例文8選|転職面接で長所・短所を伝えるコツや注意点

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必要な事前準備も解説 転職面接で伝える長所短所には〇〇が不可欠!

目次

  1. 転職面接で伝える長所と短所は志望先に合わせた絞り込みが不可欠! 
  2. 転職面接で面接官が長所と短所を聞く3つの意図を確認しよう! 
  3. ①前職での経験をふまえた自己分析ができているか知りたい
  4. ②前職の経験にとらわれず自社になじめる人柄か知りたい
  5. ③自社に不向きな短所がないか知りたい
  6. 前提からチェック! 転職における「長所」と「短所」のとらえ方
  7. 長所:即戦力としての活躍をアピールする材料
  8. 短所:自己理解の深さからマッチ度をアピールする材料
  9. 転職面接で伝える長所・短所の見つけ方3選
  10. ①前職での経験から見つける
  11. ②退職理由から見つける
  12. ③転職先企業を志望する理由から見つける
  13. 転職面接で伝える長所と短所は前職の経験をふまえたアピールが必須!  
  14. まずは経験の棚卸しから! 転職面接で長所・短所を伝えるための事前準備4選
  15. ①長所・短所が伝わる前職での体験談を洗い出す
  16. ②前職での成功体験・失敗体験から成功・失敗の要因を分析する
  17. ③就職経験をふまえ自己理解を深める
  18. ④志望先企業を研究し伝える長所・短所を絞る
  19. 面接官に刺さる! 転職面接で長所・短所を魅力的に伝える3ステップ
  20. ステップ①まずは結論を伝える
  21. ステップ②結論を根拠づける前職での体験談を伝える
  22. ステップ③長所は「活かす方法」短所は「克服の方法」で終える
  23. 例文8選|転職面接で長所と短所を伝える参考にしよう
  24. ①長所「責任感が強い」短所「緊張しやすい」
  25. ②長所「協調性がある」短所「流されやすい」
  26. ③長所「決断力がある」短所「せっかち」
  27. ④長所「向上心が強い」短所「頑固」
  28. ⑤長所「忍耐力がある」短所「負けず嫌い」
  29. ⑥長所「集中力が高い」短所「マイペース」
  30. ⑦長所「ポジティブ」短所「楽観的」
  31. ⑧長所「几帳面」短所「神経質」
  32. 転職面接だからこそ意識したい! 長所・短所を伝える際の3つの注意点
  33. ①前職での経験について誇張や過小評価をしない
  34. ②前職の経験と長所・短所が矛盾しないよう意識する
  35. ③転職先企業にとってマイナスな印象を残す短所は選ばない
  36. 悩んだらチェック! 転職で長所と短所の伝え方に困ったときの相談先4選
  37. ①卒業した大学のキャリアセンター
  38. ②各都道府県のジョブカフェ
  39. ③ハローワーク
  40. ④転職エージェント
  41. 転職面接で長所・短所を伝えるなら前職の経験がカギ! 魅力的に伝えるコツを知ろう

転職面接で伝える長所と短所は志望先に合わせた絞り込みが不可欠! 

こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。

転職を検討している人から、よくこんな相談を受けます。

転職面接で長所と短所を聞かれた人が抱きやすい悩み

新卒のときの面接と異なり、転職面接では前職での経験をふまえたアピールが欠かせません。長所・短所に関しても例外ではなく、前職の経験をもとに、志望先に合わせた長所・短所を伝えることが重要です。

この記事では、転職面接で面接官が長所・短所を聞く意図や、転職面接で長所・短所を伝える際の注意点について詳しく解説していきます。転職を検討している人は、参考にしてくださいね。

転職面接で面接官が長所と短所を聞く3つの意図を確認しよう! 

転職面接で面接官が長所と短所を聞く意図

新卒の面接と同様、長所と短所は転職面接においても聞かれる頻度が高い質問です。ただ、新卒の面接と転職面接では、面接官が長所と短所を聞く意図が異なります。

ここでは、転職面接で面接官が長所と短所を聞く3つの意図について詳しく解説していきます。転職面接に臨む前に確認しておきましょう。

①前職での経験をふまえた自己分析ができているか知りたい

面接官は長所・短所の答え方から、前職での経験をふまえた自己分析ができているかを知りたいと考えています。なぜなら、入社後の活躍が期待できる人材であるかを判断するうえで重要な材料になるからです

面接官に入社後の活躍をイメージしてもらうためにも、自己分析を深めるとともに前職での経験を振り返り、志望先で自分の長所をどのように活かせるのか、また自分の短所をどのように克服すべきかをしっかりと整理しておきましょう。

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自己分析は、自分に合った志望先を見つけるためにも欠かせない工程です。転職活動を始める前に必ずおこなうようにしましょう。

