3年目の転職実態を大解剖! 判断基準・すべき準備をステップで解説

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いま転職すべきかがわかる! 新卒3年目の転職は○○がカギになる!

目次

  1. 新卒3年目での転職にはビジョンが不可欠! 転職タイミングの見極めから始めよう
  2. 3年目でも転職はできる! 過度に不安に思う必要はない4つの理由
  3. ①若手人材の需要が高まっているから
  4. ②第二新卒の採用は企業側のメリットも大きいから
  5. ③入社後3年以内での転職をしている人は決して少なくないから
  6. ④未経験の仕事にもチャレンジしやすい点で選択肢が狭まりにくいから
  7. 「3年以上働いたほうが良い」はなぜ? 3年目の転職で考えられる4つのリスク
  8. ①志望企業から早期離職を警戒される可能性がある
  9. ②スキルが身に付いておらずアピールできることが少ない可能性がある
  10. ③今の仕事の魅力を完全に理解できていない可能性がある
  11. ④キャリアアップのタイミングが遅くなる可能性がある
  12. 例文付きで解説! 3年目での転職を成功させる5つの極意
  13. ①退職理由|ポジティブ変換して意欲をアピールする
  14. ②志望動機|前職での経験をもとに一貫性のある内容にする
  15. ③自己PR|前職での経験や実績をもとに魅力を押し出す
  16. ④転職の軸|前職での経験をもとに大切にしている価値観を伝える
  17. ⑤ビジョン|前職での経験を活かしてどのように志望企業に貢献するか伝える
  18. いま行動すべき? 3年目で転職すべきか見極める4つの質問
  19. Q1:職場の上司や先輩の働き方に魅力を感じるところはない? 
  20. Q2:10年後の姿を想像したときに今の企業で働いているビジョンはまったくない? 
  21. Q3:今以上に学べることや身に付けられるスキルはない? 
  22. Q4:昇進や大きな仕事を与えられるチャンスがあっても魅力を感じない? 
  23. 転職するならまず考えよう! 転職後のビジョンを明確にする4ステップ
  24. ステップ①今の職場に感じている不満を解決する方法を考える
  25. ステップ②不満を解消したうえでどのように働きたいか明確にする
  26. ステップ③希望をかなえられる環境を整理する
  27. ステップ④希望をかなえたうえでどのようにキャリアを築くか見通しを立てる
  28. 転職しない場合はどうする? 3年目以降もモチベーション高く働くための6つの方法
  29. ①今の職場で学べることを明確にする
  30. ②毎日小さな目標を立てる
  31. ③先輩や上司に相談してモチベーションアップをはかる
  32. ④将来のビジョンを明確にする
  33. ⑤部署異動をして環境を大きく変える
  34. ⑥心身に不調が出ている場合は専門機関に相談する
  35. 3年目での転職は明確なビジョンが必須! まずは4つのQで将来を見つめ直そう

新卒3年目での転職にはビジョンが不可欠! 転職タイミングの見極めから始めよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。

新卒として企業に入社してから3年目での転職を考えている人から、よくこんな相談をもらいます。

3年目での転職を考えている人が抱きやすい悩み

新卒3年目での転職となると「もう少し働き続けたほうが良いのかな」と不安になることもありますよね。その後のキャリアのことを考えれば、悩んでしまうのも無理はありません。

新卒3年目での転職を考えたときに大切なのは、明確なビジョンを持って選択肢を検討することです。ビジョンを持っていることで、今の自分にとってベストな選択肢が何なのかが明確になりますよ。

この記事では、転職のタイミングの見極め方や具体的なビジョンの立て方をキャリアアドバイザーが解説します。一緒に今後のキャリアの積み方について慎重に検討し、今のあなたがどのような道に進むのがベストなのかを見極めましょう。

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3年目でも転職はできる! 過度に不安に思う必要はない4つの理由

新卒3年目で入社した企業であっても、転職をすることは可能です。確かに「3年以上働いたほうが良い」と言われることもありますが、就活市場の状況も変わってきているため一概にそうとは言えないことが多いですよ。

ここからは、3年目でも転職を成功させられる理由について解説していきます。まず転職に関する不安を払拭したうえで、改めて今の自分にとって転職がベストな選択肢なのかを考えてみましょう。

①若手人材の需要が高まっているから

近年は少子高齢化の影響もあり、若手人材不足に悩まされている企業も少なくありません。そのため新卒として入社してから3年目という第二新卒世代を歓迎する企業も増えていますよ

若手人材であること自体が一つの強みになるので、企業によってはキャリアを積んだ後よりもむしろ選択肢が広い状態である可能性があることを覚えておきましょう。

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転職は年齢が上がっていくにつれ難しくなる側面もあるので、早い段階から行動を始めたほうが有利になることも考えられますよ。

