
- 能力検査は事前に書籍やオンライン講座で勉強しておく
- 性格検査ではありのままの自分をさらけ出す
- 時間配分を意識した模擬試験を1回はおこなう
- リラックスできる状況で受ける
- 転職の適性検査がボロボロでも諦めずに魅力をアピールして合格をつかもう!
適性検査がボロボロでも転職できる? 適切な対策をおこない自信を持って選考に臨もう
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
転職時の選考で適性検査を受けた人から、このような相談を受けることがあります。

適性検査の結果がボロボロだと、選考に落ちるのではないかと不安になってしまいますよね。
適性検査は選考フローの一つとしてよく使われます。なかには候補者の絞り込みで利用する企業もあるものの、もしボロボロだったとしても挽回することは十分に可能です。
この記事では、転職における適性検査の結果が悪かった際の挽回策を解説します。「適性検査はボロボロだったけど、その会社への入社を諦めたくない」という人はぜひ参考にしてみてくださいね。
適性検査も含めて転職がうまくいかないと悩んでいる人は、こちらの記事も併せて確認してみましょう。
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転職は適性検査がボロボロだと落ちるって本当?
- 適性検査がボロボロでもそれだけで落ちるわけではない
- 応募者を絞り込む一次選考として適性検査を使う企業もある
適性検査がボロボロだった場合、落ちてしまうのか、挽回はできるのかと不安になりますよね。実際どうなるのかは企業次第ではありますが、多くの企業が適性検査をおこなっていることから傾向はわかります。
そこでここからは、転職における適性検査の実態を解説します。選考に進む前に、ぜひ事前にチェックしておきましょう。
適性検査がボロボロでもそれだけで落ちるわけではない
転職においては、適性検査のスコアが低い場合でも、それだけで合否が決定しないことが多いです。
適性検査は応募者のスキルや能力を客観的に評価する手段の一つであり、最終的な合否は面接や実務経験、スキル、人柄などの他の要素と組み合わせて総合的に判断されます。
ただし、ほとんど0点に近い場合や、基礎的な学力が求められる業種・職種では、適性検査の結果によって不合格となってしまうこともあります。

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キャリアアドバイザーが読み解く!転職の適性検査の実態は?
適性検査の結果だけで合否判断されることはほぼない!
転職者の採用における適性検査は、企業と応募者の相性診断のような役目を果たします。面接では把握しきれない応募者の内面や、見えていない才能・適性を知るために補助的に使うものですよ。
面接だけで合否を判断しようとすると、どうしても面接官の感覚や主観に偏ることがあります。一方、適性検査では客観的なデータに基づく判定が出るので、応募者を公平に見るための参考になるのです。
つまり、適性検査だけを見て就活生を判断する企業はほとんどありません。あくまで総合的な判断材料のうちの一つという位置づけで使われます。確かに適性検査の結果を重視する企業もありますが、大切なのは面接であなたの魅力を精いっぱいアピールすることですよ。
応募者を絞り込む一次選考として適性検査を使う企業もある
転職活動において適性検査が重視されないことが多いのは事実ですが、一方で、適性検査が重要になるケースもあります。
それは、人気が高い企業の選考時です。人気が高く常に多くの候補者が集まる企業の場合、大量の候補者からスクリーニングをおこなうために適性検査が使用されることがあります。
その企業が定めた合格ラインに達した候補者のみ、次のステップに進めるということです。

キャリアアドバイザー
採用活動に多くの時間やコストをかけている企業が、求職者の絞り込みを効率的におこないたいと思うのは当然のこと。その手段として、適性検査が使用されていることもあるのです。
キャリアアドバイザーが読み解く!適性検査が重視されるケースをチェック!
職場とのマッチ度を見極めるために適性検査を重視する企業もある
上記のほかにも、欠員の募集や人員不足の部署への補充要員など、すでに転職者の配置される部署が決まっている場合には、その部署に合う適性を持っているかどうかを知るために適性検査の結果が重視されることもあります。
たとえばチームで動いたり誰かと連携して進める仕事が多く、個人のスキルや能力の高さよりも協調性があるかどうかが大切な場合、協調性が低いという検査結果が出た人の採用には慎重になる企業もあるでしょう。
また過去に検査結果を活かしきれず人材が早期離職してしまったなど、マイナスな前例があった企業は適性検査の結果を重視して慎重に採用活動をするところもあります。
自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
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転職の適性検査がボロボロでも合格になることがある4つのケース