こちらの記事では、転職に特化した自己分析について詳しく解説しています。転職でこそ役立つ自己分析法を知りたい人はぜひチェックしてみてください。

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②前職の経験にとらわれず自社になじめる人柄か知りたい

面接官が長所と短所を聞くのは、前職での経験にとらわれず自社になじめる人柄であるかを知るためでもあります。そのため、長所を伝える際も、前職での成功につながった長所に固執せず、志望先で活かせる長所に焦点を当てることが重要です。

志望先になじむ人柄であることをアピールするためにも、まずは企業研究を徹底し、志望先の社風や企業理念を深く理解することから始めましょう。

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自己分析と同様、自分にぴったりの志望先を見つけるためには企業研究も欠かせません。転職後のミスマッチを防ぐためにも、徹底的に研究するのがおすすめですよ。

企業研究については、こちらの記事で詳しく解説しています。特に業務内容について理解を深めたい人におすすめです。

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③自社に不向きな短所がないか知りたい

自社に不向きな短所がないかどうかも、面接官が長所と短所を聞く理由の一つです。たとえば協調性を重んじる企業の面接で「協調性がないこと」が短所と伝えてしまうと、自社にはマッチしない人材であると判断されてしまう可能性が高くなります。

不用意な発言でチャンスを潰してしまうことのないよう、志望先が求める人物像をしっかりと理解したうえで面接に挑むようにしましょう

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自社に不向きな短所がある人材は早期退職が懸念されるため、採用を避ける企業が多いと言えます。志望先にとってマイナスにならない短所を選ぶことが大切です。

39点以下は要注意!
面接本番前に面接力を診断してください

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前提からチェック! 転職における「長所」と「短所」のとらえ方

転職における「長所」と「短所」のとらえ方

長所と短所は転職面接において、前職での経験を魅力として伝えるための武器になります。効果的なアピールに重要なのは、面接官が長所と短所をどのようにとらえているかを理解することです。

ここでは、転職における「長所」と「短所」のとらえ方について詳しく解説していきます。長所と短所で自分の魅力がしっかり伝えられるよう、必ずチェックしておきましょう。

長所:即戦力としての活躍をアピールする材料

転職面接では、多くの面接官が「長所」について質問します。なぜなら長所は、即戦力として活躍できる人材であるかどうかを判断する重要な材料だからです。

そのため、前職で長所をどう活かしてどんな活躍をしたかだけでなく、志望先の仕事でどのように活かせるのかまで含めて伝えることが大切です。面接官に即戦力であることを伝えるには、志望先について理解を深めることが欠かせません。

即戦力としての活躍がアピールできる長所の例
  • 志望先の業務が営業職・接客業などの場合:コミュニケーションが得意、積極性があるなど
  • 志望先の業務が事務職の場合:几帳面、計画性があるなど
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志望先ではどのような人が活躍しているのかなど、戦略的にアピールするための情報を集めましょう。

長所が思いつかない人にはこちらの記事もおすすめです。よくある長所60選を紹介しているので、自分に当てはまるものが見つかるはずですよ。

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短所:自己理解の深さからマッチ度をアピールする材料

転職面接において「短所」は、自社とマッチする人材かどうかの判断材料として重視されます。面接官は、あなたが自分の短所にどのように向き合い克服に取り組んでいるかで、人柄や仕事への姿勢を探ろうとしているのです

自分の短所を的確にとらえていると、自己理解の深さが伝わります。自分自身としっかり向き合ったうえで、入社後の業務のなかで短所をどのように克服していけるのかを伝えることで、志望先とのマッチ度をアピールしましょう。

入社後の業務のなかでどのように短所を克服していくか伝える例
  • 短所:心配性
    心配性でミスを恐れるあまり何度も確認を繰り返し、作業に時間がかかってしまっていた。そのため、今ではやるべき項目をタスク管理するなど、正確さとスピードを両立する工夫を徹底している。
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問題を解決する力や向上心の高さをアピールできることも、短所を上手に伝えるメリットです。

長所・短所の見つけ方に困っている人は、こちらの記事も参考にしてみてください。おすすめの長所・短所の探し方を紹介しています。

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長所と短所を見つけるには? 面接で評価される答え方や例文

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「長所・短所」は環境によって変わるが「強み・弱み」は変わらない

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「強み・弱み」から伝える「長所・短所」を選ぼう

「長所・短所」と「強み・弱み」は混同されて使われることもありますが、実際には異なるものです。その違いを知ることで、自己分析が深まり、自分にマッチする仕事探しに役立てることができますよ。

大きな違いは、相対評価か絶対評価かということです。「長所・短所」は環境によって変化する相対的なものです。たとえば「同じことをコツコツすることが得意」という特徴は、一定のパターンやルーチンのある仕事においては長所となりますが、臨機応変な対応を求められる仕事では短所となりかねません。

一方「強み・弱み」は、本人の「得意・不得意」とも言い換えられます。これは成長する過程で身に付いた、どこに行っても変わらない絶対的なものです。仕事探しの際には、まず自分の「強み・弱み」を探り、それが「短所」となる環境を避け、「長所」となりうる環境を探すというのがセオリーと言えますよ。