そもそも第二新卒についてよくわかっていない人は、こちらの記事を参考に定義を確認しておきましょう。

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②第二新卒の採用は企業側のメリットも大きいから

3年目でも転職を成功させられる理由として、第二新卒の採用は企業側にもメリットがあるということも挙げられます。

企業が第二新卒を採用するメリット
  • 社会人基礎力が備わっているため教育コストを削減できる
  • 前職の企業文化に染まっておらず教育しやすい
  • 企業の未来を担う将来性ある人材を採用できる

新卒3年目の第二新卒は新卒と同等の将来性を期待できるうえに、社会人としての基礎が身に付いている可能性があります。まさに良いとこ取りができる人材として重宝する企業が多いですよ

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その分、基本的なビジネスマナーや仕事をするうえでの心構えといった社会人の基礎が身に付いていることを前提とされている場合があるので、それらが習得できているかどうか確認しておきましょう。

③入社後3年以内での転職をしている人は決して少なくないから

3年目での転職でも成功させられる可能性がある理由の一つとして、あなたと同様に入社後3年以内で転職活動を始め、成功させている人もいることが挙げられます。

マイナビが転職を成功させた人を対象として実施したアンケート結果をまとめた記事によると、初めて入社した企業を辞めた時期について、入社後3年目と答えた人が全体の25.7%と最も多いことがわかります。

ほかにも1年目は17.7%、2年目は23.0%となっており、3年以内に転職をした人は66.4%にも上りますよ

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マイナビの調査では、過半数の人が入社後3年以内での転職を成功させていることになります。この結果を見ると、入社後3年以内であっても転職ができる可能性が高いことがわかりますね。

④未経験の仕事にもチャレンジしやすい点で選択肢が狭まりにくいから

新卒3年目は、社会人経験が浅いことから即戦力採用というよりはポテンシャルや将来性を重視される傾向にあります。そのため未経験の仕事にもチャレンジしやすく、そういった点で選択肢がそこまで狭くならない可能性が高いですよ。

もし未経験の仕事にチャレンジしたいと感じているなら、あまり遅くならないタイミングでチャレンジするのもおすすめです

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第二新卒である場合、企業側も未経験であることを前提として採用活動をしている可能性があります。これは若手人材にしかない転職活動をするうえでの強みになりますよ。

未経験の職種にチャレンジするキャリアチェンジを目指しているなら、こちらの記事もあわせて参考にしてください。

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まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

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「3年以上働いたほうが良い」はなぜ? 3年目の転職で考えられる4つのリスク

3年目の転職で考えられる4つのリスク

決して少なくない人が入社後3年以内に転職をしている状況のなかで、なぜいまだに3年以上働いたほうが良いと言われるのかが気になるところですよね。

ここからは、入社後3年目で転職することで考えられるリスクを解説していきます。3年目での転職はメリットだけではないことをきちんと理解し、今後について慎重に考えましょう。

①志望企業から早期離職を警戒される可能性がある

入社後3年目で辞めたとなると、比較的早い段階での退職ということになります。この事実から、なかには「自社に入社したとしてもすぐに辞めてしまうのでは」と不安に感じる企業もありますよ。

もちろんすべての企業に当てはまるわけではありませんが、「なぜ退職したのか」「退職後に自社を選ぶ理由はなぜか」という点は転職時の面接ではほぼ必ず聞かれるので、回答を通して企業の不安を解消することが不可欠であることは覚えておきましょう

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何がしたくて退職をしたのか、どのようなキャリアを思い描いて志望企業を選んだのかを伝えることができれば、企業の不安は解消できます。今後のビジョンを明確にしておくことが大切ですよ。

短期離職の影響についてはこちらの記事がわかりやすいですよ。

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②スキルが身に付いておらずアピールできることが少ない可能性がある

3年目の転職で懸念されるのが、転職活動の際にアピールできることが少ない可能性がある点です。入社して3年目という期間では人によってはアピールとなるスキルや実績があまりなく、自分の魅力がなかなか伝わらないことが考えられます。

就活の際のアピールとして、スキルや実績は大きな要素の一つとなります。企業側もそれをもとに能力を判断する場合が多いため、アピールできるスキルや実績がないと転職活動が難航する可能性がありますよ。

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もし現時点でアピールになるようなスキルや実績がない場合は、転職のタイミングについてはもう少し検討したほうが良いかもしれませんね。

スキルがない状態で転職すること自体はもちろん可能です。その方法はこちらで解説しています。

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③今の仕事の魅力を完全に理解できていない可能性がある

新卒3年目となると徐々にできることが増え、これから仕事の魅力を理解できるようになってくるタイミングであることが多いです。そのため、まだ仕事の魅力を理解しきれていない段階で転職することになる可能性がありますよ。

仕事を続けていれば知ることができるかもしれない楽しさややりがいを感じられずに転職するのは、先輩社員や上司から見ればもったいないと感じることもあります。そのため「3年は続けたほうが良い」と言われる場合が多いのです。

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社会人経験を積むことで後から「あの仕事を続けていれば良かったかもしれない」と理解できることがあるかもしれません。そういった後悔をしないかどうかは、よく検討する必要がありますよ。