適性検査の結果だけで合否が決まるケースは稀だとということは、逆に言うと、適性検査の結果がボロボロでも合格になる場合もあるということです。実際、適性検査のスコアが低くても採用されたというケースは少なくありません。
ここからは、適性検査の結果にかかわらず合格になる4つのケースを見ていきましょう。

キャリアアドバイザー
企業が応募者に合格を出す基準を知っておけば、選考対策もしやすくなりますよ。
①経歴やスキルが企業の求めるものにマッチしていた
適性検査は、あくまでも選考プロセスの一つ。企業は適性検査の結果以外にも、候補者の経歴やスキル、これまでの成果などを見ています。そしてそれらが企業の求める要件に合致している場合、適性検査の結果はそれほど重要ではありません。
そのため、求人にエントリーする際は、その企業が求める人物像を的確に理解し、それをもとに自分をアピールすることが重要です。
特に転職の場合、新卒の学生よりも経験が重視される傾向にあるため、これまでの経験をしっかりと伝えられれば、合格の可能性は高まります。

キャリアアドバイザー
たとえ適性検査の結果が企業の合格ラインに達していない場合でも、その他の条件がピッタリであれば、企業側が「面接をしてみても良いかも?」と思うことはあるのです。
②能力検査がいまいちでも性格検査の結果が良かった
適性検査は、基礎学力や社会人としてのスキルを判断する能力検査のほか、候補者がどんな性格や価値観なのかを測る性格検査がセットになっていることがほとんど。そしてその性格検査は、応募者と企業のマッチング度を測る要素が大きいです。
そのため、もし能力検査の結果が合格ラインを下回っていたとしても、性格検査の結果が企業の求める特性と一致している場合、企業は候補者の性格や文化適合性を考慮して合格を出すことがあります。

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「能力は後からでも身に付けられるから」という理由で、能力検査を重視しない企業も多いです。特に既卒や第二新卒の場合、経歴よりもポテンシャルを重視する企業が多く、性格検査の結果を重視する企業が多い傾向にありますよ。
③自分が思っていたより合格ラインが高くなかった
応募者は自分の適性検査の結果を過小評価してしまうことがありますが、実際には合格ラインがそれほど高くない企業も多く存在します。
また、どのくらいの点数を合格ラインにするかは企業によって異なり、合格ラインが80点の企業もあれば、50点できていれば合格という企業もあるのです。
そのため、適性検査の結果を自分自身で見た際にボロボロだったと感じても、実際には合格している可能性も十分にあり得るのです。

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「これくらいの点数で前受けた企業は不合格だったから」と諦めるのではなく、企業からの合否通知が来るまでは次のステップの選考対策を怠らないようにしましょう。
④面接で深掘りして見極めたいと判断された
適性検査は応募者の基本的な能力や特性を評価するのに効果的ですが、その結果だけで合否が決定することはまれです。
そのため、もし適性検査の結果がボロボロだった場合でも、その後の面接の内容によって合格になることもあります。
適性検査の結果で候補者の絞り込みをおこなう企業がある一方で、「適性検査の結果にかかわらず候補者と一度は面接をおこなう」という企業もあるかもしれません。

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企業は通常、適性検査の結果も参考にしつつ、面接を通して候補者のことをより深く評価しようとするのです。
キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ不安になりすぎる必要はない!
適性検査がボロボロでも合格できることはある!
適性検査がボロボロだった、と感じるのは多くの場合「能力検査」のほうではないでしょうか。仮にこの能力検査の出来が良くなかったと感じたとしても、合格の可能性はあります。
たとえば能力検査のうち計算や推論など非言語の問題はできなかったものの、言語能力がとても優れており、それが募集職種と相性が良い能力だったために合格ができた、なんてパターンがあります。
もしくは英語のスキルが必要な職場で受験者のなかで英語能力がズバ抜けていたなど、ほかの重要な能力でカバーができたケースもありますよ。
また適性検査は大学の入試と違い、何点取ればクリアというものではありません。企業によって評価する基準や項目も違います。仮にまったく同じ結果であったとしても、A社は通過したがB社は落とされるということも珍しくないのです。
実際面接でどんなことを見られるのかについては、よくある質問例という形でこちらの記事で解説しています。
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転職を諦める必要はない! ボロボロの適性検査を挽回する4つの方法