あなたの面接力は何ランク?
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やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。

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転職面接で伝える長所・短所の見つけ方3選

長所・短所は転職面接において、即戦力であることや企業とのマッチ度をアピールするにあたり重要な役割を果たすものです。転職者ならではの魅力を伝えるには、前職での経験を反映した長所・短所を見つける必要があります。

ここでは、転職面接で伝える長所と短所の見つけ方について詳しく解説していきます。転職成功への足掛かりとして、しっかりチェックしておきましょう。

①前職での経験から見つける

前職での経験のなかには、あなたの長所と短所を示すエピソードが溢れています。良い実績を残したり周囲に褒められたりした成功体験を振り返れば長所が、落ち込んだり注意されたりした失敗体験を振り返れば短所が見えてくるはずです。

できるだけ多くのエピソードを振り返り、志望先でのアピールに適した長所・短所の発見につなげましょう

前職の経験から見つけた長所・短所の例

長所

・店頭接客数が年間1位だった:積極的・真面目など
・毎日欠かさず職場のトイレ掃除をおこなった:几帳面・継続力など

短所

・周囲より作業スピードが遅かった:マイペース・慎重すぎるなど
・同僚と衝突することがあった:頑固、わがままななど

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実体験から見つけた長所や短所は、具体性を持って伝えやすいことがメリットです。

こちらの記事では、就業経験の深掘りについて詳しく解説しています。就業経験からアピールポイントを探す際に参考にしてみてください。

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②退職理由から見つける

前職を退職するに至った理由からも、長所・短所を見つけることが可能です。たとえば、スキルアップできる環境がないと感じたことが理由なら、自分の成長を求める「向上心の強さ」が長所と言えます。

一方で、スキルアップしたいという思いだけでリスクを鑑みずに退職にふみ切ったならば、「楽観的すぎる」ことが短所とも言えます。

退職理由から見つけた長所・短所の例

長所

・納得のいく評価が得られなかった:積極性がある、成長意欲が強いなど
・異なる職業に興味を持った:前向き、チャレンジ精神旺盛

短所

・人間関係で揉めごとを起こした:こだわりが強い、自己中心的など
・ストレスで体調を崩した:頑張りすぎる、気が弱い

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退職理由を深掘りしてみると、客観的な視点から自分の長所・短所を発見することができます。

③転職先企業を志望する理由から見つける

転職を考える理由は人によりさまざまですが、なんらかの問題を解決することが目的である場合がほとんどです。

そのため、転職先を志望する理由には、この企業でなら自分の長所・短所を活かして働けると考えた結果が反映されています。つまり、なぜ転職先企業で働きたいと考えたのかを振り返ることで、転職面接で伝えるべき長所・短所を明確化できると言えます。

転職先企業を志望する理由から見つけた長所・短所の例

長所

志望理由:裁量を持って働けること→積極性がある、自主性があるなど

短所

志望理由:年間休日が多く残業が少ないこと→面倒くさがり、自分に甘いなど

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転職先企業を志望する理由から見つけた長所・短所は、企業とのマッチ度をアピールするのにもぴったりです。

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転職面接で伝える長所と短所は前職の経験をふまえたアピールが必須!  

転職面接においては、即戦力となるかどうかが重視される傾向にあります。そのため、前職での経験をふまえた長所・短所を伝えたときに、面接官に入社後の活躍をイメージしてもらうことができるかどうかが重要です

面接官に入社後の活躍をイメージしてもらうには、まず前職での経験をふまえた自分の長所・短所を整理したうえで、志望先とマッチする長所・短所を明確にする必要があります。

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前職でのさまざまな経験をもとに、自分の長所・短所を洗い出すことから始めていきましょう。

まずは経験の棚卸しから! 転職面接で長所・短所を伝えるための事前準備4選

転職経験は決して無駄になることはなく、必ず人生の糧になります。前職での経験をふまえた長所・短所を武器に、選考を有利に進めていきましょう。

ここでは、転職面接で長所・短所を伝えるために必要な4つの事前準備について詳しく解説していきます。すぐに取り組める対策なので、ぜひ参考にしてください。

①長所・短所が伝わる前職での体験談を洗い出す

経験の棚卸しの第一歩としてまず取り組みたいのが、長所・短所が伝わる前職での体験談を洗い出す作業です。まずは箇条書きで良いので、前職で活躍した出来事や失敗して落ち込んだ出来事をできるだけたくさん書き出してください

長所・短所が伝わる前職での体験談例

長所

1年間地道に営業を続けた結果、成約数が前年比150%にアップした。

短所

なんとかなるさ精神でとりあえずチャレンジした結果、何度も失敗を繰り返した。

いくつかの体験談を集めると、自分のどのような長所・短所が成功や失敗に結びついたのか、共通点を見つけやすくなります。

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自分にとっては当たり前のことでも、人からするとすごいことである場合があります。些細な出来事でも良いので、まずは思いつく限り書き出してみましょう。