今の仕事にやりがいが感じられないというときは、こちらの記事を読んであなたにとってのやりがいが何なのかを考えてみてください。

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④キャリアアップのタイミングが遅くなる可能性がある

新卒3年目は仕事に対する理解も深まってきたタイミングになるので、プロジェクトを任されたり、早ければリーダーポジションも見えてきたりなど、キャリアップができる時期でもあります

そのため転職で一から学び直す環境に再び身を置くことになれば、キャリアアップのタイミングはやはり遅くなってしまい、周囲よりも遅れをとってしまうことがありますよ。

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キャリアの積み方は人それぞれであり遅れをとってもまったく問題はありませんが、本人のモチベーションや収入にかかわる部分でもあるため、慎重に検討することが大切です。

キャリアアドバイザーが読み解く!3年目で転職を考えたあなたへ

米田 有希

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本人の努力次第でキャリアアップのタイミングの遅れは克服できる

新卒3年目で転職した場合、「新卒で入社してからこれまで築いてきた人間関係や職場での評価がすべて無駄になるかもしれない」と考え、転職先でまた一からキャリアを築いていくことに不安を感じている人も多いと思います。

転職で職場が変われば、これまでの関係性や評価が一新されるのは事実です。ただ、前職で培った経験やスキル、知識などは転職先でも十分活かすことができるため、キャリアアップのタイミングも本人の努力次第で克服できますよ。

前職での経験をフル活用して早期のキャリアアップを図ろう

もちろん新卒で入社したときと同じような姿勢で転職先に入社すれば、キャリアアップのタイミングは遅れてしまうでしょう。転職先で早期のキャリアアップを実現するためには、前職での経験をフル活用し、アドバンテージを作ることが重要です。

専門的なスキルなど実務面だけでなく、周囲との積極的な関係性づくり、評価されやすい仕事の進め方など、前職で培った仕事のコツを実践するよう心掛けることで、転職で生まれた遅れを取り戻し、早期のキャリアアップを実現できるでしょう。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

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就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

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自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

例文付きで解説! 3年目での転職を成功させる5つの極意

3年目での転職を攻略する5つの極意

3年目での転職となるともっと長い期間で実務経験を積んだ転職者と比べるとアピールできるポイントが少ない可能性もあり、転職の難易度が上がりやすいため、ここで紹介する極意を参考にしてしっかりと対策を固めましょう。

ここからは3年目での転職を攻略する極意について解説します。あわせて例文も紹介しているので、あなたの場合はどのような内容にできるか考えながら見てみてくださいね。

①退職理由|ポジティブ変換して意欲をアピールする

転職の際に必ず企業に注目されるのが、退職理由です。特に3年目での転職となると、企業側にも「自社も早期離職してしまうのでは」と不安に思われる可能性があるので、この不安を解消するために目的意識を持ったうえでの転職であることを伝えましょう。

そこで大切なのが、退職理由をポジティブ変換することです。「〇〇が嫌だった」ではなく「〇〇がしたいから転職する」とすることで、勢いや一時的な感情による転職ではなく、意欲を持って働く意思があることが伝わりますよ

退職理由の例文

私が今回退職を決断した理由は、もっとお客様に寄り添い、日常をサポートする仕事がしたいと強く思ったためです。

前職の家電量販店の販売職では、購入を検討されているお客様に対して購入理由や購入する際のこだわりなどをお伺いしたうえで、商品の説明や提案をおこなうことを大切にしてきました。

そのような接客をしていたこともあり、お客様にお礼を言われることも多くあったのですが、もっとお客様の日常に寄り添い、自分自身の力を使ってお客様に尽くしたいと思い転職を決断しました。

御社に入社後は、まずは一日でも早く一人前のパーソナルトレーナーとなれるように常に学ぶ意識を高く持ち、挑戦と行動を重ねてまいります。接客デビューしてからは、これまで培ってきたお客様へのおもてなしの精神とヒアリング力を活かしてお客様から信頼されるパーソナルトレーナーとなれるように勇往邁進の精神で励んでまいります。

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前職を経験したことで変化した自分の価値観をしっかりと伝えられていますね。説得力のある内容にできています。

転職理由について悩んだときには、こちらの記事がおすすめです。退職理由の例文も紹介しているので、参考になりますよ。

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転職理由は、転職活動でほぼ必ず聞かれるもの。なかには答えにくい場合があったり、どう答えるべきなのか悩んでしまうこともありますよね。この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えて転職理由の回答例文や回答のコツについて解説しています。

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②志望動機|前職での経験をもとに一貫性のある内容にする

3年目での転職の際の志望動機は、これまでの経験を活かした内容にすることで説得力が生まれます。前職のどのような点を改善したいのか、改善したうえで志望企業ではどのように働いていけると感じているのかを伝えましょう。

