例文付き|転職理由は「新しいことに挑戦」でもOK! 4段階で回答

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目次

  1. 転職理由が「新しいことに挑戦したい」なら深掘りが不可欠! 魅力的に伝える準備を始めよう
  2. そもそも「新しいことに挑戦したい」は転職理由になる?
  3. 新しいことに挑戦したいと考えて転職する人は実際多い
  4. 前向きな転職理由なので意欲をアピールすることにもつなげられる
  5. 選考で伝えるなら新しいことに挑戦したい「だけ」では弱い
  6. 「新しいことに挑戦したい」を軸にした転職理由例文
  7. 例文①同職種で規模の異なる会社への転職のパターン
  8. 例文②職種は同じだが業種が異なる会社への転職のパターン
  9. 例文③業種は同じだが職種が異なる会社への転職のパターン
  10. 例文④業種も職種も異なる会社への転職のパターン
  11. 転職理由「新しいことに挑戦」は4ステップで深掘り&伝えよう!
  12. ①「なぜ新しいことに挑戦したいのか」となぜを繰り返して理由を探る
  13. ②新しいことに挑戦するのに「志望企業でないといけない理由」を言語化する
  14. ③新しいことに挑戦してどのような結果を得たいのか明確にする
  15. ④新しいことに挑戦することでどのように企業に貢献するのか整理する
  16. 要チェック! 「新しいことに挑戦したい」を転職理由とする際のNG例
  17. 前職への不満を理由として取り上げてしまう
  18. 「採用する側のメリット」が提示できてない
  19. 「新しいことに挑戦したい」という転職理由を魅力的に伝えて内定を獲得しよう!

転職理由が「新しいことに挑戦したい」なら深掘りが不可欠! 魅力的に伝える準備を始めよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。新しいことがしたくて転職を考えている人から、このような相談を受けることがあります。

新しいことに挑戦したいと考えている人が抱えやすい悩み

新天地で新しいことに挑戦したい。それ自体はとても素晴らしい転職理由ですが、実際に面接などで伝えても良いのかわからないという人は実際多いです。

そこで、この記事では「新しいことに挑戦したい」という転職理由の伝え方や、好印象になりやすい回答例文を解説します。

転職理由の伝え方は選考突破に大きくかかわる重要な要素なので、ここでしっかりとコツを押さえておきましょう。

そもそも「新しいことに挑戦したい」は転職理由になる?

「新しいことに挑戦したい」を理由に転職する際の実態

「新しいことに挑戦したい」という気持ちを、そのまま転職理由として伝えていいのか気になるところですよね。大前提としてNGというわけではありませんが、その伝え方には工夫が必要です。

ここからは「新しいことに挑戦」を転職理由とするときの基本的な考え方を解説します。

新しいことに挑戦したいと考えて転職する人は実際多い

まず、新たな就職先で新しいことに挑戦したいと考える人は実態として多いです。そのため、転職のきっかけとして「新しいことに挑戦」を挙げること自体は珍しいことではありません。

ただ、企業の多くは、転職者に「即戦力」を求めます。なので、「新しいことに挑戦」という自分の気持ちだけをアピールしても効果的ではありません。企業のメリットも考慮して伝えることが大切なのです。

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採用側の視点に立って考えることが大切です。

前向きな転職理由なので意欲をアピールすることにもつなげられる

伝え方が重要という前提のもとですが、「新しいことに挑戦したい」というのは、それだけ仕事に対して意欲的に取り組みたいという姿勢ともとれます。

意欲が高く、長期的に働き活躍してくれそうだと期待できる人材は企業としても好印象に映ることは確かです。選考でも十分活かせる転職理由といえるでしょう。

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転職先で挑戦したいという前向きな意欲をきちんとアピールすることは、採用担当者の評価を高めることにもつながります。転職といえど実績ばかりが評価基準になるわけではないのです。

キャリアアドバイザーが読み解く!意欲が評価されるのには理由がある!

本田 百合香

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若手採用はポテンシャル重視な企業が多い!