②前職での成功体験・失敗体験から成功・失敗の要因を分析する

前職での体験談を書き出したら、成功体験と失敗体験に振り分け、自分の持つどのような特徴が要因で、どのような結果に結びついたのかを分析していきます。

成功体験の分析例
  • 自分の企画したイベントで、商品の売上が普段の2倍にアップした:行動力がある、分析力がある
  • 受付業務をマニュアル化し、ミスの削減に成功した:計画性がある、几帳面
失敗体験の分析例
  • スケジュールの設計がうまくいかず、生産に遅れが出てしまった:計画性がない、マイペースなど
  • 書類の確認を急ぐあまり、ミスが多く注意を受けた:せっかち、大雑把など

成功体験に結びついている特徴は長所、反対に失敗体験に結びついている特徴は短所と言えるため、それぞれメモを取っておきましょう

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長所や短所は無意識のうちに行動に結びつくことが多いため、数多くの成功体験・失敗体験を振り返り、分析することで初めて気付く場合もあります。

成功体験について詳しく知りたい人には、こちらの記事もおすすめです。自分らしい成功体験の見つけ方がわかります。

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OK例文付き│面接で成功体験を聞かれたときの理想的な答え方

③就職経験をふまえ自己理解を深める

新卒面接と転職面接ではアピールすべきポイントが明確に異なるため、就職経験をふまえたうえであらためて自己理解を深め、即戦力であることが効果的に伝わる長所・短所を見つけることが肝心です。

就職経験をふまえ自己理解を深めるときに振り返りたいこと
  • 仕事で長所を思うように活かせなかった出来事
  • 仕事だからこそ長所が評価された出来事
  • プライベートでは気にならない短所が浮き彫りになった出来事

就職経験を経て自分の新たな一面に気付くのは、決して珍しいことではありません。仕事だからこそ長所・短所が明らかになった出来事の振り返りが自己理解を深めることにつながり、自分に適した働き方や志望先を見つけるカギとなります

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!自分にとって理想の働き方を見つけるためにも自己分析は欠かせない

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自己分析が不足していると転職活動が長引く可能性も……!

転職する際「自分に何ができるかわからない」もしくは「何がしたいかわからない」という悩みをよく聞きますが、この原因の一つは自己分析不足です。この状態が続くと転職活動が長引く要因になりかねないため注意が必要ですよ。

理想とする働き方を見つけるためには「自分にとってどういう仕事・働き方が良いのか」ということを明確にしておくことが重要です。そのためにも、自分自身の考えをしっかり深めて言語化するための自己分析に時間を割きましょう。

自己分析は正解がなく労力がかかるものですが、転職活動をスムーズに進めるために最も大切な作業の一つと言っても過言ではありません。自己分析ツールを使ったり、エージェントに相談するなどして、しっかりと理解を深めていきましょう。

④志望先企業を研究し伝える長所・短所を絞る

転職面接で伝えるべき長所・短所は、志望先企業によって異なります。なぜなら社風や企業理念、事業内容などは企業によりさまざまで、求める人材にも違いがあるからです。

志望先企業に伝える長所・短所を絞るには、企業研究の徹底が欠かせません。企業の特徴を深く理解したうえで、志望先において自分はどのように活躍できるのか、マッチしている部分はどこなのか、反対にミスマッチだととらえられてしまう短所はあるのかなど、あらゆる視点から検討を重ねましょう。

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志望先の雰囲気をつかむためには、企業のホームページを見たり転職フェアに参加したりと、さまざまな手段を併用するのがおすすめですよ。

企業研究については、こちらの記事もチェックしてみてください。6ステップで完結するおすすめの企業研究法を紹介しています。

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面接官に刺さる! 転職面接で長所・短所を魅力的に伝える3ステップ

転職面接で長所・短所を魅力的に伝える3ステップ

転職面接における長所・短所は、伝え方を工夫することも大切です。同じ長所・短所をアピールする場合でも、話す順序が違うだけで伝わり方が大きく変わる可能性があります。

ここでは、転職面接で長所・短所を魅力的に伝えるコツを3ステップで詳しく解説していきます。面接官に刺さるアピール法を押さえて、他者との差別化を図りましょう。

ステップ①まずは結論を伝える

長所・短所を魅力的に伝える方法として押さえておきたいのが、「結論から伝える」ということです。結論から話し始めると要点が簡潔に伝わるため、結局何が言いたいのかわからないといった事態を避けることができます

また、話し始める内容を決めておくと落ち着いた状態で話を進めやすく、自信を持っていることが伝わるため、長所のアピールには説得力が生まれるほか、短所についても臆することなく伝えられるようになることもメリットです。