企業は適性検査の結果だけでなく、これまでの経験やスキル、実際に話した際の印象など、さまざまな要素を加味して最終的な合否を判断します。
つまり、適性検査の結果がボロボロだったとしても、その後の対処次第で合格をつかみ取ることは十分に可能です。
ここからは、ボロボロの適性検査を挽回するためにできることを4つ紹介します。「適性検査はボロボロだったけど、どうしてもこの企業に合格したい」という場合は、ぜひ試してみてくださいね。
適性検査では測れないスキル・実務面を前面に押し出す
適性検査は、おもに基礎学力や性格、価値観などを評価するためのツールです。その一方で、これまでどんな経験をしてきたか、どんなスキルを実際の業務に活かしてきたか、どんな成果を上げてきたかなどは適性検査では測れません。
適性検査の結果がボロボロだったからといって諦めるのではなく、他の面での自己アピールを強化する努力をすることが大切です。
具体的なプロジェクトや仕事の成功事例、貢献したことなどを具体的に挙げ、実務面でのスキルと経験を証明しましょう。

キャリアアドバイザー
適性検査では測れないスキル・実務面を前面に押し出すことで、適性検査のマイナス面をカバーできるうえ、自分だけの魅力をアピールできます。
押し出せるスキルがないと悩んだときはこちらの記事の対処法が役立ちますよ。
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ボロボロな結果について突っ込まれた場合に備えて原因を把握しておく
結果の良し悪しにかかわらず、面接の場で適性検査の内容について質問されることがあります。
結果がボロボロだった場合、「なぜ良い点が取れなかったのか」「次に備えてどんな対策を準備しているか」などを聞かれたら、それは挽回のチャンスです。
結果がボロボロである事実は変わらないものの、しっかりと原因を把握し改善策を考えていれば、反省や誠実さが評価されることがあります。

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自己分析をおこない、どの部分で苦労したのか、なぜそのような結果になったのかを説明できるようにしておきましょう。
自己分析はこちらの記事で方法を紹介しています。
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書類・面接対策を徹底的におこなって検査結果をカバーする
適性検査の結果がボロボロだった場合でも、書類や面接において自分を魅力的にアピールできれば、合格の可能性は十分にあります。
書類や面接の対策をおこなううえで特に大切なのが、求人の募集要項や企業が求める人物像に沿ったスキルや経験をアピールすること。
どの企業でも当てはまるようなありきたりな内容ではなく、その企業の選考に合わせた準備をおこない、選考に臨みましょう。
転職での面接の流れなどを押さえておくのも対策としては有効ですよ。
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就職エージェントにアドバイスを求める
「どのように選考対策をおこなったら良いのかわからない」「自分なりに準備はしているものの、本当にこれで良いのか不安」という場合は、就職エージェントにアドバイスを求めるのもおすすめです。
就職エージェントは、これまで何人もの求職者をサポートしてきた、いわゆる転職のプロ。転職における豊富な知識と経験を持っているため、適性検査がボロボロだった場合でも、応募企業に合った適切な挽回策を提案してくれるはずです。

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行動指針を一緒に立ててくれるので、悩んだときはぜひ一度相談してみましょう。
転職の適性検査がボロボロと言えるケースの3つの原因と対処法

「適性検査の結果がボロボロだった」と感じた場合は、まずはどういう意味でボロボロだったのかを深掘りすることが重要です。
「わからない問題が多かった」という場合もあれば、「時間が足りず答えきれなかった」という場合もあるでしょう。原因によって、対処法も異なります。
ここからは、適性検査がボロボロになるよくある原因とその対処法を3パターン紹介します。自分の状況に当てはまるものを見つけ、次の機会では事前に適切に対処できるよう準備しておきましょう。
①「わからない問題が多かった」:頻出質問を重点的に対策しよう
適性検査は通常、国語や数学、社会などのいわゆる学校で習うような科目のほか、時事問題やビジネススキルを問うような問題も含まれ、なかには理解しにくいものもあります。
「わからない問題が多かった」という場合は、頻出質問や一般的な問題の傾向を把握し、それらを重点的に対策することが重要です。
模擬試験や過去の問題集を繰り返し解き、問題のパターンや出題傾向を理解し、問題に慣れることが欠かせません。