若手の採用においては、その人物が持っている可能性や潜在能力を評価する「ポテンシャル採用」を取り入れている企業が多く「この人材は、将来活躍する可能性があるか」が選考基準のなかでも、より重要なポイントになっています。新しい仕事や応募先企業への意欲を積極的にアピールすることは、企業側の評価基準から見ても効果的なのです。

現状維持で良しとせず、新しいことに挑戦できる。それは自分の能力を信じ、スキルアップする努力を怠らない人物であると評価してもらえる可能性があります。ぜひ前向きな姿勢をしっかりとアピールしましょう。

選考で伝えるなら新しいことに挑戦したい「だけ」では弱い

単に「新しいことに挑戦したい」だけでは熱意をきちんと伝えられません。あなたの仕事に対する意欲が、志望企業にどんなメリットがあるのかを深掘りすることが大切です。

採用担当者は、採用選考を通じて「なぜ弊社に転職したいのか?」「転職したら何をしてくれるのか?」などを知りたいと考えます。

「挑戦したい」だけでなく、「その企業でなければならない理由」「実現したいこと」を具体的に挙げる必要があるのです

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「新しいことに挑戦」というあなたの気持ちだけでなく、企業が求めるスキル・経験に即した伝え方を押さえることがポイントです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!熱意を伝える際の注意点

松下 建都

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松下 建都

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新しいことに挑戦したいという「押し付け」は逆効果

「新しいことに挑戦したいんです!」と、自分の熱い気持ちをアピールするだけでは、残念ながら面接官の心をつかむことはできません。むしろ「自分のやりたいという気持ちを優先し、相手の都合を考えない人物なのでは?」と思われてしまうかもしれません。そこまではいかずとも、プラスの印象を残せるアピールにはなりづらいのです。

就職は応募者と企業の双方のメリットが一致することが求められます。自分がその企業で何ができるか、将来どのような活躍ができるのか。そういった深いところまでイメージできるよう転職理由をしっかりと深堀りして、採用担当者に伝えられる様にしておくことが必要ですよ。

「新しいことに挑戦したい」以外の理由を深堀するためには、転職の軸を明確にする必要がありますね。以下の記事では、転職の内定獲得までの6ステップを解説しています。転職の軸以外に必要なことを確認してみましょう。

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「新しいことに挑戦したい」を軸にした転職理由例文

「新しいことに挑戦したい」を軸にした転職理由の例文
  1. 同職種で規模の異なる会社への転職のパターン
  2. 職種は同じだが業種が異なる会社への転職のパターン
  3. 業種は同じだが職種が異なる会社への転職のパターン
  4. 業種も職種も異なる会社への転職のパターン

「新しいことに挑戦したい」という転職理由は伝え方が大切だと理解できたところで、ここからは具体的にどう伝えたら良いのかを、パターンごとの例文で解説します。

全体感をつかめば自分の転職理由を組み立てるのもスムーズになるので、ここで構成や流れをチェックしておきましょう。

転職理由について広く参考例を知りたい場合はこちらの記事もおすすめです。

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例文①同職種で規模の異なる会社への転職のパターン

まず、同職種で規模の異なる会社に転職する場面を想定しましょう。同職種への転職の場合は、これまでの経験を活かしやすいため、比較的転職理由を考えやすいといえます。

営業職で中小企業から大企業へ転職する場合の例文

御社に転職したいと考えた大きな理由は、御社が全国の拠点をベースとして多岐にわたるサービスを展開している点です。私は、電子機器を製造する部署の営業職で、高い商品知識と顧客の立場に立ったコミュニケーションを心がけてきました。

地域密着型の会社に身を置くことで、顧客の声に耳を傾けニーズに即した商品を提案するスキルを身に付けることができました。その中で、より幅広い層の顧客とかかわり、サービスの魅力を伝えていきたいと考えるようになりました。

電子機器製造業界の中で高い国内シェアを誇る御社であれば、これまで身に付けた専門的な商品知識と一人ひとりの顧客に寄り添う姿勢で、より多くの顧客に商品の魅力を伝えていけると考えます。顧客目線の提案力やコミュニケーション力を活かして、御社の法人営業職に貢献させていただきたいです。

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同職種への転職の場合、すでに商品知識やスキルが身に付いていることから、比較的有利に選考を進めやすい点が利点です。「なぜ」その企業に転職したいのか、企業分析をおこなったうえで転職理由を明確にしましょう。