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結論から話し始めたほうが良いのは、長所・短所を伝えるときに限りません。ほかの質問に答えるときも結論から話し始めると、伝えたいことを簡潔に伝えられるようになりますよ。

ステップ②結論を根拠づける前職での体験談を伝える

「私の長所(短所)は〇〇です」と結論を伝えたら、続けてその結論を根拠づける前職での体験談を伝えます。

結論を根拠づける体験談の例
  • 前職での成果:毎日SNSの更新を継続した結果、顧客の来店数が2倍になった
  • 前職でのミス:一つの仕事に集中しすぎて、備品補充やゴミ捨てなどの作業に気が回らなかった

長所を活かして成果につなげた体験談は、数字などを交えて具体的に伝えられると、なお良いです。短所の場合は克服するためにどのような工夫や努力をしたのかを、前職での経験をふまえて伝えましょう。

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根拠に具体性があると、アピールした長所の信憑性が高まったり、短所とどのように向き合っているのかがより伝わりやすくなりますよ。

ステップ③長所は「活かす方法」短所は「克服の方法」で終える

長所を伝えるときも短所を伝えるときも、必ずセットで話すべきことがあります。

まず長所を伝える際は、長所を根拠づける体験談のあとに、その長所が志望先企業でどのように活かせるのかまで伝えることが重要です

また、短所を伝える際には、短所にまつわる体験談を話したあと、その短所とどのように向き合っているのか、克服の方法を伝えて終えるようにしましょう。

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転職面接の目的は、これまでの経験を伝えることではありません。入社後の活躍をイメージしてもらうためのアピールであることを常に意識しておきましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!長所を伝える際には自慢話にならないよう注意が必要

本田 百合香

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転職先での再現性を意識しよう

長所を伝える際には、ただの自慢話にならないように意識することが大切です。そのために重要なポイントは「具体性」と「感謝」を示すことです。

たとえば自分のある能力を長所としてアピールしたいとき「こんなことをしました」「あんなこともできました」と、結果だけを羅列すると自慢話に聞こえやすくなります。エピソードは一つでも「具体的な過程や意識していたこと」などを加えることで、転職先でも活かせる能力として魅力的なアピールになります。

また、いくら成果をあげたエピソードを具体的に伝えたとしても「自分の能力だけで得た結果だ」という考えが透けて見えると自慢話になります。どのような仕事でも周囲の協力はあったはずです。そこに対する感謝を盛り込むことで、能力だけでなく、人間的な魅力も伝わる良いアピールになるでしょう。

長所と似た質問で自己PRも転職では良く問われます。こちらの記事では自己PRを伝える際のおすすめの構成について紹介しているので、あわせて確認しておきましょう。

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面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう

面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

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例文8選|転職面接で長所と短所を伝える参考にしよう

転職面接で伝える長所・短所の見つけ方はわかったものの、実際に伝えるとなると戸惑ってしまう人は多いと思います。また、どの程度のボリュームで伝えるのがちょうど良いのかも、悩んでしまうポイントですよね。

ここでは、転職面接で長所・短所を伝える際の例文を紹介していきます。自分の長所・短所を魅力的に伝えるための参考にしてみてくださいね。

①長所「責任感が強い」短所「緊張しやすい」

例文

私の長所は、責任感が強いことです。

前職ではスマートフォンの販売を担当していましたが、毎日の接客数に目標を設定し自身の活動を管理することで、1年間連続で店舗の売上予算を達成し続けることができました。これは自分のやるべきことに責任を持って取り組み続けた結果であると自負しており、御社のアパレル販売業務においても毎日の接客数に目標を設定し、責任を持って予算達成に取り組んでいきたいと考えています。

一方で、短所は緊張しやすいことです。人前で話すことが苦手なため、ミーティングなどで質問を受けると頭が真っ白になってしまい、スムーズに受け応えできないことがありました。そのため、人前で話す機会があるときは事前のシミュレーションを繰り返し、できるだけスムーズに受け応えできるよう努めています。

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キャリアアドバイザー

前職での成果につながった長所を志望先でどのように活かすのかが明確に示されているため、入社後の活躍がしっかりとイメージできますね。

「責任感」を上手にアピールする方法は、こちらの記事でも詳しく解説しています。伝え方の参考にしてみてください。

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エピソード別例文8選! 自己PRで責任感を上手にアピールするには

責任感の自己PRは、責任感の具体的内容、根拠、企業に与えるメリットを伝えることで高評価を獲得できます。 この記事では、自己PRで責任感をアピールする際のポイント、PR例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画もあるのでぜひ参考にしてください!