その際気をつけたいのが、退職理由と矛盾のない内容にすることです。退職理由と志望動機が噛み合っていないと説得力がなくなってしまうので注意してくださいね

一貫性のない退職理由と志望動機の例
  • 退職理由:個人主義の社風が合わなかった
  • 志望動機:個人の業績を重視した給与体系に魅力を感じたため
志望動機の例文

私が御社を志望したのは、御社が大切にされている「お客様のかけがえのない思い出作りを全面的にサポートする」という考えと私が成し遂げたいことが一致していると感じたからです。

私の仕事をするうえでの目標は、人の人生の節目に携わりながら、かけがえのない思い出作りのサポートをすることです。だからこそ、前職のブライダルジュエリーコーディネーターでは、ご新郎ご新婦様がこれから一生身に付ける結婚指輪にお二人の思いをこめたものをご提案することにこだわって携わってきました。

また業務に携わるなかでお二人のかけがえのない瞬間をより全面的にサポートしたいと感じ、これからはウェディングプランナーとしてお二人のさまざまな思いが溢れ出る結婚式というシーンのお手伝いに携わりたいと思い転職を決断しました。

転職後は、これまで培ってきたお客様との関係構築力を活かし、ご新郎ご新婦様と信頼関係を築きながら、お二人のこれまでの思いとこれからの思いが溢れる結婚式を作るお手伝いに尽力してまいります。

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実体験を経てより強く感じた自分の思いやこだわりが伝わってくる例文ですね。この例文のように、変化したことを伝えることもアピールの一つになりますよ。

志望動機がなかなか思いつかない人は、こちらの記事がおすすめです。例文も紹介しているので参考にしながら志望動機を考えてみましょう。

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③自己PR|前職での経験や実績をもとに魅力を押し出す

3年目での転職を成功させるためには、自己PRの作り方にも工夫が必要です。第二新卒の強みは社会人としての経験を積んでいることにあるので、その経験をもとにした強みを伝えて説得力ある内容にしましょう。

前職での経験をもとにしたアピールできる強み
  • 経験:営業として働いていた
  • 強み:コミュニケーション能力、顧客のニーズを把握する力

前職でどのような成果を上げたか、どのような経験をしてきたかを丁寧に棚卸しし、自己PRのなかに盛り込むことで説得力が増します。また具体的な数値をふまえてどのような成果を上げたかを伝えることで、あなたの能力もよりアピールできます。

自己PRの例文

私の強みは、目標達成意欲の高さと目標を達成するための逆算思考力の高さです。

前職の人材営業の仕事では、課せられた目標とは別に月間ベースで自ら目標を掲げ、双方の目標を達成するために必要な要因と障壁となりそうな要因とを洗い出し、行動タスクの設定をおこない続けました。

ときに心が折れそうなこともありましたが、同期内での最速成約、年間新人MVPの受賞、月間目標の110%達成継続など、あきらめることなく行動を重ねて目標を達成してきました。

御社に入社後もこれまで同様に、常に目標を掲げ、掲げた目標を達成できるように全力で行動してまいります。そして数年後には会社から大きな責任を任される人材となり、御社のさらなる飛躍に尽力してまいります。

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前職でどんな目標を達成してきたのかを明示しながら、どんな思考を持って働いてきたのかまで具体的に話せているのが良いですね。

転職時の自己PRに悩んでいるときは、こちらの記事を参考にしてください。例文とあわせてあなたの魅力を引き出す方法を解説しています。

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④転職の軸|前職での経験をもとに大切にしている価値観を伝える

転職の際には、転職の軸をほぼ確実に聞かれます。ここでは前職の経験をもとに仕事に対して何を求めているのか、何を大切にしたいのかといった価値観を伝えましょう。

前職の経験をもとにした転職の軸の例
  • 接客業で顧客に感謝された経験 → 顧客の笑顔を間近に見てやりがいを感じながら働くこと
  • 企画職で独自のアイディアを形にできた経験 → 0から1を生み出し達成感を得ながら働くこと

転職の軸を明確にすることは、自分に合った企業探しをするうえでも重要なポイントです。ここでしっかりと転職の軸を言葉にし、あなたにとって大切なものは何か、何を重視した企業探しをすれば良いのかを改めて確認しておきましょう。

転職の軸の例文

私が転職するうえで大切にしていることは、自分自身が一生懸命になれる仕事に就いて、自ら掲げた目標に向かって全力疾走し続ける生き方をすることです。

新卒での就職活動時はこのような思いを持っておらず、福利厚生などの条件を重視して就職を決めました。しかし、キャリアについて考えたときにビジョンが見えなくなる瞬間があり、改めて自分が何をしたいのか、どんな仕事なら一生懸命になれるのかを考えた際に、自分が好きな旅行に携わりながら、顧客に感動体験や思い出をお届けできる仕事に就きたいと思い、志望いたしました。

御社に入社後は、この思いを大事にしながらお客様に寄り添い、顧客の旅行のサポートに力を尽くしてまいります。

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今後志望企業でどのように働いていきたいのかが明確で、説得力のある内容にできていますね。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!仕事の軸で悩んだときの処方箋