例文②職種は同じだが業種が異なる会社への転職のパターン

同職種で異なる業種に転職するパターンを想定してみましょう。業界が異なる場合は、明確な転職理由を伝える必要があります。

ホテル業界から人材業界へ転職する場合の例文

私が転職を考えた背景には、困っている人の役に立ちたいという思いがあります。これまでホテルスタッフとして、おもにホテルのフロントで接客業に携わってきました。日頃忙しいお客様が、ほっと一息つける空間を演出するために、お客様ファーストの接客を目指してきました。

しかし、新型コロナウイルス感染症により多くの業界が打撃を受ける中、就職・転職を目指す人の将来に役立つ仕事をしたいと考えるようになり、人材業界への転職を決めました。今後は、キャリアコンサルタントの資格を取得し、その人にとって最適な企業への就職をサポートしていきたいです。

きめ細やかなサポート体制により人材紹介支援が充実している御社であれば、私がこれまで身に付けてきた柔軟な対応力やコミュニケーション力を活かして、多くの利用者様の就職支援を実現できると考えます。

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なぜ異業種に挑戦しようと思ったのかという理由や背景とその企業に応募した理由を伝え、貢献できる根拠を明確に伝えることが大切ですよ。

異業種転職については攻略のポイントをこちらの記事でも詳しく解説しています。

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例文③業種は同じだが職種が異なる会社への転職のパターン

同業種から異なる職種へ転職するパターンを考えてみましょう。前職で培った経験をどう生かすのかと、新しい職種に対しての熱意を中心に伝えるのがポイントです。

自動車メーカーの人事部から海外営業職へ転職する場合の例文

現在、私は自動車メーカーの人事部として、おもに採用に携わっています。自社に合う人材を発掘するために、企業のサービスや商品について理解を深めてきました。その中で、より多くの人に自動車の魅力を伝えていきたいという思いを強くし、営業職で働きたいと考えるようになりました。

私は、特に新興国での御社製品の需要の高さに感銘を受けました。学生時代に英語力を身に付けて海外ボランティアに参加した経験から、国の発展を目指す途上国への支援に関心を抱いてきました。

海外ボランティアでの経験で培った経験と英語力を活かし、貴社の海外営業職に応募させていただきました。

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営業職は未経験であっても、学生時代に身に付けたスキルと経験を活かして「挑戦したい」を伝えているのがポイントです。

例文④業種も職種も異なる会社への転職のパターン

異業種かつ異職種へ転職するパターンを考えてみましょう。業種も職種も異なる場合、採用担当者から「なぜ異業種なのか」「なぜ弊社なのか」といった疑問を持たれることが多く、説得力のある理由が求められます。

出版社の法人営業職から広告代理店の経営企画職へ転職する場合の例文

私は、以前から企業の経営判断や戦略に直接的にかかわる経営企画職で働きたいと考えてきました。しかし、まずは現場経験を積む必要があると考え、新卒として広告代理店の法人営業職に就職しました。上場企業を含む大手クライアントを20社担当し、昨年度では営業部内でトップの営業成績をおさめました。

営業職として3年間経験を積み、営業スキルを身に付ける中で、広告代理店に転職して、より大型のプロモーションにかかわりたいと思うようになりました。また今の職場で経営企画職へ異動するには、社歴10年以上の社員が通例となっており、現段階での異動が困難な状況でした。

私は、可能な限り早いうちに企業の経営判断にかかわることのできる経営企画職で働きたいと考えていました。数ある企業の中でも、多くの若手社員が経営企画にかかわり、若手のアイデアを経営に取り入れようとする御社の姿勢に感銘を受けました。私も貢献させていただきたいと思い応募させていただきました。

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自社内での異動が難しい状況を伝えるとともに、その業界、その企業を志望する理由を明確に伝えることで、転職理由に説得力を持たせることができますよ。

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転職理由「新しいことに挑戦」は4ステップで深掘り&伝えよう!

志望企業で新しいことに挑戦したい理由を深掘りしよう!

