履歴書の経歴詐称はバレる! 発覚する3つのパターンとその後の影響

この記事のアドバイザー

バレた場合のリスクも解説 履歴書の経歴詐称は 〇〇でバレる!

目次

  1. 履歴書の経歴詐称はバレる可能性大! 嘘は書かず正攻法で自分をアピールしよう
  2. どうして履歴書の経歴詐称はバレる? 3つの発覚パターン
  3. ①証明書の提出を求められた場合
  4. ②面接中の会話と履歴書の内容が食い違いがあった場合
  5. ③企業に自分のことを知っている人がいた場合
  6. どこで判断される? 経歴詐称に該当する可能性がある2つのケース
  7. 履歴書の経歴詐称がバレた場合の3つの影響
  8. ①選考中にバレた場合:不合格
  9. ②内定後〜入社前にバレた場合:内定取り消し
  10. ③入社後にバレた場合:解雇
  11. 経歴詐称は不要! 受かる履歴書を作る3つの鉄則
  12. ①入社意欲の高さが伝わる志望動機を作成する
  13. ②入社後の活躍イメージが伝わる自己PRを作成する
  14. ③就活のプロに相談して客観的な立場からアドバイスをもらう
  15. 履歴書の経歴詐称がバレるとすべてが台無し! 等身大の自分で選考に臨もう

履歴書の経歴詐称はバレる可能性大! 嘘は書かず正攻法で自分をアピールしよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活が始まり、履歴書の作成に取り組んでいる学生から、こんな質問を受けることがあります。

「履歴書で経歴を詐称したらバレますか? 」
「履歴書で少し盛った内容を書くのはアリですか? 」

履歴書に魅力的な内容を書いて、少しでも選考を突破する可能性を高めたいという気持ちはよくわかります。しかし、履歴書で経歴詐称をした場合、選考の過程や内定後にバレる可能性が高いです。バレた後の影響は甚大で、あまりにリスクの大きい行為といえます。

嘘がバレると企業からの信頼を一気に失うため、この記事で解説する内容を参考に、正攻法で自分自身をアピールしましょう。

キャリアアドバイザーが読み解く!履歴書を盛るのは本当にダメなの?

根岸 佑莉子

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根岸 佑莉子

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メリットがないため絶対にやめよう

もしかすると、周りの友人などから「経歴を盛って受かった」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。こういった話を聞くと、「正直に書いても馬鹿を見るだけだ」と思ってしまうのも無理はありません。

しかし、結論、絶対に嘘は書くべきではありません。これはモラルの問題というより、自分にとってメリットがないからです。経歴を詐称して合格したとしても、経歴詐称は内定取り消しや解雇の正当な理由になるため、バレてしまえば職を失うことになります。

リスクに対してメリットがあまりにも薄いので、やめておくべきでしょう。

どうして履歴書の経歴詐称はバレる? 3つの発覚パターン

どうして履歴書の経歴詐称はバレる? 3つの発覚パターン
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就活生

履歴書って、企業はどれくらい細かくチェックしているんでしょうか?

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キャリアアドバイザー

証明書の提出や面接での質問などを通して内容が正しいかどうか、しっかり確認していますよ。

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就活生

じゃあ履歴書の経歴詐称はバレる可能性が高いんですね。

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キャリアアドバイザー

はい。内定の確率を上げたい気持ちはわかりますが、嘘の内容を書くのは絶対にやめましょう。

履歴書の経歴詐称がバレる理由はさまざまありますが、特に考えられるパターンが3つあります。どのような場面で履歴書の経歴詐称がバレるのかがわかれば、企業が履歴書の内容をしっかりチェックしていると理解でき、経歴詐称をしても意味がないとわかりますよ。