松下 建都

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仕事で大切にしたいものがない場合は社会人経験が豊富な人に相談しよう

これまで社会人として数年働いてきたものの、これといって仕事に対して大切にしているものがなく、転職の軸に悩む人もいると思います。新卒入社から数年間は仕事に慣れることに必死で、価値観などを考える暇がなかった人も多いので、悲観的になる必要はありません。

もし、仕事で大切にしたいものが思いつかないのであれば、周囲の人の意見を聞いてみてください。家族や友人、同僚など、周りにいる社会人が仕事に対して大切にしている価値観や考え方を聞くことで、今まで気づかなかった自分自身の価値観を知るきっかけになります。

また、話を聞くなかで心の底から共感できる価値観や考え方があれば、それは自分自身にとっても仕事で大切にしたいものである可能性が高いですよね。自分一人で考えても思いつかないのであれば、自分よりも社会人経験が豊富な人に相談してみましょう。

転職の軸がなかなか明確にできないときは、こちらの記事を参考にしてください。転職の軸の考え方や例を紹介しています。

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⑤ビジョン|前職での経験を活かしてどのように志望企業に貢献するか伝える

最後に、キャリアビジョンを明確にしてください。このとき前職での経験を活かし、どのように志望企業に貢献していけるのかまで言葉にできると、より魅力的なキャリアビジョンにすることができますよ

詳しいキャリアビジョンの作成法は「転職するならまず考えよう! 転職後のビジョンを明確にする4ステップ」で解説しているので、参考にしながらどのようなキャリアを築いていきたいのかを考えてみてくださいね。

ビジョンの例文

私は御社に入社後、就職や転職といった仕事選択のサポートを通じて、これからのお客様のライフバリューを高める仕事に携わりたいと思っています。

前職の人材派遣営業の仕事では、企業と派遣希望のお客様とをいかにマッチングさせるかという部分に注力してきましたが、派遣社員という特性上、ライフバリューの向上よりも利便性が重視される仕事でした。その仕事を経験したからこそ、より顧客のキャリアデザインにかかわりたいと強く思い、転職を決断しました。

御社に入社後は、まず自身のスキル向上に全力で取り組みながら、一つでも多くの選択肢を提案できるキャリアアドバイザーとなって顧客の人生を拓くサポートに全力を尽くしてまいります。その後は、これまでの知見を活かして後輩育成や企業発展といったマネジメントスタッフとして御社に貢献してまいります。

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仕事をするうえでの目的と手段が簡潔にまとめられていて、かつ前職の経験があったからこそのビジョンになっていますね。納得感のあるキャリアビジョンにできています。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

いま行動すべき? 3年目で転職すべきか見極める4つの質問

3年目で転職すべきか見極める4つのQ

3年目で転職するべきかを見極めるうえでは、今の企業で働き続けるビジョンが思い描けないかを慎重に検討する必要があります。

もし今抱えている悩みが働き続けている中で解決する可能性があるなら、無理に転職する必要はありませんよね。

ここからは、本当に今転職すべきかを見極めるための4つのQについて解説していきます。質問に対する回答を考えながら、一緒に今の企業でキャリアを積むビジョンはまったくないのかを改めて考えてみましょう。

Q1:職場の上司や先輩の働き方に魅力を感じるところはない? 

まずは周りの人の働き方を見て、参考になるようなキャリアを積んでいる人がいないかを考えてみてください。

魅力に感じる上司や先輩の働き方の例
  • 役職を得ることで働き方の自由度が上がり、好きな時間に出社・退社をしている
  • 経験を積むことで自分のしたいことを明確にしており、部署異動をして活躍している

特に上司や先輩がこれまでどのようなキャリアを築いてきて、どのような働き方をしているのか、今後どのような働き方をしていきたいのかを聞いてみるのがおすすめです

ポジションや立場が変われば働き方も変わるので、魅力を感じるところはないかを検討してみましょう。

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魅力に感じるキャリアや働き方を実現している人がいるなら、その人をロールモデルとすることでモチベーション高く働くことができます。結果として無理に転職する必要はなくなる可能性もありますよ。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ転職判断は冷静に

本田 百合香

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本田 百合香

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働き方を十分に理解できていない可能性もあるので丁寧なリサーチが必要

今の職場の上司や先輩の働き方を十分に理解できていないことが原因で、仕事に魅力を感じられていないケースは実は多いです。新卒で入社して3年目という期間では、経験できる範囲も限定されるため、周囲の働き方をあまり理解できないのも無理はありません。

ただ、上司や先輩の働き方に魅力を感じられないことが原因で転職を検討している場合、しっかりとリサーチすることで魅力的なロールモデルとなる人が見つかれば、転職せずに済む可能性もあるため、周囲のキャリアの積み方については丁寧にリサーチしましょう。

役職や部署の異なる複数の先輩や上司に直接相談するのがおすすめ

リサーチする具体的な方法としては、上司や先輩に直接相談するのがおすすめです。何年目でどの程度の役職に就いたのか、そのために何を意識してきたのかなど、これまでのキャリアの過程を詳しく聞くことで、自分自身の将来的なキャリアもイメージしやすくなります。

また、相談相手は一人ではなく、複数の先輩や上司に相談してみてください。
役職や部署の異なる人にそれぞれ話を聞くことで、キャリアの選択肢も増えるほか、魅力を感じるロールモデルに出会える確率も高まるでしょう。

Q2:10年後の姿を想像したときに今の企業で働いているビジョンはまったくない? 