例文のとおり、「新しいことに挑戦したい」をそのまま転職理由として伝えるだけでは抽象的すぎるため、内容の深掘りが必須です。ただ、そうはいっても実際にどう具体化すれば良いかわからないこともあるでしょう。

そこで、ここからは「新しいことに挑戦したい」という転職理由を深掘りしつつ伝える流れを4ステップを解説します。

転職理由をの伝え方4ステップ
  1. 「なぜ新しいことに挑戦したいのか」となぜを繰り返して理由を探る
  2. 新しいことに挑戦するのに「志望企業でないといけない理由」を言語化する
  3. 新しいことに挑戦してどのような結果を得たいのか明確にする
  4. 新しいことに挑戦することでどのように企業に貢献するのか整理する

①「なぜ新しいことに挑戦したいのか」となぜを繰り返して理由を探る

「新しいことに挑戦」はよくある転職理由ではありますが、漠然とその理由を伝えても効果的ではありません。「なぜ」挑戦したいのか、「なぜ」を繰り返して深掘りすることが不可欠です。

新しいことに挑戦したいと考える要因には、さまざまなものがあると考えられます。現職での仕事内容や過去の経験などを振り返り、新しいことに挑戦したいと考えるに至った背景を深掘りすることが重要です

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「なぜ」挑戦したいのか、「なぜ」現職では挑戦できないのか、「なぜ」新しいことをしたいのか、「なぜ」を繰り返すことで本当にやりたいことが見えてきますよ。

なぜ転職したいのかという前提から振り返るのもおすすめです。その際はこちらの記事の軸の例をぜひ参考にしてみましょう。

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②新しいことに挑戦するのに「志望企業でないといけない理由」を言語化する

新しいことに挑戦したい理由を明確にしたら、志望企業でなければ挑戦できない理由を具体化しましょう。

採用担当者は、ただ「新しいことに挑戦したい」と転職理由を告げられても、「なぜ弊社なのか?」「弊社に入社して貢献できるのか?」を知りたいと考えます。

そのため、志望企業でなければ挑戦できない理由を言語化して伝えることが不可欠なのです

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志望企業でなければならない理由を言語化するためには、志望先の情報を集めて、誰よりも志望先について詳しくなることが大切です。

企業研究の方法
  • 企業の経営方針やビジョンをチェックする
  • 既存社員の行動特性を把握する
  • 求人情報から求められるスキルや知識、経験をチェックする

「志望企業でないといけない理由」を言語化するうえでは、さまざまな自己分析法を試してみるのもおすすめです。

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③新しいことに挑戦してどのような結果を得たいのか明確にする

志望企業で挑戦しなければならない理由を言語化したら、新しいことへの挑戦によってどんな結果を出せるのかを明確に示すと効果的です。

企業は、「挑戦したい」という前向きな意欲に好意的ではありますが、採用の可否を判断する際は「実質」を伴っているかを見極めようとします

つまり、挑戦して何を生み出したいか、転職者が明確な成果まで考えられているかを見て、その意欲が単に言葉だけになっていないかを判断するのです。

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あなたが入社することで、企業にどんなメリットがあるのかを踏み込んで考えましょう。企業主体で転職理由を考えることがポイントです。

④新しいことに挑戦することでどのように企業に貢献するのか整理する

最後に、新しいことへの挑戦で企業にどう貢献していくのかを考えましょう。新しいことに挑戦したい、というのは自分にとっての「転職したい理由」。企業にとっての「採用する理由」にはなりません。

挑戦した結果、どのような利益を生み出せるか、貢献できるかを提示することが必須になります

まず入社した後、どんなキャリアプランを描いていくかをまず明確にしましょう。転職後3年で新商品開発に携わり、5年後には新たなヒット商品を生み出す……などです。

企業に貢献していく姿勢を具体的なプランとあわせて伝えられたら、企業としても採用するメリットを判断しやすくなりますよ。

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新卒であれば将来性やポテンシャルに価値を見出して採用することが多いですが、転職となれば話は変わってきます。企業もよりシビアに「採用するメリット」を見るのです。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!転職理由はここがポイント!

米田 有希

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意欲的で前向きな姿勢こそが内定への道を拓く!

転職理由を考えるうえで入社後のキャリアプランを作る際、自分が新しいことに挑戦することで、どのように成長するかを描くだけでなく、自分が転職先の企業でどのような貢献ができるか、具体的にイメージして、プランを立てることはとても大切です。

ただし、まったく新しい業界へチャレンジをしようとする場合は、自分が働く姿をイメージした緻密なキャリアプランを想像するのは難しいかもしれません。そのようなときは、少しずつでも貢献していきたいという前向きな「姿勢」を採用担当者に伝えるようにしてみましょう。

業界未経験なのだから仕方がない、とあきらめず、なんとか自分なりに貢献できることを見つけようとする必死さは相手に必ず伝わりますし、それが選考突破のカギとなりますよ。