①証明書の提出を求められた場合

履歴書に書いた学歴や資格の内容に対して、必要に応じて証明書の提出を求められることがあります。

そのため、履歴書で嘘をついていた場合、正式な証明書が提出できずに経歴詐称がバレることがあるのです。たとえば以下のような証明書を求められることが多いですよ。

証明書の例
  • 学歴関係:卒業証明書、成績証明書など
  • 資格関係:免許証、合格証、登録証など
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キャリアアドバイザー

証明書の提出が求められるのは内定〜入社前のタイミングが多いですが、専門性の高い職種や指定の資格がないと就業できない仕事の場合は、応募する段階で提出しなければならないケースもあります。

②面接中の会話と履歴書の内容が食い違いがあった場合

面接では、事前に提出した履歴書の内容に基づいて質疑応答が進められます。そのため、面接官からの質問に答えるうちに履歴書の内容とのつじつまが合わなくなり、嘘がバレることがあります。

面接中の会話で嘘がバレるケースの例
  • 所属大学として書いてある大学周辺の地理を知らない
  • 取得が難しい英語資格を取得したと書いているのに簡単な英会話ができない
  • 留学したと書いてあるのに現地での経験を具体的に説明できない

「履歴書に書いた嘘の内容に合わせて面接の答えを考えれば良い」と考える人もいますが、面接では緊張して普段よりも頭が回らなくなるので、最初から最後まで嘘を突きとおすのは非常に難しいです

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キャリアアドバイザー

その結果、自分の回答に少しずつ矛盾が生まれ、最終的には嘘がバレてしまうわけです。

③企業に自分のことを知っている人がいた場合

応募先の企業に、たまたま自分の過去について知っている社員がいることもあります。その人が知っている情報が採用担当者の耳に入り、履歴書に書いている内容と合っていないと気づかれるケースがあるのです

自分のことを知っている可能性がある人の例
  • 大学で同じ学部やサークルだった先輩
  • 小中高で学校が同じだった同級生
  • アルバイト先でかかわりがあった社員

特に地元で就職をする場合は、昔からの知り合いと同じ会社になることもめずらしくありません。

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キャリアアドバイザー

自分が相手について知らなくても相手が自分を認知しているケースもあるので、思わぬところから嘘がバレる可能性があると理解しておきましょう。

どこで判断される? 経歴詐称に該当する可能性がある2つのケース

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就活生

書類の記入ミスを経歴詐称だと誤解されてしまわないか心配です。

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キャリアアドバイザー

誰でもしそうな単純な記入ミスが経歴詐称だと判断されることはないですよ。

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就活生

そうなんですね、安心しました。では、どんな場合に経歴詐称と判断されるんでしょうか。

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キャリアアドバイザー

意図的に嘘の情報を書いたと判断できる場合です。おもに2つのケースがあるのでくわしく解説しますね。

履歴書で嘘をついた場合、経歴詐称と判断される可能性があるのは「学歴」と「資格・免許」の2つのケースです。

学歴の詐称の例
  • 卒業見込みがないにもかかわらず「卒業見込み」と書いた場合
  • 学校を中退したのに「卒業」と書いた場合
  • 嘘の学校名や学部を書いた場合
資格・免許の詐称の例
  • 取得していない資格・免許を取得したものとして書いた場合
  • 取得スコアを盛った場合(TOEIC500点を860点と書くなど)

これらは、自己PRやガクチカのように主観的な目線で語るものではなく、間違いようのない客観的な事実ですよね。また、応募している業務能力を持っているかどうか企業側が判断する基準の一つになるので、採用の可否に大きく関係します。

そのため「履歴書の内容を盛った」というレベルの話では済まず、経歴詐称として厳しい判断がされることが多いです。

履歴書の経歴詐称がバレた場合の3つの影響

履歴書の経歴詐称がバレた場合の影響
  1. 選考中にバレた場合:不合格
  2. 内定後〜入社前にバレた場合:内定取り消し
  3. 入社後にバレた場合:解雇
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就活生