今の職場でのビジョンを思い描く方法として、自分の10年後の姿を想像してみましょう。10年後の姿を思い描いたときに今の職場で活躍している未来が少しでも見えるなら、今転職をせずとも理想のキャリアを実現できる可能性があります。

10年後の自分の姿の例
  • 部長に昇進しプロジェクトを包括する立場となっている
  • 大学時代に身に付けた語学スキルと入社後に身に付けた営業スキルを活かし、海外事業部で活躍している

とはいえ3年目ではどのようなビジョンを持てるのかが想像しにくいこともありますよね。そのときは上司や先輩にどのようなキャリアを積める可能性があるのか聞いてみるのが良いでしょう

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どうしても今の職場で活躍する自分の姿が思い描けないのであれば、転職をするのがベストな選択肢である可能性があります。今後のキャリアについて検討するタイミングかもしれませんね。

Q3:今以上に学べることや身に付けられるスキルはない? 

3年目での転職を考えたときは、今の職場に居続けた場合、学べることや身に付けられるスキルがないかを考えてみてください。もし思い当たるものがあるなら、それを身に付けるまでは今の企業でキャリアを積むのを考えてみても良いでしょう

学べることや身に付けられるスキルの例
  • 海外顧客とのやり取りがあり語学スキルや実績を積める可能性がある
  • 企画力について十分とは言えずまだ成長の余地がある

今後のキャリアのために今の職場でできることはないか、学べることがないと言えるくらい今の職場での仕事をやりきったのかを考えてみてくださいね。

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キャリアアドバイザー

スキルや強みは一つでも多いほうが、転職の際にもアピールできることが増えスムーズに内定獲得に進める可能性が上がりますよ。

Q4:昇進や大きな仕事を与えられるチャンスがあっても魅力を感じない? 

3年目で転職をするべきか悩んだときは、今後昇進するチャンスがあったり大きな仕事を任されたりすることになったとしても、魅力を感じられるポイントがないかを考えてみてください。

もし「この仕事をさせてもらえるなら経験しておきたい」「昇進後のキャリアについて考えてみたい」と感じられるのであれば、もう少し今の職場でキャリアを積んでから転職について考えてみても良いでしょう

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キャリアアドバイザー

現時点で昇進の可能性や大きな仕事を任される機会について想定ができないときは、上司に相談してみるのもおすすめです。昇進に向けたアドバイスをもらえる可能性がありますよ。

転職のタイミングについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。参考にしてみてください。

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転職するならまず考えよう! 転職後のビジョンを明確にする4ステップ

転職後のビジョンを明確にする4ステップ

選択肢を慎重に検討した結果、3年目で転職をする決断にいたった場合は、転職後のビジョンを明確にすることが大切です。

ビジョンがないまま転職に踏み切ると、転職先でも現在と同じような悩みを抱えてしまい後悔する可能性がありますよ。

ここからは転職後のビジョンを明確にする方法を4ステップで解説していきます。ここで一緒に今後のキャリアへの希望を明確にし、どのような転職先がベストなのかを考えてみましょう。

ステップ①今の職場に感じている不満を解決する方法を考える

まずは今の職場に感じている不満は、どのような環境であれば解消させられるのかを考えてみましょう。

不満を解消する環境の例
  • 給料が低い:成果に応じた報酬がもらえる制度のある企業
  • 職場になじめない:社風や職場の雰囲気が自分に合っている企業

不満は一つひとつ紙に書き出し、それを解決するにはどうすれば良いのかを可視化するのがおすすめです。頭のなかで考えるよりも思考が整理しやすくなり、どのような環境が自分に合っているのかが明確になりますよ。

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ここがぼんやりとしてしまうと次の企業でも同じ悩みを抱えることになりかねないので、特に力を入れて不満の解消方法について考えてみてくださいね。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!動き出す前の準備を始めよう!