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要チェック! 「新しいことに挑戦したい」を転職理由とする際のNG例

「新しいことに挑戦したい」を転職理由とする際のNG例
  • 前職への不満を理由として取り上げてしまう
  • 「採用する側のメリット」が提示できてない

「新しいことに挑戦」を転職理由として伝えるときのポイントを理解したところで、ここからは避けておきたい注意点も解説します。

良い転職理由のポイントだけでなく、注意点も押さえることで、転職理由の書き方をより具体的にイメージできるようになりますよ。

前職への不満を理由として取り上げてしまう

企業への不満を転職理由として伝えることは避けましょう。

給与や労働環境などを転職理由として伝えても、仕事に対する積極的な熱意が伝わらず、マイナスの評価につながる可能性があります

NG例文

私が転職を考えたのは、職場環境を変えたかったためです。前職では飲食店の接客を担当していました。しかし、人員が足りず、労働時間が多く簡単に休みを申請できない状況でした。また、労働時間に見合った賃料が支給されないことに、ストレスを感じるようになりました。
そのような状況を変えたいと思ったときに、御社の求人を見つけました。休日を取得しやすい環境が整っていることや、労働時間が明確に定まっている点に魅力を感じました。

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キャリアアドバイザー

前職へのネガティブな点が転職理由の場合、採用担当者に「自社に入社しても不満がたまり退職するのではないか」と思われることもあります。ネガティブな転職理由ではなく、転職先で実現したいことを転職理由に挙げることが不可欠です。

退職理由が「しんどい」などネガティブな場合の伝え方はこちらの記事がわかりやすいです。

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退職理由「しんどい」は伝え方に要注意! 退職~転職で役立つ回答法

退職理由が「しんどい」の時、伝え方について悩むこともあるのではないでしょうか? 退職時や転職活動での面接時、どんなふうに伝えるべきなのかは悩みどころですよね。この記事では、専門家のアドバイスをまじえて「しんどい」という退職理由の伝え方について解説していきます。

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退職理由「しんどい」は伝え方に要注意! 退職~転職で役立つ回答法

「採用する側のメリット」が提示できてない

転職理由を考える際は、応募者の一方的な思いだけではなく、採用側のメリットになるように言い換えることが重要です

「挑戦させてほしい」「学ばせてほしい」といった内容だけで転職理由をまとめることは避けましょう。

NG例文

私は、現職でIT企業の経理実務を担当しています。IT技術を身に付けたいと考えている中で、未経験者も歓迎している御社の求人情報を見て応募させていただきました。転職後の充実した研修制度を活用して、ITスキルを身に付けていきたいと考えます。

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キャリアアドバイザー

同じIT業界への転職であるにもかかわらず、なぜ転職を決意したのかの理由が不明確です。そして、ただ「学びたい」という応募者の思いだけでは、採用担当者に「本当に活躍できるのか」と思わせてしまいます。企業のメリットになる転職理由を検討しましょう。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージアピールポイントに悩んだときの対処法

松下 建都

キャリアアドバイザー

松下 建都

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具体的な実績やスキル以外にもアピールポイントは潜んでいる!

採用するメリットの裏付けとなるような具体的な実績などが思い付かず、アピールできることがないと悩んでしまうこともあるかもしれませんね。

ただどんな仕事も最初から最後まで自分一人だけで完結することはなく、周囲の人と協力しながら仕事を進めていくものです。年代やこれまでの経験、考え方が違う多種多様なメンバーと仕事をするには、ビジネススキルだけではなく、社会人としての基礎力も重要です。

たとえば、物事に主体的に取り組む「主体性」や、他のメンバーに働きかけて、周囲を巻き込んで実行していく「行動力」、助けを必要としている人がいれば積極的にサポートする「協調性」なども、大切なアピールポイントとなります。

具体的なスキルや実績などが思いつかないなら、そういった業務に直接的には関係がないような部分にも押し出せるポイントがないか確認してみてくださいね。

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「新しいことに挑戦したい」という転職理由を魅力的に伝えて内定を獲得しよう!

転職を成功させるためには、「新しいことに挑戦したい」という熱意を魅力的に伝えることが肝心です。熱意を持っていても、適切に採用担当者に伝えられなければ効果的ではありません。

転職後に「実現したいこと」を明確に伝え、採用することで企業が得られるメリットを具体的に伝えることが成功への近道です。

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