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学生時代の科目において得意不得意があったように、適性検査にも得意な問題や不得意な問題があって当たり前。自分の苦手な分野が明確にわかっているのであれば、その分野を重点的に対策するようにしましょう。
②「時間が足りず答えきれなかった」:回答の「コツ」を押さえよう
適性検査は、一般的に時間制限が厳しいと言われています。「時間があれば解けたはずなのに……」と悔しい思いをした経験もあるのではないでしょうか。
適性検査で良い結果を残すためには、正解率はもちろん、時間内にできるだけ多くの問題を解くことも必要です。時間内にすべての問題に回答できないと、スコアが低くなる可能性があります。
時間内に効率的に問題に取り組むためには、回答の「コツ」を身に付けましょう。たとえば、多肢選択式の問題では、自分の答えを考える前に選択肢を見て、一致するものがあれば即座に選ぶことで時間を節約できます。

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また、難しい問題に時間をかけ過ぎないよう、制限時間内で回答できるスピードを養う練習も重要です。
③「矛盾した回答をしてしまった」:回答の「軸」を決めておこう
適性検査のうちの性格検査では、同じ質問が異なる形式で繰り返し出題されることがあります。
これは回答に一貫性があるかどうかを見るためのもので、矛盾した回答をすると、「嘘をついているのかも」「軸がブレている」とマイナス評価になる可能性があります。
まずは、自分の性格や考え方に合致する一貫性のある回答の基準を事前に設定し、事前に回答の「軸」を決めておくことが重要です。それに従って問題に対処していけば軸の通った回答ができますよ。

キャリアアドバイザー
何度か模擬試験をおこなってみて、どのような評価がされるのか、同じような結果が出てくるのかを試してみるのもおすすめです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!活用のヒント!
適性検査の結果は今後のキャリアを見つめ直すきっかけにもなる!
適性検査では自分の強みや弱み、性格がわかります。せっかくなので、結果をよく分析してみましょう。これまで気づいていなかった自分の一面を知ることができるかもしれません。
たとえばこれまで明るく社交的な性格が目立っており、人が見ていないところで地道な努力をしていくような忍耐強さがあることに気がついていなかったが、診断結果に出ていたことで自覚することができた、なんてこともあるでしょう。
新たな自分の一面を発見することで、その後のキャリアの方向性を見つめ直すきっかけができます。「今までこれは向いていないと思っていたけど、案外合ってるのかも」と思う職種が見つかることもありますよ。
新たに見つけた強みは活かし、弱みは出来る範囲で対策を講じるなど、自己分析のツールとしても活用して今後の自身のキャリアの方向性を見つめ直すきっかけにしましょう。
自分の軸がなかなかわからないという人は、こちらの記事で軸を探してみましょう。
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転職を成功に導く自己分析5ステップ|7通りの方法から最適解を発見
転職の場合、新卒と違い就業経験を積んでいるので、その経験を踏まえた自己分析が必要となりますよ。この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えつつ、転職で自己分析が重要な理由から自己分析の方法、自己分析の具体的なやり方まで詳しく解説します。
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自己分析をするならツールを使って簡単に済ませましょう
自分の弱みは言語化できても、強みを言語化できない人も多いでしょう。
そんな時は「自己分析ツール」がおすすめです。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで選考で使えるあなたの強みを言語化できます。
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転職の適性検査でボロボロにならないためにできる4対策

結果が採用に直結しないことが多いとはいえ、適性検査が選考プロセスの一つであることは事実。高い点数を取れるのであればそれに越したことはありませんよね。
ここからは、適性検査でボロボロの結果を出さないためにできる対策を4つ紹介します。これから適性検査を受けるという場合は、事前に必ずチェックしておきましょう。
能力検査は事前に書籍やオンライン講座で勉強しておく
適性検査のなかでも、学力や基礎スキルを測る能力検査は、いわゆる学校でのテストのようなもの。事前に対策をしておくことで、ある程度の点数を取ることができます。
試験の内容や出題傾向を理解するために、関連する書籍やオンライン講座を活用しましょう。事前にしっかりと勉強することで、自信を持って試験に臨むことができます。
とくにオンライン講座は隙間時間などでも受講できるので、働きながら対策をする際にもおすすめです。