松下 建都

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今の職場でできる改善策や不満を感じる部分の再整理をしよう

今の職場に感じている不満を解消する方法を整理しておくことは、転職後のミスマッチや早期離職を防止するうえでも重要ですが、転職を視野に入れたとしても、なかなか解消する方法が思いつかない人もいると思います。

仕事内容や給与といった条件面であれば、転職することで不満を解消できますが、今の職場で将来的なキャリアがイメージできなかったり、人間関係に不満を感じたりしている人の場合、転職したとしても、本当に不満を解消できるのか不安を感じるでしょう。

不満を解消する方法が思いつかない人は、上司への相談や部署異動など、まず今の職場でできる改善策を考えてみてください。それでも不満を解消できそうになければ、やはり転職で環境を大きく変えるのが最善策だと言えます。

また、そもそも不満を感じる部分が明確でなければ、当然ながら解消する方法も曖昧になってしまうため、どうしても不満を解消する方法が思いつかないのであれば、自分自身が今の職場のどこに不満を感じているのかを再度しっかりと整理することも重要ですよ。

ステップ②不満を解消したうえでどのように働きたいか明確にする

今の職場に感じる不満が明らかになったら、次は不満を解消したうえでどのように働きたいのかを考えてみましょう。ここはビジョンを固めるうえで重要なポイントになるので、できるだけ詳細にイメージしてみてください

不満を解消したうえでの希望の働き方の例
  • インセンティブ制度のある企業で意欲高く働き、プライベートも充実させていきたい
  • 周囲の人と協力し合う雰囲気が醸成されている職場で、仲間と切磋琢磨しながら意欲高く働きたい

まずは今抱えている不満を解消できた場合、どのように働くことができるのかをイメージしてみましょう。ストレス要因がなくなるため、仕事に前向きになれたり、新しいことにチャレンジしたりしやすい環境になっている可能性があると思います。

そのような点を掘り下げていくことで、理想の働き方を明確にすることができますよ。

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希望の働き方に関しては自分のことだけではなく、志望企業にどう貢献できるかまでを明確にしてみてくださいね。

ステップ③希望をかなえられる環境を整理する

どのように働きたいかが整理できたら、次にあなたの希望をかなえられる職場環境をより明確にしてみましょう。

希望をかなえられる環境の例
  • インセンティブ制度がある、頑張りを報酬に反映する社風、裁量権がある
  • コミュニケーションを大切にしている社風、比較的同年代が多い、上司との距離感が近い

自分が希望する環境を明確にすることで、転職の際にも志望動機に説得力を持たせることができます。志望度の高さも伝わりやすくなり、転職活動もスムーズに進められる可能性が高くなりますよ。

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希望をかなえられる環境が複数個ある場合は、優先順位をつけておきましょう。企業探しの際にもすべてを求めるより、優先順位の高い条件を満たせる企業を探したほうがスムーズですよ。

ステップ④希望をかなえたうえでどのようにキャリアを築くか見通しを立てる

キャリアビジョンの立て方 キャリアビジョンを立てて理想の将来をイメージしよう!

最後に、志望する企業に入社できたとしたらどのようにキャリアを築いていけるのか見通しを立てましょう。

キャリアビジョンは具体的にすればするほど見通しを立てやすくなるので、たとえば1年後、5年後、10年後と期間を決めて考えるのがおすすめです

中長期的なビジョンが立てられたら、次は1年後の目標を達成するにはどうすれば良いか、より細かく目標設定をしてくださいね。

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転職時の面接では、キャリアビジョンについて聞かれることも非常に多くあります。ここで明確なビジョンを伝えることで長期的に働く意欲や貢献意欲が伝わり、企業へ好印象を残すことができますよ。

なかなかキャリアビジョンが思い浮かばないときには、こちらの記事が参考になります。

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転職しない場合はどうする? 3年目以降もモチベーション高く働くための6つの方法

3年目以降もモチベーション高く働くための6つの方法

選択肢を検討した結果、転職をしない決断をした場合は、3年目以降もモチベーション高く働くための工夫をすることが大切です。

ここからはモチベーションを維持するためにおすすめの6つの方法を解説していくので、参考にしながら意欲高く働く工夫をしてみてくださいね。

①今の職場で学べることを明確にする

転職をしない決断をした場合は、モチベーション高く働くために改めて目標設定をするのがおすすめです。そのために、今の職場で学べることや働き続けていくなかで学びたいと感じることを明確にしましょう。

今の職場で学べることの例
  • 先輩の営業手法を学ぶ
  • 上司のマネジメントスキルを学ぶ

今の職場で学べることを明確にしたうえで目標を持って働くことで、これまでよりも意欲的に仕事に取り組むことができます。またできることが増えれば今後のキャリアを築くうえでの自由度も上がるので、あなたの希望をかなえるためにも積極的に学びを得る姿勢を持ちましょう

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またいつか転職について考えたときのためにも、できるだけたくさんのスキルを身に付けておくことが大切ですよ。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!積極的に頼る姿勢が重要!