もし履歴書の経歴詐称がバレたらどうなるんでしょうか。

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キャリアアドバイザー

選考中にバレたら不合格に、内定後なら内定取り消しになる可能性が高いです。

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就活生

怖すぎます……。ちなみに入社後にバレることもあるんでしょうか。

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キャリアアドバイザー

ありますね。その場合、会社の判断にもよりますが、最悪の場合懲戒解雇という重い処分を受ける可能性もありますよ。

ここからは、履歴書の経歴詐称がバレた場合にどのような影響があるのかくわしく解説します。経歴詐称のリスクを正しく理解したうえで今後の選考に臨みましょう。

①選考中にバレた場合:不合格

履歴書の経歴詐称が選考中にバレた場合は、その時点で不合格となり次の選考に進めません。

選考中に嘘がバレるケース例
  • 最終選考前に学歴や資格などの証明書の提出が求められて提出できない
  • 面接中の受け答えと履歴書の内容のつじつまが合わない

どんなに順調に選考が進んでいたとしても、経歴詐称がバレただけで企業からの信頼を一気に失います。選考を突破するために重ねた努力がすべて水の泡になってしまうので、経歴詐称は絶対にやめましょう。

②内定後〜入社前にバレた場合:内定取り消し

内定後から入社前の期間の間で履歴書の経歴詐称がバレた場合、「嘘をつくような人は企業の信頼にかかわるから採用できない」と判断され、内定取り消しになる可能性が非常に高いです

卒業が近づいていたタイミングや、第一志望の企業で内定取り消しを受けた場合、ただ単に入社できる会社がなくなるだけでなく、以下のようにさまざまな悪影響が出ます。

内定が取り消された後の影響
  • 企業研究や履歴書作成など、就活をもう一度やり直さなければならなくなる
  • エントリー可能な企業が少なくなっていて納得できる就職先を見つけられない
  • 自分の学校に対する会社からの信頼がなくなりほかの学生や後輩の選考に影響する
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キャリアアドバイザー

自分だけが罰を受けるのではなく、自分と同じ学校の人にも影響が出てしまう可能性があると思うと、嘘をついてまで就活に取り組むメリットはありませんよね。

③入社後にバレた場合:解雇

選考過程や入社時に経歴詐称がバレなくても、入社してから嘘が発覚することもあります。その場合、経歴詐称によって会社に重大な影響を与えたと判断されれば、懲戒解雇になる可能性があります

懲戒解雇になるデメリットは、職を失うだけではありません。以下のように、金銭面や次の就職活動にまでネガティブな影響を及ぼします。

懲戒解雇になるデメリット
  • 退職金の減額や不支給になる場合がある
  • 失業給付を受け取れるようになるまで3カ月かかる(通常の自己都合退職は2カ月)
  • 懲戒解雇されたことが離職票などでバレて次の就職先探しで苦戦する可能性がある
  • 家族、友人、会社の同僚など周囲の人からの評判が落ちる

また、懲戒解雇にならなくても、会社内での評判が下がって働きづらく感じ、結局自主的に退職せざるを得なくなるケースもありますよ。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!詐称してしまった人がやるべきこと

堀内 康太郎

キャリアアドバイザー

堀内 康太郎

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誠意をもって謝罪しよう

経歴を詐称してしまったら、正直に企業に伝えるべきです。現時点でバレていなかったとしても、内定取り消しや解雇のリスクを抱えながら働くのは精神的につらいでしょう。

すでにバレてしまったという人は、当然ですがまず徹底的に謝罪してください。噓をつく学生を合格させる企業はほぼないので、誠意を持って謝罪したあとは、こちらから辞退を申し出るしかありません。いずれにせよ、正直に話すことが最善の道です。

経歴詐称は不要! 受かる履歴書を作る3つの鉄則

経歴詐称は不要! 受かる履歴書を作る3つの鉄則
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就活生

履歴書で経歴詐称をするデメリットはわかりました。でも何も工夫しないと選考を通過できなさそうで不安です。

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キャリアアドバイザー

これから紹介する3つの鉄則を守れば、企業に好印象を持ってもらいやすい履歴書を作ることが可能ですよ。

履歴書を作成するときは、自分の強みが伝わるようにさまざまな工夫をする必要があります。ここからは、選考突破の確率を上げるために履歴書を作成する際に守るべき3つの鉄則を解説します。