キャリアアドバイザー
過去問題を使った対策も大切です。何回か解くことで、自分が得意な問題や苦手な分野の把握もできるようになったり、時間内に解けるようになりますよ。
性格検査ではありのままの自分をさらけ出す
性格検査は、能力検査と違って正解があるものではありません。自分を良く見せようとするのではなく、自分の性格や行動特性を正直に答えることが重要です。
適性検査を突破するため、「良い人」になろうという気持ちはわかります。しかし、適性検査での回答と面接での受け答えに矛盾があると不信感につながり、それが不合格の原因になってしまうことがあります。
選考の場では、良い結果を出すことよりも、嘘をつかないこと、素直でいることのほうが重要なのです。

キャリアアドバイザー
毎月、毎年のように何人もの求職者を見てきた採用担当者にとって、求職者の嘘を見破ることは簡単です。自分を大きく見せようとする姿勢はすぐに見抜かれてしまうことを理解しておきましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!性格診断の対策の心得
性格診断の結果は性格の良し悪しではなく企業との相性
適性検査で実施される「性格診断」の診断結果は、あくまでも応募者と企業とのマッチング度合を確かめるものです。つまり表しているのは相性の良さだけであり、応募者の性格の善し悪しには関係ありません。
転職者の場合、採用後のポストや役割がある程度決まっています。リーダーシップのある人材が必要な職場には、縁の下の力持ちはあまり相性が良いとは言えませんよね。
ありのままの自分を押し出して、それが結果的にマッチしなかったとしても、それはただ単純にその企業のニーズとマッチしていなかっただけなのです。性格診断の結果で落ち込む必要はありません。あなたの持ち味を必要としている企業は必ずあるので、今後働く自分自身のためにもそんな企業との出会いを大切にしましょう。
時間配分を意識した模擬試験を1回はおこなう
適性検査では正解不正解も重要ですが、時間内にすべて答えられたかどうかが重要になるケースもあります。時間配分は十分に意識しましょう。
時間内にすべての問題に対処するためには、事前に必ず1回は模擬試験を実施することが重要です。模擬試験を通じて、問題ごとに適切な時間配分を意識し、スピードと正確性を両立させる練習をおこなう必要があります。

キャリアアドバイザー
模擬試験を繰り返すことにより、自分がスムーズに解ける問題や時間がかかりがちな分野を把握できるようになります。これらを把握しておくことで、実際の試験で焦らずに対応できるようになりますよ。
リラックスできる状況で受ける
適性検査にかかわらず、選考では、緊張やストレスによりいつもの力が発揮できない可能性があります。特に応募先企業への思いが強ければ強いほど、「絶対に失敗したくない」というプレッシャーが自分を追い詰めてしまうことも。
できるだけいつもどおりの自分で適性検査に臨むためには、リラックスできる状況で受けることが大切です。テストセンターや応募先の企業で受ける場合は、試験前に余裕を持って会場に到着し、焦らずに試験に臨みましょう。
また、試験の前日や当日は十分な睡眠や栄養バランスの良い食事を意識して、身体を健康に保つことも大切です。

キャリアアドバイザー
自分の好きな場所やタイミングで受けられる場合は、自分が落ち着いてできる環境で受けてください。
転職の適性検査がボロボロでも諦めずに魅力をアピールして合格をつかもう!
ここまで、転職における適性検査の重要性や実施の目的、結果が悪かった際の挽回策、そもそもボロボロの結果を残さないためにできる対策などを解説しました。
適性検査はあくまでも選考フローの一つであり、合否に直結するものではありません。適性検査の結果が悪かったとしても、ほかの部分でカバーできていれば合格をつかみ取ることは十分に可能です。
しかし、応募者を絞り込む一次選考として適性検査を使う企業もあるうえ、結果が良い人と悪い人を比較すれば当然良い人のほうが有利になる傾向にあります。これから適性検査に臨むという場合は、十分に対策をおこなってくださいね。
適性検査は、「ボロボロだからといって即座に不合格になるものではないが、結果が良いに越したことはないもの」という認識をしておきましょう。