本田 百合香

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本田 百合香

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上司への相談や普段からフィードバックをもらうことで学べる部分が見えてくる

今の職場で学べることがなかなか思いつかない場合、まずは上司に相談してみてください。普段から仕事姿を見ている上司に相談し、今の自分に足りない部分はどこか、どうすれば成長できるかなどを聞くことで、今の職場で学べる部分も見えてくるはずです。

また、普段から先輩や上司に積極的にフィードバックをもらう方法もおすすめです。任された仕事をただこなすのではなく、何が良かったのか、反対にどうすればもっと良くなるのかといったフィードバックを通じて、自ずと学ぶべき部分も明確になるでしょう。

ただ、上記を試したものの、どうしても今の職場で学べることが思いつかないのであれば、部署異動も視野に入れるべきです。担当業務が変わることで学ぶべきことも増えるほか、職場環境の変化にともない、学びに対するモチベーションが上がることも期待できますよ。

②毎日小さな目標を立てる

今の職場でモチベーション高く働くためには、毎日小さな目標を立てて着実に達成していくのも効果的です。目標を達成できれば自己肯定感が上がるほか、仕事にもこれまで以上に意欲的になれる可能性があります

小さな目標の例
  • 担当顧客に3つ以上商品提案をする
  • 会議で2回以上発言する

また昨日の自分よりも着実にステップアップしていく意識を持つことで、日々の業務の質が上がったり、学びの質が上がったりします。ただ仕事をこなすよりも深い学びを得ることができるので、キャリアアップにもつながっていきますよ。

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目標設定を習慣化していくために、まずは達成しやすい小さな目標を立て、徐々に難易度の高い目標を立てるのがおすすめです。また上司や先輩に目標設定をしてもらうのも良いですよ。

③先輩や上司に相談してモチベーションアップをはかる

3年目での転職を考え直してみたものの、なかなかモチベーションが上がらないということもありますよね。そのようなときは、同じような経験をしてきた可能性のある先輩や上司にアドバイスを求めるのもおすすめです

これまでの自分の経験をもとにした実践的なアドバイスをもらえる可能性が高いので、それを参考にして自分でも実践してみることで解決の糸口が見えてくることが考えられますよ。

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この時、一人だけでなく複数人に意見を求めるのがおすすめです。モチベーションの上げ方は人それぞれなので、参考にしながらあなたに合った方法を探してみてくださいね。

④将来のビジョンを明確にする

今の職場でモチベーション高く働くには、3年目以降どのようなキャリアを描いていくかを明確にすることもおすすめです。明確なキャリアビジョンを立てることで、この先歩んでいく道筋が明確になり目的意識を持ちながら仕事に取り組むことができますよ。

キャリアビジョンを立てる際には、先輩や上司に一度相談するのがおすすめです。3年目の時点ではまだどのような選択肢があるのか知らないことも多いと思うので、ぜひアドバイスをもらってください。

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今の職場でのビジョンを考えるうえでは「今の企業でのビジョンを見つめ直そう! 3年目で転職すべきか見極める4つのQ」での問いに答えていきながら考えるのもおすすめです。

⑤部署異動をして環境を大きく変える

3年目での転職を考え直したものの、今の環境ではなかなかモチベーションを上げられないというときは、部署異動を検討してみるのも一つの手です。

部署異動をするメリット
  • 新たな仕事に挑戦できる
  • 異動先で新たな人間関係を構築できる
  • 社内での人脈作りにつながる

仮に今の仕事内容が自分に合っていないと感じたり人間関係に不安があったりするなら、部署異動をすることで問題を解消できる可能性があります。部署異動をすることにはさまざまなメリットもあるので、選択肢の一つとして検討してみてくださいね

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ただし、部署異動を希望してからすぐに異動できるとは限らないことは覚えておきましょう。その間のモチベーションを維持する工夫も必要なので、ここまで紹介した方法を参考にしてくださいね。

⑥心身に不調が出ている場合は専門機関に相談する

3年目で転職をしない選択をした場合に注意したいのが、ストレスを溜め込まないことです。特に転職を考えたきっかけが大きなストレスを抱えていることにあるなら、心身の調子にはよく耳を傾けておきましょう

悩みを一人で抱え込まず、誰かに相談することを意識してください。また仕事へのストレスが原因で心身に不調が出ていると感じたときは、すぐに専門機関に相談してくださいね。

相談するのにおすすめの専門機関
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ちょっとしたことだと感じても、それが体からのSOS信号である可能性があります。少しでも不安な点があれば、迷わずに周囲に相談してくださいね。

3年目での転職は明確なビジョンが必須! まずは4つのQで将来を見つめ直そう

社会人3年目は、これからのキャリアについて悩みやすいタイミングでもあります。「今転職をしても良いのかな」と不安に思うこともあるでしょう。まず大切なのは、今のあなたにとって転職をするのがベストなのかを慎重に見極めることです。

そのうえで、転職をする決断をした際には3年目での転職のリスクを正しく理解し、徹底した対策をすることが大切ですよ。着実な対策を積み重ねていけば、転職は必ず成功させることができます。過度に不安に思わず、今するべきことに向き合いましょう。

まずは4つのQを参考にして、あなたの将来についてよく考えてみてください。一緒にあなたにとってベストな選択肢は何か、ここでゆっくり考えてみましょう。

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