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エピソード別例文8選! 自己PRで責任感を上手にアピールするには

②長所「協調性がある」短所「流されやすい」

例文

私の長所は、協調性があることです。

考え方や価値観の異なる人とも円滑な関係が築けるため、チームで仕事を進めていくことが得意です。前職で担当していた音楽イベント開催プロジェクトにおいては、メンバー同士の橋渡し役としてさまざまな意見やアイデアを取り入れることに注力した結果、前年の1.5倍の集客に成功した経験があります。御社の業務においても協調性を活かしチーム全体を盛り上げることで、店舗売上目標の達成に向け取り組んでいきたいと考えています。

一方で、流されやすいことが短所であると感じています。前職では周囲の顔色をうかがうあまり自分が担当したかった仕事を譲ってしまい、悔しい思いをした経験がありました。それからは話し合いで意見を交換し、相手を尊重しつつ自分の思いも大切にできるよう心掛けています。

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キャリアアドバイザー

長所と短所に矛盾がなく、自分の魅力を自然にアピールできているのが良いですね。

例文

決断力があることが私の長所です。

前職では営業チームのリーダーを務め、その日の行動の優先順位を決めるときやメンバーから相談を受けたときに、持ち前の決断力が役立っていました。その結果、チームの成績は1年で130%向上し、会社から表彰を受けた経験があります。御社の業務においても決断力を活かして行動量を増やし、会社の利益に貢献していきたいと考えています。

一方で、せっかちなところが短所と言えます。仕事を急ぎすぎるあまり、簡単な入力をミスするなどの失敗を繰り返していた時期がありました。現在はミスをしないほうが効率的であることに気付き、ダブルチェックの徹底を心掛けています。

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キャリアアドバイザー

前職での実績が数字を交えて明確に伝えられており、即戦力であることがしっかりアピールできていますね。

例文

私の長所は向上心が強いことです。

事務職として会社に最大限貢献したいと考え、休日を活かして資格の勉強に励み、日商簿記2級とMOSの取得に成功しました。今後も持ち前の向上心を活かし事務職のプロとして成長を続け、御社のさらなる業務効率化に貢献していきたいと考えています。

一方で、頑固であることが短所と感じています。一度こうと決めたら意地でも貫き通そうとする一面があり、周りと衝突してしまうことがありました。しかし社会人として働くなかで客観的な視点が自分のさらなる成長につながることに気付き、現在は周りから意見をもらえることのありがたさを実感しています。

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キャリアアドバイザー

即戦力採用を目指せる良いアピールですね。自分の短所を素直に認めたうえで、成長を伝えられているのも素晴らしいです。

「向上心」のアピール方法ついては、こちらの記事もおすすめです。向上心を長所として伝える参考にしてみてください。

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⑤長所「忍耐力がある」短所「負けず嫌い」

例文

私の長所は、忍耐力があるところです。

前職では訪問営業を担当していましたが、最初のうちはなかなか成果が上がりませんでした。しかし、トップの営業成績を誇る先輩の教えを守り、粘り強くお客様へのアプローチを続けたところ、半年後には同期社員トップの営業成績を達成することができました。御社でも忍耐強さを営業成績の向上につなげ、活躍したいと考えています。

一方で、負けず嫌いなところが私の短所と言えます。勝負となると負けたくないという思いが先行してしまい周りが見えなくなってしまうことがありましたが、仕事で成果を出すためには仲間の協力が欠かせないことを学び、現在は勝ち負けよりチームワークを重んじています。

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キャリアアドバイザー

忍耐力の強さを裏付けるだけでなく、誠実な人柄が伝わる素敵な体験談ですね。

「忍耐力」のアピール方法については、こちらの記事も参考にしてみてください。アピールする際の注意点まで詳しく解説しています。

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⑥長所「集中力が高い」短所「マイペース」

例文

私の長所は集中力の高さです。

前職の製造業では一日同じ作業を繰り返すことがほとんどでしたが、集中力を維持してミスなく取り組むことができていました。また、他者のミスを未然に防ぐ機会も多く、社内表彰を受けた経験もあります。御社の業務においても集中力の高さを存分に活かし、工場内の安全管理に貢献していきたいと考えています。

一方で、マイペースなところが短所だと感じています。ミスをしないことに集中するあまり作業のペースを乱してしまった経験があるため、それ以来、視野を広く持つことを心掛けています。

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キャリアアドバイザー

集中力の高さと同時に仕事に対する真剣な姿勢が伝わります。

集中力が高いことを長所として伝える方法についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。

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⑦長所「ポジティブ」短所「楽観的」

例文

私の長所はポジティブさです。

前職では家電販売員を務めていましたが、店舗の売上が落ち込んでいる時期があり、売場全体が暗い雰囲気に陥ったことがありました。しかし私はポジティブさを失わず、ご来店いただいたお客様一人ひとりにもれなく声をかけ、誠実な接客対応を続けて、半年間にわたって店舗社員トップの売上をキープしました。御社の家具販売業務においても常にポジティブな思考を持ち続け、売上の向上に貢献していきたいと考えています。