3つの内容を参考に、自信を持って提出できる履歴書に仕上げましょう。

①入社意欲の高さが伝わる志望動機を作成する

履歴書で選考突破の確率を上げるには、志望動機に力を入れることが大切です。自分の入社意欲の高さが伝わるようにするには、内容の具体性が重要になります。まず以下の6つのポイントを明確にしましょう。

志望動機の内容を充実させる6つのポイント
  1. なぜその業界・職種を志望しているのか
  2. なぜその企業でなければダメなのか
  3. 将来的にどのようなビジョンが
  4. 過去の経験が志望動機にしっかり結びつくか
  5. 応募先の企業と共通する価値観があるか
  6. 応募先の企業で入社後どのように活躍したいか

自分の志望度の高さを伝えるには、具体性だけでなく、わかりやすい構成になっているかどうかも重要な要素です

わかりやすい構成にするには、まず結論を最初に伝えて自分が言いたいことを明確に示すことが大切です。その後に、6つのポイントを明確にしたうえで具体的なエピソードを説明しましょう。

面接官に伝わる志望動機の構成
  • 冒頭:言いたいことを端的に伝える
  • 自分の考えや経験を交えた具体事例
  • その企業でなければならない理由
  • 締め:入社後の活躍の意気込み

以下の記事では、上記のポイントを押さえた志望動機の例文を紹介しています。こちらも併せて参考にしてくださいね。

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②入社後の活躍イメージが伝わる自己PRを作成する

選考突破の可能性を高めるには「この学生は入社後に大きな活躍をしてくれそう」と思ってもらえるような自己PRを作成することを心がけましょう。

具体的には、以下の3つのポイントを押さえて具体的で伝わりやすい内容にすることが大切です。

入社後の活躍イメージが伝わる自己PRの作り方
  1. アピールする強みをひとつに絞る
  2. 強みに関する具体的なエピソードを伝える
  3. 強みを入社後にどのような業務で活かしたいのか説明する

自分の強みがわからない場合は、自己分析や他己分析に取り組んだり、弱みを強みに言い換えたりすると見つけやすくなりますよ。具体的な方法は以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。

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また、良い自己PR例文を読むことで、どのように自分の強みをアピールすれば良いかイメージがわくこともあります。以下の記事では強み別の例文を数多く紹介しているのでこちらも確認してみてください。

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③就活のプロに相談して客観的な立場からアドバイスをもらう

履歴書で選考突破の確率を上げるうえで、自分一人で対策するには限界があります。たとえば自分で頑張って仕上げた志望動機や自己PRでも、ほかの人が読むとわかりづらい内容になっていることは少なくありません。

そのため、客観的な立場から履歴書をチェックして改善のアドバイスをくれる人に相談することをおすすめします

履歴書をチェックしてもらえる相談先
  • 学校のキャリアセンター
  • ハローワーク
  • 就活エージェント
  • 社会人経験のある家族・友人など

特に就活エージェントのキャリアアドバイザーは、豊富な就職支援の経験をもとに履歴書のブラッシュアップの方向性を提案してくれるので、自分の魅力を最大限伝える履歴書を作成できますよ。

履歴書の経歴詐称がバレるとすべてが台無し! 等身大の自分で選考に臨もう

ここまで履歴書の経歴詐称がバレる可能性やバレた場合の影響、経歴詐称をせずに魅力的な履歴書を作成する方法などを解説しました。

履歴書で経歴詐称をしたことが会社側にバレると、それまで積み上げてきた信頼を一気に失い、選考の不合格や内定取り消しなどの事態になる可能性があります。これまでの経験や能力などを最大限アピールし、自分の魅力が伝わるような履歴書に仕上げましょう。

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