一方で、楽観的すぎるところが短所と言えます。難しいと聞いていた家電販売に関する試験を受けるにあたって「なんとかなるだろう」と考え直前まで勉強をしなかった結果、同僚のなかで私だけ合格できませんでした。その一件で根拠のない楽観視は危険であることを学び、状況に応じて慎重に判断するよう心掛けています。

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自分の短所を反省し成長につなげたエピソードから憎めない人柄が伝わり、好印象を残しています。

ポジティブさは前向きとも言えます。前向きさをアピールしたい人はこちらの記事も参考にしてください。

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⑧長所「几帳面」短所「神経質」

例文

几帳面なところが私の長所です。

前職では保険販売員として働いていましたが、お客様と話した内容をその都度細かく書き留めることが癖づいており、「一度相談したことを時間が経ってもずっと覚えてくれているね」と喜んでいただけることが多くありました。その習慣がお客様との信頼関係の構築につながり、契約手数料ランキングで全国8位を獲得した経験もあります。御社の業務においても几帳面さを活かした細やかな接客対応で、顧客満足度の向上に貢献していきたいと考えております。

一方で、神経質なところが短所だと感じています。日報作成の際に細かい表現にまでこだわってしまい、提出に時間を要することが多々ありました。現在は、一人でも多くのお客様とかかわるためには時間短縮が重要であると気付き、要点を押さえた簡潔な報告を心掛けています。

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入社後の活躍が期待しやすいエピソードから、即戦力であることがしっかりと伝わります。短所の改善にしっかり取り組んでいるのも好印象です。

「神経質」なところが短所だと感じる人には、こちらの記事もおすすめです。志望先で役立つ長所に言い換える方法について詳しく解説しています。

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転職面接だからこそ意識したい! 長所・短所を伝える際の3つの注意点

転職面接だからこその長所・短所を伝える際の注意点

転職面接で長所・短所を伝える際は、前職での経験をふまえた対策が必要な転職だからこそ注意しておきたいことがあります。好印象を残すことだけに意識を向けすぎてしまうと、かえってマイナスの印象を残してしまう可能性があることを忘れないようにしましょう。

ここでは、転職面接で長所・短所を伝える際に意識したい3つの注意点について詳しく解説していきます。長所・短所を最高のアピールポイントにできるよう、しっかりチェックしておいてください。

①前職での経験について誇張や過小評価をしない

転職面接では即戦力であるかどうかが重視されがちですが、だからといって前職での経験について誇張したり、逆に過小評価するのは避けてください。

自分を良く見せようと経験を誇張すると、その経験に対して深掘りする質問を受けたときに必ずほころびが生じます。また、あなただけの魅力を伝えきれない可能性が高くなるため、謙遜して経験を過小評価することも避けるべきです。

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キャリアアドバイザー

面接官は人を見抜くプロです。適当な発言やごまかしは通用しないことを理解しておきましょう。

②前職の経験と長所・短所が矛盾しないよう意識する

前職の経験と長所・短所に矛盾がないかどうかも意識したいポイントです。前職の経験と長所・短所が矛盾していると、話の説得力が一気に失われ、あなたの魅力がまったく伝わらなくなってしまいます

長所と前職の経験に矛盾がある例

私の長所は柔軟性があることです。
前職では自分の意見を貫き、見事前年比115%成長を遂げることができました。

上記の例では長所として伝えている内容と、エピソードが合っておらず、信憑性がありませんよね。自分が伝えたい長所・短所と前職の経験に矛盾はないか、必ず確認するようにしましょう。

また伝える長所と短所に矛盾がないかも重要です。長所と短所は裏表の関係なので、矛盾があると本当のことを話してないとマイナスの評価につながる可能性がありますよ。

長所と短所に矛盾がある例
  • 長所:柔軟性がある 短所:頑固
  • 長所:決断力がある 短所:優柔不断
  • 長所:粘り強い 短所:飽き性

③転職先企業にとってマイナスな印象を残す短所は選ばない

転職先企業にとってマイナスな印象を残す短所を選ぶことも避けましょう。嘘をつくことは避けなければなりませんが、すべてを正直に伝える必要もありません

企業にとってマイナスな印象を残しやすい短所の例
  • マイナス思考
  • コミュニケーションが苦手
  • 時間にルーズ

また、営業を志望するのに人見知りであることを伝えるなど、志望職種に支障が出ることが想像できる短所を伝えるのも避けてください。

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運動音痴や友達がいないなど、仕事と関係のない短所を伝えるのも避けましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「ありません」は判断を相手に丸投げする受け身な姿勢に映る

松下 建都

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しっかり自分の言葉でアピールしよう

転職活動において、長所も短所も「ありません」と答えるのは避けたほうが良いでしょう。なぜなら、採用側からみて「やる気がないのではないか」と疑いたくなる態度に見えるからです。

本人は謙虚に答えたつもりでも、採用担当者に対して「長所・短所」といった自分の特徴を伝えないのは「私の特徴はそちらで見て判断してください」という、相手に丸投げの受け身な姿勢とも言えます。

自分の長所・短所をきちんと伝え、そのうえでそれをどう判断するかを相手に委ねるのと、自分からは何もアピールしないで相手に丸投げするのはまったく異なります。面接では自分のことをきちんと伝え、相手の理解を深めるようにする姿勢も大切なのです。

悩んだらチェック! 転職で長所と短所の伝え方に困ったときの相談先4選

転職面接で長所・短所を伝える方法がわからない……など、転職活動に行き詰まる可能性は誰にでもあるものです。そんなときには一人で悩まず、誰かに頼ることが大切ですよ。

ここでは、転職について悩んだときの4つの相談先を紹介していきます。いざ困ったときの対策として、しっかりチェックしておきましょう。

①卒業した大学のキャリアセンター

転職に行き詰まったときに活用したい相談先の一つが、大学のキャリアセンターです。キャリアセンター職員によるカウンセリングや面接対策など、さまざまなサービスを提供しているので、長所・短所の伝え方の悩みにも応えてくれる可能性があります

大学のキャリアセンターに相談するメリット
  • 無料で利用できる
  • 自分が通っていた大学の就職状況や学生の特徴に理解がある
  • 自分が通っていた大学だからこそ手に入る情報がある
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学校により異なりますが、既卒生でも利用できる大学のキャリアセンターが増えています。ただ、卒業後3年目までなど制限が設けられている場合も多いため、注意してください。

②各都道府県のジョブカフェ

ジョブカフェは、46の都道府県に設置されている若者の就職を支援する施設です。就職活動に役立つ各種セミナーや、経験豊富なスタッフによるキャリアカウンセリングが無料で受けられます。

模擬面接などのサポートもおこなっているため、転職面接で長所・短所の伝え方に困ったときの相談先にもぴったりです

各都道府県のジョブカフェに相談するメリット
  • 無料で利用できる
  • 地域に根ざした求人情報が得られる
  • 若者のための就活支援施設なので気軽に相談できる
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ジョブカフェの対象年齢は地域により異なりますが、原則15〜34歳の人が利用可能です。

③ハローワーク

転職面接で長所・短所の伝え方に困ったときは、ハローワークにも相談可能です。ハローワークでは求人紹介だけでなく、応募書類作りや面接の受け方まで幅広いサポートを提供しています。

また、就職活動に役立つセミナーの開催にも力を入れており、無料で受講することが可能です。企業説明会なども随時おこなっているので、住んでいる地域のハローワークに一度足を運んでみるのもおすすめですよ。

ハローワークに相談するメリット
  • 無料で利用できる
  • 職業訓練制度が利用できる
  • 失業に関する各種手続きができる

ハローワークについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。活用法をマスターしたい人は、ぜひチェックしてみてください。

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ハローワークとは? 使い方や就活に役立つ8つのサービスを徹底解説

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④転職エージェント

志望先企業の研究も兼ねて相談したい人には、転職エージェントの活用がおすすめです。転職先に適した長所・短所の答え方など面接対策についてはもちろん、志望先企業に関する詳しい情報まで提供してもらえる可能性があります

また、転職エージェントを通して求人に応募すると、入社時期や雇用条件などの交渉も代行してもらえるなど、さまざまなメリットがありますよ。

転職エージェントに相談するメリット
  • 無料で利用できる
  • 自分の市場価値が把握できる
  • 転職エージェント限定の求人を紹介してもらえる場合がある
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最初は緊張すると思いますが、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。

米田 有希

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転職活動は誰かと相談しながらすすめよう

転職活動は自分一人ですることも多いかと思いますが、誰かに相談することが大切です。うまく人に相談しながら進めることで、狭くなりがちな視野を広げたり、悩みや不安を低減できます。また、誰かに相談することで、自分にとっては当たり前なことが実は他業種や他業界の人からみると魅力的に映るとわかることもあります。

誰かに相談することを「面倒臭い」「恥ずかしい」と感じる人もいるかもしれませんが、そもそも転職活動はよくわからないことが多かったり、不安も感じやすく非常にストレスのかかる行為です。そのため、一人で悩まず積極的に相談するようにしましょう。転職エージェントなどのプロはもちろん、身近な人と対話することでも良いので、人とつながりを持っておくことを意識してくださいね。

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視野を広げたり、不安を軽減するのに効果的

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転職面接で長所・短所を伝えるなら前職の経験がカギ! 魅力的に伝えるコツを知ろう

転職面接で長所・短所を伝える際は、前職での経験がカギになります。前職での経験をふまえ長所を洗い出したうえで、志望先に合った長所・短所に絞ることが重要です。

転職面接では、即戦力として活躍が期待できる人材であることが重視される傾向にあるため、伝え方の工夫も欠かせません。

まずは結論として長所を伝え、続けて長所を根拠づける体験談を話すなど、ポイントを押さえたアピールを徹底して長所・短所を魅力的に伝えましょう。

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